JPH0613568B2 - 反応性重合体粒子の製造方法 - Google Patents

反応性重合体粒子の製造方法

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JPH0613568B2
JPH0613568B2 JP14964686A JP14964686A JPH0613568B2 JP H0613568 B2 JPH0613568 B2 JP H0613568B2 JP 14964686 A JP14964686 A JP 14964686A JP 14964686 A JP14964686 A JP 14964686A JP H0613568 B2 JPH0613568 B2 JP H0613568B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水媒体中で分散安定性のよい反応性重合体粒子
を製造する方法に関する、特に酵素,細菌,ウイルス,
毒素,薬物,及び免疫活性物質などを固定化して診断用
試薬として好適に使用しうる反応性重合体粒子の製造方
法を提供するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
抗原・抗体反応を利用する免疫学的検査において、凝集
反応は沈降反応,補体結合反応と共に、あるいはこれら
に比して著しく簡便かつ鋭敏な反応として利用されてい
る。そして、凝集反応は、遊離細胞や細菌膜表面に局在
する抗原を検出する反応と共に、抗原精製技術の進歩に
より特異性の高い抗血清が得られることによって、特異
性の高い抗体を血球粒子,ベントナイト粒子,カオリン
粒子,ラテツクス粒子などの粒子担体に固定させてお
き、対応する抗原を凝集反応によって検査するなど、臨
床検査における応用範囲が著しく拡大している。
免疫学的凝集反応用としての担体は種々のものが公知
で、該担体を使用した種々の診断用試薬が知られてい
る。これらを大別すると免疫活性物質を物理的に吸着し
た診断用試薬と免疫活性物質を共有結合で結合させた診
断用試薬になる。これらの試薬にはそれぞれ一長一短が
あり現在なお完全に満足出来る診断用試薬は存在しな
い。
診断用試薬の担体としては、一般に重合体粒子が用いら
れており、診断用試薬に適した重合体粒子の開発が望ま
れている。
かくして、免疫活性物質を固定化した担体の非特異的凝
集反応を抑制することと、保存安定性を高めるために数
多くの方法が開発されている。これらの方法は、免疫活
性物質を固定化した担体に保護コロイドを添加する方法
と、担体を親水性重合体粒子にする方法に大別される。
前者の方法については、例えば、免疫活性物質を担体に
固定化した後に、牛血清アルブミン,ゼラチンなどの親
水性蛋白質を添加する方法が一般的によく採用されてい
るが、検定混合物中で非特異的な蛋白質一蛋白質相互作
用に起因する妨害作用が指摘されている(特開昭56−
158947号公報)。また後者の方法について、例え
ば、特開昭56−30405号公報,特開昭56−14
1559号公報には繰返し単位が2,3−ジオキシプロ
ピルメタクリレート単位から成る親水性架橋共重合体粒
子を用いる方法が、また特開昭57−135801号公
報にはスチレン−グリシジルメタクリレート共重合体粒
子を合成し、エポキシ基を加水分解してジヒドロキシル
基に変換して親水性重合体粒子を得る方法が提案されて
いる。これらの方法は極めて秀れた方法である。しか
し、親水性基であるジヒドロキシル基濃度を増加させる
と重合体粒子の安定性を向上させることが可能である
が、免疫活性物質を共有結合させる活性点濃度が減少す
るために免疫活性物質の固定化量が減少するとか、ある
いは免疫活性物質を吸着固定化するに有効な疎水性表面
が減少するために、免疫学的凝集反応の鋭敏性が著しく
低下する欠点がある。このように免疫活性物質の固定化
担体の免疫学的凝集反応性と物理的安定性を同時に満足
させることは従来極めて困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は免疫学的凝集反応の鋭敏性に優れると共
に、非特異的凝集反応が低く、かつ保存安定性の優れた
免疫活性物質の固定化担体となる反応性重合体粒子の製
造方法について鋭意研究を重ねて来た結果、グリシジル
(メタ)アクリレート単量体単位を有する重合体粒子に
メルカプト基とさらにエポキシ基を導入することによ
り、前記要望を満す優れた反応性重合体粒子が得られる
ことと見い出した。
即ち、本発明は、グリシジル(メタ)アクリレート単量
体単位を有する重合体粒子と、 (A)分子中にメルカプト基を有し、該メルカプト基のイ
オウ原子に結合する水素原子の数の合計が2個である含
イオウ化合物 及び/又は (B)分子中にメルカプト基とイミノ基を有し、該メルカ
プト基のイオウ原子及び該イミノ基の窒素原子に結合す
る水素原子の数の合計が2個である含イオウ化合物 とを反応させ、次いで得られた重合体粒子と分子中にエ
ポキシ基を3個以上有するエポキシ化合物とを反応させ
ることを特徴とする反応性重合体粒子の製造方法であ
る。
また、本発明は、グリシジル(メタ)アクリレート単量
体単位を有する重合体粒子と、 (A)分子中にメルカプト基を有し、該メルカプト基のイ
オウ原子に結合する水素原子の数の合計が3個以上であ
る含イオウ化合物 (B)分子中にメルカプト基とイミノ基を有し、該メルカ
プト基のイオウ原子及び該イミノ基の窒素原子に結合す
る水素原子の数の合計が3個である含イオウ化合物 及び (C)分子中にメルカプト基とアミノ基とを有する含イオ
ウ化合物から選ばれた少くとも1種の含イオウ化合物と
を反応させ、次いで得られた重合体粒子と分子中にエポ
キシ基を2個以上有するエポキシ化合物とを反応させる
ことを特徴とする反応性重合体粒子の製造方法である。
本発明に於ける重合体粒子は、次式 (但し、Rは水素原子又はメチル基である。)で示され
るグリシジル(メタ)アクリレート単量体単位を有す
る。本発明の重合体粒子は、上記したグリシジル(メ
タ)アクリレート単量体単位のみを有するものであって
もよく、該グリシジル(メタ)アクリレート単量体単位
と他の単量体単位とを有するものであっても良い。上記
した他の単量体単位としては、グリシジル(メタ)アク
リレートと共重合可能なモノマーで示される単量体単位
であればどのようなものでもよい。就中、本発明に於い
て好ましい他の単量体単位は、次式 (但し、Rは水素原子又はアルキル基であり、R
ハロゲン原子,置換若しくは非置換のフエニル基,アル
コキシカルボニル基又はアシルオキシ基である。) で示される疎水性ビニル系単量体単位である。ここで、
フエニル基の置換基としては特に限定されないが、ハロ
ゲン原子,ハロアルキル基,アルキル基等を挙げること
ができる。このような疎水性ビニル系単量体単位の中で
もRが置換若しくは非置換のフエニル基、又は塩素原
子である疎水性ビニル系単量体単位が好ましい。また、
他の単量体単位としては次式 (但し、Rは水素原子又はカルボキシル基であり、R
は水素原子又はアルキル基であり、Rはカルボキシ
ル基,スルホニルフエニル基,ヒドロキシアルコキシカ
ルボニル基,又は で示される基(但し、R′はアルキレン基,nは1〜2
0の整数である。)である。) で示される親水性ビニル系単量体単位を採用することが
できる。
上記したグリシジル(メタ)アクリレート単量体単位の
重合体粒子に占める割合は特に限定されないが、得られ
る反応性重合体粒子に免疫活性物質を吸着させて診断用
試薬として使用する場合は、グリシジル(メタ)アクリ
レート単量体単位が0.05〜20モル%,さらに0.1〜1
5モル%であることが好ましい。また、免疫活性物質を
共有結合させることによって診断用試薬として使用する
場合は20〜100モル%、さらに30〜99モル%で
あることが好ましい。
上記したグリシジル(メタ)アクリレート単量体単位以
外の他の単量体単位としては、前記した疎水性ビニル系
単量体単位及び親水性ビニル系単量体単位を用いること
が好ましいが、親水性ビニル系単量体単位の割合が多く
なり過ぎると反応性重合体粒子の分散安定性に不都合を
生じることがある。従って、本発明の反応性重合体粒子
を吸着による診断用試薬として用いる場合は、親水性ビ
ニル系単量体単位はグリシジル(メタ)アクリレート単
量体単位に対して0〜20モル%の範囲で、また、共有
結合による診断用試薬として用いる場合は、グリシジル
(メタ)アクリレート単量体単位に対して0〜50モル
%の範囲で用いることが好ましい。
以上のような組成とすることによって一般に、表面のエ
ポキシ基が0.05〜400μmole/g−重合体粒子、より
好ましくは0.1〜200μmole/g−重合体粒子の重合
体粒子を得ることができる。
以上に述べた重合体粒子の製造方法は、公知の方法が何
ら制限なく使用し得る。即ち、グリシジル(メタ)アク
リレートを単独で重合することによって、或いは、グリ
シジル(メタ)アクリレートと共重合可能なビニル系単
量体とを共重合させることによって、上記の重合体粒子
を得ることができる。グリシジル(メタ)アクリレート
と共重合させるビニル系単量体の代表的なものを挙げれ
ば、スチレン,ビニルトルエン,クロルメチルスチレ
ン,クロルスチレン,塩化ビニル,臭化ビニル,メチル
(メタ)アクリレート,エチル(メタ)アクリレート,
プロピル(メタ)アクリレート,酢酸ビニル等の疎水性
ビニル系単量体;また、アクリル酸,メタクリル酸,マ
レイン酸,スチレンスルホン酸,2−ヒドロキシエチル
メタアクリレート,グリセロールモノメタクリレート,
ポリエチレングリコールモノメタクリレート等の親水性
ビニル系単量体などが例示される。これらのビニル系単
量体は2種以上を混合して用いることもできる。さらに
また、必要に応じて、ジビニルベンゼン,エチレングリ
コールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート,ビスフエノールAジグリシジルエーテル等
の架橋性単量体も好適に使用できる。
これらの単量体を用いて重合体粒子を得るための重合方
法は特に限定されず、公知の方法が好適に採用される。
例えば、アニオン性界面活性剤,非イオン系界面活性剤
の存在下に水媒体中で水溶性ラジカル開始剤を用いて乳
化重合する方法、界面活性剤を使わずに水媒体中で水溶
性ラジカル開始剤を用いて不均一重合する方法、部分鹸
化ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン等の保
護コロイド存在下に懸濁重合する方法、ビニル系単量体
は溶解するが重合体は溶解しない有機溶媒中で沈澱重合
する方法等が採用される。
本発明で使用する反応性重合体粒子の平均粒子径は特に
限定されないが、凝集反応による診断用試薬に用いる場
合には、その鋭敏性や保存安定性を良好にするために一
般には0.05乃至10ミクロンの範囲内にあることが好ま
しい。さらにまた、該反応性重合体粒子は、粒子径の分
散の小さい方が、再現性が良いために望ましい。従っ
て、このような粒子径となるような重合体粒子を得るこ
とが好ましい。
次に、前記したグリシジル(メタ)アクリレート単量体
単位を有する重合体粒子と反応させる含イオウ化合物に
ついて説明する。
本発明に於いて、分子中にメルカプト基を有し、該メル
カプト基のイオウ原子に結合する水素原子の数の合計が
2個である含イオウ化合物としては、公知の化合物が何
ら制限なく採用される。具体的には、エタンジチオー
ル,1,3−プオパンジチオール,1,2−プロパンジ
チオール,1,4−ブタンジチオール,ジチオスレイト
ール,等が好適に使用される。
また、本発明に於いて、分子中にメルカプト基とイミノ
基を有し、該メルカプト基のイオウ原子及び該イミノ基
の窒素原子に結合する水素原子の数の合計が2個である
含イオウ化合物としては、公知の化合物を特に制限なく
使用し得る。具体的に例示すると、N−メチル−2−ア
ミノエタンチオール,N−エチル−2−アミノエタンチ
オール,N−メチル−3−アミノプロパンチオール,2
−メルカプトベンズイミダゾール,3−メルカプト−
1,2,4−トリアゾール,等の公知の含イオウ化合物
を挙げることができる。
さらに、本発明に於いて、分子中にメルカプト基を有
し、該メルカプト基のイオウ原子に結合する水素原子の
数の合計が3個以上である含イオウ化合物としては、公
知の化合物が特に制限されずに採用し得る。例えば、ペ
ンタエリスリトールトリ−(3−メルカプトプロピオネ
ート),ペンタエリスリトールテトラ−(3−メルカプ
トプロピオネート),トリメチロールエタントリ(3−
メルカプトプロピオネート),ペンタエリスリトールテ
トラチオグリコレート,トリメチロールエタントリチオ
グリコレート,トリメチロールプロパントリ(3−メル
カプトプロピオネート),トリメチロールプロパントリ
チオグリコレート,ペンタエリスリトールテトラ(メル
カプトアセテート),セルローストリ(α−メルカプト
アセテート),1,2,3−プロパン−トリチオール,
1,2,3,4−ネオペンタン−テトラチオール,1,
2,3,4,5,6−メルカプトポリ(エチレンオキ
シ)エチル(ソルビタール),ジペンタエリスリトール
ヘキサ(3−メルカプトプロピオネート)等の公知の含
イオウ化合物を挙げることができる。
さらにまた、本発明に於いて、分子中にメルカプト基と
イミノ基を有し、該メルカプト基のイオウ原子及び該イ
ミノ基の窒素原子に結合する水素原子の数の合計が3個
以上である含イオウ化合物としては、公知の化合物が何
ら制限されず使用でき、具体的には、ジ−(4−メルカ
プトベンジル)−アミン,N−(3,4−ジメルカプ
ト)ベンジルアニリン,N−(3,4−ジメルカプト)
フエニルヒドロキシアミン等の含イオウ化合物を挙げる
ことができる。
さらに、本発明に於いて、分子中にメルカプト基とアミ
ノ基とを有する含イオウ化合物としては、公知のものが
特に制限なく使用でき、具体的には、2−アミノエタン
チオール,3−アミノプロパンチオール,3,3′−ジ
アミノプロピルメルカプタン,等の公知の含むイオウ化
合物を挙げることができる。
本発明に於いて、エポキシ基を2個以上有するエポキシ
化合物としては、公知のエポキシ化合物が採用される。
例えば、1,3−ブタジエンジエポキシド,1,4−ブ
タンジグリシジルエーテル,エチレングリコールジグリ
シジルエーテル,セカンダリ−プチルフエノールジグリ
シジルエーテル,プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル,グリセロールジグリシジルエーテル,1,6−
ヘキサンジオールジグリシジルエーテル,ポリエチレン
グリコールジグリシジルエーテル,グリセロールトリグ
リシジルエーテル,トリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテル,ペンタエリスリトールトリグリシジルエ
ーテル,ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテ
ル,グルコーストリグリシジルエーテル,グルコーステ
トラグリシジルエーテル,グルコシドトリグリシジルエ
ーテル,グリシジル(メタ)アクリレート,等の多価エ
ポキシ化合物を挙げることができる。
グリシジル(メタ)アクリレート単量体単位を有する重
合体粒子と含イオウ化合物との反応は、グリシジル(メ
タ)アクリレート単量体単位のエポキシ基と含イオウ化
合物のメルカプト基,イミノ基又はアミノ基との反応を
利用するものである。この反応は下記〔I〕〜〔V〕の
ように進行しているものと推測できる。
又は、 又は、 又は、 具体的な反応の操作としては、重合体粒子と反応させる
べき含イオウ化合物とを水媒体中、エポキシ基に不活性
な緩衝液中、あるいはエポキシ基と反応性の極めて乏し
くかつ重合体粒子を溶解させないメタノール,エタノー
ル,イソプロパノール,アセトン,酢酸メチル,酢酸エ
チル,等の水と親和性の大きい有機溶媒中、あるいはこ
れらの混合媒体中で混合して反応させればよい。特に水
媒体中での反応が好ましく採用される。また、反応温度
は重合体粒子の分子構造やエポキシ基濃度,含イオウ化
合物の分子構造、及び反応媒体によって異なるが、一般
的には4℃乃至100℃、好ましくは4℃乃至60℃の
範囲が好適に採用される。反応媒体に有機溶媒を用いる
場合には重合体粒子を溶解させない反応温度を選ぶこと
が重要である。さらにまた、有機化合物の濃度は重合体
粒子の分子構造,エポキシ基濃度,含イオウ化合物の分
子構造,及び反応条件によって異なるが、重合体粒子の
エポキシ基濃度に対して2乃至500モル倍となるよう
に選べば良い。さらにまた、重合体粒子と含イオウ化合
物の混合方法は特に限定的でない。一般的には、重合体
粒子の懸濁媒体中へ含イオウ化合物の溶液を一括して添
加する方法、もしくは滴々添加する方法、あるいは含イ
オウ化合物の溶液中へ重合体粒子の懸濁液を一括もしく
は滴々添加する方法が好ましくは採用される。
このようにして導入されたメルカプト基,アミノ基又は
イミノ基を、複数個のエポキシ基を有するエポキシ化合
物のエポキシ基の一つとの反応に利用され、さらにエポ
キシ基の導入が行なわれる。この場合、先にメルカプト
基、アミノ基又はイミノ基の導入を行なうために用いら
れた含イオウ化合物のメルカプト基又はイミノ基のイオ
ウ原子又は窒素原子に結合する水素原子の数の合計が2
個である場合には、エポキシ基を分子中に3個以上有す
るエポキシ化合物を用いる。また、メルカプト基,イミ
ノ基又はアミノ基のイオウ原子又は窒素に結合する水素
原子の数が3個以上である含イオウ化合物を用いた場合
には、分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ化
合物が用いられる。この反応は前記〔I〕及び〔III〕
の反応で得られた重合体粒子を例にとって説明すると、
次の〔VI〕又は〔VII〕のように進行しているものと推
測される。
メルカプト基,アミノ基又はイミノ基が導入された重合
体粒子とエポキシ基を複数個有するエポキシ化合物の反
応は、重合体粒子のメルカプト基,アミノ基又はイミノ
基と反応させるべきエポキシ化合物を水媒体中、エポキ
シ基に不活性な緩衝液中、あるいはエポキシ基と反応性
の極めて乏しくかつ重合体粒子を溶解させないメタノー
ル,エタノール,イソプロパノール,アセトン,酢酸メ
チル,酢酸エチル,等の水と親和性の大きい有機溶媒
中、あるいはこれらの混合媒体中で混合して反応すれば
よい。特に水媒体中での反応が好ましく採用される。ま
た、反応温度は重合体粒子の分子構造やメルカプト基,
アミノ基又はイミノ基濃度,含イオウ化合物の分子構造
及び反応媒体によって異なるが、一般的には4℃乃至1
00℃、好ましくは4℃乃至60℃の範囲が好適に採用
される。反応媒体に有機溶媒を用いる場合には重合体粒
子を溶解させない反応温度を選ぶことが重要である。さ
らにまた、エポキシ化合物の濃度は重合体粒子の分子構
造,メルカプト基,アミノ基又はイミノ基濃度,エポキ
シ化合物の分子構造,及び反応条件によって異なるが、
重合体粒子の粒子表面のメルカプト基,アミノ基又はイ
ミノ基濃度に対して10乃至500モル倍の範囲が好適
に採用される。さらにまた、反応時間は一概に限定でき
ないが、一般には10分乃至100時間が好ましく、更
には30分乃至50時間がより好ましく採用される。
このようにしてエポキシ基を導入することにより、当初
の重合体粒子のグリシジル(メタ)アクリレート単量体
単位に基づくエポキシ基の濃度よりも高い濃度のエポキ
シ基を反応性重合体粒子に導入することができる。即
ち、反応性重合体粒子の表面に於けるエポキシ基の濃度
をCEpx(μmole/g−反応性重合体粒子)とし、メル
カプト基,エポキシ基の導入前の重合体粒子のグリシジ
ル(メタ)アクリレート単量体単位に基づくエポキシ基
の濃度をCEpx2(μmole/g−反応性重合体粒子)と
すると、重合体粒子中のグリシジル(メタ)アクリレー
ト単量体単位が20〜100モル%の重合体粒子を用い
た場合には CEpx≧1.1×CEpx2 さらには CEpx≧1.5×CEpx2 を満たすエポキシ基の濃度を有する反応性重合体粒子と
することができ、重合体粒子中のグリシジル(メタ)ア
クリレート単量体単位が0.05〜20モル%の重合体粒子
を用いた場合には、次式 CEpx≧1.5×CEpx2 さらには CEpx≧2.0×CEpx2 を満たす反応性重合体粒子とすることも可能である。
しかも、メルカプト基,アミノ基又はイミノ基とエポキ
シ基の導入により親水性である水酸基が生成し、このた
めに分散安定性の優れた反応性重合体粒子が得られる。
本発明により得られた反応性重合体粒子の有するエポキ
シ基は、反応性重合体粒子に免疫活性物質を吸着して診
断用試薬とする場合にはその大部分を、また、免疫活性
物質を共有結合により結合して診断用試薬とする場合に
は免疫活性物質の共有結合に使用した残りの大部分を以
下の方法によって親水基に変換することができる。
以下の方法により反応性重合体粒子のエポキシ基を親水
基に変換することにより、診断用試薬の免疫学的凝集反
応の鋭敏性が優れると共に、非特異的凝集反応が低く、
かつ保存安定性に優れる特徴がある。
(1)反応性重合体粒子を加熱加水分解するか、もしくは
酸性水溶液中で加水分解することによりエポキシ基をジ
ヒドロキシル基に変換する。
(2)2−メルカプトエタノール,2−メルカプトプロパ
ノール,3−メルカプト−1,2−プロパンジオール,
メルカプトペンタエリスリトール等のメルカプトアルカ
ノール類と反応することにより、エポキシ基をヒドロキ
シル基に変換する。
(3)エタノールアミン,プロパノールアミン,ジエタノ
ールアミン,2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパ
ンジオール,トリス(ヒドロキシエチル)アミノメタン
等のヒドロキシアミン類と反応することにより、エポキ
シ基をヒドロキシル基に変換する。
(4)チオグリコール酸,チオプロピオン酸,等のメルカ
プトカルボン酸類と反応することにより、エポキシ基を
カルボキシル基に変換する。
(5)グリシン,N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル
グリシン,等のカルボキシル化アミン類と反応すること
により、エポキシ基をカルボキシル基に変換する。
(1)〜(5)の反応条件は、本発明で用いる重合体粒子に含
イオウ化合物を反応させる条件に準じて行なえばよい。
さらにまた、本発明で得られた反応性重合体粒子に上述
の(1)〜(5)の親水化反応を行なう前に、前記した方法に
より含イオウ化合物を反応させ次いでエポキシ化合物を
反応させる方法を複数回繰返し行なうことも可能であ
る。
このようにして得られた反応性重合体粒子のエポキシ基
の濃度は、0.1〜1000μmole/g−反応性重合体粒
子、より好ましくは0.2〜500μmole/g−反応性重
合体粒子であることが、診断用試薬として用いた場合
に、分散安定性及び鋭敏性の点で良好である。
本発明により得られた反応性重合体粒子は、水媒体中で
の疎水性有機化合物の吸着剤,生体内での各種細胞,組
織による貧食作用の観察用粒子,及び酵素,蛋白質ある
いは免疫活性物質の固定化用粒子等に応用でき、特に免
疫活性物質を吸着法もしくは共有結合法で固定化した診
断用試薬は免疫学的凝集反応性が大きいだけでなく、分
散安定性と保存安定性に優れる特徴がある。
以下に、本発明で得られた反応性重合体粒子を診断用試
薬として用いた場合について説明する。
本発明で得られた反応性重合体粒子に吸着法もしくは共
有結合法によって固定化する免疫活性物質としては、特
に限定的でなく公知のものが使用出来る。代表的なもの
を例示すれば、例えば、変性ガンマグロブリン,抗核因
子,ヒトアルブミン,抗ヒトアルブミン抗体,イムノグ
ロブリンG(IgG),抗ヒトIgG抗体,イムノグロ
ブリンA(IgA),抗ヒトIgA抗体,イムノグロブ
リンM(IgM),抗ヒトIgM抗体,ストレプトリジ
ンO,ストレプトキナーゼ,ヒアルロンダーゼ,抗スト
レプトリジンO抗体,C−反応性蛋白,抗C−反応性蛋
白抗体,アルフアーフエトプロテイン(AFP),抗A
FP抗体,癌胎児性抗原(CEA),抗CEA抗体,ヒ
ト繊毛性ゴナドトロピン(HCG),抗HCG抗体,抗
エストロゲン抗体,抗インシュリン抗体,B型肝炎表面
抗原(HBs),抗HBs抗体,梅毒トルポネマ抗原,
風疹抗原,インフルエンザ抗原,補体成分C1q,抗C
1q抗体,抗C3q抗体,等の公知の免疫活性物質をあ
げることができる。
本発明で得られた反応性重合体粒子に固定化される該免
疫活性物質の量は、各検査項目に適している割合で反応
性重合体粒子に固定化させればよく、一概に限定されな
い。一般には、該免疫活性物質の量が多い程、診断用試
薬の鋭敏性が上がるため、鋭敏性を要求する場合には、
前記の反応性重合体粒子に飽和する迄、免疫活性物質を
吸着又は共有結合させることが好ましい。
本発明により得られた反応性重合体粒子は免疫活性物質
の固定化能力と親水性のバランスが極めて良く調節され
ているので、抗原又は抗体と反応性重合体粒子を緩衝液
又は生理食塩水などの水媒体中で混合し、抗原又は抗体
が化学的に変化しないように、そしてそれらの免疫学的
性質を保持させるように、非常に温和な条件下に抗原又
は抗体を反応性重合体粒子表面に固定化させることがで
きるだけでなく、該媒体中で極めて安定性が高い特徴が
ある。反応性重合体粒子表面に固定化された免疫活性物
質の量は、重合体粒子の蛋白結合部位を飽和又はブロッ
クされるように選ぶことが好ましいが、残存する蛋白結
合部位を免疫学的に不活性な適当な物質でブロック又は
不活性化させることができる。
〔効果及び作用〕
本発明により得られた反応性重合体粒子を用いた診断用
試薬は、免疫学的凝集反応の鋭敏性が大きいだけでな
く、分散安定性や保存安定性がすぐれるという特徴があ
る。その理由は必ずしも明らかではないが、本発明者等
は次のように推測している。本発明の方法で得られる反
応性重合体粒子は免疫活性物質を共有結合法で固定化す
るエポキシ基等の官能基の数或いは免疫活性物質を吸着
する表面のエリアの広さと、分散安定性と保存安定性に
寄与する水酸基等の親水基の数とが独立函数となってお
り、そのどちらも大きくすることができるという特徴を
有する。この事実は診断用試薬の合成上極めて重要な因
子である。免疫活性物質を固定化する官能基濃度或いは
表面のエリアの広さが多ければ多い程、診断用試薬の鋭
敏性は向上するが、重合体粒子の分散安定性と保存安定
性が低下する欠点がある。一方、重合体粒子の親水基濃
度が多ければ多い程診断用試薬の分散安定性と保存安定
性が増加するが、鋭敏性が著しく低下する欠点が生じ
る。しかしながら、本発明により得られた反応性重合体
粒子は、これらの矛盾を解決し、鋭敏性及び分散安定性
の共に優れたものである。従って、本発明により得られ
た反応性重合体粒子は、新規な診断用試薬の開発に於い
て極めて重要な位置を占めるものである。
以下に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
尚、実施例及び比較例に於けるエポキシ基の定量は以下
の方法により行なった。
(1)エポキシ基濃度の定量 重合体粒子及び反応性重合体粒子を1重量%濃度で蒸留
水に分散した懸濁液1溶とε−アミノカプロン酸を0.5
M濃度に溶解した水溶液1溶を混合し、pH=8に調製し
た後、60℃で24時間攪拌下に反応した。反応後室温
で1週間蒸留水中で透析を繰返した後、遠心分離して重
合体粒子を回収し、乾燥後、三菱化成(株)製の微量窒
素分析装置(モデル,TN−02型)を利用してエポキ
シ基と反応したε−アミノカルボン酸量を測定し、ε−
アミノカプロン酸を反応しない重合体粒子のブランク値
を差し引くことにより、重合体粒子及び反応性重合体粒
子の表面に於けるエポキシ基の濃度を分析した。
実施例1〜5及び比較例1〜2 (1)重合体粒子の調製 攪拌機付きガラス製フラスコを窒素置換した後に、蒸留
水2700cc加えて70℃に保った後に、窒素雰囲気
下、攪拌下に過硫酸カリウムを5.0ミリモル/濃度に
なるように添加した。次いでジ−2−エチルヘキシルス
ルホコハク酸1.5gを乳化剤として添加した後、70℃
に加温したグリシジルメタクリレート30ミリモル,メ
タクリル酸3ミリモル,及びスチレン100ミリモルの
混合物を添加して1時間重合を行なった。その後スチレ
ン2,6モルを定量ポンプで滴々添加してから70℃で
29時間攪拌下に重合した。重合後、室温まで冷却して
から、得られた重合体粒子を濾紙(NO.2)で濾別して
大きな凝集体を除いた。次いで透析を行なった後に、遠
心分離,蒸留水への再分散の操作を繰返した後に、イオ
ン交換樹脂で脱イオン操作を行ない、更に遠心分離と洗
浄を行なって重合体粒子を精製した。得られた重合体粒
子の粒子径は0.232μmであった。また、該重合体粒子
の表面に於けるエポキシ基濃度(CEpx2)は1.6μmole
/g重合体粒子であった。
(2)反応性重合体粒子の調製 得られた重合体粒子を2重量%濃度で蒸留水に分散させ
た懸濁液200mlと第1表に示す如くの本発明の含イオ
ウ化合物を溶かした水溶液50mlを混合し、室温で72
時間攪拌下に反応した。反応後、重合体粒子を遠心分
離、蒸留水への再分散の操作を繰返した後に、窒素置換
してから98℃で2時間加熱することにより重合体粒子
の未反応のエポキシ基を加水分解した。次いで、該重合
体粒子を2重量%濃度で蒸留水に分散させた懸濁液10
0mlと第1表に示した如くの本発明のエポキシ化合物を
溶かした水溶液100mlを混合し、室温で攪拌下に72
時間反応した。反応後、遠心分離,蒸留水への再分散の
操作を3回繰返して精製することにより本発明の反応性
重合体粒子を得た。得られた反応性重合体粒子のエポキ
シ基の濃度(CEpx)は第1表に示す通りであった。さ
らに、該反応性重合体粒子を98℃で2時間加熱するこ
とにより反応性重合体粒子のエポキシ基を加水分解し
た。次いで、反応性重合体粒子を濾紙(NO.2)で濾別
した後に、遠心分離,蒸留水への再分散の操作を3回繰
返して精製した。
(3)ヒトIgGを固定化した反応性重合体粒子の調製 (2)で得られた本発明の反応性重合体粒子を固型分濃度
1%でグリシン緩衝液に分散した。本発明に於いてグリ
シン緩衝液とはグリシン0.05モル及び食塩0.05モルを水
1に溶解し、次いで2規定水酸化ナトリウム水溶液で
pHを8.2に調製し、さらにアジ化ナトリウムを1g添加
したものである。
本発明に於いてヒトIgGは、ヒト血清を飽和硫安で塩
析し、さらに透析を行ない精製したものを用いた。
ヒトIgGをグリシン緩衝液により希釈し1mg/mlに調
整する。次いで倍数希釈法によりヒトIgGをグリシン
緩衝液により希釈してヒトIgG希釈液を調製する。1
重量%濃度の反応性重合体粒子分散液1容にヒトIgG
希釈液1容を加え攪拌し、室温下2時間放置する。次い
で遠心分離,グリシン緩衝液への再分散の操作を繰り返
すことによりヒトIgGを固定化した反応性重合体粒子
を洗浄した後に、グリシン緩衝液に固型分濃度を0.5重
量%になるように再分散させ、4℃で保存した。
(4)抗原・抗体反応 ヒトIgGをウサギに免役して得た抗ヒトIgGウサギ
全血清を60℃,30分非動化処理を行なった。この血
清を以下抗ヒトIgGウサギ血清と呼ぶ。
抗ヒトIgGウサギ血清をグリシン緩衝液で20倍に希
釈したものを原液とし、倍数希釈法により抗ヒトIgG
ウサギ血清をグリシン緩衝液で希釈して抗ヒトIgGウ
サギ血清希釈液を調製する。抗原・抗体反応を行なうた
めにガラス製10穴のホールグラスを用意し、グリシン
緩衝液で希釈した抗ヒトIgGウサギ血清を各ホールに
0.04ml加える。次いでヒトIgGを固定化した反応性重
合体粒子のグリシン 緩衝液分散液を各ホールに0.04ml
加える。この後直ちに平沢製作所製テーハー式攪拌機に
よりホールグラスを1分間に120回転の速度で水平回
転し攪拌を行なう。抗原・抗体反応により反応性重合体
粒子の凝集の有無から、ヒトIgGを固定化した反応性
重合体粒子の特性である鋭敏性を評価した。ホールグラ
スを用いた実施例1の反応性重合体粒子の凝集試験の結
果を第1図に示す。第1図は10分間の攪拌後の凝集状
態を示す。凝集が全く認められない場合(-)、凝集の有
無が判定しがたい場合(±)、明らかに凝集が認められ
る場合、凝集の強い順に,,+と判定した。図中C
は抗原もしくは抗体を全く含まないことを示す。凝集試
験の結果、明らかに凝集の認められたホールに於ける抗
ヒトIgGウサギ血清希釈液の最高希釈倍数をもって、
反応性重合体粒子の鋭敏性を評価した。
反応性重合体粒子の特性として、さらに反応性重合体粒
子の分散安定性を評価した。すなわち、反応性重合体粒
子にヒトIgG希釈液を加え室温で1日放置した後の反
応性重合体粒子の分散状態をもって反応性重合体粒子の
ヒトIgG固定化時の分散安定性を評価した。又ヒトI
gG固定化後3ケ月経過した後の反応性重合体粒子の分
散状態をもってヒトIgGを固定化した反応性重合体粒
子の保存中の分散安定性を評価した。
尚、比較例1として、(1)で得られた重合体粒子に実施
例1と同様の操作で本発明に於ける含イオウ化合物及び
エポキシ化合物以外の化合物を用いて、反応性重合体粒
子を得た。得られた反応性重合体粒子を実施例1と同様
の操作で性能を調べた。その結果を第1表に示す。
また、比較例2として、(1)で得られた重合体粒子を9
8℃で2時間加熱することによりエポキシ基を加水分解
した。次いで重合体粒子を濾紙(NO.2)で濾別した後
に、遠心分離,蒸留水への再分散の操作を3回繰返して
精製した。得られた重合体粒子を実施例1と同様の操作
で性能を調べた。その結果を第1表に 示す。
第1表の結果から明らかな如く、本発明の反応性重合体
粒子はヒトIgGを吸着で固定化した後に残存する結合
部位を親水性の蛋白,例えば、ウシ血清アルブミンなど
で、ブロックさせることなく、分散安定性がよく、かつ
鋭敏性が高いという特徴がある。
実施例6 (1)反応性重合体粒子の調製 実施例1で得られた反応性重合体粒子(粒子表面のエポ
キシ基濃度(CEpx)=2.7μmole/g・反応性重合体粒
子)を2重量%濃度で蒸留水に分散させた懸濁液50ml
と300μmoleのα−チオグリセロールの水溶液10ml
を混合し、室温で48時間攪拌下に反応した。反応後、
反応性重合体粒子を遠心分離,蒸留水への再分散の操作
を5回繰返して精製した。
(2)抗ヒトCRP抗体を固定化した反応性重合体粒子の
調製 (1)で得られた反応性重合体粒子を固型分濃度1重量%
でpH=8.2に調製したグリシン緩衝液に分散させた。次
いでヤギの産生した抗CRP血清を塩析と透析でγ−グ
ロブリンに濃縮した後アフイニテイクロマトにより精製
して得た精製CRP抗体を1000μg/ml濃度に含有
するグリシン緩衝液を調製した後に倍数希釈法により希
釈してCRP抗体希釈液を調製した。反応性重合体粒子
分散液1容と精製CRP抗体の希釈液1容とを加え、攪
拌し、室温下2時間放置した。次いで遠心分離,グリシ
ン緩衝液への再分散の操作を繰り返して洗浄した後、C
RP抗体を固定化した反応性重合体粒子をグリシン緩衝
液に固型分濃度を0.5重量%になるように調製した。
(3)抗原・抗体反応 検体として既知濃度のヒトCRP血清を56℃で30分
間加熱処理して非働化した後、グリシン緩衝液で希釈系
列を調節した。
実施例1と同様の操作で、ガラス製10穴のホールグラ
スを利用して抗原・抗体反応を調べた。その結果、鋭敏
性は7日後及び3ケ月後共に5μg/mlであった。ま
た、分散安定性は7日後1本,3ケ月後に2本の非特異
的凝集が認められた。
実施例7 (1)重合体粒子の調製 攪拌機付きガラス製フラスコを窒素置換した後に、蒸留
水2700ccを加えて70℃に保った後に、窒素雰囲気
下、攪拌下に過硫酸カリウムを5ミリモル/,チオ硫
酸ナトリウム5ミリモル/,硫酸銅0.25ミルモル/
を添加した。次いで75℃に加温したグリシジルアクリ
レート15ミリモル及びメチルメタクリレート250ミ
リモルの混合物を添加して75℃で30分間攪拌下に重
合した。その後、メチルメタクリレート2,6モルを定
量ポンプで滴々添加して、更に75℃で2時間攪拌下に
重合した。その後の操作は実施例1と同様の操作を行な
った。得られた重合体粒子の粒子径は0.208μmであっ
た。この重合体粒子の表面におけるエポキシ基濃度(C
Epx2)は0.8μmole/g重合体粒子であった。
(2)反応性重合体粒子の調製 得られた重合体粒子を2重量%濃度で蒸留水に分散させ
た懸濁液200mlと200μmoleの1,2,3−プロパ
ントリチオールを溶かした水溶液50mlを混合し、室温
で72時間攪拌下に反応した。反応後、重合体粒子を遠
心分離、蒸留水への再分散操作を繰返した後に、2重量
%濃度で蒸留水に分散させた懸濁液200mlと400μ
moleのグリセロールジグリシジルエーテルの水溶液10
0mlを混合し、室温で攪拌下に50時間反応した。反応
後、遠心分離,蒸留水への再分散操作を繰返して精製し
た反応性重合体粒子を得た。得られた反応性重合体粒子
に上記反応を全く同様の操作を繰返して、分岐数の多い
反応性重合体粒子を合成した。かくして得られた反応性
重合体粒子のエポキシ基の濃度(CEpx)は2.1μmole/
g反応性重合体粒子であった。さらに該反応性重合体粒
子を98℃で2時間,窒素雰囲気下で加熱することによ
り反応性重合体粒子のエポキシ基を加水分解した。次い
で、反応性重合体粒子を濾紙(NO.2)で濾別した後
に、遠心分離,蒸留水への再分散の操作を3回繰返して
精製した。
(3)熱変性ヒトIgGの固定化 (2)で得た反応性重合体粒子をグリシン緩衝液に0.5重量
%になるように分散させた。次いで60℃で10分間加
熱処理したヒトIgGをグリシン緩衝液により希釈し1
mg/mlに調整した。0.5重量%濃度の反応性重合体粒子
分散液1容に熱変性したヒトIgG希釈液1容を加え、
攪拌し、室温下2時間放置した。その後、遠心分離して
洗浄した後、固型分濃度が0.5重量%になるように0.05
重量%濃度の牛血清アルブミンを含むグリシン緩衝液に
再分散した。
(4)リウマチ因子の測定 検体として非動化慢性関節リウマチ患者プール血清をグ
リシン緩衝液で20倍に希釈したものを原液として、実
施例1と同様にしてガラス製10穴のホールグラスにグ
リシン緩衝液で希釈した慢性関節リウマチ患者血清を各
ホールに0.04mlを加え、次いで熱変性ヒトIgGを固定
化した反応性重合体粒子をグリシン緩衝液で希釈した分
散液を各ホールに0.04ml加えて実施例1と同様の操作で
鋭敏性及び分散安定性を調べた。その結果、鋭敏性は1
日後×2560,3ケ月後×2560,であり、分散安
定性は1日後及び3ケ月後に共に非特異凝集反応は認め
られなかった。
尚、比較例3として比較例1で用いた重合体粒子を用い
て上記と同様の操作でテストすると、鋭敏性は1日後×
1280,3ケ月後は非特異凝集のため評価できなかっ
た。
実施例8 攪拌機付きガラス製フラスコを窒素置換した後に、蒸留
水2700cc加えて70℃に保った後に、窒素雰囲気
下、攪拌下に過硫酸カリウム10ミリモル/7濃度に
なるように添加した。次いで70℃に加温したグリシジ
ルメタアクリレート100ミリモル及びクロルメチルス
チレン400ミリモルの混合物を添加して70℃で1時
間攪拌下に重合した。その後スチレン2.5モルを定量ポ
ンプで滴々添加してから、70℃で29時間攪拌下に重
合した。その後の操作は実施例1と同様の操作を行なっ
た。得られた重合体粒子の粒子径は0.324μmであっ
た。重合体粒子表面におけるエポキシ基濃度CEpx2は
3.5μmole/g重合体粒子であった。
得られた重合体粒子を実施例1と同様の操作で1,2,
3−プロパントリチオール,1,4−ブタンジグリシジ
ルエーテルを反応させ、CEpx=5.5μmole/g反応性重
合体粒子となる反応性重合体粒子を合成した。かくし
て、得られた反応性重合体粒子を実施例1と同様の操作
でヒトIgGを固定化し、抗ヒトIgGウサギ血清との
抗原・抗体反応を行なった。その結果、鋭敏性は1日後
×1280,3ケ月後×1280,また分散安定性は1
日後と3ケ月後共非特異的凝集が認められなかった。
実施例9 (1)重合体粒子の調製 攪拌機付きガラス製フラスコを窒素置換した後に、蒸留
水2700cc加えて70℃に保った後に、窒素雰囲気
下、攪拌下に過硫酸カリウム4ミリモル/,チオ硫酸
ナトリウム2ミリモル/,及び硫酸銅0.2ミリモル/
を添加した。次いで70℃に加温したグリシジルメタ
クリレート15モル及びスチレン0.5モルの混合物を添
加して70℃で6時間重合した。重合後、室温まで冷却
してから得られた重合体粒子を濾紙(NO.2)で濾別し
て大きな凝集体を除いた。次いで透析を行なった後に遠
心分離,蒸留水への再分散の操作を繰返した後に、イオ
ン交換樹脂で脱イオン操作を行ない、更に遠心分離と洗
浄を行なって重合体粒子を精製した。得られた重合体粒
子の粒子径は0.304μmであった。またCEpx2は84μ
mole/g重合体粒子であった。
(2)反応性重合体粒子の調製 得られた重合体粒子を2重量%濃度で蒸留水に分散した
懸濁液200mlと3μmoleの3,3′−ジアミノプロピ
ルメルカプタンの水溶液200mlを混合し、室温で48
時間攪拌下に反応した。3,3′−ジアミノプロピルメ
ルカプタンと反応した重合体粒子のエポキシ基は3.0μm
ole/g−重合体粒子であった。反応後、重合体粒子を
遠心分離,蒸留水への再分散の操作を3回繰返した後
に、98℃で2時間加熱することにより、重合体粒子の
未反応のエポキシ基を加水分解した次いで、得られた重
合体粒子を2重量%濃度に再調製した懸濁液100mlに
過ヨウ素酸ナトリウム15mmoleと酢酸15mmole
の混合物50mlを添加し、40℃で一夜攪拌した後、pH
が6.5以上になるまで透析をつづけて精製して、重合体
粒子のジヒドロキシル基をホルミル化した。
得られたホルミル化重合体粒子を1.5重量%濃度に再調
製した懸濁液100mlに250μmoleのテトラエチレン
グリコールジグリシジルエーテル水溶液20mlを加え
て、室温で72時間攪拌下に反応した後に、濾紙(NO.
2)で濾別し、次いで遠心分離,蒸留水への再分散の操
作を3回繰返して精製した。かくして得られた反応性重
合体粒子のCEpxは10.9μmole/g−反応性重合粒子で
あった。
(3)抗原・抗体反応 (2)で得られた反応性重合体粒子を1重量%濃度に再調
製した懸濁液50mlに80μmoleのε−アミノカプロン
酸水溶液50mlを加えて、pH=8.4に調製し、室温で7
2時間攪拌下に反応した。次いで濾紙(NO.2)で濾別
した後、遠心分離,蒸留水への再分散の操作を3回繰返
して精製することにより、エポキシ基をカルボキシル基
に変換した反応性重合体粒子を得た。
ヤギの産生したアルフアーフエトプロテイン(以下AF
Pと略す)の抗体をアフイニテイクロマトにより精製し
て得た精製AFP抗体を1mg/ml濃度に含有するホウ酸
緩衝液を調製した後に倍数希釈法により希釈してAFP
抗体希釈液を調製した。1重量%濃度の反応性重合体粒
子の懸濁液1容にAFP抗体希釈液1容を加え攪拌下に
室温で4時間放置した。そして、遠心分離した後に固型
分濃度が0.5重量%となるようにグリシン緩衝液に調製
し4℃に保存した。
検体としてヒト血清中のAFP濃度が1000μg/ml
であるものを原液とし、グリシン緩衝液で希釈系列を調
製した。実施例1と同様にしてガラス製10穴のホール
グラスにグリシン緩衝液で希釈したAFPを各ホールに
0.04ml加え、次いでAFP抗体を固定化した診断用試薬
の分散液を各ホールに0.04ml加えて実施例1と同様の操
作で鋭敏性,分散安定性を調べた。その結果、鋭敏性は
1日後,3カ月後共に25μg/mlであった。分散安定
性は1日後0本,3カ月1本の非特異凝集が認められ
た。
実施例10 (1)重合体粒子の調製 攪拌機付きガラス製フラスコを窒素置換した後に、蒸留
水2700ccを加えて70℃に保った後に、窒素雰囲気
下に過硫酸カリウム5.0ミリモル/,チオ硫酸ナトリ
ウム5.0ミリモル/,硫酸銅0.25ミリモル/,及び
メルカプトエタノール0.5ミリモル/を添加した。次
いで70℃に加温したグリシジルメタクリレート20モ
ル及びエチレングリコールジメタクリレート40ミリモ
ルの混合物を添加して70℃で2時間攪拌下に重合し
た。その後の操作は実施例1と同様の操作を行なった。
えられた重合体粒子の粒子径は0.245μmであった。ま
た、CEpx2は120μmole/g−重合体粒子であっ
た。
(2)反応性重合体粒子の調製 得られた重合体粒子を2重量%濃度で蒸留水に分散した
懸濁液200mlと8mmoleの1,2,3−プロパントリ
チオール水溶液200mlを混合し、室温で48時間攪拌
下に反応した。反応後、遠心分離,蒸留水への再分散の
操作を3回繰返して精製した。得られた重合体粒子を2
重量%濃度で蒸留水200mlに分散させ、40mmoleの
エチレングリコールジグリシジルエーテル200mlと混
合して室温で72時間攪拌下に反応した後に、濾紙(N
O.2)で濾別した。次いで遠心分離,蒸留水への再分散
の操作を3回繰返して精製した。かくして得られた反応
性重合体粒子のCEpxは170μmole/g反応性重合体
粒子であった。
(3)抗原・抗体反応 (2)で得られた反応性重合体粒子を2重量%濃度で蒸留
水に分散した懸濁液100mlにε−アミノカプロン酸、
5mmoleを加え、pH=8.2に調節して室温で72時間攪拌
下に反応した。反応後、遠心分離,蒸留水への再分散の
操作を3回繰返して精製した。
かくして、得られたカルボキシル化重合体粒子を固型分
濃度1重量%でpH=6.0のリン酸緩衝液に分散した。次
いでヒト胎盤ラクトゲン(hPL)を1000IU/ml濃
度に含有するリン酸緩衝液を調製した後に倍数希釈法に
より希釈したhPL希釈溶液1容と1重量%濃度のカル
ボキシル化重合体粒子1容を混合し、4℃で2月間攪拌
下に放置した。次いで遠心分離した後に、リン酸緩衝液
(PH=7.4)に再分散し、固型分濃度を0.5重量%
に調製した。
抗hPLウサギ抗体をリン酸緩衝液(pH=7.4)で20
倍に希釈したものを原液とし、倍数希釈法により抗hP
Lウサギ抗体をリン酸緩衝液(pH=7.4)で希釈して抗
hPL抗体希釈液を調製する。その後、実施例1と同様
の操作で鋭敏性と分散安定性を評価した。その結果、鋭
敏性は7日後×80,3ケ月後×80であった。また、
分散安定性は7日後及び3ケ月後共に保存中に全く非特
異的凝集が認められなかった。
【図面の簡単な説明】 第1図は、実施例1で得られた反応性重合体粒子を担体
とした診断用試薬の凝集試験の結果を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリシジル(メタ)アクリレート単量体単
    位を有する重合体粒子と、 (A)分子中にメルカプト基を有し、該メルカプト基のイ
    オウ原子に結合する水素原子の数の合計が2個である含
    イオウ化合物 及び/又は (B)分子中にメルカプト基とイミノ基を有し、該メルカ
    プト基のイオウ原子及び該イミノ基の窒素原子に結合す
    る水素原子の数の合計が2個である含イオウ化合物 とを反応させ、次いで得られた重合体粒子と分子中にエ
    ポキシ基を3個以上有するエポキシ化合物とを反応させ
    ることを特徴とする反応性重合体粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】グリシジル(メタ)アクリレート単量体単
    位を有する重合体粒子と、 (A)分子中にメルカプト基を有し、該メルカプト基のイ
    オウ原子に結合する水素原子の数の合計が3個以上であ
    る含イオウ化合物 (B)分子中にメルカプト基とイミノ基を有し、該メルカ
    プト基のイオウ原子及び該イミノ基の窒素原子に結合す
    る水素原子の数の合計が3個以上である含イオウ化合物 及び (C)分子中にメルカプト基とアミノ基とを有する含イオ
    ウ化合物から選ばれた少くとも1種の含イオウ化合物と
    を反応させ、次いで得られた重合体粒子と分子中にエポ
    キシ基を2個以上有するエポキシ化合物とを反応させる
    ことを特徴とする反応性重合体粒子の製造方法。
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