JPH051566U - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH051566U
JPH051566U JP4990991U JP4990991U JPH051566U JP H051566 U JPH051566 U JP H051566U JP 4990991 U JP4990991 U JP 4990991U JP 4990991 U JP4990991 U JP 4990991U JP H051566 U JPH051566 U JP H051566U
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昇 高村
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の大型,大重量化を併うことなく、
その剛性を高めて衝撃荷重に対する充分な強度を確保す
る。 【構成】 レッグブラケット30が、ロアレール部材1
2の底壁部12Aを挾持する上下の対向片部30E,3
0Dと、上側の対向片部30Eに連続しロアレール部材
12の垂直側壁12B,12Cに当接する当接片部30
H,30Iとを一体的に形成され、かつ当接片部30I
に形成された窪み30Jにラック14の延伸部14Bを
収容し、ラック14をアルミニウム合金製のロアレール
部材12に固設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシートスライド装置、特にアルミニウム合金製等のレールが用いられ 、シートベルト端部がシートの後下端部に係止され、車両の衝突時等における荷 重がこの係止部に入力されるいわゆるベルトイン型のシートスライド装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、図4に示すように断面略U字状のロアレールL Rにその長手方向に沿うようラックRを設け、このラックRに噛合する不図示の ピニオンを、ロアレールLRに摺動自在に保持させた不図示のアッパーレールで 支承し、このピニオンをモータでフレキシブルワイヤを介して駆動することによ ってシートをスライドするようにした、いわゆるパワーシートスライド装置が知 られている。
【0003】 そして、かかるシートスライド装置を車体に固設する場合には、側面視がステ ップ形状をしたレッグブラケットLBをロアレールLRの底壁の下面にあてがう と共に、ラックRをロアレールLRの側壁に押圧すべく断面略L字状に形成され た押当て部材Pの脚片部PLをロアレールLRの底壁上面にあてがう。そして、 脚片部PLと、ロアレールLRの底壁と、レッグブラケットLBとに位置合わせ して穿設された貫通孔にカシメピンKを挿通して一体化した後に、レッグブラケ ットLBの取付孔LBHにボルトを締着するようにしている。
【0004】 このようなパワーシートスライド装置で上述したベルトイン型の場合は、アッ パーレールの後端にベルトアンカ部を設け、これにシートベルト端部を係止する ようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、かかるベルトイン型において車両衝突時等に乗員を確実に拘束する ためには、シートベルトを介して入力される衝撃的荷重に対し、レールの上下方 向の剥離強度および前後方向のロック強度を確保することが必要である。
【0006】 しかしながら、上記のような従来のシートスライド装置においては、衝撃荷重 に対する充分な強度を確保するために、鋼材製のラックを用いざるを得ず、押当 て部材でもってラックを保持するようにしているので、その変形や破壊を防止す るためには、押当て部材やレッグブラケットさらにはラックの幅および厚み等を 大きくする必要があった。
【0007】 しかし、このように各部材の断面形状等を大きくした場合には、装置全体の大 型化および大重量化を招くという問題があった。
【0008】 本考案の目的は、装置全体の大型化や大重量化を併うことなく、その剛性を高 めて衝撃荷重に対する充分な強度を確保できるシートスライド装置を提供するこ とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案はシートが取付けられるアッパーレールと 、前記アッパーレールをその長手方向に沿って摺動自在にガイドする断面略U字 状のロアレールと、前記ロアレールの両端に取付けられて、該ロアレールを車体 に固設するレッグブラケットと、を備えてなるシートスライド装置において、前 記レッグブラケットが、前記ロアレールの端面方向から延伸しその底壁を挾持す る上下の対向片部と、上側の対向片部に連続し前記ロアレールの側壁に当接する 当接片部とを一体的に形成されて構成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、レッグブラケットは上下の対向片部と当接片部とが一体的に 形成されて構成されていることにより、ロアレールに対し強固に取付けられ、ま たその側壁の倒れをも防止し、大型,大重量化を併うことなく、その剛性を高め て衝撃荷重に対する充分な強度を確保する。
【0011】 この結果、充分な強度を確保しつつ、装置全体の小型,軽量化の実現を可能と する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添附図面を参照しつつ説明する。
【0013】 図において、10は不図示の車体フロアに後述のレッグブラケット30を介し て固設されるロアレールユニットであり、このユニット10は、ロアレール部材 12,およびこのロアレール部材12の内側に後述の如く固設されるラック14 からなる。
【0014】 ロアレール部材12はアルミニウム等の軽合金製であって、底壁部12Aの両 側縁に左右の垂直側壁12Bおよび12Cを有する断面略U字状に形成されてお り、それら左右の垂直側壁12Bおよび12Cの外面のそれぞれには、ロアレー ル部材12の長手方向に延在する第1のフック状部12Dおよび12Eが上下に ずれて形成されている。これら左右2つずつのフック状部12D,12Dおよび 12E,12Eは、それらの先端が下方を向く断面フック形状となっている。ま た、底壁部12Aの上面には、不図示のローラを転動自在にガイドするためのガ イド溝を画成すべく突条12Fが長手方向に沿って形成されている。
【0015】 ラック14は、一側面部に歯部14Aが形成されていると共に、その両端が延 伸され矩冊状の延伸部14Bが設けられている。
【0016】 20はロアレール部材12に摺動自在に保持されるアッパーレール部材であり 、ロアレール部材12と同様にアルミニウム等の軽合金材料によって成形されて いる。このアッパーレール部材20は、ロアレール部材12を上方から股ぐ断面 略逆U字状に形成されており、左右の垂直側壁20Bおよび20Cの内面のそれ ぞれには、アッパーレール部材20の長手方向に延在する第2のフック状部20 Dおよび20Eが上下にずれて形成されている。これら左右2つずつのフック状 部20D,20D、および20E,20Eは、それらの先端が上方を向くフック 形状となっており、それぞれ対応する第1のフック状部12D,12D、および 12E,12Eと嵌合して、ロアレール部材12に対してアッパーレール部材2 0をそれらの間に前述のローラを介在させて長手方向に沿って前後に摺動自在に 結合している。
【0017】 本実施例におけるレッグブラケット30は、基本形状が有底円筒であり、その 筒状部が斜目に截断された形状を有している。そして、底壁部30Aに車体への 取付孔30Bが穿設されている。さらに筒状部のうち長尺側筒状部30Cには取 付孔30Bの軸線と直交する方向に延びる2枚の対向片部30Dおよび30Eが 設けられている。下側の対向片部30Dはロアレール部材12の底壁部12Aの 下面に密接する形状を有し、また、この下側対向片部30Dと共にロアレール部 材12の底壁部12Aを挾持する上側対向片部30Eは底壁部12Aの厚み分、 離間されて設けられている。
【0018】 しかして、上側対向片部30Eの下面には突条12Fを収容する窪み30Jが 形成され、他の面は底壁部12Aの上面と密接することになる。
【0019】 そして、この上下の対向片部30D,30Eとロアレール部材12の底壁部1 2Aとには同一軸線上に貫通孔30F,30Gおよび12Gが穿設されている。
【0020】 さらに、上側対向片部30Eの両側縁には、それから直立する当接片部30H ,30Iが設けられている。そして、ロアレール部材12の左側垂直壁12Bの 内面に当接する左側当接片部30Hは比較的均一な厚みに形成されているのに対 し、ラック14が備えられる右側の当接片部30Iにあっては断面が台形状をな し、ラック14の延伸部14Bを収容する窪み30Jが設けられている。
【0021】 そして、上述のレッグブラケット30は、上下の対向片部30D,30Eや当 接片部30H,30Iをも含めて有底円筒状部と一体的に成形される。
【0022】 上記構成になる本実施例にあっては、ロアレール部材12の垂直側壁12Cの 内面にラック14をあてがった後、ロアレール部材12の一端面方向からレッグ ブラケット30の上下の対向片部30D,30Eおよび当接片部30H,30I を挿入する。このとき、右側当接片部30Iの窪み30J内にラック14の延伸 部14Bを収容してラック14を位置決めする。そして、リベット40を貫通孔 30F,12Gおよび30Gに挿通したのち、一端をカシメることにより固定す る。
【0023】 次に、この一端にレッグブラケット30が取り付けられたロアレールユニット 10の他端から、アッパーレール部材20を嵌合させた後、上述と同様の手順で 他端にレッグブラケット30を取付け固定する。
【0024】 しかる後、レッグブラケット30の取付孔30Bにボルトを装着して車体に固 設する。
【0025】 そこで、車両の衝突等によりシートベルトの一端から高荷重が加わって、アッ パーレール部材20をロアレール部材12に対し前後方向に移動させようとする 力が作用した場合には、ピニオンの歯部がラック14の歯部14Aに強く当接す ることになり、そのラック14の強度が問題となる。ところがラック14は、そ の延伸部14Bが当接片部30Iの窪み30Jに収容されているため、車体に固 設されたレッグブラケット30で直接荷重が受けられ、その剛性が高く、その撓 みが抑えられる。したがって、ピニオンとの噛合状態を強固に維持して、レール 部材12および20の前後方向におけるロック強度を高くすることになる。
【0026】 また、ロアレール部材12の左右のフック状部12D,12Dおよび12E, 12Eのそれぞれに、アッパーレール部材20の左右のフック状部20D,20 Dおよび20E,20Eが嵌合しているため、これら計4つの嵌合部によって、 ロアレール部材12に対するアッパーレール部材20の上方および左右方向への 移動が阻止されることになる。ここで、アッパーレール部材20を上方へ移動、 すなわちロアレール部材12から剥離させようとする力に対しては、レッグブラ ケット30の当接片部30H,30Iがロアレール部材12の垂直壁部12B, 12Cの倒れを阻止するように作用する。
【0027】 また、本実施例にあっては、レッグブラケット30を一体成形とし、ロアレー ルの端面を覆うようにしたので、突起部が露出することなく見栄えの向上がはか れると共に危険感の減少をもたらすことができる。
【0028】 さらに、レッグブラケット30を有底円筒状に形成したので、取付用ボルトの 頭部等の突出感を無くすことができ、格別に保護カバー等を設ける必要がない。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のシートスライド装置は、レッグブラケットが、 ロアレールの底壁を挾持する上下の対向片部と側壁に当接する当接片部とを一体 的に形成した構成であるから、レッグブラケットの取付強度が向上し、大型,大 重量化を併うことなく、その剛性を高めて衝撃荷重に対する充分な強度を確保す ることができる。
【0030】 この結果、充分な強度を確保しつつ、装置全体の小型,軽量化を実現すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ロアレール部材 14 ラック 14A 歯部 14B 延伸部 20 アッパーレール部材 30 レッグブラケット 30D 下側対向片部 30E 上側対向片部 30H 左側当接片部 30I 右側当接片部 30J 窪み

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 シートが取付けられるアッパーレール
    と、前記アッパーレールをその長手方向に沿って摺動自
    在にガイドする断面略U字状のロアレールと、前記ロア
    レールの両端に取付けられて、該ロアレールを車体に固
    設するレッグブラケットと、を備えてなるシートスライ
    ド装置において、前記レッグブラケットが、前記ロアレ
    ールの端面方向から延伸しその底壁を挾持する上下の対
    向片部と、上側の対向片部に連続し前記ロアレールの側
    壁に当接する当接片部とを一体的に形成されて構成され
    ていることを特徴とするシートスライド装置。
JP4990991U 1991-06-28 1991-06-28 シートスライド装置 Expired - Lifetime JPH0712160Y2 (ja)

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JPH051566U true JPH051566U (ja) 1993-01-14
JPH0712160Y2 JPH0712160Y2 (ja) 1995-03-22

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JP (1) JPH0712160Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0565652U (ja) * 1992-02-19 1993-08-31 株式会社今仙電機製作所 シートスライド装置
JPH06135264A (ja) * 1992-10-28 1994-05-17 Ikeda Bussan Co Ltd シートスライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0565652U (ja) * 1992-02-19 1993-08-31 株式会社今仙電機製作所 シートスライド装置
JPH06135264A (ja) * 1992-10-28 1994-05-17 Ikeda Bussan Co Ltd シートスライド装置

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