JP7477282B2 - 警報システム - Google Patents
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Description
本発明は、共同住宅の住戸毎に設置した複数の警報器により、住戸毎に連動グループを形成して異常を監視する警報システムに於いて、
住戸毎に設けられ、住戸内の警報器から異常検出信号を受信して住戸外に異常発生住戸を示す異常通報信号を送信する戸外通報装置と、
戸外通報装置からの異常通報信号を受信して異常発生住戸を報知する受信器と、
が設けられたことを特徴とする。
受信器は、戸外通報装置から異常通報信号を受信したときに、所定の操作により、他の住戸の戸外通報装置に異常通報信号を送信して異常警報を出力させる。
戸外通報装置は、受信器から他の住戸の異常発生を示す異常通報信号を受信したとき、自己の住戸内に設置した警報器に異常通報信号を送信して他の住戸の異常発生を示す警報を出力させる。
受信器は、戸外通報装置から戸外通報信号を受信したときに、予め設定された所定の外部宛先に対し異常通報信号を送信する。
戸外通報装置は、警報器から異常検出信号を受信して異常通報信号を送信した後に警報器から警報停止信号を受信したときに受信器に警報停止通報信号を送信し、
受信器は、戸外通報装置から警報停止通報信号を受信したときに外部宛先に対する異常通報信号の送信を保留し、戸外通報装置から異常通報信号を再度受信したときに保留を解除して異常通報信号を外部宛先に送信する。
各住戸に設けられた連動グループを形成する複数の警報器及び戸外通報装置は、他の住戸の連動グループとは相互に異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信し、
各住戸の戸外通報装置と受信器の間は、各住戸の連動グループとは異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信する。
各住戸に設けられた連動グループを形成する複数の警報器は、他の住戸の連動グループとは相互に異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信し、
各住戸の連動グループに、警報器から火災検出信号を受信したときに火災移報信号を信号線により出力する移報装置が設けられ、
各住戸に設けられた戸外通報装置は移報装置に信号線により接続され、移報装置から火災移報信号を受信したときに、各住戸の連動グループとは異なる所定のチャンネル周波数を使用して火災通報信号を無線により送信する。
警報器は火災を検出して警報する火災警報器、又は、ガス漏れを検出して警報するガス漏れ警報器を含む。
本発明は、共同住宅の住戸毎に設置した複数の警報器により、住戸毎に連動グループを形成し異常を監視する警報システムに於いて、住戸毎に設けられ、住戸内の警報器から異常検出信号を受信して住戸外に異常発生住戸を示す異常通報信号を送信する戸外通報装置と、戸外通報装置からの異常通報信号を受信して異常発生住戸を報知する受信器とが設けられたため、住戸で例えば火災が発生して住戸内の連動グループの警報器により火災警報が出力されると、火災発生住戸に設けられた戸外通報装置が火災通報信号を管理人室等の住戸外に設置された受信器に送信することで、火災発生住戸を示す火災警報が出力され、住戸間の警報連動を行わないことで住戸の独立性を確保した場合、共同住宅の管理者や所有者は、住戸の火災発生を把握し、初期消火、避難誘導、消防署への通報といった対処を迅速且つ適切に行うことを可能とする。
また、受信器は、戸外通報装置から異常通報信号を受信したときに、所定の操作により、他の住戸の戸外通報装置に異常通報信号を送信して異常警報を出力させるようにしたため、住戸の火災発生を知った管理者等は、火災発生階の住戸或いは全住戸を指定した火災通報信号を送信する受信器の操作により、指定した住戸の戸外通報装置から火災警報を出力させ、住戸間で火災連動を行っていなくとも、迅速且つ適切な避難誘導を可能とする。
また、戸外通報装置は、受信器から他の住戸の異常発生を示す異常通報信号を受信したとき、自己の住戸内に設置した警報器に異常通報信号を送信して他の住戸の異常発生を示す警報を出力させるようにしたため、受信器の操作により指定した戸外通報装置からの火災警報に加え、指定した住戸の火災警報器による連動警報を行うことで、他の住戸で火災が発生したときの火災警報を各住戸の居住者に確実に知らせることができる。
また、受信器は、戸外通報装置から戸外通報信号を受信したときに、予め設定された所定の外部宛先に対し異常通報信号を送信するようにしたため、受信器での火災発生住戸を示す火災警報に加え、消防署、警備会社、所有者等の予め設定した外部宛先に例えば電話回線を経由して火災発生住戸を示す火災警報の音声メッセージが自動通報され、共同住宅の火災に対し外部から迅速且つ適切に対処可能とする。
また、戸外通報装置は、警報器から異常検出信号を受信して異常通報信号を送信した後に警報器から警報停止信号を受信したときに受信器に警報停止通報信号を送信し、受信器は、戸外通報装置から警報停止通報信号を受信したときに外部宛先に対する異常通報信号の送信を保留し、戸外通報装置から異常通報信号を再度受信したときに保留を解除して異常通報信号を外部宛先に送信するようにしたため、調理の煙等の非火災報に対する外部に対する自動通報を防止し、警報停止後に異常通知信号を再度受信したときに火災確定と判断して外部に自動通報することで、警報システムの信頼性を高めることができる。
また、 各住戸に設けられた連動グループを形成する複数の警報器及び戸外通報装置は、他の住戸の連動グループとは相互に異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信し、各住戸の戸外通報装置と受信器の間は、各住戸の連動グループとは異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信するようにしたため、各住戸の連動グループ毎に異なるチャンネル周波数を割り当てることで、住戸間の警報連動が防止され、住戸の独立性を確保し、また住戸の独立性を損なうことなく戸外通報装置から管理人室の受信器等に異常通報信号を送信し、管理者や所有者等に火災等の異常が発生した事態を速やかに知らせることができる。
また、各住戸に設けられた連動グループを形成する複数の警報器は、他の住戸の連動グループとは相互に異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信し、各住戸の連動グループに、警報器から火災検出信号を受信したときに火災移報信号を信号線により出力する移報装置が設けられ、各住戸に設けられた戸外通報装置は移報装置に信号線により接続され、移報装置から火災移報信号を受信したときに、各住戸の連動グループとは異なる所定のチャンネル周波数を使用して火災通報信号を無線により送信するようにしたため、連動グループを形成する警報器と戸外通報装置の間を、移報装置を介した信号線接続としたことで、戸外通報装置が簡単となり、信号送受信の信頼性も向上できる。
また、警報器は火災を検出して警報する火災警報器、又は、ガス漏れを検出して警報するガス漏れ警報器を含むようにしたため、住戸の独立性を損なうことなく、共同住宅における火災又はガス漏れ監視を適切に行うことができる。
図1は共同住宅に配置した警報システムの実施形態を示した説明図である。本実施形態の基本的な概念は、共同住宅10の住戸12毎に、異常を検出して警報する複数の無線連動型の警報器、例えば火災を検出して警報する複数の警報器14を設置して連動グループを形成し、連動グループの警報器14は火災を検出した場合に連動元を示す火災警報を出力すると共に火災検出信号を他の警報器14に送信して連動先を示す火災警報を出力させる警報システムを対象とする。
図1に示すように、本実施形態の警報システムは、例えば2階建ての共同住宅10を対象とし、共同住宅10の各住戸12には、無線式の警報器14が複数台設置され、住戸12毎に独立した連動グループを形成している。
図2は警報器の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、警報器14は制御プロセッサ22を備え、制御プロセッサ22には、CPU34が設けられ、CPU34からのバス42に、制御ロジック36、ROM38、RAM40が接続されている。なお、制御ロジック36はCPU34の制御処理に伴うバス制御などの各種のハードウェア機能を実現する。
図3は戸外通報装置の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、戸外通報装置16は、アンテナ45を接続した連動通信部46、通報制御部48及びアンテナ52を接続した戸外通信部50で構成される。
図4は受信器の機能構成を示したブロック図である。図4に示すように、図1の管理人室18に設置された受信器20は、アンテナ55を接続した戸外通信部54、受信制御部56、表示部58、操作部60、警報部62及び自動通報部64で構成される。
図5は警報器を移報装置により戸外通報装置に信号線接続した警報システムの他の実施形態を示した説明図、図6は図5の移報装置の機能構成を示したブロック図、図7は図5の戸外通報装置の機能構成を示したブロック図である。
(警報器)
上記の実施形態は、火災を検知して警報する無線式の警報器を例にとるものであったが、警報器以外の無線式の火災警報器、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら警報器を複合的に含むシステムについても同様に適用できる。
上記の実施形態は、住宅内に複数の警報器を設置して連動グループを形成する場合、親機/子機の区別が無くそれぞれの警報器が相互に通信するものであるが、親機と複数の子機を設けて連動グループを形成し、各グループの親機に中継器の機能を持たせ、異なるグループの親機同士の間で連動警報のための通信を行うようにしても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:住戸
14:警報器
15:移報装置
16:戸外通報装置
18:管理人室
20:受信器
22:制御プロセッサ
24,46,66:連動通信部
26:検煙部
28:テストスイッチ
30:表示灯
32:スピーカ
34:CPU
36:制御ロジック
38:ROM
40:RAM
48:通報制御部
50,54:戸外通信部
56:受信制御部
58:表示部
60:操作部
62:警報部
68:移報制御部
70:移報出力部
72:移報入力部
Claims (2)
- 共同住宅の住戸毎に設置された複数の警報器により、前記住戸毎に連動グループを形成して異常を監視する警報システムであって、
前記住戸毎に設けられ、前記住戸内の前記警報器から異常検出信号を受信したときに、住戸外に異常発生住戸を示す異常通報信号を送信する戸外通報装置と、
前記戸外通報装置からの前記異常通報信号を受信したときに、前記異常発生住戸を報知すると共に、予め設定された所定の外部宛先に前記異常通報信号を送信する受信器と、
を備え、
前記戸外通報装置は、前記警報器から前記異常検出信号を受信して前記異常通報信号を送信した後に、前記警報器から警報停止信号を受信したときに前記受信器に警報停止通報信号を送信し、
前記受信器は、前記戸外通報装置から前記警報停止通報信号を受信したときに前記外部宛先に対する前記異常通報信号の送信を保留し、前記戸外通報装置から前記異常通報信号を再度受信したときに前記保留を解除して前記異常通報信号を前記外部宛先に送信することを特徴とする警報システム。
- 共同住宅の住戸毎に設置された複数の警報器により、前記住戸毎に連動グループを形成して異常を監視する警報システムであって、
前記住戸毎に設けられ、前記住戸内の前記警報器から異常検出信号を受信したときに、火災移報信号を信号線により出力する移報装置と、
前記移報装置に前記信号線により接続されて前記住戸毎に設けられ、前記移報装置から前記火災移報信号を受信したときに、住戸外に異常発生住戸を示す異常通報信号を無線により送信する戸外通報装置と、
前記戸外通報装置からの前記異常通報信号を受信したときに、前記異常発生住戸を報知する受信器と、
を備え、
前記各住戸に設けられた前記連動グループを形成する前記複数の警報器は、他の住戸の連動グループとは相互に異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送受信し、
前記各住戸に設けられた前記戸外通報装置は、前記各住戸の連動グループとは異なる所定のチャンネル周波数を使用して信号を無線により送信することを特徴とする警報システム。
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