JP3102306B2 - シート装置 - Google Patents

シート装置

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JP3102306B2
JP3102306B2 JP07166406A JP16640695A JP3102306B2 JP 3102306 B2 JP3102306 B2 JP 3102306B2 JP 07166406 A JP07166406 A JP 07166406A JP 16640695 A JP16640695 A JP 16640695A JP 3102306 B2 JP3102306 B2 JP 3102306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シート装置に係り、
より詳しくは昇降装置を有した車両用シート装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載されたシートにおい
て、座り心地を向上させるべく、シートクッションの高
さを任意に調整可能にした昇降装置(ハイトアジャス
タ)付のシートが商品化されている。図4には、従来の
ハイトアジャスタ付シート100を示してある。同図に
示すように、従来のシート100には、フロア部材20
0に固定された一対のシートレール202,202と摺
動可能にして一対のシートスライダ104,104が設
けられており、これらシートスライダ104,104に
はサイドフレーム106,106が接続されている。
【0003】サイドフレーム106,106の後端部の
サイドフレーム106,106間には、リヤシャフト
(図示せず)が渡されており、このリヤシャフトにはシ
ートクッション108の下部に取り付けられた一対のク
ッションブラケット110,110が回動可能に連結さ
れている。これにより、シートクッション108の前部
が昇降可能になっている。一方、サイドフレーム10
6,106の前部にはハイトアジャスタ120が設けら
れており、ハイトアジャスタ120の詳細は図5に示さ
れている。
【0004】同図に示すように、サイドフレーム10
6,106前部のサイドフレーム106,106間に
は、フロントシャフト122が軸支されている。このフ
ロントシャフト122には、上述のクッションブラケッ
ト110,110と対峙する位置で一対のリンク12
6,126のそれぞれ一端が固定されており、これらの
リンク126,126の各他端にはリンク128,12
8の一端が枢支されている。そして、リンク128,1
28の各他端は上述のクッションブラケット110,1
10に枢支されている。
【0005】フロントシャフト122の一端近傍には、
サイドフレーム106の内側に位置して、扇形をした板
状のメインリンク124のその中心部が固定されてい
る。一方、メインリンク124の外周部、つまりメイン
リンク124の扇形の円弧の部分の周面には、セクタギ
ヤ125が形成されている。このセクタギヤ125は、
図5中に示すように、歯車130と噛合するようになっ
ており、この歯車130は軸131を介して図4中に示
すハンドル132に接続されている。
【0006】以上のように構成されたハイトアジャスタ
付シート100では、初めにメインリンク124が図
4、図5に示すような位置にある場合にあっては、ハン
ドル132を図4で見て右回りに回転させると、メイン
リンク124は歯車130、セクタギヤ125を介して
左回りに回動する。これにより、ハンドル132の回転
量に応じてフロントシャフト122及びリンク126,
126が同様に左回りに回動し、リンク128,128
がクッションブラケット110を上方に持ち上げる結果
シートクッション108が上昇する。一方、シートクッ
ション108を下降させる場合には、ハンドル132を
左回りに回転させる。
【0007】このような構成のシート装置は、例えば、
実開平6−65069号公報等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成のシート装置では、ハンドル132を回してシート
クッション108を昇降させるのに、メインリンク12
4、フロントシャフト122、リンク126,126及
びリンク128,128を経なければならず、動きに対
して部品点数が多く、製造コストの増大に繋がってい
る。
【0009】また、フロントシャフト122が、シート
クッション108とフロア部材200との間に形成され
るシート下空間の略中央に位置して配されているため、
このシート下空間に物を収納したい場合であっても、フ
ロントシャフト122が邪魔となり、シート下空間を有
効な収納空間として使用するには適当ではない。本発明
は、上述した事情に基づきなされたもので、その目的と
するところは、構造が簡単な昇降装置を備えるととも
に、シート下空間を有効な収納空間として使用可能なシ
ート装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、フロア部材に設けられた一対
のシート取付ブラケットと、前記シート取付ブラケット
に昇降自在に支持されたシートクッションと、このシー
トクッション下面に取り付けられた一対のクッションブ
ラケットと、前記一対の取付ブラケットのうちの一方に
枢支された第1部材と、前記第1部材と同一の回転軸心
を有して前記一対の取付ブラケットのうちの他方に枢支
された第2部材と、前記第1及び第2部材の少なくとも
一方を回動させる回動手段と、前記回転軸心と平行な軸
心を有して前記回転軸心よりも上方の前記シートクッシ
ョン近傍に配され、前記第1部材と前記第2部材とを連
結する軸部材と、一端が前記第1及び第2部材にそれぞ
れ枢支される一方、他端が前記一対のクッションブラケ
ットのそれぞれに枢支された一対の連結部材とを備える
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明では、前記第1及び
第2部材は、前記回動する面内に延びた板状の部材であ
り、それぞれ前記取付ブラケットに隣接して枢支されて
いることを特徴とする。また、請求項3の発明では、前
記回動手段は、前記第1及び第2部材の少なくとも一方
の外周に形成されたセクタギヤと、このセクタギヤと噛
合する歯車と、この歯車を回転させる駆動手段とを含ん
でなることを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明では、フロア部材に
設けられた一対のシート取付ブラケットと、前記シート
取付ブラケットに昇降自在に支持されたシートクッショ
ンと、このシートクッション下面に取り付けられた一対
のクッションブラケットと、前記一対の取付ブラケット
のうちの一方に枢支された第1部材と、前記第1部材と
同一の回転軸心を有して前記一対の取付ブラケットのう
ちの他方に枢支された第2部材と、前記第1及び第2部
材の少なくとも一方を回動させる回動手段と、前記回転
軸心と平行な軸心を有して前記回転軸心よりも上方の前
記シートクッション近傍に配され、前記第1部材と前記
第2部材とを連結する軸部材と、一端が前記第1及び第
2部材にそれぞれ枢支される一方、他端が前記一対のク
ッションブラケットのそれぞれに枢支された一対の連結
部材と、前記一対の取付ブラケット間で前記軸部材より
も下方の前記フロア部材と前記シートクッションとの間
に形成されたシート下空間と、このシート下空間に収納
される一方、前記フロア部材に沿い前記シート下空間の
外部に取り出し自在な容器とを備えることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】請求項1のシート装置によれば、フロア部材に
設けられた一対のシート取付ブラケットに昇降自在に支
持されたシートクッションの下面に取り付けられた一対
のクッションブラケットは、一対の取付ブラケットのう
ちの一方に枢支された第1部材及びこの第1部材と同一
の回転軸心を有して他方に枢支された第2部材とがシー
トクッション近傍に配された軸部材を介して回動させら
れると、第1及び第2部材とクッションブラケットとを
連結する一対の連結部材によって昇降作動させられる。
これにより、シートクッションの昇降が良好に行われ
る。
【0014】また、請求項2のシート装置によれば、第
1及び第2部材は板状の部材であって、それぞれ取付ブ
ラケットに隣接して枢支されているので、コンパクトな
構造にしてシートクッションの昇降が実施される。ま
た、請求項3のシート装置によれば、駆動手段によって
歯車が回転すると、第1及び第2部材の少なくとも一方
の外周に形成されたセクタギヤが協働して作動し、これ
により一対の連結部材を介してシートクッションが昇降
する。
【0015】また、請求項4のシート装置によれば、フ
ロア部材に設けられた一対のシート取付ブラケットに昇
降自在に支持されたシートクッションの下面に取り付け
られた一対のクッションブラケットは、一対の取付ブラ
ケットのうちの一方に枢支された第1部材及びこの第1
部材と同一の回転軸心を有して他方に枢支された第2部
材とがシートクッション近傍に配された軸部材を介して
回動させられると、第1及び第2部材とクッションブラ
ケットとを連結する一対の連結部材によって昇降作動さ
せられる。これにより、シートクッションの昇降が良好
に行われる。このとき、一対の取付ブラケット間であっ
て軸部材よりも下方のフロア部材とシートクッションと
の間にはシート下空間が形成され、このシート下空間に
は、フロア部材に沿ってシート下空間の外部に取り出し
自在な容器が収納される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1には、車両に搭載され、本発明の装置が適用
されるシート1の側面図の一部を示してある。同図に示
すように、このシート1には、フロア部材200に平行
に固定された一対のシートレール202,202に対
し、図面で見て左右方向に摺動可能に連結された一対の
シートスライダ4,4が設けられており、これらシート
スライダ4,4の上面にはサイドフレーム(シート取付
ブラケット)6,6が接続されている。なお、シートス
ライダ4,4にはロック装置(図示せず)が設けられて
おり、このロック装置は、シートレール202,202
上で摺動するシートスライダ4,4をシートレール20
2,202上の任意の位置で位置決め可能としている。
【0017】サイドフレーム6,6の後端部には、サイ
ドフレーム6,6を互いに接続するようにしてリヤシャ
フト(図示せず)が渡されており、このリヤシャフトに
はシートクッション8の下部に平行に取り付けられた一
対のクッションブラケット10,10が回動自在に連結
されている。これにより、シートクッション8の前部が
昇降自在に支持されている。つまり、シートクッション
8が図中実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで移
動可能になっている。
【0018】一方、サイドフレーム6,6の前部には昇
降装置(ハイトアジャスタ)20が設けられている。図
2を参照すると、ハイトアジャスタ20の詳細が示され
ており、また、図3を参照すると、図1中のA−A線に
沿いハイトアジャスタ20を含むシート1の縦断面が示
されている。以下、図1乃至図3に基づきハイトアジャ
スタ20の構成について説明する。
【0019】サイドフレーム6,6には、それぞれ扇形
状をしたメインリンクLH(第1部材)24a及びメイ
ンリンクRH(第2部材)24bが設けられている。詳
しくは、メインリンクLH24a及びメインリンクRH
24bのその扇形状の中心部が互いに同一回転軸心を有
する一対の連結具26,26によってサイドフレーム
6,6の内側に回動自在に連結されている。そして、こ
れらのメインリンクLH24a及びメインリンクRH2
4bの扇形状の円弧部のシートクッション8側の端部
は、連結シャフト(軸部材)22によって互いに連結さ
れており、これにより、メインリンクLH24aの回動
に同期してメインリンクRH24bが回動可能になって
いる。
【0020】メインリンクLH24a及びメインリンク
RH24bの連結シャフト22から離間し且つ連結具2
6,26よりも円弧部寄りの位置には、くの字形のリン
ク(連結部材)27,27の一端が連結具28,28に
よって回動自在に連結されている。そして、リンク2
7,27の他端は、連結具29,29によって前述のク
ッションブラケット10,10の前端部に回動自在に連
結されている。
【0021】一方のメインリンク、つまりメインリンク
LH24aの円弧の周面にはセクタギヤ25が形成され
ている。このセクタギヤ25は、図2中に示すように、
歯車30と噛合するようになっており、この歯車30は
図1及び図3中に示すハンドル(駆動手段)32に軸3
1を介して接続されている。つまり、ハンドル32を回
すことによって歯車30が同一方向に回転し、これによ
り、セクタギヤ25を介してメインリンクLH24aが
連結具26を支点にして回動するようになっている。
【0022】なお、図3中に示すように、歯車30とハ
ンドル32の軸31周りにはブレーキユニット34が設
けられている。このブレーキユニット34は、ハンドル
32を回転させ軸31を回転させた後、軸31に制動力
を与えてその回転位置を保持する働きをするものであ
る。以上のような構成のシート1では、図1中に示すよ
うに、シートクッション8下に位置する連結シャフト2
2とフロア部材200との間に、空間、即ちシート下空
間50が形成される。
【0023】このシート下空間50には、アンダトレイ
(小物入れ)52が収納されている。このアンダトレイ
52は、例えば、上方に臨んで開口したポリボックス等
の小物を入れる容器であり、アンダトレイ52の側壁の
上端部には、その底面と平行にして外側に向け突出した
フランジ53が一定幅を有して全周に亘って形成されて
いる。
【0024】図1及び図3を参照すると、サイドフレー
ム6,6にはサポートブラケット56,56が取り付け
られており、アンダトレイ52は、このサポートブラケ
ット56,56の各サポート部58,58に上記フラン
ジ53が載るようにして収納されている。このアンダト
レイ52は、同図中ではシート下空間50に収納された
状態に示されているが、フランジ53をサポート部5
8,58上で滑らせるようにして、図1中に矢印54で
示す方向で出し入れ自在になっている。
【0025】以下、このように構成されたシート1の作
用について説明する。メインリンクLH24a及びメイ
ンリンクRH24bが図1に示すような位置にある場合
にあっては、ハンドル32を図1で見て右回りに回転さ
せると、メインリンクLH24aが歯車30、セクタギ
ヤ25を介して左回りに回動し、同期してメインリンク
RH24bも回動する。これにより、ハンドル32の回
転量に応じてリンク27,27が上方に持ち上げられ、
クッションブラケット10がリアシャフト(図示せず)
回りに回動し、シートクッション8が図1及び図3中に
二点鎖線で示すような位置まで持ち上がる。このとき、
ブレーキユニット34の働きにより軸31が制止され、
シートクッション8は所望の位置に保持される。なお、
シートクッション8の変位量は、最大でも30mm程度で
ある。
【0026】一方、一端上昇させたシートクッション8
を下降させたい場合には、ハンドル32を左回りに回転
させるようにする。アンダトレイ52については、上述
したように、サポートブラケット56,56の各サポー
ト部58,58上でアンダトレイ52のフランジ53を
滑らせることにより、図1中の矢印で示す方向でもって
その出し入れが行われる。そして、アンダトレイ52が
収納された状態では、アンダトレイ52はサポートブラ
ケット56,56により良好に位置決めがなされる。こ
れにより、車両が振動しても、アンダトレイ52は左右
方向にずれることはない。
【0027】なお、サポート部58,58の上面、つま
りアンダトレイ52のフランジ53が載る面とフランジ
53との摺動面には、所定の摩擦力が働くようになって
いる。従って、車両が左右のみならず前後に振動するよ
うな場合であっても、アンダトレイ52が前後方向に不
用意にずれることが防止される。ところで、メインリン
クLH24aの回動に伴い、連結シャフト22は図2中
に矢印で示すように揺動する。このとき、連結シャフト
22は上下方向にも移動することとなる。しかしなが
ら、連結シャフト22の揺動方向は、同図から明らかな
ように主にシートクッション8の前後方向であるため、
この連結シャフト22の上下方向での移動量は比較的少
ない。従って、連結シャフト22の下限は、せいぜい図
3中に二点鎖線で示したような位置となる。
【0028】このことから、シートクッション8下には
常に充分なシート下空間50が得られることになる。従
って、このシート下空間50には比較的大きなアンダト
レイ52を収納しておくことも可能となり、シートクッ
ション8下を収納空間として有効に活用できることにな
る。以上、詳細に説明したように、本発明に係るシート
1では、ハイトアジャスタ20のメインリンクLH24
a及びメインリンクRH24bに直接リンク27,27
を連結させてシートクッション8を昇降させるようにし
たので、部品点数を少なくして精度よく従来同様のシー
トクッション8の高さ調整が可能となる。
【0029】また、メインリンクLH24aとメインリ
ンクRH24bとを連結する連結シャフト22を、シー
トクッション8に近づけて配するようにし、その揺動を
主にシートクッション8に沿った前後方向としたので、
常にシート下空間50を広く維持しておくことができ、
比較的大きなアンダトレイ52をもシートクッション8
下に良好に収納することができる。
【0030】また、サポートブラケット56,56の各
サポート部58,58にアンダトレイ52のフランジ5
3を載せるようにしてアンダトレイ52を収納し、さら
に、サポート部58,58とフランジ53との間にある
程度の摩擦力を働かせるようにしたので、アンダトレイ
52をシート下空間50に良好に位置決めしておくこと
が可能である。
【0031】なお、上記実施例では、アンダトレイ52
のフランジ53を、サイドフレーム6,6に取り付けら
れたサポートブラケット56,56の各サポート部5
8,58上に載せるようにしてアンダトレイ52をシー
ト下空間50に収納するようにしたが、特にサポートブ
ラケット56,56を設けなくてもよいし、また、サポ
ートブラケット56,56を必ずしもサイドフレーム
6,6に取り付ける必要はなく、例えば、クッションブ
ラケット10、10から下方に延びるようにしてブラケ
ットを取り付け、このブラケットによりアンダトレイ5
2がシートクッション8とともに昇降するような構成に
してもよい。なお、この場合には、連結シャフト22と
アンダトレイ52とが干渉しないよう配慮される。
【0032】また、上記実施例では、メインリンクRH
24bの形状をメインリンクLH24aと同様の扇形状
としたが、メインリンクRH24bにはメインリンクL
H24aのようなセクタギヤ25が形成されていないこ
とから、その形状を必ずしも扇形状にしなくても同様の
効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のシート
装置では、フロア部材に設けられた一対のシート取付ブ
ラケットと、シート取付ブラケットに昇降自在に支持さ
れたシートクッションと、このシートクッション下面に
取り付けられた一対のクッションブラケットと、一対の
取付ブラケットのうちの一方に枢支された第1部材と、
第1部材と同一の回転軸心を有して一対の取付ブラケッ
トのうちの他方に枢支された第2部材と、第1及び第2
部材の少なくとも一方を回動させる回動手段と、回転軸
心と平行な軸心を有して回転軸心よりも上方のシートク
ッション近傍に配され、第1部材と第2部材とを連結す
る軸部材と、一端が第1及び第2部材にそれぞれ枢支さ
れる一方、他端が一対のクッションブラケットのそれぞ
れに枢支された一対の連結部材とを備えるようにしたの
で、部材点数を少なくして、精度良くシートクッション
の昇降を実施でき、また、シートクッションとフロア部
材との間の空間を有効な収納空間にできる。
【0034】また、請求項2のシート装置では、第1及
び第2部材は、回動する面内に延びた板状の部材であ
り、それぞれ取付ブラケットに隣接して枢支されている
ので、コンパクトな構造にしてシートクッションの昇降
を良好に実施できる。また、請求項3のシート装置で
は、回動手段は、第1及び第2部材の少なくとも一方の
外周に形成されたセクタギヤと、このセクタギヤと噛合
する歯車と、この歯車を回転させる駆動手段とを含んで
なるので、簡単且つ確実にシートクッションの昇降を実
施できる。
【0035】また、請求項4のシート装置では、フロア
部材に設けられた一対のシート取付ブラケットと、シー
ト取付ブラケットに昇降自在に支持されたシートクッシ
ョンと、このシートクッション下面に取り付けられた一
対のクッションブラケットと、一対の取付ブラケットの
うちの一方に枢支された第1部材と、第1部材と同一の
回転軸心を有して一対の取付ブラケットのうちの他方に
枢支された第2部材と、第1及び第2部材の少なくとも
一方を回動させる回動手段と、回転軸心と平行な軸心を
有して回転軸心よりも上方のシートクッション近傍に配
され、第1部材と第2部材とを連結する軸部材と、一端
が第1及び第2部材にそれぞれ枢支される一方、他端が
一対のクッションブラケットのそれぞれに枢支された一
対の連結部材と、一対の取付ブラケット間で軸部材より
も下方のフロア部材とシートクッションとの間に形成さ
れたシート下空間と、このシート下空間に収納される一
方、フロア部材に沿いシート下空間の外部に取り出し自
在な容器とを備えるので、部材点数を少なくして精度良
くシートクッションの昇降を実施できるのみならず、小
物等を入れた容器を備え、この容器をシート下空間に良
好に収納しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート装置を示す側面図の一部であ
る。
【図2】図1中のハイトアジャスタを示す詳細図であ
る。
【図3】図1中のA−A線に沿う縦断面図である。
【図4】従来のシート装置を示す側面図の一部である。
【図5】図4中のハイトアジャスタを示す詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 シート 6 サイドフレーム(シート取付ブラケット) 8 シートクッション 10 クッションブラケット 20 ハイトアジャスタ 22 連結シャフト(軸部材) 24a メインリンクLH(第1部材) 24b メインリンクRH(第2部材) 25 セクタギヤ 26 連結具 27 リンク(連結部材) 30 歯車 31 軸 32 ハンドル(駆動手段) 50 シート下空間 52 アンダトレイ(容器) 200 フロア部材 202 シートレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−74467(JP,U) 実開 平2−139121(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア部材に設けられた一対のシート取
    付ブラケットと、 前記シート取付ブラケットに昇降自在に支持されたシー
    トクッションと、 このシートクッション下面に取り付けられた一対のクッ
    ションブラケットと、 前記一対の取付ブラケットのうちの一方に枢支された第
    1部材と、 前記第1部材と同一の回転軸心を有して前記一対の取付
    ブラケットのうちの他方に枢支された第2部材と、 前記第1及び第2部材の少なくとも一方を回動させる回
    動手段と、 前記回転軸心と平行な軸心を有して前記回転軸心よりも
    上方の前記シートクッション近傍に配され、前記第1部
    材と前記第2部材とを連結する軸部材と、 一端が前記第1及び第2部材にそれぞれ枢支される一
    方、他端が前記一対のクッションブラケットのそれぞれ
    に枢支された一対の連結部材と、を備えることを特徴と
    するシート装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2部材は、前記回動する
    面内に延びた板状の部材であり、それぞれ前記取付ブラ
    ケットに隣接して枢支されていることを特徴とする、請
    求項1記載のシート装置。
  3. 【請求項3】 前記回動手段は、前記第1及び第2部材
    の少なくとも一方の外周に形成されたセクタギヤと、こ
    のセクタギヤと噛合する歯車と、この歯車を回転させる
    駆動手段とを含んでなることを特徴とする、請求項1ま
    たは2記載のシート装置。
  4. 【請求項4】 フロア部材に設けられた一対のシート取
    付ブラケットと、 前記シート取付ブラケットに昇降自在に支持されたシー
    トクッションと、 このシートクッション下面に取り付けられた一対のクッ
    ションブラケットと、 前記一対の取付ブラケットのうちの一方に枢支された第
    1部材と、 前記第1部材と同一の回転軸心を有して前記一対の取付
    ブラケットのうちの他方に枢支された第2部材と、 前記第1及び第2部材の少なくとも一方を回動させる回
    動手段と、 前記回転軸心と平行な軸心を有して前記回転軸心よりも
    上方の前記シートクッション近傍に配され、前記第1部
    材と前記第2部材とを連結する軸部材と、 一端が前記第1及び第2部材にそれぞれ枢支される一
    方、他端が前記一対のクッションブラケットのそれぞれ
    に枢支された一対の連結部材と、 前記一対の取付ブラケット間で前記軸部材よりも下方の
    前記フロア部材と前記シートクッションとの間に形成さ
    れたシート下空間と、 このシート下空間に収納される一方、前記フロア部材に
    沿い前記シート下空間の外部に取り出し自在な容器と、
    を備えることを特徴とするシート装置。
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