JP3462137B2 - 車体のリヤフロア構造 - Google Patents
車体のリヤフロア構造Info
- Publication number
- JP3462137B2 JP3462137B2 JP2000038400A JP2000038400A JP3462137B2 JP 3462137 B2 JP3462137 B2 JP 3462137B2 JP 2000038400 A JP2000038400 A JP 2000038400A JP 2000038400 A JP2000038400 A JP 2000038400A JP 3462137 B2 JP3462137 B2 JP 3462137B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross member
- rear floor
- seat
- lock
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体のリヤフロア構
造に関し、特にチャイルドシートを取付けるためのロッ
ク金具を配設したリヤフロア構造に関するものである。
造に関し、特にチャイルドシートを取付けるためのロッ
ク金具を配設したリヤフロア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チャイルドシートを車両用シートに装着
する方式のISO規格として、図6に示すように、車両
用シート20のシートクッション21上にチャイルドシ
ート23を設置し、シートクッション21の後端後部で
かつシートバック22の下端下部の位置に、丸棒をハッ
ト断面形状ないしコ字状に折り曲げ成形したロック金具
24を車体側に固着して配設し、シートクッション21
上に配置したチャイルドシート23の後部下端から後方
に延出した連結具25の後端に設けられた係止溝26内
にロック金具24の先端部を挿入して係合させることに
より、チャイルドシート23を固定するようにしたもの
が提案されている。
する方式のISO規格として、図6に示すように、車両
用シート20のシートクッション21上にチャイルドシ
ート23を設置し、シートクッション21の後端後部で
かつシートバック22の下端下部の位置に、丸棒をハッ
ト断面形状ないしコ字状に折り曲げ成形したロック金具
24を車体側に固着して配設し、シートクッション21
上に配置したチャイルドシート23の後部下端から後方
に延出した連結具25の後端に設けられた係止溝26内
にロック金具24の先端部を挿入して係合させることに
より、チャイルドシート23を固定するようにしたもの
が提案されている。
【0003】上記ロック金具24は、各チャイルドシー
トに一対づつリヤフロアの左右方向に複数対配設され、
かつ各対のロック金具24はその先端部で所定の強度と
剛性が要求されるとともに位置精度が要求されるため、
乗用車等、リヤフロアとシートクッション21との間で
段差が小さい場合は、図7に示すように、取付強度を確
保するためのロック金具取付板27を用い、これに治具
を用いて両ロック金具24を位置決めした状態でその基
部を溶接固着し、このロック金具取付板27をリヤフロ
アに固定ボルト28等で締結固定して取付けている。な
お、リヤフロアは車幅方向両側部で隆起している場合が
あり、それ場合ロック金具取付板27は平板でなく、中
間部で屈曲しており、ロック金具24の形状も車幅方向
外側のものと内側のもので異なっている。
トに一対づつリヤフロアの左右方向に複数対配設され、
かつ各対のロック金具24はその先端部で所定の強度と
剛性が要求されるとともに位置精度が要求されるため、
乗用車等、リヤフロアとシートクッション21との間で
段差が小さい場合は、図7に示すように、取付強度を確
保するためのロック金具取付板27を用い、これに治具
を用いて両ロック金具24を位置決めした状態でその基
部を溶接固着し、このロック金具取付板27をリヤフロ
アに固定ボルト28等で締結固定して取付けている。な
お、リヤフロアは車幅方向両側部で隆起している場合が
あり、それ場合ロック金具取付板27は平板でなく、中
間部で屈曲しており、ロック金具24の形状も車幅方向
外側のものと内側のもので異なっている。
【0004】また、リヤフロアとシートクッション21
との間で段差が大きい場合は、図8に示すように、シー
トクッションフレーム29又はシートバックフレームに
ロック金具24を取付けている。
との間で段差が大きい場合は、図8に示すように、シー
トクッションフレーム29又はシートバックフレームに
ロック金具24を取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示し
たような構成では、ロック金具24を取付けるためだけ
のために所定の強度を確保できる板厚の大きなロック金
具取付板27を必要としたり、このロック金具取付板2
7にロック金具24を取付ける時に複雑な治具が必要に
なり、部品コストや取付コストが高くなってコスト面で
不利であるという問題がある。
たような構成では、ロック金具24を取付けるためだけ
のために所定の強度を確保できる板厚の大きなロック金
具取付板27を必要としたり、このロック金具取付板2
7にロック金具24を取付ける時に複雑な治具が必要に
なり、部品コストや取付コストが高くなってコスト面で
不利であるという問題がある。
【0006】また、図8に示したような構成では、シー
トのフレームで荷重を受けるため、シートレッグやヒン
ジ等を補強する必要があり、構造的に不利であるという
問題がある。
トのフレームで荷重を受けるため、シートレッグやヒン
ジ等を補強する必要があり、構造的に不利であるという
問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、チャ
イルドシート取付用のロック金具を位置精度と支持剛性
を確保しながら低コストで取付けることができる車体の
リヤフロア構造を提供することを目的とする。
イルドシート取付用のロック金具を位置精度と支持剛性
を確保しながら低コストで取付けることができる車体の
リヤフロア構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車体のリヤフロ
ア構造は、リヤフロア上でリヤシートの後部の位置に車
体幅方向に延びるクロスメンバを配設するとともに、こ
のクロスメンバの両端部を、リヤシートの支持ブラケッ
トをリヤフロアに固定する固定ボルトにて共締めにてリ
ヤフロアに固定し、リヤシート上に載置したチャイルド
シートを固定するためのロック金具をクロスメンバに固
着してその先端部を前方に延出させたものである。
ア構造は、リヤフロア上でリヤシートの後部の位置に車
体幅方向に延びるクロスメンバを配設するとともに、こ
のクロスメンバの両端部を、リヤシートの支持ブラケッ
トをリヤフロアに固定する固定ボルトにて共締めにてリ
ヤフロアに固定し、リヤシート上に載置したチャイルド
シートを固定するためのロック金具をクロスメンバに固
着してその先端部を前方に延出させたものである。
【0009】この構成によると、クロスメンバにロック
金具を固着しているので高い支持剛性を容易に確保で
き、またロック金具が1本のメンバ上に取付けられるた
め、簡単な治具を用いて作業性良く高いピッチ精度で取
付けることができ、またロック金具の基本形状を同一に
できてコストを低減でき、またクロスメンバの両端部を
支持ブラケットと共締めにてリヤフロアに固定している
ので、リヤフロアに別の取付穴を設ける必要がなくかつ
クロスメンバを取付けない場合のカバーも必要でないた
め低コスト化を図ることができ、またリヤシートとクロ
スメンバを接近させて配設できるためロック金具の長さ
を短くできて支持剛性を向上でき、さらに支持ブラケッ
トがクロスメンバにて連結されるのでリヤシートの支持
剛性も向上することができる。
金具を固着しているので高い支持剛性を容易に確保で
き、またロック金具が1本のメンバ上に取付けられるた
め、簡単な治具を用いて作業性良く高いピッチ精度で取
付けることができ、またロック金具の基本形状を同一に
できてコストを低減でき、またクロスメンバの両端部を
支持ブラケットと共締めにてリヤフロアに固定している
ので、リヤフロアに別の取付穴を設ける必要がなくかつ
クロスメンバを取付けない場合のカバーも必要でないた
め低コスト化を図ることができ、またリヤシートとクロ
スメンバを接近させて配設できるためロック金具の長さ
を短くできて支持剛性を向上でき、さらに支持ブラケッ
トがクロスメンバにて連結されるのでリヤシートの支持
剛性も向上することができる。
【0010】また、リヤフロアの支持ブラケットの取付
面を後方に向けて上がる傾斜面とすると、クロスメンバ
が上方寄りに配設されるため、ロック金具の向きを衝突
時の引張方向(水平前向き)に近づけることができて支
持剛性を向上でき、また同作用を得るための嵩上げ用の
別のブラケットを必要としないので、低コストにて構成
できる。
面を後方に向けて上がる傾斜面とすると、クロスメンバ
が上方寄りに配設されるため、ロック金具の向きを衝突
時の引張方向(水平前向き)に近づけることができて支
持剛性を向上でき、また同作用を得るための嵩上げ用の
別のブラケットを必要としないので、低コストにて構成
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車体のリヤフロア
構造の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明
する。
構造の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明
する。
【0012】1はリヤフロアメンバで、その後部の車体
幅方向両側部には隆起部2が膨出形成されるとともにそ
れらの間に凹部3が形成され、隆起部2、2間にデッキ
ボード(図示せず)を架設して凹部3内を収納空間とし
て利用するように構成されている。隆起部2の前面は後
方に向けて上方に傾斜する傾斜面4にて構成されてい
る。
幅方向両側部には隆起部2が膨出形成されるとともにそ
れらの間に凹部3が形成され、隆起部2、2間にデッキ
ボード(図示せず)を架設して凹部3内を収納空間とし
て利用するように構成されている。隆起部2の前面は後
方に向けて上方に傾斜する傾斜面4にて構成されてい
る。
【0013】リヤフロアメンバ1の隆起部2の前方部に
はリヤシート5が配設され、その後端部を支持する支持
ブラケット6が傾斜面4に取付けられている。リヤシー
ト5は、シートクッション7とその後端部から上方に向
けて配設されたシートバック8にて構成されている。シ
ートバック8の下端部はリクライニング機構9を介して
支持ブラケット6にて前後方向にリクライニング可能に
支持されている。リクライニング機構9は、シートバッ
ク8の両側下部に固定されたヒンジブラケット11を枢
軸10を介して支持ブラケット6にて前後に揺動自在に
支持して構成され、かつヒンジブラケット11に形成さ
れた係止歯11aに係止機構(図示せず)を係止するこ
とによって任意の揺動位置で係止固定できるように構成
されている。
はリヤシート5が配設され、その後端部を支持する支持
ブラケット6が傾斜面4に取付けられている。リヤシー
ト5は、シートクッション7とその後端部から上方に向
けて配設されたシートバック8にて構成されている。シ
ートバック8の下端部はリクライニング機構9を介して
支持ブラケット6にて前後方向にリクライニング可能に
支持されている。リクライニング機構9は、シートバッ
ク8の両側下部に固定されたヒンジブラケット11を枢
軸10を介して支持ブラケット6にて前後に揺動自在に
支持して構成され、かつヒンジブラケット11に形成さ
れた係止歯11aに係止機構(図示せず)を係止するこ
とによって任意の揺動位置で係止固定できるように構成
されている。
【0014】リヤフロアメンバ1上でリヤシート5の後
部位置には、図2〜図5に示すような車体幅方向に延び
るクロスメンバ12が配設されている。クロスメンバ1
2は、パイプ材にて構成されるとともに、その両端部は
板材を扁平な凹形状に曲げ加工して構成された取付ブラ
ケット13の内面に溶接固着されている。取付ブラケッ
ト13はクロスメンバ12の両端より外側に延出され、
その延出部の底面に取付穴14が形成されている。この
取付穴14は支持ブラケット6に形成されている前後一
対の取付穴(図示せず)の内の後側の取付穴と合致する
ように配置されており、図3に示すように、取付ブラケ
ット13を支持ブラケット6の固定ボルト15にて共締
めによってリヤフロアメンバ1の傾斜面4に固定するよ
うに構成されている。図3において、18は傾斜面4の
裏面に配設された補強部材であり、支持ブラケット6及
びクロスメンバ12の取付強度と剛性を確保するために
設けられている。
部位置には、図2〜図5に示すような車体幅方向に延び
るクロスメンバ12が配設されている。クロスメンバ1
2は、パイプ材にて構成されるとともに、その両端部は
板材を扁平な凹形状に曲げ加工して構成された取付ブラ
ケット13の内面に溶接固着されている。取付ブラケッ
ト13はクロスメンバ12の両端より外側に延出され、
その延出部の底面に取付穴14が形成されている。この
取付穴14は支持ブラケット6に形成されている前後一
対の取付穴(図示せず)の内の後側の取付穴と合致する
ように配置されており、図3に示すように、取付ブラケ
ット13を支持ブラケット6の固定ボルト15にて共締
めによってリヤフロアメンバ1の傾斜面4に固定するよ
うに構成されている。図3において、18は傾斜面4の
裏面に配設された補強部材であり、支持ブラケット6及
びクロスメンバ12の取付強度と剛性を確保するために
設けられている。
【0015】クロスメンバ12には、リヤシート5に載
置される2席分のチャイルドシート(図示せず)を固定
するための2対のロック金具16(16a、16b)が
固着されている。16aは車幅方向外側のロック金具、
16bは車幅方向内側のロック金具である。これらロッ
ク金具16は丸棒材を平面視で略コ字状に折り曲げ成形
し、その両端部をパイプから成るクロスメンバ12の外
周に沿うように側面視で円弧状に曲げ成形して取付脚部
17を形成して構成され、その取付脚部17をクロスメ
ンバ12の外周に溶接固着することによって取付けられ
ている。こうしてクロスメンバ12に取付けられたロッ
ク金具16は、クロスメンバ12から前方に向けて直線
状に延び、先端の係合部がリヤシート5のシートクッシ
ョン7とシートバック8の間の隙間に臨んでいる。
置される2席分のチャイルドシート(図示せず)を固定
するための2対のロック金具16(16a、16b)が
固着されている。16aは車幅方向外側のロック金具、
16bは車幅方向内側のロック金具である。これらロッ
ク金具16は丸棒材を平面視で略コ字状に折り曲げ成形
し、その両端部をパイプから成るクロスメンバ12の外
周に沿うように側面視で円弧状に曲げ成形して取付脚部
17を形成して構成され、その取付脚部17をクロスメ
ンバ12の外周に溶接固着することによって取付けられ
ている。こうしてクロスメンバ12に取付けられたロッ
ク金具16は、クロスメンバ12から前方に向けて直線
状に延び、先端の係合部がリヤシート5のシートクッシ
ョン7とシートバック8の間の隙間に臨んでいる。
【0016】なお、本実施形態では、図4、図5に示す
ように、取付ブラケット13を支持ブラケット6と共締
めにて取付けるための空間を確保するため、クロスメン
バ12の端は車幅方向外側のロック金具16aの外側縁
より車幅方向内側位置で切断されており、それに伴って
ロック金具16aの外側の取付脚部17は車幅方向内側
に向けて屈曲させた形状に形成され、車幅方向内側のロ
ック金具16bとは異なった形状とされている。また、
図3、図5に示すように、取付ブラケット13の前壁上
縁から補強片13aが延出されてロック金具16aの取
付脚部17近傍に溶接され、ロック金具16aの基部の
変形防止が図られている。
ように、取付ブラケット13を支持ブラケット6と共締
めにて取付けるための空間を確保するため、クロスメン
バ12の端は車幅方向外側のロック金具16aの外側縁
より車幅方向内側位置で切断されており、それに伴って
ロック金具16aの外側の取付脚部17は車幅方向内側
に向けて屈曲させた形状に形成され、車幅方向内側のロ
ック金具16bとは異なった形状とされている。また、
図3、図5に示すように、取付ブラケット13の前壁上
縁から補強片13aが延出されてロック金具16aの取
付脚部17近傍に溶接され、ロック金具16aの基部の
変形防止が図られている。
【0017】以上の構成においては、リヤフロアメンバ
1上に配設した単一のクロスメンバ12にロック金具1
6を固着しているので高い支持剛性を容易に確保でき、
またロック金具16が1本のクロスメンバ12上に取付
けられるため、各対のロック金具16a、16bを所定
のピッチ精度で位置決めするためのベースブラケットや
複雑な治具を用いずに簡単な治具を用いて作業性良く高
いピッチ精度で取付けることができる。また、本実施形
態では、車幅方向外側のロック金具16aについて部分
的に形状を異ならせているが、全てのロック金具16を
同一形状の部品とすることも可能であり、少なくとも基
本的な形状は同一であるため型費を削減できてコストを
低減できる。
1上に配設した単一のクロスメンバ12にロック金具1
6を固着しているので高い支持剛性を容易に確保でき、
またロック金具16が1本のクロスメンバ12上に取付
けられるため、各対のロック金具16a、16bを所定
のピッチ精度で位置決めするためのベースブラケットや
複雑な治具を用いずに簡単な治具を用いて作業性良く高
いピッチ精度で取付けることができる。また、本実施形
態では、車幅方向外側のロック金具16aについて部分
的に形状を異ならせているが、全てのロック金具16を
同一形状の部品とすることも可能であり、少なくとも基
本的な形状は同一であるため型費を削減できてコストを
低減できる。
【0018】また、クロスメンバ12の両端部を取付ブ
ラケット13を介してリヤシート5の支持ブラケット6
と共締めにてリヤフロアメンバ1に固定しているので、
リヤフロアメンバ1に別の取付穴を設ける必要がなくか
つクロスメンバ12を取付けない場合のカバーも必要で
ないため低コスト化を図ることができる。また、リヤシ
ート5とクロスメンバ12を接近させて配設できるため
ロック金具16の長さを短くできてその支持剛性を向上
できる。また、支持ブラケット6側でもクロスメンバ1
2にて連結されるので、リヤシート5の支持剛性も向上
することができる。
ラケット13を介してリヤシート5の支持ブラケット6
と共締めにてリヤフロアメンバ1に固定しているので、
リヤフロアメンバ1に別の取付穴を設ける必要がなくか
つクロスメンバ12を取付けない場合のカバーも必要で
ないため低コスト化を図ることができる。また、リヤシ
ート5とクロスメンバ12を接近させて配設できるため
ロック金具16の長さを短くできてその支持剛性を向上
できる。また、支持ブラケット6側でもクロスメンバ1
2にて連結されるので、リヤシート5の支持剛性も向上
することができる。
【0019】また、支持ブラケット6を後方に向けて上
がる隆起部2の前面の傾斜面4に取付けているので、ク
ロスメンバ12が上方寄りに配設され、そのためロック
金具16の向きはほぼ衝突時の引張方向、すなわち水平
前向きに近づけることができて支持剛性を向上でき、ま
た同作用を得るための嵩上げ用の別のブラケットを必要
としないので、低コストにて構成できる。
がる隆起部2の前面の傾斜面4に取付けているので、ク
ロスメンバ12が上方寄りに配設され、そのためロック
金具16の向きはほぼ衝突時の引張方向、すなわち水平
前向きに近づけることができて支持剛性を向上でき、ま
た同作用を得るための嵩上げ用の別のブラケットを必要
としないので、低コストにて構成できる。
【0020】また、クロスメンバ12によって車体の車
幅方向の強度及び剛性も向上することができるため、車
体の走行安定性を向上することができる。
幅方向の強度及び剛性も向上することができるため、車
体の走行安定性を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の車体のリヤフロア構造によれ
ば、以上のようにクロスメンバにロック金具を固着して
いるので高い支持剛性を容易に確保でき、またロック金
具が1本のメンバ上に取付けられるため、簡単な治具を
用いて作業性良く高いピッチ精度で取付けることがで
き、またロック金具の基本形状を同一にできてコストを
低減でき、またクロスメンバの両端部を支持ブラケット
と共締めにてリヤフロアに固定しているので、リヤフロ
アに別の取付穴を設ける必要がなくかつクロスメンバを
取付けない場合のカバーも必要でないため低コスト化を
図ることができ、またリヤシートとクロスメンバを接近
させて配設できるためロック金具の長さを短くできて支
持剛性を向上でき、さらに支持ブラケットがクロスメン
バにて連結されるのでリヤシートの支持剛性も向上する
ことができる。
ば、以上のようにクロスメンバにロック金具を固着して
いるので高い支持剛性を容易に確保でき、またロック金
具が1本のメンバ上に取付けられるため、簡単な治具を
用いて作業性良く高いピッチ精度で取付けることがで
き、またロック金具の基本形状を同一にできてコストを
低減でき、またクロスメンバの両端部を支持ブラケット
と共締めにてリヤフロアに固定しているので、リヤフロ
アに別の取付穴を設ける必要がなくかつクロスメンバを
取付けない場合のカバーも必要でないため低コスト化を
図ることができ、またリヤシートとクロスメンバを接近
させて配設できるためロック金具の長さを短くできて支
持剛性を向上でき、さらに支持ブラケットがクロスメン
バにて連結されるのでリヤシートの支持剛性も向上する
ことができる。
【0022】また、リヤフロアの支持ブラケットの取付
面を後方に向けて上がる傾斜面とすると、クロスメンバ
が上方寄りに配設されるため、ロック金具の向きを衝突
時の引張方向(水平前向き)に近づけることができて支
持剛性を向上でき、また同作用を得るための嵩上げ用の
別のブラケットを必要としないので、低コストにて構成
できる。
面を後方に向けて上がる傾斜面とすると、クロスメンバ
が上方寄りに配設されるため、ロック金具の向きを衝突
時の引張方向(水平前向き)に近づけることができて支
持剛性を向上でき、また同作用を得るための嵩上げ用の
別のブラケットを必要としないので、低コストにて構成
できる。
【図1】本発明の車体のリヤフロア構造の一実施形態の
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図2】同実施形態のクロスメンバの斜視図である。
【図3】同実施形態における支持ブラケット及びクロス
メンバの取付状態を示す縦断面図である。
メンバの取付状態を示す縦断面図である。
【図4】同実施形態のクロスメンバとその取付状態を後
方から見た図である。
方から見た図である。
【図5】図4のA−A矢視平面図である。
【図6】チャイルドシートの装着状態を示し、(a)は
全体斜視図、(b)は(a)のB部詳細斜視図である。
全体斜視図、(b)は(a)のB部詳細斜視図である。
【図7】従来例のロック金具の取付状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】他の従来例のロック金具の取付状態を示す斜視
図である。
図である。
1 リヤフロアメンバ
4 傾斜面
5 リヤシート
6 支持ブラケット
12 クロスメンバ
15 固定ボルト
16(16a、16b) ロック金具
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−187011(JP,A)
特開 平11−255155(JP,A)
実開 平5−62326(JP,U)
実開 平2−17433(JP,U)
米国特許5918934(US,A)
国際公開00/51471(WO,A1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60N 2/00 - 2/54
B60R 22/10
Claims (2)
- 【請求項1】 リヤフロア上でリヤシートの後部の位置
に車体幅方向に延びるクロスメンバを配設するととも
に、このクロスメンバの両端部を、リヤシートの支持ブ
ラケットをリヤフロアに固定する固定ボルトにて共締め
にてリヤフロアに固定し、リヤシート上に載置したチャ
イルドシートを固定するためのロック金具をクロスメン
バに固着してその先端部を前方に延出させたことを特徴
とする車体のリヤフロア構造。 - 【請求項2】 リヤフロアの支持ブラケットの取付面を
後方に向けて上がる傾斜面としたことを特徴とする請求
項1記載の車体のリヤフロア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038400A JP3462137B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 車体のリヤフロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038400A JP3462137B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 車体のリヤフロア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001225681A JP2001225681A (ja) | 2001-08-21 |
JP3462137B2 true JP3462137B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=18562142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000038400A Expired - Fee Related JP3462137B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 車体のリヤフロア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3462137B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7131693B2 (en) | 2003-05-16 | 2006-11-07 | M & C Corporation | Restraint anchorage for a child restraint system |
US6983526B2 (en) | 2003-06-24 | 2006-01-10 | M & C Corporation | Cold formed latch wire |
JP4859197B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2012-01-25 | トヨタ車体株式会社 | リヤシートのクロスメンバ構造 |
US9022340B2 (en) | 2011-03-21 | 2015-05-05 | Techform Products Limited | Formed tube with formed wire rivet |
JP7283863B2 (ja) * | 2018-02-16 | 2023-05-30 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP7302679B2 (ja) * | 2018-02-16 | 2023-07-04 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2020185849A (ja) * | 2019-05-13 | 2020-11-19 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000038400A patent/JP3462137B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001225681A (ja) | 2001-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4621982B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP3807200B2 (ja) | チャイルドシートアンカー構造 | |
US20020167200A1 (en) | Vehicle body structure | |
JP4143980B2 (ja) | キャブのフロア構造 | |
US7717487B2 (en) | Seat holding portion structure | |
JP2002059770A (ja) | 車両用シート | |
JP3462137B2 (ja) | 車体のリヤフロア構造 | |
JP3477409B2 (ja) | 車体のリヤフロア構造 | |
JP3462160B2 (ja) | チャイルドシート取付装置 | |
JP2008265523A (ja) | 車両用シートの分割式シートバック取付構造 | |
JP3607986B2 (ja) | チャイルドシート固定用ブラケット構造 | |
JP2007091053A (ja) | 車室のフロア補強構造 | |
JP4314991B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP3739976B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP3461777B2 (ja) | 車両用シート構造 | |
JP2003118649A (ja) | 自動車の車体構造 | |
JPH08276820A (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP3816193B2 (ja) | 車両用フットレスト装置 | |
JP2003146248A (ja) | 車体構造 | |
JP3519658B2 (ja) | リヤフロアクロスメンバ構造 | |
JP3994544B2 (ja) | 車両用シートベルトのアンカーブラケット取付け構造 | |
JP2006130945A (ja) | 車両の後側面部構造 | |
JP4253958B2 (ja) | 子供用シートの取付構造 | |
CN218876989U (zh) | 用于机动车辆的座椅靠背、座椅和座椅组件 | |
JP2857158B2 (ja) | シートバツクフレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |