JPH0549464U - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

Info

Publication number
JPH0549464U
JPH0549464U JP10254091U JP10254091U JPH0549464U JP H0549464 U JPH0549464 U JP H0549464U JP 10254091 U JP10254091 U JP 10254091U JP 10254091 U JP10254091 U JP 10254091U JP H0549464 U JPH0549464 U JP H0549464U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
rail member
seat
lower rail
upper rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10254091U
Other languages
English (en)
Inventor
昇 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP10254091U priority Critical patent/JPH0549464U/ja
Publication of JPH0549464U publication Critical patent/JPH0549464U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラケットの強度を確保しつつ、その軽量化
ひいては装置全体の軽量化を実現し、しかもブラケット
の製造を簡易化する。 【構成】 ロアレール部材12の底壁部12Aの両端に
取付けられるブラケット1および2をアルミニウムの押
出し成形品とし、ブラケット1および2の屈曲部1Aお
よび2A,2Bの内側角部に、リブ部1Dおよび2E,
2Fを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシートスライド装置、特に、自動車等のシートベルト端部がシートの 後下端部に係止されて、車両の衝突時等における荷重がこの係止部に入力される いわゆるベルトイン型として好適なシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のシートスライド装置としては、例えば、ロアレールにラッ クを設け、このラックに噛合するピニオンを、ロアレールに摺動自在に保持させ たアッパーレールで支承し、このピニオンをモータでフレキシブルワイヤを介し て駆動することによってシートを自動的にスライドさせるようにした、いわゆる パワーシートスライド装置が知られている。
【0003】 このようなシートスライド装置では、ロアレールの下部にブラケットを取付け 、このブラケットを介してロアレールを車体フロアに固定するようにしている。 また、上述したベルトイン型の場合は、アッパーレールの後端にベルトアンカ部 を設け、これにシートベルト端部を係止するようにしている。かかるベルトイン 型において車両衝突時等に乗員を確実に拘束するためには、シートベルトを介し て入力される衝撃的荷重に対し、レールの上下方向の剥離強度および前後方向の ロック強度を確保することが必要となると共に、ブラケットの強度を確保するこ とが必要となる。
【0004】 従来のブラケットは鋼板によって形成されており、例えば、鋼板を絞り加工し てビートやフランジによって補強した構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年、このようなシートスライド装置では、強度の向上と共に、軽 量化も要求されるようになってきている。
【0006】 しかし、上記従来のブラケットにあっては、特に、鋼板の板厚の関係から、充 分な強度を確保しつつ軽量化の要求を満足することが難しかった。しかも、ブラ ケットの製造に際し、鋼板を多段階的に絞り加工するための複数の型が必要とな ると共に、補強用のビートやフランジを形成するために加工工数が増加するとい う問題があった。
【0007】 本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、ブラケットの強度を確保しつつ 、その軽量化ひいては装置全体の軽量化を図ることができ、しかもブラケットの 構造が簡易なシートスライド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のシートスライド装置は、シートが取付け られるアッパーレールと、前記アッパーレールを摺動自在に保持するロアレール と、前記アッパーレールを所定の摺動位置にロックするロック手段と、前記ロア レールの下部に取付けられて、前記シートの設置フロアに固定されるブラケット とを備えてなるシートスライド装置において、前記ブラケットは、所定の角度で 屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の一端側に位置して前記ロアレールの下部に取付 けられる第1の取付け部と、前記屈曲部の他端側に位置して前記シートの設置フ ロアに取付けられる第2の取付け部と、前記屈曲部の内側角部に位置するリブ部 とを一体に有する軽合金材料の押出し成形品であることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案のシートスライド装置は、ブラケットをアルミニウム等の軽合金材料の 押出し成形品とし、そのブラケットにおいて、ロアレール側に取付けられる第1 の取付け部とシートの設置フロアに取付けられる第2の取付け部との間の屈曲部 に、補強用のリブ部を形成したことにより、ブラケットの強度を確保しつつ、そ の軽量化ひいては装置全体の軽量化を実現し、しかもブラケットの簡易な製造を 可能とする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添附図面を参照しつつ説明する。
【0011】 図1において、10は不図示の車体フロアにブラケット1および2を介して固 設されるロアレールユニットであり、後述するロアレール部材12,およびこの ロアレール部材12に駒部材13,13(図1では、一方の駒部材13のみを示 す)によって固設されるラック14からなる。
【0012】 ロアレール部材12はアルミニウム等の軽合金製であって、底壁部12Aの両 側縁に左右の垂直側壁12Bおよび12Cを有する断面略U字状に形成されてお り、それら左右の垂直側壁12Bおよび12Cの外面のそれぞれには、ロアレー ル部材12の長手方向に延在する第1のフック状部12Dおよび12Eが上下に ずれて形成されている。これら左右2つずつのフック状部12D,12Dおよび 12E,12Eは、それらの先端が下方を向く断面フック形状となっている。特 に、下側のフック状部12E,12Eの先端は大きく垂れ下がる形状となってい て、それらの先端部と垂直側壁12Bおよび12Cとの間には、それぞれ下向き のガイド溝12F,12F(図2参照)がロアレール部材12の長手方向に沿っ て形成されている。
【0013】 駒部材13,13はロアレール部材12の内部両端に嵌合し、そしてこの駒部 材13,13,ロアレール部材12およびブラケット1,2は、それぞれ図1に 示すようにリベット15によって互いに結合されている。
【0014】 ブラケット1および2は、それぞれアルミニウム等の軽合金材料によって押出 し成形されている。まず、一方のブラケット1は、図2,図3および図4に示す ように、断面略L字状に成形されており、所定の角度で屈曲する屈曲部1Aの一 方側に、ロアレール部材12の底壁部12Aに取付けられる第1の取付け部1B が形成され、また屈曲部1Aの他方側に、図示しない車体フロアに取付けられる 第2の取付け部1Cが形成されている。屈曲部1Aは肉厚に形成されており、そ の内側角部には、ブラケット1の幅方向(図4中の紙面の表裏方向)に沿って延 在する補強リブ部1Dが形成されている。また、第1の取付け部1Bには、前述 したリベット15を通すための孔1Eと、車体フロア上の図示しないカーペット に喰い込むリップ部1Fが形成されている。また、第2の取付け部1Cには、そ の取付け部1Cを車体フロアに取付けるためのボルト等の金具を通す孔1Gと、 車体フロア上の図示しないカーペットに喰い込むリップ部1Hが形成されている 。
【0015】 他方のブラケット2は、図5に示すように、所定の角度で屈曲する2つの屈曲 部2Aおよび2Bを介して、第1および第2の取付け部2Cおよび2Dが連結さ れた形状となっており、第1の取付け部2Cがロアレール部材12の底壁部12 Aに取付けられ、第2の取付け部2Dが図示しない車体フロアに取付けられる。 屈曲部2Aおよび2Bの内側角部のそれぞれには、ブラケット1の幅方向に沿っ て延在する補強リブ部2Eおよび2Fが形成されている。また、上側の屈曲部2 Aの上部には、ロアレール部材12の底壁部12Aの端縁に嵌合するフック部2 Gが形成されている。第1の取付け部2Cには、前述したリベット15を通すた めの孔2Hと、車体フロア上の図示しないカーペットに喰い込むリップ部2Jが 形成されている。また、第2の取付け部2Dには、その取付け部2Dを車体フロ アに取付けるためのボルト等の金具を通す孔2Kと、車体フロア上の図示しない カーペットに喰い込むリップ部2Lが形成されている。
【0016】 20は、ロアレール部材12に摺動自在に保持されるアッパーレール部材であ り、ロアレール部材12と同様にアルミニウム等の軽合金材料によって成形され ている。このアッパーレール部材20は、ロアレール部材12を上方から股ぐ断 面略逆U字状に形成されており、左右の垂直側壁の内面のそれぞれには、アッパ ーレール部材20の長手方向に延在する第2のフック状部20Dおよび20Eが 上下にずれて形成されている。これら左右2つずつのフック状部20D,20D 、および12E,12Eは、それらの先端が上方を向くフック形状となっており 、それぞれ対応する第1のフック状部12D,12D、および12E,12Eと 嵌合して、ロアレール部材12に対してアッパーレール部材20をそれらの長手 方向に沿って前後に摺動自在に結合している。
【0017】 下側の第1および第2のフック状部12Eおよび20Eの嵌合部分のそれぞれ には、図示しない断面略U字状の樹脂製のスライダが介在され、また、ロアレー ル部材12の底壁部12Aとアッパーレール部材20との間には、図示しないロ ーラが転動自在に介在している。
【0018】 30は、アッパーレール部材20を前後にスライドさせるための駆動部であり 、アッパーレール部材20の上部に取付けられている。この駆動部30には、前 述したラック14と噛合するピニオンを有するホイール、このホイールに結合さ れたウォームホイール、およびこのウォームホイールと噛合するウォームが組込 まれており、そのウォームは、フレキシブルワイヤ41を介してモータ42によ り正逆転方向に駆動されるようになっている。アッパーレール部材20の上部に は、シート取付用のプレート43が取付られており、このプレート43に、図示 しない車両のシートの下部が取付けられる。また、このプレート43にはシート ベルトの端部が締結され、アンカーブラケットとしても機能する。
【0019】 本実施例の装置は、1つのシートに対して2つ装備され、それぞれの装置のプ レート43にシートの左右の下部が取付けられて、同期的に駆動される。そのた め、これら2つの装置は左右対称的な構成となっている。また、これら2つの装 置のモータ42は共通なものとしてもよい。
【0020】 次に、作用について説明する。
【0021】 上記の構成になる本実施例においては、モータ42によりフレキシブルワイヤ 41を介して駆動部30内のウォームが回転されると、そのウォームと噛合する ウォームホイールが減速駆動されて、ラック14と噛合するピニオンが回転し、 その回転によってアッパーレール部材20がロアレール部材12に対し前後にス ライドしてシート位置が調整される。このときシート側すなわちアッパーレール 部材20からの入力に対しては、駆動部30内のウォームホイールとウォームと の噛合いによって、ウォームホイールの回転は阻止されるため、ラック14と噛 合するピニオンの回転も拘束され、格別のロック機構を設けることなくシート位 置は規制される。
【0022】 また、車両の衝突等によりシートベルトの一端からプレート43に高荷重が入 力すると、この高荷重はアッパーレール部材20をロアレール部材12に対し前 方向に移動させようとする荷重と、アッパーレール部材20の後部をロアレール 部材12から引き剥そうとする荷重として作用する。
【0023】 ところが、ロアレール部材12の左右のフック状部12D,12Dおよび12 E,12Eのそれぞれに、アッパーレール部材20の左右のフック状部20D, 20Dおよび20E,20Eが嵌合しているため、これら計4つの嵌合部によっ て、ロアレール部材12に対するアッパーレール部材20の上方および左右方向 への移動が阻止されることになる。したがって、車両の衝突時等の衝撃的な荷重 が計4ヶ所の嵌合部に分散されて、耐衝撃強度が大きくなる。特に、下側の第1 のフック状部12E,12Eと第2のフック状部20E,20Eは、スライダ2 2を介して密に嵌合しているため、アッパーレール部材20の上方および左右方 向への微動をも阻止することになる。
【0024】 また、ブラケット1および2は、それぞれアルミニウム等の軽合金材料によっ て押出し成形されているため、それ自体が軽量であり、ロアレール部材12およ びアッパーレール部材をアルミニウム等の軽合金製とすることと相俟って、シー トスライド装置全体の軽量化が実現されることになる。しかも、ブラケット1お よび2は、リブ部1Dおよび2E,2Fによって補強されているため、ブラケッ ト1および2自体の強度が確保されることになる。さらに、ロアレール部材12 を軽合金製として、そのロアレール部材12にブラケット1および2を溶接する ことによって、ロアレール部材12の剥離強度を高めることができる。
【0025】 また、リップ部1F,1Hおよび2J,2Lは、車体フロア上のカーペットに 喰い込むことによって、ブラケット1および2を位置決めして、それらの取付け 強度を高めることになる。また、ブラケット2のフック部2Gは、ロアレール部 材12の底壁部12Aの端縁と噛合することによって、ロアレール部材12の上 下方向の剥離強度を高めると共に、デザイン上においてブラケット2とロアレー ル部材12との一体感を出すことにもなる。
【0026】 さらに、ブラケット1および2を軽合金材料によって押出し成形するため、成 形用の型が1つでもすみ、また加工工数も少なくてすむ。しかも、ブラケット1 および2の形状および肉厚を自由に設定して、それらの強度を高めることが可能 となる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のシートスライド装置は、ブラケットをアルミニ ウム等の軽合金材料の押出し成形品とし、そのブラケットにおいて、ロアレール 側に取付けられる第1の取付け部とシートの設置フロアに取付けられる第2の取 付け部との間の屈曲部に、補強用のリブ部を形成した構成であるから、ブラケッ トの強度を確保しつつ、その軽量化ひいては装置全体の軽量化を図ることができ 、しかもブラケットを簡易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す一方のブラケット周辺部分の拡大斜
視図である。
【図3】図1に示す一方のブラケットの斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1に示す他方のブラケットの斜視図である。
【符号の説明】
1,2 ブラケット 1A,2A,2B 屈曲部 1B,2C 第1の取付け部 1C,2D 第2の取付け部 1D,2E,2F リブ部 12 ロアレール部材 14 ラック 20 アッパーレール部材 30 駆動部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが取付けられるアッパーレール
    と、 前記アッパーレールを摺動自在に保持するロアレール
    と、 前記アッパーレールを所定の摺動位置にロックするロッ
    ク手段と、 前記ロアレールの下部に取付けられて、前記シートの設
    置フロアに固定されるブラケットとを備えてなるシート
    スライド装置において、 前記ブラケットは、所定の角度で屈曲する屈曲部と、前
    記屈曲部の一端側に位置して前記ロアレールの下部に取
    付けられる第1の取付け部と、前記屈曲部の他端側に位
    置して前記シートの設置フロアに取付けられる第2の取
    付け部と、前記屈曲部の内側角部に位置するリブ部とを
    一体に有する軽合金材料の押出し成形品であることを特
    徴とするシートスライド装置。
JP10254091U 1991-12-12 1991-12-12 シートスライド装置 Pending JPH0549464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254091U JPH0549464U (ja) 1991-12-12 1991-12-12 シートスライド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254091U JPH0549464U (ja) 1991-12-12 1991-12-12 シートスライド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0549464U true JPH0549464U (ja) 1993-06-29

Family

ID=14330095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10254091U Pending JPH0549464U (ja) 1991-12-12 1991-12-12 シートスライド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0549464U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256730B2 (ja) * 1984-12-14 1990-12-03 Nitsushin Kagaku Kogyo Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256730B2 (ja) * 1984-12-14 1990-12-03 Nitsushin Kagaku Kogyo Kk

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6189975B1 (en) Seat frame assembly
JP5511310B2 (ja) 車両用シート
JPH04252744A (ja) パワーシートスライド装置
US20200108737A1 (en) Long Rail Assembly With Side Opening For Vehicle Seat Adjustment
JP2017013639A (ja) 車両用シートレール
JPH054750Y2 (ja)
JPH0549464U (ja) シートスライド装置
JPS6218348A (ja) シ−トスライド装置
JP6645455B2 (ja) 車両の側部車体構造
JPH0632162U (ja) シートスライド装置
JP4358318B2 (ja) シートフレーム
JP3138193B2 (ja) シートスライド装置
JP6108308B2 (ja) 車両用シート
JP2548848Y2 (ja) パワーシートスライド装置のラック固定構造
JP4206670B2 (ja) 車両のドア構造
JP2526977Y2 (ja) シートスライド装置
JPH0712161Y2 (ja) パワーシートスライド装置
JP3529958B2 (ja) 座席用スライド装置
JPH04113230U (ja) パワーシートスライド装置
JPH04113229U (ja) パワーシートスライド装置
JP3111578B2 (ja) 車両用シートレール装置
JP2530413Y2 (ja) 車両用シート
JPH0729575B2 (ja) 自動車用シートスライド装置
JPH0110265Y2 (ja)
JPH0140752Y2 (ja)