JPH0649475Y2 - 車両用ヘッドレスト - Google Patents

車両用ヘッドレスト

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JPH0649475Y2
JPH0649475Y2 JP1990025922U JP2592290U JPH0649475Y2 JP H0649475 Y2 JPH0649475 Y2 JP H0649475Y2 JP 1990025922 U JP1990025922 U JP 1990025922U JP 2592290 U JP2592290 U JP 2592290U JP H0649475 Y2 JPH0649475 Y2 JP H0649475Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
frame pipe
main body
pipe member
headrest
stays
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990025922U
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English (en)
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JPH03115534U (ja
Inventor
一郎 松浦
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両のシートに装着される車両用ヘッドレス
トに関する。
[従来の技術] ヘッドレストは、乗員が衝突事故などによりむち打ち症
になるのを防ぎ、また頭部位置を安定させるために広く
用いられている。
このヘッドレストは、色々な構造が提案されており、例
えば第5図に示すようなものがある。
すなわち、第5図に示すヘッドレスト101は、剛体製の
フレームパイプ部材102の一部を弾性体103内にインサー
トさせ、このフレームパイプ部材102を介してシートバ
ック(不図示)の上端部に取り付けるようにしている。
さらに詳述すると、フレームパイプ部材102は、本体部1
02aと、この本体部102aの両端を同方向に略直角に折り
曲げて作られた一対のステー102b,102bとを一体に有
し、全体として略逆U字状に形成されている。また、こ
のフレームパイプ部材102には、2つのステー102b,102b
との間に板状の補助フレーム部材104を懸架させて設け
ている。
そして、この補助フレーム部材104を設けたフレームパ
イプ部材102は、本体部102aとステー102bの一部分が補
助フレーム部材104と共に弾性体103内にインサートされ
て、この弾性体103と一体化される。なお、第5図中で
符号105で示す部分は、前後方向に貫通した窓孔であ
る。
[考案が解決しようとする課題] このように構成された従来の車両用ヘッドレスト101で
は、上述したようにフレームパイプ部材102が一本のパ
イプ材を折り曲げて形成されている。したがって、本体
部102aとステー102bとが略同じ強度で形成される。すな
わち、ステー102bが必要とする強度を持たせてフレーム
パイプ部材102の全体が形成される。このため、弾性体1
03内にインサートされて弾性体103内に横たえられた本
体部102aは、ステー102bと同様に大きな強度を有してい
るので、弾性体103の外部から受ける比較的大きな力に
対しても変形せず、変形による衝撃力の吸収が行われな
い。したがって、例えば衝突時に乗員の頭部などが弾性
体103にぶつかっても、弾性体103内の芯材となる本体部
102aが変形しないので衝撃力の吸収が少なく、乗員の頭
部などに局部的な力を与えて打撲傷を負わせたりする虞
れがあるなど、安全性の面で問題点があった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は安全性を向上させることのできる構造にした車
両用ヘッドレストを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、本体部とこの本体部
の両側をそれぞれ同方向へ折り曲げてなる一対のステー
とを有して略逆U字状に形成された剛体製のフレームパ
イプ部材を、弾性体内に前記一対のステーを下側よりそ
れぞれ突出させてインサートしてなる車両用ヘッドレス
トにおいて、前記フレームパイプ部材は、前記本体部の
略中間で連結される2つのフレームパイプ半体からなる
とともに、両フレームパイプ半体同士がその連結対応部
分にあってその一方側を他方側のパイプ内に差し込み嵌
合可能な肉薄状の小径部に形成し、かつ他方側周面に設
けられてパイプ内に突出した突出部に対し前記小径部周
面に設けられた凹部を係合した状態で連結されることに
より、衝突等で大きな外力を受けたときに、前記突出部
と凹部との係合が外れて、薄肉状の小径部が専ら変形す
るようにした。
[作用] この構成によれば、一対のステーで必要とされる大きな
強度を持たせてフレームパイプ部材を形成しても、この
フレームパイプ部材を形成している2つのフレームパイ
プ半体の嵌合連結部分を変形し易くしているので、乗員
の頭部などが弾性体に激しくぶつかった場合に、突出部
と凹部との嵌合が外れるとともに、薄肉状の径小部にお
ける嵌合連結部分が弾性体内で変形して衝撃力が吸収さ
れる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図乃至第4図は、本考案に係る車両用ヘッドレスト
の一実施例を示したものである。
第1図乃至第4図において、ヘッドレスト1は、剛体製
のフレームパイプ部材2の一部を弾性体3内にインサー
トさせ、このフレームパイプ部材2を介してシートバッ
ク(不図示)の上端部に取り付けられるようになってい
る。
さらに、詳述すると、フレームパイプ部材2は、本体部
2aと、この本体部2aの両端よりそれぞれ同方向に略直角
に折り曲げられて作られた一対のステー2b,2cとを有
し、略逆U字状に形成されている。なお、このフレーム
パイプ部材2は、一本のパイプ材で形成されているもの
ではなく、パイプ材を略L字状に折曲形成して一方のス
テー2bと本体部2aの半体部分2dとを一体に設けてなるフ
レームパイプ半体2Aと、同じくパイプ材を略L字状に折
曲形成して他方のステー2cと本体部2aの半体部分2eとを
一体に設けてなるフレームパイプ半体2Bとで構成されて
いる。このうち、一方のフレームパイプ半体2Aにおける
半体部分2dの先端側周面には、内側へ突き出された複数
(本実施例では2つ)の突出部4(第3図,第4図参
照)が形成されている。これに対して、他方のフレーム
パイプ半体2Bにおける半体部分2eの先端部分には、フレ
ームパイプ半体2Aの半体部分2d内に差し込み嵌合される
小径部5が一体に設けられており、この小径部5に突出
部4に対応する凹部6(第3図,第4図参照)が形成さ
れている。なお、小径部5は、他の部分よりも肉薄状に
作られて変形し易く形成されている。そして、この2つ
のフレームパイプ半体2A,2Bは、フレームパイプ半体2B
側の小径部5をフレームパイプ半体2A側の半体部分2d内
に差し込み嵌合(セージング)し、突出部4を凹部6に
係合させて一体化され、略逆U字状をしたフレームパイ
プ部材2として形成される。また、このフレームパイプ
部材2には、板状をした補助フレーム部材7の一端が2
つのステー2b,2cにそれぞれ溶接されて取り付けられ
る。第2図中で実線で示すものは、この状態を示してい
る。さらに、このようにして補助フレーム部材7が設け
られたフレームパイプ部材2は、本体部2aとステー2b,2
cの一部分が補助フレーム部材7と共に弾性体3内にイ
ンサートされて、第1図に示すように弾性体3と一体化
される。なお、第1図中で符号8で示す部分は前後方向
に貫通した窓孔である。また、このようにして構成され
たヘッドレスト1は、弾性体3の下側より突出されてい
るステー2b,2cを不図示のシートバックの上部に固定し
て取り付けられる。
そして、このヘッドレスト1では、フレームパイプ部材
2にステー2b,2cに必要な強度を持たせているが、フレ
ームパイプ半体2Aとフレームパイプ半体2Bとの嵌合連結
している部分を構成している小径部5が変形し易く肉薄
状に形成されているので、衝突などで第1図中の符号G
で示す方向より乗員の頭などが弾性体3に激しくぶつか
った場合は、この小径部5(嵌合連結部分)が第2図中
で一点鎖線で示すように弾性体3内で変形して、この弾
性体3内で衝撃力が吸収される。これにより乗員などに
対する衝撃力を緩和させることができる。
なお、本考案は上記実施例により説明したが、勿論この
実施例の構造に限定されるものではなく、本考案の要旨
を逸脱しない範囲で色々と設計の変更を施しても差し支
えないものである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る車両用ヘッドレスト
によれば、一対のステーで必要とされる大きな強度を持
たせてフレームパイプ部材を形成しても、このフレーム
パイプ部材を形成している2つのフレームパイプ半体の
嵌合連結部分を変形し易くしているので、乗員の頭部な
どが弾性体に激しくぶつかった場合に、この嵌合連結部
分が弾性体内で変形して衝撃力が吸収され、乗員などへ
の衝撃力が緩和される。したがって、ステーで必要とさ
れる強度を低下させることなしに、安全性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用ヘッドレストの一実施例を
示した斜視図、第2図は第1図に示した同上ヘッドレス
トに適用されている要部部品の斜視図、第3図は第2図
のA−A線に沿う拡大断面図、第4図は第2図で示した
部品の要部分解斜視図、第5図は従来の車両用ヘッドレ
ストの一例を示した斜視図、第6図は第5図に示した同
上ヘッドレストに適用した要部部品の斜視図である。 1……ヘッドレスト 2……フレームパイプ部材 2A,2B……フレームパイプ半体 2a……本体部 2b,2c……ステー 3……弾性体 5……嵌合連結される小径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部とこの本体部の両側をそれぞれ同方
    向へ折り曲げてなる一対のステーとを有して略逆U字状
    に形成された剛体製のフレームパイプ部材を、弾性体内
    に前記一対のステーを下側よりそれぞれ突出させてイン
    サートしてなる車両用ヘッドレストにおいて、 前記フレームパイプ部材は、前記本体部の略中間で連結
    される2つのフレームパイプ半体からなるとともに、両
    フレームパイプ半体同士がその連結対応部分にあってそ
    の一方側を他方側のパイプ内に差し込み嵌合可能な肉薄
    状の小径部に形成し、かつ他方側周面に設けられてパイ
    プ内に突出した突出部に対し前記小径部周面に設けられ
    た凹部を係合した状態で連結されることにより、 衝突等で大きな外力を受けたときに、前記突出部と凹部
    との係合が外れて、薄肉状の小径部が専ら変形するよう
    にしたことを特徴とする車両用ヘッドレスト。
JP1990025922U 1990-03-14 1990-03-14 車両用ヘッドレスト Expired - Lifetime JPH0649475Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990025922U JPH0649475Y2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 車両用ヘッドレスト

Applications Claiming Priority (1)

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JP1990025922U JPH0649475Y2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 車両用ヘッドレスト

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Publication Number Publication Date
JPH03115534U JPH03115534U (ja) 1991-11-29
JPH0649475Y2 true JPH0649475Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31528838

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JP1990025922U Expired - Lifetime JPH0649475Y2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 車両用ヘッドレスト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087556A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 T S Tec Kk ヘッドレスト
AU2015310078A1 (en) * 2014-08-26 2017-02-02 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. Method for separating scandium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH03115534U (ja) 1991-11-29

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