JP2516169Y2 - シートベルトのショルダーハイトアジャスター取付構造 - Google Patents

シートベルトのショルダーハイトアジャスター取付構造

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JP2516169Y2
JP2516169Y2 JP1988089731U JP8973188U JP2516169Y2 JP 2516169 Y2 JP2516169 Y2 JP 2516169Y2 JP 1988089731 U JP1988089731 U JP 1988089731U JP 8973188 U JP8973188 U JP 8973188U JP 2516169 Y2 JP2516169 Y2 JP 2516169Y2
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JP
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guide rail
reinforcement
frame
groove
curved portion
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昭 土方
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、シートベルトのショルダーハイトアジャス
ター取付構造の改良に関する。
b.従来の技術 第1図に示すような自動車においては、センターピラ
ー1にショルダーハイトアジャスター2を設け、シート
ベルト3をスリップジョイント4に通し、このスリップ
ジョイント4を上下動させてシートベルト3の配置を搭
乗者の体型に合わせるようにしている。このアジャスタ
ー2は、詳しくは第3図に示すように、センターピラー
1を構成するアウターパネル5とインナーパネル6の間
に前後両端部を接合して配置したレインフォースメント
7と、このレインフォースメント7に上下両端部をボル
ト8で固定したガイドレール9とから構成してある。ガ
イドレール9は、詳しくは第4図に示すように、断面略
コ字状のフレーム10と、このフレーム10内に長手方向に
移動可能に配設したスライドレインフォースメント11
と、このスライドレインフォースメント11に摺動自在に
設けたロックピン12と、フレーム10の底部に所定の間隔
をおいて設けた多数の孔13と、ロックピン12を付勢して
該孔13に係合させるスプリング14とを備えている。また
レインフォースメント7にも、上記フレーム10の孔13と
対応する位置に孔15が設けてある。なお、スライドリー
ンフォースメンイト11には取付部材16が固設してあり、
この部材16に上記スリップジョイント4がボルト17で固
定してある。なお図中、18はセンターピラートリム、19
はウェザーストリップである。
このショルダーハイトアジャスター2はこのように構
成してあるので、スリップジョイント4の高さを調節す
るには、ロックピン12の端部に設けたノブ20を引張って
ロックピン12の係合を解き、このノブ20を上下または下
方に押してスライドリーンフォースメント11を移動さ
せ、スリップジョイント4が適当な高さに達したとき、
ノブ20を離してロックピン12を他の孔13に係合させれば
よい。
c.考案が解決しようとする課題 しかし上記構造によると、衝突事故の際、ガイドレー
ル9に対して前方に大きな力が作用するため、レインフ
ォースメント7の肉厚を厚くしたり、ガイドレール9に
溶接を施したり、あるいは、ガイドレール9の接触面積
を大きくするなどして、構造強度を大きくしていたが、
いずれの場合も、生産コストが嵩むという問題があっ
た。
d.課題を解決するための手段 本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、レインフォースメントに設けた段部に
ガイドレールのフレームを固定して上下方向に沿って配
置し、該ガイドレールに案内されて上下に移動可能なス
ライドレインフォースメントに、シートベルトを通すス
リップジョイントを取付けてなるショルダーハイトアジ
ャスターの取付構造において、上記レインフォースメン
トには段部を形成し上下方向に沿って連続した溝と該溝
の前方側の縁に続き前方へ向けて曲げ形成した連続断面
を有する前方曲部とを備え、上記ガイドレールのフレー
ムには前方側の縁に続き後方へ向けて曲げ形成した曲部
を備え、上記溝の前方側面に上記ガイドレールのフレー
ムの前方側面のほぼ全面を当接させた状態にて該溝に該
ガイドレールのフレームを嵌入し、上記レインフォース
メントの前方曲部と上記ガイドレールのフレームの曲部
との車体幅方向の位置をほぼ合わせた状態にしたことを
特徴とするシートベルトのショルダーハイトアジャスタ
ーの取付構造にある。
以下、本考案の実施例を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
レインフォースメント7には、第5図に示すように断
面コ字状の溝30を形成し、この溝30の前方側の縁に続き
前方へ向けて曲げ形成され連続した断面形状を有する前
方曲部7aを備えており、該前方曲部7aと、ガイドレール
9のフレーム10の前方側の縁に続き後方へ向けて曲げ形
成した曲部10aとの車体幅方向の位置をほぼ合わせてあ
る。該溝30にガイドレール9のフレーム10を嵌入してあ
る。この溝30は、当接部30aを有し、段部50を形成し上
下方向に沿って連続しており、詳しくは第5図及び第6
図に示すように、上下両端部に設けた当接部30aよりも
中央部の方が深くなるように形成してあるため、その底
部にロックピン12を通す孔を設けなくてもよく、段部50
の内面である前方側面30bの奥行き寸法をガイドレール
9の側面のそれよりも若干大きく設定してあり、該前方
側面30bにガイドレール9の前方側面のほぼ全面を当接
させた状態にて該ガイドレール9を嵌入してある。そし
て、レインフォースメント7は、上記溝30や段部によっ
て剛性が向上するようになっている。また、これら当接
部30aの裏面側には、ナット31が固着してあり、これら
ナット31にボルト8を螺入することにより、ガイドレー
ル9をレインフォースメント7に固定してある。なお、
その他の構成要素は上述の従来例と同様であるので、同
一符号を付してその説明を省略する。
本実施例はこのように構成してあるので、衝突事故の
際、ガイドレール9に対して前方に大きな力が作用する
が、この力は上記溝30の前方側の側面30bからレインフ
ォースメント7に伝達されることとなるから、レインフ
ォースメント7の肉厚を薄くしても、従来と変らず、衝
撃に対する構造強度が充分に得られる。
また本実施例によれば、ガイドレール9はレインフォ
ースメント7の溝30に嵌入してあるので、ボルト8を締
結する際、上述の従来例のように、ガイドレール9が共
廻りすることがなく、作業性が向上するという効果も得
られる。
また、第9図に示すように、レインフォースメント7
の溝30の両側に傾斜部60を設けてレインフォースメント
の構造強度を向上させるようにしてもよい。
e.考案の効果 本考案によれば、衝突事故の際、ガイドレールに作用
する力を、レインフォースメントの段部とこれに続き連
続した断面で剛性をもつ前方曲部でも受けることとなる
ので、衝撃に対する構造強度が充分に得られる。したが
って、従来の取付構造のように、レインフォースメント
の肉厚を厚くしたり、ガイドレールに溶接を施したりす
る必要がなくなり、生産コストの低減を図ることができ
る。
また、ガイドレールが衝撃に対して変形しにくくなる
という効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の斜視図、第2図は第1図に示した円枠
A内を拡大して示す図、第3図及び第4図はそれぞれ第
2図に示したB-B線,C-C線による断面図であって、本考
案と対応する従来例を示すもの、第5図ないし第7図は
本考案に係るシートベルトのショルダーハイトアジャス
ターの取付構造の一実施例を示し、第5図は第2図に示
したB-B線による断面図、第6図は第5図のレインフォ
ースメントの溝部を拡大して示す斜視図、第7図は第6
図に示したD-D線による断面図、第8図は本考案の他の
実施例を示し第5図と同じ位置における断面図である。 1……センターピラー、2……ショルダーハイトアジャ
スター、3……シートベルト、4……スリップジョイン
ト、7……レインフォースメント、7a……前方曲部、9
……ガイドレール、10……フレーム、10a……曲部、11
……スライドレインフォースメント、30……溝、30b…
…前方側面、50……段部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のセンターピラーを構成するパネル
    に、レインフォースメントを固定するとともに、該レイ
    ンフォースメントにガイドレールのフレームを固定して
    上下方向に沿って配置し、該ガイドレールに案内されて
    上下に移動可能なスライドレインフォースメントに、シ
    ートベルトを通すスリップジョイントを取付けてなるシ
    ョルダーハイトアジャスターの取付構造において、上記
    レインフォースメントには段部を形成し上下方向に沿っ
    て連続した溝と該溝の前方側の縁に続き前方へ向けて曲
    げ形成した連続断面を有する前方曲部とを備え、上記ガ
    イドレールのフレームには前方側の縁に続き後方へ向け
    て曲げ形成した曲部を備え、上記溝の前方側面に上記ガ
    イドレールのフレームの前方側面のほぼ全面を当接させ
    た状態にて該溝に該ガイドレールのフレームを嵌入し、
    上記レインフォースメントの前方曲部と上記ガイドレー
    ルのフレームの曲部との車体幅方向の位置をほぼ合わせ
    た状態にしたことを特徴とするシートベルトのショルダ
    ーハイトアジャスターの取付構造。
JP1988089731U 1988-07-06 1988-07-06 シートベルトのショルダーハイトアジャスター取付構造 Expired - Lifetime JP2516169Y2 (ja)

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JPS6226763U (ja) * 1985-08-02 1987-02-18

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