JP2011081595A - 警報システム、警報器及び緊急呼出装置 - Google Patents

警報システム、警報器及び緊急呼出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】火災などの異常を監視する連動型の警報システムを活用して少ないコスト負担で緊急呼出を可能とする。
【解決手段】監視エリアに複数の住警器10−1〜10−6を配置し、ある住警器10−1で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の住警器10−2〜10−6に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる。監視エリアには、入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置15を設ける。住警器10−1は緊急呼出装置15からの緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力すると共に、他の住警器10−2〜10−6に緊急呼出イベント信号を送信して緊急呼出を連動して出力させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、火災などの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を送信して警報を連動出力させる警報システム、警報器及び緊急呼出装置に関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、複数の住警器を、無線等で相互に通信させ、1つの住警器の異常情報を他の警報器でも警報できる連動型警報システム向けの住警器が実用化されている。これらの中には電池電源によって動作するものがある。
無線通信を行う連動型の警報システムにあっては、火災を検出した連動元の住警器は、例えば「ウーウー 火事です 火事です」との音声メッセージを出力し、一方、連動先の住警器では「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを出力するようにしている。
このような連動型の警報システムは、一般家庭のみならず、高齢者向けのグループホームなどといった共同生活施設への設置により火災を早期に発見して警報することで、コスト負担を強いることなく、火災などの異常を監視するシステムとしての活用が期待されている。
特開2007−094719号公報
しかしながら、従来の連動型の警報システムにあっては、火災やガス漏れといった異常を監視して警報することを主眼にしているが、警報システムが設置される一般家庭やグループホームなどで高齢者が居住している場合、高齢者が体調不良などを起すことがあり、このような緊急事態には対応できない点が課題として残されている。
このような居住者の緊急事態に対応するため、高齢者などの居室に緊急通報装置を設け、押釦操作を行ったときに緊急通報信号を有線又は無線により通報装置に送信し、緊急呼出を行うようにした緊急通報システムも考えられている。
しかし、火災などの異常を監視する警報システムに加え、緊急呼出のための緊急通報システムを別途設置することは経済的負担が大きく、一般家庭やグループホームなどでの実用化は困難な状況にある。
本発明は、火災などの異常を監視する連動型の警報システムを活用して少ないコスト負担で緊急呼出を可能とする警報システム、警報器及び緊急呼出装置を提供することを目的とする。
(警報システム)
本発明は、監視エリアに複数の警報器を配置し、ある警報器で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の警報器に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる警報システムに於いて、
入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置を設け、緊急呼出装置からの緊急呼出イベント信号を受信した警報器は緊急呼出を出力することを特徴とする。
本発明の別の形態にあっては、監視エリアに複数の警報器を配置し、ある警報器で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の警報器に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる警報システムに於いて、
入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置を設け、緊急呼出装置からの緊急呼出イベント信号を受信した警報器は緊急呼出を出力すると共に、他の警報器に緊急呼出イベント信号を送信して緊急呼出を連動して出力させることを特徴とする。
ここで、警報器は緊急呼出イベント信号を処理するか否かを選択する機能を設け、緊急呼出イベント信号の処理を選択した警報器のみが緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力する。
また、予め定めた複数の警報器で緊急呼出の連動グループを構成し、緊急呼出の連動グループに属する警報器のみが緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力するようにしても良い。
複数の警報器につき親機と子機を設定した場合、親機に設定された警報器のみが緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力するようにしても良い。
警報器は、緊急呼出として音声メッセージを出力する。
また、緊急呼出装置は割当て番号を含む緊急呼出イベント信号を送信し、警報器は緊急呼出として記割当て番号を含む緊急呼出しの音声メッセージを出力する。
警報器は、緊急呼出として更に表示灯を動作する。
警報器は、緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力した場合、確認応答イベント信号を緊急呼出装置に送信して確認応答を出力させる。
緊急呼出装置は、確認応答イベント信号が受信されない場合、緊急呼出イベント信号の確認応答が得られるまで所定回数リトライ送信する。
緊急呼出装置は緊急呼出イベント信号を無線送信する。また、緊急呼出装置は特定の警報器に信号線により接続され、緊急呼出イベント信号を有線送信するようにしても良い。
(警報器)
本発明は、
監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
警報音と警報表示により異常警報を出力する報知部と、
センサ部の検出出力による異常の有無を含むイベントを検出するイベント検出部と、
イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
イベント検出部で異常を検出した時に、報知部からの警報音と警報表示により連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、報知部からの警報音と警報表示により連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
を設けた警報器に於いて、
監視エリアに配置した入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置からの緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力すると共に、他の警報器に緊急呼出イベント信号を送信して緊急呼出を連動して出力させる緊急呼出受信処理部を設けたことを特徴とする。
ここで、緊急呼出イベント信号を処理するか否かを選択する緊急呼出選択操作手段を設け、緊急呼出イベント信号の処理を選択した場合にのみが緊急呼出受信処理部を動作させる。
緊急呼出受信処理部は、緊急呼出として音声メッセージを出力すると共に表示灯を動作させる。
緊急呼出受信処理部は、緊急呼出装置から割当て番号を含む緊急呼出イベント信号を受信し、緊急呼出として割当て番号を含む緊急呼出しの音声メッセージを出力する。
緊急呼出受信処理部は、緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力した場合、確認応答イベント信号を記緊急呼出装置に送信して確認応答を出力させる。
(緊急呼出装置)
本発明は、ある警報器で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の警報器に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる複数の警報器が配置された警戒エリアに設置される緊急呼出装置に於いて、
緊急呼出し操作を行う緊急呼出操作手段と、
緊急呼出操作手段を操作した時に、緊急呼出イベント信号を監視エリアに設置した警報器に送信して緊急呼出を出力させる緊急呼出送信処理部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、緊急呼出装置は、更に、
警報器からの異常を示すイベント信号を受信する異常情報受信部と、
異常情報受信部で異常情報を受信した際に、異常警報を出力する異常警報部と、
を備える。
緊急呼出送信処理部は、緊急呼出イベント信号に、予め割当てられた装置番号を含めて送信し、警報器から割当番号を含む緊急呼出を出力させる。
緊急呼出送信処理部は、緊急呼出イベント信号を送信した後に警報器から確認応答イベント信号を受信した時、表示灯を動作して確認応答を表示させる。
緊急呼出送信処理部は、確認応答イベント信号が受信されない場合、緊急呼出イベント信号を確認応答が得られるまで所定回数リトライ送信する。
本発明によれば、火災などの異常を監視する連動型の警報システムの監視エリアに緊急呼出装置を設置し、緊急呼出装置の押釦操作により緊急呼出イベント信号を警報器に送信し、警報器から緊急呼出の音声メッセージを出力させることで、警報システムに対する通信機能をもった緊急呼出装置を準備し、受信側の機器を特に準備することなく、緊急通報システムの機能を少ないコスト負担で容易に実現することができる。
このため一般家庭やグループホームなどで高齢者が体調を崩した場合の緊急通報は勿論のこと、火災時に逃げ遅れた人が、その旨を通報する場合などにも活用できる。
また、警報器に緊急呼出の有無を選択設定する機能を設けることで、全ての警報器から緊急呼出を出力するのではなく、必要な警報器のみから緊急呼出を出力させることができる。
また、監視エリアに複数の緊急呼出装置が設置されている場合、ネットワークアドレス等の割当番号に基づく緊急呼出、例えば「○○番で緊急呼出しです」といった音声メッセージを出力することで、グループホームなどのように居室の多い施設であっても、呼出先を明確に認識して迅速に対応することができる。
住宅に対する本発明の警報システムの設置状態を示した説明図 本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図 図1の警報システムに設けた住警器の実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 図3の住警器による基本的な処理を示したフローチャート 図5のステップS5における警報処理の詳細を示したフローチャート 図6に続く警報処理の詳細を示したフローチャート 図3の緊急呼出装置による緊急呼出送信処理を示したフローチャート 図5のステップS6における緊急呼出受信処理の詳細を示したフローチャート 警報器に緊急呼出装置を信号線接続した本発明による警報システムの他の実施形態を示したブロック図 緊急呼出装置に確認機能を設けた本発明による警報システムの他の実施形態を示したブロック図 図11の緊急呼出装置による緊急呼出送信処理を示したフローチャート 図11の実施形態について図5のステップS6における緊急呼出受信処理の詳細を示したフローチャート 信号線接続した緊急呼出装置に確認機能を設けた本発明による警報システムの他の実施形態を示したブロック図 グループホームに対する本発明による警報システムの設置状態を示した説明図
図1は住宅に対する本実施形態の警報システムの設置状態を示した説明図である。図1の例にあっては、住宅24に設けられている台所、居間、老人居室、主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の火災を検出して警報する住警器10−1〜10−6が設置され、更に老人居室には緊急呼出装置15が設置されている。
住警器10−1〜10−6は、イベント信号を無線により相互に送受信して連動警報する機能を備え、住宅全体の火災監視を行っている。
いま住宅24の2階中央の子供部屋で万一、火災が発生したとすると、住警器10−5が火災を検出して火災警報(異常警報)を開始する。火災を検出して火災警報を開始することを、住警器における「発報」という。住警器10−5が火災を検出すると、住警器10−5は連動元として機能し、連動先となる他の住警器10−1〜10−4,10−6に対し、火災を示すイベント信号を無線により送信する。他の住警器10−1〜10−4,10−6は、連動元の住警器10−5からの火災を示すイベント信号を受信した場合に、警報音と警報表示により連動先としての火災警報動作を行う。
ここで連動元となった住警器10−5の警報音としては、例えば音声メッセージにより「ウーウー 火事です 火事です」を出力する。一方、連動先の住警器10−1〜10−4,10−6にあっては、「ウー ウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージを出力する。
また連動元となった住警器10−5の火災警報に伴う表示としては、例えばLEDを点灯させる。一方、連動先の住警器10−1〜10−4,10−6にあっては、LEDを点滅させる。これによって、連動元警報と連動先警報におけるLEDによる警報表示を区別できるようにしている。
なお、連動元のLEDを点滅とし、連動先のLEDを明滅としても良いし、連動元警報と連動先警報のいずれについても、同じLEDの明滅または点滅、点灯表示であっても良い。更に、連動元と連動先で表示色を異ならせても良い。
住警器10−1〜10−6が火災の警報を出している状態で、警報停止スイッチを操作すると、警報音及び警報表示の停止処理が行われる。このとき、警報停止処理についても他の住警器と連動するようにしても良い。
また住警器10−1〜10−6は、センサ障害や電池の電池電圧が低下してバッテリー切れに近付くローバッテリー障害を監視している。
例えば住警器10−1でセンサ障害を検出した場合は、連動元を示すセンサ障害の警報音としてスピーカから「ピッ、故障です」を所定回数連続出力し、その後は一定時間ごとに「ピッ、故障です」を所定回数出力する処理を繰り返す。またセンサ障害を検出した状態で警報停止スイッチによる点検操作を検出すると、「ピッ、故障です 販売店に連絡して下さい」を1回出力する。また連動元を示す障害警報音に同期してLEDの点灯、点滅、明滅による表示を行う。
住警器10−1で検出されたセンサ障害は、例えば連動元でセンサ障害警報を出力する毎にイベント信号により他の住警器10−2〜10−6に送られ、連動先を示すセンサ障害の警報音としてスピーカから「ピッ 別の警報器が故障です」を出力する。また連動先を示す警報音に同期して連動元の駆動とは異なるLEDの点灯、点滅、明滅による表示を行う。
また住警器10−1で電池のローバッテリー障害を検出した場合は、連動元を示すローバッテリー障害の警報音としてスピーカから「ピッ、電池切れです」を所定回数連続出力し、その後は一定時間ごとに「ピッ、電池切れです」を所定回数出力する処理を繰り返す。また電池切れを検出した状態で警報停止スイッチによる点検操作を検出すると、「ピッ、電池切れです 電池を交換して下さい」を1回出力する。また連動元を示すローバッテリー障害の警報音に同期してLEDの点灯、点滅、明滅による表示を行う。
住警器10−1で検出されたローバッテリー障害は、例えば連動元でローバッテリー障害警報を出す毎にイベント信号により他の住警器10−2〜10−6に送られ、連動先を示すローバッテリー障害の警報音としてスピーカから「ピッ 別の警報器が電池切です」を出力する。
住警器10−1〜10−6が障害警報を出している状態で、警報停止スイッチを操作すると、警報音及び警報表示の停止処理が行われる。このとき、警報停止処理についても他の住警器と連動するようにしても良い。
老人居室に設置した緊急呼出装置15は、緊急呼出し操作を行う緊急呼出操作手段としてノンロック型の押釦スイッチを備え、押釦スイッチを操作した時に、緊急呼出イベント信号を監視エリアに設置した住警器10−1〜10−6に無線送信し、緊急呼出を出力させる。
緊急呼出装置15を設けたことに伴い住警器10−1〜10−6は、緊急呼出装置15からの緊急呼出イベント信号を受信した時に、緊急呼出の音声メッセージを出力すると共に、他の警報器に緊急呼出イベント信号を送信して緊急呼出を連動して出力させる。住警器10−1〜10−6から出力される緊急呼出メッセージとしては例えば「緊急呼出しです」を例えば3回繰り返す。この緊急呼出と同時にLEDを点滅させるなどの表示動作を行っても良い。
図2は図1の警報システムに設けた住警器(住宅用火災警報器)の外観を示した説明図であり、図2(A)に正面図を、図2(B)に側面図を示している。
図2において、本実施形態の住警器10の筐体はカバー12と本体14で構成され、この内部に各種機能部品が内蔵されている。カバー12の中央には、周囲に煙流入口を開口し、その内部には検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にブザーやスピーカを内蔵し、音声合成回路や音声アンプを介して警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は住警器の機能点検を指示する点検スイッチとしての機能を兼ねている。たとえば、火災警報時に警報停止スイッチ20が操作されると警報を停止し、通常状態で警報停止スイッチ20が操作されると所定の機能点検を実施して結果を報知する。
警報停止スイッチ20は、半透明部材で形成されたスイッチカバーと、スイッチカバーの内部に配置されたタクトスイッチ(図示せず)とで構成されている。スイッチカバー内部のタクトスイッチ近傍には、点線で示すように警報表示を行うLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている。
また本体14の裏側上部には取付フック17が設けられており、例えば設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、この取付フック17にビスを通すことで、壁面に住警器10を設置することができる。
なお図2の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に火災による熱を検出するサーミスタ等の温度検出素子を備えた住警器や火災に伴うその他の物理現象を検出する住警器、火災以外にガス漏れを検出する警報器、侵入者や地震その他の異常を検出する各種の警報器、これらを組み合わせて成る警報器についても、本発明の対象に含まれる。
図3は図2の警報システムに設けた住警器の実施形態を示したブロック図であり、図2に示した6台の住警器10−1〜10−6につき、その内の住警器10−1について回路構成を詳細に示している。他の住警器10−2〜10−6についても同様の構成となる。
また図3は緊急呼出装置の実施形態も併せて示している。
住警器10−1と他の住警器10−2〜10−6を結ぶ矢印は、全てに連動モードを設定した場合に、それぞれが相互に通信することを示しているが、たとえば住警器10−2と住警器10−6なども相互に通信させるようにしている。
住警器10−1はワンチップCPUとして知られたプロセッサ28を備え、プロセッサ28に対してはアンテナ31を備えた無線通信部30、記録回路部(メモリ)32、センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源40を設けている。
無線通信部30には送信回路42と受信回路44が設けられ、他の住警器10−2〜10−5との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。無線通信部30としては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線通信部30としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
記憶部としてのメモリ32には、イベント信号の順番を示す連続番号である連番48、各住警器を特定するID(識別子)となる送信元符号50及び図1のように住宅に設置した住警器10−1〜10−6で連動警報を行う連動グループを構成するためのグループ符号52が格納されている。連番48、送信元符号50及びグループ符号52は連動モードを設定した場合にのみ有効となる。即ち、他の警報器との間で信号の送受信を行わない場合には使用しない。
連番48は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理等を管理するためのものであるが、本発明に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号50としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように26ビットの符号コードが使用され、例えば、住警器のシリアル番号を利用する。
グループ符号52は連動グループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線通信部30で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ32に登録しているグループ符号52に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになるので、近隣の住宅等に設置された、連動を要しない他グループの警報器との不要な連動を回避出来る。
なお、住警器10−1〜10−6及び緊急呼出装置15には、必要に応じて例えば8ビットのネットワークアドレスが付与され、送信元符号50はネットワークアドレスと共に管理される。
センサ部34には、煙を検出して信号を出力する検煙部16を設けている。センサ部34には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタ等の温度検出素子や、火災に伴うその他の物理現象変化を検出する各種素子を設けてもよい。
報知部36には警報音を出力するスピーカ56と警報表示を行うLED22が設けられている。スピーカ56は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を、図示しない増幅部を介して出力する。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火災などの異常を表示する。スピーカ56に代えて、ブザー等を用いても良い。またLED22に代え、2色LEDを設けても良い。
操作部38には警報停止スイッチ20と緊急呼出選択スイッチ58が設けられている。警報停止スイッチ20は、報知部36からスピーカ56により火災や障害の警報音を出力しているとき又はLED22により警報表示を行っているときにのみ警報停止スイッチとして機能する。例えば連動元を示す警報中に警報停止スイッチ20を操作すると、警報音及び警報表示は停止され、一方、連動先を示す警報中に警報停止スイッチ20を操作すると、警報音は停止するが、警報表示は停止または所定時間後に停止するといった警報停止処理が行われる。
一方、連動元または連動先を示す警報を行っていない通常監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、この状態で警報停止スイッチ20を操作すると、所定の点検動作が実行されて報知部36から点検結果を示す音声メッセージなどが出力される。
なお、障害警報中に警報停止スイッチ20が操作された場合には、所定の点検を実施して結果を報知した後に障害警報停止処理を行うようにしても良い。このようにすれば、例えばセンサ故障等を再チェックした後に障害警報停止処理が行われるので、ユーザに対し、故障状態をより明確に認知させることが出来る。そして、このとき障害状態が解消している場合には、例えば「障害は解消しました」等のメッセージを出力して、障害停止処理に移行しても良い。
緊急呼出選択スイッチ58は図2の本体14の裏側などに設置した例えばディップスイッチまたはその他の切替スイッチであり、住警器10−1から緊急呼出を出力させたくない場合は、緊急呼出選択スイッチ58をオフ位置に操作し、一方、緊急呼出を出力させたい場合は、緊急呼出選択スイッチ58をオン位置に操作しておく。緊急呼出選択スイッチ58の状態は例えば住警器10−1の電源投入による起動時にプロセッサ28に読み込まれて選択状態が設定される。
なお、緊急呼出を行うか否かの選択は必ずしもスイッチによる必要はなく、別に設けた設定装置との間でコマンドを通信させて選択設定するなど、適宜の手段に代えることが出来る。
電池電源40は、例えば所定セル数のリチウム電池やアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線通信部30を含む回路部全体の低消費電力化により、例えば10年の電池寿命を保証している。
プロセッサ28にはプログラムの実行により実現される機能として、イベント検出部60、送信処理部62、受信処理部64、警報処理部66及び緊急呼出受信処理部68の機能が設けられている。
イベント検出部60は、センサ部34による異常(火災)検出、操作部38による警報停止、センサ部34の異常検出がなくなる異常復旧等のイベントを検出する。
送信処理部62は、イベント検出部60によりセンサ部34による異常検出、操作部38による警報停止、センサ部34の異常検出がなくなる異常復旧等の自己のイベントを検出した時に、検出イベントを示すイベント信号を、無線通信部30から連動先の住警器に送信させる。受信処理部64は、住警器10−2〜10−6からのイベント信号を、無線通信部30を介して受信解読する。
警報処理部66は、イベント検出部60で自己の異常として火災を検出した時にスピーカ56から連動元を示す警報音を出力すると共に、LED22を駆動して連動元を示す警報表示を行い、更に、火災を示すイベント信号を他の住警器に送信する。
具体的に説明すると、警報処理部66は、センサ部34に設けた検煙部16の煙検出信号からイベント検出部60で火災を検出したときに、報知部36のスピーカ56から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火事です 火事です」を繰り返し出力させると共に、LED22を点灯して連動元を示す警報表示を行い、更に、火災を示すイベント信号を無線通信部30の送信回路42によりアンテナ31から他の住警器10−2〜10−6に向けて送信させる。
また警報処理部66は、他の住警器10−2〜10−6のいずれかから火災を示すイベント信号を無線通信部30の受信回路44により受信し、受信処理部64で有効となったときに、報知部36のスピーカ56から連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる警報音を繰り返し出力させ、同時にLED22を点滅して連動先を示す警報表示を行う。
またイベント検出部60はセンサ障害とローバッテリー障害を検出する。センサ障害の検出は、所定の測定時間間隔T1、例えばT1=1秒間隔でセンサ部34の検煙部16から出力される煙検出信号をA/D変換により読み込んでメモリ32のバッファ領域に保持し、例えば所定の時間間隔T2=10分毎に、メモリ32のバッファ領域に保持している10分間ぶんの検出データの平均値を求め、この平均値が所定の基準レベル(零点レベルという)を下回った時に出力停止状態である等としてセンサ部16の障害と判定する。
このように煙濃度検出信号の10分間平均値が零点レベルを下回る原因は、検煙部16に設けている受光素子の断線、受光アンプの停止などの障害が発生したことによるものである可能性が高い。なお、センサ部16にサーミスタなどの温度検出素子を設けた場合にも、同様にセンサ障害を検出することが出来る。
ローバッテリー障害の検出は、所定の測定時間間隔T3、例えばT3=4時間間隔で電池電源40の電源電圧をA/D変換により読み込んで所定の閾値電圧と比較し、この閾値電圧以下の時にローバッテリー障害と判定し、更にローバッテリー障害との判定が連続して所定回数続いたときにローバッテリー障害を確定する。
警報処理部66は、イベント検出部60でセンサ障害又はローバッテリー障害を検出した時に、報知部36のスピーカ56からの警報音とLED22の表示により連動元を示すセンサ障害又はローバッテリー障害警報を出力させる。また警報処理部66は、センサ障害又はローバッテリー障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−6に送信して連動先を示すセンサ障害又はローバッテリー障害警報を警報音と表示で行わせる。
更に警報処理部66は、他の住警器10−2〜10−6からセンサ障害又はローバッテリー障害を示すイベント信号を受信した時に、報知部36からの警報音と、LED22による第1の表示と異なる第2の表示による連動先を示すセンサ障害又はローバッテリー障害警報を出力させる。
警報処理部66は、イベント検出部60でセンサ障害を検出した場合、報知部36のスピーカ56から連動元(障害元)を示すセンサ障害の警報音としてたとえば「ピッ 故障です」を複数回連続出力し、同時にLED22を例えば点灯し、その後は一定時間毎に「ピッ 故障です」の音声出力とLED22による表示を複数回行う処理を繰り返す。
また警報処理部66は、センサ障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−6に送信することで、連動先を示すセンサ障害警報を出力させる。このときたとえば、警報音として「ピッ 別の警報器が故障です」を出力させ、同時にLED22により連動元とは異なる点滅表示を行わせる。
また警報処理部66は、イベント検出部60でローバッテリー障害を検出した場合、報知部36のスピーカ56から連動元(障害元)を示すローバッテリー障害の警報音としてたとえば「ピッ 電池切れです」を複数回連続出力し、同時にLED22を例えば点灯し、その後は、一定時間毎に「ピッ 電池切れです」の音声出力とLED22による表示を複数回行う処理を繰り返す。
また警報処理部66は、ローバッテリー障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−6に送信することで、連動先を示すローバッテリー障害警報を警報音として「ピッ 別の警報器が電池切れです」を出力させ、同時にLED22により連動元とは異なる点滅表示を行わせる。
更に警報処理部66はセンサ障害又はローバッテリー障害警報の出力中に操作部38に設けた警報停止スイッチ20の警報停止操作を、連動元を示す障害警報出力中に検出した場合、自己の連動元を示す警報音を停止すると共に表示を所定時間継続させた後に停止し、更に連動先を示す障害警報出力中の警報器に警報停止信号を送信して警報音と表示を停止させる。
緊急呼出受信処理部68は、イベント検出部60で監視エリアに配置した緊急呼出装置15の押釦操作(入力操作)による緊急呼出イベント信号を受信して受信処理部64で有効と判別された時に、緊急呼出選択スイッチ58により緊急呼出を行うことが選択されていれば、報知部36のスピーカ56から例えば「緊急呼出しです」となる音声メッセージを3回出力し、同時にLED22を例えば点滅駆動する。また緊急呼出受信処理部68は、他の警報器10−2〜10−6に緊急呼出イベント信号を中継送信して緊急呼出を連動して出力させる。これによって、警報器10−2〜10−6の内、緊急呼び出し選択スイッチ58により緊急呼び出しを行うことが選択されている警報器からも緊急呼び出しの音声出力が行われる。
次に緊急呼出装置15を説明する。緊急呼出装置15は、制御部74、押釦スイッチ76、アンテナ75を備えた無線送信回路78及び図示しない電池電源で構成される。
押釦スイッチ76はノンロック型のスイッチであり、押釦スイッチ76をオン操作すると緊急呼出送信部として機能する制御部74が動作し、緊急呼出イベント信号を生成し、無線送信回路78からアンテナ75により住警器10−1〜10−6に送信させる。
無線送信回路78は住警器10−1の送信回路44と同様、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30またはSTD−T67に準拠した構成を備える。
緊急呼出装置15から送信された緊急呼出イベント信号は住警器10−1〜10−6の内、緊急呼出選択スイッチ58により緊急呼出を行うことが選択されている住警器、例えば図1の設置例では居間と主寝室の住警器10−2,10−4に緊急呼出を行うことを選択しておくことで、住警器10−2,10−4で受信されて緊急呼出が出力される。
図4は本実施形態で連動警報と緊急呼出に使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図4(A)において、イベント信号46は連番48、送信元符号50、グループ符号52及びイベント符号54で構成されている。
連番48はイベント信号の順番を示す連続番号であり、イベント信号を送信する毎に1つずつ増加させる。また、連番48は住警器10−1〜10−6及び緊急呼出装置15の各々で非同期に生成している。連番48は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理等を管理するためのものであるが、本発明に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号50は例えば26ビットの符号である。グループ符号52は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図1の住警器10−1〜10−6及び緊急呼出装置15につき同じグループ符号が設定されている。
なおグループ符号52としては、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なるグループ符号であってもよい。
イベント符号54は、火災、ガス漏れ、緊急呼出などのイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては3ビット符号を使用しており、例えば「001」で火災、「010」でガス漏れ、「011」で警報停止、「100」で復旧、「101」でセンサ障害、「110」でローバッテリー障害、「111」で緊急呼出としている。なおイベント符号42のビット数は、更に4ビット、5ビットと増加させることで、更に多くのイベント内容を表すことができる。
図4(B)は本実施形態の緊急呼出装置15から送信する緊急呼出イベント信号70の他のフォーマットであり、この緊急呼出イベント信号にあっては、更に、アドレス72を加えたことを特徴とする。
本実施形態にあっては、図1の監視エリアに緊急呼出装置15を複数台設置する場合があり、その場合、緊急呼出を行った装置を特定する音声メッセージが必要となる。そこで図1のような警報システムの住警器10−1〜10−6及び緊急呼出装置15に、例えば8ビットのネットワークアドレスを予め設定しておき、このネットワークアドレスを図4(B)のようにアドレス72として含め、受信した住警器でアドレス72から緊急呼出装置15の番号を特定し、例えば「○○番から緊急呼出しです」とする装置番号を特定した音声メッセージを出力させることができる。
図4(C)は本実施形態の緊急呼出装置15から送信する緊急呼出イベント信号70の他のフォーマットであり、この緊急呼出イベント信号70にあっては、グループアドレスに代えて緊急呼出グループアドレス73を新たに設けたことを特徴とする。
緊急呼出グループアドレス73は、緊急呼出を行う機器グループを構築するもので、例えば図1のシステムで住警器10−2,10−4のみから緊急呼出を行うようにしたい場合は、住警器10−2,10−4に緊急呼出グループ符号を予め登録し、緊急呼出装置15から図4(C)の緊急呼出信号70を受信した時、受信した緊急呼出グループ符号と登録した緊急呼出グループ符号の一致を判別して緊急呼出を行う。これによって図3の住警器10−1に示した緊急呼出選択スイッチ58による選択操作を不要にできる。
図5は図3の住警器10−1における基本的な処理を示したフローチャートである。図5において、住警器10−1の電池電源40による電源供給が開始されると、ステップS1で初期化および自己診断を実行し、異常がなければステップS2に進み、緊急呼出選択スイッチ58のオン又はオフを判別し、スイッチオンを判別するとステップS3に進み、緊急呼出モードを設定し、一方、ステップS2でスイッチオフを判別した場合はステップS4に進み、緊急呼出禁止モードを設定する。
続いてステップS5で火災などの異常を監視する警報処理を行った後、ステップS6で緊急呼出処理を実行し、これを繰り返す。
図6及び図7は図5のステップS5における警報処理の一例を示したフローチャートであり、プロセッサ28のプログラムの実行による処理となる。
図6において、警報処理は、ステップS11で火災を監視しており、センサ部34から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災を判別してステップS12に進み、連番、送信元符号、グループ符号、火災を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に無線により送信した後、ステップS13でスピーカ56からの警報音とLED22の点灯による警報表示とにより連動元を示す火災警報を出力する。
続いて、ステップS14でセンサ部34からの煙検出信号が低下して火災状態が解消する火災復旧の有無を判別しており、火災復旧を判別するとステップS15で連番、送信元符号、グループ符号、火災復旧を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS16でスピーカ56からの警報音とLED22の点灯による警報表示とによる連動元を示す火災警報を停止する。
続いてステップS17で警報停止スイッチ20の操作の有無を判別し、スイッチ操作が判別されるとステップS18で警報中の有無を判別する。ステップS18で警報中が判別されると、ステップS19に進んで連番、送信元符号、グループ符号、警報停止を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信し、ステップS20に進んで連動元を示すスピーカ56からの警報音を停止し、LED22の点灯による警報表示を消灯する。
またステップS18で警報中でなかった場合には、これは通常状態であることからステップS21に進んで連番、送信元符号、グループ符号、点検を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信し、ステップS22に進んで所定の点検処理を実行し、連動元を示すスピーカ56からのその時の住警器の状態を示す点検メッセージを出力させる。
続いて図7のステップS23で他の住警器からの火災を示すイベント信号受信の有無を判別している。他の住警器からの火災を示すイベント信号受信を判別すると、ステップS24に進んで連動先を示す火災警報としてスピーカ56からの警報音とLED22の点滅による警報表示を行う。このとき、自身が連動元としての警報中である場合には、引き続き連動元としての警報動作を継続する。
次にステップS25で他の住警器からの火災復旧を示すイベント信号受信の有無を判別しており、火災復旧を示すイベント信号を受信すると、ステップS26に進んで連動先の警報として行っているスピーカ56からの警報音とLED22の点滅による警報表示を停止する。
このとき、自身が連動元として動作している場合には、警報を停止せずに継続する。
次にステップS27で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、警報停止を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS28に進んで警報中の有無を判別し、警報中を判別するとステップS29に進んで連動先の警報音を停止し、警報表示も停止させる。このとき、自身が連動元として動作している場合には、警報を停止せずに継続する。
次にステップS30で他の住警器からの点検を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、点検を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS31に進んで自身が警報中か否か判別し、警報中出なければステップS32に進んで住警器の状態を示す点検結果メッセージをスピーカ56から出力させる。またテップS31で自身が警報中であることを判別した場合は警報を継続し、点検処理はキャンセルするか遅延させる。
図8は図3に設けた緊急呼出装置15の緊急呼出送信処理を示したフローチャートである。図8において、緊急呼出送信処理は、ステップS41で押釦スイッチ76の操作の有無を判別しており、緊急呼出操作を判別するとステップS42に進み、例えば図4(A)のイベント符号54を、緊急呼出を示す「111」としたイベント信号を生成し、無線送信回路78から送信する。
続いてステップS43で所定時間経過を判別しており、所定時間を経過するとステップS44に進み、ステップS42で送信したと同じ緊急呼出イベント信号をリトライ送信する。
なお、図8にあっては、一定時間を空けて2回緊急呼出信号を送信して通信の信頼性を高めているが、2回目のリトライ送信を省略して1回の送信だけでも良い。
図9は図5のステップS6における住警器10−1の緊急呼出受信処理の詳細を示したフローチャートであり、緊急呼出装置15から図8のフローチャートに従って緊急呼出信号が送信された場合を例にとっている。
図9において、緊急呼出受信処理は、ステップS51で緊急呼出イベント信号の受信を判別すると、ステップS52に進み、緊急呼出選択スイッチ58による緊急呼出の選択、即ち緊急呼出モードが設定されているか否か判別し、選択されていればステップS53に進み、緊急呼出メッセージ、例えば「緊急呼出しです」を出力する。
続いてステップS54で受信した緊急呼出イベント信号をそのまま他の住警器に中継送信する。この中継送信により受信された緊急呼出イベント信号に対しては、中継先で既に緊急呼出が出力されていれば、何も行われない。住警器の火災警報中に緊急呼び出しが行われた場合、火災警報と緊急呼び出しを同時並行的に出力するのが望ましいが、運用上問題のない範囲でどちらかの処理を優先させることが出来る。
図10は本発明による警報システムの他の実施形態を示したブロック図であり、この実施形態にあっては、住警器10−1に対し緊急呼出装置15を信号線接続するようにしたことを特徴とする。
図10において、住警器10−1には移報部82が設けられ、移報部82には移報受信回路84と移報送信回路86が設けられている。緊急呼出装置15には無線送信回路に代えて有線送信回路80が設けられ、移報信号線81により住警器10−1の移報受信回路84に接続している。移報部82の移報送信回路86は、外部に有線で警報を移報するもので、必要に応じて設けられる(図3の実施形態に於いても、必要に応じて設けることが出来る)。これ以外の住警器10−1及び緊急呼出装置15の構成と機能は図3の実施形態と同じである。
緊急呼出装置15の制御部74は、押釦スイッチ76による緊急呼出操作を検出すると、有線送信回路80から緊急呼出信号として例えば無電圧の接点信号を出力する。具体的には移報信号線81の終端に接続している接点をオンする。
たとえば住警器10−1の移報受信回路84は移報信号線81のプラス側を、抵抗を介して電源電圧にプルアップし、移報信号線81のマイナス側を接地接続している。線送信回路80の接点がオンすると、入力電圧がHレベルからLレベルに低下し、これによって緊急呼出信号の受信を検出してプロセッサ28に通知し、緊急呼出受信処理部68により報知部36のスピーカ56から緊急呼出の音声メッセージが出力される。
また、緊急呼び出し装置と警報器を双方向の有線通信とし、緊急呼出装置に警報出力機能を設けて、緊急呼出装置でも火災警報が行えるようにすることも出来る。たとえば緊急呼出装置に有線受信回路を設けて住警器10−1の移報送信回路と有線接続することで双方向の信号授受が可能になる。このようにすれば、警報器に比べ高齢者等のより近くに有る緊急呼び出し装置で火災警報が行われるので、警報音や警報表示が認知し易く、安全性を高めることが出来る。
図11は本発明による警報システムの他の実施形態を示したブロック図であり、この実施形態にあっては、緊急呼出装置15で確認応答を受けるようにしたことを特徴とする。
図11において、緊急呼出装置15には無線送信回路78に加え、更に、無線受信回路88と表示灯90が設けられている。これ以外の緊急呼出装置15の構成と機能は図3の実施形態と同じである。
緊急呼出装置15の制御部74は、押釦スイッチ76による緊急呼出操作を検出すると、無線送信回路78から緊急呼出イベント信号を送信する。住警器10−1の緊急呼出受信部68は、緊急呼出イベント信号の受信に基づいて報知部56のスピーカ56から緊急呼出の音声メッセージを出力するが、これに加え本実施形態にあっては、確認応答イベント信号を送信する。
緊急呼出装置15は緊急呼出イベント信号の送信後に、確認応答イベント信号を無線受信回路88から受信すると、制御部74はLEDなどの表示灯90の表示制御を行う。例えば緊急呼出イベント信号の送信で表示灯90を点滅し、確認応答イベント信号を受信したら点灯に切替え、その後、消灯する。
このようなに緊急呼出に対し確認応答を表示することにより、緊急呼出を行った人は、緊急呼出が確実に行われたことを確認応答表示から知ることができ、一方、確認応答表示がない場合は再度呼出操作を行うことで、適切に対応できる。
図12は図11に設けた緊急呼出装置15の緊急呼出送信処理を示したフローチャートである。図12において、緊急呼出送信処理は、ステップS61で押釦スイッチ76の操作の有無を判別しており、緊急呼出操作を判別するとステップS62に進み、例えば図4(A)のイベント符号54を、緊急呼出を示す「111」としたイベント信号を生成し、無線送信回路78から送信する。
続いてステップS63で確認応答イベント信号の受信の有無を判別しており、ステップS64で所定時間を経過する前に確認応答イベント信号を受信判別するとステップS67に進み、表示灯90による確認応答表示を行う。
ステップS63で確認応答イベント信号を受信判別することなく、ステップS64で所定時間経過が判別されると、ステップS65に進んで所定のリトライ回数に達したか否か判別し、所定のリトライ回数未満であればステップS62に戻り、同じ緊急呼出イベント信号をリトライ送信する。ステップS63で確認応答イベント信号を受信判別せずにステップS65で所定のリストラス回数への到達を判別すると、ステップS66でエラー表示を行う。
図13は図5のステップS6における緊急呼出受信処理の詳細を示したフローチャートであり、図12の緊急呼出装置15から図12のフローチャートに従って緊急呼出信号が送信された場合を例にとっている。
図13において、緊急呼出受信処理は、ステップS71で緊急呼出イベント信号の受信を判別すると、ステップS72に進み、緊急呼出選択スイッチ58による緊急呼出の選択、即ち緊急呼出モードが設定されているか否か判別し、選択されていればステップS73に進み、緊急呼出メッセージ、例えば「緊急呼出しです」を出力する。
続いてステップS74で受信した緊急呼出イベント信号をそのまま他の住警器に中継送信する。更にステップS75で確認応答イベント信号を生成して送信し、緊急呼出装置15に確認応答表示を行わせる。
図14は本発明による警報システムの他の実施形態を示したブロック図であり、この実施形態にあっては、住警器10−1との信号線接続により緊急呼出装置15で確認応答を受けるようにしたことを特徴とする。
図14において、緊急呼出装置15には図10の有線送信回路80に加え、更に、有線受信回路92と表示灯90が設けられ、有線受信回路92は住警器10−1の移報部80に設けた移報送信回路84からの移報信号線93に接続されている。
移報送信回路84は無電圧の接点信号を出力し、これに対し有線受信回路92は移報信号線93のプラス側を、抵抗を介して電源電圧にプルアップし、移報信号線93のマイナス側を接地接続している。
移報送信回路84の接点がオンすると、有線受信回路92の受信電圧がHレベルからLレベルに低下し、これによって呼出応答信号の受信を検出して制御部74に通知する。これ以外の住警器10−1及び緊急呼出装置15の構成と機能は図10の実施形態と同じである。
緊急呼出装置15の制御部74は、押釦スイッチ76による緊急呼出操作を検出すると、有線送信回路80から緊急呼出信号(接点信号)を送信し、緊急呼出信号は住警器10−1の移報受信回路82で受信され、プロセッサ28に通知される。
プロセッサ28の緊急呼出受信部68は、緊急呼出信号の受信に基づいて報知部56のスピーカ56から緊急呼出の音声メッセージを出力するが、これに加え本実施形態にあっては、確認応答信号を移報送信回路82から接点信号により送信する。
緊急呼出装置15の制御部74は、緊急呼出信号の送信後に、確認応答信号を有線受信回路92から受信すると、LEDなどの表示灯90の表示動作を行う。例えば緊急呼出イベント信号の送信で表示灯90を点滅し、確認応答イベント信号を受信したら点灯に切替え、その後、消灯する。
この場合も、緊急呼び出し装置に警報出力機能を設けて、緊急呼び出し装置でも火災警報が行えるようにすることが出来る。このようにすれば、警報器に比べ高齢者等のより近くに有る緊急呼び出し装置で火災警報が行われるので、警報音や警報表示が認知し易く、安全性を高めることが出来る。
図15は本発明の警報システムの他の設置例であり、高齢者を対象としたグループホームなどの施設に適用した場合を例にとっている。
図15において、施設94は高齢者が居住する10部屋の居室96を廊下98に沿って配置しており、コーナ部には食堂、娯楽、管理部門を含む集合室100が配置されている。高齢者の居室96にはそれぞれ住警器10−1〜10−10と緊急呼出装置15−1〜15−10が設置され、更に廊下98と集合室100にも住警器10−11〜10−14が設置されている。
このような高齢者向けの施設94において、例えば斜線で示す廊下96と集合室100に設置された住警器10−11〜10−14に緊急呼出モードが設定され、居室96の住警器10−1〜10−10には緊急呼出禁止モードが設定されている。
このため居室96に設置されている緊急呼出装置15−1〜15−10のいずれかで緊急呼出操作が行われると、廊下98と集合室100に設置された住警器10−11〜10−14から緊急呼出の音声メッセージが出力される。
このとき図4(B)に示したアドレス42を含む緊急呼出イベント信号を例えばアドレス1番を設定した緊急呼出装置15−1から送信することで、廊下96と集合室100に設置された住警器10−11〜10−14から例えば「1番で緊急呼出です」とする音声メッセージが出力され、担当者はどの部屋からの緊急呼出かを認識し、呼出しのあった部屋に出向くことができる。
また火災時に逃げ遅れた人や動けない人が緊急呼出装置15の呼出操作を行うことで、外部に対し救助を求めることもできる。このような外部への救助要請のためには、住警器を更に出入口の外に設置して緊急呼出が外部に出力されるようにする。
なお、上記の実施形態は親機と子機の区別がないシステムを例に取るものであったが、住警器10−1を親機としてその他を子機とした警報システムにおいても、本発明を適用できる。このとき、親機を除く他の子機は、緊急呼出選択スイッチ58のオフ操作によって緊急呼出禁止モードを設定し、親機のみを緊急呼出モードに設定し、親機のみから緊急呼出を出力させる。
また、上記の実施形態は火災を検出して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムについても同様に適用できる。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また上記の実施形態で述べた「受信がある」、「受信が無い」、「受信した場合」、「受信を判別」等は、受信した信号が有効なものとして認識されたか否かの判定も含んでいる。
また、警報器の規格等によっては、上記実施形態のLEDによる表示が「警報」と認められない場合があるが、本発明では規格上「警報」に含まれるか否かに関わらず、警報表示、警報に伴う表示、または単に表示として記載している。本発明の目的を達成できるものであれば、どのような表示手段を用いても構わない。そして、表示部は警報器と別体に設けられていても良い。
また、上記の実施形態では、電池電源によって動作する住警器を例に取ったが、電池電源以外の電源で動作するものにも本発明を適用できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10,10−1〜10−14:住警器
12:カバー
15,15−1〜15−10:緊急呼出装置
14:本体
16:検煙部
17:取付フック
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
21:モード選択スイッチ
22:LED
24:住宅
26:ガレージ
28:CPU
31,75:アンテナ
30:無線通信部
32:メモリ
34:センサ部
36:報知部
38:操作部
40:電池電源
42:送信回路
44:受信回路
46:イベント信号
48:連番
50:送信元符号
52:グループ符号
54:イベント符号
56:スピーカ
58:緊急呼出選択スイッチ
60:イベント検出部
62:送信処理部
64:受信処理部
66:警報処理部
68:緊急呼出受信処理部
72:アドレス
74:制御部
76:押釦スイッチ
78:無線送信回路
80:有線送信回路
82:移報部
81,93:移報信号線
84:移報受信回路
86:移報送信回路
88:無線受信回路
90:表示灯
92:有線受信回路

Claims (22)

  1. 監視エリアに複数の警報器を配置し、ある警報器で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の警報器に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる警報システムに於いて、
    入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置を設け、前記緊急呼出装置からの緊急呼出イベント信号を受信した警報器は緊急呼出を出力することを特徴とする警報システム。
  2. 監視エリアに複数の警報器を配置し、ある警報器で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の警報器に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる警報システムに於いて、
    入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置を設け、前記緊急呼出装置からの緊急呼出イベント信号を受信した警報器は緊急呼出を出力すると共に、他の警報器に緊急呼出イベント信号を送信して緊急呼出を連動して出力させることを特徴とする警報システム。
  3. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、前記警報器は緊急呼出イベント信号を処理するか否かを設定する機能を設け、緊急呼出イベント信号の処理を設定した警報器のみが前記緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力することを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、予め定めた複数の警報器で緊急呼出の連動グループを構成し、前記緊急呼出の連動グループに属する警報器のみが前記緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力することを特徴とする警報システム。
  5. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、複数の警報器につき親機と子機を設定した場合、親機に設定された警報器のみが前記緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力することを特徴とする警報システム。
  6. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、前記警報器は、緊急呼出として音声メッセージを出力することを特徴とする警報システム。
  7. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、前記緊急呼出装置は、割当て番号を含む緊急呼出イベント信号を送信し、前記警報器は緊急呼出として前記割当て番号を含む緊急呼出しの音声メッセージを出力することを特徴とする警報システム。
  8. 請求項6又は8記載の警報システムに於いて、前記警報器は、緊急呼出として更に表示灯を動作することを特徴とする警報システム。
  9. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、前記警報器は、緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力した場合、確認応答イベント信号を前記緊急呼出装置に送信して確認応答を出力させることを特徴とする警報システム。
  10. 請求項9記載の警報システムに於いて、前記緊急呼出装置は、前記確認応答イベント信号が受信されない場合、前記緊急呼出イベント信号の確認応答が得られるまで所定回数リトライ送信することを特徴とする警報システム。
  11. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、前記緊急呼出装置は緊急呼出イベント信号を無線送信することを特徴とする警報システム。
  12. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、前記緊急呼出装置は、特定の警報器に信号線により接続され、緊急呼出イベント信号を有線送信することを特徴とする警報システム。
  13. 監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
    警報音と警報表示により異常警報を出力する報知部と、
    前記センサ部の検出出力による異常の有無を含むイベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
    他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
    前記イベント検出部で異常を検出した時に、前記報知部からの警報音と警報表示により連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、前記報知部からの警報音と警報表示により連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
    を設けた警報器に於いて、
    監視エリアに配置した入力操作により緊急呼出イベント信号を送信する1又は複数の緊急呼出装置からの緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力すると共に、他の警報器に緊急呼出イベント信号を送信して緊急呼出を連動して出力させる緊急呼出受信処理部を設けたことを特徴とする警報器。
  14. 請求項13記載の警報器に於いて、前記警報器は緊急呼出イベント信号を処理するか否かを選択する緊急呼出選択操作手段を設け、緊急呼出イベント信号の処理を選択した場合にのみが前記緊急呼出受信処理部を動作させることを特徴とする警報器。
  15. 請求項13記載の警報器に於いて、前記緊急呼出受信処理部は、緊急呼出として音声メッセージを出力すると共に表示灯を動作させることを特徴とする警報器。
  16. 請求項13記載の警報器に於いて、前記緊急呼出受信処理部は、前記緊急呼出装置から割当て番号を含む緊急呼出イベント信号を受信し、前記緊急呼出として前記割当て番号を含む緊急呼出しの音声メッセージを出力することを特徴とする警報器。
  17. 請求項13記載の警報器に於いて、前記緊急呼出受信処理部は、緊急呼出イベント信号を受信して緊急呼出を出力した場合、確認応答イベント信号を前記緊急呼出装置に送信して確認応答を出力させることを特徴とする警報器。
  18. ある警報器で異常を検出した時に連動元を示す警報を出力すると共に他の警報器に異常を示すイベント信号を送信して連動先を示す警報を出力させる複数の警報器が配置された警戒エリアに設置される緊急呼出装置に於いて、
    緊急呼出し操作を行う緊急呼出操作手段と、
    前記緊急呼出操作手段を操作した時に、緊急呼出イベント信号を監視エリアに設置した警報器に送信して緊急呼出を出力させる緊急呼出送信処理部と、
    を備えたことを特徴とする緊急呼出装置。
  19. 請求項18記載の緊急呼出装置に於いて、更に、
    前記警報器からの異常を示すイベント信号を受信する異常情報受信部と、
    前記異常情報受信部で異常情報を受信した際に、異常警報を出力する異常警報部と、
    を備えたことを特徴とする緊急呼出装置。
  20. 請求項18記載の緊急呼出装置に於いて、前記緊急呼出送信処理部は、前記緊急呼出イベント信号に、予め割当てられた装置番号を含めて送信し、前記警報器から前記割当番号を含む緊急呼出を出力させることを特徴とする緊急呼出装置。
  21. 請求項18記載の緊急呼出装置に於いて、前記緊急呼出送信処理部は、前記緊急呼出イベント信号を送信した後に前記警報器から確認応答イベント信号を受信した時、表示灯を動作して確認応答を表示させることを特徴とする緊急呼出装置。
  22. 請求項20記載の緊急呼出装置に於いて、前記緊急呼出送信処理部は、前記確認応答イベント信号が受信されない場合、前記緊急呼出イベント信号を確認応答が得られるまで所定回数リトライ送信することを特徴とする緊急呼出装置。
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