JP5848136B2 - 連携システム - Google Patents
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Description
本発明は、連携システムに於いて、所定領域に第1無線通信網を形成する警報システムの情報を、所定領域に第2無線通信網を形成すると共に所定領域の外部に第2無線通信網に結合した第3無線通信網を形成する機器管理システムを経由して伝送して処理することを特徴とする。
本発明は、連携システムに於いて、
住宅に設置した複数の警報器のいずれかで異状を検知した場合に、連動元を示す異状警報を出力すると共に他の警報器に所定の第1無線通信プロトコルに従って異状連動信号を送信し、一方、他の警報器からの異状連動信号を受信した場合に、連動先を示す異状警報を出力する警報システムと、
住宅に設置した機器に接続した宅内通信装置と他の宅内通信装置との間で所定の第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、機器に接続した1の宅内通信装置と当該宅内通信装置に接続した広域通信装置との間で所定の有線通信プロトコルに従って信号を送受信し、更に当該広域通信装置と外部広域通信網上の機器管理サーバとの間で第3無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、少なくとも機器からの信号を宅内通信装置及び広域通信装置を経由して機器管理サーバへ送信して処理する機器管理システムと、
警報器の少なくとも1台に接続し、当該警報器との間で有線通信プロトコルに信号を送受信すると共に、機器を接続した宅内通信装置との間で第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信する連携用宅内通信装置と、
を備え、
連携用宅内通信装置に接続した警報器で異状を検知した場合または他の警報器から異状連動信号受信を検知した場合、当該警報器からの異状連動信号を連携用宅内通信装置、機器を接続した宅内通信装置及び広域通信装置を経由して外部広域通信網上の異状監視サーバへ送信し、当該異状監視サーバでこれを処理し、当該処理結果を利用者端末へ送信して異状警報を出力させることを特徴とする。
図1は住宅等に設置した警報システムと、機器管理システムの一例であるガスメータ自動検針を行うガス管理システムを連携した場合を例にとった、本発明による連携システムの概略構成を示した説明図であり、図2は図1の住宅に設置した警報システムとガス管理システムの機器を取り出して示した説明図である。まず構成を説明する。
図1において、警報システムは無線連動型の住警器(住宅用火災警報器)10−1〜10−4で構成する。住警器10−1〜10−4は住宅12の居間、台所、子供部屋、主寝室のそれぞれの監視エリア(監視領域)に設置し、火災を監視している。以下、住警器10−1〜10−4をそれぞれ区別せず総称する場合は住警器10という。なお、住警器は階段室等にも設置されるが、図示を省略する。
住警器10−1〜10−4は連動グループを形成し、通信経路16aに示すように、所定の第1無線通信プロトコルに従って信号を相互に送受信する第1無線通信網NW−1(図2参照)を住宅12内に形成している。
再び図1を参照するに、機器管理システムの一例であるガス管理システムは、ガスメータ14、宅内通信アダプタ18−1〜18−2、広域通信アダプタ20、携帯電話基地局21、携帯電話網22、インターネット24、アクセスポイント25、公衆無線LAN通信網26、ガス管理サーバ28を備える。なお、宅内通信アダプタ18は請求項の宅内通信装置に対応し、広域通信アダプタ20は請求項の広域通信装置に対応する。以下、宅内通信アダプタ18−1,18−2をそれぞれ区別せず総称する場合は宅内通信アダプタ18という。
ガス管理システムは、宅内通信アダプタ18−1,18−2により、通信経路16bに示すように、住宅12内に第2無線通信網NW−2(図2参照)を形成する。また一方では住宅12の外部に、携帯電話基地局21を備えた携帯電話網22、アクセスポイント25を備えた公衆無線LAN通信網26、及びインターネット24により外部広域通信網NW−3を形成する。外部広域通信網NW−3に含まれる携帯電話網22と公衆無線LAN通信網26はそれぞれ第3無線通信網NW−31,NW−32を形成し、何れかを選択的に使用する。第2無線通信網NW−2と第3無線通信網NW−31,NW−32とは、通信経路16cに示すように、広域通信アダプタ20により結合する。
宅内通信アダプタ18は、図4に示すように、通信制御部200、アンテナ204を接続した第2無線通信部202、2回路のインタフェース回路部206を備える。通信制御部200はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等とする。
通信制御部200はインタフェース回路部206を介して広域通信アダプタ20から自分を宛先とするバス通信プロトコルに従った検針要求パケットの有効受信を検知した場合、これを別のインタフェース回路部206からガスメータ14へ送信させる制御を行う。
通信制御部200はインタフェース回路部206を介して住警器10−1から異状監視サーバ30を宛先とするバス通信プロトコルに従った火災、火災復旧または警報停止の連動パケットの有効受信を検知した場合、これを第2無線通信プロトコルに従ったパケットに変換し、第2無線通信部202から送信させる制御を行う。
第2無線通信部202による第2無線通信プロトコルとしては例えばIEEE802.15.4gの標準規格への盛り込みが予定されているガススマートメータ向けの無線通信プロトコルを使用する。第2無線通信プロトコルの概要は次のようになる。
広域通信アダプタ20は、ガスメータ14を接続した宅内通信アダプタ18−1にバス信号線で接続している。
広域通信アダプタ20の第3無線通信部302は、第3無線通信プロトコルによる通信機能として、携帯電話通信プロトコルに従った携帯電話通信機能と、広域無線LAN通信プロトコルに従った公衆無線LAN通信機能をそれぞれ備える。そして広域通信アダプタ20を設置した際に、携帯電話網22のサービスエリアであれば携帯電話通信機能に切り替え、公衆無線LAN通信網26のサービスエリアであれば公衆無線LAN通信機能に切り替える。また両方のサービスエリアであれば、例えば利用料金や通信速度などを考慮していずれか一方に切り替える。
ガス管理サーバ28は例えばガス会社のデータセンタなどに設置し、図1に示すように、ガス検針処理部34の機能とデータベース36を備える。データベース36にはガスメータ14を一意に示すガスメータIDに対応して、契約者番号、氏名、住所などの利用者情報、ガス使用量、課金情報等を必要に応じ記憶している。
共同住宅用防災監視システムとガス管理システムを連携させるため、住警器10−1〜10−4の中の1台、例えば居間に設置した住警器10−1に連携用の宅内通信アダプタ18−2をバス信号線で接続し、またインターネット24に対し異状監視サーバ30を通信接続する。なお、連携用の宅内通信アダプタ18−2はガスメータ14に接続した宅内通信アダプタ18−1と通信可能な範囲であれば、任意の住警器に接続してよい。
再び図1を参照するに、異状監視サーバ30は異状監視処理部38の機能とデータベース40を備える。データベース40には各住宅を特定する一意の住戸IDに対応して、居住者(利用者)の携帯電話番号、住警器10−1〜10−4の設置場所を示す情報を含む利用者情報を必要に応じ記憶し、携帯電話32による火災警報の出力に利用可能とする。
次に本発明による連携システムの処理動作を説明する。なお、以下の処理動作の説明ではバス通信プロトコル、第1無線通信プロトコル、第2無線通信プロトコル及び第3無線通信プロトコルの変換はその説明を省略する。
図1及び図2において、住宅12の住警器10−1が火災を検知した場合、連動元を示す火災警報を出力すると共に、他の住警器10−2〜10−4へ火災連動信号を送信して連動先を示す火災警報を出力させ、更に、宛先IDに異状監視サーバ30のアドレスをセットした火災連動パケットを生成し、連携用の宅内通信アダプタ18−2へ送信する。
火災発生住戸の利用者の保有する携帯電話32は、異状監視サーバ30から火災警報信号(火災警報情報)を受信した場合、火災警報音を出力すると共に、図6に示す警報画面54を表示する。警報画面54には例えば「居間の火災警報器が作動しました。確認してください。」といった警報メッセージを表示する。また画面上、警報メッセージの下には操作部位として確認釦56、119自動ダイヤル釦58、及び110自動ダイヤル釦60を表示し、画面上に透明なタッチパネルを配置していることから、これら必要な操作を行うことを可能とする。
(電力管理システムとの連携)
本発明の連携システムはガス管理システムに代えて、或いはガス管理システムに加えて、電力(スマート)メータの自動検針を行う電力管理システムを利用するものであっても良い。この場合にはガス(スマート)メータ、ガス管理サーバに代えて、或いはこれらに加えてそれぞれ電力(スマート)メータ、電力管理サーバを設け、住警器は宅内通信アダプタを介して電力管理システムと通信を行うようにする。
また、上記の実施形態は火災を検知して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら各種の警報器を混在させて配置した警報システムについても同様に適用できる。
(警報器のインタフェース回路部)
また上記の実施形態にあっては、全ての住警器に宅内通信アダプタと接続するインタフェース回路部を設けているが、連動グループを構成する複数の住警器の内の1台にのみインタフェース回路部を設け、それ以外の住警器にはインタフェース回路部を設けないようにすることで、住警器を簡単にし、コストを低減できる。
また、異状監視サーバまたは住警器に警報停止等の制御パケットを送信して遠隔的に住警器の警報出力を停止する制御を行うようにしても良い。
また、住警器と連携用の宅内通信アダプタとの通信は、無線通信によっても、また有線と無線を適宜混在させるものであっても良い。
また、上記の実施形態は住宅に限らず、連動型の住警器を用いた警報システムとガス管理システム及び/又は電力管理システムの両方を設置している家屋や場所などであれば、適宜の家屋や場所に本発明の連携システムを適用することができる。
また異状監視サーバの設置場所や管理者は任意で、例えば異状監視サーバはガス会社又は電力会社に設置して管理しても良いし、ガス管理サーバ又は電力監視サーバに1つの機能として組み込んでも良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
NW−2:第2無線通信網
NW−3:外部広域通信網
NW−31,NW−32:第3無線通信網
10、10−1〜10−4:住警器
14:ガスメータ
18,18−1,18−2:宅内通信アダプタ
20:広域通信アダプタ
22:携帯電話網
24:インターネット
26:公衆無線LAN通信網
28:ガス管理サーバ
30:異状監視サーバ
32:携帯電話
34:ガス検針処理部
36,40:データベース
38:異状監視処理部
100:警報制御部
102:第1無線通信部
106,206,306:インタフェース回路
108:センサ部
110:報知部
112:操作部
200,300:通信制御部
202:第2無線通信部
302:第3無線通信部
Claims (4)
- 住宅に設置した複数の警報器のいずれかで異状を検知した場合に、連動元を示す異状警報を出力すると共に他の警報器に所定の第1無線通信プロトコルに従って異状連動信号を送信し、一方、他の警報器からの異状連動信号を受信した場合に、連動先を示す異状警報を出力する警報システムと、
前記住宅に設置した機器に接続した宅内通信装置と他の宅内通信装置との間で所定の第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、前記機器に接続した1の宅内通信装置と当該宅内通信装置に接続した広域通信装置との間で所定の有線通信プロトコルに従って信号を送受信し、更に当該広域通信装置と外部広域通信網上の機器管理サーバとの間で第3無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、少なくとも機器からの信号を宅内通信装置及び広域通信装置を経由して機器管理サーバへ送信して処理する機器管理システムと、
前記警報器の少なくとも1台に接続し、当該警報器との間で前記有線通信プロトコルに従って信号を送受信すると共に、前記機器を接続した前記宅内通信装置との間で前記第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信する連携用宅内通信装置と、
を備え、
前記連携用宅内通信装置に接続した前記警報器で異状を検知した場合または他の警報器からの異状連動信号受信を検知した場合、前記警報器からの異状連動信号を前記連携用宅内通信装置、前記機器を接続した前記宅内通信装置及び前記広域通信装置を経由して前記外部広域通信網上の異状監視サーバへ送信し、当該異状監視サーバでこれを処理し、当該処理結果を利用者端末へ送信して異状警報を出力させることを特徴とする連携システム。
- 請求項1記載の連携システムに於いて、前記警報システムは、前記住宅に設置したガスメータの自動検針を行うガス管理システムと連携することを特徴とする連携システム。
- 請求項1記載の連携システムに於いて、前記警報システムは、前記住宅に設置した電力メータの自動検針を行う電力管理システムと連携することを特徴とする連携システム。
- 請求項1記載の連携システムに於いて、前記警報システムは、前記住宅に設置したガスメータの自動検針を行うガス管理システム及び前記住宅に設置した電力メータの自動検針を行う電力管理システムの双方と連携することを特徴とする連携システム。
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