JPH0724157U - シートバックフレームのヘッドレスト取付構造 - Google Patents
シートバックフレームのヘッドレスト取付構造Info
- Publication number
- JPH0724157U JPH0724157U JP5663893U JP5663893U JPH0724157U JP H0724157 U JPH0724157 U JP H0724157U JP 5663893 U JP5663893 U JP 5663893U JP 5663893 U JP5663893 U JP 5663893U JP H0724157 U JPH0724157 U JP H0724157U
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- Japan
- Prior art keywords
- pole
- seat back
- headrest
- flange portion
- back frame
- Prior art date
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートバックフレームの剛性を損なわないと
ともに、強度的に強いヘッドレストの取付構造を提供す
ることである。 【構成】 表壁2と裏壁3の外周に中空のフランジ部4
を一体的に有するブロー成形されたシートバックフレー
ム1に、突出するポールを有するヘッドレストを取り付
けるための構造において、シートバックフレーム1のフ
ランジ部4の近傍に表壁2と裏壁3を接合させた接合部
5を設け、概略コの字状に形成されたポール支持部12
の一端にフランジ部4を挟み込むように包持する包持部
13を、他端にシートバックフレーム1の接合部5に固
定される固定部14を有するとともに、ポール支持部1
2の上下両壁部にそれぞれ貫通するポール貫通孔15を
有するブラケット11を設け、ポール支持部12のポー
ル貫通孔15にヘッドレストのポールを嵌挿するように
構成する。
ともに、強度的に強いヘッドレストの取付構造を提供す
ることである。 【構成】 表壁2と裏壁3の外周に中空のフランジ部4
を一体的に有するブロー成形されたシートバックフレー
ム1に、突出するポールを有するヘッドレストを取り付
けるための構造において、シートバックフレーム1のフ
ランジ部4の近傍に表壁2と裏壁3を接合させた接合部
5を設け、概略コの字状に形成されたポール支持部12
の一端にフランジ部4を挟み込むように包持する包持部
13を、他端にシートバックフレーム1の接合部5に固
定される固定部14を有するとともに、ポール支持部1
2の上下両壁部にそれぞれ貫通するポール貫通孔15を
有するブラケット11を設け、ポール支持部12のポー
ル貫通孔15にヘッドレストのポールを嵌挿するように
構成する。
Description
【0001】
本考案は、ブロー成形(射出吹込み成形)された樹脂製のシートバックフレー ムのヘッドレスト取付構造に関する。
【0002】
従来のシートバックフレームのヘッドレスト取付構造としては、例えば、特開 平4−141115号公報に開示されているように、ブロー成形により中空に成 形された樹脂製のシートバックフレームに直接的にポール挿通孔を形成し、この ポール挿通孔にヘッドレストの突出するポールが嵌挿されるポールガイドを嵌挿 するようにした構造が知られている。
【0003】
しかし、従来の構造によると、シートバックフレームに直接的にポール挿通孔 を形成しているので、シートバックフレームの剛性を十分に得ることができない とともに、強度的にも弱いため、ヘッドレストを押し倒す力に対して十分に耐え ることができないという問題があった。
【0004】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、シートバックフレームの剛性を損なわないとともに、強度的に強いヘッドレス トの取付構造を提供することである。
【0005】
上述した課題を解決するため、以下のように構成する。 即ち、表壁と裏壁の外周に中空のフランジ部を一体的に有するブロー成形され た樹脂製シートバックフレームに、突出するポールを有するヘッドレストを取り 付けるための構造において、前記シートバックフレームの前記フランジ部の近傍 に該表壁と該裏壁を接合させた接合部を設け、概略コの字状に形成されたポール 支持部の一端に前記フランジ部を挟み込むように包持する包持部を、他端に該シ ートバックフレームの接合部に固定手段(例えば、リベット止め)により固定さ れる固定部を有するとともに、該ポール支持部の上下両壁部にそれぞれ貫通する ポール貫通孔を有するブラケットを設け、該ブラケットの包持部により前記フラ ンジ部を包持した状態で前記ブラケットの固定部を前記フランジ部の接合部に固 定手段により固定し、前記ポール支持部のポール貫通孔に前記ヘッドレストのポ ールを嵌挿するように構成する。
【0006】 なお、前記ブラケットは金属製のものやガラス繊維入り樹脂製のものを用いる ことができ、また、前記シートバックフレームの接合部は表壁及び裏壁の一方又 は双方を凹陥させることにより形成することができる。
【0007】
本考案によると、シートバックフレームは、表壁と裏壁の外周に中空のフラン ジ部を一体的に設けて構成しているから、このフランジ部によってシートバック フレームの剛性が高くなる。そして、ヘッドレストは例えば金属製のブラケット を介してシートバックフレームに取り付ける構成であるから、従来のようにシー トバックフレーム自体にヘッドレストのポール嵌挿用の貫通孔を設けるものと異 なり、シートバックフレームの剛性を損なったり強度を弱めたりすることが無い 。
【0008】 また、ブラケットはその一端の包持部でシートバックフレームのフランジ部を 包持させた状態で、他端の固定部をシートバックフレームの接合部にリベット等 の固定手段により固定するようにしており、ブラケットの包持部側をリベット等 で固定する必要が無く取り付けが容易であるとともに、固定部が固定される接合 部は表壁と裏壁が接合されているから、この部分の厚さが薄くリベット止め等の 作業が容易である。さらに、ヘッドレスト装着時にヘッドレストに加わる荷重は 、ブラケットの包持部を介してシートバックフレームのフランジ部に作用し、フ ランジ部の剛性はシートバックフレームの他の部分と比較して高いので、ヘッド レストを押し倒す力に対しても十分に耐えることができるようになる。
【0009】
以下、本考案をリアシートのシートバックフレームに適用した場合を例にとり 、図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は本考案実施例の全体を示す斜 視図、図2は同じく要部を示す断面図、図3は同じく要部を示す斜視図である。
【0010】 まず、図1において、1はリアシートのシートバックフレームであり、このシ ートバックフレーム1は、樹脂を材料としたブロー成形(射出吹込み成形)によ り成形されており、基本的に表壁2、裏壁3及びこれらの外周に中空のフランジ 部4を一体的に有している。
【0011】 フランジ部4は、図2に最も良く表現されているように、表壁2及び裏壁3に それぞれ連続し、中間部分が表壁2と裏壁3の対向間隔よりも広くなるように、 即ちそれぞれ表壁2及び裏壁3側に突き出すように形成されている。
【0012】 再び図1を参照する。表壁2及び裏壁3のフランジ部4の近傍には、左右で一 対の接合部5が形成されている。この接合部5は表壁2及び裏壁3の一方又は双 方が凹陥されることにより接合された部分であり、フランジ部4のこの接合部5 に対応する部分には、その左右に凸部6を有する凹部7がそれぞれ形成されてい る。接合部5には表壁2及び裏壁3に渡って貫通する穴がそれぞれ3個づつ形成 されている。
【0013】 また、シートバックフレーム1には、その剛性や強度の向上のため、前記の接 合部5と同様に表壁2及び裏壁3の一方又は双方が凹陥されることにより接合さ れた複数のビード8が形成されている。なお、9はシートバックフレーム1に取 り付けられるべきそれぞれ一対の突出するポール10を有するヘッドレストであ る。
【0014】 シートバックフレーム1のフランジ部4の凹部7には、それぞれ金属製のブラ ケット11が取り付けられている。このブラケットは、図2又は図3に示されて いるように、概略コの字状に形成されたポール支持部12の上壁部12aのシー トバックフレーム1の長手方向両端に前記フランジ部4の凹部7の端面部分を挟 み込むように包持する包持部13を形成し、この包持部13でフランジ部4を包 持した状態で、その下壁部12bにシートバックフレーム1の接合部5に当接す るように折り曲げられた固定部14を形成して構成されている。そして、ポール 支持部12の上下両壁部12a,12bには一対のポール貫通孔15が互いに対 応してそれぞれ形成されている。また、固定部14には、接合部5の穴にそれぞ れ対応して3個の穴16が形成されている。
【0015】 このブラケット11は、ポール支持部12を裏壁3側に配置した状態で、包持 部13をシートバックフレーム1のフランジ部4の凹部7に嵌め入れ、固定部1 4を接合部5に当接させ、表壁2側から接合部5の穴にそれぞれ対応する3個の 穴17を有するプレート18を当接させた状態で、それぞれ固定手段としてのリ ベット19によりリベット止めされることにより、シートバックフレーム1に固 定されている。
【0016】 ブラケット11のポール支持部12のポール貫通孔15には、その一端にフラ ンジ21を有する概略円筒状の一対のポールガイド20がそれぞれ嵌挿される。 ヘッドレスト9は、そのポール10がポールガイド20に嵌挿されることにより 、シートバックフレーム1に取り付けられる。
【0017】 なお、シートバックフレーム1には、その表壁2側に図示は省略しているが、 クッション材と表皮材が設けられて、リアシートのシートバック(背もたれ)が 構成される。
【0018】 本実施例によると、シートバックフレーム1は、表壁2と裏壁3の外周に中空 のフランジ部4を一体的に設けて構成しているから、このフランジ部4によって シートバックフレーム1は高い剛性を有している。そして、ヘッドレスト9はシ ートバックフレーム1と別部材のブラケット11に取り付ける構成であるから、 従来のようにシートバックフレーム自体に貫通孔を設けるものと異なり、シート バックフレーム1の剛性を損なったり強度を弱めたりすることが無い。
【0019】 また、ブラケット11はその一端の包持部13でシートバックフレーム1のフ ランジ部4を包持させた状態で、他端の固定部14をシートバックフレーム1の 接合部5にリベット19により固定するようにしており、ブラケット11の包持 部13側をリベット等で固定する必要が無く取り付けが容易である。そして、固 定部14が固定される接合部5は表壁2と裏壁3が接合されて中空部を形成して いなく、この部分の厚さが薄くリベット止め等の作業が容易である。
【0020】 さらに、ヘッドレスト9装着時にヘッドレスト9に加わる荷重は、ブラケット の包持部13を介してシートバックフレーム1のフランジ部4に作用し、フラン ジ部4の剛性はシートバックフレーム1の他の部分と比較して高いので、ヘッド レスト9を押し倒す力に対しても十分に耐えることができる。
【0021】 なお、上記リベットは、ボルト及びナットのように慣用されている固定手段で あってもよいことは勿論である。
【0022】
本考案は以上説明したように構成したので、剛性や強度的に優れたシートバッ クフレームのヘッドレスト取付構造が提供されるという効果を奏する。
【図1】本考案実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本考案実施例の要部構成を示す断面図である。
【図3】本考案実施例の要部構成を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 シートバックフレーム 2 表壁 3 裏壁 4 フランジ部 5 接合部 6 凸部 7 凹部 8 ビード 9 ヘッドレスト 10 ポール 11 ブラケット 12 ポール支持部 12a 上壁部 12b 下壁部 13 包持部 14 固定部 15 ポール貫通孔 16、17 穴 18 プレート 19 リベット 20 ポールガイド 21 フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 表壁と裏壁の外周に中空のフランジ部を
一体的に有するブロー成形された樹脂製シートバックフ
レームに、突出するポールを有するヘッドレストを取り
付けるための構造において、 前記シートバックフレームの前記フランジ部の近傍に該
表壁と裏壁を接合させた接合部を設け、 概略コの字状に形成されたポール支持部の一端に前記フ
ランジ部を挟み込むように包持する包持部を、他端に該
シートバックフレームの接合部に固定される固定部を有
するとともに、該ポール支持部の上下両壁部にそれぞれ
貫通するポール貫通孔を有するブラケットを設け、 該ブラケットの包持部により前記フランジ部を包持した
状態で前記ブラケットの固定部を前記フランジ部の接合
部に固定手段により固定し、前記ポール支持部のポール
貫通孔に前記ヘッドレストのポールを嵌挿するようにし
たことを特徴とするシートバックフレームのヘッドレス
ト取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663893U JPH0724157U (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | シートバックフレームのヘッドレスト取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663893U JPH0724157U (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | シートバックフレームのヘッドレスト取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724157U true JPH0724157U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=13032881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5663893U Withdrawn JPH0724157U (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | シートバックフレームのヘッドレスト取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724157U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010510122A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 車両シートフレーム及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP5663893U patent/JPH0724157U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010510122A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 車両シートフレーム及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |