JPH02758B2 - - Google Patents

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JPH02758B2
JPH02758B2 JP56100471A JP10047181A JPH02758B2 JP H02758 B2 JPH02758 B2 JP H02758B2 JP 56100471 A JP56100471 A JP 56100471A JP 10047181 A JP10047181 A JP 10047181A JP H02758 B2 JPH02758 B2 JP H02758B2
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JP
Japan
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receiver
signal
section
input
repeaters
Prior art date
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Expired
Application number
JP56100471A
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English (en)
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JPS582998A (ja
Inventor
Masanori Kawamura
Yoshiaki Okayama
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd filed Critical Nohmi Bosai Kogyo Co Ltd
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Publication of JPS582998A publication Critical patent/JPS582998A/ja
Publication of JPH02758B2 publication Critical patent/JPH02758B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、受信機が複数の中継器を順次に呼
び出し、呼び出した中継器からその中継器に接続
されている火災感知器や防盗機器などの異常検出
器や防災設備,空調機器などの端末機器の監視情
報を受信して表示したりあるいは呼び出した中継
器に端末機器の制御情報を送信したりする警報装
置に関する。
この種の警報装置として、マイクロプロセツサ
などを備えた受信機から延びる少数の共通信号線
に火災警戒地区ごとにあるいは複数の火災警戒地
区ごとに設けられた複数の中継器を並列接続し、
受信機は複数の中継器を順次循環的に呼び出し、
呼び出した中継器からその中継器に接続されてい
る火災感知器や発信機その他の異常検出器,防
火・防排煙装置や消火設備などの防災設備や空調
機器などの端末機器の状態を示す監視情報を受信
して表示したり、あるいは受信した監視情報の結
果に従つて端末機器の制御情報を中継器に送信し
て制御するようにしたものが知られている。
しかしこのような警報装置では、中継器が多数
ある場合には全中継器に対する監視情報の受信や
制御情報の送信に時間がかかり火災などの異常検
出ならびにそれに対処するための端末機器の制御
に遅れを生じるとともに、受信機が故障した場合
には火災などの異常事態の監視や端末機器の制御
が全く行なえなくなる問題がある。
この発明は上記の点にかんがみ、中継器が多数
ある場合でも全中継器に対する監視情報や制御情
報の送受信に要する時間が少なく、また受信機が
故障した場合でも異常事態の監視や端末機器の制
御が行なえる警報装置を提供するものである。
以下この発明の1実施例を図面により説明す
る。
第1図はこの発明の1実施例の系統図、RE1
第1受信機、RE2は第2受信機、l1は第1受信機
RE1から延びその末端が第2受信機RE2に接続さ
れる第1共通信号線、l2は第2受信機RE2から延
びその末端が第1受信機RE1に接続される第2共
通信号線、T1〜Toは火災警戒地区毎に設けられ
第1と第2の共通信号線l1とl2に並列接続される
中継器で、この中継器T1〜Toには火災感知器や
発信機などの異常検出器、防災.防排煙装置や消
火設備などの防災設備や空調設備などの端末機器
(図示せず)が接続される。
第2図は第1と第2の受信機RE1とRE2の1実
施例のブロツク図で、1はマイクロプロセツサ、
ROM,RAMなどで構成される制御部、2は他
方の受信機が正常な時に制御部1を制御するため
の通常時処理プログラムが収容されているROM
などで構成される第1記憶部、3は他方の受信機
に異常が生じた時に制御部1を制御するための異
常時処理プログラムが収容されている第2記憶
部、4は制御部1から出力される並列コード信号
を直列コードに変換した後FM信号に変調して第
1受信機RE1の場合は第1共通信号線l1にまた第
2受信機RE2の場合は第2共通信号線l2に出力す
るとともにこれら信号線から入力するFM信号を
直列コードに復調した後並列コードに変換して制
御部1に出力する直並列変換回路と変復調器など
で構成される入出力部、5は第1受信機RE1の場
合は第2共通信号線l1からまた第2受信機RE2
場合は第1共通信号線l1からFM信号を検出する
信号検出部、6は信号検出部5が所定時間間隔内
でFM信号を検出しなくなつた時に異常信号を出
力する再トリガ型単安定マルチバイブレータなど
で構成される異常判別部、7は異常判別部6から
異常信号が入力していない間は第1記憶部2を制
御部1に接続し異常信号が入力している間は第2
記憶部3を制御部1に接続する切換部、8は火災
発生地区や端末機器の状態を表示する表示器や端
末機器の制御用スイツチなどが設けられる表示操
作部である。そして第1受信機RE1の第1記憶部
2には奇数番号の中継器T1,T3,…を順次に呼
び出して端末機器の状態を示す監視情報を要求し
たり受信した監視情報の結果に従つて端末機器を
制御したりするためのプログラムが記憶されてお
り、第2受信機RE2の第1記憶部2には偶数番号
の中継器T2,T4,…を順次に呼び出して端末機
器の監視情報を要求したりその結果に従つて端末
機器を制御したりするためのプログラムが記憶さ
れており、第1と第2の受信機RE1とRE2の第2
記憶部3には全中継器T1〜Toを順次に呼び出し
て端末機器の監視情報を要求したりその結果に従
つて端末機器を制御したりするプログラムがそれ
ぞれ記憶されている。
第3図は中継器T1〜Toの1実施例のブロツク
図で、11は受信機RE1,RE2の制御部1と同じ
構成の制御部、12は第1と第2の受信機RE1
RE2からの命令信号を解読して要求された端末機
器の監視情報を受信機に送信したりあるいは端末
機器を制御したりするための制御部11のプログ
ラムが記憶されているROMなどで構成される記
憶部、14は受信機RE1,RE2の入出力部4と同
じ構成の入出力部、15は自己の受信機RE1また
はRE2に属する第1または第2の共通信号線l1
たはl2に流れるFM信号を検出する信号検出部で、
この信号検出部15を奇数番号の中継器T1,T3
…では図に実線で示すように第1共通信号線l1
接続し偶数番号の中継器T2,T4,…では図に破
線で示すように第2共通信号線l2に接続する。1
6は受信機RE1,RE2の異常判別部6と同じ構成
の異常判別部、17は異常判別部16の制御によ
り入出力部14に接続する共通信号線を切り換え
る切換部で、奇数番号の中継器T1,T3,…の切
換部17は異常判別部16から異常信号が入力し
ていない時は第1共通信号線l1を入出力部14に
接続するとともに異常信号が入力している間は第
2共通信号線l2を入出力部14に接続し、偶数番
号の中継器T2,T4,…の切換部17は異常信号
が入力していない時は第2共通信号線l2を入出力
部14に接続するとともに異常信号が入力してい
る間は第1共通信号線l1を入出力部14に接続す
る。18はその中継器が設けられる火災警戒地区
に設置されている火災感知器や発信機などの異常
検出器、非常ベルや防火・防排煙装置や消火設備
などの各種防災設備、空調設備などの端末機器か
らの信号線や制御線が接続される端末入出力部で
ある。
次に動作を説明すると、通常は第1と第2の受
信機RE1,RE2の各制御部1がそれぞれ第1記憶
部2に記憶されている通常時処理プログラムに従
つて動作し、第1受信機RE1は第1信号線l1を通
じて奇数番号の中継器T1,T3,…を、また第2
受信機RE2は第2共通信号線l2を通じて偶数番号
の中継器T2,T4…を順次に呼び出して端末機器、
例えば火災発生の有無を判別するために火災感知
器や発信機の監視情報を要求する命令信号や端末
機器、例えば非常ベル、防火戸、排煙ダンパや避
難誘導装置などを制御するための命令信号を送信
する。第1受信機RE1から順次に呼び出しを受け
た奇数番号の中継器T1,T3,…は受信した命令
信号を解読し、命令が要求命令であれば要求され
た端末機器の監視情報、例えば火災感知器あるい
は発信機が火災信号を出力しているか否かを第1
共通信号線l1を通じて第1受信機RE1に送信し、
制御命令であれば指定された端末機器、例えば非
常ベルや防火戸などを端末入出力部18を通じて
制御する。同様に第2受信機RE2から順次に呼び
出された偶数番号の中継器T2,T4,…も受信し
た命令信号を解読し、その命令内容に従つて動作
する。
このように第1と第2の受信機RE1,RE2が正
常に機能している時は、第1共通信号線l1には第
1受信機RE1から出力されるFM信号が周期的に
流れるとともに奇数番号の中継器T1,T3…から
出力されるFM信号が流れ、また第2共通信号線
l2には第2受信機RE2から出力されるFM信号が
周期的に流れるとともに偶数番号の中継器T2
T4,…から出力されるFM信号が流れる。この第
1共通信号線l1に流れるFM信号を第2受信機
RE2の信号検出部5と奇数番号の中継器T1,T3
…の信号検出部15がそれぞれ検出し、また第2
共通信号線l2に流れるFM信号を第1受信機RE1
の信号検出部5と偶数番号の中継器T2,T4,…
の信号検出部15がそれぞれ検出していて、第1
と第2の受信機RE1,RE2の各異常判別部6と中
継器T1〜Toの異常判別部16は異常信号を出力
しない。
ところで第1受信機RE1が故障してFM信号の
送信を停止すると、奇数番号の中継器T1,T3
は第1受信機RE1から呼び出しを受けないので
FM信号を送信しなくなり、第1共通信号線l1
はFM信号が全く流れなくなる。この結果、第2
受信機RE2の信号検出部5と奇数番号の中継器
T1,T3,…の信号検出部15はともに第1共通
信号線l1からFM信号を検出しなくなるので、信
号検出部5と15が最後のFM信号を検出してか
ら所定時間経過すると第2受信機RE2の異常判別
部6と奇数番号の中継器T1,T3,…の異常判別
部16とがそれぞれ異常信号を出力する。奇数番
号の中継器T1,T3,…は異常判別部16の異常
信号出力により切換部17が動作してそれまで第
1共通信号線l1に接続されていた入出力部14を
第2共通信号線l2に切換接続する。また第2受信
機RE2では異常判別部6の異常信号出力により切
換部7が動作して第2記憶部3を制御部1に接続
し第1記憶部2の接続を停止する。これにより第
2受信機RE2の制御部1は第2記憶部3の異常時
処理プログラムに従つて動作し、第2共通信号線
l2を通じて全中継器T1〜Toを順次に呼び出して
端末機器の監視情報を要求する命令信号を送信し
たり、受信した監視情報の結果により端末機器を
制御するための命令信号を送信したりする。この
第2の受信機RE2から第2共通信号線l2を通じて
順次に呼び出された中継器T1〜Toは受信した命
令信号を解読し、命令が要求命令であれば要求さ
れた端末機器の監視情報を第2共通信号線l2を通
じて第2受信機RE2に送信し、制御命令であると
指定された端末機器を制御する。
そして第1受信機RE1の故障が直り、第1受信
機RE1から奇数番号の中継器T1,T3,…を順次
に呼び出すためFM信号が第1共通信号線l1に出
力されると、このFM信号が第2受信機RE2の信
号検出部5と奇数番号の中継器T1,T3,…の信
号検出部15に入力する。第2受信機RE2は信号
検出部5にFM信号が入力したことにより異常判
別部6が異常信号の出力を停止し、この異常信号
の出力停止により切換部7は復旧して制御部1に
第1記憶部2を再たび接続する。これにより第2
受信機RE2の制御部1は第1記憶部2の通常時処
理プログラムに従つて動作し、偶数番号の中継器
T2,T4,…のみの順次呼び出しを再開する。ま
た奇数番号の中継器T1,T3,…は信号検出部1
5がFM信号を検出したことにより異常判別部1
6が異常信号の出力を停止し、この異常信号の出
力停止により切換部17が復旧して入出力部14
を第1共通信号線l1に接続する。これにより奇数
番号の中継器T1,T3,…は第2受信機RE2から
出力されるFM信号の受信を停止して第1受信機
RE1から出力されるFM信号の受信を再開する。
ところで、上記では第1受信機RE1が第1共通
信号線l1を通じてまた第2受信機RE2が第2共通
信号線l2を通じて複数の中継器T1〜Toを順次に
呼び出すようにした実施例について説明したが、
第1と第2の受信機RE1とRE2が1系統の共通信
号線を通じて複数の中継器T1〜Toを順次に呼び
出すようにすることもできる。この実施例を第4
図〜第6図により説明する。
第4図は系統図で、第1受信機RE1と第2受信
機RE2が共通信号線lの両端に接続されるととも
に複数の中継器T1〜Toが共通信号線lに並列接
続される。
第5図は第1と第2の受信機RE1とRE2の1実
施例のブロツク図で、制御部1、第1記憶部2、
第2記憶部3、異常判別部6、切換部7と表示操
作部8は第2図のものと同様な構成を有する。2
4は直並列変換回路と変復調器などで構成される
入出力部で、第1受信機RE1の入出力部24は共
通信号線lとの間で周波数1のFM信号を、第2
受信機RE2の入出力部24は周波数2のFM信号
をそれぞれ入出力するように構成される。また2
5は信号検出部で、第1受信機RE1の信号検出部
25は周波数2のFM信号を、第2受信機RE2
信号検出部25は周波数1のFM信号をそれぞれ
検出するように構成される。
第6図は中継器T1〜Toの1実施例のブロツク
図で、制御部11、記憶部12、異常判別部1
6、切換回路17と端末入出力部18は第3図の
ものと同様な構成を有する。34と44はそれぞ
れ直並列変換回路と変復調器などで構成される第
1と第2の入出力部で、第1入出力部34は共通
信号線lとの間で周波数1のFM信号を、また第
2入出力部44は周波数2のFM信号をそれぞれ
入出力するように構成されている。そして奇数番
号の中継器T1,T3,…では異常判別部16が図
に実線で示すように第1入出力部34に1のFM
信号が、また偶数番号の中継器T2,T4,…では
異常判別部16が図に点線で示すように第2入出
力部44に2のFM信号がそれぞれ所定時間間隔
内で入力しているか否か判別し、所定時間以内に
FM信号が入力しなくなると切換部17を制御し
て制御部11に接続する入出力部を奇数番号の中
継器T1,T3,…では第1入出力部34から第2
入出力部44に、また偶数番号の中継器T2,T4
…では第2入出力部44から第1入出力部34に
それぞれ切り換える。
このように構成される警報装置は、第1と第2
の受信機RE1とRE2がともに正常に機能している
時は、第1受信機RE1は奇数番号の中継器T1
T3,…を共通信号線lを通じて周波数1のFM信
号により順次に呼び出して要求命令や制御命令を
送信するとともに、呼び出された奇数番号の中継
器は要求された監視情報を第1受信機RE1に周波
1のFM信号で送信したり端末機器を制御した
りする。また第2受信機RE2は偶数番号の中継器
T2,T4,…を周波数2のFM信号で順次に呼び出
して要求命令や制御命令を送信するとともに、呼
び出された偶数番号の中継器は要求された監視情
報を第2受信機RE2に周波数2のFM信号で送信
したり端末機器を制御したりする。従つて共通信
号線lには周波数12のFM信号がそれぞれ所
定時間より短かい間隔で流れるので、第1と第2
の受信機RE1,RE2の異常判別部6と中継器T1
Toの異常判別部16はいずれも異常信号を出力
しない。
ところで第1受信機RE1が故障して周波数1
FM信号を出力しなくなると奇数番号の中継器
T1,T3,…も周波数1のFM信号を出力しなくな
るので、共通信号線lには周波数1のFM信号が
流れなくなる。この結果、奇数番号の中継器T1
T3,…の異常判別部16は第1入出力部34に
最後のFM信号が入力してから所定時間を経過す
ると異常信号を切換部17に出力し、切換部17
は第2入出力部44を制御部11に接続する。こ
れにより全中継器T1〜Toの制御部11には第2
入出力部44が接続された状態となる。また第2
受信機RE2の異常判別部6も信号検出部25に周
波数1のFM信号が最後に入力してから所定時間
後に異常信号を出力し、この異常信号により切換
部7は制御部1に第2記憶部3を接続する。これ
により第2受信機RE2の制御部1は第2記憶部3
の異常時処理プログラムによつて動作し、全中継
器T1〜Toを周波数2のFM信号によつて順次に呼
び出して要求命令や制御命令を送出し、呼び出し
を受けた中継器は要求された端末機器の監視情報
を周波数2のFM信号で第2受信機RE2に送出し
たり端末機器を制御したりする。
そして第1受信機RE1の故障が直り再たび周波
1のFM信号を共通信号線lに出力し、この
FM信号が第2受信機RE2の信号検出部25と奇
数番号の中継器T1,T3,…の第1入出力部34
に入力すると異常判別部6と16は異常信号出力
を停止する。これにより第2受信機RE2では制御
部1に第1記憶部2が接続され、奇数番号の中継
器T1,T3…では制御部11に第1入出力部34
が接続されて正常の状態に復帰する。
ところで上記実施例では、第1と第2の受信機
が共通信号線にそれぞれ異なる周波数の信号を出
力する多重方式について説明したが、第1と第2
の受信機が共通信号線に同一周波数の信号を出力
する時分割方式とすることもできる。
次にこの時分割方式とする場合の受信機と中継
器の1実施例を第7図と第8図により説明する。
第7図は受信機のブロツク図で、信号検出部2
5は共通信号線lに流れるFM信号を検出して直
列コードに復調するとともにFM信号を検出して
いる間制御部1に検出信号を出力する復調器25
1と、この復調器251が自局の入出力部24が
送出するFM信号を検出しないようにするため入
出力部24がFM信号を送出している間制御部1
の制御によりFM信号の入力を禁止する入力ゲー
ト252とで構成される。また異常判別部6は、
入出力部24が送出する信号のうち中継器呼び出
し信号であるアドレスコードを記憶する第1レジ
スタ61と、復調器251が復調した直列コード
のうちアドレスコード部分を記憶する第2レジス
タ62と、第1レジスタ61のアドレスコードと
第2レジスタ62のアドレスコードとが一致した
時に一致信号を出力する一致回路63と、この一
致回路63により制御されるNOT回路64と、
このNOT回路64の出力と第2レジスタ62が
アドレスコードを記憶した際に出力する記憶信号
とにより制御されるAND回路65と、このAND
回路65の出力により再セツトされる再トリガ型
単安定マルチバイブレータなどで構成される第1
タイマ66と、第1レジスタ61がアドレスコー
ドを記憶した際に出力する記憶信号によりセツト
され一致回路63の一致信号でリセツトされる第
1タイマ66より短時間の第2タイマ67とで構
成される。そして制御部1、第1と第2の記憶部
2と3、入出力部24、切換部7と表示制御部8
は第5図の受信機と同様の構成である。
このように構成される受信機は、復調器251
が共通信号線lから他方の受信機または中継器の
いずれかが送出するFM信号を検出して検出信号
を出力している間は制御部1は第1記憶部2の通
常時処理プログラムに従つて作成したアドレスコ
ードと命令コードからなる並列コードを入出力部
24に出力せず、従つて入出力部24はFM信号
を出力しない。復調器251が共通信号線lから
FM信号を検出しなくなつて検出信号を出力しな
くなると、制御部1は並列コードを入出力部24
に出力し、並列コードは直並列変換回路241に
よつて直列コードに変換されさらに変復調器24
2によつてFM信号に変調されて共通信号線lに
送出される。この時、制御部1から出力される並
列コードのうちアドレスコードが第1レジスタ6
1に記憶され、この第1レジスタ61が記憶信号
を出力して第2タイマ67をセツトする。また入
出力部24がFM信号を送出している間、制御部
1の制御により入力ゲート252がオフにされ、
復調器251が自局の送出するFM信号を検出す
るのを禁止する。そして入出力部24がFM信号
の送出を終了すると制御部1の制御により入力ゲ
ート252がオンにされ、復調器251は共通信
号線lの状態を監視する。復調器251は共通信
号線lからFM信号を検出すると検出信号を制御
部1に出力するとともに検出したFM信号を直列
コードに復調し、この直列コードのうちアドレス
コードが第2レジスタ62に記憶され、第2レジ
スタ62はアドレスコードが取り込まれたことを
示す信号(以下記憶信号という)をAND回路6
5と一致回路63に出力する。これにより一致回
路63は第1レジスタ61のアドレスと第2レジ
スタ62のアドレスが一致するか否か判別する。
第1レジスタ61と第2レジスタ62のアドレス
が一致すると一致回路63は一致出力を生じ、こ
の一致出力により第2タイマ67がリセツトされ
るとともにNOT回路64が0出力となつてAND
回路65が動作するのが禁止される。しかし第1
レジスタ61と第2レジスタ62のアドレスが一
致しないと一致回路63は出力を生じず、AND
回路65は第2レジスタ62の記憶信号とNOT
回路64の1出力とにより動作して出力を生じ第
1タイマ66を再セツトする。この再セツトによ
り第1タイマ66は異常信号を切換部7に出力せ
ず、切換部7は第1記憶部2を制御部1に接続し
続ける。ところで第2レジスタ62に順次入力す
るアドレスコードが第1レジスタ61のアドレス
コードと一致せずに第2タイマ67の所定時間が
経過すると第2タイマ67がオフとなりオフ信号
を制御部1に出力する。これにより制御部1は次
の中継器の呼び出しを行なう。またいずれかの受
信機が故障し第2レジスタ62に順次入力するア
ドレスコードが自局が呼び出した中継器からの返
送信号のアドレスだけで他方の受信機あるいは他
方の受信機から呼び出されるべき中継器からのア
ドレスが入力せず、第1レジスタ61と第2レジ
スタ62のアドレスが一致し続けて第1タイマ6
6が再セツトされず所定時間経過すると、第1タ
イマ66はオフとなつて異常信号を出力する。こ
の異常信号により切換部7が動作して第2記憶部
3を制御部1に接続し、制御部1は第2記憶部3
の異常時処理プログラムに従つて動作し全中継器
を順次に呼び出す。
第8図は中継器のブロツク図で、第7図の受信
機の入出力部24ならびに信号検出部25と同様
な構成の入出力部54と信号検出部35とが設け
られる点を除いて第6図の中継器と同様の構成で
ある。
このように構成される中継器は、信号検出部3
5が共通信号線lの状態を監視していて共通信号
線lからFM信号を検出すると検出信号を制御部
11に出力する。制御部11は共通信号線lを通
じて受信機に送出すべき並列コードがあると、こ
の並列コードを信号検出部35から検出信号が入
力していない時に入出力部54に出力し、入出力
部54は並列コードを直列コードに変換した後
FM信号に変調して共通信号線lに出力する。同
時に制御部11は入出力部54がFM信号を出力
している間信号検出部35を制御し、信号検出部
35が入出力部54の出力するFM信号を検出す
るのを禁止する。
なおこの第7図の受信機と第8図の中継器を第
1図の系統図で示される警報装置に用いる場合
は、受信機の入出力部24の変復調器242に第
1共通信号線l1(第1受信機)または第2共通信
号線l2(第2受信機)を、また信号検出部25の
入力ゲート252に第2共通信号線l2(第1受信
機)または第1共通信号線l1(第2受信機)をそ
れぞれ接続し、中継器の信号検出部35と入出力
部54に第1共通信号線l1と第2共通信号線l2
両信号線をそれぞれ接続すればよい。
また上記各実施例において第1と第2の受信機
RE1とRE2を第1図ならびに第4図に示すごとく
共通信号線l1,l2またはlの両端に設けるととも
に同一の場所に並設して設け、かつ各受信機RE1
とRE2に呼び出しに対し応答しない中継器の番号
を表示するようにすれば、この表示により共通信
号線の断線個所を判別することができる。
この発明によれば、第1と第2の受信機が通常
は全中継器を分担して監視制御するとともに一方
の受信機の機能が停止した場合には他方の受信機
が全中継器を監視制御するようにしたので、監視
制御すべき中継器が多数ある場合でも全中継器に
対する監視情報や制御情報の送受信に要する時間
が少くてすみ火災などの異常時にすみやかに対処
することができるとともに、一方の受信機の監視
制御機能が故障や保守点検などで停止した場合で
も全中継器を通じて異常事態の監視や端末機器の
制御を確実に行なうことのできる警報装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第4図はこの発明による警報装置の異
なる実施例の系統図、第2図、第5図と第7図は
受信機の異なる実施例のブロツク図、第3図、第
6図と第8図は中継器の異なる実施例のブロツク
図である。 RE1…第1の受信機、RE2…第2の受信機、T1
〜To…中継器、l1…第1の共通信号線、l2…第2
の共通信号線、l…共通信号線、1,11…制御
部、2…第1記憶部、3…第2記憶部、4,1
4,24,54…入出力部、5,15,25,3
5…信号検出部、6,16…異常判別部、7,1
7…切換部、8…表示操作部、12…記憶部、1
8…端末入出力部、34…第1入出力部、44…
第2入出力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の受信機と、第2の受信機と、この第1
    と第2の受信機に並列接続されて第1と第2の受
    信機からそれぞれ順次に呼び出される異常検出器
    や被制御機器などの端末機器が接続される複数の
    中継器とからなり、 上記第1と第2の受信機には、上記複数の中継
    器のうちそれぞれ定められた中継器を順次に呼び
    出してその中継器に端末機器の監視情報を要求す
    る命令信号や端末機器を制御する命令信号を送信
    するとともにその中継器から監視情報を受信して
    解読する第1の監視制御手段と、他方の受信機か
    ら送信される信号の有無を判別して他方の受信機
    の異常を検出する異常検出手段と、上記異常検出
    手段が他方の受信機の異常を検出した際に上記第
    1の監視制御手段から切り換えられる第2の監視
    制御手段であつて自己の上記第1の監視制御手段
    の1部または全部の機能と他方の受信機の第1の
    監視制御手段の1部または全部の機能とを有する
    第2の監視制御手段とが、 上記各中継器には、上記第1または第2の受信
    機から送信される命令信号を受信して解読し要求
    された端末機器の監視情報を第1または第2の受
    信機に送信するとともに端末機器を制御する監視
    制御手段が、 それぞれ設けられてなることを特徴とする警報
    装置。 2 中継器の監視制御手段が、各種端末機器が接
    続される端末入出力部と、制御部と、この制御部
    が受信機から呼び出しを受けたか否かを判別する
    ための命令と受信機からの命令信号を解読して端
    末機器の監視情報を送信したり端末機器を制御し
    たりするための命令とが記憶されている記憶部
    と、一方の受信機ならびにこの一方の受信機によ
    り呼び出される中継器から信号が所定時間間隔内
    で送信されているか否かを判別する異常検出部
    と、この異常検出部が信号を所定時間間隔内で検
    出している間は上記制御部を一方の受信機に接続
    し信号を所定時間間隔内で検出しなくなつた時は
    上記制御部を他方の受信機に接続する入出力切換
    部とから構成される特許請求の範囲第1項記載の
    警報装置。 3 中継器の監視制御手段が、各種端末機器が接
    続される端末入出力部と、制御部と、この制御部
    が受信機から呼び出しを受けたか否かを判別する
    ための命令と受信機からの命令信号を解読して端
    末機器の監視情報を送信したり端末機器を制御し
    たりするための命令とが記憶されている記憶部
    と、上記制御部を第1と第2の受信機ならびに他
    の中継器に接続する入出力部と、第1と第2の受
    信機ならびに他の中継器から送信される信号を検
    出するものであつて信号を検出している間は上記
    制御部が監視情報を送信するのを禁止する信号検
    出部とから構成される特許請求の範囲第1項記載
    の警報装置。 4 第1の受信機と第2の受信機とが共通信号線
    に接続されるとともに、複数の中継器が上記共通
    信号線に並列接続されてなる特許請求の範囲第1
    項ないし第3項いずれかに記載の警報装置。 5 第1の受信機が第1の共通信号線に接続さ
    れ、第2の受信機が第2の共通信号線に接続さ
    れ、複数の中継器が上記第1と第2の共通信号線
    にそれぞれ並列接続され、上記第1の受信機の異
    常検出手段は上記第2の共通信号線からまた上記
    第2の受信機の異常検出手段は上記第1の共通信
    号線からそれぞれ他方の受信機の信号を検出する
    特許請求の範囲第1項ないし第3項いずれかに記
    載の警報装置。
JP56100471A 1981-06-30 1981-06-30 警報装置 Granted JPS582998A (ja)

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