JPH0712161Y2 - パワーシートスライド装置 - Google Patents

パワーシートスライド装置

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JPH0712161Y2
JPH0712161Y2 JP5806391U JP5806391U JPH0712161Y2 JP H0712161 Y2 JPH0712161 Y2 JP H0712161Y2 JP 5806391 U JP5806391 U JP 5806391U JP 5806391 U JP5806391 U JP 5806391U JP H0712161 Y2 JPH0712161 Y2 JP H0712161Y2
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JP
Japan
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rail member
notch
gear case
seat slide
power seat
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JP5806391U
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English (en)
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JPH0510070U (ja
Inventor
勉 相原
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パワーシートスライド
装置、特にアルミニウム合金等で成形されたレール部材
を用いるパワーシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーシートスライド装置として
は種々のものが知られている。このうち、シートベルト
の端部がシートに固設され、車両の衝突時等における荷
重がこの固設部に入力されるいわゆるベルトイン型のパ
ワーシートスライド装置に用いられ、充分な強度を確保
しつつ軽量化および小型化をはかることのできるアルミ
ニウム合金製のパワーシートスライド装置として、本出
願人は特願平3−9196号を提案した。
【0003】このものの概略を説明すると、図4に示す
ように、ほぼ断面U字状のアッパーレール部材URの上
壁面の中央には、縦壁VWが一体に押出し成形によって
形成されており、この縦壁VWの一部に切欠CO1が設
けられている。さらに、この切欠CO1よりも長手方向
寸法が短い切欠CO2がアッパーレール上壁に形成され
ており、この切欠CO1に不図示のギア装置を内蔵する
ギアケースGCが図4(A)に示すように配置され、ボ
ルトB,Bでもってアッパーレール部材URに固設され
ている。
【0004】しかして、この切欠CO1はアッパーレー
ル部材URの上壁面と面一になるまで形成され、その平
坦な上壁面に底面が平坦とされたギアケースGCが配置
されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の装置にあっては、平坦な底面を有するギアケース
GCを配置すべく、切欠CO1がアッパーレール上壁面
と面一となるまで形成されていることから、プレス加工
等の安価な加工方法を採ることができず、いきおい切削
加工により形成せざるを得ないものである。
【0006】この結果、加工コストの上昇を招き、製品
コストが嵩むという問題を有している。
【0007】本考案の目的は、コスト低減をはかること
ができると共に、強度を向上することができるパワーシ
ートスライド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、アッパーレール上壁面に一体に形成され
た縦壁を備え、該縦壁の一部と前記上壁面の一部とに切
欠部を形成し、該切欠部にギア装置を内蔵するギアケー
スを配置したパワーシートスライド装置において、前記
縦壁の一部の切欠は前記アッパーレール上壁面よりわず
かに突出する残留部を残して形成されると共に、前記ギ
アケースに前記残留部に係合可能な係合部が形成された
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案によれば、縦壁の一部の切欠はアッパー
レール上壁面よりわずかに突出する残留部を残して形成
される。この結果、この切欠はプレス加工でもって形成
することが可能となる。よって、コストが低減される。
また、ギアケースの係合部が前記残留部に係合されるの
で、ギアケースの横ずれが防止され強度が向上する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつ
つ説明する。
【0011】図において、10は不図示の車体フロアに
ブラケット11Aおよび11Bを介して固設されるロア
レールユニットであり、ロアレール部材12,およびこ
のロアレール部材12に係止部材13によって固設され
るラック14からなる。
【0012】ロアレール部材12はアルミニウム等の軽
合金製であって、底壁部の両側縁に左右の垂直側壁を有
する断面略U字状に形成されており、それら左右の垂直
側壁の外面のそれぞれには、ロアレール部材12の長手
方向に延在する第1のフック状部が上下にずれて形成さ
れている。これら左右2つずつのフック状部は、それら
の先端が下方を向く断面フック形状となっている。特
に、下側のフック状部の先端は大きく垂れ下がる形状と
なっていて、それらの先端部と垂直側壁との間には、そ
れぞれ下向きのガイド溝がロアレール部材12の長手方
向に沿って形成されている。また、左方の垂直側壁の内
面には、ラック14を保持するための段部がロアレール
部材12の長手方向に沿って形成され、また、底壁部の
上面には、後述するローラを転動自在にガイドするため
のガイド溝が、前述の段部よりも一段低く形成されてい
る。
【0013】係止部材13はロアレール部材12の両端
内側に設けられ、そしてこの係止部材13,13,ロア
レール部材12およびブラケット11A,11Bは、そ
れぞれ不図示のリベットによって互いに結合されてい
る。係止部材13およびブラケット11A,11Bは、
それぞれ鋼材によって形成されており、係止部材13の
端部から下方へ接合部が延在しブラケット11A,11
Bに溶接されている。この結果、係止部材13,13と
ブラケット11A,11Bとの間に、アルミニウム等の
軽合金製のロアレール部材12の両端が挾持固定され、
かつ係止部材13,13の間にてラック14が位置決め
されることになる。
【0014】20はロアレール部材12に摺動自在に保
持されるアッパーレール部材であり、ロアレール部材1
2と同様にアルミニウム等の軽合金材料によって押出し
成形されている。このアッパーレール部材20は、ロア
レール部材12を上方から股ぐ断面略逆U字状に形成さ
れており、平坦な上壁の両側の垂直側壁の内面のそれぞ
れには、アッパーレール部材20の長手方向に延在する
第2のフック状部が上下にずれて形成されている。これ
ら左右2つずつのフック状部は、それらの先端が上方を
向くフック形状となっており、それぞれ対応する前述の
第1のフック状部と係合して、ロアレール部材12に対
してアッパーレール部材20をそれらの長手方向に沿っ
て前後に摺動自在に結合している。
【0015】アッパーレール部材20の平坦上壁20A
とロアレール部材12の底壁部12Aとの間には前述の
ローラが転動自在に介設されている。
【0016】そして、アッパーレール部材20の平坦上
壁20Aの略中央部に押出しで一体成形された縦壁が、
プレス加工により切欠20Cが削除され、前後の縦壁2
0B,20Bとして形成されている。
【0017】すなわち、平板状の縦壁から、平坦上壁2
0Aの上面よりわずかに突出するブロック状の残留部2
0Dを残して切欠20Cが除去される結果、前後の縦壁
20B,20Bが形成される。さらに、平坦上壁20A
の上面と直交する方向からのプレス加工により、アッパ
ーレール部材20の平坦上壁20Aには切欠20Eが形
成されている。
【0018】この縦壁20B,20Bには不図示のシー
トの下部が取付けられ、また、後側の縦壁20Bにはシ
ートベルトの端部が締着され、アンカーブラケットとし
ても機能する。
【0019】30は、アッパーレール部材20を前後に
スライドさせるための駆動部である。この駆動部30
は、周知のごとく第1および第2のケース部材31Aお
よび31Bから成るギアケース31と、それに内蔵され
るウォームホイールや、これに連結され前述のラック1
4と噛合するピニオン等を含むギア装置とでもって構成
されており、第1および第2のケース部材31Aおよび
31Bは、ボルト32(図4参照)によってアッパーレ
ール部材20の平坦上壁20Aに取付けられている。
【0020】上述のウォームホイールには、フレキシブ
ルワイヤ33を介して不図示のモータにより正逆転方向
に駆動されるウォームが噛合する。第1ケース部材31
Aには、上述のウォームホイールを回転自在に支承する
支持孔31Cの中心軸に直交する線上において断面コ字
状の係合部31D,31Dが設けられており、第2ケー
ス部材31Bにも対応する位置および形状の係合部31
Eが設けられている。係合部31Eは係合部31Dに係
合し、係合部31Dが前述の残留部20Dに係合する。
【0021】本実施例のレール部材は、1つのシートに
対して2つ装備され、それぞれの縦壁20Bにシートの
左右の下部が取付けられて、同期的に駆動される。その
ため、これら2つの装置は左右対称的な構成となってお
り、図1および図4に一方の側の装置を示したが、図3
のものは他方の側のものである。
【0022】次に、作用について説明する。
【0023】上記の構成になる本実施例においては、ア
ッパーレール部材20の切欠20Dおよび切欠20Eの
部位に、ギア装置が内蔵されたギアケース31をあてが
う。このとき、ピニオンがラック14と噛合され、ギア
ケース31の係合部31D,31Dが残留部20D,2
0Dに係合される。そして、ギアケース31はボルト3
2でもって締着される。
【0024】そこで、モータによりフレキシブルワイヤ
31を介してウォームが回転されると、ウォームホイー
ルが減速駆動されてピニオンが回転する。ピニオンはロ
アレール部材12に固設されたラック14と噛合してお
り、その回転によってアッパーレール部材20をロアレ
ール部材12に対し前後にスライドさせシート位置が調
整される。
【0025】このときシート側すなわちアッパーレール
部材20からの入力に対しては、ウォームホイールとウ
ォームとの噛合いにより、ウォームホイールの回転は阻
止されるので、ピニオンの回転も拘束され格別のロック
機構を設けることなくシート位置は規制される。
【0026】このようなギア装置を介してギアケース3
1に入力されて、ケース31を水平方向にずらそうとす
る力が作用するが、係合部31Dが残留部20Dに係合
しているため、ボルト32のみによるよりも強度が向上
する。
【0027】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、縦壁の切欠を残留部を残して形成するように
したので、プレス成形が可能と成りコストが低減し、ま
た強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図であり、(B)
ギアケース等一部を取外した状態および(A)組付け状
態を示す。
【図2】図1(B)の一部拡大図である。
【図3】ギアケースの一例を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ロアレール部材 14 ラック 20 アッパーレール部材 20A 上壁 20B 縦壁 20C,20E 切欠 20D 残留部 31 ギアケース 31D,31E 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーレール上壁面に一体に形成され
    た縦壁を備え、該縦壁の一部と前記上壁面の一部とに切
    欠部を形成し、該切欠部にギア装置を内蔵するギアケー
    スを配置したパワーシートスライド装置において、 前記縦壁の一部の切欠は前記アッパーレール上壁面より
    わずかに突出する残留部を残して形成されると共に、前
    記ギアケースに前記残留部に係合可能な係合部が形成さ
    れたことを特徴とするパワーシートスライド装置。
JP5806391U 1991-07-24 1991-07-24 パワーシートスライド装置 Expired - Lifetime JPH0712161Y2 (ja)

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JP5806391U JPH0712161Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 パワーシートスライド装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5806391U JPH0712161Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 パワーシートスライド装置

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Publication Number Publication Date
JPH0510070U JPH0510070U (ja) 1993-02-09
JPH0712161Y2 true JPH0712161Y2 (ja) 1995-03-22

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ID=13073453

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JP5806391U Expired - Lifetime JPH0712161Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 パワーシートスライド装置

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JPH0510070U (ja) 1993-02-09

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