JPH0584061B2 - - Google Patents

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JPH0584061B2
JPH0584061B2 JP58157718A JP15771883A JPH0584061B2 JP H0584061 B2 JPH0584061 B2 JP H0584061B2 JP 58157718 A JP58157718 A JP 58157718A JP 15771883 A JP15771883 A JP 15771883A JP H0584061 B2 JPH0584061 B2 JP H0584061B2
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integrated circuit
semiconductor integrated
wiring
input
circuit block
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Yasuo Igawa
Sunao Shibata
Kyoshi Urui
Misao Myata
Masahiko Kawamura
Noboru Amano
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0584061B2 publication Critical patent/JPH0584061B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • H01L21/82Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/177Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components arranged in matrix form
    • H03K19/17704Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components arranged in matrix form the logic functions being realised by the interconnection of rows and columns

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、半導体装置、特に集積回路装置に係
わり、所望の論理機能をもつ論理集積回路を容易
に実現するための集積回路の構成方法に関するも
のである。
〔従来技術とその問題点〕
1948年米国ベル研究所のシヨツクレー博士らに
よるトランジスタの発明以来、半導体素子の進展
はめざましくこれを用いた電子回路は、従来の真
空管を用いた回路を置きかえ装置の小形、軽量、
低価格化と高性能化をもたらした。
やがて、主としてシリコン半導体結晶上に、複
数個の半導体素子を塔載する集積回路が登場する
と、電子回路はさらに小型化され、価格/性能比
は著しく向上した。集積度を上げれば、電子回路
システムの性能、信頼性は増大し逆に価格が低下
するという現象を作り出した。電子システムにと
つて半導体集積回路は不可欠のものとなり、既存
の個別素子による回路は次々に集積回路(IC)
におきかえられていつた。製造プロセス技術の進
歩は、集積回路の規模にして1チツプ当り数ゲー
ト〜10ゲートのSSL、10ゲート〜100ゲートの
MSI、数100ゲート〜数1000ゲートのLSIといつ
たICを実現させていつた。
こうしたLSIレベルのICを製造できるプロセス
技術を背景として、既存回路のおきかえというパ
ターンを脱するICが次に登場した。マイクロプ
ロセツサの出現である。これは、従来のコンピユ
ータ機能を1つの半導体チツプ上に集積したもの
で、ソフトウエアの変更で多種多様機能を実現さ
せることができる。家庭用電気製品をはじめとし
て、考えうるあらゆる電子装置に組み込まれて、
そのインテリジエント化が促進された。とどまる
所を知らぬプロセス技術は、8ビツト、16ビツト
更には32ビツトのシングルチツプのマイクロコン
ピユータを実現していつた。
ソフトウエアの変更だけで機能を変えられるマ
イクロプロセツサ(マイクロコンピユータ)は、
その意味で汎用のICであるが、同じプロセス技
術を背景として専用のICも次々に開発されてい
つた。いずれの場合においても、その集積度は数
1000ゲート/チツプ以上のレベルにまで達してい
る。従来の電子システムが1つのチツプ上に実現
できるようになつているわけで、今や「集積回路
(Integrated Circuits)」に変わつて「集積システ
ム(Integrated Systems)」という概念で表現す
る方が適切なレベルとなつている。
「集積システム」とも呼ばれるべきICを設計
するのが、極めて大変であることは容易に推察で
きるところである。実際専用ICを製造するには、
次のような作業過程を経て行なわれる。まず所望
のシステム概念からシステムとしての仕様を決め
る。次に、これに基づいて、システムの論理設計
を行なう。続いて、この論理設計が正しいか否か
シミユレーシヨンを行なう。この時、個別の素子
や、SSI、MSIレベルのICを用いプレツドボード
と呼ばれる、最終形態と同様のハードウエアを作
つて検証する事もあり、計算機上で論理シミユレ
ータによつて検証する手法もある。以上により論
理設計が正しく行なわれている事が確認される
と、実際にICを製造するためのマスクのパター
ン設計が行なわれる。マスクが出来上ると、これ
を用いてICの製造が行なわれ、最終製品が完成
する。設計段階においてはCAD(Computer
Aided Design)と呼ばれる計算機を用いた計算
手法が随所に取り入られているが、マスク作製ま
での設計コストは、ICの集積度が増すにつれ、
急激に上昇し、また、設計期間も長くなる。この
ため、高集積度の専用ICを作れるのは、そのIC
の使用個数が多く、それによりIC1個当りの設計
コストを小さくできるものに限られてくる。一般
に高集積のICほどその適用領域は狭く、使用頻
度が低いため大量生産向きではない。1チツプマ
イクロプロセツサはソフトウエアにより、適用範
囲の拡大を行なつたもので、チツプとしてのIC
は、極めて大量生産向きとなつている点で例外と
言えるが逆に、ソフトウエアによる機能変更とい
う特徴が、ICとして所望の機能を実行するスピ
ードが遅いという致命的欠点を持つている。
設計コストや開発期間の増大は、高集積ICの
実現にとつて障害であり、それに代替するマイク
ロプロセツサはスピードが遅いという欠点を持つ
事を考えると、高速性能を必要とする論理回路を
IC化できるのは極めて限られた電子システムだ
けとなる。すなわち、大量に需要が見込まれる製
品のみ、専用IC(カスタムIC)による実現が可能
であつた。
こうしたカスタムICの欠点を補なうため、近
年ゲートアレイと呼ばれるセミ・カスタムICが
続々とIC市場に現われ、カスタムIC化すること
がコスト的に困難な、比較的小量の生産で済むよ
うなICの実現のために使われている。このゲー
トアレイは基本論理ゲートをあらかじめ半導体ウ
エーハ上に規則的に(通常アレイ状に)形成して
おき(これは、大量生産できる)、後の配線方法
の変更だけで、所望の論理機能を有するICを実
現するものである。従つてマスク設計に当つて
は、配線用マスクのみを新規に作ればよく、その
分設計コストは安くなり又、製造に要する時間も
注文者から見れば、配線工程だけを行なうのであ
るから短かい。つまり所望のICを実現するため
の開発コストが安く、又、製品納期も短くなると
いう特徴を有している。このために、カスタム
ICの手法ではコスト的に実現できなかつた小量
生産規模の論理ICの実現が可能となつている。
欠点は、やはり自由度が増すだけ、ICの動作ス
ピード、集積度がカスタムICに比べて劣るとい
うことである。
ICとしての性能という点からは、カスタムIC
が最も優れていることは言うまでもない。従つて
一方では、ICの設計、製造のコスト及び時間を
短縮する努力も行なわている。このための手法
は、主として設計に関しては、CAD、製造につ
いては自動化及びウエーハの大口径化、そして検
査についてはテスタの高速化等既存手法の高度化
によつて行なわれている。ICが高集積化するほ
ど製造に比べ、設計のためのコスト、期間の占め
る比率が高くなりその意味で、CAD技術は大規
模カスタムICの実現のための死命を制するもの
となつてきている。今や人手だけでICを設計す
ることが不可能である。大規模LSIの設計に用い
られるCADシステムは、もはや、それ自体大型
計算機を必要とする大きなシステムと化し、今後
更に集積度が増すにつれ更に高速で処理能力の大
きい計算機が必要であると見込まれている。
このような状況下においても、やはりカスタム
ICを作るにはそのICが相当の大量生産とならな
ければならないという制限が存在することになる
であろう。
以上のような、大規模の集積回路の設計製造に
かかわる問題点のために、システム設計者は容易
にシステム中の回路をIC化する事ができない。
すなわち、設計コストのために、小規模生産のシ
ステムのためには、IC化はできない。又、仮り
に大量生産の見込みが立つにしろ、開発期間が長
い事により、後からの設計変更、手直しが事実上
不可能であることを覚悟せねばならず、IC化を
リスキーなものとしている。
そこで、SSI、MSIレベルの汎用ICをプリント
基板に実装するという方法が、小規模のシステム
の回路を実現する手法として、現在最も一般的に
とられている。これならば、1品種種最低1個か
ら作ることができる。品種当りの個数が増えて
IC化できるレベルに達すれば、ゲート・アレイ、
又はカスタムICとして展開すれば良いのである。
しかし、この方法は、回路の機能当りの容積が大
きくなることや、消費電力が大きいことなどから
電子システムが極めて大型になつてしまうという
欠点をもつ。
一方、従来よりPLA(Programmable Logic
Array)と称されるものがある。(例えばIBM
Journal of research and development,
vol.19,No.2,March 1975 P.98〜109)。これは
第1図に示す如く膨大な配線マトリクスの各交点
にダイオードを配したORアレイを基本とする。
(I)はインバータを示す。この配線マトリクス中で
OR,ANDといつた基本的論理を形成し、これを
組み上げて行く。しかしながらPLAは、配線長
が非常に長くなるという欠点を有する。従つてそ
の浮遊容量と経由するスイツチの抵抗によるCR
時定数によつて動作速度が遅い。特に、電流路に
等電位で付随する余分な配線の容量がこれを大幅
に助長する。これは基本ロジツク段階で既に存在
する。従つて高機能のものは作り得ない。また、
上記ORアレイにおいては、ある出力ノードに対
して各入力論理信号がダイオードに順方向に電流
を流すことにより実現させる。少なくとも1つの
入力論理が“1”となると、ダイオードに順方向
電流が流れて出力ノードは“1”となる。つま
り、ダイオードを通して入力布線を結線するだけ
で、その結線部に入力論理のOR演算結果が出力
される。ある入力論理が“1”であつても、“O”
である入力論理のノードにはダイオードの逆方向
特性により出力ノードから入力ノードへの電流の
逆流はないので影響を与えない。すなわち、
PLAでは電流が流れる事が必須条件である。従
つて前記長大な配線により発熱が大きく、又、配
線を太くしなければならないので配線密度も大き
くできない。従つて論理機能を高集積に塔載する
ことはできない。
又、結線が電気的にプロブラマブルなハイブリ
ツド集積回路が提案されている(特表昭58−
500096)。
しかし、この方式では塔載したチツプと基板と
がワイヤボンデイング等によつて行なわれ、従つ
て接続部に多大な面積を見込まねばならず、電気
的にプログラマブルではあつても高集積の集積回
路を得ることはできない。しかもチツプ間は2つ
のスイツチを介して行なわれ、任意の結線に対し
て夫々下地基板の一辺の長さを有するパツドライ
ン2本、ネツトライン2本が必ず等電位で付随さ
れ従つて、スイツチの抵抗及び配線の浮遊容量に
よる信号遅延が著しく大きいという問題を有して
いる。そして、パツドライン、ネツトライン相方
共信号線として用いられるので動作中に配線の変
更を行なう事が不可能であつた。即ち、実機テス
トを行なう上での使い勝手が利かないという不便
性を有していた。これは高機能の集積回路を迅速
に組み上げるには極めて重要である。
微細加工技術の進歩により技術的には1チツプ
に数10万トランジスタ以上の回路を組み込むこと
ができるようになつたし、これからも、集積度は
更に進展すると見込まれる。このような状況にお
いては、この数10万以上のトランジスタに何をさ
せるのか、つまりどのようなICを作るかを決め
るのは極めて困難になりつつある。しかも、その
条件としては大量に生産するものでなくてはなら
ないということがある。当然種々のシステム設計
者のアイデアをIC上で実現する試行錯誤が重要
なプロセスとなる。しかし、開発コストの大き
さ、開発期間の長さ、つまりはターンアラウンド
タイムの長さは、これに立ちはだかる大きな障害
である。又、大量個数出るICのアイデアはそれ
ほど出てくるものでもない。つまりは、大量生産
に向くメモリ及びマイクロプロセツサIC等以外
に、微細加工技術の恩恵を受けるICがないので
ある。しかも、その一方で、IC化したくととも
個数が少ないために、プリント基板上で実現して
いる電子システムが数限りなく存在するのであ
る。
〔発明の目的〕
本発明は、このような従来のLSIシステム実現
手法の行きづまり、つまり、IC化したいが資金、
時間の条件のため実質的に不可能になつてしまう
という状況に鑑みなされたものでシステム設計
者、回路設計者がフイールドにて瞬時に自分の所
望するLSIレベルの回路をIC化するための手法、
及びその土台となり実現の基盤となる1チツプ集
積回路を提供する事を目的とする。
又、本発明は、高動作速度、高歩留りの接続が
電気的プログラマブル可能な集積回路を提供する
事を目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の半導体集積回路においては、基板自体
に論理機能を有する複数の回路ブロツクが作り込
まれる。後述する好ましい実施例においては1つ
のチツプ上に274個もの回路ブロツクが作り込ま
れる。これはSi基板に集積回路を形成する様な通
常の方法(専用IC又は配線済のゲートアレイ)
によつて達成されるものである。前記複数の回路
ブロツクからなる回路ブロツク領域は後述する4
インプツトNANDゲート、インバータ、8ビツ
トレジスタ等の論理機能素子の集合から構成され
る。論理機能素子はインバータ、AND、OR、
NAND等基本ゲートの同種又は異種の組み合わ
せにより構成されるものである。例えばフリツプ
フロツプ、シフトレジスタ、カウンタ、ALU、
さらにはCPU等の論理回路も基本ゲートの組み
合わせにより実現し得る論理機能素子である。勿
論、回路ブロツクはこの他に単一の基本ゲートを
含んでいてもよい。この様に本発明では論理機能
素子は専用ICやゲートアレイの手法により構成
されPLAと異なり不用な配線部分は予め除去さ
れ高速の素子が準備される。そして各回路ブロツ
クは夫々信号の入力部及び信号の出力部を有して
いる。そして回路ブロツクは1個以上の論理機能
素子を含む領域であり、信号の入出力が相互に行
なわれる領域は夫々複数の回路ブロツクを構成す
る。回路ブロツク領域に隣接して前記基板上に配
線領域が形成されている。これは例えば絶縁膜を
介した多層配線技術によつて達成されるものであ
る。かかる配線領域には、前記各回路ブロツクの
信号入力部に接続された信号入力用配線群、及び
各回路ブロツクの信号出力部に接続された前記信
号入力用配線群と交わる信号出力用配線群から構
成されている。そして、前記各回路ブロツクの入
出力部は、その回路ブロツクに隣接する配線領域
において前記信号入力部は前記信号入力用配線
に、前記信号出力部は前記信号出力用配線に接続
される。例えば回路ブロツクの配列方向に平行に
配設された配線群に対しては、T字を構成する如
く接続される。前記信号入力用配線群と前記信号
出力用配線群との各交点にはスイツチ素子が設け
られている。そして、前記各スイツチ素子の
ON,OFF状態が制御されることにより前記回路
ブロツク間の信号の入出力関係が決定され集積回
路が構築されるものとなつている。
尚、本発明において論理機能とは、通常用いら
れている様にある入力に対して出力のパターン例
えば“1”又は“0”が一義的に決定される関係
を指すものがこれに含まれる。フリツプフロツ
プ、シフトレジスタ、カウンタ、ALU、さらに
はCPUといつた組みわせ回路、順序回路と呼ば
れるものもこれに含まれる。
〔発明の効果〕
本発明半導体集積回路は、そのハードウエアが
製造されたあとに、所望する論理機能が決定され
る。すなわち、論理設計者は、完成された(商品
として手に入る)当半導体集積回路の内部に組み
込まれたSSIやMSI規模の機能回路ブロツクの相
互配線を、スイツチ素子のON,OFFをソフトウ
エア的に書込み指定することにより決定できる。
つまり、この書込みに要する時間待ちだけで、い
わば即座に所望の論理機能を半導体チツプ上に実
現する事ができる。論理機能を変更したければス
イツチ素子のON,OFF状態を変更して結線状態
を変えてやればよい。スイツチ素子が書替え可能
であれば、同一チツプ上で、即座に変更できる
し、たとえ書替え不能なタイプでも、もう1つチ
ツプを用意すれば即座に所望の機能を有するチツ
プが実現できることに変わりはない。
以上のように本発明によれば所望の論理機能を
有する半導体集積回路を瞬時に実現することがで
きる。塔載されるSSI、MSI規模の機能回路ブロ
ツクは後述の実施例に示すように100個以上にす
ることができ、ゲート数にして10kゲート以上の
ものを用意することができる。これは現在カスタ
ムLSI、セミカスタムLSI(ゲートアレイ)として
製造の対象となつている集積回路の規模に匹敵す
る。しかも所望のチツプを得るための待ち時間
は、桁違いに短かい。すなわち、半導体集積回路
の開発時間を極めて短縮することが可能となる。
又、本発明半導体集積回路は、そのハードウエ
アは大量生産するが、その機能はソフトウエア的
に決定できるため唯1個のチツプを作ることも可
能である。従来の方法によつていては、半導体集
積回路は大量生産することによりのみコスト的に
実現可能であつたが、本発明により、少量多品種
の極限を追求することが可能となる。
従つて本発明半導体集積回路を用いれば、論理
システムの開発スピードが極めて速くなるし、考
えうる論理システムをほとんど全てIC化するこ
とが可能となり、電子システムの一品生産に貢献
し、来るべき高度情報化社会の構成機器の製造を
容易ならしめる。
マイクロコンピユータチツプがソフトウエア的
に所望論理動作を実現するのに対し、本発明半導
体回路は、結線情報を書込む時点では、ソフトウ
エア的に論理機能を決定するが、決定されたあと
は、ハードウエアで所望論理動作を行なうという
のがその特長である。そのため動作スピードは基
本的にマイクロコンピユータチツプより速い、す
なわち、本発明半導体集積回路はマイクロコンピ
ユータチツプのようにソフトウエア的に論理機能
を決定できる特長を有しつつ、動作時には、ハー
ドウエア的に論理動作を行なえるという、全く新
しい概念のICである。このことにより、従来の
電子システム開発手法を一変するものであり、そ
の改善に果す役割は極めて大きい。
本発明によれば、回路ブロツクの入出力部間の
信号入出力が電気的にプログラム可能を半導体集
積回路が最小のスイツチ数及び最短の配線長でか
つ1チツプで実現し得る。
即ち本発明によれば、第1に、安価で高密度に
実装された、回路ブロツク間の入出力関係が電気
的にプログラム可能な集積回路チツプを提供し得
る。第2に、高動作速度の回路ブロツク間の入出
力関係が電気的にプログラム可能な半導体集積回
路チツプを提供する事ができる。本発明の代表的
な例では、1280000個又は、182800個のスイツチ
素子を1チツプ上に有する。勿論全てのスイツチ
素子が使用されるわけではないが、広大なフイー
ルドを用いて回路ブロツク間の入出力関係を電気
的にプログラムするタイプではスイツチ素子の抵
抗及び配線の浮遊容量により生ずる信号伝達の遅
延は多数の回路ブロツクから半導体集積回路を組
み上げるには重大な問題である。本発明によれば
基本的に1つのスイツチで、代表的な例では配線
マトリクスの1辺の長さをlとすれば2.5で駆
動し得る。従つてこの両者により本発明によれば
高速化が達成され、既存のカスタムIC、セミカ
スタムICにスピードの上でも対抗し得る。第3
に、上記の様に膨大なスイツチ素子数が半減する
という事は製品の歩留りの上でも大きく貢献する
と共に、高集積化の上でも効果大である。即ちス
イツチ素子の形成は配線幅に更に余裕を見込まね
ばならない。この様にスイツチ素子が最小で済む
という事は高集積化に有効である。
〔発明の実施例〕
次に、本発明を実施例に従つて詳細に説明す
る。
第2図aは本発明半導体集積回路チツプの一実
施例の構成を示すものである。11は2500μ×
8000μの大きさを有しており、SSI又はMSI規模
の機能回路ブロツクが組込まれている領域であ
る。1つの機能回路ブロツクは約50ゲート相当の
ものである。各ブロツクからは出力信号線平均4
本、入力信号線平均8本がスイツチマトリクス領
域12に向けて出ている。領域12の大きさは
5600μ×8000μでスイツチ数は1600×800=1.28M
個である。ブロツクの総数は274である。従つて、
10kゲートレベル以上の論理機能を潜在的に有し
ている。又、右方にはY−デコーダ13、上方に
はX−デコーダ14、が形成され周囲には幅
200μのI/Oバツフア・電源線領域15、幅
100μのパツド領域16、幅100μのスクライブ領
域17が設けられ、全体は10mm×10mmの大きさの
Siチツプに形成されている。ブロツクの構成は次
のようになつている。
4インプツトNANDゲートを2つもつブロ
ツクが15個、2インプツトNANDゲートを4
つもつブロツク14個、8インブツトNANDゲ
ートを1つもつブロツクが1個、4つのインバ
ータをもつブロツクが100個、8ビツトレジス
タのブロツクが19個、2つのDタイプフリツプ
フロツプをもつブロツクが19個、4インプツト
のANDゲートを2つもつブロツクが17個、2
対1データセレクタを4つもつブロツクが13個、
4ビツトバイナリカウンタを2つもつブロツク
が11個、2−4ラインデコーダを2つもつブロ
ツクが7個、3−8ラインデコーダをもつブロ
ツクが3個、4−1セレクタを2つもつブロツ
クが5個、8−1セレクタをもつブロツクが4
個、8ビツト直列入力−並列出力シフトレジス
タをもつブロツクが3個、8ビツト並列入力−
直列出力シフトレジスタをもつブロツクが3個、
8ビツト直列入力−直列出力シフトレジスタを
もつブロツクが2個、単安定マルチバイブレー
タを2つもつブロツクが4個、2インプツト
ORゲートを4つもつブロツクが4個、2イン
プツトNORゲートを4つもつブロツクが3個、
AND−ORインバータを2つもつブロツクが3
個、64ビツトRAMのブロツクが3個、2イ
ンプツトEXCLUSIVE−ORゲートを4つもつブ
ロツクが2個、〓〓4ビツトコンパレータのブロツ
クが3個、J−Kフリツプフロツプを2つもつ
ブロツクが4個、〓〓9ビツトの偶/奇バリテイジ
エネレータ/チエツカのブロツクが3個、〓〓4ビ
ツトバイナリ全加算器のブロツクが2個、〓〓2イ
ンプツトマルチプレクサを4つもつブロツクが5
個、〓〓S−Rラツチを4つもつブロツクが2個、
〓〓ALUのブロツクが1個、〓〓8ビツトアドレサ
ブルラツチのブロツクが1個、ルツクアヘツド
キヤリジエネレータのブロツクが1個という構成
である。以上、〜の多数個又は1個の
CMOS構成の論理機能素子がCMOS構成の論理
回路ブロツクを構成し、これらは領域11に設け
られている。以下の、数値の計算では200ブロツ
クとして計算されている。
各ブロツクの入力線数、出力線数は、ブロツク
の論理機能によつて異なるが、平均的ケースの場
合に入力8本、出力4本という構成である。例え
ば、2インプツトNANDを4つもつブロツクは
これに対応している。こうした代表的ブロツクの
入力、出力線のブロツク外への出ていき方は具体
的には第2図bに示すようになつている。すなわ
ち、MSI機能回路ブロツク18の大きさは、
2500μ横×40μ縦であり、間口である40μから入力
19、出力線20が出ている。入力線2ライン、
出力線1ラインを1つのユニツト21とし、4ユ
ニツトから入力/出力が構成されている。第2図
Cは第2図aで破線で囲まれた領域を拡大した図
である。1点鎖線で囲まれた領域はDタイプフリ
ツプフロツプ22を2個持つ回路ブロツクを示
す。図では1つの回路ブロツクを示すが、勿論上
下にも詰め込まれている。この様にブロツク内の
同種の論理機能素子は空間的に規則的に配置し得
る。I/Oバツフア・電源線領域と機能回路ブロ
ツク領域の間には同期クロツク又はシステムクロ
ツクとして用いられるクロツク信号ライン領域が
設けられているクロツク信号ライン23が走る。
クロツク信号ライン領域はI/Oバツフア・電源
線領域に含めてみなすこともできる。何れにして
も両領域は200μの幅に収められる。24a,2
4bは夫々制御信号用のバツドに接続された出力
バツフア及び入力バツフアである。又、25はD
タイプフリツプフロツプの出力に接続されたシス
テムクロツク23によつて動作するC2MOSから
なるバツフアである。上下のブロツクの出力部に
も全てこれらが続けられている。第3図は、これ
ら入力、出力線が第2図aの12で示されるスイ
ツチマトリツクス部分でどのように配線されてい
るかを示す図であり、入力線は横方向にのびてお
り、出力線は基本的には縦方向に走つており、回
路ブロツクとつながるために、必要部分で横方向
に走り、縦方向に走るラインとT字形に接続して
いる。横方向に走る入力線群34と縦方向に走る
出力線群35の交点にはON状態又はOFF状態を
持ち得るスイツチが配され、このスイツチがON
の時交叉する入力線と出力線が電気的に接続さ
れ、OFFの時は電気的に絶縁されるようになつ
ている。第3図で、スイツチ31だけがONとな
つていれば、32の出力信号は、スイツチ31を
通して、33の入力線へと伝達される。2つの回
路ブロツク間の信号の入出力は配線マトリクスを
介してのみ行なわれる。このようにONとすべき
信号のスイツチを選択することにより、任意の出
力線を任意の入力線に電気的に接続できる。第4
図は、スイツチ部のレイアウト図である。スイツ
チはフローテイングゲートとコントロールゲート
を有するMOS型FETを使用している。41は1
つのユニツトを示し、2入力+1出力の構成で2
スイツチが含まれている。大きさは10μ×7μであ
る。42は出力線で43の出力線に接続されてい
る。44は入力線である。45はT字状のフロー
テイングゲート(Ist PolySi)、46はコントロ
ールライン(Yデコーダ、2nd PolySi)、47は
コントロールライン(Xデコーダ、3rd
PolySi)、48は拡散層、49は入力線のコンタ
クトホール(ドレイン部)、50aは出力線42
と拡散層48とのコンタクトホール(ソース部)
50bは出力線43と拡散層48とのコンタクト
ホールである。42,44は前記PolySi層上に
形成されたIst Alであり43は2nd Alである。
50bは50a上にまで延在されて42と43と
が直接接続されても構わない。又、42は43と
のみコンタクトホール50a位置で接続されて良
い。右下のスケールは1μmを示す。第5図は、こ
のFETの断面図を模式的に示したものである。
51はP型Si基板に形成されたn+ソース、52
はn+ドレインであり53はフローテイングゲー
トである。54は第1コントロールゲートであ
る。これらのゲートはそれぞれ第1層、第2層、
第3層のポリシリコンにより形成される。56は
トンネル酸化膜であり厚さ約100ÅのSiO2膜であ
る。各々のゲートはSiO2により分離されている。
57は基板であり、フローテイングゲート53の
電位によりそのSiO2膜近くのチヤンネルを流れ
る電流が制御される。第6図は、第5図をさらに
簡略化した図であり、第1コントロールゲート6
4とフローテイングゲート63の間にCaなる容
量、第2コントロールゲート65とフローテイン
グゲート63の間にCbなる容量、そしてフロー
テイングゲート63と基板67の間にCcなる容
量があることを示す図である。通常はCa≒Cb,
Ca+Cb≒Ccなる関係にあるが必らずしもこの条
件が成立する必要はない。この図を使つてこの
FETスイツチの動作例を次に説明する。
いま、第1コントロールゲート54,64およ
び第2コントロールゲート55,65を20v、基
板57,67を0vに設定する。Ca,Cb,Ccの容
量関係によりフローテイングゲート53,63の
電位は約10vとなる。フローテイング53と基板
57は100ÅのSiO2膜を介して近接しているの
で、両者の間に10vの電位差があることで、この
SiO2膜56にトンネル電流が流れる。すなわち、
基板57からフローテイングゲート53に電子が
注入される。このあと第1コントロールゲート5
4と第2コントロールゲート55の両方又はどち
らか一方が20v、又は0vになつても注入された電
子のためにフローテイングゲートはマイナスに帯
電し、FETの閾値電圧VTHが約10vとなつて
FETはOFF状態を持続する。つまり、基板電位
が0vであれば第1、第2コントロールゲートの電
位にかかわらず、FETはOFFである。このこと
はFETスイツチに“OFF”書き込みが行なわれ
た事を意味する。また第1、第2コントロールゲ
ートの少なくともどちらか一方が0vであればトン
ネル電流は流れず、FETスイツチの状態が反転
することはない。次に“ON”書き込みのための
動作を説明する。第1コントロールゲート54,
64及び第2コントロールゲート55,65を
0v、基板57,67を20vに設定する。機能回路
ブロツク領域11とスイツチマトリクス領域12
はPN接合分離でアイソレーシヨンが達成され得
る。又、絶縁基板上に成長されたSi層の様なSOS
基板であれば両者の境界領域をエアアイソレーシ
ヨン或いは、境界に絶縁膜を埋込んで絶縁分離し
て11,12共P基板として使用し得る。上記
20vの設定によりフローテイングゲートの電位は
Ca,Cb,Ccの容量関係により、約10vとなり
SiO2膜56にトンネル電流が流れフローテイン
グゲートから基板へ向けて電子が放出される。第
1コントロールゲート54と第2コントロールゲ
ート55の両方又はどちらか一方が20v、又は0v
になつても放出された電子のためにフローテイン
グゲートはプラスに帯電しFETのVTHが約−
10vとなつてFETはON状態を持続する。また第
1、第2コントロールのゲートの少なくともどち
らか一方が20vであればトンネル電流は流れず
FETスイツチの状態が反転することはない。
“ON”時にコントロールゲート54,64,5
5,65を負電位にして基板を0vのままとしても
等価である。こうして“ON”又は“OFF”状態
をFETに書き込んだあと基板を0vとしておき、
第1コントロールゲート電位VcG1第2コントロ
ールゲート電位VCG2を例えば10vを越えない値
に設定しておけば、FETスイツチが“ON”
“OFF”状態をそこなう恐れはない。このために
は、VCG1=VCG2=0vでもよい。VCG1=VCG2
=回路の電源電圧(〜5v)においてもよい。この
場合はフローテイングゲートの電位が引き上げら
れFETスイツチのON状態での抵抗値はVCG1
VCG2=0vの場合に比べて十分小さくできるの
で、後述するスイツチ部の抵抗による信号伝搬遅
延を小さくすることができる。
この実施例ではフローテイングゲート下のトン
ネルoxideがソースからドレインの全面にわたつ
て形成されている場合を述べたが第7図a,b,
c,dのように一部分でだけが薄くなつていても
よい。この場合チツプのYieldが向上する。又、
第8図のようにソースからドレインにつながる一
部のみが薄いトンネルoxideとなつていてもよ
い。
このようにトンネルoxide部の面積を小さくす
ることは、単に薄膜形成のYieldを向上させるだ
けでなく、基板とフローテイングとの容量結合を
小さくし、それだけコントロールゲートとフロー
テイングゲートの容量結合を相対的に大きくする
結果となり、FETスイツチセルのWrite/erase
特性を向上させる。
入力線と出力線がこのFETスイツチとどのよ
うに接続されるかを示したのが第9図である。9
1,92はFETのソース、ドレイン、93はフ
ローテイングゲート、94は第1コントロールゲ
ートで95のコントロールラインを通じて第2図
aの13で示されるYデコーダに接続されてい
る。96は第2コントロールゲートで97のコン
トロールラインを通じて第1図の14で示される
Xデコーダに接続されている。機能回路ブロツク
の入力線98は91に、出力線99は92に接続
されている。
以上の例において、機能回路ブロツクの構成を
限定してきたが、一般にはこれは任意の構成をと
ることができる。全体として、どのような種類の
論理機能をもたすことを目的とするかで、構成機
能回路ブロツクの内容は異なる。ある場合は、メ
モリが多い方がよいし、またある場合はALUが
多い方が使い易いといつた具合である。ただ、塔
載できる機能回路ブロツクの総論理ゲート数と、
総入力線数、出力線数には制限がある。半導体集
積回路製作の際のレイアウトルールとして1μル
ールを採用し、チツプサイズを10mm×10mmとする
と、総論理ゲート数10000、50ゲート規模のMSI
が機能回路ブロツクを構成するとし、前述の例の
ように1つのブロツクの入力線数を8、出力線数
を4とすると、総入力線数は、1600、総出力線数
は800本となり(200ブロツク換算)、これらの入
出力線のあらゆる接続を可能とするためのスイツ
チマトリツクス中には1600×800=1280000個の
FETスイツチが必要となり第1図で示すように
スイチマトリクスの寸法は5.6mm×8mmとなり一
方機能回路ブロツク群の占める面積は2.5mm×8
mmとすればよいことが経験的に確かめられた。X
デコーダ部の寸法は5.6mm×1mm、Yデユーダ部
の寸法は、0.9mm×8mmでありその外側に幅200μ
のI/Oバツフア回路及び電源線領域15があり
さらに外側に幅100μのパツド領域16最外周部
には幅100μのスクライブ領域17を置くことに
より、本発明の一実施例レイアウトが完成する。
いかなる出力線も、いかなる入力線に接続でき
るようにするためには上記例では、1280000個の
スイツチを必要とした。この様子を模式的に第1
0図に示す。〇印はスイツチを示す。
以上の例では異種の機能回路ブロツクがチツプ
上にレイアウトされた。これに対し条11図aは
分割ブロツク方式と呼ぶべきものを示す。即ち全
体としての機能回路ブロツクの種類、数は第2図
aで説明した構成のまま領域11に配置されてい
たNAND,INVERTER、レジスタ、Dタイプ
フリツプフロツプ、AND、データセレクタ、カ
ウンタ、ラインデコーダ等の〜〓〓の論理機能回
路ブロツクは領域11を8つの回路ブロツク領域
に分け、これらに均等に分散配置した。ブロツク
分割は次の様に行なわれた。即ち、4インプツト
NANDゲート、インバータ、8ビツトレジスタ
等論理機能単位(LOGIC FUNCTION)を構成
している論理機能素子をそのブロツク数が多いも
のから順に第1〜第8ブロツクの方向に分割され
て行つた。そして分配は論理機能回路ブロツク数
の多いものから3ブロツク目毎に行なわれた。例
えばブロツクを19個を有するものは、第1ブロツ
クから始まるとすると第1ブロツク、第4ブロツ
ク、第7ブロツク、第2ブロツク、第5ブロツク
…の順である。各分割ブロツク内では、その分割
ブロツクに付設されるスイツチマトリツクスを用
いて種々の論理機能素子が組み合わされ回路が組
まれる。勿論、不足している論理機能素子は他の
ブロツクから持つて来るが、その数は論理機能素
子の種類毎に回路ブロツクを構成した場合に比べ
て遥かに少なくて済む。即ち、任意の機能素子の
入力部、出力部に対して他の全機能素子の出力
部、入力部との全交点にスイツチを設けた、従前
の方式に比べてスイツチ数は大幅に減少する。分
割ブロツクにより形成された小回路乃至中回路間
は第11図a112,113,114のスイツチ
マトリクス領域で接続されてチツプ上に所望の回
路が実現される。出力線は同じ分割ブロツクの入
力線と接続する必要はないから分割ブロツク相互
間の結線を可能とするための114スイツチマト
リツクス数は(7×10)×(8×5)個となる。結
局分割ブロツク内部のスイツチマトリツクスを含
め必要な総スイツチ数は {(100+10)×(200+5)−10×5} ×8+{(8−1)×10} ×(8×5)=182800個 となる。スイツチの個数は第1の実施例の
1280000個に比べ1/7にすることができる。
第11図bは第11図aの1つのMSIブロツク
111a部分を示したものである。1つの破線領
域にはIN,OUT端子夫々1つのみを示した。破
線領域によつて論理機能素子の種類が異なつてい
る。111aで示す回路ブロツクは、破線領域
内、破線領域間で付設したスイツチマトリクスで
結線され、更にブロツク111aは他の分割回路
ブロツク、例えば、111bとスイツチマトリク
スで結線される。
かくして本実施例によれば、論理機能を有する
複数の回路ブロツクに対して同一の論理機能素子
が振り分けられて回路ブロツク内が異種の論理機
能素子の集合によつて構成され各回路ブロツクに
第1のスイツチマトリクスを付設し、各回路ブロ
ツクに亘つて第2のスイツチマトリクスを付設す
る事により最小のスイツチ数で電気的にプログラ
ム可能な半導体集積回路が得られ、高速化、高歩
留りに寄与する。又、配線長が最短になる事も高
速化に寄与する。即ち、ブロツク間接続に要する
スイツチ数3という増大はこれによつて吸収し得
る。最小2つのスイツチ素子を要する技術にこれ
を適用した場合にはさらに多くの即ち6つのスイ
ツチが要求される。しかし全体としてのスイツチ
数の削減は達成されるであろう。尚、第11図b
において、破線で区割した領域の夫々は付設した
スイツチマトリクスから見れば回路ブロツクであ
る。しかし、フイールド114のスイツチマトリ
クスから見れば全体として回路ブロツクである。
分割方式は、,,〜のみに施してもよ
い。この場合、分配は8ブロツクとすれば、第1
ブロツク第2ブロツク…の順に為される。
ところで後述するように、機能回路ブロツク間
の信号伝達遅延時間は、信号ラインの容量及びス
イツチのON抵抗が大きい程遅くなる。遅延時間
を小さくするには、FETスイツチの抵抗を小さ
くしなくてはならない。1/8分割の例では、分割
ブロツクの外に出る信号は機能回路ブロツクから
出たあと、112の部分のスイツチ、114の部
分のスイツチ、113の部分のスイツチと計3個
のスイツチを通過する。第1の実施例や本例の分
割ブロツク内部だけの結線例では通過スイツチ数
が1であるのに比べて個数が多く、これを打開す
るためには、112,113,114の部分のス
イツチのON抵抗を下げてやればよい。具体的に
は、例えば、これらのFETスイツチのゲート幅
を3倍にしてやれば、ON抵抗は1/3となり3個
通過しても第1の実施例と同程度のON抵抗の影
響におさえることができる。
第11図の100×200のスイツチマトリクスは分
割ブロツク内の結線に用いられる。この領域自体
は密である。従つて領域112,113及び11
4のスイツチの普通時のコンダクタンスは100×
200の領域のそれに比べて大とするのがこの方法
の場合一般的である。例えば上記チヤネル幅を3
倍とする。そして、この様にすれば分割ブロツク
内、分割ブロツク間の信号伝達遅延の差が小とな
り、つり合いが取り得る。
以上の実施例により、機能回路ブロツク相互間
の結線をいかに行なうかが説明された。次に、こ
のチツプが1つのLSIとして動作するために必要
なのは、いかにしてチツプ外部との信号の受け渡
しを行なうかである。それには、外部との接点で
あるパツド群を1つの機能回路ブロツクとみなし
て、信号の入出力を行なえばよい。第12図にそ
のための構成例を示す。一般の出力線と同様に入
力線は横方向に走り、(例えば121,122)、
出力線は縦方向に走る。(例えば123,12
4)。入力線は図示される様に回路ブロツク11
に一端が接続されない。即ちパツドへの入力線は
専用に付加されたものである。パツドへの入力線
は内部のMSI/SSI機能回路ブロツク群11から
の出力線とのすべての交叉点でスイツチ125
a,125b等を介して接続されている。ただし
パツドからの出力線、例えば123とパツドへの
入力線、例えば122との交叉点、例えば126
にはスイツチは存在しない。これはパツド同志の
間で直接入出力動作を行なう必要がないためであ
る。もし特別の要請でそのような動作を必要とす
るならばその交叉点つまり、例えば126に
FETスイツチを設けてやればよい。
一方、本実施例でパツドは入力用、出力用どち
らにも使うことができる。例えば、パツド127
へチツプの外部から信号を入力した場合は、入力
バツフア128を通してパツドからの出力線12
3へ信号が出ていく。又、パツド127からチツ
プの外部へ信号を出力したい時はパツド127の
入力線121から出力バツフア129→パツド1
27を通して信号は外部へ出ていく。これは1つ
のパツドが信号の入出力何れにも使える事を意味
する。このようにパツドは入力用にも出力用にも
使えるようになつているが、どちらかに決定して
よいなら、一方の機能を削除することで、構成を
簡単化し、スイツチ数を節約してもよい。例え
ば、図中127で示されるパツドの入力線121
に接続されるスイツチ、バツフア129が削除さ
れる。
さて、出力専用のパツドは特別な目的のために
使えることを例として示しておきたい。第13図
aは、そのための説明図である。1301は機能
回路ブロツク群である。FETスイツチ1302
をONとすると出力信号B1303が出力バツフ
ア1304を通してパツド1305に伝えられて
ここをモニタすれば出力信号波形を測定できる。
また、FETスイツチ1306をONとすれば出力
信号C1307が出力バツフア1308を通して
パツド1309に伝えられる。これを外部に取り
出せば、信号Cのモニタができる。パツドにつな
がる1302,1306のようなFETスイツチ
はON,OEF制御が外部から行なえるので、実際
に機能回路ブロツク1301とそれに連なるスイ
ツチ群1310を動作させながら、任意の回路
Nodeを1311のスイツチ群により選択しなが
らモニタできる。ちようどボード回路において、
ボード上のICのピンにオシロスコープ又はロジ
ツクアナライザのプローブを当ててその電位の値
及び時間変化を観測することと同じ事をIC内部
の回路中のNodeに対して実行することができる。
もし論理動作上問題があり、機能回路ブロツク間
の結線変更したければ、1310のスイツチ群の
状態を書き換えて、これを行ない、再び1311
のスイツチ群のスイツチを選択的にONとして任
意Nodeの波形観測が行なえる。これはチツプ自
身が実際のシステム環境で動作状態で行なえる。
つまり実機テスト、および論理デバツグが行なえ
る。これらの点が本発明回路の本領の一つであ
る。
なお、論理レベルのモニタだけでなく、実際の
例えば、1312ライン上の信号波形の詳細を知
りたいのであれば、1304や1308の出力バ
ツフアとしては、FETのソースフオロワ形式で
パツドに信号を出してやるのがよい。高入力イン
ピーダンス、低出力インピーダンス回路だからで
ある。もし実際のライン上の信号波形が整形され
てモニタするのでもよく、例えば、論理レベルの
モニタを行なえればよいのなら、出力バツフアと
して2段インバータ回路のようなものを用いても
よい。第13図b,Cは第13図aの細部を示
す。第13図bはソースフオロア形式を示し、第
13図Cは2段インバータの場合を示す。第13
図Cは偶数のインバータ段であれば反転がない事
を示す。第12図や第13図において用意できる
バツドの数に特に原理的な制限はない。あるとす
れば、チツプ上に空間的にどのくらいパツドが置
けるかという事だけである。第2図aのようなチ
ツプレイアウトの場合、パツドの大きさを100μ
×100μ、パツド間隔を100μとすると、空間的に
は400個程度のパツド配置が可能である。デコー
ダ系、電源系、クロツク等、共通信号系用のパツ
ドを差し引いても、300個程度のパツドを信号の
入出力用に割当てられる。実際にはチツプのパツ
ケージ技術の制限で、パツド数はリミツトされ
る。実施例においては、信号入出力用パツド200
個、信号モニタ用パツド16個とした。
半導体集積回路の性能として重要なものに、動
作速度がある。本発明半導体集積回路の場合、各
機能回路ブロツク内部のマスク、レイアウトは、
極めて高密度に実現されその動作速度は、最も高
速のICとされる。カスタムIC並みの性能を実現
できる。動作速度の面から、設計上留意すべき
は、信号がスイツチマトリクスを経由して伝達さ
れる、各機能回路ブロツク相互間の信号伝達遅延
である。各機能回路ブロツクから出て又機能回路
ブロツクへ入る場合の信号伝達遅延の機構は、第
14図のように考えることができる。1401は
信号を出力する機能回路ブロツクであり1402
は出力するためのCMOS構成のバツフアである。
1403は出力線の縦方向の出力線1404に接
続される横方向に走る部分である。1405,1
406はスイツチ素子部を示すもので、1405
は、そのスイツチ動作を示し、1406はその内
部抵抗Rを示す。1407は信号が入るべき機能
回路ブロツク1408につながる入力線である。
C1,C2,C3は各々1403,1404,140
7と接地線との間に存在する容量である。この容
量は2種類あり、その1つは配線のラインと接地
間の浮遊容量であり、もう1つは配線上に接続さ
れている。FETスイツチのソース又はドレイン
電極と基板(接地)間にある接合容量である。配
線幅1μとした時の浮遊容量は100fF/mmと概略見
積れる。また、接合容量の方はスイツチ1個当り
3FEと概略見積れる。第2図aのようなレイアウ
トを考えると、配線1403の平均配線長は5.6
mm/2=2.6mmであり、配線1404の長さは8
mm、配線1407の長さはは5.6mmである。配線
1404につながれているFETスイツチの数は
1600個であり、配線1407につながるFETス
イツチ数は800個である。これより各容量の見積
りを行なうと、 C1=2.6mm×100fF/mm=0.26PF C2=8mm×100fF/mm+1600×3FF=5.6PF C3=5.6mm×100fF/mm+800×3FF=2.96PF となる。
さて、出力信号がLowからHighからLowへ変
化する場合、信号レベルの遷移中は1402のド
ライバは定電流源とみなすことができる。これは
FETのI−V特性が飽和特性をもつことから言
えるわけである。Fan−out=Nの場合の等価回
路を示すと第15図のように考えることができ
る。但し1408の入力容量はC3に比べ十分小
さいので無視して考える。解析上必要ならC3
含めて考えればよい。151はIの定電流源、1
52は機能回路ブロツク1408の入力端を示
し、Vはその電圧である。初期値として、I=
Io、V=0を考え、時刻t=0でI=0からI=
Ioとステツプ状に変化する場合を考える。Vの時
間変化をラプラス変換法によつて解析すると V(S)=1/CoC3R・1/S(S+Co+C3N/CoC3R)I
(S) I(S)はStep関数のラプラス変換だから I(S)=1/SIo であり V(S)=1o/CoC3R・1/S2(S+Co+C3N/CoC3R) ラプラス逆変換をすると V(t)=CoC3R/(Co+C3N)2Io{exp(−Co+C3N/Co
C3R)t +Co+C3N/CoC3Rt−1} を得る。ここで第2図aのようなレイアウトを考
えた時の具体数値 Co=C1+C2=5.86pF≒6PF C3=2.96PF≒3PF を考え第10図に示すレイアウトをもつFETス
イツチのオン抵抗をR=1kΩと見積れば、N=
3のとき V(t)= 80Io{exp(−t/1.2×10-9)+t/1.2×10-9−1
} と表現できる。ただしtの単位は秒、Ioの単位は
〔A〕、V(t)の単位は〔V〕である。
ところで現在行なわれているMSIやSSIレベル
のICをプリント板上に搭載して、論理システム
を作りあげる技術は、本発明半導体回路チツプに
よつて置換えが実現できるが、その際その有効性
を論理回路の動作の点で維持するためには、動作
スピードは少なくとも同等であることが必須条件
である。各MSI,SSIのレベル(本発明回路の場
合機能回路ブロツク)の動作速度(演算速度)は
同種のロジツクフアミリで比較(例えば、
CMOS同志で比較)すればほぼ両者とも同じで
ある。問題となるのは、プリント板の場合の布線
遅延と本発明半導体集積回路の場合のスイツチマ
トリツクス部の通過時間の比較である。通常、高
速ロジツクとして知られるシヨツトキTTLロジ
ツクと本発明回路を比較すると、布線遅延は
TTLの場合2nsec程度以下を考えることができる
ので、本発明回路の場合も、平均として、スイツ
チマトリツクス部における遅延時間を2nsecとす
るのが妥当と考えられる。
Fan−out数は通常LSI中で3と考えるのが標準
であるので遅延時間解析するのに、式を用いれ
ばよい。第14図の電源電圧VDD=5Vを考え、
Highレベル、Lowレベルの閾値を2.5Vと考える
と式においてt=2nsecの時V(t=2.5nsec)≧
2.5Vであることが条件となる。式よりそのた
めの条件は Io≧37(mA) である。これより1402のようなバツフアに用
いられるFETのON時の飽和電流は37mA以上で
なくてはならないことがわかる。このために用い
られる1402のようなバツフアはドライバと呼
称できるものでなくてはならない。通常の論理ゲ
ート程度のドライブ能力では、不可能である。即
ち、論理機能回路ブロツク内に形成された回路構
成用の論理機能単位に用いられるFET(電界効果
トランジスタ)よりゲート幅を大きくした即ち、
ドライブ能力の大きいFETを用いる必要がある。
ゲート長1μ、ゲート幅10μのFETでドレイン飽和
電流1〜5mA程度であるから、37mA以上のドラ
イブ能力を得るためには、ゲート幅74〜370μ以
上にする必要があることがわかる。第1の実施例
で、第2図aのレイアウトを採用した時、各機能
回路ブロツクの出力バツフア部のFETのゲート
幅を100μとしたら、平均負荷条件(Fan−out=
3等)で次段への信号伝送遅延時間を2nsec以下
にすることが可能であつた。また各機能回路ブロ
ツクの間口は40μでありそこに、平均4個の出力
バツフアを用意する必要があるわけで、そこにゲ
ート幅74〜370μ以上のFETを実現するためには、
ゲート幅の方向は、出力線の出ていく方向でなく
てはならない。その様子を第16図に示す。16
1は機能回路ブロツク、162は出力バツフアの
負荷FET(p−チヤンネルMOS)のドレインで
電源VDDが接続されている。163は出力バツ
フアの負荷FETのソース及びドライバFET(n−
チヤンネルMOS)のドレインでここから出力信
号が取り出される。164は出力バツフアのドラ
イバFETのソースで接地ラインに接続されてい
る。165は出力ラインで出力バツフアを構成す
るFETのゲート幅方向に取り出されていること
を示している。
消費電力も集積回路を評価するパラメータとし
て重要である。本発明集積回路の場合、その使用
方法にもよるが、すべての機能回路ブロツクを使
用することは少ない。通常は、使用されていない
ブロツクが存在し、このブロツクの消費電力をお
さえる事が低消費電力化のために重要である。基
本ロジツクにCMOSを採用すれば、ロジツクが、
論理レベルの遷移時にのみ電力を消費することを
考えると、使用されないブロツクの消費電力をお
さえる事が可能である。この場合、使用しない全
論理ゲートの入力の論理レベルをHighかLowに
固定したおけばよい。機能回路ブロツクが、例え
ばシステムクロツクにより動作するダイナミツク
シフトレジスタのような回路ブロツクや、
C2MOSのように外部からの同期クロツクや、シ
ステムクロツク信号のようなクロツク信号で動作
するタイプのものであれば、使用しない場合この
クロツク信号が伝わらないようにできるようにし
ておかなければならない。第17図は、その一方
法を示すものである。171,172は機能回路
ブロツクであり、173,174は各々のクロツ
ク信号ラインである。175,176は、第2図
aスイツチマトリクス中のFETスイツチと同様
のFETスイツチで一方が173,174、他方
がクロツク信号源177につながるクロツク信号
供給ライン178に接続されている。
クロツク信号供給ライン178は第2図aの
I/oバツフア・電源線領域15と回路ブロツク
領域11との間に更に領域をとつて設けられる。
又、クロツク信号源は第2図aの左上隅の矩形の
領域に収められる。175,176等のFETス
イツチは通常ONとしクロツク信号177が機能
回路ブロツク171,172等に供給されるよう
になつているが、もし使用しない機能回路ブロツ
クがある場合には、それに対応するFETスイツ
チをOFFとしておく。即ち、クロツクは上記ス
イツチを設けなければ空ブロツクに入力してしま
う。こうすることにより、使用しない機能回路ブ
ロツク中の全論理ゲートは、「静」状態となり、
電力消費はほとんどない。このとき、さらに縦方
向に走る線179を用意し、これを電源(VDD)
に接続するか接地し、使用しないブロツク又はゲ
ートに入るクロツク信号線との交点のスイツチ1
710,1711をONとし、そのクロツク信号
線のレベルをHigh,Lowどちらかに強制してお
くとなおよい。機能回路ブロツク中には、ALU
のように、全体で1つの論理動作をするものもあ
るが、4インプツトNANDゲートを2つもつブ
ロツクのようにいくつかの独立して動く論理ゲー
トもある。従つて機能回路ブロツクの1部だけを
使用することもあり、この場合、論理ゲート単位
でクロツク信号供給制御用のFETスイツチを設
ける方が好ましい。
次に第18図は、使用しない入力ゲートの処置
方法を説明するためのものである。使い方によつ
ては、論理ゲートの一部を使いたい場合がある。
例えば、4インプツトNANDゲートを2インプ
ツトNANDゲートとして使いたい場合がある。
4インプツトNANDゲートの入力端子をA,B,
C,Dとすると、A,B端子だけを使つて2イン
プツトNANDゲートとして動作させたい場合が
あるわけである。この場合は、C端子をHighレ
ベル、D端子をHighレベルに固定しておけばよ
い。第18図においては、縦方向に走る出力線群
181と平行に、VDD電位ライン(“High”レ
ベルとして使用)182、接地電位ライン
(“Low”レベルとして使用)183を設け入力
線との交叉点にFETスイツチ184を配し、こ
のスイツチの制御により、入力ラインにHigh又
はLowレベルを固定的に与えることができるよ
うにしておく方法を示している。このように使用
しない入力信号を必らず、どちらかのレベル(上
記例はHigh,Lowの内前者)に固定させておく
ことは、その論理ゲートがノイズによつて誤動作
したり、破壊されたりする危険を防止するために
も効果がある。例えば、スイツチマトリクス領域
12で使用しない入力線に近接して平行に走る他
の入力信号線の電位は結合容量によつて当該信号
線ノイズを発生し得る。つまり“DONT
CARE”端子もどちらかのレベルに固定しておい
た方がよく、そのためにも第18図のような構成
が有効に働らく。“DONT CARE”とは使用し
ない入力端子を影響のない“1”か“0”に固定
しておくことを言う。DONT CAREとよばれる
のは8ビツトカウンタを4ビツトとして使う時の
ように“1”“0”どちらでもよい場合を示す。
何れにしてもクロツク信号が第17図の様にブロ
ツクの外側から定常的に供給されるように設計さ
れたタイプでは、第17図と第18図に示した手
段を併用する事が好ましい。もちろん使用してい
ない論理ゲートに対しても、第17図のような、
クロツク信号を与えない手段と、入力ゲートもど
ちらかのレベルに固定しておくことが好ましく、
そのためにも第18図の構成が役に立つ。
第19図は、可逆的スイツチ素子の例を示す。
191は出力線、192は入力線である。これら
はFET素子193を介して接続されている。
FET素子はエンハンスメントモードタイプの
MOS FETでそのゲートがHighの時“ON”、
Lowの時“OFF”となるものである。193に
近接して1ビツトメモリ194が置かれており、
そのメモリ内容により、193のゲート電位が決
定されるようになつている。すなわち、例えば、
メモリの内容が1なら193のゲート電位が
Highとなり193のスイツチがONとなり、0な
らゲート電位がLowとなり、スイツチがOFFと
なるようになつている。193にはMOSFETの
例を示したが基本的には、194の1ビツトメモ
リの内容により、ON,OFFが制御できるもので
あれば、同様の機能を果すことができる。例えば
接合型FETやシヨツトキ型FETでもよい。19
5の1ビツトメモリの内容は、195のコントロ
ールラインにより変えることができるようになつ
ている。これらのスイツチは電位伝送型である。
これらのスイツチは、信号は両方向性であり、出
力線から入力線へ信号を伝送きるのはもちろん必
要があれば、入力線から出力線への信号伝送も可
能である。この両方向性の特性は後述するよう
に、スイツチマトリクスに実際のチツプ製造の時
問題となる欠陥スイツチの救済を可能ならしめる
ように本発明回路を構成するために役立つ。一方
本発明回路の使用状態では平均Fan−out、3と
するとONしているスイツチに比べてOFFしてい
るスイツチが多い。つまり書込み時間が長くな
る。これに対し、第20図に示す様子ははじめ
OFF状態で書込み時にONとできる非可逆スイツ
チで、これを本発明の配線マトリクスの交差部に
用いれば書込み時間を短かくすることができる。
第20図はこの素子の断面図である。基本的に
は、ゲート・ソース間電圧=0の状態でピンチオ
フしているMOSFETにおいて、ゲート・ソース
間を短縮させた構造となつている。201のp型
基板上にn+型のソース202、n+型のドレイ
ン203があるソース・ドレイン間には酸化膜2
04を介してゲート電極205がある。n+ソー
ス上にはソース電極206が、又n+ドレイン上
には、ドレイン電極207がある。ゲート電極2
05とソース電極206とは、短絡用金属208
により等電位に保たれている。ゲート電極205
とドレイン電極207とは近接される。今、ドレ
イン電極207にプラスVDボルト印加し、ソー
ス電極206と基板201を接地すると、VDを
ある電圧以上にするとドレイン・ソース間に電流
が流れはじめる。これは203が高電位になるこ
とで電子が202から201へ注入され、これが
203に流れ込む状態が生じこれがさらに増幅さ
れるメカニズムで起こる。この現象にともなつ
て、さらにVDを上げてVDTにすると、電極20
5と電極207が、おそらくは金属のエレクトロ
ンマイグレーシヨン効果による移動により短絡す
る。このあとVDを0Vとしても物理的に205と
207が短絡しているので207と206間の抵
抗が極めて小さくなりスイツチとしてON状態に
することができる。206,207の2端子を信
号入出力用配線群の交差部のスイツチに使うと最
初は出力線と入力線がOFF状態だが、端部に高
電圧VDTを印加することにより、出力線と入力
線を短絡状態、つまり、ON状態にすることがで
きる。VDTの電圧を下げ、安定的に当スイツチ
をON状態にせしめる目的のためには、第21図
のような凸形電極構造を採用するとよい。第24
図は、FETを上から見た図で211はn+ソー
ス、212はn+ドレイン、213はソース電
極、214はゲート電極、215はドレイン電極
である。214と215の一部は216と217
の部分に凸部を持つて互いに近接し対向してい
る。ドレイン・ソース間に電圧を印加すると、こ
の対向部218に電界集中が起こりこの部分に、
エレクトロンマイグレーシヨンが起こりやすくな
り、短絡が生じる。この凸部は、第21図では1
ケ所だが、何ケ所か設けて、対向部の数を増やし
ても同様の効果を期待できる。
以上種々のスイツチ例を説明し、その利点につ
いて述べてきたが、本発明回路において、結線の
変更が可能であること、つまりは、スイツチの書
換えが可能であることは、その適用範囲を広げる
ものである。その意味で、以下では第5図の
FETスイツチを使用したチツプにつき話を進め
る。もちろん、第19図でも書換えは可能だが、
スイツチ部にメモリが必要なために、所要面積が
大きいので出力線数、入力線数を多くとれないこ
と、第19図の193FETの閾値は、第5図の
FETの閾値に比べてかなり小さく、そのため同
じ素子形状では、ON抵抗が、第5図FETよりか
なり大きくなることから最も多くの応用範囲をも
つのは第5図FETを有する回路であるからこれ
を例に以下の具体例を示すわけである。第22図
に示すのは、欠陥スイツチ素子があつても、スイ
ツチマトリツクスの動作を保証するための救済方
法の一例である。本発明回路のスイツチ素子数
は、100k〜1M個以上におよび、そのうち1個で
も不良があるために、チツプ全体が使用不能にな
るのではチツプの製造歩留りが極めて小さくな
り、チツプの価格が高騰してしまう。第22図に
おいて、2201a,2201bは機能回路ブロ
ツクである。2202a,2202bは入力線、
2203a,2203bは出力線である。この4
本及び両者間のスイツチを除いて図面に示された
配線及びスイツチは第10図の構成に本スイツチ
救済の為に新たに付加されたものである。今、ス
イツチに欠陥があつた場合のその救済方法を具体
例で示す。2203aの出力信号を2202bの
入力線に接続したい場合通常は2204a〜22
04dのFETのスイツチをONとし、さらに、2
205cのスイツチをON(2205の他のスイ
ツチはOFF)として行なう、ところが2205
cのスイツチが不良だつたとする。不良モードに
は2種あり、常に“ON”となるタイプと常に
“OFF”となるタイプである。常に“ON”なら、
今このスイツチをONにしたいのだから結果的に
は幸いにして機能を果たせる。しかし、常に
“OFF”だと所望の機能を果たせない。この時
は、2204スイツチより機能回路ブロツク側に
あつて、縦方向に走る線で入力線、出力線の交叉
点すべてにスイツチをもつ線2206を設け、2
204bをOFF、2207bと2207cをON
とすればよい。又、2206以外にも、2207
のようにスイツチ2204より機能回路ブロツク
側にあつて、縦方向に走り入力線との交叉点にだ
け2208a,2208bを有し、ある場所22
09からT字型に横方向に走り、出力線との交叉
点にスイツチ2210a,2210bをもつ線を
用意し、スイツチ2210a,2208bをON
する方法によつても救済できる。2207は22
06に比べスイツチ素子形成のマスクレイアウト
を2205のスイツチと同様にできる利点を有
す。2206方式の場合、入力線、出力線の密度
が高いと、パターンルール上の制限で不可能にな
る場合もある。一方、2205のスイツチが常に
ONだと困る場合について考える。上記2203
a→2202bという信号伝送の場合もし他方で
2203b→2202aという信号伝送を行なお
うとすると2205aはOFFしていなければな
らないので困る。この時2204b,2204
c,2205cをONとして、2203→220
2bの伝送を行ない、2206方式を採用するな
ら、2204a,2204dをOFFとし220
7a,2207dをONとして2203b→22
02a伝送を行なう。一方、2207方式を採用
するなら、2204a,2205b,2205
d,2210aをOFFとし、2204d,22
10b,2208aをONとして2203b→2
202a伝送を行なう。
以上の例において2206や2207のような
線を何本か用意しておくと、1個以上の2205
部分のスイツチ不良に対処できる。もちろん22
06,2207方式のどちらか一方のみ採用して
もよいし、又、双方混用してもよいことは言うま
でもない。いずれの場合においても2204およ
び2207および2206のスイツチが全て完全
でなくてはならない。
以上の実施例において、出力線は縦方向、入力
線は横方向に走つていた。しかし、これは逆でも
構わない。その例を第23図に示す。231a,
231bは機能回路ブロツクである。232は入
力線群、233は出力線群である。一般に論理回
路において、入力線数より出力線数の方が少ない
ので、縦方向に走る線の本数の方が多くなる。一
方、機能回路ブロツクの寸法は横方向に長いの
で、このままでは横長のチツプになつてしまう。
リソグラフイ装置によつて最大チツプ辺長さが規
定されると、この方式では、搭載ゲート数が少な
くなるという結果にもなる。しかし、ここで指摘
すべき重要なことは、入力線群もT字型にする方
法があるということである。これは第24図のよ
うなチツプレイアウトに生かされる。第24図は
機能回路ブロツクの配置法により、より多くのブ
ロツクを搭載する方法を示したものである。機能
回路ブロツクはチツプの左側241及びチツプの
下側242に置かれている。左側のブロツクから
出る出力線は、はじめ243aのように横方向に
走り、あるところでT字型に曲り、243bのよ
うに縦方向に走る。そして左側のブロツクから出
る入力線は横方向に244のように走る。一方、
下側のブロツクから出る出力線は、245のよう
に縦方向に走る。そして下側のブロツクから出る
入力線は、はじめ246aのように縦方向に走る
が、あるところでT字型に曲り、246bのよう
に横方向に走る。縦方向に走る出力線群と横方向
に走る入力線群の交叉点にスイツチを存在させ両
者を接続することを可能にする。入力線をT字型
にしてもよい。このようにすることで機能ブロツ
ク搭載数を増やすことができるし、又、逆に機能
ブロツク搭載数を同じにして、1つの機能ブロツ
ク当りのスイツチマトリツクスへ向けての間口を
2倍にできてその分細長い機能ブロツクでなくな
り、機能ブロツク内の素子レイアウトを容易にす
る効果がある。第25図はこの方式で行なつたチ
ツプレイアウトである。チツプサイズは、第2図
aと同じ10mm×10mmである。2501はスクライ
ブ用領域、2502はパツド用領域、2503は
I/oおよび電源線領域である。2504はサイ
ズ7mm×1.8mmの機能回路ブロツク用領域であり、
機能回路ブロツク群を為し、第24図のように入
力線、出力線が出ている。この中には6.25kゲー
ト相当の論理ゲートが入つている。2505も機
能回路ブロツク用領域であり、機能回路ブロツク
が群を為し、6.25mm×1mmのサイズである。この
中には3.75kゲート相当の論理ゲートが入つてい
る。このブロツクからは第24図のように入力
線、出力線が出ている。2506はスイツチマリ
ツクス部で、第5図のような書替え可能なフロー
テイングゲート形式のMOS FETスイツチによ
り構成されている。2507はこのスイツチを制
御するためのX−デコーダであり、2508はY
−デコーダである。本チツプには2509および
2510の領域に、大容量スタテイツクRAMが
搭載(以下基板に作り込む意味で用いる)されて
いる。それぞれ128kビツトのRAMであり合計で
256kビツトの容量をもつている。2511は2
509のSRAMのデータ入出力、および制御用
ラインの取り出し用領域で、2509より取り出
されるこれらのラインを2506のスイツチマト
リツクスに導入し、任意の機能回路ブロツクから
アクセスできるようにするためのものである。サ
イズは1mm×0.1mmとなつている。2512も同
様に2510のSRAMのライン取り出し用領域
で、2509と同じようにして2510の
SRAMを使えるようにするためのものである。
一方、2513にもSRAMが搭載されている。
容量は64kビツトであり、2509,2510,
2513合計で320kビツトのSRAMが本チツプ
内に搭載されていることになる。2514は
SRAM2513のデータ線、制御線をスイツチ
マトリツクス2506に導くための領域である。
2515はスイツチFETの制御に必要な20v電
源を作る回路や、チツプ全体のためのクロツク信
号発生回路が搭載されている。これらは必須なわ
けではなく、チツプ外部から供給することも可能
だが、ある方がコーザにとつては便利である。こ
れら2509,2510,2513,2515内
の回路は互いにどの位置にあつてもよく、本例に
示した位置に限るというわけではない。又、
SRAMのかわりに例えば、マイクロプロセツサ
を置くこともできる。例えば、2510領域に8
ビツトマイクロプロセツサを搭載してもよい。要
するに2509,2510,2513,2515
の領域はスイツチマトリツクス部2506に大量
の入出力線を出すことはないが、入出力線数が、
機能回路ブロツクとしての容量に比べて、少ない
ような回路、例えば、大容量メモリやマイクロプ
ロセツサを搭載するのに適した領域なのである。
しかも、その入出力線は2511,2512とい
う領域を通じ、他の機能回路ブロツクとスイツチ
マトリツクス部で接続可能である。
次に、2509に128kビツトSRAM、251
3に64KビツトSRAM、2510に8ビツトマ
イクロプロセツサ、2515に電源及びクロツク
信号発生回路を搭載した時のユニークな使用法を
説明する。スイツチマトリツクス部の結線は、ス
イツチのONにより行なわれこれを行なうには、
第9図のXコントロールライン97、Yコントロ
ールライン95を制御する。800本のXコントロ
ールラインから、1本選ぶためにX・デコーダが
あり1600本のYコントロールラインから1本を選
ぶためにY・デコーダがある。その選択のための
情報は、外部からパツドを通して各デコーダに入
る。X・デコードをするに必要な情報は、29
800<210だから10ビツト、Y・デコードをするに
必要な情報は、210<1600<211だから11ビツトで
あるから、そのために各々10パツド、11パツド必
要である。この合計21パツドからそれぞれ信号線
をデコーダのみならずスイツチマトリツクスの入
力線群に引き込んでおく。さらに8ビツトずつ組
みにして、それぞれの入力線データがラツチされ
るようにして、3本のラツチ制御線を用いて、21
パツドのデータを設定でできるようにしておく。
このようにしておくと、2510の8ビツトマイ
クロプロセツサにより、X,Yデコーダを制御す
ることが可能である。つまり8ビツトマイクロプ
ロセツサはスイツチマトリツクスの結線状態を任
意に設定し変更することができるようになるので
ある。このような機能の使い方として、チツプの
自己テストが可能となる。テスト用プログラムを
最初外部から2509,2513にあるSRAM
に書き込み、これを2510のマイクロプロセツ
サに実行させるわけである。2504および25
05の機能回路ブロツクの論理ゲートのTesting
も可能であるし、2506マトリツクス中のスイ
ツチの良否判断を行なう事もできる。テストデー
タはSRAM中に一時保管しておき、必要に応じ
て、後から外部へ知らすることもできる。第25
図のような超LSIチツプのセルフテストが可能な
のである。一方、例えば、SRAMの一部を書き
換え可能又は書き換え不可能なROMに置きか
え、テストデータを書き込んでおくこともでき
る。製造テストの段階でこのようにしておくと、
あとでこのチツプを、フイールドで使う時、それ
に対応する策を行なうことができる。その対策と
は、スイツチマトリツクスのスイツチが不良の場
合は第22図で示したようなバイパス方式を実行
するとか、或いは機能回路ブロツクの一部が動作
不良の時は、そのブロツク又は、その中の不良論
理ゲート部を使用しないといつたことを実行でき
る。このことは、本チツプのメーカやユーザが、
本チツプを商品として売買する際の適正な価格設
定のために助けとなる。つまり完全であることが
望ましいが、不良個所の内容がROMに収められ
た形で、出荷されるので、その程度を判断し一定
の基準に従つて、すべてが動作するチツプの価格
から減額して売買することが可能となるであろ
う。ちようど野菜の「きゆうり」がその曲り具合
によつて価格を設定するように、本チツプの完全
度の度合によつて価格を設定することも可能とな
るわけである。これはメーカーにとつてもユーザ
にとつても好ましいことである。もう1つのユニ
ークな使い方を説明する。まずSRAM又はROM
中にスイツチマトリツクスの結線情報を書き込ん
でおく。この情報はONとすべきスイツチの情報
があればよい。スイツチは全部で、第2図aや第
25図のような構成の時は、1.28M個、第11図
のような構成例では、182.8k個であり、これら
は、各々21ビツト、18ビツトの情報でスイツチを
特定できる。220<1.28×106<221、であり217
1.828×105<218であるからである。
第2図a、第25図のような1.28M個のスイツ
チ構成では、前述のようにONとなるスイツチ数
は全論理ゲートを使用し、平均Fan−out数を3
とした時でも50.4kビツトのメモリがあれば、結
線情報を蓄えられるわけであり、第25図上に搭
載する2513部の64kビツトSRAMで十分これ
が行なえる。2509の128kビツトSRAMも使
えばさらに2種類、合計3種類、の全く異なる結
線情報をチツプ内に格納できる。これと2510
部のマイクロプロセツサの、X・Yデコーダ制御
の機能を用いると、必要に応じてチツプ全体の論
理機能をチツプ自身の手で変えることができる。
しかも、それにより実現する機能はハードウエア
的に固定したものと同等で、マイクロコンピユー
タによるソフトウエア的に機能変更するのとは全
く異なり、その動作スピード等の動作特性は専用
ICのそれに近いものである。その意味で、本発
明集積回路は、従来のICとは概念を全く異にす
る、新規の集積回路である。
以上の説明において、基本素子はCMOS構成
とされた。第26図は、誤動作を防止する別の方
法である。そして上記した他の方法と併用し得
る。即ち機能回路ブロツク又は、論理ゲートへの
電源供給ラインにスイツチを設けておき、使用し
ない場合にはこのスイツチをOFFにすることが
有効である。第26図は電源供給ラインを示して
いる。261は電源線、262はパツドを示して
いる。263は機能回路ブロツク11を横切つて
橋渡しされる場合の例である。264a,264
bはスイツチ素子であり、263が用いられるタ
イプでは図からスイツチ264aのみ取り除かれ
る。即ちチツプ外周に沿う電源線261はそのま
ま残される。
さて、本発明集積回路の利点を生かすためのパ
ツケージの構造があるので説明する。第27図は
本発明集積回路をパツケージ化した時のその外観
の一例である。271はパツケージ本体であり2
72a,272bはパツケージから下向きに出て
いるピン群である。これらのピン群は、通常の
IC動作に必要なものでありICの動作のための入
出力信号、制御信号、電源系が含まれる。ピンの
出方は、図のようにパツケージの側壁から出るこ
ともあるし、パツケージの下面から直接下方に出
ることもある。このパツケージの新規な点は、ピ
ン群273のようなパツケージの上方に出るもの
がある点である。これらのピン群は結線情報入力
のためのものである。すなわち、X・デコーダ、
Y・デコーダ制御用の入力データはこの上方に出
たピンにより行なわれる。これにより、パツケー
ジをボード上に差し込んだままで、自由にチツプ
中の結線変更ができる。さらに上方に出たピンに
は内部信号モニタ用パツドにながつているものも
ある。これをオシロスコープやロジツクアナライ
ザにつなぎ、結線変更を行ないながらチツプの論
理動作の確認テストが行なえると同時に実際に使
用されるべきボード上で実際の動作状態でのテス
トが可能となるのである。このことにより論理設
計者の論理図デバツグは極めて容易になり、論理
開発の効率は飛躍的に向上する。
以上の例では機能回路ブロツクはチツプの辺に
沿つて設けられた。第28図は第11図のaで示
した分割ブロツク方式を用い、チツプ上に均一に
論理機能を有する回路ブロツクを分散させた例
で、そのうちの4ブロツクを示す。各ブロツクは
第11図aと同じもので対応箇所には同一番号を
付す。
以上本発明半導体回路を用いることにより所望
の論理機能をもつICを、論理設計者、システム
設計者がフイールドで直ちに個数1個から得るこ
とができ、電子シスムのIC化に寄与する効果は
革命的に大きいといえる。また、本発明集積回路
上に実現された論理機能は、その結線情報を基に
して、直ちに通常のカスタムLSIやゲートアレイ
LSIに展開し、それにより量産化することが可能
であり、多種多様のICを必要とする。来るべき
知識情報化社会推進に果す役割は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例技術を説明する回路図、第2図
aは本発明半導体集積回路チツプの一実施例のレ
イアウト構成を示す平面図、第2図bは各機能回
路ブロツクの入力、出力線のブロツク外への出て
いき方の一例を示す平面図、第2図cは一部を拡
大した平面図、第3図は、入力、出力線がスイツ
チマトリツクス部分で、どのように配線されてい
るかを示す図であり、信号の伝達のされ方の一例
を示す平面図、第4図は、スイツチ部のレイアウ
ト図、第5図は、スイツチ素子として使うFET
の構造を示す断面図、第6図は、第5図を簡略化
した容量についての等価回路図、第7図a〜d
は、第5図のFETにおけるトンネル酸化膜の形
状を説明する断面図及び平面図、第8図は、第5
図のFETにおけるトンネル酸化膜の形状を説明
する平面図、第9図は、第5図のFETスイツチ
が本発明半導体集積回路中でどのように接続され
るかを示す回路図、第10図はスイツチマトリク
スの構成例を、模式的に示した平面図、第11図
aは、スイツチマトリクスの別の構成の一例(分
割方式)を示す平面図、第11図bはその拡大
図、第12図は、本発明半導体集積回路チツプの
外部との入出力を行なうパツドの構成と、スイツ
チマトリクスへの配線方法を示す平面図、第13
図aは、本発明半導体集積回路の任意の回路
Nodeをモニタする方式を説明する平面図、第1
3図b,cはそのためのパツド構成を示す回路
図、第14図は、本発明半導体集積回路のスイツ
チマトリツクス部における信号伝達遅延時間を評
価するためのモデルを示す回路図、第15図は、
Fan−outを考慮した、スイツチマトリツクス部
の信号伝達遅延時間を解析するための等価回路
図、第16図は、各機能回路ブロツクの出力線を
ドライブする出力バツフア回路のレイアウト法を
述べる平面図、第17図は、電力消費をおさえる
ために、各機能回路ブロツク又は論理ゲートに入
力するクロツク信号をOFFとする方法を示す平
面図、第18図は、使用しない機能回路ブロツク
又は論理ゲートの入力線をLow又はHighレベル
に固定する方法を示す平面図、第19図は、可逆
的スイツチ素子の例を示す回路図、第20図は、
非可逆スイツチ素子の構造を示す図で、はじめ
OFFで指示するとONとなる素子の断面図、第2
1図は、第20図のスイツチ素子を安定的に動作
させるために工夫した素子形状を示す平面図、第
22図は、欠陥スイツチ素子があつても、これを
避け、本発明回路を正常に動作させるための方法
を示す平面図、第23図は、入力線群、出力線群
の走る方向を変えても本発明回路が実現できる事
を示す平面図、第24図は、第23図のような考
え方のもとで機能回路ブロツクの置く位置の説明
をする平面図、第25図は、第24図の方法を用
いて、チツプ全体のレイアウトを行なつた一例を
示す平面図、第26図は電源線を示す平面図、第
27図は、本発明チツプをパツケージ化した時、
本発明チツプの利点を引き出すための、パツケー
ジ構造を示す斜視図、第28図は、本発明の他の
レイアウトの例を示す平面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板に作り込まれた、それ自体論理機能を有
    し、かつ信号の入力部及び信号の出力部を有する
    複数の回路ブロツクと、この複数の回路ブロツク
    からなる回路ブロツク領域に隣接し、前記基板上
    に形成された配線領域とを備え、前記回路ブロツ
    ク領域は複数種の論理機能素子の集合から構成さ
    れ、前記配線領域は互いに交わる信号入力用配線
    群及び信号出力用配線群から構成され、前記信号
    入力用配線群は各回路ブロツクの信号入力部に
    夫々接続され、前記信号出力用配線群は各回路ブ
    ロツクの信号の出力部に夫々接続され、かつこれ
    ら接続はその回路ブロツクが隣接する前記配線領
    域において行なわれ、前記信号入力用配線群およ
    び前記信号出力用配線群のいずれか一方の配線群
    は前記回路ブロツクの配列に沿う配線と前記回路
    ブロツクからの接続用配線とがT字を構成する如
    く為され、前記信号入力用配線群および前記信号
    出力用配線群のもう一方の配線群は前記回路ブロ
    ツクからの接続用配線から構成され、前記信号入
    力用配線群と前記信号入力用配線群との交差部に
    は夫々スイツチ素子が設けられ、このスイツチ素
    子のON,OFF状態を制御することにより各回路
    ブロツク間の信号の入出力関係が決定され所望の
    集積回路が構築される事を特徴とする半導体集積
    回路。 2 回路ブロツク内にドライバFETが設けられ、
    ゲート幅方向が信号出力線の出て行く方向に設定
    された事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項
    記載の半導体集積回路。 3 各回路ブロツクはCMOS構成とされた事を
    特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導
    体集積回路。 4 スイツチ素子は電位接続型のスイツチである
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
    半導体集積回路。 5 スイツチ素子として制御端子を有するスイツ
    チ素子が設けられた事を特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項記載の半導体集積回路。 6 スイツチ素子はE2PROM構成である事を特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体
    集積回路。 7 スイツチ素子はフローテイングゲートを有
    し、チヤネル中部又は拡散層隣接領域で薄くされ
    たゲート絶縁膜を有する事を特徴とする前記特許
    請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。 8 スイツチ素子はフローテイングゲートを有
    し、該ゲート下にチヤネルの一部であつてゲート
    長方向に横切るゲート絶縁膜の薄い領域を有する
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
    半導体集積回路。 9 スイツチ素子として1ビツトメモリと
    MOSFETの組み合わせが用いられる事を特徴と
    する前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積
    回路。 10 回路ブロツクは基板の辺に沿つて設けら
    れ、対向辺及び他の1つの辺に沿つてXYデコー
    ダが設けられ、内部に配線領域が設けられた事を
    特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導
    体集積回路。 11 回路ブロツクは基板の2辺に沿うL字状に
    設けられ、他の2辺に沿つてXYデコーダが設け
    られ、内部に配線領域が設けられた事を特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回
    路。 12 信号の入力部及び信号の出力部をそれぞれ
    1個以上有する論理機能をもつ回路ブロツクを、
    少なくとも2個以上具備し、前記回路ブロツクの
    入力部は、入力用導体配線に接続され、前記回路
    ブロツクの出力部は、出力用導体配線に接続さ
    れ、少なくとも1個以上の出力用導体配線が、そ
    れぞれ、少なくとも1個以上の入力用導体配線と
    スイツチ素子を介して接続され、当スイツチ素子
    のON又はOFF状態は外部からの信号により決定
    されるようにした半導体集積回路において前記回
    路ブロツクの中に、NANDゲート、インバータ、
    レジスタ、フリツプフロツプ、ANDゲート、デ
    ータセレクタ、カウンタ、ラインデコーダ、マル
    チバイブレータ、ORゲート、NORゲート、コン
    パレータ、加算器、マルチプレクサ、ラツチ、キ
    ヤリジエネレータ、RAM、ROMの一部又はす
    べて含まれている事を特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項記載の半導体集積回路。 13 基板にRAM又はROMの少なくとも何れ
    か一方が設けられた事を特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項記載の半導体集積回路。 14 マイクロプロセツサが設けられた事を特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集
    積回路。 15 基板の四隅の少なくとも一つに設けられた
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第13項又は
    第14項記載の半導体集積回路。 16 マイクロプロセツサ及びRAM又はROM
    によりセルフテストが行なわれる事を特徴とする
    前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回
    路。 17 テストデータがSRAM中にストアされ、
    その情報は、任意に外部へ取り出し可能とされた
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
    半導体集積回路。 18 テストデータが基板のPROMに書き込ま
    れる事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記
    載の半導体集積回路。 19 欠陥部位が記憶される様にした事を特徴と
    する前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積
    回路。 20 マイクロプロセツサによりXYデコーダが
    制御される事を特徴とする前記特許請求の範囲第
    1項記載の半導体集積回路。 21 テスト手順がメモリに格納された後セルフ
    テストが行なわれる事を特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項記載の半導体集積回路。
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