JP3186085B2 - シートバツクフレーム - Google Patents

シートバツクフレーム

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JP3186085B2
JP3186085B2 JP12141191A JP12141191A JP3186085B2 JP 3186085 B2 JP3186085 B2 JP 3186085B2 JP 12141191 A JP12141191 A JP 12141191A JP 12141191 A JP12141191 A JP 12141191A JP 3186085 B2 JP3186085 B2 JP 3186085B2
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田 智 寛 濱
松 二三男 若
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は車両用のシートに採用さ
せるシートバツクフレームに関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のシートバツクフレームと
しては、実開昭61−135736号公報に示されるも
のが知られている。これは、略逆U字形状を呈するメイ
ンフレームと、該メインフレームの両端を連結するクロ
スメンバと、該メインフレームの両端に夫々固定されリ
クライニング機構が連結される取付アームとを有するも
のであつて、メインフレームとクロスメンバとは、クロ
スメンバの端をメインフレームに直接つき当てた状態で
溶接することにより連結されており、又、取付アームは
板状を呈しボルト等により直接メインフレームに固定さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シートバツクに荷重が
加わつた際、シートバツクは、その荷重をできるだけ受
けてリクライニング機構に入力されないようにすると共
にその荷重によつて変形等が起きないようにすることが
望ましい。しかし、上記したシートバツクフレームであ
ると、メインフレームの両端はクロスメンバをメインフ
レームにつき当てた状態で溶接するのみで連結しており
且つ取付アームは板状を呈しボルトによりメインフレー
ムに固定されているのみであるので、シートバツクに荷
重が加わつた際、メインフレームとクロスメンバとの連
結部及びメインフレームと取付アームとの連結部におけ
る剛性が弱く、結果的にメインフレームのみでその荷重
すべてを受けることとなる。このため、メインフレーム
は高剛性のものが要求され、メインフレームの重量は大
幅に増大することとなる。
【0005】故に、本発明は、メインフレームの軽量化
を計ることを、その技術的課題とするものものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた第1の技術的手段は、略
逆U字形状を呈するメインフレームと、該メインフレー
ムの両端を連結するクロスメンバと、前記クロスメンバ
の中央部と前記メインフレームの両側部分とを連結する
リインフオースメントとを有するシートバツクフレーム
において、前記クロスメンバは二股状の突起を持つ断面
略鍵穴形状を呈しており、前記メインフレームの両端に
は前記クロスメンバの断面と一致し、前記クロスメンバ
が嵌合される略鍵穴形状の嵌合穴が形成され、前記クロ
スメンバの二股状の前記突起の間には前記リインフオー
スメントが嵌合するようにしたことと、又、第2の技術
的手段は、取付アームをその両側に前記メインフレーム
を抱かえ込むように折り曲げられて形成されたフランジ
部を持つ断面略コ字状とし、前記フランジ部の一部に折
曲部をまたぐくぼみ部を形成したことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。シート
バツクに荷重が加わつた際、その荷重は、メインフレー
ムのみでなく、クロスメンバとメインフレームの嵌合穴
との鍵状嵌合による剛性向上及び取付アームのフランジ
部によるメンンフレームの抱かえ込みによる剛性向上に
より、クロスメンバ及び取付アームによつても荷重を受
け得る。これにより、メインフレームで受けるべき荷重
が軽減され、メインフレームを低剛性のものにし得る。
この結果、メインフレームの軽量化を達成し得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1及び図2に示されるように、断面矩形
形状を呈するメインフレーム1は略逆U字形状を呈して
いる。このメインフレーム1の下部両端はクロスメンバ
2により連結されている。又、メインフレーム1の両側
部はクロスメンバ2に連結された略V字形状のリインフ
オースメント3により連結されている。更に、クロスメ
ンバ1の下部両端にはリクライニング機構(図示せず)
が連結される取付アーム4が夫々固定されている。
【0011】図1ないし図3に示されるように、クロス
メンバ2は断面円形形状を呈しており、外周に起立した
二股状の突部5がその長手方向に沿つて形成されてい
る。これにより、全体としてクロスメンバ2は略鍵穴形
状を呈する。メインフレーム1の下部両端となる両側部
下方には夫々クロスメンバ2の鍵穴形状と合致する鍵穴
形状の嵌合穴6が形成されている。クロスメンバ2の両
端はこの嵌合部6に鍵穴形状を一致させた状態で嵌合さ
れ且つ突部5により回り止めされた状態で溶接によりメ
インフレーム1に強固に固定される。このように、クロ
スメンバ3はメインフレーム1に鍵穴形状の嵌合で強固
に固定されるため、その連結部において高い剛性を得る
ことができる。これにより、メインフレームの下部両端
はクロスメンバ2を介して連結された状態となる。
【0012】図1及び図2に示されるように、略V字形
状を呈するリインフオースメント3は線状材よりなり、
折曲部3aにて二股状間に嵌合された形で突部5に嵌合
固定され、両端にてメインフレーム2の両側部上方に溶
接によつて固定される。これにより、メインフレーム1
の両側部はリンフフオースメント3を介して連結された
状態となる。
【0013】図1,図2,図4及び図5に示されるよう
に、取付アーム4は両側にフランジ部4aが形成された
断面コ字状を呈しており、本体部4bにはメインフレー
ム1への固定のためのボルト7,8が挿通される貫通穴
9,10及びリクライング機構を固定するためのボルト
(図示せず)が螺合されるナツト部材11を裏側に有す
る貫通穴12が夫々形成されている。又、メインフレー
ム1の両側部下方の嵌合穴6より上方にはボルト7が螺
合するナツト部材13が回り止めされて溶接により固定
されており、クロスメンバ2の両端部にはボルト8が螺
合するナツト穴14が形成されている。取付アーム4
は、このボルト7,8とナツト部材13及びナツト穴1
4との螺合により、本体部4bがメインフレーム1の側
部と対向し且つフランジ部4aにてメインフレーム1の
側部を抱き込む形で、メインフレーム1の両側部下方に
夫々強固に固定される。このように、取付アーム4はフ
ランジ部4aにてメインフレーム1の側部を抱き込む形
でメインフレーム1の側部下方に強固に固定されるた
め、その連結部において高い剛性を得るとができる。更
に、取付アーム4にはフランジ部4aから折曲部を介し
て本体部4aまでまたぐ形のくぼみ部4cが形成されて
おり、取付アーム4cはこのくぼみ部4cにて塑性変形
可能となつている。
【0014】尚、メインフレームの上部にはヘツドレス
トを支持するためのガイド部材15が溶接により固定さ
れている。
【0015】次に本発明の作動について説明する。
【0016】図1において、シートバツクに荷重が加わ
ると、その荷重は、メインフレーム1とクロスメンバ2
との連結部及びメインフレーム1と取付アーム4との連
結部における剛性向上により、メインフレーム1,クロ
スメンバ2及び取付アーム4にて分担して受けられる。
これにより、メインフレーム1で受けるべき荷重が軽減
され、メインフレーム1を軽合金等の低剛性のものにす
ることができる。この結果、メインフレーム1の軽量化
を計ることができ、シート全体としての軽量化ひいては
シートが搭載される車両自体の重量低減による燃費向上
等に寄与することができる。又、メインフレーム1の下
部両端はメインフレーム1に強固に固定されたクロスメ
ンバを介して連結されるため、シートバツクに荷重が加
わつた際におけるメインフレーム1の下方に発生するね
じれに対する剛性を向上させることができる。更に、リ
インフオースメント3はクロスメンバ2の突部5に嵌合
された上で溶接されて固定されるため、その連結部にお
ける剛性が向上し、クロスメンバ2をも軽合金等の低剛
性のものを選定することができると共にクロスメンバ2
に対するリインフオースメント3の位置決めを容易とな
り、組付け性を向上させることができる。その上、取付
アーム4には、取付アーム4を塑性変形可能とするくぼ
み部4cが形成されているため、取付アーム4にて受け
る荷重を取付アーム4のくぼみ部4cでの塑性変形によ
り吸収することができ、リクラインング機構への荷重伝
達を軽減することができる。これにより、リクライニン
グ機構の破壊を防止すること共に薄型化を達成すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、第1の技術的手段である、略
逆U字形状を呈するメインフレームと、該メインフレー
ムの両端を連結するクロスメンバとを有するシートバツ
クフレームにおいて、前記クロスメンハは突部を持つ断
面略鍵穴形状を呈しており、前記メインフレームの両端
には前記クロスメンバが嵌合される前記クロスメンバの
断面形状と一致する略鍵穴形状の嵌合穴が形成されたシ
ートバツクフレームであり、且つ第2の技術的手段であ
る、略逆U字形状を呈するメインフレームと、該メイン
フレームの両端に夫々固定されリクライニング機構が連
結される取付アームとを有するシートバツクフレームに
おいて、前記取付アームはその両側に前記メインフレー
ムを抱かえ込むように折り曲げられて形成されたフラン
ジ部を持つ断面略コ字状を呈しており、前記フランジ部
の一部には折曲部をまたぐくぼみ部が形成されたシート
バツクフレームであるので、以下の如く効果を有する。
【0018】第1の技術的手段又は第2の技術的手段に
より、シートバツクに荷重が加わつた際、その荷重を、
メインフレームのみでなく、クロスメンバとメインフレ
ームの嵌合穴との鍵状嵌合による剛性向上及び取付アー
ムのフランジ部によるメンンフレームの抱かえ込みによ
る剛性向上により、クロスメンバ及び取付アームによつ
ても荷重を受けることができる。これにより、メインフ
レームで受けるべき荷重が軽減され、メインフレームを
低剛性のものとすることができる。この結果、メインフ
レームの軽量化を計ることことができ、シート全体とし
ての軽量化ひいてはシートが搭載される車両自体の重量
低減による燃費向上等に寄与することができる。
【0019】第1の技術的手段により、シートバツクに
荷重が加わつた際におけるメインフレーム1の下方に発
生するねじれに対する剛性を向上させることができる。
第2の技術的手段により、取付アームにて受ける荷重を
取付アームのくぼみ部での塑性変形により吸収すること
ができ、リクラインング機構への荷重伝達を軽減するこ
とができる。これにより、リクライニング機構の破壊を
防止すること共に薄型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシートバツクフレームの斜視図
である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1のC−C線断面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 メインフレーム 2 クロスメンバ3 リインフオースメント 5 突部 6 嵌合穴 4 取付アーム 4a フランジ部 4c くぼみ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−73316(JP,A) 特開 昭56−161011(JP,A) 特開 昭60−151135(JP,A) 実開 昭63−189035(JP,U) 実開 昭57−85962(JP,U) 実開 昭60−88841(JP,U) 実開 平1−131388(JP,U) 実開 昭63−155467(JP,U) 実開 昭62−141360(JP,U) 実開 昭62−70851(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/40 B60N 2/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略逆U字形状を呈するメインフレーム
    と、該メインフレームの両端を連結するクロスメンバ
    と、前記クロスメンバの中央部と前記メインフレームの
    両側部分とを連結するリインフオースメントとを有する
    シートバツクフレームにおいて、前記クロスメンバは二
    股状の突起を持つ断面略鍵穴形状を呈しており、前記メ
    インフレームの両端には前記クロスメンバの断面と一致
    し、前記クロスメンバが嵌合される略鍵穴形状の嵌合穴
    が形成され、前記クロスメンバの二股状の前記突起の間
    には前記リインフオースメントが嵌合することを特徴と
    するシートバツクフレーム。
  2. 【請求項2】 略逆U時形状を呈するメインフレーム
    と、該メインフレームの両端に夫々固定されリクライニ
    ング機構が連結される取付アームとを有するシートバツ
    クフレームにおいて、前記取付アームはその両側に前記
    メインフレームを抱かえ込むように折り曲げられて形成
    されたフランジ部を持つ断面略コ字状を呈しており、前
    記フランジ部の一部には折曲部をまたぐくぼみ部が形成
    されたシートバツクフレーム。
JP12141191A 1991-05-27 1991-05-27 シートバツクフレーム Expired - Fee Related JP3186085B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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