JPH0794587A - 半導体装置、半導体設計方法及びその設計装置 - Google Patents

半導体装置、半導体設計方法及びその設計装置

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JPH0794587A
JPH0794587A JP5233553A JP23355393A JPH0794587A JP H0794587 A JPH0794587 A JP H0794587A JP 5233553 A JP5233553 A JP 5233553A JP 23355393 A JP23355393 A JP 23355393A JP H0794587 A JPH0794587 A JP H0794587A
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cell
region
power supply
voltage
island
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JP5233553A
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Inventor
Makoto Yamada
誠 山田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの半導体装置中に複数の異なる電圧レベ
ルで動作する回路を混載し、かつI/Oポートの多ピン
化を実現可能な半導体装置を設計する。 【構成】 CAD装置はセルライブラリ7、パッケージ
ライブラリ8、バルクライブラリ9及びレイアウトデー
タベース21を備えている。セルライブラリ7にはレベ
ル変換セルが1つのセルとして登録され、I/Oセルは
レベル変換素子を組み込まない状態で登録されている。
論理回路設計において、論理回路は必要に応じてレベル
変換セルが組み込まれて作成される。次に、各ライブラ
リ7〜9を用いてチップの内部セル領域が複数の電源配
線からの供給電圧レベル毎に複数の指定電圧供給領域に
区分けされる。バルクライブラリ9及びレイアウトデー
タベース21に格納された配線情報等に基づき論理回路
がその動作電圧レベルと対応する指定電圧供給領域内に
レイアウトされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1つの半導体装置(LS
I等)内において異なる電圧レベルで動作する論理回路
(セル)を混載した半導体装置、半導体設計方法及びそ
の設計装置に関するものである。
【0002】LSI等の半導体装置は単一電源で動作す
るものが主流であり、その半導体装置内の各論理回路は
全て同じ電圧レベルで動作するようになっている。しか
し、携帯用パソコンの普及に伴い電源として電池を使用
するものが多くなってきたため、例えばタイマ回路等の
ように常時電力供給される回路においては消費電力を節
約するため、低電圧レベルで動作させることが望まし
い。一方、例えば演算回路のように高速処理動作が要求
される回路においては、高速動作させるために高電圧レ
ベルで動作させることが望ましい。そのため、1つの半
導体装置内に動作電圧レベルの異なる回路を混載するこ
とにより消費電力の節約及び高速処理動作を目的とする
半導体装置が要望されている。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体装置において、I/Oセル
にレベル変換素子を組み込み、そのレベル変換素子によ
りI/Oポートにおける入出力電圧をレベル変換して電
圧レベルの異なる外部装置とのインターフェイスを可能
とするとともに、当該装置内の各回路を複数の異なる電
圧レベルで動作させるようにしていた。例えば、高速処
理動作を必要とする回路への電源供給はI/Oセルにて
高電圧レベルに変換され、消費電力を節減したい回路へ
の電源供給はI/Oセルにて低電圧レベルに変換され
る。
【0004】一般に、半導体装置の設計は、各種設計情
報がマクロ化されたパターンデータを格納する各種ライ
ブラリを備えたCAD装置により行われている。このよ
うに動作電圧レベルの異なる回路を混載する半導体装置
の設計においては、各種セルを登録するセルライブラリ
に図8に示すようにレベル変換素子41aを組み込む状
態でI/Oセル41が登録されていた。そして、同図に
示すようにI/Oセル41は外部端子42と接続できる
ようにチップ周縁部に設定されたI/Oセル領域に配置
されるように設定されている。例えば、外部端子42か
らの入力信号をレベル変換する場合には、入力信号はI
/Oセル領域内にあるI/Oセル41にてレベル変換さ
れた後に内部セル領域内にある内部セル43に出力され
るようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来よりチ
ップサイズに対するI/Oポートの多ピン化が要望され
ており、I/Oポートの多ピン化のためにはI/Oセル
領域にI/Oセルを多数配置する必要がある。しかし、
前記のようにI/Oセル41にレベル変換素子41aを
組み込んだ構成では1個当たりのI/Oセル41のセル
サイズが大きくなるため、I/Oセル領域に配置可能な
I/Oセル数がレベル変換素子41aを組み込まない場
合に比較して減少してしまう。そのため、チップサイズ
に対するI/Oポートの多ピン化が困難となるという問
題がある。又、論理回路をレイアウトする場合に、レベ
ル変換素子41aの近くに論理回路をレイアウトする必
要があるため、論理回路の配置位置がI/Oセル41の
配置位置に制約されていた。そのため、論理回路を効率
良くレイアウトすることができなかった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は1つの半導体装置において該装
置内の各回路に異なる電圧レベルを供給することができ
るとともに、I/Oポートの多ピン化を実現可能な半導
体装置、半導体設計方法及びその設計装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明では、1つのチップ上に異なる電
圧レベルで動作する論理回路を混載する半導体装置にお
いて、I/Oセルに接続される電圧レベルの昇圧または
降圧を行うレベル変換セルを内部セルが配置される内部
セル領域に配置した。
【0008】請求項2に記載の発明では、チップの周縁
部に形成されたI/Oセル領域と該I/Oセル領域の内
側に形成された内部セル領域とを有するとともに、該内
部セル領域の周縁に沿って複数の電圧レベルの異なる電
源配線が形成された半導体装置を設計する半導体設計方
法において、I/Oセルに接続されるレベル変換セル及
び異なる所定電圧で動作する内部セルを予め論理設計し
ておき、前記レベル変換セル及び前記内部セルを前記内
部セル領域に配置する前に、前記内部セル領域を複数の
島領域に区画し、前記電源配線のいずれかと前記島領域
内の所定区域とを電気的に接続する複数個の電源コンタ
クトセルを当該電源コンタクトセルの配置パターンとし
て設定し、前記島領域上に前記配置パターンにて設定さ
れた当該島領域内に前記電源配線のいずれかと接続され
て所定レベルの電源電圧が供給される指定電圧供給領域
に、予め論理設計した前記論理回路の前記レベル変換セ
ル及び内部セルをそれらの動作電圧に対応させて配置設
定するようにした。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の半導体設計装置において、前記各島領域の境界部に
前記電源配線と接続した補助電源配線を施し、前記指定
電圧供給領域への電源電圧を前記電源コンタクトセルを
介して前記補助電源配線から供給するようにした。
【0010】請求項4に記載の発明では、チップの周縁
部に形成されたI/Oセル領域と該I/Oセル領域の内
側に形成された内部セル領域とを有するとともに、該内
部セル領域の周縁に沿って複数の電圧レベルの異なる電
源配線が形成された半導体装置を設計する半導体設計装
置において、I/Oセルに接続されるレベル変換セル及
び動作電圧レベルの異なる内部セルを格納するセルライ
ブラリと、前記内部セル領域を複数の島領域に区画する
区画情報と、前記島領域を前記電源配線のいずれかと接
続されて所定レベルの電源電圧が供給される指定電圧供
給領域に区分けする電源コンタクトセルの配置パターン
情報とを格納するパッケージライブラリと、前記セルラ
イブラリに格納した各種のレベル変換セル及び異なる所
定電圧で動作する内部セルに基づいて前記内部セル領域
に形成される各論理回路を論理設計し、その論理設計さ
れた各論理回路をそれぞれ動作電圧レベルに区分けする
論理設計手段と、前記論理設計手段にて区分けされた各
論理回路に基づいて前記パッケージライブラリから区画
情報を読み出し、前記内部セル領域に前記島領域を区画
する島領域区画手段と、前記パッケージライブラリから
配置パターン情報を読み出し、前記島領域区画手段にて
形成された各島領域を指定電圧供給領域に区分けする前
記電源コンタクトセルを形成する指定電圧供給領域形成
手段と、前記指定電圧供給領域形成手段により形成され
た前記各指定電圧供給領域にその動作電圧に対応する前
記論理回路の前記レベル変換セル及び前記内部セルを配
置設定する配置手段とを備えた。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、セルライブラ
リに格納されたレベル変換セルは内部セル領域に配置さ
れ、I/Oセル領域がレベル変換セルに占有されること
がなくなるので、I/Oポートの多ピン化が可能とな
る。
【0012】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、レベル変換セル及び内部セルを内部セル領域に配置
する前に、内部セル領域を複数の島領域に区画し、当該
島領域に電源コンタクトセルを配置設定することにより
当該島領域が電源配線のいずれかと接続されて所定レベ
ルの電源電圧が供給される指定電圧供給領域に区分けさ
れる。即ち、内部セル領域の島領域への区画及び指定電
圧供給領域への区分けを所望に区画設定及び区分け設定
することにより、内部セル領域上に複数の異なる電源電
圧が供給される指定電圧供給領域をその領域に配置する
レベル変換セル及び内部セルのサイズや個数に合わせて
適宜に設定可能となる。そして、予め論理設計された論
理回路を構成するレベル変換セル及び内部セルはその動
作電圧レベルと対応する前記指定電圧供給領域内に配置
される。従って、動作電圧レベルの異なるレベル変換セ
ル及び内部セルの内部セル領域内におけるレイアウトが
容易となるので、レベル変換セルを内部セル領域内に配
置することが可能となる。その結果、I/Oポートの多
ピン化が可能となる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、指定電圧
供給領域に配置設定されたレベル変換セル及び内部セル
への電源供給は島領域の境界部に施された補助電源配線
を介して行われるので、各セルにほとんど損失のない安
定電圧が供給される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図7に基づいて説明する。図2は本発明を適用したCA
D装置のシステム構成図である。図2に示すように、中
央処理装置(以下、CPUという)1、メモリ2、キー
ボード(マウス等を含む)3、プリンタ4及びCRT等
の表示器5はシステムバス6により互いに接続されてい
る。CPU1はメモリ2に記憶された所定のプログラム
データに基づいて動作するようになっている。メモリ2
にはCPU1が実行する前記プログラムデータとその実
行に必要な各種データが予め記憶されるとともに、当該
プログラムデータに基づくCPU1の処理結果等が一時
格納されるようになっている。キーボード3はメモリ2
に格納された後述する各種ライブラリから必要なデータ
を選択して入力したり、プリンタ4や表示器5に処理結
果等の出力命令を入力するためのものである。
【0015】図3に示すように、メモリ2にはセルライ
ブラリ7、パッケージライブラリ8、バルクライブラリ
9の3つのライブラリが格納されている。各ライブラリ
7〜9は例えば光ディスク等の外部記憶媒体からメモリ
2に読み込まれて格納されている。セルライブラリ7に
はI/Oセル10、レベル変換セル11、内部セル12
(それぞれ図1に示す)及び電源コンタクトセル13
(図6に示す)が格納されている。I/Oセル10はレ
ベル変換素子を組み込まないセルとして定義され、図4
に示すように半導体チップ14の周縁部に沿って区画設
定されたI/Oセル領域15内に設定配置されるように
なっている。又、レベル変換セル11は異なる電圧レベ
ル間における昇圧または降圧を行うレベル変換素子が1
つのセルとして定義され、I/Oセル領域15の内側に
区画設定された内部セル領域16内に設定配置されるよ
うになっている。即ち、図1に示すようにI/Oセル1
0は外部端子17と接続可能なI/Oセル領域15内に
配置されるようになっており、レベル変換セル11は内
部セル12と共に内部セル領域16内に配置されるよう
になっている。電源コンタクトセル13はビア(VI
A)13aを有するセルであり、異なる電圧レベル毎に
設定されている。電源コンタクトセル13を配置するこ
とにより内部セル領域16の所定領域が所定電圧レベル
の電源配線と接続されるようになっている。又、内部セ
ル12は論理回路を作成するための各種ベーシックセル
からなっている。
【0016】パッケージライブラリ8には内部セル領域
16を図5に示すように島領域18に区分けするための
各種の配置パターンがパッケージ毎に格納されている。
また、パッケージライブラリ8には選択された配置パタ
ーンにて形成された島領域18をさらに図6に示すよう
に指定電圧供給領域19,20に区分けするための各種
の配置パターンが格納されている。指定電圧供給領域1
9,20を決定する配置パターンは、前記電源コンタク
トセル13を指定電圧供給領域19,20においてどの
位置に配置しているかを定義したパターンであって、異
なる電源電圧毎に種々のパターンが用意されている。
【0017】又、バルクライブラリ9には電源配線に関
する電圧レベル及び配線位置等の電源配線情報や論理回
路のレイアウト後に論理回路をI/Oセル10等と接続
するための配置配線情報が格納されている。又、メモリ
2にはレイアウトデータベース21が設定され、レイア
ウトデータベース21は各ライブラリ7〜9の格納デー
タからの選択データに基づき決定された論理結線情報、
島領域18等の区分け情報及び配置配線処理等の結果が
格納されるようになっている。
【0018】又、バルクライブラリ9には、パッケージ
種及び異なる電圧レベルの電源配線数毎に図4に示すよ
うな半導体チップ14の基準パターンが格納されてい
る。即ち、基準パターンにはI/Oセル領域15、内部
セル領域16、電源配線22,23及び接地配線24及
び異なる2層に配線された図4に破線で示す補助配線2
5,26が設定されるようになっている。同図に縦方向
に互いに平行に延びる補助配線25はLA層(下層)に
施され、同図に横方向に互いに平行に延びる補助配線2
6がLB層(上層)に施されている。補助配線25のう
ち一部はビア24aを介して接地配線24と接続されて
いる。又、補助配線26はビア22a,23aを介して
各電源配線22,23のいずれかと接続されている。
【0019】次に前記のように構成された半導体設計装
置の作用を説明する。1チップ14上に低電圧VOL1(例
えば3.3V)と高電圧VOL2(例えば5V)との2種類
の異なる電圧レベルで動作する論理回路(セル)を備え
た多電源CMOSゲートアレイを設計する場合を例にし
て説明する。
【0020】図3に示すように、まずセルライブラリ7
及びパッケージライブラリ8を用いて論理回路を作成す
る論理設計が行われる。セルライブラリ7からレベル変
換セル11及び内部セル12を適宜に選択入力すること
により内部セル領域16に配置すべき論理回路を予め作
成しておく。このとき作成された各論理回路をそれぞれ
動作電圧レベルに応じて低電圧VOL1用と高電圧VOL2用に
分ける。こうして論理回路が決まると一義的にピン数が
決まり、そのピン数に対応した適切なパッケージをパッ
ケージライブラリ8から選定する。その選定したパッケ
ージによる半導体チップ14上の基準パターンが読み出
され表示器5に図4に示すように表示される。
【0021】図4に示すように、内部セル領域16には
低電圧VOL1用の電源配線22と高電圧VOL2用の電源配線
23及び接地配線(VSS)24が内部セル領域16の周縁
に沿って設定されている。又、内部セル領域16には同
図に破線で示す補助配線25,26がそれぞれLA層及
びLB層に設定されている。LA層及びLB層にそれぞ
れ施された補助配線25,26は互いに接続されていな
い状態にある。又、補助配線26は低電圧VOL1用の電源
配線22または高電圧VOL2用の電源配線23とビア22
a,23aを介して接続され、補助配線25は接地配線
(VSS)24とビア24aを介して接続されている。
【0022】次に、レイアウト前処理が行われる。まず
セルライブラリ7からI/Oセル10を選択することに
よりI/Oセル10がI/Oセル領域15に配置され
る。次に、各ライブラリ7〜9を用いて図5に示すよう
に内部セル領域16が複数(本例では3つ)の島領域1
8に区分けする。このとき、各島領域18間を通る縦方
向の補助配線25のうち、前記接地配線(VSS)24とビ
ア24aを介して接続されていない補助配線25につい
て、各島領域18間が電気的に接続しないように分断さ
せる。次に、各島領域18間に低電圧VOL1用の補助電源
配線27と高電圧VOL2用の補助電源配線28をそれぞれ
電源配線22,23と接続した状態で施す。次に、図6
に示すように島領域18上に各電圧レベルVOL1,VOL2に
対応する同図に白丸「○」で示すビア13aが所定の位
置に定義された電源コンタクトセル13(指定電圧供給
領域)をライブラリ8から読み出し、所定の位置に配置
設定する。その結果、各島領域18は各電圧レベルVOL
1,VOL2に対応した複数の電源コンタクトセル13、す
なわち複数の指定電圧供給領域19,20(同図にハッ
チングで示す)に区分けされる。指定電圧供給領域19
はその領域内に配置された複数のビア13aを介して電
源配線22または補助電源配線27から低電圧VOL1が供
給可能となる。又、指定電圧供給領域20はその領域内
に配置された複数のビア13aを介して電源配線23ま
たは補助電源配線28から高電圧VOL2が供給可能とな
る。ビア13aを含む指定電圧供給領域19,20の電
源コンタクトセル13は島領域18上のどこに配置する
かによって各指定電圧供給領域19,20を適宜の場所
に設定することができる。各指定電圧供給領域19,2
0の面積比は、最初に動作電圧レベルVOL1,VOL2毎に前
記作成した各論理回路の大きさに合わせて決定される。
【0023】図7は3.3V用と5V用の2種類の回路
を混載可能なパッケージのレイアウト前処理が完了され
た段階の一例であり、このレイアウト前処理によりハッ
チング部分で示された5Vを供給可能な指定電圧供給領
域20と、それ以外の部分で示された3.3Vを供給可
能な指定電圧供給領域19とが作成されている。
【0024】次に、論理回路のレイアウトが行われる。
予め作成した論理回路をその動作電圧レベルVOL1,VOL2
と対応する指定電圧供給領域19,20上に配置され
る。その際、低電圧VOL1用の論理回路は指定電圧供給領
域19上に配置し、高電圧VOL2用の論理回路は指定電圧
供給領域20上に配置する。そのため、各論理回路を指
定電圧供給領域19,20上に効率良く配置することに
より論理回路を効率良くレイアウトすることができる。
そして、各論理回路のレイアウトが終了すると、論理回
路を配線する。その際、セルライブラリ7から作成され
た論理回路で使用さているセルの情報が入力され、バル
クライブラリ9からレイアウトのための各種情報が入力
され、さらにレイアウトデータベース21から指定電圧
供給領域19,20の区分け情報が入力される。その結
果、レイアウトされた各論理回路に必要な配線が施され
る。又、その配線情報はレイアウトデータベース21に
格納される。
【0025】以上詳述したように、本実施例によれば、
内部セル領域16にパッケージ毎に島領域18が定義さ
れ、その各島領域18間に異なる電圧レベルの電源線2
7,28を配線する。そして、各島領域18にそれぞれ
対応する電源線27,28と接続するビア13aを有し
た電源コンタクトセル13、すなわち指定電圧供給領域
19,20を設定し、その指定電圧供給領域19,20
内でそれぞれ対応する電源電圧で動作する論理回路を設
計するようにした。そして、セルライブラリ7にレベル
変換セル11を内部セル領域16に配置可能に格納し
た。従って、レベル変換セル11を内部セル領域16に
形成される論理回路中に組み込むことができる。その結
果、I/Oセル10を従来のレベル変換素子を組み込ん
だI/Oセルに比較して小サイズとすることができるの
で、内部セル領域16のサイズに対するI/Oポートの
多ピン化が可能となる。又、論理回路のレイアウトは従
来のようにレベル変換素子を組み込んだI/Oセルの近
傍に限定されず、内部セル領域16の任意の位置に論理
回路を配置することができる。
【0026】又、内部セル領域16内に指定電圧供給領
域19,20を適切な位置に適切な面積比となるように
設定し、指定電圧レベルの異なる各論理回路をその電圧
レベルに応じた指定電圧供給領域19,20内の任意な
位置に配置することができるので、各論理回路を効率良
くレイアウトすることができる。
【0027】又、本実施例では島領域18の配置パター
ン及び指定電圧供給領域19,20の配置パターンが予
め多数定義されてパッケージライブラリ8に格納されて
いるため、島領域18及び指定電圧供給領域19,20
を設定する労力は軽減される。
【0028】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)上記実施例では、2つの異なる電圧レベルVOL1、
VOL2で動作する論理回路(セル)を1チップ上に混載す
る半導体装置を設計したが、3つ以上の異なる電圧レベ
ルで動作するセルを1チップ上に混載する半導体装置を
設計することもできる。
【0029】(2)上記実施例では本発明をゲートアレ
イ集積回路設計に適用したが、ゲートアレイ集積回路以
外の集積回路設計に本発明を適用してもよい。 (3)上記実施例では補助電源配線27,28を設定し
たが、補助電源配線27,28を設定せずに補助配線2
6等を介して電源配線22,23から直接に指定電圧供
給領域19,20へ電源供給する構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、1
つの半導体装置において該装置内の各回路に異なる電圧
レベルを供給することができるとともに、I/Oポート
の多ピン化を実現可能な半導体装置を設計することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例におけるレベル変換セルの配置状態を
示す模式図である。
【図2】CAD装置のシステム構成を示す模式図であ
る。
【図3】CAD装置による処理フロー図である。
【図4】レイアウト前処理前のチップを示す平面図であ
る。
【図5】レイアウト前処理途中のチップを示す平面図で
ある。
【図6】レイアウト前処理完了後のチップを示す平面図
である。
【図7】レイアウト前処理完了後のチップの一例を示す
平面図である。
【図8】従来のレベル変換セルの配置状態を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 論理設計手段、島領域区画手段、指定電圧供給領域
形成手段、配置手段としての中央処理装置(CPU) 7 セルライブラリ 8 パッケージライブラリ 10 I/Oセル 11 レベル変換セル 12 内部セル 13 電源コンタクトセル 14 チップとしてのパッケージ 15 I/Oセル領域 16 内部セル領域 18 島領域 19,20 指定電圧供給領域 22,23 電源配線 27,28 補助電源配線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのチップ(14)上に異なる電圧レ
    ベルで動作する論理回路を混載する半導体装置におい
    て、 I/Oセル(10)に接続される電圧レベルの昇圧また
    は降圧を行うレベル変換セル(11)を内部セル(1
    2)が配置される内部セル領域(16)に配置したこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 チップ(14)の周縁部に形成されたI
    /Oセル領域(15)と該I/Oセル領域(15)の内
    側に形成された内部セル領域(16)とを有するととも
    に、該内部セル領域(16)の周縁に沿って複数の電圧
    レベルの異なる電源配線(22,23)が形成された半
    導体装置を設計する半導体設計方法において、 I/Oセル(10)に接続されるレベル変換セル(1
    1)及び異なる所定電圧で動作する内部セル(12)を
    予め論理設計しておき、前記レベル変換セル(11)及
    び前記内部セル(12)を前記内部セル領域(16)に
    配置する前に、前記内部セル領域(16)を複数の島領
    域(18)に区画し、前記電源配線(22,23)のい
    ずれかと前記島領域(18)内の所定区域とを電気的に
    接続する複数個のビア(13a)を有する電源コンタク
    トセル(13)を設定し、前記島領域(18)上に前記
    電源コンタクトセル(13)にて設定された当該島領域
    (18)内に前記電源配線(22,23)のいずれかと
    接続されて所定レベルの電源電圧が供給される指定電圧
    供給領域(19,20)に、予め論理設計した前記論理
    回路の前記レベル変換セル(11)及び内部セル(1
    2)をそれらの動作電圧に対応させて配置設定すること
    を特徴とする半導体設計方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体設計方法におい
    て、 前記各島領域(18)の境界部に前記電源配線(22,
    23)と接続した補助電源配線(27,28)を施し、
    前記指定電圧供給領域(19,20)への電源電圧を前
    記電源コンタクトセル(13)を介して前記補助電源配
    線(27,28)から供給することを特徴とする半導体
    設計方法。
  4. 【請求項4】 チップ(14)の周縁部に形成されたI
    /Oセル領域(15)と該I/Oセル領域(15)の内
    側に形成された内部セル領域(16)とを有するととも
    に、該内部セル領域(16)の周縁に沿って複数の電圧
    レベルの異なる電源配線(22,23)が形成された半
    導体装置を設計する半導体設計装置において、 I/Oセル(10)に接続されるレベル変換セル(1
    1)及び動作電圧レベルの異なる内部セル(12)を格
    納するセルライブラリ(7)と、 前記内部セル領域(16)を複数の島領域(18)に区
    画する区画情報と、前記島領域(18)を前記電源配線
    (22,23)のいずれかと接続されて所定レベルの電
    源電圧が供給される指定電圧供給領域(19,20)に
    区分けする電源コンタクトセル(13)の配置パターン
    情報とを格納するパッケージライブラリ(8)と、 前記セルライブラリ(7)に格納した各種のレベル変換
    セル(11)及び異なる所定電圧で動作する内部セル
    (12)に基づいて前記内部セル領域(16)に形成さ
    れる各論理回路を論理設計し、その論理設計された各論
    理回路をそれぞれ動作電圧レベルに区分けする論理設計
    手段(1)と、 前記論理設計手段(1)にて区分けされた各論理回路に
    基づいて前記パッケージライブラリ(8)から区画情報
    を読み出し、前記内部セル領域(16)に前記島領域
    (18)を区画する島領域区画手段(1)と、 前記パッケージライブラリ(8)から前記配置パターン
    情報を読み出し、前記島領域区画手段(1)にて形成さ
    れた各島領域(18)を前記指定電圧供給領域(19,
    20)に区分けする電源コンタクトセル(13)を形成
    する指定電圧供給領域形成手段(1)と、 前記指定電圧供給領域形成手段(1)により形成された
    前記各指定電圧供給領域(19,20)にその動作電圧
    に対応する前記論理回路の前記レベル変換セル(11)
    及び前記内部セル(12)を配置設定する配置手段
    (1)とを備えたことを特徴とする半導体設計装置。
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