JP2011198108A - 宅内異常通報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 火災警報器が発する電波出力が小さくても、火災警報器自身に中継機能を設けることで火災検知信号を中継させ、受信する親機端末の設置場所の制約を無くす。
【解決手段】 火災警報器1は、火災検知信号等を無線発信する火報通信部と、他の火災警報器1から無線発信された火災検知信号と呼出装置2から無線発信された呼出信号を中継制御する火報制御部とを有し、呼出装置2は、呼出信号等を無線発信する呼出通信部と、火災警報器1から無線発信された火災検知信号と他の呼出装置2から無線発信された呼出信号を中継制御する呼出制御部とを有し、親機端末3は火災警報器1から発信される火災検知信号及び呼出装置2から発信される呼出信号を受信する親機通信部と、火災警報器1及び呼出装置2から受信した信号を読み取って報音部及び表示部の報知動作を制御する親機制御部とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 火災警報器1は、火災検知信号等を無線発信する火報通信部と、他の火災警報器1から無線発信された火災検知信号と呼出装置2から無線発信された呼出信号を中継制御する火報制御部とを有し、呼出装置2は、呼出信号等を無線発信する呼出通信部と、火災警報器1から無線発信された火災検知信号と他の呼出装置2から無線発信された呼出信号を中継制御する呼出制御部とを有し、親機端末3は火災警報器1から発信される火災検知信号及び呼出装置2から発信される呼出信号を受信する親機通信部と、火災警報器1及び呼出装置2から受信した信号を読み取って報音部及び表示部の報知動作を制御する親機制御部とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、宅内において火災発生等の異常が発生したら発報動作して居住者に通報する宅内異常通報システムに関し、特に無線により火災検知信号を送信する火災警報器に加え、援助を求めるための呼出信号を出力する呼出装置を備え、親機端末が火災検知信号や呼出信号を受信して報知動作する宅内異常通報システムに関する。
従来から、配線作業が必要無く簡易に設置できるため検知信号を無線発信する火災警報器等の異常検知センサ(子機端末)がある。この場合、発信された信号は親機端末で受信され、警報発報等が行われる。
例えば、このように構成された特許文献1の宅内異常通報システムは、異常検知センサの通信プロトコルに対応できるよう、親機端末はプログラムを書き換えるためのメモリカードの接続部を備え、通信プロトコルを変更することで各種異常検知センサに対応させた。
例えば、このように構成された特許文献1の宅内異常通報システムは、異常検知センサの通信プロトコルに対応できるよう、親機端末はプログラムを書き換えるためのメモリカードの接続部を備え、通信プロトコルを変更することで各種異常検知センサに対応させた。
一方で、高齢者の居住者等が住戸内で異常を来して救援を必要としたときに呼出操作する携帯型の呼出装置と通信し、この呼出装置からの呼び出しを居室親機において報音させるための受信装置を備えたインターホン装置がある(例えば、特許文献2参照)。この報音動作により、他の居住者は家族の異常を速やかに認識することができた。
しかしながら、無線により異常発生を通報する上記異常検知センサや呼出装置は、他の無線機器に影響を及ぼさないように電波出力を大きくすることができず、異常検知センサと親機端末との距離や呼出装置と受信装置の距離が限定されていた。
また、上記引用文献1では親機端末のCPUの通信プロトコルを、通信対象の異常検知センサの通信プロトコルと一致させるためにプログラムの書き換えが可能となっているが、複数の異なる通信プロトコルで通信する機器を同一の親機端末で対応することはできない。そのため、上記特許文献2にあるような呼出装置との通信を行うためには呼出装置専用の受信機が相変わらず必要であった。
また、上記引用文献1では親機端末のCPUの通信プロトコルを、通信対象の異常検知センサの通信プロトコルと一致させるためにプログラムの書き換えが可能となっているが、複数の異なる通信プロトコルで通信する機器を同一の親機端末で対応することはできない。そのため、上記特許文献2にあるような呼出装置との通信を行うためには呼出装置専用の受信機が相変わらず必要であった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、住戸に複数設置されることが多い火災警報器に着目したもので、火災警報器が発する電波出力が小さくても、火災警報器自身に中継機能を設けることで火災検知信号を中継させ、受信する親機端末の設置場所の制約を無くすこと、更に火災警報器及び呼出装置の発信信号を共通の親機端末で受信できるようにした宅内異常通報システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、火災発生を検知して火災検知信号を出力する複数の火災警報器と、ベッドサイド、トイレ等に設置されて呼出操作が成されたら呼出信号を出力する少なくとも1つの呼出装置と、火災検知信号、呼出信号を受けて報知動作する報知部を備えた親機端末とを有する宅内異常通報システムであって、火災警報器は、火災検知信号を無線発信する火報通信部と、他の火災警報器から無線発信された火災検知信号を中継する火報中継部とを備える一方、呼出装置は呼出信号を無線発信する呼出通信部を備え、親機端末は、火災警報器から発信される火災検知信号、及び呼出装置から火災警報器と同一の通信プロトコルで発信される呼出信号を受信する親機通信部と、火災警報器及び呼出装置から受信した信号を読み取って報知部の報知動作を制御する親機制御部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、火災警報器及び呼出装置は信号を無線発信するので、面倒な配線作業が必要無く容易に設置できるし、火災警報器が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている火災警報機が信号を中継するため、火災警報器と親機端末の距離が離れていても火災検知信号を親機端末に通知することができ、親機端末の設置場所が制限を受けない。そして、火災警報器からの火災検知信号の受信と、呼出装置からの呼出信号の受信とを1つの機器で実施でき、構成を簡略化できる。
この構成によれば、火災警報器及び呼出装置は信号を無線発信するので、面倒な配線作業が必要無く容易に設置できるし、火災警報器が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている火災警報機が信号を中継するため、火災警報器と親機端末の距離が離れていても火災検知信号を親機端末に通知することができ、親機端末の設置場所が制限を受けない。そして、火災警報器からの火災検知信号の受信と、呼出装置からの呼出信号の受信とを1つの機器で実施でき、構成を簡略化できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、呼出装置は複数設置されて、他の呼出装置から無線発信された呼出信号を中継する呼出中継部を備え、親機通信部は、呼出装置から無線発信される呼出信号を受信することを特徴とする。
この構成によれば、呼出装置が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている呼出装置が信号を中継するので、呼出装置の設置場所が制限される事態を防ぐことができる。
この構成によれば、呼出装置が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている呼出装置が信号を中継するので、呼出装置の設置場所が制限される事態を防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、火報中継部は、他の火災警報器に加えて呼出装置からの呼出信号を中継すると共に、呼出中継部は、他の呼出装置に加えて火災警報器からの火災検知信号を中継することを特徴とする。
この構成によれば、火災警報器及び呼出装置は、それぞれが互いの無線信号を中継するので、火災警報器及び呼出装置を混在して住戸内に任意位置に配置しても、夫々の無線信号を親機端末に送信できる。
この構成によれば、火災警報器及び呼出装置は、それぞれが互いの無線信号を中継するので、火災警報器及び呼出装置を混在して住戸内に任意位置に配置しても、夫々の無線信号を親機端末に送信できる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成において、親機端末は、火災警報器及び呼出装置のIDコードと場所情報とを関連付けて記憶したID記憶部を有する一方、火災警報器は火報通信部からIDコードを添付した火災検知信号を送信すると共に、呼出装置は呼出通信部からIDコードを添付した呼出信号を送信し、親機制御部は、火災検知信号或いは呼出信号を受信したら、添付されているIDコードを基にID記憶部から場所情報を読み取り、通報動作と同時に場所情報の報知を行うことを特徴とする。
この構成によれば、親機端末は、報知動作に合わせて火災検知信号或いは呼出信号の発信元情報も報知するので、親機端末を見ただけで場所を速やかに認識できる。
この構成によれば、親機端末は、報知動作に合わせて火災検知信号或いは呼出信号の発信元情報も報知するので、親機端末を見ただけで場所を速やかに認識できる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の構成において、呼出装置が、固定型に加えて居住者が携行する携帯型であって、火報制御部及び呼出制御部は、携帯型の呼出装置が発信した呼出信号に添付された携帯型の呼出装置のIDコードを、無線信号を最初に中継した固定型機器のIDコードとともに送信制御し、親機制御部は、携帯型の呼出装置が発信した呼出信号を受信したら、無線信号を最初に中継した固定型機器のIDコードを基にID記憶部から場所情報を読み取り、報知制御と同時に場所情報を報知部から報知することを特徴とする。
この構成によれば、携帯型呼出装置を携行した居住者が、移動先で使用して呼出操作しても、最初に呼出信号を中継した火災警報器或いは呼出装置の場所情報が親機端末において報知されるので、呼出信号の発信場所の識別がし易く、対処し易い。
この構成によれば、携帯型呼出装置を携行した居住者が、移動先で使用して呼出操作しても、最初に呼出信号を中継した火災警報器或いは呼出装置の場所情報が親機端末において報知されるので、呼出信号の発信場所の識別がし易く、対処し易い。
請求項6の発明は、請求項4又は5記載の構成において、火災警報器、呼出装置の少なくとも一方は、充電可能な2次電池を電源として備え、更に2次電池の残量が特定の値以下に低下したら電源警報信号を無線発信させる電源監視部を有し、親機制御部は、電源警報信号を受けて報知部を報知動作させることを特徴とする。
この構成によれば、電池交換の必要性を認識でき、利便性が良い。
この構成によれば、電池交換の必要性を認識でき、利便性が良い。
請求項7の発明は、請求項3乃至6の何れかに記載の構成において、親機端末には、有線又は無線により人物の存在を感知したら照明が点灯するセンサライト、人感センサ或いは水量センサを備えて居住者の生活異変を検知する生活異変センサ等のセンサ機器が接続される一方、親機制御部は、センサ機器が火災検知信号或いは呼出信号を中継する中継部を備え、更に生活異変センサの異変検知信号を受けて報知部を報知制御することを特徴とする。
この構成によれば、火災警報器、呼出装置以外に、信号を中継する機器が設置されるので、親機端末まで確実に信号を伝送できる。また、センサライトを屋外に設置すれば、呼出装置を屋外で操作しても呼出信号を親機端末まで送信することが可能となり、呼出装置の使用範囲を拡大できるし、生活異変を検知したら親機端末が報知するので、異常発生を把握し易い。
この構成によれば、火災警報器、呼出装置以外に、信号を中継する機器が設置されるので、親機端末まで確実に信号を伝送できる。また、センサライトを屋外に設置すれば、呼出装置を屋外で操作しても呼出信号を親機端末まで送信することが可能となり、呼出装置の使用範囲を拡大できるし、生活異変を検知したら親機端末が報知するので、異常発生を把握し易い。
請求項8の発明は、請求項3乃至7の何れかに記載の構成において、火災検知信号と呼出信号が輻輳した場合、火報制御部及び呼出制御部は、呼出信号を優先して中継することを特徴とする。
この構成によれば、火災が発生した際に救助を求めている人物からの信号を優先して報知させるので、速やかな救助が可能となる。
この構成によれば、火災が発生した際に救助を求めている人物からの信号を優先して報知させるので、速やかな救助が可能となる。
本発明によれば、火災警報器が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている火災警報機が信号を中継するので、火災警報器あるいは親機端末の設置場所が限定されない。そして、火災警報器の火災検知動作及び呼出装置の呼出操作を受けて親機端末が報知動作するので、火災発生の報知と呼出報知を1つの機器で実施できる。また、火災警報器及び呼出装置は信号を無線発信するので、面倒な配線作業が必要無く容易に設置できる。
また、呼出装置にも中継機能を設ければ、呼出装置が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている呼出装置が信号を中継するので、呼出装置の設置場所が制限される事態を防ぐことができる。
更に、火災警報器及び呼出装置は、それぞれが互いの無線信号を中継するよう構成すれば、火災警報器及び呼出装置を混在して住戸内に任意位置に配置しても、夫々の無線信号を親機端末に送信できる。
また、呼出装置にも中継機能を設ければ、呼出装置が発信する電波が微弱でも、親機端末まで途中に設置されている呼出装置が信号を中継するので、呼出装置の設置場所が制限される事態を防ぐことができる。
更に、火災警報器及び呼出装置は、それぞれが互いの無線信号を中継するよう構成すれば、火災警報器及び呼出装置を混在して住戸内に任意位置に配置しても、夫々の無線信号を親機端末に送信できる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る宅内異常通報システムの一例を示す構成図であり、1は火災を検知する火災警報器、2は緊急時に操作される呼出装置、3は火災警報器1等からの信号を受けて発報動作する親機端末、4は人物が接近したら照明が点灯するセンサライト、5は居住者の生活異変を検知する生活異変センサである。尚、Hは住戸を示している。
図1に示すように、宅内異常通報システムは、2つの火災警報器(第1火災警報器1a、第2火災警報器1b)1と、3つの呼出装置(固定型の第1呼出装置2a及び第2呼出装置2b、携帯型の第3呼出装置2c)2と、2つのセンサライト(無線型の第1センサライト4a、有線型の第2センサライト4b)4と、2つの生活異変センサ(人感センサにより居住者の生活異変を検知する第1生活異変センサ5a、水量センサにより居住者の生活異変を検知する第2生活異変センサ5b)5と、1つの親機端末3を備えて構成されている。
なお、第1及び第2火災警報器1a,1b、第1〜第3呼出装置2a〜2c、第1センサライト4a、第1及び第2生活異変センサ5a,5bと親機端末3とは、無線通信を実施し、第2センサライト4bと親機端末3とは伝送線L1を介して通信する。また、無線通信は、全て同一の通信プロトコルで実施される。
火災警報器1は図2の回路ブロック図に示すように構成されている。図2に示すように、火災を検知する火災検知部11、無線信号を送受信する火報通信部12、発信信号を生成すると共に信号の中継を行う火報制御部13等を備えている。この火災警報器1は住戸或いは施設建屋の天井等に固定設置されている。
具体的に火報通信部12は、火報制御部の13の制御により火報制御部13から伝送された火災検知信号を、決められた周波数チャンネル、変調方式、伝送速度、パケット構成等の所定の通信プロトコルに従って電波に重畳させて発信する。
火報制御部13は、火災検知部11が火災発生を検知したら、自己のIDコード、機器固定情報を付与した火災検知信号を生成して火報通信部12に対して発信する。また、他の火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5の電波を受信したら、他の火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5、あるいは親機端末3に転送する中継制御を実施する。なお、機器固定情報とは、自己の機器が天井等に固定されているのか、あるいは携帯型、可搬型であるかを識別するための情報である。
呼出装置2のうち固定型の第1及び第2呼出装置2a,2bは図3(a)の回路ブロック図に示すように構成されている。図3(a)に示すように、居住者が呼出操作する呼出ボタン21、無線信号を送受信する呼出通信部22、発信信号を生成すると共に信号の中継を行う呼出制御部23が備えられている。
携帯型の第3呼出装置2cは、図3(b)の回路ブロック図に示すように構成され、上記図3(a)に示す回路に加え、加速度センサ25、太陽電池26、充電池27が設けられている。加速度センサ25は、第3呼出装置2cを携行している使用者が体調を崩して倒れた等により、通常と異なる動きをしたことを検出する。また、太陽電池26は、屋内の照明等により装置の動作電源を確保するものである。充電池27は、ニッケル水素電池等の充電池であり、太陽電池26で発電された余剰電力を蓄電するとともに、太陽電池26が発電できないときに装置の電源となる。
呼出装置2(第1、第2及び第3呼出装置2a,2b,2c)は、呼出ボタン21の操作を受けて呼出制御部23が、自己のIDコード、機器固定情報が付与した呼出信号を生成して呼出通信部22に送信する。また、他の火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5の電波を受信したら、他の火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5、或いは親機端末3に転送する中継制御を実施する。
呼出通信部22は、呼出制御部23の制御により、呼出制御部23から伝送された呼出信号を、決められた周波数チャンネル、変調方式、伝送速度、パケット構成等の所定の通信プロトコルに従って電波に重畳させて発信する。
親機端末3は、図4に示すように、電波による送受信/伝送線L1を介した送受信を行う親機通信部31、警報音等を報音する報音部32、警報内容を表示する表示部33、通信を行う個々の機器のIDデータ等を記憶する記憶部34、通信を制御すると共に親機端末3を制御する親機制御部35等が備えられている。
親機通信部31は、親機制御部35の制御により、火災警報器1、呼出装置2、第1センサライト4a、生活異変センサ5から所定の統一された通信プロトコルに従い電波に重畳され送信されてくる無線データ、及び第2センサライト4bから所定の統一された通信プロトコルに従って伝送線L1を介して送信されてくるデータを受信して復調等を行う。
親機通信部31は、親機制御部35の制御により、火災警報器1、呼出装置2、第1センサライト4a、生活異変センサ5から所定の統一された通信プロトコルに従い電波に重畳され送信されてくる無線データ、及び第2センサライト4bから所定の統一された通信プロトコルに従って伝送線L1を介して送信されてくるデータを受信して復調等を行う。
報音部32は、火災警報器1から送信された火災検知信号、呼出装置2の呼出信号、センサライト4にて検出された感知信号、生活異変センサ5にて検出された異変信号を受けて報音通知するためのものである。また、表示部33は、火災警報器1から送信された火災検知信号の内容、呼出装置2の呼出信号の内容、センサライト4にて検出された感知信号の内容、生活異変センサ5にて検出された異変信号の内容を夫々示す文字メッセージや絵データ等を、発信元の端末情報と併せて表示するためのものである。なお、表示部33としては、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等が好適である。
記憶部34は、火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5にて検出された警報の内容、及びそれら個々のIDコードに対応する場所情報を記憶している。
親機制御部35は、親機端末3全体を制御する。例えば、火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5から発信される信号の相違に応じて、報音部32及び表示部33の報知内容を予めインストールされた報知用プログラムに基づいて変更制御する。
第1センサライト4aは、図5(a)の回路ブロック図に示すように構成されている。図5(a)に示すように、不審者を感知するための人感センサ41、無線信号を送受信するセンサライト通信部42、不審者を照らすための照明43、発信信号を生成すると共に照明を制御し、更に信号の中継を行うセンサライト制御部44等を備えている。
第2センサライト4bは、図5(b)の回路ブロック図に示すように構成されている。図5(b)に示すように、不審者を感知するための人感センサ41、無線信号を送受信すると共に、伝送線L1を介して親機端末3と通信するセンサライト通信インターフェース(センサライト通信IF)46、不審者を照らすための照明43、発信信号を生成すると共に照明を制御するセンサライト制御部44等を備えている。
人感センサを備えた第1生活異変センサ5aは、図6(a)の回路ブロック図に示すように構成されている。図6(a)に示すように、人感センサ51、無線信号を送受信するセンサ通信部52、発信信号を生成すると共に信号の中継を行うセンサ制御部53が備えられている。人感センサ51が人物の存在を一定時間以上検知しない場合、センサ制御部が居住者の生活異変発生と判断し、警報信号を生成してセンサ通信部52から無線発信する。
水量センサを備え第2生活異変センサ5bは、図6(b)の回路ブロック図に示すように構成されている。図6(b)に示すように、水道水の使用状況を監視する水量センサ55、無線信号を送受信するセンサ通信部52、発信信号を生成すると共に信号の中継を行うセンサ制御部53が備えられている。センサ制御部53が、一定時間以上の水道の未使用、あるいは過剰使用を検知したら、生活異変発生と判断して警報信号を生成し、センサ通信部52から無線発信させる。
具体的に、センサ制御部53は、人感センサが所定時間人物を検知しなかったら、或いは水量センサが一定時間以上の水道の未使用、あるいは過剰使用を検知したら、自己のIDコード、機器固定情報を付与した火災検知信号を生成してセンサ通信部52に送信する。また、他の火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5の電波を受信したら、他の火災警報器1、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5、あるいは親機端末3に転送する中継制御を実施する。
センサ通信部52は、センサ制御部53の制御により、センサ制御部53から伝送された異変検知信号を、決められた周波数チャンネル、変調方式、伝送速度、パケット構成等の所定の通信プロトコルに従って電波に重畳させて発信する。
以下、上記構成の宅内異常通報システムの動作を説明する。通信に使用される通信プロトコルとしては、例えば、電波の周波数チャンネル:429MHz、電波の変調データ伝送速度:2400bps、データパケット構成のビット同期:41bit、データパケット構成の同期フレーム:31bit、データパケット構成のIDコード:32bit、データパケット構成の異常状態データ:32bit、がそれぞれ設定されているものとする。このような通信プロトコルにより、火災警報器1、呼出装置2、親機端末3、センサライト4、生活異変センサ5は通信動作する。
ただし、第1火災警報器1aは直接親機端末3と通信ができる場所に設置され、第2火災警報器1bは直接通信できない遠方で設置されているものとする。
ただし、第1火災警報器1aは直接親機端末3と通信ができる場所に設置され、第2火災警報器1bは直接通信できない遠方で設置されているものとする。
最初に、第1火災警報器1aの火災検知部11が火災発生を検出した場合を説明する。火災検知部11が火災を検知すると、火報制御部13が自己のIDコードを付与した火災検知信号S1aを生成して火報通信部12に送出する。火報通信部12は、受信した火災検知信号S1aを信号処理して、所定の通信プロトコルに従った無線データS2aに信号処理して電波に重畳して親機端末3に対して発信する。
親機端末3の親機通信部31は、第1火災警報器1aから送信されてきた無線データS2aを受信すると復調し、復調処理後の復調データS3aを親機制御部35に送出するとともに、第1火災警報器1aに対してデータ受領信号Sbを送信する。この信号を受信した第1火災警報器1aの火報制御部13は、情報が到達されたことを確認して信号の送出を終了する。
親機端末3の親機通信部31は、第1火災警報器1aから送信されてきた無線データS2aを受信すると復調し、復調処理後の復調データS3aを親機制御部35に送出するとともに、第1火災警報器1aに対してデータ受領信号Sbを送信する。この信号を受信した第1火災警報器1aの火報制御部13は、情報が到達されたことを確認して信号の送出を終了する。
親機端末3の親機制御部35は、親機通信部31より受信した復調データS3aのIDコードを読み取り、予め記憶部34に登録されている複数のIDコード(詳述せず。)と対比して、第1火災警報器1aからの信号であることを特定する。この後、親機制御部35は、報音部32を報音制御し、特定した第1火災警報器1aの場所情報、及び火災発生の詳細を示す文字メッセージや絵データ等を、記憶部34から読み取り表示部33に表示させて報知(警報報知)を行う。
次に、親機端末3と直接電波の送受信ができない遠方に設置された第2火災警報器1bが火災発生を検知した場合を説明する。
第2火災警報器1bの火災検知部11が火災を検知すると、火報制御部13が自己のIDコードを付与した火災検知信号S1bを生成して火報通信部12に送出する。火報通信部12は、受信した火災検知信号S1bを所定の通信プロトコルに従った無線データS2bに信号処理して電波に重畳し、親機端末3に対して発信する。
第2火災警報器1bの火災検知部11が火災を検知すると、火報制御部13が自己のIDコードを付与した火災検知信号S1bを生成して火報通信部12に送出する。火報通信部12は、受信した火災検知信号S1bを所定の通信プロトコルに従った無線データS2bに信号処理して電波に重畳し、親機端末3に対して発信する。
この無線データS2bを第1火災警報器1aが受信すると、第1火災警報器1aの火報制御部13は、親機端末3からのデータ受領信号Sbを一定時間待つ。
このとき、データ受領信号Sbを受信できれば、無線データS2bが親機端末3に届いたと判断して、第1火災警報器1aの火報制御部13は受信した無線データS2bを破棄する。しかし、データ受領信号Sbが受信できなければ、無線データS2bが親機端末3に届いていないと判断し、第1火災警報器1aは、無線データS2bに中継端末として自己のIDコードを付加した無線データS3bを生成して火報通信部12から親機端末3に向けて発信する。
このとき、データ受領信号Sbを受信できれば、無線データS2bが親機端末3に届いたと判断して、第1火災警報器1aの火報制御部13は受信した無線データS2bを破棄する。しかし、データ受領信号Sbが受信できなければ、無線データS2bが親機端末3に届いていないと判断し、第1火災警報器1aは、無線データS2bに中継端末として自己のIDコードを付加した無線データS3bを生成して火報通信部12から親機端末3に向けて発信する。
この無線データS3bを親機端末3の親機通信部31が受信すると、復調を行い、復調処理後の復調データS4bを親機制御部35に送出する。親機制御部35は、この復調データS4bの受信を受けて、第1火災警報器1aに対して親機通信部31からデータ受領信号Sbを送信する。
そして親機制御部35は、復調データS4bのIDコードを読み取り、予め登録されている複数のIDコード(詳述せず。)と対比して、発信元が第2火災警報器1bであることを特定する。この後、親機制御部35は、報音部32を報音制御し、第2火災警報器1bの場所情報、及び火災発生の詳細を示す文字メッセージや絵データ等を、表示部33に表示させて報知(警報報知)を行う。
そして親機制御部35は、復調データS4bのIDコードを読み取り、予め登録されている複数のIDコード(詳述せず。)と対比して、発信元が第2火災警報器1bであることを特定する。この後、親機制御部35は、報音部32を報音制御し、第2火災警報器1bの場所情報、及び火災発生の詳細を示す文字メッセージや絵データ等を、表示部33に表示させて報知(警報報知)を行う。
一方、親機端末3からのデータ受領信号Sbを受信した第1火災警報器1aの火報制御部13は、データ受領信号Sbを第2火災警報器1bに転送する。こうして、データ受領信号Sbを受信した第2火災警報器1bは、情報が到達されたことを確認して信号の発信を終了する。
なお、第1火災警報器1aが送信した無線データS3bも親機端末3と直接電波の送受信ができない場合には、呼出装置2、センサライト4、生活異変センサ5等が無線データS3bをさらに中継することにより、親機端末3に情報が到達される。また、第2センサライト4bが無線データS3bを中継する際には、伝送線L1を介して親機端末3に情報が伝送される。
居住者に携行されている第3呼出装置2cから呼出信号が発信された場合は、以下のようである。なお、携帯型であることは、例えばIDコードの先頭ビットを1とすることで識別し、携帯型でない火災警報器1、センサライト4、第1,第2生活異変センサ5a,5bのIDコードの先頭ビットは0となっている。
次に、呼出装置2が呼出信号を発した場合を説明する。携帯型の第3呼出装置2cが、親機端末3と直接電波の送受信ができない遠方において呼出信号を発した場合を代表として説明する。
第3呼出装置2cの呼出ボタン21が押下される、あるいは加速度センサ25が人物の転倒等の異常を検出すると、呼出制御部23が、自己のIDコードを付与した呼出信号S1cを生成して呼出通信部22に送出する。呼出通信部22は、受信した呼出信号S1cを信号処理して所定の通信プロトコルに従った無線データS2cを電波に重畳させて、親機端末3に対して発信する。
第3呼出装置2cの呼出ボタン21が押下される、あるいは加速度センサ25が人物の転倒等の異常を検出すると、呼出制御部23が、自己のIDコードを付与した呼出信号S1cを生成して呼出通信部22に送出する。呼出通信部22は、受信した呼出信号S1cを信号処理して所定の通信プロトコルに従った無線データS2cを電波に重畳させて、親機端末3に対して発信する。
第1火災警報器1aがこの無線データS2cを受信すると、火報制御部13は親機端末3からのデータ受領信号Sbを一定時間待つ。このとき、データ受領信号Sbが受信できれば、無線データS2cが親機端末3に届いたと判断して無線データS2cを破棄する。しかし、データ受領信号Sbが受信できなければ、第1火災警報器1aの火報制御部13は、無線データS2cが親機端末3に届いていないと判断し、無線データS2cに中継端末として自己のIDコードを付加した無線データS3cを火報通信部12から発信させる。
親機端末3の親機通信部35は、第1火災警報器1aから送信されてきた無線データS3cを受信すると復調し、復調データS4cを親機制御部35に送信する。親機制御部35は、復調データS4cを受信すると、第1火災警報器1aに対してデータ受領信号Sbを送信する。
そして、親機制御部35は、復調データS4cのIDコードを読み取り、予め登録されている複数のIDコード(詳述せず。)と対比して、発信元が第3呼出装置2cであることを特定する。ここで、第3呼出装置2cがIDコードにより携帯型であることが特定され、第3呼出装置3cの位置自体は特定できないが、親機制御部35は受信した復調データS4cのIDコードから、中継端末である第1火災警報器1aをさらに特定する。
そして、親機制御部35は、復調データS4cのIDコードを読み取り、予め登録されている複数のIDコード(詳述せず。)と対比して、発信元が第3呼出装置2cであることを特定する。ここで、第3呼出装置2cがIDコードにより携帯型であることが特定され、第3呼出装置3cの位置自体は特定できないが、親機制御部35は受信した復調データS4cのIDコードから、中継端末である第1火災警報器1aをさらに特定する。
こうして、親機制御部35は、特定された第3呼出装置2cの呼出発生の詳細を示す報知を報音部32で報音させ、文字メッセージや絵データ等を報知用プログラムの制御により表示部33に表示させて報知(警報報知)を行う。
このとき、親機制御部35は、特定された中継端末である第1火災警報器1aの場所情報の詳細を、文字メッセージや絵データ等を報知用プログラムの制御により表示部33に報知させる。この報知により、第3呼出装置2cが第1火災警報器1aの近傍にあることが通知される。
このとき、親機制御部35は、特定された中継端末である第1火災警報器1aの場所情報の詳細を、文字メッセージや絵データ等を報知用プログラムの制御により表示部33に報知させる。この報知により、第3呼出装置2cが第1火災警報器1aの近傍にあることが通知される。
一方、親機端末3からのデータ受領信号Sbを受信した第1火災警報器1aの火報制御部13は、データ受領信号Sbを第3呼出装置2cに転送する。これにより、第3呼出装置2cは、情報が到達されたことを認識して信号の発信を終了する。
なお、第1火災警報器1aが発信した無線データS3cも親機端末3に直接送信できない場合には、第2火災警報器1b、第1呼出装置2a、第2呼出装置2b、センサライト4、生活異変センサ5が無線データをさらに中継することにより、親機端末3に情報を到達させる。この場合、親機制御部35は、携帯型でない機器の複数のIDコードのうち、最初に中継を行なった機器のIDコードの場所情報を表示部33に表示させる。
また、太陽電池26の発電能力が不足し、充電池27の充電容量が第3呼出装置2cの動作に支障を与えるほど低下した場合は、第3呼出装置2cの呼出制御部23が電池警報信号を生成し、呼出ボタン21の呼出信号と同様の経路で伝送することにより、親機端末3において第3呼出装置3cの電池切れが通知される。そのため、電池交換の必要性を認識でき、便利である。
また、太陽電池26の発電能力が不足し、充電池27の充電容量が第3呼出装置2cの動作に支障を与えるほど低下した場合は、第3呼出装置2cの呼出制御部23が電池警報信号を生成し、呼出ボタン21の呼出信号と同様の経路で伝送することにより、親機端末3において第3呼出装置3cの電池切れが通知される。そのため、電池交換の必要性を認識でき、便利である。
次に、センサライト4が動作した場合を説明する。第1センサライト4aの人感センサ41が屋外にいる不審者等の人物を感知した場合は、次のように動作する。
人感センサ41が人物の存在を感知すると、センサライト制御部44は、自己のIDコードを付与した感知信号S5aを生成してセンサライト通信部42に送出するとともに、照明43を点灯させて威嚇を行なう。感知信号S5aを受信したセンサライト通信部42は、感知信号S5aを無線データS5bに信号処理して親機端末3に対して発信する。この信号は、所定の通信プロトコルに従った電波に重畳されて発信される。
以後の動作は、上記火災警報器1や呼出装置2の動作と同様であり、親機端末3の報音部32及び表示部33において報知(警報報知)される。
人感センサ41が人物の存在を感知すると、センサライト制御部44は、自己のIDコードを付与した感知信号S5aを生成してセンサライト通信部42に送出するとともに、照明43を点灯させて威嚇を行なう。感知信号S5aを受信したセンサライト通信部42は、感知信号S5aを無線データS5bに信号処理して親機端末3に対して発信する。この信号は、所定の通信プロトコルに従った電波に重畳されて発信される。
以後の動作は、上記火災警報器1や呼出装置2の動作と同様であり、親機端末3の報音部32及び表示部33において報知(警報報知)される。
伝送線L1で親機端末3に接続された第2センサライト4bが屋外を不審者等の人物を感知した場合は、次のように動作する。
人感センサ41が人物の存在を感知すると、センサライト制御部44は、自己のIDコードを付与した感知信号S5eを生成してセンサライト通信IF46に送出すると共に、照明43を点灯させて威嚇を行なう。感知信号S5eを受信したセンサライト通信IF46は、感知信号S5eを無線データS5fに信号処理して親機端末3に伝送線L1を介して送信する。以後の動作は、上記火災警報器1や呼出装置2の動作と同様であり、親機端末3の報音部32及び表示部33において不審者検知が報知(警報報知)される。
人感センサ41が人物の存在を感知すると、センサライト制御部44は、自己のIDコードを付与した感知信号S5eを生成してセンサライト通信IF46に送出すると共に、照明43を点灯させて威嚇を行なう。感知信号S5eを受信したセンサライト通信IF46は、感知信号S5eを無線データS5fに信号処理して親機端末3に伝送線L1を介して送信する。以後の動作は、上記火災警報器1や呼出装置2の動作と同様であり、親機端末3の報音部32及び表示部33において不審者検知が報知(警報報知)される。
また、第2センサライト4bが、火災警報器1、呼出装置2、第1センサライト4a、人感センサ5の信号を中継する際には、センサライト制御部44がセンサライト通信IF46で受信した信号を伝送線L1を介して親機端末3に伝送する。
親機端末3の親機通信部31がこの信号を受信したら、親機制御部35が報音部32及び表示部33において報知(警報報知)させる。このときも、親機端末3から第2センサライト4bにデータ受領信号が伝送され、センサライト通信IF46から無線発信される。そして、発信元の機器にデータ受領信号を受信させることができる。
親機端末3の親機通信部31がこの信号を受信したら、親機制御部35が報音部32及び表示部33において報知(警報報知)させる。このときも、親機端末3から第2センサライト4bにデータ受領信号が伝送され、センサライト通信IF46から無線発信される。そして、発信元の機器にデータ受領信号を受信させることができる。
以上は、火災検知信号、呼出信号が単発で発信された場合について説明したが、火災発生時に居住者が呼出装置2により救援を求める等信号が輻輳した場合は、火災警報器1の火報制御部13、呼出装置2の呼出制御部23、センサライト4のセンサライト制御部44、生活異変センサ5のセンサ制御部53は、呼出装置2の呼出信号を優先して中継する。
また、生活異変センサ5が異変検知信号を発信した場合の動作について詳述していないが、居住者の生活異変を検知した後の通知動作は、上記火災警報器1等の動作と同一であるため、詳細な動作については省略する。
また、生活異変センサ5が異変検知信号を発信した場合の動作について詳述していないが、居住者の生活異変を検知した後の通知動作は、上記火災警報器1等の動作と同一であるため、詳細な動作については省略する。
このように、火災警報器1及び呼出装置2は信号を無線発信するので、面倒な配線作業が必要無く容易に設置できるし、火災警報器1が発信する電波が微弱でも、親機端末3まで途中に設置されている火災警報機1及び呼出装置2が互いに信号を中継するため、火災警報器1と親機端末3の距離、呼出装置2と親機端末3の距離が離れていても火災検知信号及び呼出信号を親機端末3に通知することができる。
また、火災警報器1及び呼出装置2を混在して住戸内の任意位置に配置しても、夫々の無線信号を親機端末3に送信できるので、設置場所の制約を受けないし、火災警報器1からの火災検知信号の受信と、呼出装置2からの呼出信号の受信とを1つの機器で実施でき、構成を簡略化できる。
また、火災警報器1及び呼出装置2を混在して住戸内の任意位置に配置しても、夫々の無線信号を親機端末3に送信できるので、設置場所の制約を受けないし、火災警報器1からの火災検知信号の受信と、呼出装置2からの呼出信号の受信とを1つの機器で実施でき、構成を簡略化できる。
更に、親機端末3は、報知動作に合わせて火災検知信号或いは呼出信号の発信元情報も報知するので、親機端末3を見るだけで発信元の場所を速やかに認識することができる。
また、携帯型呼出装置2cを居住者が携行し、移動先で呼出信号が発信されても、最初に呼出信号を中継した火災警報器1或いは呼出装置2等の場所情報が親機端末3において報知されるので、呼出信号の発信場所の識別がし易く、対処し易い。
また、火災警報器1、呼出装置2以外に、センサライトや生活異変センサが信号を中継するので、親機端末3まで確実に信号を伝送できる。特に、センサライト4を屋外に設置することで、呼出装置2を屋外で操作しても呼出信号を親機端末3まで送信することでき、呼出装置2の使用範囲を拡大できる。
更に、火災検知信号と呼出信号が輻輳した場合は呼出信号を優先するので、火災が発生した際に救助を求めている人物からの信号が優先され、速やかな救助が可能となる。
また、携帯型呼出装置2cを居住者が携行し、移動先で呼出信号が発信されても、最初に呼出信号を中継した火災警報器1或いは呼出装置2等の場所情報が親機端末3において報知されるので、呼出信号の発信場所の識別がし易く、対処し易い。
また、火災警報器1、呼出装置2以外に、センサライトや生活異変センサが信号を中継するので、親機端末3まで確実に信号を伝送できる。特に、センサライト4を屋外に設置することで、呼出装置2を屋外で操作しても呼出信号を親機端末3まで送信することでき、呼出装置2の使用範囲を拡大できる。
更に、火災検知信号と呼出信号が輻輳した場合は呼出信号を優先するので、火災が発生した際に救助を求めている人物からの信号が優先され、速やかな救助が可能となる。
尚、上記実施形態では、火災警報器1及び呼出装置2の個数はそれぞれ2個として説明したが、それ以上の数であっても同様の効果を奏するし、第3呼出装置3cのみを携帯型としたが、他の機器を携帯型或いは可搬型としても良い。
また、全ての機器に信号を中継する機能を設けているが、少なくとも火災警報器1のみに中継機能を設けるだけでも、親機端末3の設置位置の制約を大幅に無くすことができる。
更に、センサライト4は、センサ動作を受けて撮像を開始するカメラを備えたセンサライトカメラであっても良い。その場合、感知信号と共にカメラが撮像した映像信号を親機端末3に送信すれば、不審者の映像を表示部33等で確認することができるし、記録すればセキュリティの向上に役立てることができる。
また、親機端末3を警報を報知するための機器として説明しているが、玄関等に設置されたインターホン子機と通話路を形成して来訪者と居住者の間で通話を行うインターホン親機として構成しても好適である。
また、全ての機器に信号を中継する機能を設けているが、少なくとも火災警報器1のみに中継機能を設けるだけでも、親機端末3の設置位置の制約を大幅に無くすことができる。
更に、センサライト4は、センサ動作を受けて撮像を開始するカメラを備えたセンサライトカメラであっても良い。その場合、感知信号と共にカメラが撮像した映像信号を親機端末3に送信すれば、不審者の映像を表示部33等で確認することができるし、記録すればセキュリティの向上に役立てることができる。
また、親機端末3を警報を報知するための機器として説明しているが、玄関等に設置されたインターホン子機と通話路を形成して来訪者と居住者の間で通話を行うインターホン親機として構成しても好適である。
1・・火災警報器、2・・呼出装置、2c・・第3呼出装置(携帯型呼出装置)、3・・親機端末、4・・センサライト、5・・生活異変センサ、12・・火報通信部、13・・火報制御部(火報中継部)、21・・呼出ボタン、22・・呼出通信部、23・・呼出制御部(呼出中継部、電源監視部)、31・・親機通信部、32・・報音部(報知部)、33・・表示部(報知部)、34・・記憶部(ID記憶部)、35・・親機制御部、41・・人感センサ、42・・センサライト通信部、43・・照明、44・・センサライト制御部(中継部)、46・・センサライト通信IF、51・・人感センサ、52・・センサ通信部、53・・センサ制御部(中継部)、55・・水量センサ。
Claims (8)
- 火災発生を検知して火災検知信号を出力する複数の火災警報器と、ベッドサイド、トイレ等に設置されて呼出操作が成されたら呼出信号を出力する少なくとも1つの呼出装置と、前記火災検知信号、前記呼出信号を受けて報知動作する報知部を備えた親機端末とを有する宅内異常通報システムであって、
前記火災警報器は、火災検知信号を無線発信する火報通信部と、他の火災警報器から無線発信された火災検知信号を中継する火報中継部とを備える一方、前記呼出装置は呼出信号を無線発信する呼出通信部を備え、
前記親機端末は、前記火災警報器から発信される火災検知信号、及び前記呼出装置から前記火災警報器と同一の通信プロトコルで発信される呼出信号を受信する親機通信部と、前記火災警報器及び前記呼出装置から受信した信号を読み取って前記報知部の報知動作を制御する親機制御部とを備えたことを特徴とする宅内異常通報システム。 - 前記呼出装置は複数設置されて、他の呼出装置から無線発信された呼出信号を中継する呼出中継部を備え、
前記親機通信部は、前記呼出装置から無線発信される呼出信号を受信することを特徴とする請求項1記載の宅内異常通報システム。 - 前記火報中継部は、他の火災警報器に加えて前記呼出装置からの呼出信号を中継すると共に、前記呼出中継部は、他の呼出装置に加えて前記火災警報器からの火災検知信号を中継することを特徴とする請求項2記載の宅内異常通報システム。
- 前記親機端末は、前記火災警報器及び前記呼出装置のIDコードと場所情報とを関連付けて記憶したID記憶部を有する一方、
前記火災警報器は前記火報通信部から前記IDコードを添付した火災検知信号を送信すると共に、呼出装置は前記呼出通信部から前記IDコードを添付した呼出信号を送信し、
前記親機制御部は、前記火災検知信号或いは前記呼出信号を受信したら、添付されているIDコードを基に前記ID記憶部から場所情報を読み取り、通報動作と同時に場所情報の報知を行うことを特徴とする請求項3記載の宅内異常通報システム。 - 前記呼出装置が、固定型に加えて居住者が携行する携帯型であって、
前記火報制御部及び前記呼出制御部は、前記携帯型の呼出装置が発信した呼出信号に添付された前記携帯型の呼出装置のIDコードを、無線信号を最初に中継した固定型機器のIDコードとともに送信制御し、
前記親機制御部は、前記携帯型の呼出装置が発信した呼出信号を受信したら、前記無線信号を最初に中継した固定型機器のIDコードを基に前記ID記憶部から場所情報を読み取り、報知制御と同時に場所情報を前記報知部から報知することを特徴とする請求項4記載の宅内異常通報システム。 - 前記火災警報器、前記呼出装置の少なくとも一方は、充電可能な2次電池を電源として備え、更に前記2次電池の残量が特定の値以下に低下したら電源警報信号を無線発信させる電源監視部を有し、
前記親機制御部は、前記電源警報信号を受けて前記報知部を報知動作させることを特徴とする請求項4又は5記載の宅内異常通報システム。 - 前記親機端末には、有線又は無線により人物の存在を感知したら照明が点灯するセンサライト、人感センサ或いは水量センサを備えて居住者の生活異変を検知する生活異変センサ等のセンサ機器が接続される一方、
前記親機制御部は、前記センサ機器が前記火災検知信号或いは前記呼出信号を中継する中継部を備え、更に前記生活異変センサの異変検知信号を受けて前記報知部を報知制御することを特徴とする請求項3乃至6の何れかに記載の宅内異常通報システム。 - 火災検知信号と呼出信号が輻輳した場合、前記火報制御部及び前記呼出制御部は、呼出信号を優先して中継することを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の宅内異常通報システム。
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