JP2015014986A - 警報器及び警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ用と一般データ用の異なる2つの周波数割当帯域の特定小電力無線を併用して異常監視の信頼性と通信速度の高速化を可能とする。
【解決手段】警報器10−1は、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部26と、第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部28を備え、火災を検出した場合に、第1通信部26及び前記第2通信部28それぞれにより火災連動信号を送信させる。第1周波数割当帯域は426MHz帯の周波数割当帯域であり、第2周波数割当帯域は920MHz帯の周波数割当帯域である。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視領域における火災等の異常を検知した場合に、他の警報器に異常を示す無線信号を送信して警報させる連動型の警報器及び警報システムに関する。
従来、住宅等における火災を検知して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えば、このような住警器にあっては、電池電源で動作し、住警器内に火災を検知するセンサ部と火災を警報する警報部を一体に備え、センサ部の検出信号に基づき火災を検知すると警報部から火災警報音を出力するようにしており、所謂自動火災報知設備のように受信機等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報報知ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
また、複数の住警器間で無線通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報音が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報音を出力させる無線連動型の住警器を用いた火災監視システムも実用化され、普及している。
このような無線連動型の住警器システムでは、住警器で火災を検知した場合、火災を検知した連動元の住警器は、連動元を示す火災警報音、例えば「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」を出力すると共に警報表示用LEDを例えば点灯し、一方、連動先の警報器では連動先を示す火災警報音、例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」を出力すると共に警報表示用LEDを点滅するようにしている。また、火災連動信号を受信した住警器は必要に応じて他の住警器へ中継送信するようにしている。
無線連動型の住警器は、426MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に基づき信号を送受信している。
STD−30はセキュリティ信号専用の伝送帯域であり、空中線電力が10mW以下であり、426.250MHz以上で426.8375MHz以下の周波数の電波を使用する場合はキャリアセンスが義務づけられていないことから、この周波数の電波を使用することで、キャリアセンスを行うことなく無線送信を行っている。このキャリアセンスは、無線送信を行う際に、他局が送信した同一の搬送周波数の電波の受信レベルを検知し、この受信レベルが所定閾値以上である場合には無線送信を行わず、受信レベルが所定閾値未満の場合に無線送信を行い、同一の搬送周波数の電波の衝突を回避する。
また、STD−30では、キャリアセンスが義務付けられていないことに伴い、電波を発射してから3秒以内にその電波の発射を停止し、且つ、2秒を経過した後でなければその後の発射を行わないことが義務付けられている。
更に、住警器の消費電力を低減するために無線信号の間欠受信方式を採用している。間欠受信方式は、所定の周期毎に所定の受信可能時間を設定して受信部を動作してキャリアセンスを行い、キャリアセンスにより受信出力が得られたら受信動作を継続して無線信号を受信する。
特開2007−094719号公報 実用新案登録第3143139号公報
ところで、このような従来の無線連動型の住警器で使用している426MHz帯の特定小電力無線にあっては、占有帯域幅が狭いために通信速度が例えば1200〜4800bpsと遅く、連動元の住警器から送信した火災連動信号が他の住警器に到達するまでに時間がかかる場合がある。
例えば、連動元の住警器から送信した火災連動信号が1又は複数の住警器による中継送信を経て他の住警器に到達する場合、通信速度が遅く、また通信規格により所定の休止時間を挟んで所定時間の送信を複数回繰り返す送信動作と相まって、全ての住警器に火災連動信号が到達し終わるまでに時間がかかる。
また、1つの住宅に複数の無線連動型の住警器を設置して警報システムを構築する場合、工場出荷或いは住戸設置の際に、グループを形成するための登録作業を、無線信号を利用して行っている。
この登録作業は、グループを形成する複数の住警器を作業テーブルなどに載せ、その内の1台の住警器を登録送信モードに設定し、残りの住警器を登録受信モードに設定し、登録送信モードとなっている住警器から送信元符号を含むグループ登録信号を送信し、これを登録受信モードで待ち状態となっている住警器で受信し、受信したグループ登録信号に含まれる送信元符号に基づきグループ符号を生成してメモリに登録している。このようなグループ登録の際にも、通信速度が遅く、また所定の休止時間を挟んで所定時間の送信を複数回繰り返す送信動作と相まって、全ての住警器でグループ符号を登録するまでに時間がかかる問題がある。
一方、広い占有帯域を確保することで通信速度の速い920MHz帯を使用した特定小電力無線局が知られている。920MHz帯の無線通信は、2.4GHz帯より通信到達距離が長く、426MHz帯により通信速度が高速となるバランスの良い周波数割当帯域であり、電力やガスなどのスマートメータや家庭用エネルギ管理システム(HEMS:Home Energy Management System)等の無線ネットワークやセンサネットワークの構築に広く利用可能とされている。
しかし、セキュリティ用を対象とした住警器の426MHz特定小電力無線を、通信速度を高速化するために、一般データ用を対象とした920MHz特定小電力無線に置き換えることも考えられるが、これはセキュリティ専用の周波数割当帯域の設定という規格の意図を損なうこととなり、そのような置き換えはできない。
また、近年にあっては、無線連動型の住警器を用いた火災警報システムを利用者の携帯電話やパソコン等に連携させるシステムも考えられている。例えば無線LANに920MHz特定小電力無線を使用している場合には、中継アダプタにより住警器から426MHzの火災連動信号を受信して920MHzの火災連動信号に変換して送信することで、火災警報システムと連携して携帯電話やパソコンから火災警報を出力させる。しかし、専用の中継アダプタを別途準備して設ける必要があるため、その分、コストが増加し、その普及が進みにくいという問題が残されている。
本発明は、セキュリティ用と一般データ用の異なる2つの周波数割当帯域の特定小電力無線を併用して異常監視の信頼性と通信速度の高速化を可能とする無線連動型の警報器及び警報システムを提供することを目的とする。
(警報器)
本発明は、
監視領域における所定の事象を検出するセンサ部と、
他の警報器との間で信号を送受信する通信部と、
警報を出力する報知部と、
所定の操作を受け付ける操作部と、
センサ部で検出した事象に基づき所定の異常を検出した場合に報知部から警報を出力させると共に通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、通信部を介して他の警報器から所定の異常を示す連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させる制御部と、
を備えた警報器に於いて、
通信部は、
セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、
第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部と、
を備え、
制御部は、所定の異常を検出した場合に第1通信部及び第2通信部のそれぞれにより異常連動信号を送信させ、第1通信部又は第2通信部を介して他の警報器からの異常連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させることを特徴とする。
また本発明は、
監視領域における所定の事象を検出するセンサ部と、
他の警報器との間で信号を送受信する通信部と、
警報を出力する報知部と、
所定の操作を受け付ける操作部と、
センサ部で検出した事象に基づき所定の異常を検出した場合に報知部から警報を出力させると共に通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、通信部を介して他の警報器から所定の異常を示す連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させる制御部と、
を備えた警報器に於いて、
通信部は、
セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、
第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部と、
を備え、
制御部は、センサ部により所定の事象を検出した場合に第1通信部により前記異常連動信号を送信させ、前記異常連動信号以外の信号は第2通信部により送信させ、第1通信部又は第2通信部を介して他の警報器からの信号を受信した場合に受信した信号に応じた制御を行うことを特徴とする。
(426MHZ帯と920MHz帯)
ここで、第1周波数割当帯域はセキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした426MHz帯の周波数割当帯域であり、第2周波数割当帯域はデータ用の特定小電力無線局を対象とした920MHz帯の周波数割当帯域である。
(信号送信の形態)
通信部は、異常連動信号を前記第1周波数割当帯域の信号と第2周波数割当帯域の信号を交互に送信する。
(登録通信)
制御部は、操作部による登録設定操作の受付けを検出した場合、第2通信部により登録に必要なデータを含む登録信号を送受信して所定の登録を行うことを特徴とする。
(警報システム)
複数の警報器を備え、警報器は、センサ部により監視領域における所定の事象に基づき所定の異常を検知した場合に報知部から警報を出力させると共に通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、通信部を介して他の警報器から所定の異常を示す連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させる警報システムに於いて、
警報器は、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部とを備え、
所定の異常を検出した場合に、第1通信部及び前記第2通信部のそれぞれにより異常連動信号を送信させ、
第1通信部又は第2通信部を介して他の警報器からの異常連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させることを特徴とする。
また、警報システムは、複数の警報器を備え、警報器は、センサ部により監視領域における所定の事象に基づき所定の異常を検知した場合に報知部から警報を出力させると共に通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、通信部を介して他の警報器から所定の異常を示す連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させる警報システムに於いて、
警報器は、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部とを備え、
所定の異常を検出した場合に、第1通信部により異常連動信号を送信させ、異常連動信号に関わらない信号は第2通信部により信号送信させ、
第1通信部又は第2通信部を介して他の警報器からの信号を受信した場合に受信した内容の応じた制御を行うことを特徴とする。
(警報器以外の連携機器)
警報システムは、更に、通信部から送信した第2周波数割当帯域の信号を受信又は送受信する警報器以外の機器を備える。
(基本的な効果)
本発明の警報器は、通信部として、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部とを備え、所定の異常を検出した場合に第1通信部及び第2通信部のそれぞれにより異常連動信号を送信させ、第1通信部又は第2通信部を介して他の警報器からの異常連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させるようにしたため、火災等の異常を検出した警報器から他の1又は複数の警報器に、セキュリティ用の第1周波数割当帯域の火災連動信号と、データ用の第2周波数割当帯域の火災連動信号とが別の周波数割当帯域を使用して二重に送信され、それぞれの周波数割当帯域の利点を生かした火災連動信号の送受信が可能となる。
また、通信部として、所定の異常を検出した場合に第1通信部より異常連動信号を送信させ、第1通信部を介して他の警報器からの異常連動信号を受信した場合に報知部から警報を出力させるようにし、異常連動信号以外は第2通信部より送信するようにしたため、火災等の異常検出関連の信号とそれ以外の信号を別の周波数帯で送信され、異常信号伝送の信頼性を向上することが可能となる。
(426MHz帯と920MHz帯の併用による効果)
また、第1通信部の第1周波数割当帯域はセキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした426MHz帯の周波数割当帯域であり、第2通信部の第2周波数割当帯域はデータ用の特定小電力無線局を対象とした920MHz帯の周波数割当帯域としたため、426MHz帯の第1周波数割当帯域の火災連動信号の送受信については、セキュリティ用となる警報器としての信頼性を確保した連動制御を行うことを可能とし、920MHz帯の第2周波数割当帯域の火災連動信号の送受信については、データ用としての通信速度の高速性を生かした連動制御を行うことを可能とする。
(警報停止、異常復旧、初期登録における効果)
また、警報停止連動信号、復旧連動信号及び登録信号についても、セキュリティ用の第1周波数割当帯域とデータ用の第2周波数割当帯域の二つを使用して送信され、それぞれの周波数割当帯域の利点を生かした警報停止、異常復旧、及び登録の連動制御を可能とする。
無線連動型の住警器による警報システムの概略を示した説明図 住警器の機能構成の概略を示したブロック図 住警器による火災連動信号の送受信を示したタイムチャート
[警報システムの概要]
図1は住宅に対する本発明の警報器である連動型住警器を用いた警報システムの設置状態例を示した説明図である。図1の例にあっては、住宅15に設けられている台所、居間、子供部屋、主寝室のそれぞれの警戒エリア(監視領域)に設置され、火災を検知した際に無線信号で住警器が互いに火災情報を伝送し、連動警報する無線連動型の住警器(住宅用火災警報器)10−1〜10−5が設置されている。以下、住警器10−1〜10−5をそれぞれ区別せず総称する場合は住警器10という。
住警器10は、火災、火災復旧、警報停止等の連動信号を無線により相互に送受信する機能を備え、住宅各所の、それぞれ対応する監視領域について火災発生有無の監視を行っている。
また、住警器10は、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした426MHz帯の第1周波数割当帯域を使用して連動信号を送受信すると共に、データ用の特定小電力無線局を対象とした920MHz帯の第2周波数割当帯域を使用して連動信号を送受信する。
いま住宅24の台所で火災が発生したとすると、住警器10−1が火災を検知して警報を開始する。この火災を検知して警報を開始することを、住警器における「発報」という。
住警器10−1が発報するとき、住警器10−1は連動元として機能し、連動先となる他の住警器10−2〜10−5に対し、通信経路11aに示すように426MHz帯の火災連動信号を無線送信すると共に、通信経路11bに示すように920MHz帯の火災連動信号を無線送信する。他の住警器10−2〜10−5は、連動元の住警器10−1からの426MHz帯及び又は920MHz帯の火災連動信号を有効受信した場合に、警報音と警報表示により連動先としての警報動作を行う。
ここで、住警器10は、受信した連動信号に含まれるグループ符号がメモリに登録しているグループ符号に一致し、且つ信号内容を正常認識したときに、この連動信号を有効受信したことを検知するようにしている。また住警器10から送信する連動信号には、送信元の住警器を示す識別情報として例えばシリアル番号等を利用した送信元符号が含まれている。さらに、連動信号を有効受信した住警器10は必要に応じて連動信号の中継送信を行う。
連動元となった住警器10−1の警報動作としては、例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」といった連動元を示す火災警報音を出力する。一方、連動先の住警器10−2〜10−5にあっては、警報動作として例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった連動先を示す火災警報音を出力する。
また連動元となった住警器10−1の火災警報に伴う警報表示としては、例えば警報用LEDを点灯する。一方、連動先の住警器10−2〜10−5にあっては、警報用LEDを点滅する。これによって、連動元警報と連動先警報におけるLEDによる警報表示を区別できるようにしている。
また住宅15には、920MHz無線信号の送受信するアダプタ45を備えたテレビ46とパソコン48を配置しており、このため住警器10−1〜10−5から送信した920MHz火災連動信号は、テレビ46とパソコン48のアダプタ45で受信され、必要に応じて火災警報を表示することを可能としている。
また住宅15にはアクセスポイント50の設置により920MHz帯を使用した無線LANが構築されており、アクセスポイント50はゲートウェイ機能を備えており、このため例えばパソコン48で920MHz火災連動信号を受信した場合、インターネット54上の例えば警備会社などのサーバ54のIPアドレスを指定した火災連動パケットをアクセスポイント50を経由して送信し、サーバ54で火災警報を出力させて、警備会社の担当者に対処させるような連携を可能とする。
このように住警器10が426MHz帯と920MHz帯の両方の無線信号を送受信することで、426MHz帯と920MHz帯の変換を行う中継アダプタなどを別途必要とすることなく、住警器10を920MHz帯の無線通信を行う他の機器と簡単且つ容易に連携させることを可能とする。
勿論、住警器10以外の機器と連携することなく、住警器10同士のみの警報システムであっても良い。
[住警器の構成]
図2は住警器10−1の概略構成を示したブロック図である。また図2では、住警器10−1について示しているが、他の住警器10−2〜10−5の構成も同様となる。
(住警器の機能構成)
図2において、住警器10−1は、制御部12、センサ部14、報知部16、操作部18、アンテナ22を接続した通信部20を備え、図示しない電源、例えば電池電源により動作する。
制御部12は、例えばプログラムの実行により実現する機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
センサ部14は温度検出部または検煙部(煙検出部)である。センサ部14として温度検出部を設けた場合、温度検出素子として例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧検出信号を制御部12へ出力する。またセンサ部14として検煙部を設けた場合、公知の散乱光式の検煙構造をもち、制御部12の指示により、所定周期で赤外LEDを用いた発光部を間欠的に発光駆動し、フォトダイオードなどの受光部で受光した散乱光の受光信号を増幅し、煙濃度検出信号を制御部12へ出力する。
報知部16は、スピーカ、LED及びそれぞれの駆動回路を備え、必要に応じ制御部12の指示によりスピーカから警報音を出力すると共に警報表示用LEDにより警報表示を行う。操作部18は、警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける警報停止スイッチ、初期登録スイッチなどの各種スイッチを備える。
(通信部の構成)
通信部20は、通信制御部24、第1通信部26、第2通信部28、ローパスフィルタ(LPF)30、ハイパスフィルタ(HPF)32、分波器34を備える。
第1通信部26は第1送信部38と第1受信部40を備え、セキュリティ信号専用の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)となる426MHz帯の第1周波数割当帯域となる無線信号を送受信する。
例えば、一つの住警器が火災を検知した際に、他の住警器に対して426MHz帯の無線信号で火災連動信号を送信する。その他に火災検知が普及した場合に火災復旧信号を、音響停止スイッチを操作した際にスイッチ停止信号を送信する。以下、第1通信部26により送受信する火災連動信号を426MHz火災連動信号という。他の連動信号も同様のルールで名付ける。
第1送信部38はSTD−30の通信規格に従い、空中線電力が10mW以下であり、426.2500MHz以上で426.8375MHz以下の周波数の電波を使用することで、キャリアセンスを行うことなく無線送信を行う。また、第1送信部38は、STD−30の規格に従い、所定の送信時間T2の間に、送信開始から3秒以内の送信時間T3で送信を停止してT4=2秒の休止時間を設け、これを繰り返す
第1受信部40は、所定の間欠受信周期T1、例えばT1=10秒毎に所定の受信可能時間、例えば数ミリ秒の受信可能時間を設定により間欠受信動作を有効にして426MHz電波のキャリアセンスを行い、キャリアセンスにより所定の閾値を超える受信レベルが得られたら受信動作を継続して426MHz無線信号を受信する。
ここで、送信周期T2は間欠受信周期T1以上の時間とすることで、無線信号の送信中に必ず1回、数ミリ秒の間欠受信動作が入るようにしている。
第2通信部28は第2送信部42と第2受信部44を備え、データ用の特定小電力無線局の標準規格(STD−T108)として知られた920MHz帯の第2周波数割当帯域となる無線信号を送受信する。以下、第2通信部28により送受信する火災連動信号を920MHz火災連動信号という。他の連動信号も同様のルールで呼ぶ。
第2送信部42は920MHz帯の通信規格(STD−T108)に従い、空中線電力が250mW以下であり、916MHz以上で928MHz以下の周波数の電波を使用することで、キャリアセンスに基づき無線送信を行う。また、第2送信部42は、第2受信部44の間欠受信に伴い、所定の送信時間T2の間、無線信号を送信する。
第2受信部44は、第1受信部40の場合と同様、所定の間欠受信周期T1、例えばT1=10秒毎に所定の受信可能時間、例えば数ミリ秒の受信可能時間を設定により間欠受信動作を有効にして920MHz電波のキャリアセンスを行い、キャリアセンスにより所定の閾値を超える受信レベルが得られたら受信動作を継続して920MHz無線信号を受信する。
第1通信部26の第1送信部38の出力と第1受信部40の入力はローパスフィルタ30を介して分波器34の一方の分波端子に接続し、また、第2通信部28の第2送信部42の出力と第2受信部44の入力はハイパスフィルタ32を介して分波器34の他方の分波端子に接続し、分波器34の結合端子は同軸ケーブルによりアンテナ36の給電点36に接続している。
ローパスフィルタ30は426MHz帯近傍以下の信号を通過し、ハイパスフィルタ32は920MHz帯近傍以上の信号を通過し、これにより426MHz帯の送受信信号と920MHz帯の送受信信号を相互に高周波的に分離している。
アンテナ22は単ポール型のアンテナを使用しており、アンテナ長Lは、426MHz帯と920MHz帯を併用可能な長さとしている。すなわち、アンテナ22のアンテナ長Lは、426MHzの1/4波長で、かつ、920MHzの5/8波長としている。具体的には、426MHz帯における1/4波長のアンテナ長L={(300×106)/(426×106)}/4≒0.176m=17.6cmであり、926MHz帯における5/8波長のアンテナ長L={(300×106)/(920×106)}×5/8≒20.4cmとほぼ同一であるため、アンテナ22のアンテナ長Lを426MHz帯によるL=17.6cmとしている。また、実際のアンテナ長Lは、さらに短縮率を考慮して決定する。
通信制御部24は、制御部12の指示に基づき、所定の信号形式に従った火災、火災復旧、警報停止等の連動信号又は初期登録信号のビットストリームを、第1送信部38及び第2送信部42に出力し、426MHz帯及び920MHz帯の搬送波信号をそれぞれ例えばFSK変調した送信信号として送信させる。また、通信制御部24は、第1受信部40又は第2受信部44の間欠受信で受信した426MHz帯及び920MHz帯の受信信号の復調出力を取り込み、所定の信号形式に従った火災、火災復旧、警報停止等の連動信号又は初期登録信号のビットストリームを復元して制御部12に出力する。
(火災警報制御)
制御部12は、CPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、次の火災警報制御を行う。
制御部12は、自己のセンサ部14からの検出信号に基づき所定周期毎に観測した観測値である例えば煙濃度が所定の閾値煙濃度、例えば15%/m以上の場合に火災と判断し、報知部16から連動元を示す火災警報を出力する制御を行う。この場合の火災警報として例えば「ピーピー 火災を検知しました 確認してください」といった火災警報音をスピーカから繰り返し出力すると共に警報表示用LEDを例えば点灯して行う。
また、センサ部14からの検出信号に基づき所定周期毎に観測した観測値である煙濃度から火災を検知して報知部16から火災警報を出力させる場合、これにあわせて火災連動信号を生成し、通信部20の通信制御部24に指示し、第1通信部26の第1送信部38により426MHz火災連動信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行うと共に、第2通信部28の第2送信部42により920MHz火災連動信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行い、これを受信した他の警報システムの住警器10−2〜10−5に、連動先を示す火災警報を出力させる。
また、通信制御部24は、第1通信部26の第1受信部40及び又は第2通信部28の第2受信部44を介して他の住警器の何れかが送信した426MHz火災連動信号及び又は920MHz火災連動信号を有効受信した場合、連動先を示す火災警報を出力させる。この場合の連動先を示す火災警報としては例えば「ピーピー 別の場所で火災を検知しました 確認してください」といった火災警報音をスピーカから繰り返し出力すると共に、警報表示用LEDを例えば点滅して行う。
ここで、制御部12は、426MHz火災連動信号と920MHz火災連動信号の両方を有効受信した場合、及び、426MHz火災連動信号のみを有効受信した場合には、426MHz火災連動信号の有効受信に基づいて連動先を示す火災警報を出力するようにし、426MHz火災連動信号を有効受信せずに920MHz火災連動信号を有効受信した場合は、920MHz火災連動信号の有効受信に基づいて連動先を示す火災警報を出力するように制御する。
また、図1の住警器10−1が426MHz火災連動信号と920MHz火災連動信号を送信した場合、途中で他の住警器による中継送信が行われると、通信速度の速い920MHz火災連動信号が先に有効受信される場合がある。この場合には、先に有効受信した920MHz火災連動信号に基づき連動先を示す火災警報出力しても良いし、所定時間、426MHz火災連動信号の有効受信を待ち、その間に426MHz火災連動信号を有効受信したら連動先を示す火災警報を出力し、426MHz火災連動信号を有効受信できない場合は、所定時間を経過した場合に連動先を示す火災警報を出力するような制御としても良い。
これにより426MHz火災連動信号に対し920MHz火災連動信号をバックアップ信号として利用でき、通信障害が発生した場合にも確実に連動警報することを可能とする。
(火災復旧制御)
制御部12は、自己のセンサ部14からの検出信号に基づき所定周期毎に観測した観測値である煙濃度から火災を検知して連動元を示す火災警報を出力した後に、煙濃度が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、連動元を示す火災警報出力(警報音及び/又は警報表示)を停止させると共に、火災復旧連動信号を生成し、通信部20が通信制御部24に指示し、第1通信部26の第1送信部38により426MHz火災復旧連動信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行うと共に、第2通信部28の第2送信部40により920MHz火災復旧連動信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器10−2〜10−5に、連動先を示す火災警報出力(警報音及び/又は警報表示)を停止させる。
また、制御部12は、第1通信部26の第1受信部40及び又は第2通信部28の第2受信部44を介して他の住警器の何れかが送信した426MHz火災復旧連動信号及び又は920MHz火災復旧連動信号を有効受信した場合、連動先を示す火災警報出力(警報音及び/又は警報表示)を停止させる制御を行う。
(警報停止制御)
制御部12は、連動元として火災警報の出力中に操作部18の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検知した場合、報知部16からの連動元を示す火災警報出力(警報音及び/又は警報表示)を停止させると共に、警報停止連動信号を生成し、通信部20の通信制御部24に指示し、第1通信部26の第1送信部38により426MHz警報停止連動信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行うと共に、第2通信部28の第2送信部42により920MHz警報停止連動信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器10−2〜10−5に、連動先を示す火災警報出力(警報音及び/又は警報表示)を停止させる。
また、制御部12は、第1通信部26の第1受信部40及び又は第2通信部28の第2受信部44を介して他の住警器の何れかが送信した426MHz警報停止連動信号及び又は920MHz警報停止連動信号を有効受信した場合、連動先を示す火災警報出力(警報音及び/又は警報表示)を停止させる制御を行う。
(初期登録制御)
制御部12は、操作部18の初期登録スイッチで受け付けた初期登録操作を検知した場合、送信元符号を含む初期登録信号を生成し、通信部20の通信制御部24に指示し、第2通信部28の第2送信部42により920MHz初期登録信号を他の住警器10−2〜10−5へ送信させる制御を行い、これを受信した他の警報システムの住警器10−2〜10−5に、当該初期登録信号から取得した送信元符号に基づきグループ符号を求めてメモリに記憶する初期登録を行わせる。
また、制御部12は、第2通信部28の第2受信部44を介して他の住警器の何れかが送信した920MHz初期登録信号を有効受信した場合、この初期登録信号から取得した送信元符号に基づきグループ符号を求めてメモリに記憶する制御を行う。
このような初期登録については、920MHz帯の無線信号のみを使用することで、その高速通信を生かして初期登録を短時間で終了することを可能とする。また、キャリアセンスによる通信を行うことにより、確実に初期登録を通信することができる。
(通信動作)
図3は、住警器による火災連動信号の送受信を示したタイムチャートであり、住警器10−1で火災を検知して住警器10−2へ火災連動信号を送信した場合を例にとっている。
図3に示すように、住警器10−1は、426MHz伝送帯域電文の間欠受信及び920MHz伝送帯域電文の間欠受信として、間欠受信周期T1毎に受信動作を有効として信号の受信を行っている。この点は住警器10−2の426MHz間欠受信及び920MHz間欠受信についても、同様に、固有のタイミングとなる間欠受信周期T1毎に、受信動作を有効として信号の受信を行っている。
時刻t1で住警器10−1が火災を検知したとすると、426MHz伝送帯域で、時刻t1から送信時間T2に亘る送信動作を行うが、その送信動作は、STD−30の通信規格に従い例えばT3=3秒に亘り火災連動信号を繰り返し送信した後に、T4=2秒に亘り送信を休止し、これを2回繰り返している。
一方、920MHz伝送帯域での送信については、例えばキャリアセンスを5m秒とすれば4秒間送信することができるため、他の信号が通信されていないことを確認した後、送信時間T2に亘りキャリアセンスによる休止時間T5=5m秒を設けて4秒間火災連動信号を繰り返し送信する。
受信側となる住警器10−2は、時刻t2のタイミングで間欠受信動作を行い、このときのキャリアセンスにより426MHz間欠受信及び920MHz間欠受信のいずれについても閾値を超える受信レベルが得られることから、間欠受信から所定時間、例えば間欠受信周期T1の間に亘り受信動作を継続する。このため受信動作における斜線部分で住警器10−1からの火災連動信号の有効受信が行われ、連動先を示す火災警報を出力させる。
なお、住警器10−2は火災連動信号の有効受信を検知すると、確認信号(ACK)を送信するようにしており、このため、実際には、住警器10−2は火災連動信号を有効受信した時点で、受信動作の継続を終了して間欠受信動作に戻る。また、住警器10−2から確認信号を受信した住警器10−1は、その時点で送信動作を終了することになる。
また、火災検知と関係が無い、例えば初期登録や試験制御等の機器制御系の電文は、920MHz帯域で信号の送受信を行う。
このように、火災等の異常検知はセキュリティ用の第1周波数割当帯域(426MHz帯域)を使用して送受信することで、セキュリティ情報以外の信号が伝搬しない帯域で信頼性を確保した通信制御を行うことを可能とし、更に、火災検知をデータ用の第2周波数割当帯域(920MHz帯域)でも使用して送受信することで、セキュリティ用の第1周波数割当帯域の通信障害に対しバックアップ通信を行って、火災時の連動伝送の信頼性を高めることができる。一方、火災情報以外の初期登録電文や試験電文等の機器制御電文については、データ用の第2周波数割当帯域(920MHz帯域)で高速性を生かして処理時間の短縮を可能とし、また、他の機器から送信された火災検知の重要な状態信号と混信することがない。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、セキュリティ用の第1周波数割当帯域として426MHz帯、データ用の第2周波数割当帯域として920MHzを例にとるものであったが、これは日本国内の場合であり、例えばISOの通信規格に準拠する場合には、セキュリティ用の第1周波数割当帯域として433MHz帯、データ用の第2周波数割当帯域として860MHzとすればよい。
この場合、433MHzの1/4波長は17.3cm、860MHzの5/8波長は21.8cmとなり、両者は略一致することから、図2の場合と同様、アンテナ長L=17.3cmのアンテナ22を設けることで、併用することができる。
また上記の実施形態は、920MHz火災連動信号をテレビ46、パソコン48、インターネット上のサーバ54に送信して火災警報を出力させるように住警器以外の機器と連携させているが、これ以外に、サーバ54から携帯電話ネットワークを介して利用者の携帯電話に火災連動信号を送信して火災警報を出力させるようにしても良い。
また、上記の実施形態は火災を検出して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、発信機、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら各種の警報器を混在させて配置した警報システムについても同様に適用できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は、火災、火災復旧又は警報停止操作を検出した場合に、426MHz電文と920MHz電文で送信しているが、最初に426MHz電文で信号を送信し、続いて920MHz電文でも同様の信号を送信して、一方の周波数帯で無線信号が届かなかった事態を想定して、他方の周波数帯で補償するようにしてもよい。火災等の異常電文を確実に伝送するため、426MHz電文と920MHz電文で同じ情報を交互に所定回数送信してもよい。
警報関連(火災検知、復旧、警報停止操作)は426MHz電文で送信し、警報関連以外(登録、機器制御(警報停止操作はこちらに含んでも良い))は920MHz電文で送受信するよう信号種別により周波数帯域を分けることで、警報関連の送受信時にそれ以外の信号が邪魔することを防いでも良い。
また、警報の種別に関わらず一方の周波数割当帯域電文で送信して、送信先から受信した旨の無線信号が返信されなかった場合に、繰り返し送信する、もしくは他方の周波数割当帯域電文に切り替えて再送信するようにしてもよい。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10−1〜10−5:住警器
12:制御部
14:センサ部
16:報知部
18:操作部
20:通信部
22:アンテナ
24:通信制御部
26:第1通信部
28:第2通信部
38:第1送信部
40:第1受信部
42:第2送信部
44:第2受信部

Claims (8)

  1. 監視領域における所定の事象を検出するセンサ部と、
    他の警報器との間で信号を送受信する通信部と、
    警報を出力する報知部と、
    所定の操作を受け付ける操作部と、
    前記センサ部で検出した事象に基づき所定の異常を検出した場合に前記報知部から警報を出力させると共に前記通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、前記通信部を介して他の警報器から前記所定の異常を示す連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させる制御部と、
    を備えた警報器に於いて、
    前記通信部は、
    セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、
    前記第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記所定の異常を検出した場合に前記第1通信部及び前記第2通信部のそれぞれにより前記異常連動信号を送信させ、前記第1通信部又は前記第2通信部を介して他の警報器からの異常連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させることを特徴とする警報器。
  2. 監視領域における所定の事象を検出するセンサ部と、
    他の警報器との間で信号を送受信する通信部と、
    警報を出力する報知部と、
    所定の操作を受け付ける操作部と、
    前記センサ部で検出した事象に基づき所定の異常を検出した場合に前記報知部から警報を出力させると共に前記通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、前記通信部を介して他の警報器から前記所定の異常を示す連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させる制御部と、
    を備えた警報器に於いて、
    前記通信部は、
    セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、
    前記第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記センサ部により所定の事象を検出した場合に前記第1通信部により前記異常連動信号を送信させ、前記異常連動信号以外の信号は前記第2通信部により送信させ、前記第1通信部又は前記第2通信部を介して他の警報器からの信号を受信した場合に受信した信号に応じた制御を行うことを特徴とする警報器。
  3. 請求項1または2記載の警報器に於いて、前記第1周波数割当帯域はセキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした426MHz帯の周波数割当帯域であり、前記第2周波数割当帯域はデータ用の特定小電力無線局を対象とした920MHz帯の周波数割当帯域であることを特徴とする警報器。
  4. 請求項1記載の警報器に於いて、
    前記通信部は、
    前記異常連動信号を前記第1周波数割当帯域の信号と前記第2周波数割当帯域の信号を交互に送信することを特徴とする警報器。
  5. 請求項1または2記載の警報器に於いて、
    前記制御部は、前記操作部による登録設定操作の受付けを検出した場合、前記第2通信部により登録に必要なデータを含む登録信号を送受信して所定の登録を行うことを特徴とする警報器。
  6. 複数の警報器を備え、前記警報器は、センサ部により監視領域における所定の事象に基づき所定の異常を検知した場合に報知部から警報を出力させると共に通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、前記通信部を介して他の警報器から前記所定の異常を示す連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させる警報システムに於いて、
    前記警報器は、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、前記第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部とを備え、
    前記所定の異常を検出した場合に、前記第1通信部及び前記第2通信部のそれぞれにより前記異常連動信号を送信させ、
    前記第1通信部又は前記第2通信部を介して他の警報器からの異常連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させることを特徴とする警報システム。
  7. 複数の警報器を備え、前記警報器は、センサ部により監視領域における所定の事象に基づき所定の異常を検知した場合に報知部から警報を出力させると共に通信部から他の警報器に異常連動信号を送信させ、前記通信部を介して他の警報器から前記所定の異常を示す連動信号を受信した場合に前記報知部から警報を出力させる警報システムに於いて、
    前記警報器は、セキュリティ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第1周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第1通信部と、前記第1周波数割当帯域とは異なる、データ用の特定小電力無線局を対象とした所定の第2周波数割当帯域を使用して信号を送受信する第2通信部とを備え、
    前記所定の異常を検出した場合に、前記第1通信部により前記異常連動信号を送信させ、前記異常連動信号に関わらない信号は前記第2通信部により信号送信させ、
    前記第1通信部又は前記第2通信部を介して他の警報器からの信号を受信した場合に受信した内容の応じた制御を行うことを特徴とする警報システム。
  8. 請求項6又は7記載の警報システムに於いて、前記通信部から送信した第2周波数割当帯域の信号を受信又は送受信する警報器以外の機器を備えたことを特徴とする警報システム。
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