JP3062047B2 - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JP3062047B2
JP3062047B2 JP7161496A JP16149695A JP3062047B2 JP 3062047 B2 JP3062047 B2 JP 3062047B2 JP 7161496 A JP7161496 A JP 7161496A JP 16149695 A JP16149695 A JP 16149695A JP 3062047 B2 JP3062047 B2 JP 3062047B2
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崇 清水
一成 宮木
政行 山崎
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートスライド装
置に関するものである。
【従来の技術】従来、このようなシートスライド装置と
して実開平2−49628号に示されるような物が知ら
れている。これは、略U字断面のロアーレールに略T字
断面のアッパーレールをスライド可能に嵌合させてなる
レールユニットと、アッパレールを所望の位置でスラ
イド規制するロック機構を備えているものであって、前
記アッパーレールは略L字形断面をした部材の背面同志
を接合させて前記アッパーレールを形成し、前記ロック
機構は前記アッパーレールのスライド方向と平行に配設
された係止部を有し、前記ロアーレールにロック用の係
止孔を連設し、前記ロアーレール係止孔に選択的に係合
するラッチ部材を前記アッパーレールに備えてり、前
記ラッチ部材を前記アッパーレールの背面間に前記ラッ
チ部材を保持する開空間で設けている。
【本発明が解決しようとする課題】車両用シートスライ
ド装置には、乗員の必要に応じてシートを前後にスライ
ドでき、かつ、固定することが要求されるばかりでな
く、車両衝突時においては乗員を安全にシートに保持し
なければならない重要な機能が要求される。より具体的
に説明すると、車両が例えば進行方向に衝突すると車両
ボデーを介してロアーレールに直接的に衝突が加わる
が、アッパーレールにはその反動にて乗員とともに前方
向に大荷重を受けることになる。従って、この際に当該
ロアーレールとアッパーレールが剥離する方向に力が作
用することになる。特に最近は乗員のシートベルトのフ
ィット性を考慮したシートベルト取付部がシートと一体
になっている構造のものがあり、該アッパーレールとロ
アーレールの剥離防止が重要な技術課題となっている。
しかし、前記開示の方法等によるレール構造では、図5
に示すようにアッパーレールの開口部にて変形してしま
い、当該アッパーレールとロアーレールが剥離しやすく
なるという課題があった。また、該アッパーレールが略
L字形をアッパーレール固定ラッチ部材を保持するため
の開空間を確保しつつ接合して形成されているので、ね
じれ剛性が確保し難い技術課題もあった。従って、該ア
ッパーレールとロアレールの剥離強度を確保するため
に、いきおい板厚を厚くしたり、補強材を追加したりし
なければならず、シートスライド装置が重厚になり、車
両の軽量化に反することになる。そこで、本発明が解決
しようとする課題は、軽量かつ簡単な構造にて充分な該
剥離強度が確保され、乗員の安全性に優れるシートスラ
イド装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】本発明が当該技術課題を
解決するために講じた手段を以下に述べる。中空部を有
する略逆T字型断面形状の押出成形形材からなるアッパ
ーレールと略U字型断面形状からなるロアーレールから
なり、当該アッパーレールの中空部に鉛直方向に貫通孔
を設け、当該中空部の左右の内壁(1e、1h)にスラ
イド接触しつつ、上下可動に連結されたラッチ部材を配
設し、ラッチ部材はバネ等の弾性体にてロアーレールの
底壁に設けられた略角係止孔に合致し、シートが固定保
持される。シートを前後にスライドする際には、当該ラ
ッチ部材に連結された回転軸を有する操作レバーにより
当該ラッチ部材に配設された弾性体に対し反発方向にラ
ッチ部材を稼働させることにより係止状態が解除され、
アッパーレールに対して自由にスライドし操作レバーへ
の負荷を解除すると、当該弾性体によりラッチ部材がロ
アーレールの当該係止孔に合致し、シートが所定の位置
に固定するようにしたものである。また、ロアーレール
上部の側壁(2b)と折返壁(2c)で凹部を形成し、
この凹部にアッパーレールの斜壁(1b)を摺動させる
一方で、ロアーレールの折返壁(1b)がアッパーレー
ルの垂直壁(1e、1h)に摺動接するように配設し
た。
【作用】本発明の構成によれば、アッパーレールが中空
断面形状からなり、開口部がラッチ部材を配設した貫通
孔のみと最小限におさえることができるので、車両衝突
時に当該アッパーレールにロアーレールに対する剥離荷
重が印加されるが、アッパーレール中空断面底部(1
d)により変形力が吸収され、ロアーレールの折返部
(2c)が開く方向に対しては、アッパーレールの垂直
壁(1e,1h)が拘束する。また、シートのスライド
方向の荷重に対しては、貫通孔の孔壁によりラッチ部材
が保持される。
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図に基づいて説
明する。図1に示されるように、シートスライド装置は
車両フロアにブラケット3を介して固定される一対のロ
アーレール2シートに固定され、ロアーレール2とスラ
イド自在に支持される一対のアッパーレール1、ロアー
レール2とアッパーレール1との間に配設されるアッパ
ーレール1に対するスライドを補助するローラー4およ
びアッパーレール1の中空部1gを貫通するように配設
されたラッチ部材5aを有し、アッパーレール1のロア
ーレール2に対するスライドを選択的に規制または許容
するロック機構5とから構成される。ロアーレール2は
略U字形状を呈し、かつ、シート前後方向に沿って延在
形成されたものであり、底壁2a、底壁2aの両端から
上方に延在するように連続して形成された断面略く字形
状を呈した側壁2bおよび側壁2bの上方から下方に延
在するように連続して形成された折返壁2cとから構成
される。アッパーレール1は断面略T字形状を呈してお
り、かつ、シート前後方向に沿って延在形成されたもの
であり、基壁1a、基壁1aの両端から上方に延在する
ように形成された斜壁1b、基壁1aの略中央より上方
に延在するように形成された取付壁1cより構成され、
基壁1aの突出壁1d、基壁1aより上方かつ取付壁1
cと平に延在するよう連続して形成された中空側壁1
e、中空側壁1eと取付壁1cとを連結し、基壁1aと
平行に延在するように連続するよう形成された中空上壁
1fとにより構成された中空部1gをアッパーレールの
長手方向に有している。アッパーレール1は基壁1a、
斜壁1b、中空部1gがロアーレール2の断面内に収納
され、かつ、取付壁1cがロアーレールの断面内から突
出する形で配設されており、アッパーレール1、斜壁1
bがロアーレール2の側壁2bの上側と摺接し、かつ、
側壁2bと折返壁2cとの間に挿入されている。よっ
て、アッパーレール1とロアーレール2はスライド自在
に支持されることとなる。ローラー4はロアーレール2
の底壁2aおよびアッパーレール1の基壁1aに摺接す
るようにロアーレール2とアッパーレール1との間にシ
ート前後方向に適正な間隔で配設されている。ロック機
構5はアッパーレール1の取付壁1cに回転可能に支持
(6a)された操作レバー5b該操作レバー5bに回転
動自在に支持(6b)され、かつ、座席側レール1の取
付壁1cに設けられた半抜き打出し部1hにより上下動
可能に保持されたラッチ部材5a、該ラッチ部材がロア
ーレール2の底壁2aにレール長手方向に連設された略
角係止孔2dに押圧されるように配設されるバネ5cよ
り構成される。本装置の作動を説明する。操作レバー5
bを下方向に回転させると、バネ5cの力に抗して操作
レバー5bは作動し、それに追従してラッチ部材が上方
向に摺動しロック解除され、アッパーレール1とロアー
レール2はシート前後方向にスライド自在となる。アッ
パーレール1を所望位置において操作レバー5bを放す
と、バネ5cの力によりラッチ部材5aがロアーレール
2の底壁2aに押圧される。この状態でラッチ部材5a
とロアーレール2の略角係止孔2dに合致した場合、ロ
ックされる。
【発明の効果】本発明による構造からなるシートスライ
ド装置によれば、アッパーレールを中空断面形状にした
ことにより、アッパーレールとロアーレールの剥離強度
が大幅に向上し、軽量でねじれ剛性に優れ、車両衝突時
の乗員の安全性向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の斜視図を示す。
【図2】図1のC方向矢視図を示す。
【図3】図2B方向矢視図を示す。
【図4】図2のA−A断面図を示す。
【図5】変形図を示す。
【符号の説明】
1・・・・アッパーレール 2・・・・ロアーレール 1g・・・中空部 5a・・・ラッチ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−74730(JP,A) 特開 平3−224835(JP,A) 特開 昭56−116529(JP,A) 実開 平7−8054(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロアに固定される略U字断面形状
    をしたロアーレールと、シートに固定され、前記ロアー
    レールとレール長手方向にスライド自在に支持される略
    逆T字断面形状をしたアッパーレールとからなり、か
    つ、スライドを選択的に規制または許容するロック機構
    を有するシートスライド装置に置いて、アッパーレール
    とロアーレールのスライドを規制または許容するラッチ
    部材が左右の内壁にスライド接触するように、中空部を
    設けた押出成形形材からなるアッパーレールで、かつ、
    該中空部の上下壁に該ラッチ部材を配設するための貫通
    孔を有し、該ロアーレール上部の側壁(2b)と折返壁
    (2c)で凹部を形成し、該凹部に該アッパーレールの
    斜壁(1b)が摺接し、該ロアーレールの折返壁(2
    c)が該アッパーレールの垂直壁(1e、1h)に摺接
    するように配設したことを特徴とするシートスライド装
    置。
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