JP5507928B2 - 警報器及び警報システム - Google Patents

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本発明は、火災やガス漏れなどの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を中継送信して警報を連動出力させる警報器及び警報システムに関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、複数の住警器を相互に通信させ、1つの住警器の異常情報を他の警報器でも警報できる連動型警報システム向けの無線式住警器が実用化されており、これらの中には電池電源によって動作するものがある。
無線通信を行う連動型の警報システムにあっては、ある住警器で火災を検出した場合、火災を検出した連動元の住警器は、例えば「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」との音声メッセージを出力し、一方、連動先の住警器では「ウーウー別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを出力するようにしている。また、連動元の住警器の表示灯は点灯とし、連動先の住警器の表示灯は点滅とし、表示灯の表示からも連動元か連動先かが区別できるようにしている。
また、連動元と連動先の住警器で警報が行われた場合、住警器に設けている警報停止スイッチを操作すると、操作した住警器の警報を停止することができるようにしている。
特開2007−094719号公報
しかしながら、このような従来の連動警報を行う無線式の住警器にあっては、連動元と連動先の住警器で警報が行われた場合に、警報を停止したい場合には、住警器毎に警報停止操作を必要とし、警報停止操作が煩雑になるという問題がある。
この問題を解決するためには、任意の住警器で警報停止操作を行った場合、連動関係にある全ての住警器の警報を一斉に停止することも考えられるが、全ての警報を停止してしまうと、火災を検出した連動元の警報器がどれか分からず、消火後の火元の特定や、誤報又は非火災報を発した住警器の特定が困難になるという問題がある。
本発明は、火災などの異常を検出して連動元と連動先で行った警報の停止操作を容易にすると共に警報停止を行っても連動元が容易に分かるようにした警報器及び警報システムを提供することを目的とする。
(警報器)
本発明は、
監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
警報音と表示により異常警報を出力する報知部と、
警報停止操作手段を備えた操作部と、
センサ部の検出出力による異常の有無及び操作部による停止操作を含むイベントを検出するイベント検出部と、
イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
イベント検出部で異常を検出したときに、報知部からの警報音と第1の表示により連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信したときに、報知部からの警報音と、第1の表示と異なる第2の表示によ連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
を設けた警報器に於いて、
連動元を示す異常警報の出力中に操作部の警報停止操作を検出した場合、連動元を示す警報音と第1の表示を停止させて、第2の表示と同じ表示又は第1及び第2の表示と異なる第3の表示を出力させると共に、警報停止を示すイベント信号を他の住警器へ送信させ、一方、連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器からの警報停止を示すイベント信号を受信した場合、連動先を示す警報音と第2の表示を停止させる警報停止部を設けたことを特徴とする。

ここで、第1の表示と第2の表示は、表示色を異ならせる。更に第3の表示は、第1の表示と第2の表示に対し表示色を異ならせる。
本発明の別の形態にあっては、
電源を供給する電池電源と、
監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
警報音と警報表示により異常警報を出力する報知部と、
警報停止操作手段を備えた操作部と、
センサ部の検出出力による異常の有無及び操作部による停止操作を含むイベントを検出するイベント検出部と、
イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
イベント検出部で異常を検出したときに、報知部からの警報音と表示により連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信したときに、報知部からの警報音と警報表示によ連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
を設けた警報器に於いて、
連動元を示す異常警報の出力中に操作部の警報停止操作を検出した場合、連動元を示す警報音と表示を停止させて当該表示と異なる表示を行うと共に、警報停止を示すイベント信号を他の住警器へ送信させ、一方、連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器からの警報停止を示すイベント信号を受信した場合、連動先を示す警報音と警報表示を停止させる警報停止部を設けたことを特徴とする。

ここで、警報停止部は、操作部の警報停止操作を検出した後の表示を、所定時間経過又は操作部の警報停止操作を再度検出したときに停止する。

警報処理部は、連動元を示す表示と連動先を示す表示を異ならせる。また警報処理部は、連動元を示す表示色と連動先を示す表示色を異ならせる。

(システム)
本発明は、警戒エリアに、異常を検出して警報音と表示により異常警報を出力する警報器を複数配置した警報システムに於いて、
警報器の各々に、
異常を検出したときに、警報音と第1の表示により連動元を示す異常警報を出力すると共に、異常信号を他の警報器へ送信し、一方、他の警報器から異常信号を受信したときに、警報音と、第1の表示と異なる第2の表示による連動先を示す異常警報を出力する警報処理部と、
連動元を示す異常警報の出力中に警報停止操作を検出した場合、連動元を示す警報音と第1の表示を停止して第2の表示と同じ表示又は第1及び第2の表示と異なる第3の表示を出力すると共に、警報停止信号を他の警報器へ送信し、一方、連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器から警報停止信号を受信した場合、連動先を示す警報音と第2の表示を停止する警報停止部と、
を設けたことを特徴とする。

本発明の別の形態にあっては、警戒エリアに、異常を検出して警報音と警報表示により異常警報を出力する警報器を複数配置した警報システムに於いて、
警報器の各々に、
異常を検出したときに、警報音と表示により連動元を示す異常警報を出力すると共に、異常信号を他の警報器へ送信し、一方、他の警報器から異常信号を受信したときに、警報音と警報表示によ連動先を示す異常警報を出力する警報処理部と、
連動元を示す異常警報の出力中に警報停止操作を検出した場合、連動元を示す警報音と表示を停止して当該表示と異なる表示を行うと共に、警報停止信号を他の警報器へ送信し、一方、連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器から警報停止信号を受信した場合、連動先を示す警報音と警報表示を停止する警報停止部と、
を設けたことを特徴とする。

この場合も警報停止部は、警報停止操作を検出した後の表示を、所定時間経過又は操作部の警報停止操作を再度検出したときに停止する。

本発明の別の形態にあっては、警戒エリアに、異常を検出して警報音と表示により異常警報を出力する警報器を複数配置し、異常を検出した警報器は警報音と表示により連動元を示す異常警報を出力すると共に、他の警報器に異常信号を送信して警報音と表示により連動先を示す異常警報を出力させる警報システムに於いて、
警報中は、連動元の警報器と連動先の警報器で異なる表示を行い、
警報停止操作後は、連動元の警報器で所定期間、警報中の表示と異なる表示を行い、連動先の警報器は所定期間の経過を待たずに表示を停止することを特徴とする。

本発明によれば、火災などの異常を検出して複数の警報器で連動警報が行われた場合、連動元の警報器で警報停止操作を行うと、他の警報器で行っている警報音と警報表示による連動先を示す警報が一斉に停止し、一方、連動元の警報器にあっては、警報音は停止するが警報表示は継続され、これによって警報器毎での警報停止操作を不要とし、また警報停止操作で一斉に警報停止が行われても、連動元の警報器については、警報音は停止しても警報表示は継続されているため、消火後の火元の特定や、誤報又は非火災報を発した住警器の特定を容易に行うことができる。
本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図 住宅に対する本発明の警報システムの設置状態を示した説明図 本実施形態における火災検出時の連動警報と警報停止操作後の連動警報を警示した説明図 本発明における異常検出時と警報停止操作時の警報内容を連動元と連動先に分けてリスト形式で示した説明図 図2の警報システムに設けた火災を検出して警報する住警器の実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 図5の住警器による火災監視処理を示したフローチャート 連動元と連動先の表示色を異ならせた無線式住警器の実施形態を示した説明図 図8の実施形態における火災検出時の連動警報と警報停止操作後の連動警報を警示した説明図
図1は本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図であり、図1(A)に正面図を、図1(B)に側面図を示している。
図1において、本実施形態の住警器10はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には、周囲に煙流入口を開口し、その内部には検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にブザーやスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は住警器の機能点検を指示する点検スイッチとしての機能を兼ねている。たとえば、火災警報時に警報停止スイッチ20が操作されると警報を停止し、通常状態で警報停止スイッチ20が操作されると機能点検を開始して結果を報知する。
警報停止スイッチ20は、半透明部材で形成されたスイッチカバーと、スイッチカバーの内部に配置されたタクトスイッチ(図示せず)とで構成されている。スイッチカバー内部のタクトスイッチ近傍には、点線で示すように警報表示を行うLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている。
また本体14の裏側上部には取付フック15が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、この取付フック15ビス通すことで、壁面に住警器10を設置することができる。

なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に火災による熱を検出するサーミスタ等の温度検出素子を備えた住警器や火災に伴うその他の物理現象を検出する住警器、火災以外にガス漏れを検出する警報器、侵入者や地震その他の異常を検出する各種の警報器、これらを組み合わせて成る警報器についても、本発明の対象に含まれる。
図2は住宅に対する本実施形態の警報システムの設置状態を示した説明図である。図2の例にあっては、住宅24に設けられている台所、居間、主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の火災を検出して警報する住警器10−1〜10−4が設置され、更に屋外に建てられたガレージ26にも住警器10−5が設置されている。
住警器10−1〜10−5は、イベント信号を無線により相互に送受信する機能を備え、住宅全体の火災監視を行っている。
いま住宅24の子供部屋で万一、火災が発生したとすると、住警器10−4が火災を検出して警報を開始する。この火災を検出して警報を開始することを、住警器における「発報」という。住警器10−4が発報すると、住警器10−4は連動元として機能し、連動先となる他の住警器10−1〜10−3,10−5に対し、火災発報を示すイベント信号を無線により送信する。他の住警器10−1〜10−3,10−5は、連動元の住警器10−4からの火災発報を示すイベント信号を受信した場合に、警報音と警報表示により連動先としての警報動作を行う。
ここで連動元となった住警器10−4の警報音としては、例えば音声メッセージにより「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を出力する。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージを出力する。
また連動元となった住警器10−4の警報表示としては、例えばLED22を例えば点灯させる(第1の表示)。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、LED22を点滅させる(第2の表示)。これによって、連動元警報と連動先警報におけるLED50による警報表示を区別できるようにしている。
なお、連動元のLED22を点滅(第1の表示)とし、連動先のLED22を点灯(第2の表示)としても良いし、連動元警報と連動先警報のいずれについても、同じLED22の明滅または点滅、点灯表示であってもよい。
住警器10−1〜10−5が警報音を出している状態で、警報停止スイッチ20を操作すると、警報音や警報表示の停止処理が行われる。
図3は本実施形態における警報停止を示している。図3(A)は連動関係にある住警器10−1〜10−5の中の住警器10−1が火災を検出し、住警器10−1が警報音とLED22のたとえば点灯(第1の表示)による警報表示により連動元を示す火災警報を行い、残りの住警器10−2〜10−5が警報音とLED22の例えば点滅による警報表示により連動先を示す火災警報を行っている。
この連動警報の状態で、連動元の住警器10−1に設けている警報停止スイッチ20を操作すると、図3(B)に示すように、連動先の住警器10−2〜10−5で行っている連動先を示す警報音とLED22の点滅(第2の表示)による警報表示は停止し、これに対し停止操作を行った連動元の住警器10−1にあっては、連動元を示す警報音は停止するが、連動元を示すLED22の点灯(第1の表示)による警報表示は継続するようにしている。
このとき、必ずしも点灯状態を維持するのではなく、点灯表示から点滅表示(第3の表示)に移行するようにしても良いし、この点滅表示は連動先に於ける警報中の表示(第2の表示)と同じであっても良い。また連動元として警報停止後は周期の長い点滅(デューティー比の小さい駆動条件での点滅:第3の表示)に移行するようにしても、警報停止操作後の電力消費を抑制することが出来る。このように、第1の表示と第2の表示、第1の表示と第3の表示の組み合わせによって、連動元と連動先、また連動元にあっては連動元として作動した旨(直前の履歴)を知ることが出来る。
第1の表示、第2の表示、第3の表示については、第1の表示、第2の表示、第3の表示の駆動パターンをa、b、cとすると、例えば図4(B)のような組み合わせとすることが出来る。
また、警報停止後であっても、連動元の表示(履歴表示)が停止するまでの期間に相当する間は連動元の警報音を若干出力するようにしても良い。即ち、警報停止後、連動元の住警器は、履歴表示を行いつつ、警報時よりも低音量および/または長周期で間欠的な音響出力を行うようにすることも出来る。
これによって、連動警報が行われた場合、連動先の住警器10−2〜10−5それぞれの設置場所に出向いて警報停止操作を行わなくとも、連動元の住警器10−1の警報停止操作で全ての連動先の警報を停止することができ、停止操作が簡単且つ容易にできる。
また、連動元の住警器10−1における警報停止操作で警報音が全て停止しても、連動元の警報器10−1におけるLED22のたとえば点灯による第1の表示である表示は継続され、消火後の火元の特定や、誤報または非火災報を発した住警器の特定が簡単且つ確実にできる。
警報停止後に継続している連動元の住警器10−1のLED22による警報表示は、タイマ設定で決まる所定時間経過後に停止させるか、または、再度、連動元の住警器10−1で警報停止操作を行ったときに停止する。また、警報停止前の表示から警報停止後の表示へ移行するまでの間にも、所定の遅延時間を設けることが出来る。

更に、図3(A)の連動警報の状態で、連動先を示す警報を行っている住警器10−2〜10−5のいずれかで警報停止操作を行った場合には、連動先の住警器10−2〜10〜5のみが警報音と警報表示を停止する。
図4は本発明における異常検出時と警報停止操作時の警報内容を連動元と連動先に分けてリスト形式で示した説明図である。
図4(A)において、連動元と連動先の警報種別は、警報音と警報表示であり、異常検出時、連動元は連動元警報音と点灯の警報表示を行う。また異常検出時、連動先は連動先警報音と点滅の警報表示を行う。
この異常検出に基づく連動元および連動先の警報状態で、連動元の住警器で警報停止スイッチによる警報停止操作が検出されると、連動元の警報音は停止し、警報表示はそのまま継続する。継続する警報表示は、点灯、点滅、明滅のいずれであっても良い。これに対し連動先は警報音と警報表示を停止する。
図5は図2の警報システムに設けた住警器の実施形態を示したブロック図である。図5は図2に示した5台の住警器10−1〜10−5につき、その内の住警器10−1について回路構成を詳細に示している。その他の住警器10−2〜10−5についても同様の構成となる。
住警器10−1と他の住警器10−2〜10−5を結ぶ矢印はそれぞれが相互に通信することを示しているが、たとえば住警器10−2と住警器10−3なども相互に通信させるようにしている。もちろん、住警器10−1をシステムの親機として、図4の矢印の経路でのみ通信するようにしたシステムでも、本発明を適用することが出来る。
住警器10−1はワンチップCPUとして知られたプロセッサ28を備え、プロセッサ28に対してはアンテナ31を備えた無線通信部30、記録回路部(メモリ)32、センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源40を設けている。
無線通信部30には送信回路42と受信回路44が設けられ、他の住警器10−2〜10−5との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。無線通信部30としては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線通信部30としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
記憶部としてのメモリ32には、ベント信号の順番を示す連続番号である連番48、住警器を特定するID(識別子)となる送信元符号50及び図2のように住宅の設置した住警器10−1〜10−5で連動警報を行う連動グループを構成するためのグループ符号52が格納されている。

連番48は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理を管理するためのものであるが、本実施形態に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号50としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように26ビットの符号コードが使用される。
グループ符号52は連動グループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線通信部30で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ32に登録しているグループ符号52に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになるので、近隣の住宅等に設置された、連動を要しない他グループの警報器との混信を回避出来る。
センサ部34には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタ等の温度検出素子や、火災に伴うその他の物理現象変化を検出する各種素子を設けてもよい。
報知部36には警報音を出力するスピーカ58と警報表示を行うLED22が設けられている。スピーカ58は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を出力する。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火災などの異常を警報表示する。スピーカ48に代えて、ブザー等を用いても良い。
操作部38には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は、報知部36からスピーカ48により警報音又はLED22により警報表示を行っているときにのみ有効となる。連動元を示す(火災)警報音出力中に警報停止スイッチ20を操作すると警報音を停止できるが、警報表示は継続され、同時に他の連動先の住警器の警報音と警報表示は停止することができる。このとき、継続している警報表示(動作履歴表示)の出力中に警報停止スイッチ20を操作すると、LED22を消灯して警報表示を停止する。
一方、連動元または連動先を示す警報を行っていない通常監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、この状態で点検スイッチを押すと、所定の点検動作が実行されて報知部36から点検結果を示す音声メッセージなどが出力される。
電池電源40は、例えば所定セル数のリチウム電池やアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線通信部30を含む回路部全体の低消費電力化により、例えば10年の電池寿命を保証している。
プロセッサ28にはプログラムの実行により実現される機能として、イベント検出部60、送信処理部62、受信処理部64、警報処理部66及び警報停止部68が設けられている。
イベント検出部60は、センサ部34による異常検出、操作部38による警報停止、センサ部4の異常検出がなくなる異常復旧を含むイベントを検出する。

送信処理部62は、イベント検出部60でセンサ部34による異常検出、操作部38による警報停止、センサ部34の異常検出がなくなる異常復旧を含む自己のイベントを検出したときに、検出イベントを示すイベント信号を連動先の住警器に送信させる。

受信処理部64は、受信回路44で受信した住警器10−2〜10−5からのイベント信号について有効/無効の判定および解読を行う。
警報処理部66は、イベント検出部60で自己の異常として火災を検出したときにスピーカ58から連動元を示す警報音を出力すると共に、LED22を駆動して連動元を示す警報表示を行い、更に、火災を示すイベント信号を他の住警器に送信する。

具体的に説明すると、警報処理部66は、センサ部34からの煙検出信号からイベント検出部60で火災を検出したときに、報知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させると共に、LED22を点灯して連動元を示す警報表示を行い、更に、火災を示すイベント信号を無線通信部30の送信回路42によりアンテナ31から他の住警器10−2〜10−5に向けて送信させる。

また警報処理部66は、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災を示すイベント信号を無線通信部30の受信回路44により受信し、受信処理部64で有効となったときに、報知部36のスピーカ58から連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる警報音を繰り返し出力させ、同時にLED22を点滅して連動先を示す警報表示を行う。
警報停止部68は、連動元を示す異常警報の出力中に操作部38に設けた警報停止スイッチ20の警報停止操作を検出した場合、連動元を示すスピーカ58からの警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を停止すると共にLED22の点灯による警報表示を継続させ、更に、他の住警器10−2〜10−5に警報停止を示すイベント信号を送信する。
また警報停止部68は、連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の有効受信を検出した場合、連動先を示すスピーカ58からの警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」とLED22の点滅による警報表示を停止する。
また、警報停止部68は、操作部38に設けた警報停止スイッチ20の警報停止操作を検出したときに継続したLED22の点灯による連動元を示す警報表示を、所定時間後又は次に警報停止スイッチ20の警報停止操作を検出したときに停止する。

図6は本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図6において、イベント信号46は連番48、送信元符号50、グループ符号52及びイベント符号54で構成されている。
連番48はイベント信号の順番を示す連続番号であり、イベント信号を送信する毎に1つずつ増加させる。また、連番48は住警器10−1〜10−5の各々で非同期に生成している。連番48は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理を管理するためのものであるが、本実施形態に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号50は例えば26ビットの符号である。グループ符号52は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図1の住警器10−1〜10−5につき同じグループ符号が設定されている。
なおグループ符号52は、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なる符号としてもよい。
イベント符号54は、火災、ガス漏れなどのイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては3ビット符号を使用しており、例えば「001」で火災、「010」でガス漏れ、「011」で盗難、「100」で警報停止、「101」で復旧、残りをリザーブとしている。なおイベント符号54のビット数は、イベントの種類が増加したときには更に4ビット、5ビットと増加させることで、より多くのイベント内容を表すことができる。
図7は図5の住警器10−1における火災監視処理の一例を示したフローチャートであり、プロセッサ28のプログラムの実行による処理となる。
図7において、火災監視処理は、ステップS1で火災を監視しており、センサ部34から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災発生を判別してステップS2に進み、連番、送信元符号、グループ符号、火災を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に無線により送信した後、ステップS3でスピーカ58からの警報音とLED22の点灯による警報表示とにより連動元を示す火災警報を出力する。
続いて、ステップS4でセンサ部34からの煙検出信号が低下して火災がなくなる火災復旧の有無を判別しており、火災が継続している場合はステップS5で警報停止スイッチ20による警報停止操作の有無を判別し、警報停止操作が無ければステップS6で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号受信の有無を判別する処理を繰り返している。なお、火災の継続中にあっては、所定時間毎に火災を示すイベント信号の送信を繰り返している。ステップS5で警報停止操作が有った場合には、ステップS8で連番、送信元符号、グループ符号、火災復旧を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信し、ステップS9へ進む。
ステップS4〜S6の処理サイクル中に、センサ部34からの煙検出信号が低下し火災がなくなるとステップS4で火災復旧が判別され、ステップS7で連番、送信元符号、グループ符号、火災復旧を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信し、ステップS9に進んで連動元警報を停止し、監視状態に戻る一方、ステップS10で所定の遅延時間経過を判定した後に連動元の表示を停止する。
またステップS6で他の住警器から警報停止イベント信号の受信を判別すると、ステップS9に進んで連動元を示すスピーカ58からの警報音は停止して監視状態に戻るが、LED22の点灯による警報表示は継続させる。続いてステップS10で警報停止操作から所定時間経過したか否か判別しており、所定時間の経過を判別すると、ステップS11に進んで連動元を示すLED22の点灯による警報表示を停止する。
なお、ステップS10で所定時間経過していない期間中は、警報停止スイッチ20による警報停止操作を検出した場合に、継続している警報表示を停止させるようにしても良い。そして、この期間中に新たに火災が検出されるかまたは他の住警器から火災を示すイベント信号を受信し有効となったときには、連動元警報表示を停止して新たに連動元または連動先としての処理を実施する。
一方で、ステップS10の遅延時間を未監視期間として問題とならない短い時間とするときには、この間は新たな火災発生判定を行わないか、または火災が判定されてもその後の警報処理を行わないようにすることも出来る。
一方、ステップS1で火災でなかった場合には、ステップS12で他の住警器からのイベント信号受信の有無を判別している。他の住警器からの火災を示すイベント信号受信を判別すると、ステップS13に進んで連動先を示す火災警報としてスピーカ58からの警報音とLED22の点滅による警報表示を行う。
次にステップS14で他の住警器からの火災復旧を示すイベント信号受信の有無を判別しており、火災復旧を示すイベント信号を受信すると、ステップS15に進んで連動先を示すスピーカ58からの警報音とLED22の点滅による警報表示を停止する。
ステップS14で火災復旧を示すイベント信号受信がない場合には、ステップS16で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、警報停止を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS18に進んで連動先を示すスピーカ58からの警報音とLED22の点滅による警報表示を停止する。
ステップS16で警報停止を示すイベント信号受信がない場合には、ステップS17で警報停止スイッチ20による警報停止操作の有無を判別しており、警報停止操作を判別すると、ステップS18に進んで連番、送信元符号、グループ符号、火災復旧を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信し、ステップS19で連動先を示すスピーカ58からの警報音とLED22の点滅による警報表示を停止する。
図8は連動元の表示色と連動先の表示色を異ならせた本発明による無線式の住警器の他の実施形態を示した説明図である。
図8において、住警器10はカバー12とその背後の本体で構成され、カバー12の中央には、周囲に煙流入口を開口し、その内部には検煙部16が配置され、検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。
警報停止スイッチ20は、半透明部材で形成されたスイッチカバーの内部にタクトスイッチ(図示せず)を配置しており、スイッチカバー内部のタクトスイッチ近傍には、点線で示すように、連動元の表示を行う赤色LED22aと、連動先の表示を行う黄色LED22bが配置されており、赤色LED22aまたは黄色LED22bが点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過して点灯状態が外部から分かるようにしている。それ以外の構成は図1の実施形態と同じである。
図9は図8の実施形態における警報停止を示している。図9(A)は連動関係にある住警器10−1〜10−5の中の住警器10−1が火災を検出し、住警器10−1が警報音と赤色LED22aの点灯による警報表示(第1の表示)により連動元を示す火災警報を行い、残りの住警器10−2〜10−5が警報音と黄色LED22bの例えば点灯による警報表示(第2の表示)により連動先を示す火災警報を行っている。
この連動警報の状態で、連動元の住警器10−1に設けている警報停止スイッチ20を操作すると、図9(B)に示すように、連動先の住警器10−2〜10−5で行っている連動先を示す警報音と黄色LED22aの点灯による警報表示は停止し、これに対し停止操作を行った連動元の住警器10−1にあっては、連動元を示す警報音は停止するが、連動元を示す赤色LED22aの点灯による警報表示(第1の表示)は継続する。
このように、赤色表示と黄色表示によって、連動元と連動先を知ることができ、また警報停止操作後に赤色表示を継続し、黄色表示を停止することで、連動元として動作した履歴を残すことができる。
また連動警報が行われた場合、連動先の住警器10−2〜10−5それぞれの設置場所に出向いて警報停止操作を行わなくとも、連動元の住警器10−1の警報停止操作で全ての連動先の警報を停止することができ、停止操作が簡単且つ容易にできる。
また、連動元の住警器10−1における警報停止操作で警報音が全て停止しても、連動元の警報器10−1における赤色LED22aの点灯による表示は継続され、消火後の火元の特定や、誤報または非火災報を発した住警器の特定が簡単且つ確実にできる。
警報停止後に継続している連動元の住警器10−1の赤色LED22aによる警報表示は、タイマ設定で決まる所定時間経過後に停止させるか、または、再度、連動元の住警器10−1で警報停止操作を行ったときに停止する。また、警報停止前の表示から警報停止後の表示へ移行するまでの間にも、所定の遅延時間を設けることが出来る。

更に、図9(A)の連動警報の状態で、連動先を示す警報を行っている住警器10−2〜10−5のいずれかで警報停止操作を行った場合には、連動先の住警器10−2〜10〜5のみが警報音と警報表示を停止する。
ここで図8の実施形態では、連動元の警報表示を赤色LED22aの点灯で行っているが、赤色LED22aの点滅又は明滅で連動元を表示しても良い。また警報停止操作後の連動元を示す表示を赤色LED22aの点灯で継続させているが、これを点滅又は明滅に切替えて継続させても良い。
なお上記の実施形態は火災を検出して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムについても同様に適用できる。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また上記の実施形態で述べた「受信がある」、「受信が無い」、「受信した場合」、「受信を判別」等は、受信した信号が有効なものとして認識されたか否かの判定も含んでいる。
また、警報器の規格上、上記の実施形態に示した表示を「警報」と認めない場合があるが、ここで言う「警報表示」は、警報に伴う表示全般を指す。
また、連動元と連動先を識別する表示、警報停止前後を識別する表示は1つのLEDで共用としたが、必要に応じ複数の表示部を設け、振り分けて表示しても良い。
即ち、システムに於いては警報中に連動元と連動先が表示によって識別出来れば良く、連動元の警報器に於いては警報停止操作後少なくとも所定期間は何らかの表示を行い、連動先に於いては、警報中は何らかの表示を行い、警報停止操作後には当該表示を停止する。
また上記の実施形態では、連動元を赤色表示とし、連動先を黄色表示としているが、任意の異なる表示色により連動元と連動先を表示しても良い。またLED22a、22bは多色LEDで共用としても良い。
また図1のように単一のLED22を設けた場合、同じ色の表示であるが、色の明るさを変えて連動元と連動先を表示するようにしても良い。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10,10−1〜10−5:住警器
12:カバー
14:本体
15:取付フック
16:検煙部
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
22a:赤色LED
22b:黄色LED
24:住宅
26:ガレージ
28:CPU
31:アンテナ
30:無線通信部
32:メモリ
34:センサ部
36:報知部
38:操作部
40:電池電源
42:送信回路
44:受信回路
46:イベント信号
48:連番
50:送信元符号
52:グループ符号
54:イベント符号
58:スピーカ
60:イベント検出部
62:送信処理部
64:受信処理部
66:警報処理部
68:警報停止部

Claims (11)

  1. 監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
    警報音と表示により異常警報を出力する報知部と、
    警報停止操作手段を備えた操作部と、
    前記センサ部の検出出力による異常の有無及び前記操作部による停止操作を含むイベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
    他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
    前記イベント検出部で異常を検出したときに、前記報知部からの警報音と第1の表示により連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信したときに、前記報知部からの警報音と、前記第1の表示と異なる第2の表示によ連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
    を設けた警報器に於いて、
    前記連動元を示す異常警報の出力中に前記操作部の警報停止操作を検出した場合、前記連動元を示す警報音と前記第1の表示を停止させて前記第2の表示と同じ表示又は前記第1及び第2の表示と異なる第3の表示を出力させると共に、警報停止を示すイベント信号を他の住警器へ送信させ、一方、前記連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器からの警報停止を示すイベント信号を受信した場合、前記連動先を示す警報音と前記第2の表示を停止させる警報停止部を設けたことを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器に於いて、前記第1の表示と第2の表示は、表示色を異ならせることを特徴とする警報器。
  3. 請求項2記載の警報器に於いて、前記第3の表示は、前記第1の表示と第2の表示に対し表示色を異ならせることを特徴とする警報器。
  4. 監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
    警報音と表示により異常警報を出力する報知部と、
    警報停止操作手段を備えた操作部と、
    前記センサ部の検出出力による異常の有無及び前記操作部による停止操作を含むイベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
    他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
    前記イベント検出部で異常を検出したときに、前記報知部からの警報音と表示により連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信したときに、前記報知部からの警報音と表示によ連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
    を設けた警報器に於いて、
    前記連動元を示す異常警報の出力中に前記操作部の警報停止操作を検出した場合、前記連動元を示す警報音と表示を停止させて当該表示と異なる表示を出力させると共に、警報停止を示すイベント信号を他の住警器へ送信させ、一方、前記連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器からの警報停止を示すイベント信号を受信した場合、前記連動先を示す警報音と表示を停止させる警報停止部を設けたことを特徴とする警報器。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載の警報器に於いて、前記警報停止部は、前記操作部の警報停止操作を検出した後の表示を、所定時間経過又は前記操作部の警報停止操作を再度検出したときに停止することを特徴とする警報器。
  6. 請求項4記載の警報器に於いて、前記警報処理部は、連動元を示す表示と連動先を示す表示を異ならせたことを特徴とする警報器。
  7. 請求項4記載の警報器に於いて、前記警報処理部は、連動元を示す表示色と連動先を示す表示色を異ならせたことを特徴とする警報器。
  8. 警戒エリアに、異常を検出して警報音と表示により異常警報を出力する警報器を複数配置した警報システムに於いて、
    前記警報器の各々に、
    異常を検出したときに、警報音と第1の表示により連動元を示す異常警報を出力すると共に、異常信号を他の警報器へ送信し、一方、他の警報器から異常信号を受信したときに、警報音と、前記第1の表示と異なる第2の表示による連動先を示す異常警報を出力する警報処理部と、
    前記連動元を示す異常警報の出力中に警報停止操作を検出した場合、前記連動元を示す警報音と前記第1の表示を停止して前記第2の表示と同じ表示又は前記第1及び第2の表示と異なる第3の表示を出力すると共に、警報停止信号を他の警報器へ送信し、一方、前記連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器から警報停止信号を受信した場合、前記連動先を示す警報音と前記第2の表示を停止する警報停止部と、
    を設けたことを特徴とする警報システム。
  9. 警戒エリアに、異常を検出して警報音と表示により異常警報を出力する警報器を複数配置した警報システムに於いて、
    前記警報器の各々に、
    異常を検出したときに、警報音と表示により連動元を示す異常警報を出力すると共に、異常信号を他の警報器へ送信し、一方、他の警報器から異常信号を受信したときに、警報音と表示によ連動先を示す異常警報を出力する警報処理部と、
    前記連動元を示す異常警報の出力中に警報停止操作を検出した場合、前記連動元を示す警報音と表示を停止して当該表示と異なる表示を出力すると共に、警報停止信号を他の警報器へ送信し、一方、前記連動先を示す異常警報の出力中に他の住警器から警報停止信号を受信した場合、前記連動先を示す警報音と表示を停止する警報停止部と、
    を設けたことを特徴とする警報システム。
  10. 請求項8又は9記載の警報システムに於いて、前記警報停止部は、前記警報停止操作を検出した後の表示を、所定時間経過又は前記操作部の警報停止操作を再度検出したときに停止することを特徴とする警報システム。
  11. 警戒エリアに、異常を検出して警報音と表示により異常警報を出力する警報器を複数配置し、異常を検出した警報器は警報音と表示により連動元を示す異常警報を出力すると共に、他の警報器に異常信号を送信して警報音と表示により連動先を示す異常警報を出力させる警報システムに於いて、
    警報中は、連動元の警報器と連動先の警報器で異なる表示を行い、
    警報停止操作後は、連動元の警報器で所定期間、前記警報中の表示と異なる表示を行い、連動先の警報器は前記所定期間の経過を待たずに表示を停止することを特徴とする警報システム。
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