JPH0545542Y2 - - Google Patents

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JPH0545542Y2
JPH0545542Y2 JP1989026680U JP2668089U JPH0545542Y2 JP H0545542 Y2 JPH0545542 Y2 JP H0545542Y2 JP 1989026680 U JP1989026680 U JP 1989026680U JP 2668089 U JP2668089 U JP 2668089U JP H0545542 Y2 JPH0545542 Y2 JP H0545542Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のシートを前後位置調節可能
に支持するシートスライド装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の自動車用シートスライド装置には、例え
ば特開昭62−238136号公報に開示されているもの
がある。
この装置は、第4図及び第5図に示すように、
車体側のフロアFに固定した左右1対のロアレー
ル1と、シートクツシヨン5の下面に固定した左
右1対のアツパレール2とを、それぞれレールの
長手方向に摺動自在に嵌合し、かつアツパレール
2の縦片5を、ロアレール1の上面3に形成した
長手方向を向くスリツト4から上方へ延出させ、
前記縦片5に固着したブラケツト6に、ラツチ7
を側方向に揺動自在に枢支し、ラツチ7をロツク
解除して、ラツチ7の先端に形成された係合部7
aを、ロアレール1の側面に長手方向に多数並べ
て穿設された係止穴8に係脱させることによつ
て、シートの前後位置調節ができるようになつて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述の従来の装置においては、ラツチ7のロツ
ク解除の際、ラツチ7の係合部7aは、第4図に
2点鎖線で示すように、ロアレール1の側方に移
動して係止穴8から離脱するため、ロアレール1
の側方に、ラツチ7の係合部7aの移動を許容す
る運動スペースAを確保する必要がある。
しかして、左右のロアレール1,1のラツチ
7,7は、対向して設けられるため、シートクツ
シヨンSの下方のフロアF上の有効スペースBは
小さくなり、フロアF上にコンピユータボツクス
等の備品を設置するような場合に不利となる。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、シートクツシヨン下方の有効スペースを広げ
て、有効的に活用できるようにした自動車用シー
トスライド装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案は、上面に長
手方向を向くスリツトを形成した筒状のロアレー
ルに、該スリツトより上方に延出する縦片を設け
たアツパレールを、長手方向に摺動自在に嵌合
し、該アツパレール側に設けたラツチの係合部
と、ロアレール側に設けたロツクプレートの係合
歯との係脱により、両レールの相対位置を調節し
得るようにした自動車用シートスライド装置にお
いて、前記ロツクプレートを、係合歯を上方に向
けて前記ロアレールにおけるスリツトの一側方の
上面に固着し、かつ前記ラツチの基端部を、前記
縦片におけるロツクプレートに対向する側面と反
対側の側面に枢支された操作軸に固着するととも
に、ラツチの中間部を、前記縦片に穿設した、ラ
ツチの幅とほぼ同一幅とした窓孔を貫通させ、か
つ縦片の側面より突出したラツチの先端部に、前
記ロツクプレートの係合歯に上方より係脱しうる
係合部を設けたことを特徴としている。
〔作用〕
ロアレールの上面に形成されたスリツトから上
方に延出するアツパレールの縦片の一側面に上下
動野可能に枢着されたラツチの係合部は、アツパ
レールの縦片に穿設された窓孔を貫通して他側面
に突出し、ロアレールの上面に設けたロツクプレ
ートの係合歯に係脱することにより、アツパレー
ルを前後調節移動することができる。
従つて、ロツク時及びロツク解除動作時のいず
れの位置にあつても、ラツチの係合部は、ロアレ
ール幅の外方に移動することがなく、シートスラ
イド装置をシートクツシヨンとフロア間に設置し
た場合に、ロアレールの側方にラツチの移動を許
容する運動スペースを確保する必要がなくなる。
また、ラツチの係合部がロツクプレートの係合
歯に係合したロツク状態にあつては、アツパレー
ルに前後方向の衝撃荷重がかかり、ラツチを変形
させるように作用しても、ラツチの係合部と基部
との中間部が、縦片の窓孔に当接し、ラツチの変
形を最小限に押えることができ、ロツク強度の向
上を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、第1図乃至第3図
に基づいて説明する。
11は、車体側のフロアに固定された左右1対
のロアレール(一方のロアレールのみ図示)で、
その断面形状は、第2図に示すように、上面に長
手方向を向くスリツト12が形成された角筒状を
なしている。より詳しく言うと、このロアレール
11は、ほぼ水平の基片13と、その両側部より
起立する側片14と、各側片14の上端より互い
に内方に向かつて延出する上片15を備え、左右
の上片15,15の間に、前記スリツト12が形
成されている。
ロアレール11の前後の端部には、先端が下降
する取付片16が固着されており、この取付片1
6の先端を、適宜のボルト(図示略)をもつて、
車体のフロアに固着することにより、ロアレール
11は、車体のフロアに前後方向に向けて取付け
られる。
一方の上片15には、内側縁に上方を向く多数
の係合歯17aが、長手方向に一定間隔で形成さ
れたロツクプレート17が溶着されている。
18は、ロアレール11に摺動自在に嵌合され
たアツパレールで、この実施例では、第2図に示
すように、ほぼL字状に折曲した2枚の鋼板18
a,18aを、背中合わせに互いに接合すること
により、次のような断面形状となるようにしてあ
る。
すなわち、このアツパレール18は、ロアレー
ル11におけるスリツト12を経て上方に延出す
るほぼ垂直の縦片19と、該縦片19の下端より
ロアレール11の基片13とほぼ平行をなして両
側方に延出する下片20と、該下片20の先端に
設けた起立片21とからなつている。
ロアレール11の上片15とアツパレール18
の下片20との間には、ボール22を、またロア
レール11の基片13と、アツパレール18の下
片20との間には、ローラ28を、それぞれ転動
自在に嵌合してある。これにより、アツパレール
18は、縦片19のみをロアレール11の両上片
15間のスリツト2を通つて上方に延出させた状
態で、ロアレール11に対して前後方向に摺動で
きるようになつている。
アツパレール18の縦片19の一側面には、ロ
アレール11の上片15上に位置する筒状の支持
部23a,23aと一体をなすブラケツト23が
固着されている。
24は、アツパレール18とほぼ平行をなす操
作軸で、ブラケツト23の支持部23aに回動自
在に支持されている。
操作軸24の支持部23a,23a間における
部分には、先端部にロツクプレート17の係合歯
17aに係脱可能な係合部25aを有するラツチ
25の基部25bが固着されている。
ラツチの先端部は、アツパレール18の縦片1
9に穿設された窓孔26を貫通して、縦片19の
他側面側に突出し、その先端における係合部25
aがロツクプレート17の係合歯17aに係合す
ることにより、アツパレール18の長手方向の移
動を阻止している。操作軸24を、第2図におけ
る時計方向に回動させてロツク解除操作し、ラツ
チ25の係合部25aを上方に移動させて、係合
歯17aから離脱させることにより、アツパレー
ル19を前後調節移動することができる。
窓孔26の前後幅は、ラツチ25の幅と同一
か、又は若干大き目に設定してある。
操作軸24の後端には、ラツチ25の係合部2
5aをロツクプレート17の係合歯17aに係合
させる方向に付勢するばね27が設けられてい
る。
操作軸24の前部には、ハンドル24aが設け
られており、操作軸24を、ばね27の付勢力に
抗して、ロツク解除方向に回動させることによ
り、ラツチ25をロツク解除させることができ
る。
以上の構成により、シートスライド装置が形成
され、シートとフロア間の左右に配設される。
なお、図示しない方の他方のシートスライド装
置における操作軸には、ハンドルを設ける必要が
ない。
この実施例によると、ラツチ25が、ロツク時
及びロツク解除動作時のいずれにあつても、その
係合部25aはロアレール11幅の外方に移動す
ることがないので、シートスライド装置を、シー
トクツシヨンとフロアとの間に設置した場合に、
シートスライド装置の側方に、ラツチ25の移動
を許容するための運動スペースを確保する必要が
ない。従つて、シートクツシヨン下方における左
右のシートスライド装置間の有効スペースを拡張
することができる。
ラツチ25の係合部25aが、ロツクプレート
17の係合歯17aに係合したロツク状態にあつ
て、シートを介して、アツパレール18に前後の
いずれかの方向に衝撃荷重が作用し、ラツチ25
に作用する偶力が、係合を離脱させるべく変形を
生じさせようとしても、ラツチ25の係合部25
aと基端部25bとの間の部分は、縦片19の窓
孔26に当接するため、ラツチ25の変形を最小
限に押えることができ、ロツク強度の向上を図る
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によると、次のような効果を奏すること
ができる。
(a) ラツチの中間部を縦片に穿設した窓孔に貫通
し、ラツチを縦片の両側方にわたつて延在させ
ることにより、ラツチを両レールの一側方へ大
きく突出させる必要がなくなり、シートクツシ
ヨン下方の占有スペースを小さくすることがで
きる。
(b) しかも、ラツチは、基端部が操作軸に固着さ
れ、かつ中間部が縦片に穿設した窓孔に貫通さ
せられて、窓孔の両縁により挾まれることによ
つて、基端部と中間部との2箇所において縦片
に支持されるので、アツパレールの長手方向に
掛つた衝撃荷重に対してラツチを強固に保持す
ることができ、自動車の衝突時等に、ラツチが
縦片から剥がされたり、変形したりするのを極
力押えて、ロツク強度を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の斜視図、第2図
は、第1図の−線縦断面図、第3図は、第1
図の矢示方向からの斜視図、第4図は、従来の
シートスライド装置の縦断面図、第5図は、シー
トクツシヨンの正面図である。 11……ロアレール、12……スリツト、17
……ロツクプレート、17a……係合歯、18…
…アツパレール、19……縦片、24……操作
軸、25……ラツチ、25a……係合部、25b
……基部、26……窓孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面に長手方向を向くスリツトを形成した筒状
    のロアレールに、該スリツトより上方に延出する
    縦片を設けたアツパレールを、長手方向に摺動自
    在に嵌合し、該アツパレール側に設けたラツチの
    係合部と、ロアレール側に設けたロツクプレート
    の係合歯との係脱により、両レールの相対位置を
    調節し得るようにした自動車用シートスライド装
    置において、 前記ロツクプレートを、係合歯を上方に向けて
    前記ロアレールにおけるスリツトの一側方の上面
    に固着し、かつ前記ラツチの基端部を、前記縦片
    におけるロツクプレートに対向する側面と反対側
    の側面に枢支された操作軸に固着するとともに、
    ラツチの中間部を、前記縦片に穿設した、ラツチ
    の幅とほぼ同一幅とした窓孔を貫通させ、かつ縦
    片の側面より突出したラツチの先端部に、前記ロ
    ツクプレートの係合歯に上方より係脱しうる係合
    部を設けたことを特徴とする自動車用シートスラ
    イド装置。
JP1989026680U 1989-03-10 1989-03-10 Expired - Lifetime JPH0545542Y2 (ja)

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JPH02117915U JPH02117915U (ja) 1990-09-21
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