JP2005038401A - 警報器及び警報システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 家屋内に警報器1を複数備え、警報器1の検知部11が火災発生を検知し、警報音発生部12が警報音を発生し、送信部15から火災発生を報知する警報信号を無線発信し、近傍の警報器1で受信部14が警報信号を無線受信すると、警報音発生部12で警報音を発生し、送信部15から火災発生を報知する警報信号を更に無線発信する警報器及び警報システムである。
【選択図】 図2
Description
この従来技術は、各部屋に同様の構成の火災警報器を設置し、いずれかで火災が発生すると、全ての火災警報器に有線で火災発生を通知し、全室の火災警報器で火災報知を行う火災警報設備およびそれに利用する火災警報器であり、これにより、各部屋に対して火災警報を行うものである。(特許文献1参照)。
この従来技術は、火災検知器システムと火災受信機との間を無線化し、材料費、人件費、経費の節減をし、また火災発生時に火災内容(状況、発生場所等)を個別コード化信号に変換して火災検知器システムから発信し、個別コード化信号を個別コード判定装置で識別して火災内容を特定するものである。(特許文献2参照)。
また、一般家庭の全ての部屋に火災検知器を設置し、集合住宅のようなシステムを導入しようとすれば、費用が高価になるという問題点があった。
本発明の実施形態に係る警報器及び警報システムは、家屋内に警報器を複数備え、火災発生を検知した警報器が警報音を発生して火災発生を報知する警報信号を無線発信し、近傍の警報器で警報信号を無線受信すると、警報音を発生して火災発生を報知する警報信号を更に無線発信することにより、警報信号をリレー式に無線伝送しながら、各警報器で警報音を発生させるものなので、安価で簡単に設置可能な構成で、且つ警報を確実に家屋内各所に報知できるものである。
本発明に係る警報システムでは、各部屋に同様の構成の警報器1(図では、1a〜1e)を設置する。
各警報器1は、火災などを検知する検知機能と、警報信号を無線送受信する無線通信機能と、火災などを検知した場合、又は警報信号を受信した場合に、警報音を発生する警報機能とを有している。
すると、近傍の部屋の警報器1(図では、1b,1d)が当該警報信号を無線受信して、警報音を発生すると共に、警報信号を更に無線送信(発信)する。
本発明の第1の実施形態にかかる警報器(第1の警報器)1は、図2に示すように、制御部10と、検知部11と、警報音発生部12と、受信部14と、送信部15とから構成されている。尚、請求項では、受信部14と送信部15とを合わせて通信部と呼んでいる。
検知部11は、火災などの発生を検知して検知信号を出力するものである。
具体的に検知部11には、温熱センサ、CO濃度センサ、ガス濃度センサ等を備え、何れかのセンサで検知した値が予め定めた規定値を超えた場合に、異常(火災)発生と認識して、検知信号を出力する。
的確に検知できる場所としては、例えば、温熱センサは火災等によって発生した炎による気温の上昇を検知するため部屋の上部に、CO濃度センサは煙などに含まれる一酸化炭素が先ずは天井に広がることから部屋の上部に設置する。また、ガス濃度センサは、対応するガスの種類によって特性が異なるため、空気より軽い都市ガス対応であるならば部屋の上部に、また空気より重いプロパンガス対応であるならば部屋の下方に設置する。
尚、警報音発生部12は、一般的にはアラーム音等を発生するスピーカ等であるが、例えば、耳の不自由な利用者向けに、警報音を補聴器に出力するようにしても良いし、また、バイブレータ等で振動によって警報を伝えるようにしても良い。
送信部15は、無線信号を送信する一般的な無線送信部であり、本発明では火災発生を報知する警報信号を入力して無線送信するものである。
制御部10では具体的に、火災などを検知したときの火災検知処理と、警報信号を受信したときの警報信号処理とを行う。
これにより、料理中の煙などを検知した警報器1で警報音が発生しても、リセット操作が為されれば警報信号の送信は行われず、他の警報器1で次々に警報音が発生される事態(誤動作による警報)を回避できる。
本発明の第1の警報システムでは、利用者は、家屋内の各部屋の壁又は天井等に各警報器1を設置しておく。
そして、火災等が発生した部屋に設置された警報器1(図1では、警報器1a)において、検知部11で火災等の発生が検知されると、検知信号が制御部10に出力される。制御部10では、火災検知処理の動作により音発生制御信号が警報音発生部12に出力されて警報音発生部12で警報音が発生される。
そして、次に制御部10から警報信号が送信部15に出力されて、送信部15から警報信号が無線送信される。
そして、次に制御部10から当該警報信号が送信部15に出力されて、送信部15から警報信号が無線送信される。
例えば、ガス濃度センサでガス漏れが検出された場合には、都市ガス対応であるならば、「ガスの元栓を締めて、窓を開け換気して下さい」とか、プロパンガス対応であるならば、「ガスの元栓を締めて、窓を開け、ほうきなどで掃き出して下さい」といった対処法を繰り返しアナウンスする。
そして、受信した警報信号に付加された共通IDが、制御部10が保持する共通IDと一致しなければ、制御部10は、警報音発生の指示を警報音発生部10に出力せず、警報信号も送信部15に出力しないようにする。
また、共通IDは、製品製造時に製造元によって設定されるものであってもよいし、製品販売後にユーザが設定可能としてもよい。ユーザが設定する場合には、共通IDを設定入力するための入力部を備えることになる。
また、制御部10の処理フローについては後述する。
本発明の第2の実施形態にかかる警報器及び警報システムは、家屋内に警報器を複数備え、各警報器が識別子を保持しており、火災発生を検知した警報器が自己の識別子に対応する警報音を発生し、火災発生を報知する警報信号に当該警報器の識別子(火災発生元識別子)を付加して無線発信し、近傍の警報器で警報信号と火災発生元識別子を無線受信すると、火災発生元識別子に対応する警報音を発生し、火災発生を報知する警報信号と火災発生元識別子とを更に無線発信することにより、警報信号及び火災発生元識別子をリレー式に無線伝送しながら、各警報器で火災発生元識別子に対応付けられた警報音発生及び警報表示を行うものなので、警報器の設置が簡単でありながら、火災発生元を識別できる警報を確実に家屋内各所に報知できるものである。
本発明の第2の実施形態にかかる警報器(第2の警報器)1′は、図3に示すように、第1の警報器1と同様の構成として、制御部10′と、検知部11と、警報音発生部12と、受信部14と、送信部15とから構成され、更に第2の警報器1′の特徴部分として、警報表示部13と、移動体通信部16と、記憶部17と、入力部18とを設けている。尚、請求項では、受信部14と送信部15とを合わせて通信部と呼んでいる。
検知部11、警報音発生部12は、第1の警報機1と同様であるので、説明を省略する。
また、図4に示したLEDランプの上に示された部屋の説明は、各部屋に設置した警報器1′毎に登録したIDとLEDランプ番号との対応付けに応じて、後からシールなどに記載して張り付けて解りやすくしたものである。
尚、警報表示部13は、警報器1′の主要部分を内蔵する筐体から切り離して設けるようにしても良いが、装置を簡略、且つ安価に構成するためには、警報器1′の筐体表面に設けるようにする。
記憶部17内には、登録情報として具体的に、自己の識別子(ID)を記憶する自己ID17aと、火災等発生時に通報する移動体(携帯電話、携帯端末等又はPHS等)の呼出番号やメールアドレス等を記憶する連絡先情報17bとが記憶される。
自己の識別子(ID)は、ユニークなシリアル番号(数字)とすることが処理を単純化する意味で望ましい。
そして、各警報器1′で登録された識別子(ID)が、警報パターン番号に対応付けられる。
移動体通信部16は、火災等発生時の連絡先として登録された移動体(携帯電話、携帯端末等又はPHS等)に接続して、火災などの発生を通報する通信手段である。
具体的な通信手段としては、入力される通報連絡先の電話番号などに有線電話システム、又は無線電話システムを用いて発呼し、接続されたら、予め設定されている火災などの発生を通報する通報メッセージ等を送信する。
また、別の通信手段として、入力される通報連絡先のメールアドレス宛に、予め設定されている火災などの発生を通報する通報メール等を送信する。
尚、通報先として、契約した警備会社等を登録するようにしても良い。
第2の警報器1′の制御部10′における火災検知処理は具体的に、検知部11から検知信号が入力されると起動され、まず記憶部17の自己ID17aを参照して自己のIDを火災発生元識別子として取得し(100)、取得したIDに対応する警報パターンに従って警報音制御信号を警報音発生部12に出力し(警報音発生指示)(102)、取得したIDに対応する警報パターンに従って警報表示制御信号を警報表示部13に出力する(警報表示指示)(104)。
これにより、料理中の煙などを検知した誤動作による警報を回避できる。
本発明の第2の警報システムでは、利用者は、家屋内に設置する複数の警報器1′を準備し、各警報器1′にユニークなIDを決定して登録操作を行ってから、各部屋の壁又は天井等に各警報器1′を設置する。
そして、それに合わせて図4に示すように、部屋名を書いたシールなどを各警報器1′の警報表示部13に貼ることで、火災発生場所が一目で認識できるようになる。
次に、警報器1′aの制御部10′では記憶部17の連絡先情報17bに登録されている連絡先への通報指示が移動体通信部16に出力されて、移動体通信部16が、連絡先電話番号に発呼等して、火災発生の旨が通報される。
そして、この火災が燃え広がって隣室(例えばリビング)の警報器1′b(ID「2」)でも火災を検知すると、警報信号+IDを作成して送信するので、各部屋の警報器1′においてLED番号2も点灯又は点滅することになる。
そして、サブ警報器1′Sでは、メイン警報器1′Mから配信された情報を受信して、自己の機器識別子に対応付けられたIDを自己ID17aに記憶する。
これにより、警報音発生部12からの出力としてIDに対応する警報音ではなく、音声合成によりIDに対応付けて登録されている火災発生場所をメッセージに合成した音声を生成してアナウンスするようにしても良い。
例えば、IDが「1」の場合には、「台所で火災です」とか、IDが「2」の場合には、「リビングで火災です」といったアナウンスを繰り返し行う。
これにより、警報信号が広範囲に伝搬されるのを防止でき、広範囲で警報音が鳴ることを防止できる。
但し、上記IDは、火災発生元識別子であるから、その火災発生元識別子の一部が共通部分となっており、そのIDを受信した警報器のIDと共通部分の比較が為され、共通部分が一致すると、警報音の発生処理を行わず、警報信号の送信処理を行わないものである。
本発明の第3の実施形態にかかる警報器及び警報システムは、自宅及び近隣家屋において、家屋内に警報器を複数備え、各警報器が家屋を特定する家識別子と当該家屋内における警報器を特定する部屋識別子からなる警報識別子に関して、自己の警報識別子及び自宅内の他の警報器の警報識別子及び近隣家屋の家識別子を保持しており、災発生を検知した警報器が自己の警報識別子に対応する警報音を発生し、火災発生を報知する警報信号に当該警報識別子を付加して無線発信し、近傍の警報器で警報信号と警報識別子を無線受信すると、警報識別子が自宅のものであれば当該警報識別子を火災発生元の識別子として取得し、一方、警報識別子が自宅のものでなければ、警報識別子における家識別子を火災発生元の識別子として取得し、火災発生元の識別子に対応する警報音の発生及び警報表示を行って、警報信号と警報識別子とを更に無線発信することにより、警報信号及び警報識別子をリレー式に自宅内及び近隣の住宅にまで無線伝送しながら、各警報器で火災発生元識別子に対応付けられた警報音発生及び警報表示を行うものなので、警報器の設置が簡単でありながら、火災発生元として自宅の部屋又は近隣の住宅までも識別できる警報を確実に近隣家屋及び自宅家屋内の各所で報知できるものである。
本発明の第3の実施形態にかかるメイン警報器1″Mは、図6に示すように、第2の警報器1′と同様の構成として、制御部10″と、検知部11と、警報音発生部12と警報表示部13と、受信部14と送信部15と、移動体通信部16と、記憶部17′と、入力部18とから構成されている。
記憶部17′内には、第2の警報器1′と同様に、自己の識別子(ID)を記憶する自己警報ID17′aと、火災等発生時に通知する移動体(携帯電話、携帯端末等又はPHS等)の呼出番号等を記憶する連絡先情報17bとが記憶され、更に、第3の警報器1″では、ID−警報対応テーブル17cが記憶される。
ID−警報対応テーブル17cの具体例について、図8を使って説明する。図8は、第3の警報器1″におけるID−警報対応テーブル17cの具体例を示すテーブル図である。
図8に示すようにID−警報対応テーブル17cは、警報パターンの番号に対応付けられて、警報表示部13のLED番号と警報音発生部12から発生される警報音データが設定され、更に対応する警報IDが記憶されるものである。
また、警報パターン10は、近隣以外の家屋の警報用として家IDも部屋IDも記憶しない。
LED番号は、警報パターンの番号と同一としても良いし、変更可能としても良い。
そして、警報信号に自己の警報IDを付加したもの(図では、警報信号+警報ID)を送信部15に出力し、無線送信移動体通信部16への通報指示を出力する処理である。
尚、第3の警報器1″の制御部10″における火災検知処理は図5に示した第2の警報器1′の制御部10′における火災検知処理と同様であるのでここでは詳しい説明を省略する。
本発明の第3の警報器1″における制御部10″の警報信号処理は具体的に、受信部14からの無線受信した警報信号+警報IDを入力すると起動され、まず受信した警報IDの家IDが自己(自宅)のものか判断し(200)、自己のものであるならば(Yes)、警報ID全体を火災発生元識別子としてID−警報対応テーブル17cを参照して警報パターンに対応付けて(202)、処理206に進む。
本発明の第3の実施形態にかかるサブ警報器1″Sは、図6に示したメイン警報器1″Mの構成における移動体通信部16、連絡先情報17bを省略した構成とする。
本発明の第3の警報システムでは、例えば自治会などの複数の近隣家屋を単位としてシステム導入を検討する。そして、導入する家屋毎にユニークな家IDを管理発番し、各家庭に周知させることが重要である。
そして、各家庭(家屋)では、メイン警報器1″Mとその他のサブ警報器1″Sをセットとして導入する。
そして、各サブ警報器1″Sでは、自己IDの登録を行い、メイン警報器1″Mでは、自己IDの登録に加えて、自宅及び近隣の家IDの登録及び連絡情報の登録操作を行う。
その後、各部屋の壁又は天井等に各警報器1″を設置する。
そして、上記ID−警報対応テーブル17cへの登録情報は、配信されて各サブ警報器1″Sで受信され、各々の記憶部17に格納される。
また、メイン警報器1″Mにおける受信部14,送信部15の無線発信電力及び受信感度を近隣家屋内の警報器との無線送受信用に高出力・高感度で実現し、サブ警報器1″Sのにおける受信部14,送信部15の無線発信電力及び受信感度は、自宅家屋内の警報器との無線送受信用に低出力・低感度で実現するようにしても良い。
これにより、警報信号が広範囲に伝搬されるのを防止でき、広範囲で警報音が鳴ることを防止できる。
図11に示すように、警報器の制御部は、受信部14で警報信号を受信する(300)と、受信した警報IDの一部又は全部(共通部分)が自己のIDの共通部分と同じか否か判定する(302)。
また、判定処理302で、共通部分が一致すれば(Yesの場合)、制御部は、警報音発生部12、警報表示部13、移動体通信部16に対して警報動作指示を出力し(304)、各部に警報動作を行わせる。
更に、制御部は、送信部15に対して警報信号+警報IDの発信指示を出力し(306)、送信部から警報信号等を送信する。
このようにして、処理が実行される。
よって、本発明の警報システムでは、家屋内の各所に配置された全ての警報器1で警報音を発生させて火災発生を報知できることになる。
図10に示すように、本警報器は、315MHzのアンテナ(ANT)21と、315MHzの受信部22と、315MHzの送信部23と、火災発生を検知する検知部となるセンサ部24と、受信部22からの信号とセンサ部24からの信号の論理和(OR)を出力するOR回路25と、OR回路25からの信号を遅延させるディレイライン26と、OR回路25からの信号に従って警報音を発生させる信号を出力する警報発生部27と、警報音を鳴音させるスピーカ28と、ディレイライン26からの出力のオン/オフの信号を反転させるNOT回路29と、送受信の切り替えを行うスイッチ(SW)30とから構成されている。
尚、センサ部24は、例えば、赤外線センサを用いている。
センサ部24で火災を検知すると、検知信号がOR回路25に出力される。OR回路25は、検知信号をディレイライン26及び警報発生部27に出力する。
警報発生部27は、警報音を発生させる信号をスピーカ28に出力し、スピーカ28は、警報音を鳴音する。
SW30は、ディレイライン26からの信号が入力されると、アンテナ21の端子と送信部23の端子を接続する。
NOT回路29からの信号は、受信部22にとって動作可能信号(イネーブル信号)となっており、イネーブル信号がオンの時に受信部22は動作し、イネーブル信号がオフの時に受信部22は不動作となるようになっている。
この送信の際には、受信部22は動作しないようになっている。
この状態で、アンテナ21で警報信号を受けると、その信号は受信部22に入力される。
また、通常、NOT回路29からイネーブル信号がオン状態で受信部22に入力されているため、受信部22は動作可能となっており、受信部22で警報信号を受信する処理が為される。
このようにして、本警報器が動作するようになっている。
Claims (21)
- 火災発生を検知する検知部と、
火災発生を報知する警報信号の無線送受信を行う通信部と、
火災発生の警報音を発生する警報音発生部と、
前記検知部で火災発生を検知するか、又は、前記通信部で警報信号を受信すると、前記警報音発生部に警報音を発生させ、前記通信部に警報信号を送信させる制御を行う制御部とを有することを特徴とする警報器。 - 制御部は、共通の識別子を記憶しており、通信部に警報信号を送信させる際に、前記共通の識別子を付加し、前記通信部で警報信号を受信する際には、付加された識別子を読み取り、読み取った識別子が前記記憶する共通の識別子である場合に、警報音発生部に警報音を発生させることを特徴とする請求項1記載の警報器。
- サイレン鳴らす構成の警報器
火災発生を検知する検知部と、
火災発生を報知する警報信号の無線送受信を行う通信部と、
前記検知部で検知された火災発生の第1の警報音を発生する第1の警報音発生部と、
前記通信部で受信された警報信号に基づいて第2の警報音を発生させる第2の警報音発生部と、
前記検知部で火災発生を検知すると前記第1の警報音発生部に前記第1の警報音を発生させ、前記通信部で警報信号を受信すると、前記第2の警報音発生部に前記第2の警報音を発生させ、前記通信部に警報信号を送信させる制御を行う制御部とを有することを特徴とする警報器。 - 制御部は、共通の識別子を記憶しており、通信部に警報信号を送信させる際に、前記共通の識別子を付加し、前記通信部で警報信号を受信する際には、付加された識別子を読み取り、読み取った識別子が前記記憶する共通の識別子である場合に、第2の警報音発生部に第2の警報音を発生させることを特徴とする請求項3記載の警報器。
- 家屋内に請求項1又は2記載の警報器を複数備え、
前記各警報器が、火災を検知すると警報音を発生して火災発生を報知する警報信号を送信し、火災発生を報知する警報信号を受信すると警報音を発生して火災発生を報知する警報信号を送信することを特徴とする警報システム。 - 家屋内に請求項3又は4記載の警報器を複数備え、
前記各警報器が、火災を検知すると第1の警報音を発生して火災発生を報知する警報信号を送信し、火災発生を報知する警報信号を受信すると第2の警報音を発生して火災発生を報知する警報信号を送信することを特徴とする警報システム。 - 家屋内に請求項1乃至4のいずれか記載の警報器と、
前記家屋内に、火災発生を検知する検知部と、火災発生を報知する警報信号の無線送受信を行う通信部と、前記検知部で火災発生を検知するか、又は、前記通信部で警報信号を受信すると、前記通信部に警報信号を送信させる制御を行う制御部とを有する警報器とを有することを特徴とする警報システム。 - 自己の識別子を保持する記憶部と、
火災発生を検知する検知部と、
火災発生を報知する警報信号及び火災発生元の識別子の無線送受信を行う通信部と、
火災発生の警報音を発生する警報音発生部と、
火災発生の警報表示を行う警報表示部と、
前記検知部で火災発生を検知した時には、前記保持する自己の識別子を火災発生元の識別子として取得し、一方、前記通信部で警報信号を識別子と共に受信した時には、前記受信した識別子を火災発生元の識別子として取得し、前記警報音発生部に前記火災発生元の識別子に対応する警報音を発生させ、前記警報表示部に前記火災発生元の識別子に対応する警報表示を行わせ、前記通信部に警報信号を前記火災発生元の識別子と共に送信させる制御を行う制御部とを有することを特徴とする警報器。 - 家屋内に請求項8記載の警報器を複数備え、
前記各警報器が、自己の識別子を保持しており、火災を検知すると自己の識別子を火災発生元の識別子として取得し、当該自己の識別子に対応する警報音の発生及び警報表示を行い、火災発生を報知する警報信号を前記火災発生元の識別子と共に送信し、火災発生を報知する警報信号と識別子を受信すると、前記受信した識別子を火災発生元の識別子として取得し、前記受信した識別子に対応する警報音の発生及び警報表示を行い、火災発生を報知する警報信号を前記受信した識別子と共に送信することを特徴とする警報システム。 - 家屋を特定する家識別子と当該家屋内における警報器を特定する部屋識別子からなる警報識別子に関して、自己の警報識別子及び自宅内の他の警報器の警報識別子及び近隣家屋の家識別子を保持する記憶部と、
火災発生を検知する検知部と、
火災発生を報知する警報信号及び警報識別子の無線送受信をおこなう通信部部と、
火災発生の警報音を発生する警報音発生部と、
火災発生の警報表示を行う警報表示部と、
前記検知部で火災発生を検知した時には、前記保持する自己の警報識別子を火災発生元の識別子として取得し、警報音発生部に前記火災発生元の識別子に対応する警報音を発生させ、前記警報表示部に前記火災発生元の識別子に対応する警報表示を行わせ、前記通信部に警報信号を前記自己の警報識別子と共に送信させる制御を行い、一方、前記通信部で警報信号を警報識別子と共に受信した時には、前記警報識別子における家識別子が自宅のものであれば、前記受信した警報識別子を火災発生元の識別子として取得し、一方、前記警報識別子における家識別子が自宅のものでなければ、前記受信した警報識別子における家識別子を火災発生元の識別子として取得し、警報音発生部に前記火災発生元の識別子に対応する警報音を発生させ、前記警報表示部に前記火災発生元の識別子に対応する警報表示を行わせ、前記通信部に警報信号を前記受信した警報識別子と共に送信させる制御を行う制御部とを有することを特徴とする警報器。 - 自宅及び近隣家屋において、家屋内に請求項10記載の警報器を複数備え、
前記各警報器が、家屋を特定する家識別子と当該家屋内における警報器を特定する部屋識別子からなる警報識別子に関して、自己の警報識別子及び自宅内の他の警報器の警報識別子及び近隣家屋の家識別子を保持しており、
火災を検知すると自己の警報識別子を火災発生元の識別子として取得し、当該自己の警報識別子に対応する警報音の発生及び警報表示を行い、火災発生を報知する警報信号を前記火災発生元の識別子と共に送信し、
火災発生を報知する警報信号と警報識別子を受信すると、前記警報識別子における家識別子が自宅のものであれば、前記受信した警報識別子を火災発生元の識別子として取得し、一方、前記警報識別子における家識別子が自宅のものでなければ、前記受信した警報識別子における家識別子を火災発生元の識別子として取得し、前記火災発生元の識別子に対応する警報音の発生及び警報表示を行い、火災発生を報知する警報信号を前記受信した警報識別子と共に送信することを特徴とする警報システム。 - 検知部が、温熱センサ又は一酸化炭素濃度センサ又はガス濃度センサ、或いはその組み合わせによって火災の発生を検知する検知部であり、制御部が、前記検知部において火災の発生を検知したセンサの種類に応じた警報音を発生させ、前記センサの種類に応じた警報信号を送信させる制御部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の警報器。
- 検知部が、温熱センサ又は一酸化炭素濃度センサ又はガス濃度センサ、或いはその組み合わせによって火災の発生を検知する検知部であり、制御部が、前記検知部において火災の発生を検知したセンサの種類に応じた警報音を発生させ、前記センサの種類に応じた警報表示を行わせ、前記センサの種類に応じた警報信号を送信させる制御部であることを特徴とする請求項8又は請求項10記載の警報器。
- 自己の識別子を入力する入力部を備え、前記入力部から入力された自己の識別子を記憶部に記憶することを特徴とする請求項8記載の警報器。
- 自己の警報識別子及び近隣家屋の家識別子を入力する入力部を備え、前記入力部から入力された自己の警報識別子及び近隣家屋の家識別子を記憶部に記憶することを特徴とする請求項10記載の警報器。
- 警報表示部が、LEDランプの点灯又は点滅により火災発生の警報表示を行う警報表示部であり、制御部が前記警報表示部に火災発生元の識別子に対応するLEDランプを点灯又は点滅させる指示を出力する制御部であることを特徴とする請求項8又は請求項10記載の警報器。
- 警報表示部が、メッセージの表示により火災発生の警報表示を行う警報表示部であり、制御部が前記警報表示部に火災発生元の識別子に対応するメッセージを出力する制御部であることを特徴とする請求項8又は請求項10記載の警報器。
- 警報音発生部が、警報音声の発生により火災発生を報知する警報音発生部であり、制御部が前記警報音発生部に火災発生元の識別子に対応する警報音声を出力する制御部であることを特徴とする請求項8又は請求項10記載の警報器。
- 移動体への通信を行う移動体通信部を備え、入力部が、火災発生時の通報先の情報を入力する入力部であり、記憶部が前記入力された通報先の情報を記憶する記憶部であり、制御部が火災発生時に前記移動体通信部に対して前記通報先に電話又はメールにて火災発生を報知させる制御を行う制御部であることを特徴とする請求項8又は請求項10記載の警報器。
- 家識別子として電話番号、住所表示における番地の最下位の値を用いることをとを特徴とする請求項10記載の警報器。
- 自己の識別子の一部を共通部分とし、制御部が、受信した火災発生元の識別子の一部が記憶部に保持された自己の識別子における該当する共通部分と一致すれば、警報音発生部に警報音を発生させ、警報表示部に警報表示を行わせ、通信部に警報信号を送信させることを特徴とする請求項8又は10記載の警報器。
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