JP2013246546A - 警報システム - Google Patents

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博 茨木
Hisayoshi Kageyama
久義 景山
Katsuya Okayasu
克也 岡安
Satoshi Nakajima
悟史 中島
Tomoya Yamamoto
知也 山本
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Abstract

【課題】スタンドアロン型の警報器をベースに連動警報機能を簡単に実現可能とする。
【解決手段】台所の住警器10−1に近接配置した連動警報アダプタ12−1は、監視領域の異常を検知した場合にスタンドアロン型の第1住警器10−1から出力される火災警報音を検知して、火災連動信号を別の場所となる居間に配置した無線連動型の第2住警器14へ送信し、第2住警器14から連動警報を出力させる。連動警報アダプタ12−1は、第1住警器10−1が出力する火災警報音の内、音量が略一定で周波数が所定範囲で変化するスイープ音を検知して火災連動信号を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、警報器により監視領域の火災等の異常を検知して警報音を出力した場合に、別の場所でも連動して警報音を出力させる警報システムに関する。
従来、住宅等における火災を検知して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えば、このような住警器にあっては、電池電源で動作し、住警器内に火災を検知するセンサ部と火災を警報する警報部を一体に備え、センサ部の検出信号に基づき火災を検知すると警報部から所定パターンの火災警報音を出力するようにしており、所謂自動火災報知設備のように受信機等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報報知ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
このようにセンサ部で火災を検知し、警報部から火災警報音を出力する住警器はスタンドアロン型として知られているが、複数の住警器間で無線通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報音が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報音を出力させる無線連動型の住警器も実用化され、普及している。
特開2007−094719号公報 実用新案登録第3143139号公報 特開2009−140236号公報
現在、一般住宅に設置している住警器は、その大半がスタンドアロン型の住警器であり、住宅における台所、居間、子供部屋、寝室、階段室などに分けて複数の住警器を設置し、火災を監視している。
このように複数のスタンドアロン型の住警器を部屋ごとに分けて設置している場合、ある部屋で住警器が火災を検知して警報音を出力しても、別の部屋では十分な音量では聴こえない場合があり、この問題を解決するためには、無線連動型の住警器を設置すれば良い。
しかしながら、スタンドアロン型及び無線連動型の住警器は例えば10年を超える電池寿命を保証しており、スタンドアロン型の住警器を既に設置している場合に、これに代えて無線連動型の住警器に変更することは、無線連動型のメリットを十分に承知していても、現実には簡単には行えない状況にある。
そこで、スタンドアロン型の住警器が移報回路部を備えている場合には、移報回路部に連動警報アダプタを信号線により接続し、住警器の警報音の出力に伴う移報回路部からの移報信号を検知して火災連動信号を別の部屋に設置している無線連動型住警器へ送信して連動警報するシステムが考えられる。
しかしながら、既設のスタンドアロン型の住警器には移報回路部を持たないものもあり、連動警報アダプタを使用できない場合がある。また、スタンドアロン型の住警器が移報回路部を備えていたとしても、製造メーカが異なると連動警報アダプタを住警器の移報回路部に信号線接続することができない。またメーカが同じであっても、製品のバージョンによっては、移報端子のコネクタ構造の相違により、連動警報アダプタを信号線接続できず、互換用の中間コネクタを準備するといった手間が必要となる。また住警器に連動警報アダプタを信号線接続する作業を、専門知識を持たない利用者が行うことは負担であり、連動警報アダプタがあっても、その活用が行われにくいという問題が残されている。
本発明は、スタンドアロン型につき無線連動型と同等な連動警報機能を簡単に実現可能とする警報システムを提供することを目的とする。
(警報システム)
本発明は、警報システムに於いて、
監視領域の異常を検知して異常警報音を出力する第1警報手段(スタンドアロン型)と、
第1警報手段から出力された異常警報音を検知した場合に、異常連動信号を送信する連動警報手段と、
監視領域とは別の監視領域の異常を検知して連動元を示す異常警報音を出力すると共に異常連動信号を送信し、連動警報手段からの異常連動信号を受信した場合に、連動先を示す連動警報を出力する第2警報手段(無線連動型)と、
を備えたことを特徴とする。
(警報スイープ音の検知)
連動警報手段は、第1警報手段が出力する異常警報音の内、音量が略一定で周波数が所定範囲で変化するスイープ音を検知して異常連動信号を送信する。
(連動警報手段の配置)
連動警報手段は、第1警報手段が出力する異常警報音の音圧が所定レベル以上となる所定範囲内に配置する。
(連動警報手段)
連動警報手段は、
監視領域の異常を検知した第1警報手段から出力された異常警報音を検知して警報音検知信号を出力する警報音検知部と、
異常連動信号を外部へ無線送信する通信部と、
警報音検出部による警報音検知信号の出力を判別した場合に、通信部に指示して異常連動信号を第2警報手段へ無線送信して連動警報を出力させる制御部と、
を備える。
(外部接点出力)
第2警報手段は、連動警報手段からの異常連動信号を受信した場合に、外部に接点信号を出力する外部接点出力部を備える。
(警報連動手段のスピーカ)
連動警報手段は、スピーカを内蔵し、他の連動警報手段から異常連動信号を受信した場合に、連動警報を出力する。ここで、連動警報手段は、スピーカをマイクと兼用する。
(基本的な効果)
本発明の警報システムによれば、監視領域の異常を検知した場合にスタンドアロン型の第1警報手段から出力される異常警報音を連動警報手段で検知し、異常連動信号を別の場所に配置した無線連動型の第2警報手段へ送信し、第2警報手段から異常連動警報を出力させるようにしたため、ある部屋に設置している既設の第1警報手段の警報を別の部屋に設置した第2警報手段を利用して連動する場合、第1警報手段の近くの警報音を検知可能な位置に連動警報手段を配置するだけでよく、第1警報手段の移報回路部などに信号線接続する必要はなく、利用者は専門的な知識がなくとも、簡単に連動警報手段を配置して連動警報を行うことができる。
また連動警報手段は、スタンドアロン型の第1警報手段の異常警報音を検知して異常連動信号を送信するため、メーカが異なる場合であっても、火災警報音は規格上決まっていることから、メーカの相違に係らず、確実に第1警報手段の異常警報音を検知して連動することができ、第1警報手段のメーカに依存しないオープンな連動警報システムを構築することができる。この点は、同一メーカのバージョンが異なる場合にも同様である。
また、既設のスタンドアロン型の第1警報手段をそのまま活用でき、少なくとも1台の連動警報手段と無線連動型の第2警報手段を追加するだけでよく、全て無線連動型の第2警報手段に変更する場合に比べてコストは大幅に低減し、スタンドアロン型の第1警報手段が電池寿命に達して使い切った後に、本来の無線連動型の第2警報手段に変更すればよく、既設の資源を活用した警報システムの活用を可能とする。
また、利用者が連動させたい警報器のみに連動警報手段を取付けることができる。
(警報スイープ音の検知による効果)
連動警報手段は、第1警報手段が出力する異常警報音の内、音量が略一定で周波数が所定範囲で変化するスイープ音、例えば約2KHzから約3KHzまでの周波数範囲で変化するスイープ音を検知して異常連動信号を送信するようにしたため、第1警報手段が火災警報音以外に出力する電池電圧低下を示すローバッテリー警報音や障害警報音を誤って検知して火災を連動警報することを確実に防止できる。また第1警報手段から出力する火災警報音以外の音、例えばテレビやラジオなどの音による誤動作を確実に防止できる。
本発明による警報システムの設置例を示した説明図 スタンドアロン型の第1住警器の概略構成を示した説明図 連動警報アダプタの機能構成の概略を示したブロック図 無線連動型の第2住警器の機能構成の概略を示したブロック図
[警報システムの構成]
(システム構成の概略)
図1は本発明による警報システムの住宅に対する設置例であり、本発明の警報システムは、スタンドアロン型の第1住警器、連動警報アダプタ及び無線連動型の第2住警器で構成する。
第1住警器10(10−1〜10−5)は、各部屋などの監視領域の異常を検知して異常警報音を出力する第1警報手段であり、連動警報アダプタ12(12−1,12−3,12−4)は、第1警報手段から出力された異常警報音を検知した場合に、異常連動信号を送信する連動警報手段であり、第2住警器14は、第1警報手段の監視領域とは別の監視領域の異常を検知して連動元を示す異常警報音を出力すると共に異常連動信号を送信し、連動警報手段からの異常連動信号を受信した場合に、連動先を示す連動警報を出力する第2警報手段である。なお、以下の説明にあっては、異常警報として火災警報を出力する場合を例にとって説明する。
(住警器の配置)
図1において、住宅16の台所、子供部屋、寝室、階段室など各部屋に分けて、スタンドアロン型の第1住警器10−1〜10−5を設置している。台所の第1住警器10−1を例にとると、第1住警器10−1は台所の温度又は煙濃度を観測し、観測結果が示す温度又は煙濃度に基づいて火災を検知した場合に火災警報音を出力する。
(連動警報アダプタ及び第2住警器の配置)
図1の警報システムは、第1住警器10−1〜10−5を既に設置している状態で、警報システムを連動型とするため、例えば台所と子供部屋の第1住警器10−1,10−3,10−4に対応して連動警報アダプタ12−1,12−3,12−4を配置し、また居間に第2住警器14を配置している。
連動警報アダプタ12−1,12−3,12−4は、第1住警器10−1,10−3,10−4が出力する火災警報音を検知可能な近接した位置、例えば規格上、70dB以上の音圧が得られる1メートル以内の範囲に配置する。
なお、以下、第1住警器10−1〜10−6及び連動警報アダプタ12−1,12−3,12−4をそれぞれ区別しない場合は第1住警器10及び連動警報アダプタ12という。
第2住警器14は、本来は、複数の第2住警器を各部屋に配置して無線連動型の警報システムを構築するものであるが、本発明の警報システムにあっては、第2住警器14がもっている無線通信機能と警報出力機能を利用し、スタンドアロン型の第1住警器10をベースに無線連動システムを構築した場合に、警報連動アダプタ12からの火災連動信号を受信して火災警報を出力する報知装置として利用するようにしている。
また第2住警器14を居間に設置する場合、第2警報器14は火災を検知して警報する本来の機能を備えていることから、もし居間にスタンドアロン型の第1住警器10を既に設置していた場合には、第1住警器10を外して新たに第2住警器14を設置することになる。
警報システムの概略的な動作を説明すると、例えば台所に設置した第1住警器10−1で火災を検知して火災警報音を出力した場合、この火災警報音を連動警報アダプタ12−1が検知し、火災連動信号を居間に設置した第2住警器14へ送信し、第2住警器14は連動警報アダプタ12−1からの火災連動信号を受信して連動先を示す火災警報を出力する。
連動警報アダプタ12と第2住警器14の間は所定の通信プロトコルに従った通信経路11となり、連動警報アダプタ12はこの経路を介して第2住警器14へ警報システムに固有なグループ符号を含めた火災連動信号を送信する。なお、第2住警器14は必要に応じて複数台配置しても良い。
[第1住警器の構成]
図2は第1住警器10−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の第1住警器10−2〜10−5も同様となる。
図2において、第1住警器10−1は、警報制御部18、センサ部20、報知部22、操作部24を備え、図示しない電池電源により動作する。
警報制御部18は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用する。
センサ部20は温度検出部または検煙部である。センサ部20として温度検出部を設けた場合、温度検出素子として例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧検出信号を警報制御部18へ出力する。またセンサ部20として検煙部を設けた場合、公知の散乱光式検煙構造をもち、警報制御部18の指示により、所定周期で赤外LEDを用いた発光部を間欠的に発光駆動し、フォトダイオードなどの受光部で受光した散乱光の受光信号を増幅し、煙濃度検出信号を警報制御部18へ出力する。
報知部22は、スピーカ、LED及びそれぞれの駆動回路を備え、必要に応じ警報制御部18の指示によりスピーカから警報音を出力すると共にLEDにより警報表示を行う。操作部24は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける警報停止スイッチなどの各種スイッチを備える。
警報制御部18は、CPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、火災警報制御、火災復旧制御、及び警報停止制御等を行う。
警報制御部18は、センサ部20から出力した温度又は煙濃度の検知信号をAD変換により読み込み、所定の閾値以上の場合に火災を検知し、報知部22から火災警報を出力させる制御を行う。火災検知は、複数回に亘り検知した温度又は煙濃度から変化率を求め、この変化率(上昇率)が予め定めた変化率の閾値以上となった場合に検知するようにしても良い。その他、温度又は煙濃度に基づき各種演算等により火災を検知するようにしても良い。
この場合の火災警報として例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。ここで、火災警報音の内の「ピー ピー ピー」の部分は例えば約2KHzから約3KHzまでの範囲で周波数を変化させるスイープ音としている。また火災警報音の音圧は規格上定められた所定の音圧以上であり、例えば90dB/mの音圧とする。
また火災警報音は、これに以外にメーカが相違すると例えば「ピュー ピュー 火事です 火事です」や「ピー ヒュー ヒュー 火事です 火事です」といった音声メッセージとしているが、いずれも約2KHzから約3KHzまでの範囲で周波数を変化させるスイープ音を規格に従って含んでいる点は共通している。
警報制御部18は、センサ部20の検出信号に基づき温度又は煙濃度が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、報知部22に指示し、火災警報出力を停止させる制御を行う。
警報制御部18は、火災警報の出力中に操作部24の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検知した場合、報知部22に指示し、火災警報出力を停止させる制御を行う。
警報制御部18は、電池の電圧が所定レベル未満となるローバッテリー障害やセンサ障害を監視しており、ローバッテリー障害を検知した場合には、報知部22に指示し、ローバッテリー障害警報として例えば「ピッ 電池切れです」といった警報音を出力する制御を行うと共にLEDを点灯又は点滅する制御を行う。また警報制御部18は、センサ障害を検知した場合には、報知部22に指示し、センサ障害警報として例えば「ピッ ピッ ピッ」といった警報音を出力すると共にLEDを点灯又は点滅する制御を行う。このような障害警報音は、火災警報音のようなスイープ音は含まず、また音圧も火災警報音に対し十分に低く、連動警報アダプタ12は簡単に区別することが可能であり、障害警報音を誤検知して火災連動信号を送信するようなことはない。
[連動警報アダプタの構成]
図3は連動警報アダプタ12−1の機能構成の概略を示したブロック図であり、他の連動警報アダプタ12−3,12−4も同様である。
図3において、連動警報アダプタ12−1は、警報音検知部28、連動制御部26及びアンテナ32を接続した通信部30を備え、図示しない電池電源により動作する。連動制御部26は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用する。
通信部30は、第2住警器14との間で所定の通信プロトコルに従って信号を送受信する。この通信プロトコルとしては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)又はSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠する。この信号は、送信元を示す送信元符号、グループ符号、制御コマンド等を含む形式とする。
警報音検知部28は、第1住警器10が出力する火災警報音を検知するが、特に、火災警報音の内、音量が略一定で周波数が例えば約2KHz〜約3KHzの範囲で変化するスイープ音を検知して警報音検知信号を連動制御部26へ出力する。このため警報音検知部28には、警報音を音声信号に変換するマイク、マイクからの音声信号の内のスイープ音に対応した例えば約2KHz〜約3KHzの通過帯域周波数をもつ帯域フィルタ、帯域フィルタで抽出した信号を増幅する増幅器、増幅した音声信号の所定閾値レベルを超えた場合に出力する比較器などの回路を備え、スイープ音に対応した音声信号に基づく警報音検知信号を出力する。
ここで第1住警器10の火災警報音は、「ピー ピー ピー 火事です 火事です」となり、火災警報音の内の「ピー ピー ピー」のスイープ音を警報音検知部28は検知して警報音検知信号を連動制御部26に出力する。
またメーカの相違などで第1住警器10が出力する火災警報音が例えば「ピュー ピュー 火事です 火事です」や「ピー ヒュー ヒュー 火事です 火事です」となっても、いずれも約2KHzから約3KHzまでの範囲で周波数を変化させる「ピュー ピュー」または「ピー ヒュー ヒュー」といったスイープ音を警報音検知部28は検知して警報音検知信号を連動制御部26に出力する。このため第1住警器10のメーカが異なった場合、また、同じメーカであってもバージョンが異なった場合、このような相違に影響されることなく、第1住警器10が出力する火災警報音を検知して警報音検知信号を出力することができる。
また警報音検知部28は、スイープ音を含まない火災警報音以外の例えば障害警報音については、警報音検知信号を出力せず、障害警報音を検知対象から除外することができる。
連動制御部26は、警報音検知部28から出力する警報音検知信号を読み込んで火災警報音を判別した場合、所定の通信プロトコルに従った火災連動信号を生成し、通信部30に指示し、第2住警器14へ送信させる制御を行う。
なお、第1住警器10から出力される警報音は、日常生活では発生することのない大音量の警報音であることから、警報音検知部28は、火災警報音の中のスイープ音の検知に限らず、火災警報音そのものを検知して警報音検知信号を出力するようにして良い。この場合の警報音検知部28は、警報音を音声信号に変換するマイク、マイクからの音声信号を増幅する増幅器、増幅した音声信号の所定閾値レベルを超えた場合に出力する比較器とを備えた回路とし、スイープ音を抽出する帯域フィルタは設けなくとも良い。また、マイクは、火災警報音が大音量であることから、低感度のマイクで良い。
また、住警器10は所定の試験操作を行った場合に音量を少し下げた試験用の火災警報音を出力するが、警報音検知部28は、この試験用の火災警報音を検知して警報音検知信号を出力するようにし、これにより住警器10の試験操作に伴い連動試験を行うことができる。
[第2住警器の構成]
図4は無線連動型の第2住警器14の機能構成の概略を示したブロック図である。図4において、第2住警器14は、警報制御部34、センサ部36、アンテナ40を備えた通信部38、報知部42、操作部44を備え、図示しない電池電源により動作する。
警報制御部34は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用する。
センサ部36、報知部42及び操作部44は、図2の第1住警器12−1のセンサ部20、報知部22及び操作部24の場合と基本的に同様であることから、説明を省略する。
通信部38は、連動警報アダプタ12から、所定の通信プロトコルに従って火災連動信号を受信する。この通信プロトコルは、図3の通信部30の場合と同様、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)又はSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠する。この火災連動信号は、送信元を示す送信元符号、グループ符号、制御コマンド等を含む形式とする。
警報制御部34は、CPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、次の火災警報制御、連動災警報制御及び警報停止制御等を行う。
(火災警報制御)
警報制御部34は、センサ部36から出力した温度又は煙濃度の検知信号をAD変換により読み込み、所定の閾値以上の場合に火災を検知し、報知部44から連動元を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の火災警報として例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部34は、報知部42から災警報を出力させた場合、火災連動信号を生成し、通信部38に指示し、他の第2住警器へ火災連動信号を送信させる制御を行い、当該火災連動信号を受信した他の住警器で連動先を示す火災警報を出力させる。
この場合の連動先を示す火災警報としては例えば「ピー ピー ピー 別の警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部34は、通信部38を介して他の警報システムの第2住警器の何れかが送信した火災連動信号の有効受信を検知した場合、報知部42からの連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。
なお、本発明の警報システムでは、他の第2住警器は配置していないので、複数の第2住警器14による火災連動警報は行われない。
また、警報制御部34は、通信部38を介して連動警報アダプタ12が送信した火災連動信号の有効受信を検知した場合、報知部42からの連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示す火災警報も、例えば「ピー ピー ピー 別の警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部34は、通信部38を介して連動警報アダプタ12が送信した火災連動信号の有効受信を検知した場合の火災連動警報として、例えば「ピー ピー ピー 1番で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯する制御を行うこともできる。ここで「1番」は火災を検知した例えば第1住警器10−1を特定する情報である。
即ち、第1住警器10−1の火災警報音を検知して連動警報アダプタ12−1から第2住警器14へ送信する火災連動信号には、送信元の連動警報アダプタ12−1を特定するための符号(送信元符号)が含まれている。そして、各連動警報アダプタ12を特定する符号と火災警報の音声メッセージ内容とは、初期設定等によって第2住警器14のメモリ内で関連付けておく。このため、上記のように火災警報を出力した住警器を認識し、これに対応して、火災連動警報の音声メッセージは例えばその設置場所を示す情報を含めた内容とすることができる。
なお、「信号の有効受信を検知」とは、受信した信号に含まれるグループ符号が、受信装置である自己のメモリに予め登録したグループ符号に一致して自己に宛てた信号と認識し、更に、信号内容としても異常が無いことを認識したことを意味する。
(火災復旧制御)
警報制御部34は、センサ部36の検出信号に基づき温度又は煙濃度が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、報知部42からの連動先を示す火災警報出力を停止させると共に、火災復旧連動信号を生成し、通信部38に指示し、当該火災復旧連動信号を他の第2住警器へ送信させる制御を行い、これを受信した他の第2住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また警報制御部34は、通信部38を介して他の第2住警器の何れかが送信した火災復旧連動信号の有効受信を検知した場合に、報知部42からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行う。
(警報停止制御)
警報制御部34は、連動元として火災警報の出力中に操作部44の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検知した場合、報知部42からの連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、警報停止連動信号を生成し、通信部38に指示し、当該警報停止連動信号を他の第2住警器へ送信させる制御を行い、これを受信した他の第2住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また警報制御部34は、通信部38を介して他の第2住警器の何れかが送信した警報停止連動信号の有効受信を検知した場合に、報知部42からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行う。
[本発明の変形例]
なお、図1に示した第2住警器14に外部接点出力を設けることにより、第1住警器10の警報に連動して、戸外へ火災情報の送出やその制御(例えば、聴力障害者向けの警報負ラッシャーや、電気錠を用いた玄関ドアの解錠など)を行うことができる。
また、警報連動アダプタ12にスピーカを内蔵させることにより、他の警報連動アダプタから火災連動信号を受信した場合に火災警報を発することができる。これにより、警報連動アダプタ12の双方向通信(完全無線連動)を実現できる。この場合、警報連動アダプタ12に設けたスピーカは、マイクと兼用する。
また、連動警報アダプタ12として、異常に応じて音の周波数の範囲、音圧を検知可能な連動アダプタとすることにより、火災以外の異常(子供の泣き声など)を検知できるようにしても良い。
上記の実施形態は火災を検知して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら各種の警報器を混在させて配置した警報システムについても同様に適用できる。
また、上記の実施形態では、電池電源によって動作する住警器(警報器)を例に取ったが、電池電源以外の電源で動作するものにも本発明を適用できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10−1〜10−5:第1住警器
12−1,12−3,12−4:連動警報アダプタ
14:第2住警器
18,34:警報制御部
20,36:センサ部
22,42:報知部
24,44:操作部
26:連動制御部
28:警報音検知部
30,38:通信部

Claims (7)

  1. 監視領域の異常を検知して異常警報音を出力する第1警報手段と、
    前記第1警報手段から出力された異常警報音を検知した場合に、異常連動信号を送信する連動警報手段と、
    前記監視領域とは別の監視領域の異常を検知して連動元を示す異常警報音を出力すると共に異常連動信号を送信し、前記連動警報手段からの異常連動信号を受信した場合に、連動先を示す連動警報を出力する第2警報手段と、
    を備えたことを特徴とする警報システム。
  2. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記連動警報手段は、前記第1警報手段が出力する前記異常警報音の内、音量が略一定で周波数が所定範囲で変化するスイープ音を検知して前記異常連動信号を送信することを特徴とする警報システム。
  3. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記連動警報手段は、前記第1警報手段が出力する前記異常警報音の音圧が所定レベル以上となる所定範囲内に配置することを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記連動警報手段は、
    監視領域の異常を検知した第1警報手段から出力された異常警報音を検知して警報音検知信号を出力する警報音検知部と、
    異常連動信号を外部へ無線送信する通信部と、
    前記警報音検出部による警報音検知信号の出力を判別した場合に、前記通信部に指示して前記異常連動信号を前記第2警報手段へ無線送信して連動警報を出力させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする警報システム。
  5. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記第2警報手段は、前記連動警報手段からの異常連動信号を受信した場合に、外部に接点信号を出力する外部接点出力部を備えたことを特徴とする警報システム。
  6. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記連動警報手段は、スピーカを内蔵し、他の連動警報手段から異常連動信号を受信した場合に、連動警報を出力することを特徴とする警報システム。
  7. 請求項6記載の警報システムに於いて、前記連動警報手段は、前記スピーカをマイクと兼用することを特徴とする警報システム。
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