JPH0510070U - パワーシートスライド装置 - Google Patents

パワーシートスライド装置

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JPH0510070U
JPH0510070U JP5806391U JP5806391U JPH0510070U JP H0510070 U JPH0510070 U JP H0510070U JP 5806391 U JP5806391 U JP 5806391U JP 5806391 U JP5806391 U JP 5806391U JP H0510070 U JPH0510070 U JP H0510070U
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勉 相原
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト低減をはかることができると共に、強
度を向上することができるパワーシートスライド装置を
提供する。 【構成】 縦壁20Bの一部の切欠20Cがアッパーレ
ール20の上壁20A面よりわずかに突出する残留部2
0Dを残して形成される。そして、ギアケース31の係
合部31Dがこの残留部20Dに係合され、組付けられ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パワーシートスライド装置、特にアルミニウム合金等で成形された レール部材を用いるパワーシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーシートスライド装置としては種々のものが知られている。このう ち、シートベルトの端部がシートに固設され、車両の衝突時等における荷重がこ の固設部に入力されるいわゆるベルトイン型のパワーシートスライド装置に用い られ、充分な強度を確保しつつ軽量化および小型化をはかることのできるアルミ ニウム合金製のパワーシートスライド装置として、本出願人は特願平3−919 6号を提案した。
【0003】 このものの概略を説明すると、図4に示すように、ほぼ断面U字状のアッパー レール部材URの上壁面の中央には、縦壁VWが一体に押出し成形によって形成 されており、この縦壁VWの一部に切欠CO1が設けられている。さらに、この 切欠CO1よりも長手方向寸法が短い切欠CO2がアッパーレール上壁に形成さ れており、この切欠CO1に不図示のギア装置を内蔵するギアケースGCが図4 (A)に示すように配置され、ボルトB,Bでもってアッパーレール部材URに 固設されている。
【0004】 しかして、この切欠CO1はアッパーレール部材URの上壁面と面一になるま で形成され、その平坦な上壁面に底面が平坦とされたギアケースGCが配置され ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の装置にあっては、平坦な底面を有するギアケース GCを配置すべく、切欠CO1がアッパーレール上壁面と面一となるまで形成さ れていることから、プレス加工等の安価な加工方法を採ることができず、いきお い切削加工により形成せざるを得ないものである。
【0006】 この結果、加工コストの上昇を招き、製品コストが嵩むという問題を有してい る。
【0007】 本考案の目的は、コスト低減をはかることができると共に、強度を向上するこ とができるパワーシートスライド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、アッパーレール上壁面に一体に形成さ れた縦壁を備え、該縦壁の一部と前記上壁面の一部とに切欠部を形成し、該切欠 部にギア装置を内蔵するギアケースを配置したパワーシートスライド装置におい て、前記縦壁の一部の切欠は前記アッパーレール上壁面よりわずかに突出する残 留部を残して形成されると共に、前記ギアケースに前記残留部に係合可能な係合 部が形成されたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案によれば、縦壁の一部の切欠はアッパーレール上壁面よりわずかに突出 する残留部を残して形成される。この結果、この切欠はプレス加工でもって形成 することが可能となる。よって、コストが低減される。また、ギアケースの係合 部が前記残留部に係合されるので、ギアケースの横ずれが防止され強度が向上す る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明する。
【0011】 図において、10は不図示の車体フロアにブラケット11Aおよび11Bを介 して固設されるロアレールユニットであり、ロアレール部材12,およびこのロ アレール部材12に係止部材13によって固設されるラック14からなる。
【0012】 ロアレール部材12はアルミニウム等の軽合金製であって、底壁部の両側縁に 左右の垂直側壁を有する断面略U字状に形成されており、それら左右の垂直側壁 の外面のそれぞれには、ロアレール部材12の長手方向に延在する第1のフック 状部が上下にずれて形成されている。これら左右2つずつのフック状部は、それ らの先端が下方を向く断面フック形状となっている。特に、下側のフック状部の 先端は大きく垂れ下がる形状となっていて、それらの先端部と垂直側壁との間に は、それぞれ下向きのガイド溝がロアレール部材12の長手方向に沿って形成さ れている。また、左方の垂直側壁の内面には、ラック14を保持するための段部 がロアレール部材12の長手方向に沿って形成され、また、底壁部の上面には、 後述するローラを転動自在にガイドするためのガイド溝が、前述の段部よりも一 段低く形成されている。
【0013】 係止部材13はロアレール部材12の両端内側に設けられ、そしてこの係止部 材13,13,ロアレール部材12およびブラケット11A,11Bは、それぞ れ不図示のリベットによって互いに結合されている。係止部材13およびブラケ ット11A,11Bは、それぞれ鋼材によって形成されており、係止部材13の 端部から下方へ接合部が延在しブラケット11A,11Bに溶接されている。こ の結果、係止部材13,13とブラケット11A,11Bとの間に、アルミニウ ム等の軽合金製のロアレール部材12の両端が挾持固定され、かつ係止部材13 ,13の間にてラック14が位置決めされることになる。
【0014】 20はロアレール部材12に摺動自在に保持されるアッパーレール部材であり 、ロアレール部材12と同様にアルミニウム等の軽合金材料によって押出し成形 されている。このアッパーレール部材20は、ロアレール部材12を上方から股 ぐ断面略逆U字状に形成されており、平坦な上壁の両側の垂直側壁の内面のそれ ぞれには、アッパーレール部材20の長手方向に延在する第2のフック状部が上 下にずれて形成されている。これら左右2つずつのフック状部は、それらの先端 が上方を向くフック形状となっており、それぞれ対応する前述の第1のフック状 部と係合して、ロアレール部材12に対してアッパーレール部材20をそれらの 長手方向に沿って前後に摺動自在に結合している。
【0015】 アッパーレール部材20の平坦上壁20Aとロアレール部材12の底壁部12 Aとの間には前述のローラが転動自在に介設されている。
【0016】 そして、アッパーレール部材20の平坦上壁20Aの略中央部に押出しで一体 成形された縦壁が、プレス加工により切欠20Cが削除され、前後の縦壁20B ,20Bとして形成されている。
【0017】 すなわち、平板状の縦壁から、平坦上壁20Aの上面よりわずかに突出するブ ロック状の残留部20Dを残して切欠20Cが除去される結果、前後の縦壁20 B,20Bが形成される。さらに、平坦上壁20Aの上面と直交する方向からの プレス加工により、アッパーレール部材20の平坦上壁20Aには切欠20Eが 形成されている。
【0018】 この縦壁20B,20Bには不図示のシートの下部が取付けられ、また、後側 の縦壁20Bにはシートベルトの端部が締着され、アンカーブラケットとしても 機能する。
【0019】 30は、アッパーレール部材20を前後にスライドさせるための駆動部である 。この駆動部30は、周知のごとく第1および第2のケース部材31Aおよび3 1Bから成るギアケース31と、それに内蔵されるウォームホイールや、これに 連結され前述のラック14と噛合するピニオン等を含むギア装置とでもって構成 されており、第1および第2のケース部材31Aおよび31Bは、ボルト32( 図4参照)によってアッパーレール部材20の平坦上壁20Aに取付けられてい る。
【0020】 上述のウォームホイールには、フレキシブルワイヤ33を介して不図示のモー タにより正逆転方向に駆動されるウォームが噛合する。第1ケース部材31Aに は、上述のウォームホイールを回転自在に支承する支持孔31Cの中心軸に直交 する線上において断面コ字状の係合部31D,31Dが設けられており、第2ケ ース部材31Bにも対応する位置および形状の係合部31Eが設けられている。 係合部31Eは係合部31Dに係合し、係合部31Dが前述の残留部20Dに係 合する。
【0021】 本実施例のレール部材は、1つのシートに対して2つ装備され、それぞれの縦 壁20Bにシートの左右の下部が取付けられて、同期的に駆動される。そのため 、これら2つの装置は左右対称的な構成となっており、図1および図4に一方の 側の装置を示したが、図3のものは他方の側のものである。
【0022】 次に、作用について説明する。
【0023】 上記の構成になる本実施例においては、アッパーレール部材20の切欠20D および切欠20Eの部位に、ギア装置が内蔵されたギアケース31をあてがう。 このとき、ピニオンがラック14と噛合され、ギアケース31の係合部31D, 31Dが残留部20D,20Dに係合される。そして、ギアケース31はボルト 32でもって締着される。
【0024】 そこで、モータによりフレキシブルワイヤ31を介してウォームが回転される と、ウォームホイールが減速駆動されてピニオンが回転する。ピニオンはロアレ ール部材12に固設されたラック14と噛合しており、その回転によってアッパ ーレール部材20をロアレール部材12に対し前後にスライドさせシート位置が 調整される。
【0025】 このときシート側すなわちアッパーレール部材20からの入力に対しては、ウ ォームホイールとウォームとの噛合いにより、ウォームホイールの回転は阻止さ れるので、ピニオンの回転も拘束され格別のロック機構を設けることなくシート 位置は規制される。
【0026】 このようなギア装置を介してギアケース31に入力されて、ケース31を水平 方向にずらそうとする力が作用するが、係合部31Dが残留部20Dに係合して いるため、ボルト32のみによるよりも強度が向上する。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、縦壁の切欠を残留部を残し て形成するようにしたので、プレス成形が可能と成りコストが低減し、また強度 が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図であり、(B)
ギアケース等一部を取外した状態および(A)組付け状
態を示す。
【図2】図1(B)の一部拡大図である。
【図3】ギアケースの一例を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ロアレール部材 14 ラック 20 アッパーレール部材 20A 上壁 20B 縦壁 20C,20E 切欠 20D 残留部 31 ギアケース 31D,31E 係合部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 アッパーレール上壁面に一体に形成され
    た縦壁を備え、該縦壁の一部と前記上壁面の一部とに切
    欠部を形成し、該切欠部にギア装置を内蔵するギアケー
    スを配置したパワーシートスライド装置において、 前記縦壁の一部の切欠は前記アッパーレール上壁面より
    わずかに突出する残留部を残して形成されると共に、前
    記ギアケースに前記残留部に係合可能な係合部が形成さ
    れたことを特徴とするパワーシートスライド装置。
JP5806391U 1991-07-24 1991-07-24 パワーシートスライド装置 Expired - Lifetime JPH0712161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5806391U JPH0712161Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 パワーシートスライド装置

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Publication Number Publication Date
JPH0510070U true JPH0510070U (ja) 1993-02-09
JPH0712161Y2 JPH0712161Y2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=13073453

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JP (1) JPH0712161Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190053449A (ko) * 2017-11-10 2019-05-20 주식회사 서연이화 자동차의 전동식 슬라이딩 콘솔

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KR20190053449A (ko) * 2017-11-10 2019-05-20 주식회사 서연이화 자동차의 전동식 슬라이딩 콘솔

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JPH0712161Y2 (ja) 1995-03-22

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