JPH06102416B2 - シートスライド装置のレール構造 - Google Patents

シートスライド装置のレール構造

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JPH06102416B2
JPH06102416B2 JP1241599A JP24159989A JPH06102416B2 JP H06102416 B2 JPH06102416 B2 JP H06102416B2 JP 1241599 A JP1241599 A JP 1241599A JP 24159989 A JP24159989 A JP 24159989A JP H06102416 B2 JPH06102416 B2 JP H06102416B2
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進 田口
元一 関
哲夫 窪田
泰弘 新井
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Showa Corp
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はモータの駆動によりシートを前後動させるシー
トスライド装置のレール構造に関する。
(従来の技術) 自動車のシートとしてモータの駆動によって自動的にシ
ートを前後動させるシートスライド装置が実公昭57-472
25号及び実開昭63-21154号として開示されている。
実公昭57-47225号に開示される装置は第8図(A)に示
すように、ロアーレール100にシートを取付けたアッパ
ーレール101を摺動自在に係合し、これらロアーレール1
00とアッパーレール101間に形成される空間内にギヤケ
ース102及びスクリューロッド103を配置するとともに、
このスクリューロッド103を回転せしめるウォーム104を
アッパーレール101に貫通せしめている。
また、実開昭63-21154号に開示される装置は第8図
(B)に示すように、ロアーレール100とアッパーレー
ル101間に形成される空間内にスクリューロッド103を配
置し、ロアーレール100にウォーム104及びホイールを収
めたギヤケース102を取付けている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した先行技術はいずれもレールの形状が左右対称形
状をしており、ロアーレール内にギヤケース等を収め、
更にその外側にアッパーレールを係合せしめているので
レール全体の横巾が大きくなる。またレールと直交方向
に配置されるウォームとロアーレール又はアッパーレー
ルとが干渉するのを防ぐため、実公昭57-47225号にあっ
てはウォームをロアーレールよりも上方に位置せしめ、
実開昭63-21154号にあってはウォームをアッパーレール
よりも下方に位置せしめるようにしている。このためレ
ール全体の高さも高くなってしまう。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、シートスライド装置の
ロアーレール及びアッパーレールをいずれも断面略L字
状とし、ロアーレールについてはシートを基準として外
側壁を高く内側壁と低くし、アッパーレールについては
外側壁を低く(短く)内側壁を高く(長く)し、ロアー
レールの外側壁の上部を下部より外側に膨出させ、内側
のアッパーレールの外側壁との間でベアリングを保持
し、上部の外側面よりも内側に下部のロアーレール底部
からの曲り部を位置せしめた。
(作用) ロアーレールの外側壁とアッパーレールの外側壁は巾方
向において、略々同一位置にあるためレール全体として
の巾が小さくなり、またロアーレールの外側壁を高く内
側壁を低くし、アッパーレールと対角線の位置において
係合しせめるようにしたのでウォーム等の位置を低くし
てもレールに干渉することがない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係るレール構造を適用したシートスラ
イド装置の全体斜視図、第2図は右側レールの平面図、
第3図は右側レールの側断面図、第4図は左側レールの
平面図、第5図は左側レールの側面図、第6図及び第7
図は第3図のVI−VI線及びVII−VII線に沿う断面図であ
る。
シートスライド装置は床面上に左右のレール1,2を前後
方向に亘って平行に配設し、これらレール1,2上にシー
トSを取付けている。
レール1,2はロアーレール10,20及びアッパーレール11,2
1からなり、ロアーレール10は床面にブラケットを介し
て固着されるとともに、シートSを基準として外側壁10
a,20aを高く、内側壁10b,20bを低くし、アッパーレール
11,21はロアーレール10,20とは逆に外側壁11a,21aを低
く(短く)、内側壁11b,21bを高く(長く)している。
そして、左右のレール1,2は略同一形状をなくしている
ため、右側レール1について説明すれば、ロアーレール
10の外側壁10aの上部10a1を下部10a2より外側に膨出し
て上端を内側に灣曲し、一方アッパーレール11の外側壁
11aの下端を外側に灣曲せしめ、これらの間にボールベ
アリング3aを保持し、上部10a1の外側面よりも内側に下
部10a2のロアーレール底部からの曲り部10cを位置せし
め、またロアーレール10の内側壁10bの上端を外側に灣
曲し、アッパーレール11の内側壁11b下端を内側に灣曲
せしめ、これらの間にボールベアリング3bを保持し、ロ
アーレール10に対してアッパーレール11を摺動可能とし
ている。
また右側レール1のアッパーレール11前端下面にはギヤ
ボックス4を支持し、このギヤボックス4の内側面にモ
ータ5を固着し、このモータ5から伸びるフレキシブル
シャフト6を左側レール2のアッパーレール21前端下面
に支持したギヤボックス4内に挿入している。
一方、ロアーレール10,20とアッパーレール11,21にて囲
まれる空間内にはスクリューロッド7を配置している。
このスクリューロッド7は前記空間内に設けたブロック
状のガイド部材8,8にて保持されるとともに、その中間
部がロアーレール10,20に固着したナット部材9に螺合
し、更にスクリューロッド7の先端は前記ギヤボックス
4内に臨むとともに、ギヤボックス4内に臨んだスクリ
ューロッド7先端にギヤ30が固着され、このギヤ30に前
記モータ5によって回転せしめられるウォーム31が噛合
している。尚、モータ5によって回転せしめられるフレ
キシブルシャフト6の左側ギヤボックス4内に臨む先端
にも左側レール2内に配置したスクリューロッド7のギ
ヤ30に噛合するウォームを取付けている。
また、アッパーレール11,21の前部及び後部にはブラケ
ット11c,21cを設け、これらブラケット11c,21cにシート
クッションS1及び固定アーム32を取付け、この固定アー
ム32にシートバックS2の側面を支持する揺動アーム33を
連結し、固定アーム32に設けたモータ34の駆動でギヤ機
構を介して揺動アーム33を前後揺動させることでシート
バックS2を前後に揺動せしめるようにしている。
以上においてシートSの前後位置を調節するには、図示
しない操作スイッチを押してモータ5を正転又は逆転さ
せる。すると左右のレール1,2内に配置されたスクリュ
ーロッド7がギヤボックス4内の機構を介して回転す
る。そしてスクリューロッド7が回転すると、このスク
リューロッド7はロアーレール10,20に固定されている
ナット部材9に螺合しているため、左右のアッパーレー
ル11,21が同時に前進又は後退し、シートSの前後位置
が調整される。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明によれば、シートスライド
装置のレールをロアーレールとアッパーレールとによっ
て構成し、ロアーレールについては外側壁を高く、内側
壁を低く設定し、アッパーレールについてはこの逆とし
たので、対角線上でロアーレールとアッパーレールが摺
動自在に係合し、この係合する部分の間隔が広くなるの
で、アッパーレールの摺動がスムーズに行える。
また、ロアーレールの内側壁が低いため、その分だけア
ッパーレールとともに移動するギヤボックス等の位置を
下げても干渉することがなくなり、レール全体の高さを
低くできる。更にロアーレールの外側にアッパーレール
を配置する構成ではないのでレール全体の幅も小さくで
きる。したがってレール全体のコンパクト化、軽量化を
達成できる。
更に、本発明にあってはロアーレールの外側壁の上部を
下部より外側に膨出させ、ロアーレールの外側壁の曲り
部を内側に寄せたので、急加減速時にアッパーレールの
上面に固定されたシートを介して入力される上方への引
張方向の荷重がある場合に、アッパーレールとロアーレ
ールとの係合を介してかかるロアーレール外側壁の外側
斜め上方への曲げモーメントを小さくすることができ、
曲げ剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るレール構造を適用したシートスラ
イド装置の全体斜視図、第2図は右側レールの平面図、
第3図は右側レールの側断面図、第4図は左側レールの
平面図、第5図は左側レールの側面図、第6図及び第7
図は第3図のVI−VI線及びVII−VII線に沿う断面図、第
8図の(A)(B)は従来例を示す図である。 尚、図面中、1,2はレール、4はギヤボックス、5はモ
ータ、7はスクリューロッド、9はナット部材、10,20
はロアーレール、10a,20aはロアーレールの外側壁、10
b,20bはロアーレールの内側壁、11,21はアッパーレー
ル、11a,21aはアッパーレールの外側壁、11b,21bはアッ
パーレールの内側壁、Sはシートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 哲夫 埼玉県行田市藤原町1―14―1 清友寮 (72)発明者 新井 泰弘 埼玉県熊谷市上元3153―17 審査官 西野 健二 (56)参考文献 特開 昭61−71234(JP,A) 実開 昭63−4842(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面側に固定されるロアーレール10にシー
    トSを取付けるアッパーレール11を摺動自在に係合し、
    これらレールで囲まれる空間内にアッパーレールを摺動
    させるためのスクリューロッド7を配置したシートスラ
    イド装置において、前記ロアーレール10及びアッパーレ
    ール11はいずれも断面略L字状をなし、ロアーレール10
    についてはシートを基準として外側壁10aを高く内側壁1
    0bを低くし、アッパーレール11については外側壁11aを
    低く内側壁11bを高くし、ロアーレールの外側壁10aの上
    部10a1を下部10a2より外側に膨出させ内側のアッパーレ
    ールの外側壁との間でベアリングを保持し、上部10a1
    外側面よりも内側に下部10a2のロアーレール底部からの
    曲り部10cを位置せしめたことを特徴とするシートスラ
    イド装置のレール構造。
  2. 【請求項2】前記ロアーレールの外側壁の下部とアッパ
    ーレールの外側壁とを幅方向で同一の位置に配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置の
    レール構造。
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