JP2017004450A - 火災受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの表示信号の入力検出に対する報知機能の強化により注意を喚起して迅速且つ適切な対処を行うことを可能とする。
【解決手段】火災受信機10に、外部から所定の表示信号を入力する諸表示入力部76〜80と、諸表示入力部76〜80に対応して表示部12に表示灯を設ける。火災受信機12の制御部52は、諸表示入力部76〜80に対応した表示灯の点灯、点滅又は明滅と、障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る制御情報を予め記憶しており、諸表示入力部76〜80による表示信号の入力を検出した場合に、制御情報に基づいて表示灯の作動と障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災受信機に関する。
従来、火災報知設備に設けられた例えばP型の火災受信機にあっては、火災受信機から引き出された回線に発信機や火災感知器を接続して回線単位に火災を監視しており、火災が発生した場合には、音響や表示灯によって管理人等の建物関係者に警報を出すようにしている。
また、火災受信機は、感知器外れ障害、回線断線障害、ヒューズ切れ障害等の様々な障害を監視しており、障害を検出した場合には障害代表灯を点灯して障害音響警報を出力し、更に、受信機盤面の扉内に設けた障害表示中灯を点灯すると共に7セグメント表示器にエラーコードを表示して障害内容が分かるようにしている。
更に、火災受信機には、火災報知設備に関連した防災設備、例えば消火設備に設けているポンプの異常や水源水槽の水位低下等の異常を示す信号を入力して表示灯に表示する諸表示入力機能を設けており、これに対応した諸表示入力部を設けている。
諸表示入力部に外部から入力する表示信号は、リレーやセンサの作動により接点をオンして出力する所定の直流電圧又は交流電圧となる有電圧信号、又は接点のオンにより出力する接点信号として知られた無電圧信号であり、火災受信機の制御部は、諸表示入力部による外部からの有電圧信号又は無電圧信号の入力検出を判別すると、対応する表示灯を点灯して諸表示入力警報を出力する制御を行っている。
特開2009−087111号公報 特開平6−176289号公報 特開2002−109651号公報
しかしながら、このような従来の火災受信機に設けた諸表示入力機能にあっては、諸表示入力の対象が火災報知設備以外の設備や機器の状態を示す補助的で付属的な情報であることから、諸表示入力部により外部からの表示信号の入力を検出した場合に表示灯を点灯するといった単純な諸表示入力警報を行っているだけであり、例えば、火災警報中に、屋内消火栓設備やスプリンクラー消火設備でポンプ障害が発生して表示灯が点灯しても、この表示灯による警報表示に気づかないか、気づくまでに時間がかかる場合があり、諸表示入力警報が出された場合の対処に時間がかかる可能性が残る。
本発明は、外部からの表示信号の入力検出に対する諸表示入力警報の強化により注意を喚起して迅速且つ適切な対処を可能とする火災受信機を提供することを目的とする。
(火災受信機)
本発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災警報機能と所定の障害を検出して警報する障害警報機能を設けた火災受信機に於いて、
外部から所定の表示信号を入力する諸表示入力部と、
諸表示入力部に対応して設けた表示灯と、
諸表示入力部により表示信号の入力を検出した場合に、表示灯の作動と障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する制御を行う制御部と、
を設けたことを特徴とする。
(表示灯の作動と障害警報機能の組合せ)
制御部は、
表示灯の点灯、点滅又は明滅と、障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る制御情報を予め記憶し、
諸表示入力部による表示信号の入力を検出した場合に、制御情報に基づいて表示灯の作動と障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する。
(2色表示灯による諸表示入力警報)
表示灯は、異なる2色を選択表示する2色表示灯であり、
制御部は、
諸表示入力部による表示信号の入力検出無しに対応して2色表示灯を一方の表示色により点灯、点滅または明滅する第1制御情報を予め記憶すると共に、諸表示入力部による表示信号の入力検出有りに対応して、2色表示灯の他方の表示色による点灯、点滅又は明滅と障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る第2制御情報を予め記憶し、
諸表示入力部により表示信号の入力を検出していない場合に、第1制御情報に基づき2色表示灯を作動し、諸表示入力部により表示信号の入力を検出した場合に、第2制御情報に基づいて2色表示灯の作動と障害警報機能を組み合わせた諸表示入力警報を出力する。
(基本的な効果)
本発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災警報機能と所定の障害を検出して警報する障害警報機能を設けた火災受信機に於いて、外部から所定の表示信号を入力する諸表示入力部と、諸表示入力部に対応して設けた表示灯と、諸表示入力部により表示信号の入力を検出した場合に、表示灯の作動と障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する制御を行う制御部とを設けるようにしたため、諸表示入力部に対する外部設備又は外部機器から障害検出信号や警報検出信号等の表示信号の入力を検出した場合、表示灯の作動に加え、火災受信機に設けている障害警報機能を組み合わせた諸表示入力警報を行うことで、火災報知設備以外からの表示信号の入力に対する警報機能が強化されて注意を喚起し、諸表示入力に対し迅速且つ適切に対処することを可能とする。
(表示灯の作動と障害警報機能の組合せによる効果)
また、制御部は、表示灯の点灯、点滅又は明滅と、障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る制御情報を予め記憶し、諸表示入力部による表示信号の入力を検出した場合に、制御情報に基づいて表示灯の作動と障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力するようにしたため、単に表示灯を点灯するにとどまらず、必要に応じて点滅或いは明滅することで、諸表示入力警報の報知機能を高めることを可能とする。
また、諸表示入力に対し表示灯の作動に加えて、火災受信機の障害警報機能における障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報を加えた諸表示入力警報が出力され、火災報知設備以外からの表示信号の入力検出に対し、火災受信機による障害警報機能と同等に強化された諸表示入力警報により注意を強く喚起し、火災受信機を備えた火災報知設備に関連する消火設備等で発生した障害や異常に対しを迅速且つ適切に対処することを可能とする。
(2色表示灯による諸表示入力警報の効果)
また、表示灯は、異なる2色を選択表示する2色表示灯であり、制御部は、諸表示入力部による表示信号の入力検出無しに対応して2色表示灯を一方の表示色により点灯、点滅または明滅する第1制御情報を予め記憶すると共に、諸表示入力部による表示信号の入力検出有りに対応して、2色表示灯の他方の表示色による点灯、点滅又は明滅と障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る第2制御情報を予め記憶し、諸表示入力部により表示信号の入力を検出していない場合に、第1制御情報に基づき2色表示灯を作動し、諸表示入力部により表示信号の入力を検出した場合に、第2制御情報に基づいて2色表示灯の作動と障害警報機能を組み合わせた諸表示入力警報を出力するようにしたため、諸表示入力の検出に対し例えば赤と緑の2色表示灯を赤色表示で且つ点滅又は明滅し、更に、障害警報機能を組み合わせることで、火災報知設備以外からの表示信号の入力検出に対し、注意を更に強く喚起する諸表示入力警報を出力することを可能とする。
また、諸表示に入力がない場合には、例えば2色表示灯を緑色の点灯表示とすることで、諸入力表示の対象となっている外部設備や外部機器が正常な状態にあること等を報知可能とする。
諸表示機能を備えた火災受信機を示した説明図 火災受信機の表示部を取り出し拡大して示した説明図 火災受信機の機能構成の概略を示した説明図 諸表示入力警報を行うための制御情報を記憶した諸表示制御テーブルを示した説明図 2色表示灯を設けた場合の諸表示入力警報を行うための制御情報を記憶した諸表示制御テーブルを示した説明図
[火災受信機]
図1は火災報知設備に設けるP型の火災受信機を示した説明図であり、図2に盤面の表示部を取り出し拡大して示している。
図1に示すP型の火災受信機10は建物の防災センタや管理人室等に設置され、火災感知器を信号回線により接続して火災を監視しており、また、制御回線に防火戸等を接続している。
P型受信機10の筐体前面に配置した扉パネルには、表示部12、操作部14及び音響孔15を配置しており、操作部14の下側には開閉自在な子扉16を設け、必要に応じて下側に開いて扉内のスイッチを操作可能としている。
表示部12には、火災代表灯20と防排煙代表灯22を配置し、その下の2列の表示灯の内の1列目に交流電源灯26、予備電源灯28、スイッチ注意灯30を配置し、2列目にスイッチ操作無効中灯32、障害代表灯34、蓄積中灯36、発信機灯38、非常放送中灯40及び地区音響完全停止中灯42を配置している。
更に表示灯の1列目の右側には3つの諸表示灯44,46,48を配置している。ここで、諸表示灯44,46,48の名称は空きとなっているが、諸表示入力の対象となる外部設備や外部機器が決まった場合に、その表示信号に対応した名称を入れる。
操作部14の子扉16の上側には、音響停止スイッチ、火災断定スイッチ、地区音響一時停止スイッチ等を設けている。
操作部14の下側の子扉16の内側には、復旧スイッチ、一括連動移報スイッチ、一括鳴動スイッチ、主音響停止スイッチ、障害音響停止スイッチ、障害表示中灯、7セグメント表示器等を設けている。なお、表示部12の表示灯と操作部14のスイッチは一例であり、必要に応じて適宜の表示灯やスイッチが設けられる。
[火災報知設備]
図3は火災報知設備に設けたP型の火災受信機の機能構成の概略を示した説明図である。図3に示すように、火災受信機10から監視領域に対し火報回線56、制御回線64、更に図示しない防排煙回線や警報回線を引き出している。火報回線56には、火災感知器58や発信機60等を接続している。制御回線62は防火戸66を接続している。防火戸66は自動開放装置(ラッチレリーズ装置)により閉鎖位置に保持されており、制御回線62は防火戸66の自動開放装置を接続している。更に、図示しない防排煙回線には防排煙用感知器を接続している。
火災受信機10は、制御部52を備え、制御部52は、CPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成している。制御部52に対しては、回線受信部54、回線制御部62、表示部12、操作部14、警報部72、移報部74、及び4つの諸表示入力部76,78,80,82を設けている。
回線受信部54は火報回線56に接続した火災感知器58に直流電源を供給して動作させると共に、火災感知器58が火災を検知して動作した場合に流れる発報電流を火災信号として受信する。また、回線受信部56は、発信機60を操作した場合に流れる発報電流とは異なる値の電流を発信信号として受信する。
回線制御部62は防火戸66に制御信号を出力し、防火戸66の閉鎖状態でのラッチを解除して開放動作させるようにしている。
表示部12には、図2に示したように、地区表示灯18、火災代表灯20、防排煙代表灯22、障害代表灯32等を設け、更に、諸表示灯44,46,48,50を設けている。
操作部14には、音響停止スイッチ、火災断定スイッチ、地区音響一時停止スイッチ、
復旧スイッチ等を設けている。警報部72には音響警報や音声案内を行うスピーカやブザー等を設けている。移報部74には、外部接続する例えば表示盤等に、無電圧信号として代表移報信号や回線移報信号を出力するリレー接点を用いた移報回路を設けている。
火災受信機10の制御部52は、受信回路部54から火災感知器58の火災発報による火災信号の受信出力を検出すると、表示部12により火災代表表示を行うと共に地区表示を行い、また、警報部72により主音響を鳴動させる火災警報制御を行う。
また、火災受信機10の制御部52は、感知器外れ障害、回線断線障害、ヒューズ切れ障害等の様々な障害を監視しており、障害を検出した場合には表示部12により障害代表を行うと共に警報部72により障害音響警報を出力する障害警報制御を行う。
諸表示入力部76,78,80は、外部からの表示信号となる無電圧信号又は有電圧信号の入力を検出して制御部52に出力し、表示部12に設けた諸表示灯44,46,48の中の対応する表示灯を点灯又は点滅させると共に、火災受信機10に設けた障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力させる。
本実施形態にあっては、諸表示入力部76,78,80に諸表示信号を入力する設備機器として、ポンプ障害検出部84、呼水槽減水検出部86及び空調設備状態検出部88からの信号線を接続した場合を例にとっている。
ポンプ障害検出部84、呼水槽減水検出部86は、火災報知設備と同じ施設に設置している屋内消火栓設備、スプリンクラー消火設備等に設けた消火ポンプ、呼水槽、貯水槽に対応して設けている。
このため、ポンプ障害検出部84は消火ポンプの起動時又は運転中にポンプ障害を検出した場合にポンプ障害検出信号を出力する。また、呼水槽減水検出部86は消火ポンプに呼び水を供給している呼水槽の水位低下による減水を検出して減水警報検出信号を出力する。
更に、空調設備状態検出部88は、火災報知設備と同じ施設に設けている空調設備の運転状態の有無を検出した状態信号を出力する。空調設備と火災との関係は、火災が発生した場合に空調設備を運転していると、火災発生場所に新鮮な空気を供給して火災を拡大させる要因となる場合があることから、火災受信機で空調設備の状態を諸表示入力の1つとして警報する必要がある。
(火災受信機の諸表示入力に対する制御)
図3の火災受信機10に設けた制御部52は、諸表示入力部76,78,80の何れかによる諸表示入力信号の入力を検出した場合に、図2に示した諸表示灯44,46,48の作動と火災受信機10に設けた障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する制御を行う。
このため制御部52は、諸表示灯44,46,48の点灯又は点滅(又は明滅)と、火災受信機10に設けた障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る制御情報を予めメモリに記憶しており、諸表示入力部76,78,80の何れかによる諸表示入力信号の入力を検出した場合に、メモリに記憶している制御情報に基づいて諸表示灯44,46,48の作動と障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する制御を行う。
図4は制御部のメモリに諸表示入力警報を行うために記憶した制御情報としての制御テーブルを示した説明図である。
図4に示すように、諸表示制御テーブルには、諸表示入力部76,78,80に対応した項番1〜3に分けて、諸表示入力、表示種別、表示モード、障害代表表示、障害音響警報及び障害代表移報を制御情報として設定している。なお、諸表示制御テーブルの項番1〜3はメモリのアドレスに相当する。
諸表示制御テーブルの項番1には、図3のポンプ障害検出部84を接続した諸表示入力部76に対応して、諸表示入力としてポンプ障害を設定し、表示種別として障害を設定し、表示モードとして点滅を設定し、障害代表表示として有りを設定し、障害音響警報として有りを設定し、更に、障害代表移報として無しを設定している。
このため火災受信機10の制御部52は、ポンプ障害検出部84から出力されたポンプ障害検出信号の諸表示入力部76に対する入力を検出すると、図4の諸表示制御テーブルの項番1の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯44を点滅すると共に、障害代表灯32を点灯し、警報部72により所定の障害警報音を出力させ、更に移報部74に指示して障害代表移報を行うことにより諸表示入力警報を出力する制御を行う。
また、諸表示制御テーブルの項番2には、図3の呼水槽減水検出部86を接続した諸表示入力部78に対応して、諸表示入力として呼水槽減水を設定し、表示種別として警報を設定し、表示モードとして点滅を設定し、障害代表表示として有りを設定し、障害音響警報として有りを設定し、更に、障害代表移報として有りを設定している。
このため火災受信機10の制御部52は、呼水槽減水検出器86から出力された減水検出信号の諸表示入力部78に対する入力を検出すると、図4の諸表示制御テーブルの項番2の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯46を点滅すると共に、障害代表灯32を点灯し、警報部72により所定の障害警報音を出力させ、更に、移報部74に指示して障害代表移報を行うことにより諸表示入力警報を出力する制御を行う。
また、諸表示制御テーブルの項番3には、例えば、図3の空調設備状態検出部88を接続した諸表示入力部80に対応して、諸表示入力として空調設備状態を設定し、表示種別として運転と火災をAND設定し、表示モードとして点灯を設定し、障害代表表示は有りを設定し、障害音響警報と障害代表移報は無しを設定している。
この場合、火災受信機10の制御部52は、空調設備状態検出部88からの運転検出信号の諸表示入力部80に対する入力検出及び火災検出の両方を判別すると、図4の諸表示制御テーブルの項番3の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯48を点滅すると共に、障害代表灯32を点灯し、火災警報を行っている状態で空調設備が運転状態にあることを示す諸表示入力警報を出力する制御を行い、これにより空調設備の運転停止等の対処を可能とする。
[2色表示灯を用いた諸表示入力に対する制御]
図2に示した諸表示灯44,46,48として、例えば赤色LEDと緑色LEDを備えた2色表示灯を設けることができる。このように諸表示灯44,46,48として2色表示灯を設けた場合、受信機10に設けた制御部52は、諸表示入力部76,78,80による表示信号の入力検出無しに対応して2色表示灯を一方の表示色である緑色に点灯、点滅または明滅する第1制御情報を予め記憶すると共に、諸表示入力部76,78,80による表示信号の入力検出有りに対応して、2色表示灯の他方の表示色である赤色による点灯、点滅又は明滅と火災受信機10の障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る第2制御情報を予め記憶し、諸表示入力部76,78,80により表示信号の入力を検出していない場合に、第1制御情報に基づき2色表示灯を作動し、諸表示入力部76,78,80により表示信号の入力を検出した場合に、第2制御情報に基づいて2色表示灯の作動と障害警報機能を組み合わせた諸表示入力警報を出力する制御を行う。
図5は2色表示灯を設けた場合の制御部のメモリに諸表示入力警報を行うために記憶した制御情報としての制御テーブルを示した説明図である。
図5に示すように、諸表示制御テーブルは、諸表示入力部76,78,80に対応した項番1〜3に分けて、図4の場合と同様、諸表示入力、表示種別、表示モード、障害代表表示、障害音響警報及び障害代表移報を設定しているが、2色表示灯を設けたことに伴い、表示色を追加設定している。
また、項番1,2の設備機器に対する諸表示入力については、入力無しの非検知と入力有りの検知の2つに分けて設定しており、入力無しの非検知に対応した制御情報が第1制御情報となり、入力有りの検知に対応した制御情報が第2制御情報となる。なお、以下の説明では第1制御情報と第2制御情報は、これ区別することなく制御情報として説明する。
例えば諸表示制御テーブルの項番1の消火ポンプの場合、ポンプ障害検出信号の入力無しについては障害非検知を設定し、ポンプ障害検出信号の入力有りについては障害検知を設定している。この内、障害非検知の設定に対応して、表示種別は正常に設定し、表示モードは点灯を設定し、表示色は緑を設定し、障害代表表示、障害音響警報及び障害代表移報はそれぞれ無しを設定している。
一方、障害検知については、表示種別は障害を設定し、表示モードは点滅を設定し、表示色は赤を設定し、障害代表表示、障害音響警報及び障害代表移報はそれぞれ有りを設定している。
このため火災受信機10の制御部52は、例えば図3に示したポンプ障害検出部84からポンプ障害検出信号が出力されずに諸表示入力部76からの入力検出信号無しを検出すると、図5の諸表示制御テーブルの項番1の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯44を緑色に点灯する制御を行い、消火ポンプが正常であることを報知する。
また、火災受信機10の制御部52は、ポンプ障害検出部84から出力されたポンプ障害検出信号の諸表示入力部76に対する入力を検出すると、図5の諸表示制御テーブルの項番1の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯44を赤色で点滅すると共に、障害代表灯32を点灯し、警報部72により所定の障害警報音を出力させ、更に移報部74に指示して障害代表移報を行うことにより諸表示入力警報を出力する制御を行う。
この点は、項番2の呼水槽についても、基本的に同じ制御情報の設定と諸表示入力警報の出力となる。
一方、項番3の空調設備の諸表示入力については、運転と火災のAND設定と、停止と火災のAND設定とに分けている。この内、運転と火災のAND設定に対応して、表示種別は警報に設定し、表示モードは点滅を設定し、表示色は赤を設定し、障害代表表示は有りを設定し、障害音響警報及び障害代表移報は無しを設定している。
また、停止と火災のAND設定に対応して、表示種別は正常に設定し、表示モードは点灯を設定し、表示色は緑を設定し、障害代表表示、障害音響警報及び障害代表移報はそれぞれ無しを設定している。
このため、火災受信機10の制御部52は、図3に示した空調設備状態検出部88からの運転検出信号の諸表示入力部80に対する入力検出と火災検出の両方を判別すると、図5の諸表示制御テーブルの項番3の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯48を赤色で点滅すると共に障害代表灯32を点灯することにより、空調設備が運転状態にあることを示す諸表示入力警報を出力する制御を行い、これにより空調設備の運転停止等の対処を可能とする。
一方、火災受信機10の制御部52は、図3に示した空調設備状態検出部88から運転検出信号が出力されずに諸表示入力部80の入力検出無し及び又は火災検出無しを判別すると、図5の諸表示制御テーブルの項番3の制御情報に基づき、図2の表示部12に設けた対応する諸表示灯48を緑に点灯する制御を行い、これにより空調設備が停止中で火災に影響を及ぼさない安全な状態にあることを報知可能とする。
このように諸表示灯に2色表示灯を用いることで、諸表示の対象となっている設備機器の状態を、より詳細に火災受信機に表示することを可能とし、運用中及び火災が発生した場合の関連する設備の状況を火災受信機で迅速且つ確実に判別して必要な対処を行うことを可能とする。
なお、本実施形態では、赤色LEDと緑色LEDを備えた2色表示灯を使用しているが、この表示色は必要に応じて適宜の2色を設定するようにしても良い。
また、本実施形態で使用する2色表示灯は、赤色LEDと緑色LEDを備え、それぞれを個別に作動することで、赤色または緑色の表示色としているが、赤色LEDと緑色LEDを同時に作動することで橙色の表示色とすることができ、このため赤色、緑色、橙色となる3色の中から選択設定して表示するようにしても良い。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、P型火災報知設備の火災受信機に設けた諸表示入力部を例にとっているが、火災感知器にアドレスを設定して火災を監視するR型火災報知設備に設けた火災受信機の諸表示入力部についても同様となる。
また、上記の実施形態は、諸表示灯を点灯又は点滅させる場合を例にとっているが、諸表示灯を明滅させるようにしても良い。
また、上記の実施形態は火災を監視する火災報知設備を例にとるものであったが、火災以外にガス漏れや盗難などの適宜の異常を検知して警報する防災設備の監視盤の諸表示入力についても同様に適用できる。
また、上記の実施形態に示した諸表示入力の対象となる設備機器は一例であり、必要に応じて適宜の設備機器からの信号を諸表示入力して表示するようにしても良い。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:火災受信機
12:表示部
14:操作部
15:音響孔
16:子扉
18:地区表示灯
20:火災代表灯
22:防排煙代表灯
32:障害代表灯
44,46,48:諸表示灯
52::制御部
54:回線受信部
56:火報回線
58:火災感知器
60:発信機
72:警報部
74:移報部
76,78,80:諸表示入力部
84:ポンプ障害検出部
86:呼水槽減水検出部
88:空調設備状態検出部

Claims (3)

  1. 警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災警報機能と所定の障害を検出して警報する障害警報機能を設けた火災受信機に於いて、
    外部から所定の表示信号を入力する諸表示入力部と、
    前記諸表示入力部に対応して設けた表示灯と、
    前記諸表示入力部により前記表示信号の入力を検出した場合に、前記表示灯の作動と前記障害警報機能と組み合わせた諸表示入力警報を出力する制御を行う制御部と、
    を設けたことを特徴とする火災受信機。
  2. 請求項1記載の火災受信機に於いて、
    前記制御部は、
    前記表示灯の点灯、点滅又は明滅と、前記障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る制御情報を予め記憶し、
    前記諸表示入力部による前記表示信号の入力を検出した場合に、前記制御情報に基づいて前記表示灯の作動と前記障害警報機能と組み合わせた前記諸表示入力警報を出力することを特徴とする火災受信機。
  3. 請求項1記載の火災受信機に於いて、
    前記表示灯は、異なる2色を選択表示する2色表示灯であり、
    前記制御部は、
    前記諸表示入力部による前記表示信号の入力検出無しに対応して前記2色表示灯を一方の表示色により点灯、点滅または明滅する第1制御情報を予め記憶すると共に、前記諸表示入力部による前記表示信号の入力検出有りに対応して、前記2色表示灯の他方の表示色による点灯、点滅又は明滅と前記障害警報機能による障害代表表示、障害音響警報又は障害代表移報の少なくとも何れか1つとの組合せから成る第2制御情報を予め記憶し、
    前記諸表示入力部により前記表示信号の入力を検出していない場合に、前記第1制御情報に基づき前記2色表示灯を作動し、前記諸表示入力部により前記表示信号の入力を検出した場合に、前記第2制御情報に基づいて前記2色表示灯の作動と前記障害警報機能を組み合わせた前記諸表示入力警報を出力することを特徴とする火災受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0670097U (ja) * 1993-03-11 1994-09-30 ホーチキ株式会社 防災監視装置の表示パネル
JPH10214390A (ja) * 1997-01-31 1998-08-11 Hochiki Corp 防災監視制御用受信機

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