JPH08182573A - 座席のフレーム構造 - Google Patents

座席のフレーム構造

Info

Publication number
JPH08182573A
JPH08182573A JP33885694A JP33885694A JPH08182573A JP H08182573 A JPH08182573 A JP H08182573A JP 33885694 A JP33885694 A JP 33885694A JP 33885694 A JP33885694 A JP 33885694A JP H08182573 A JPH08182573 A JP H08182573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper frame
stay holder
frame
seat
side frames
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33885694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Koshiro
城 裕 俊 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP33885694A priority Critical patent/JPH08182573A/ja
Publication of JPH08182573A publication Critical patent/JPH08182573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要最小限の構成部品点数によって簡単に構
成し、シートバックのフレームを補強することなしに所
望とする強度を得る。簡易迅速に座席のフレームを成形
する。部品点数、重量、コスト及びフレーム製作時間を
減少させる。 【構成】 シートバックの上部フレーム12と、上部フ
レーム12の両端から下方に延設された左右サイドフレ
ーム13とを一枚のパネルより連続的に略逆U字状に形
成する。上部フレーム12を断面コ字状に屈折形成す
る。上部フレーム12の上端面12aにステーホルダ挿
通用の方形状の透孔15を形成する。上部フレーム12
の前端面または後端面12b,12cの何れか一方また
は両方にエンボス加工により内側に弯曲するステーホル
ダの支持部21を一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座席のフレーム構造に関
し、更に詳細に説明すると、シートバックの上部フレー
ムと、該上部フレームの両端から下方に延設された左右
サイドフレームとから略逆U字状に形成され、且つ前記
上部フレームと左右サイドフレームとが一枚のパネルよ
り連続的に一体に形成された座席のフレーム構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、座席のフレーム構造は、自動車
の走行中、着座者を安定して保持すると共に、適切な座
り心地感を与え、且つ強度を有していなければならない
ものであった。このため、シートバックフレームにおい
ては上部フレームと左右サイドフレームとを別々に成形
し、これらを点溶接等により接合していた。また、上部
フレームと左右サイドフレームとを一体に形成したフレ
ーム構造も種々提案されている。
【0003】またシートバックフレームの上部フレーム
にヘッドレストを取付ける場合には、上部フレームにホ
ルダブラケットを固着し、このホルダブラケットにステ
ィホルダを支持させ、該スティホルダにヘッドレスト本
体のヘッドレストフレームに連結されたヘッドレストス
ティが挿入保持されるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来構造に
おける座席のフレーム構造においては、上部フレームと
左右サイドフレームとを別々に成形し、これらを点溶接
等により接合しているため、部品点数、重量、コスト及
びフレーム製作時間が増大する欠点を有していた。また
上部フレームと左右サイドフレームとを一体に形成した
場合に、所望とする強度が部分的にオーバー品質となっ
たり、重量が増大する欠点を有していた。また上部フレ
ームにホルダブラケットを固着する場合には、同様に溶
接等により固着しているので、部品点数、重量、コスト
が増大し、作業が煩雑となる欠点を有していた。
【0005】本発明の目的は、必要最小限の構成部品点
数によって簡単に構成し、然も、シートバックのフレー
ムを補強することなしに所望とする強度を得ることがで
き、オーバー品質となることがなく、簡易迅速に座席の
フレームを成形することができ、ホルダブラケットを省
略することができ、部品点数、重量、コスト及びフレー
ム製作時間を減少させることができる経済性に優れた座
席のフレーム構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の座席
のフレーム構造は、シートバックの上部フレームと、該
上部フレームの両端から下方に延設された左右サイドフ
レームとから略逆U字状に形成され、且つ前記上部フレ
ームと左右サイドフレームとが一枚のパネルより連続的
に一体に形成された座席のフレーム構造において、前記
上部フレームが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フ
レームの上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が
形成され、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダ
が挿入されるようになされ、前記ステーホルダの外周面
に対向する上部フレームの縦壁に内側に弯曲するステー
ホルダの支持部が一体に形成されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2に記載の座席のフレーム
構造は、シートバックの上部フレームと、該上部フレー
ムの両端から下方に延設された左右サイドフレームとか
ら略逆U字状に形成され、且つ前記上部フレームと左右
サイドフレームとが一枚のパネルより連続的に一体に形
成された座席のフレーム構造において、前記上部フレー
ムが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フレームの上
端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成され、
前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿入され
るようになされ、前記ステーホルダの外周面に対向する
上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端面の何
れか一方または両方にエンボス加工により内側に弯曲す
るステーホルダの支持部が一体に形成されていることを
特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載の座席のフレーム
構造は、シートバックの上部フレームと、該上部フレー
ムの両端から下方に延設された左右サイドフレームとか
ら略逆U字状に形成され、且つ前記上部フレームと左右
サイドフレームとが一枚のパネルより連続的に一体に形
成された座席のフレーム構造において、前記上部フレー
ムが断面コ字状に屈折形成され、前記左右サイドフレー
ムが断面略コ字状に屈折形成され、前記上部フレームの
上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成さ
れ、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿入
されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対向
する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端面
の何れか一方または両方にエンボス加工により内側に弯
曲するステーホルダの支持部が上下に複数形成されてい
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載の座席のフレーム構造
によれば、上部フレームと左右サイドフレームとが一枚
のパネルより連続的に一体に形成され、前記上部フレー
ムが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フレームの上
端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成され、
前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿入され
るようになされ、前記ステーホルダの外周面に対向する
上部フレームの縦壁に内側に弯曲するステーホルダの支
持部が一体に形成されているので、上部フレームと左右
サイドフレームとを溶接等により接合する必要がなく、
部品点数を減少させることができ、ヘッドレストからの
衝撃、シートバックへの衝撃荷重に耐え得る強度を確保
することができ、また上部フレームの上端面にステーホ
ルダ挿通用の方形状の透孔が形成されているので、ホル
ダブラケットを別途溶着して取付ける必要がなく、また
方形状の透孔の左右両側でステーホルダの左右位置決め
をすることができ、また内側に弯曲するステーホルダの
支持部によりステーホルダの挿入時のガイドとなり、ス
テーホルダの挿入が容易に行え、更に内側に弯曲して形
成されたステーホルダの支持部でステーホルダの前後位
置決めをすることができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の座席のフレーム
構造によれば、上部フレームと左右サイドフレームとが
一枚のパネルより連続的に一体に形成され、前記上部フ
レームが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フレーム
の上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成さ
れ、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿入
されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対向
する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端面
の何れか一方または両方にエンボス加工により内側に弯
曲するステーホルダの支持部が一体に形成されているの
で、上部フレームと左右サイドフレームとを溶接等によ
り接合する必要がなく、部品点数を減少させることがで
き、ヘッドレストからの衝撃、シートバックへの衝撃荷
重に耐え得る強度を確保することができ、またホルダブ
ラケットを別途溶着して取付ける必要がなく、また上部
フレームの縦壁を形成する前端面または後端面の何れか
一方または両方にエンボス加工により内側に弯曲するス
テーホルダの支持部が一体に形成されているので、方形
状の透孔の左右両側でステーホルダの左右位置決めをす
ることができ、また内側に弯曲するステーホルダの支持
部によりステーホルダの挿入時のガイドとなり、ステー
ホルダの挿入が容易に行え、更にエンボス加工により内
側に弯曲して形成されたステーホルダの支持部でステー
ホルダの前後位置決めをすることができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の座席のフレーム
構造によれば、上部フレームと左右サイドフレームとが
一枚のパネルより連続的に一体に形成され、前記上部フ
レームが断面コ字状に屈折形成され、前記左右サイドフ
レームが断面略コ字状に屈折形成され、前記上部フレー
ムの上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成
され、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿
入されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対
向する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端
面の何れか一方または両方にエンボス加工により内側に
弯曲するステーホルダの支持部が上下に複数形成されて
いるので、上部フレームと左右サイドフレームとを溶接
等により接合する必要がなく、部品点数を減少させるこ
とができ、ヘッドレストからの衝撃、シートバックへの
衝撃荷重に耐え得る強度を確保することができ、またホ
ルダブラケットを別途溶着して取付ける必要がなく、ま
た上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端面の
何れか一方または両方にエンボス加工により内側に弯曲
するステーホルダの支持部が上下に複数形成されている
ので、方形状の透孔の左右両側でステーホルダの左右位
置決めをすることができ、また内側に弯曲するステーホ
ルダの支持部によりステーホルダの挿入時のガイドとな
り、ステーホルダの挿入が容易に行え、更にエンボス加
工により内側に弯曲して形成された複数の支持部で、よ
り確実にステーホルダの前後位置決めをすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下本発明に係る座席のフレーム構造を図面
を参照して詳述する。図1乃至図4には本発明に係る座
席のフレーム構造の一実施例が夫々示されており、本実
施例では車両用シートのシートバックに本発明を適用し
た場合として説明するが、これに限定されるものではな
く、種々のシートフレームに適用することができる。
【0013】車両用シートのシートバックフレーム11
は、図2に示す如く、シートバックの上部フレーム12
と、該上部フレーム12の両端から下方に延設された左
右サイドフレーム13とから略逆U字状に形成されてい
る。
【0014】前記上部フレーム12と左右サイドフレー
ム13とは、一枚のパネルより連続的に一体に形成され
る。尚、下部フレームを一体に形成し、または下部フレ
ームを左右サイドフレーム13の下部に連結してもよ
い。尚、サイドフレーム13,13間にはシートスプリ
ングやランバーサポートが設けられる。
【0015】前記上部フレーム12は、図1に示す如
く、断面コ字状に形成され、水平方向に延びる上端面1
2aを中央として、前後に縦壁となる前側面12b、後
端面12cが形成されている。
【0016】図2に示す如く、前記上部フレーム12の
上端面12aには、本実施例ではヘッドレストのステー
ホルダ31挿通用の方形状の透孔15が左右一対形成さ
れている。尚、この方形状の透孔15は左右一対形成さ
れているが、ヘッドレストステーの数に対応するもので
あればよい。
【0017】図2に示す如く、前記左右サイドフレーム
13は断面略コ字状に形成され、この左右サイドフレー
ム13の断面略コ字状の形状は下方に行くに従い、幅広
に形成され、且つ後方に弯曲して形成されている。尚、
左右サイドフレーム13は断面略コ字状に形成されるも
のに限定されるものではなく、断面L字状であってもよ
い。
【0018】図1及び図4に示す如く、ステーホルダ3
1は頭部32と、この頭部32から下方に延びる胴部3
3及び先端の楔状部35とから形成されている。尚、ス
テーホルダ31の形状は図示のものに限定されるもので
はない。また、図3及び図4中、符号41はシートバッ
クのパッド材、42はパッド材41を被覆する表皮材で
ある。
【0019】図3に示す如く、ステーホルダ31の頭部
32は上端面12aに形成された方形状の透孔15の左
右両側に係合され、ステーホルダ31の左右位置決めが
なされる。また、方形状の透孔15はステーホルダ31
の回転を規制している。
【0020】図1及び図4に夫々示す如く、ステーホル
ダ31の胴部33と対向する上部フレーム12の前端面
12bには、上下2箇所にエンボス加工により内側に弯
曲するステーホルダ31の支持部21が形成されてい
る。
【0021】尚、支持部21は上部フレーム12の縦壁
を形成する前端面12bまたは後端面12cの何れか一
方または両方に形成することができる。またエンボス加
工により内側に弯曲して形成されるステーホルダ31の
支持部21は上下に2箇所形成されるものに限定される
ものではなく、1箇所であってもよく、または3箇所以
上であってもよい。
【0022】また、図5に示す如く、上部フレーム12
の縦壁を形成する前端面12b及び後端面12cの間隔
が少ない場合には、前端面12b及び後端面12cを内
側に多少弯曲させることにより、ステーホルダ31の先
端の楔状部35を前端面12b及び後端面12cの下端
に係止させることができる。
【0023】また、図6は上部フレーム12の縦壁を形
成する前端面12b及び後端面12cの両方にエンボス
加工により内側に弯曲するステーホルダ31の支持部2
1を形成した場合を示すものである。
【0024】図7及び図8には、本発明に係わる座席の
フレーム構造の異なる実施例が示されており、この実施
例では、上部フレーム12の水平方向に延びる上端面1
2aに円形状の小孔からなる透孔15が形成され、前後
の縦壁となる前端面12b及び後端面12cに夫々内側
に突出するビード22が形成されているものである。
【0025】前記内側に突出するビード22の下端22
aにステーホルダ31の先端の楔状部35が係止され
る。また内側に突出するビード22に対応して、ステー
ホルダ31の胴部33に凹状部33aが形成され、ビー
ド22と胴部33の凹状部33aが係合することによ
り、左右方向及び前後方向に移動するのを防止すること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上が本発明に係る座席のフレーム構造
の一実施例の構成であるが、本発明の請求項1に記載の
座席のフレーム構造によれば、上部フレームと左右サイ
ドフレームとが一枚のパネルより連続的に一体に形成さ
れ、前記上部フレームが断面コ字状に屈折形成され、前
記上部フレームの上端面にステーホルダ挿通用の方形状
の透孔が形成され、前記上端面の方形状の透孔よりステ
ーホルダが挿入されるようになされ、前記ステーホルダ
の外周面に対向する上部フレームの縦壁に内側に弯曲す
るステーホルダの支持部が一体に形成されているので、
上部フレームと左右サイドフレームとを溶接等により接
合する必要がなく、部品点数を減少させることができ、
ヘッドレストからの衝撃、シートバックへの衝撃荷重に
耐え得る強度を確保することができ、また上部フレーム
の上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成さ
れているので、ホルダブラケットを別途溶着して取付け
る必要がなく、また方形状の透孔の左右両側でステーホ
ルダの左右位置決めをすることができ、また内側に弯曲
するステーホルダの支持部によりステーホルダの挿入時
のガイドとなり、ステーホルダの挿入が容易に行え、更
に内側に弯曲して形成されたステーホルダの支持部でス
テーホルダの前後位置決めをすることができる。
【0027】本発明の請求項2に記載の座席のフレーム
構造によれば、上部フレームと左右サイドフレームとが
一枚のパネルより連続的に一体に形成され、前記上部フ
レームが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フレーム
の上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成さ
れ、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿入
されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対向
する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端面
の何れか一方または両方にエンボス加工により内側に弯
曲するステーホルダの支持部が一体に形成されているの
で、上部フレームと左右サイドフレームとを溶接等によ
り接合する必要がなく、部品点数を減少させることがで
き、ヘッドレストからの衝撃、シートバックへの衝撃荷
重に耐え得る強度を確保することができ、またホルダブ
ラケットを別途溶着して取付ける必要がなく、また上部
フレームの縦壁を形成する前端面または後端面の何れか
一方または両方にエンボス加工により内側に弯曲するス
テーホルダの支持部が一体に形成されているので、方形
状の透孔の左右両側でステーホルダの左右位置決めをす
ることができ、また内側に弯曲するステーホルダの支持
部によりステーホルダの挿入時のガイドとなり、ステー
ホルダの挿入が容易に行え、更にエンボス加工により内
側に弯曲して形成されたステーホルダの支持部でステー
ホルダの前後位置決めをすることができる。
【0028】本発明の請求項3に記載の座席のフレーム
構造によれば、上部フレームと左右サイドフレームとが
一枚のパネルより連続的に一体に形成され、前記上部フ
レームが断面コ字状に屈折形成され、前記左右サイドフ
レームが断面略コ字状に屈折形成され、前記上部フレー
ムの上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成
され、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿
入されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対
向する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端
面の何れか一方または両方にエンボス加工により内側に
弯曲するステーホルダの支持部が上下に複数形成されて
いるので、上部フレームと左右サイドフレームとを溶接
等により接合する必要がなく、部品点数を減少させるこ
とができ、ヘッドレストからの衝撃、シートバックへの
衝撃荷重に耐え得る強度を確保することができ、またホ
ルダブラケットを別途溶着して取付ける必要がなく、ま
た上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端面の
何れか一方または両方にエンボス加工により内側に弯曲
するステーホルダの支持部が上下に複数形成されている
ので、方形状の透孔の左右両側でステーホルダの左右位
置決めをすることができ、また内側に弯曲するステーホ
ルダの支持部によりステーホルダの挿入時のガイドとな
り、ステーホルダの挿入が容易に行え、更にエンボス加
工により内側に弯曲して形成された複数の支持部で、よ
り確実にステーホルダの前後位置決めをすることができ
る。
【0029】本発明によれば、必要最小限の構成部品点
数によって簡単に構成し、然も、シートバックのフレー
ムを補強することなしに所望とする強度を得ることがで
き、オーバー品質となることがなく、簡易迅速に座席の
フレームを成形することができ、部品点数、重量、コス
ト及びフレーム製作時間を減少させることができる座席
のフレーム構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座席のフレーム構造の上部フレー
ムの斜視図。
【図2】本発明に係る座席のフレーム構造の斜視図。
【図3】本発明に係る座席のフレーム構造の図1におけ
るA−A線断面図。
【図4】本発明に係る座席のフレーム構造の図1におけ
るB−B線断面図。
【図5】本発明に係る座席のフレーム構造の異なる実施
例を示す断面図。
【図6】本発明に係る座席のフレーム構造の水平断面
図。
【図7】本発明に係る座席のフレーム構造の異なる実施
例を示す斜視図。
【図8】本発明に係る座席のフレーム構造の異なる実施
例を示す水平断面図。
【符号の説明】
11 シートバックフレーム 12 上部フレーム 12a 上端部 12b 前端面 12c 後端面 13 左右サイドフレーム 15 透孔 21 支持部 22 ビード 31 ステーホルダ 32 頭部 33 胴部 33a 凹状部 35 楔状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上部フレームと、該上部
    フレームの両端から下方に延設された左右サイドフレー
    ムとから略逆U字状に形成され、且つ前記上部フレーム
    と左右サイドフレームとが一枚のパネルより連続的に一
    体に形成された座席のフレーム構造において、前記上部
    フレームが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フレー
    ムの上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成
    され、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿
    入されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対
    向する上部フレームの縦壁に内側に弯曲するステーホル
    ダの支持部が一体に形成されていることを特徴とする座
    席のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 シートバックの上部フレームと、該上部
    フレームの両端から下方に延設された左右サイドフレー
    ムとから略逆U字状に形成され、且つ前記上部フレーム
    と左右サイドフレームとが一枚のパネルより連続的に一
    体に形成された座席のフレーム構造において、前記上部
    フレームが断面コ字状に屈折形成され、前記上部フレー
    ムの上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形成
    され、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが挿
    入されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に対
    向する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後端
    面の何れか一方または両方にエンボス加工により内側に
    弯曲するステーホルダの支持部が一体に形成されている
    ことを特徴とする座席のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 シートバックの上部フレームと、該上部
    フレームの両端から下方に延設された左右サイドフレー
    ムとから略逆U字状に形成され、且つ前記上部フレーム
    と左右サイドフレームとが一枚のパネルより連続的に一
    体に形成された座席のフレーム構造において、前記上部
    フレームが断面コ字状に屈折形成され、前記左右サイド
    フレームが断面略コ字状に屈折形成され、前記上部フレ
    ームの上端面にステーホルダ挿通用の方形状の透孔が形
    成され、前記上端面の方形状の透孔よりステーホルダが
    挿入されるようになされ、前記ステーホルダの外周面に
    対向する上部フレームの縦壁を形成する前端面または後
    端面の何れか一方または両方にエンボス加工により内側
    に弯曲するステーホルダの支持部が上下に複数形成され
    ていることを特徴とする座席のフレーム構造。
JP33885694A 1994-12-28 1994-12-28 座席のフレーム構造 Pending JPH08182573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33885694A JPH08182573A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 座席のフレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33885694A JPH08182573A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 座席のフレーム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08182573A true JPH08182573A (ja) 1996-07-16

Family

ID=18322051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33885694A Pending JPH08182573A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 座席のフレーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08182573A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014189061A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Nihon Technica Co Ltd シートバックのアッパーフレーム
US9694730B2 (en) 2013-06-20 2017-07-04 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat
JP2019093828A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 日本テクニカ株式会社 アッパーフレームのヘッドレストサポート保持構造。
JP2019119282A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日本テクニカ株式会社 アッパーフレーム
JP2020142700A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014189061A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Nihon Technica Co Ltd シートバックのアッパーフレーム
US9694730B2 (en) 2013-06-20 2017-07-04 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat
JP2019093828A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 日本テクニカ株式会社 アッパーフレームのヘッドレストサポート保持構造。
JP2019119282A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日本テクニカ株式会社 アッパーフレーム
JP2020142700A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08214987A (ja) 座席のフレーム構造
CA2361522C (en) Seat back frame assembly for vehicle seat
JPH02149545U (ja)
JPH0928501A (ja) 座席のフレーム構造
JPH08182573A (ja) 座席のフレーム構造
JP5451060B2 (ja) 二三輪車用シート及びその製造方法
JP7053354B2 (ja) 乗物用シート
JPH06154061A (ja) 車両用ロングシート
JPH0686612U (ja) スピーカ内蔵シートの構造
JPH08173271A (ja) 座席のフレーム構造
JP5733936B2 (ja) 車両用シート
JP6880426B2 (ja) 車両用シート
JP4253958B2 (ja) 子供用シートの取付構造
JP7174221B2 (ja) 乗物用シート
JPH0430934Y2 (ja)
JPS5937078Y2 (ja) 車両用座席
JP2523407Y2 (ja) シートクッションのばね装置
JPH09308543A (ja) シートバックフレーム
JPH0322027Y2 (ja)
JP2021066435A (ja) 車両用シート
JPH0347561Y2 (ja)
JPH0644460U (ja) 車両用シート
JP2022154848A (ja) シートフレーム及び車両用シート
JP6040009B2 (ja) 乗物用シート
JP2022187384A (ja) 乗物用シート