JP4447210B2 - 電源端子パターン生成方法及び半導体装置 - Google Patents

電源端子パターン生成方法及び半導体装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に半導体装置の設計方法に関し、詳しくは半導体装置内のマクロの電源端子パターンを生成する方法に関する。
【従来の技術】
従来の半導体装置の設計において、例えばRAMやROM等のハードマクロについては、内部回路の配線等のレイアウトを決定した後に、最後に最上層における電源配線部の端子のレイアウトを決定し、決定されたレイアウトに関する情報をライブラリに登録する。ライブラリに登録されたデータは固定であり、電源端子(最上層の電源供給用の配線)のレイアウトはマクロ毎に固定されている。
【0002】
図1は、従来の半導体装置のマクロに関する設計方法について示す図である。
【0003】
図1において、ステップST1で、電源端子以外のマクロレイアウトを決定する。即ち、最上層の電源供給用の配線である電源端子以外の内部回路の配線等を決定する。
【0004】
図2(a)はマクロの内部構成の一例を示す図である。図2(a)に示されるマクロ10はメモリマクロであり、メモリセルアレイ11及び12、及びR/Wアンプ&I/O回路13を含む。ここでメモリセルアレイ11及び12においては、矢印で示される方向にビット線が延展しているとする。このような内部配置・配線が図1のステップST1で決定される。
【0005】
ステップST2で、電源端子レイアウトを決定する。即ち、最上層の電源供給用の配線である電源端子のレイアウトを決定する。
【0006】
図2(b)は、図2(a)のマクロの最上層に設けられる電源端子のレイアウトを示す図である。図2(b)に示されるように、電源電圧用端子(VD)14とグラウンド電圧用端子(VS)15は、ビット線の延展方向と同一方向に、櫛の歯状に形成される。電流消費が大きいR/Wアンプ&I/O回路13については、VD14とVS15と多数のコンタクトがとれるので、充分な電流密度を提供することが出来る。
【0007】
ステップST3で、決定されたマクロのレイアウト情報をライブラリに登録し、以降のチップ設計工程で使用可能なように公開する。以上でマクロ設計が終了し、その後チップ設計が行われる。
【0008】
ステップST4で、チップ上にマクロを配置し、各マクロに対して電源配線を行う。
【0009】
図3は、配置されたマクロと電源配線との接続を示す図である。
【0010】
図3においては、図2(a)及び(b)に示すマクロ10を、図面横方向を基準として0°回転の位置関係で配置すると共に、それとは別に、図面横方向を基準として90°回転の位置関係で配置する。この2つのマクロ10の上部を横切るように電源配線20及び21(21はグラウンド側)が配置される。ここでマクロ10の最上層にある電源端子は例えば第3層に対応し、電源配線20及び21は第4層に対応する。
【0011】
電源配線20とVD14との間はコンタクト22により接続され、グラウンド側電源配線21とVS15との間はコンタクト23により接続される。
【0012】
従来技術には、論理セルを回転して配置した場合でも、電源電位および接地電位の配線層を局所的に変更することを回避するものがある(特許文献1)。
【0013】
【特許文献1】
特開平07―045799号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図3の左側に示される0°回転の位置関係で配置されるマクロ10においては、電源配線20とVD14との間のコンタクト22は5つあり、またグラウンド側電源配線21とVS15との間のコンタクト23も5つある。それに対して、図3の右側に示される90°回転の位置関係で配置されるマクロ10においては、電源配線20とVD14との間のコンタクト22は1つであり、またグラウンド側電源配線21とVS15との間のコンタクト23も1つである。従って、90°回転の位置関係で配置されるマクロ10においては、電源供給が充分でなくなるという問題が生じる。
【0015】
このような問題は、電源端子(最上層の電源供給用の配線)のレイアウトがマクロ毎に固定されており、どのような回転角の位置で配置しようが電源端子のパターンは変わらないことに起因する。このために、例えば0°回転の位置関係で配置する場合には良好なコンタクトが実現できるが、90°回転の位置関係で配置する場合にはコンタクトが不十分となってしまう。
【0016】
以上を鑑みて、本発明は、配置されるマクロの回転角位置に関係なく良好なコンタクトが実現できる電源端子バターン生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明による電源端子パターン生成方法は、マクロの内部のレイアウトを決定し、該マクロの最上層において電源供給用の電源端子を位置決めする基礎となる端子コアのレイアウトを決定し、チップ内での該マクロの配置情報に応じて該端子コアに基づいて該電源端子のパターンを生成し、前記電源端子パターンは前記マクロに電源を供給する電源配線とは異なる層に設けられ、該電源配線にコンタクトされる各段階を含み、該段階c)は、該マクロに電源を供給する電源配線の延展方向を基準として、該延展方向に0度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンを生成し、該延展方向に90度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンとは異なる第2の電源端子のパターンを生成することを特徴とする。
【0017】
上記電源端子パターン生成方法においては、位置決めする基礎となる端子コアのレイアウトを決定しておき、その後マクロの配置情報に応じて電源端子のパターンを生成するので、電源配線に対して回転角0°で配置される場合には、回転角90°の方向に電源端子が延展するように電源端子パターンを発生し、電源配線に対して回転角90°で配置される場合にも、回転角90°の方向に電源端子が延展するように電源端子パターンを発生することができる。このようにして、配置の回転角に応じて電源端子のパターンを発生することにより、電源端子の延展方向を配置の回転角に応じて変化させ、適切な電源配線とのコンタクトを提供することが可能となる。
【0018】
また本発明による半導体装置は、所定の方向に延展する第1の電源配線に接続され該所定の方向に第1の角度の回転位置で設けられる第1のマクロと、該所定の方向に延展し該第1の電源配線と同一或いは異なる第2の電源配線に接続され該所定の方向に該第1の角度とは異なる第2の角度の回転位置で設けられる第2のマクロを含み、該第1のマクロは、異なる層の該第1の電源配線にコンタクトを介して接続されるマクロ最上層に設けた第1の電源端子パターンと、該第1の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第1の回路を含み、該第2のマクロは、異なる層の該第2の電源配線にコンタクトを介して接続されるマクロ最上層に設けた第2の電源端子パターンと、該第2の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第2の回路を含み、該第1の電源端子パターンと該第2の電源端子パターンとが異なり、該第1の回路と該第2の回路とが同一であることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
図4は、本発明による半導体装置のマクロに関する設計方法について示す図である。
【0020】
図4において、ステップST1で、電源端子以外のマクロレイアウトを決定する。即ち、最上層の電源供給用の配線である電源端子以外の内部回路の配線等を決定する。これにより例えば、図2(a)に示されるようなマクロ内部の配置・配線が決定される。
【0021】
ステップST2で、端子コアのレイアウトを決定する。ここで端子コアとは、最上層の電源供給用の配線である電源端子が配置されるべき箇所に対応する端子部分であり、後の段階で電源端子パターンを発生する際に、電源端子パターンが端子コアの箇所を通るようにすることで位置決めの基礎を提供するものである。
【0022】
図5は、図2(a)のマクロの最上層に設けられる端子コアのレイアウトを示す図である。図5に示されるように、電源電圧用端子コア31とグラウンド電圧用端子コア32は、例えば正方形の形状を有し、電源電圧用端子及びグラウンド電圧用端子が配置されるべき位置に設けられる。即ち、例えば下層の回路・配線の配置状態に応じ、下層に電源を供給するためにコンタクトをとるべき位置を決定し、決定された位置に基づいて電源電圧用端子コア31とグラウンド電圧用端子コア32とが生成される。
【0023】
図4のステップST3で、決定されたマクロのレイアウト情報をライブラリに登録し、以降のチップ設計工程で使用可能なように公開する。以上でマクロ設計が終了し、その後チップ設計が行われる。
【0024】
ステップST4で、チップ上にマクロを配置する情報に基づいて、各マクロに対してマクロ内の電源端子パターンを発生させる。即ち、あるマクロについて、チップ内のある位置に電源配線に対して回転角0°で配置されることがマクロ配置情報として得られると、マクロ内の最上層において回転角90°の方向に電源端子が延展するように、電源端子パターンが発生される。またあるマクロについては、チップ内のある位置に電源配線に対して回転角90°で配置されることがマクロ配置情報として得られると、マクロ内の最上層において回転角90°の方向に電源端子が延展するように、電源端子パターンが発生される。
【0025】
この際、電源端子パターンを発生させる基礎として電源電圧用端子コア31とグラウンド電圧用端子コア32とを用いる。具体的には、電源端子が電源電圧用端子コア31の位置或いはグラウンド電圧用端子コア32の位置を通過するように、電源端子パターンが発生される。
【0026】
このようにして、配置の回転角に応じて電源端子のパターンを発生することにより、電源端子の延展方向を配置の回転角に応じて変化させ、適切な電源配線とのコンタクトを提供することが可能となる。
【0027】
更にステップST5で、チップ上にマクロを配置し、各マクロに対して電源配線を行う。
【0028】
図6は、配置されたマクロと電源配線との接続を示す図である。
【0029】
図6においては、図5に示すマクロ10を、図面横方向を基準として0°回転の位置関係で配置すると共に、それとは別に、図面横方向を基準として90°回転の位置関係で配置する。この2つのマクロ10の上部を横切るように電源配線40及び41(41はグラウンド側)が配置される。ここでマクロ10の最上層にある電源端子は例えば第3層に対応し、電源配線40及び41は第4層に対応する。
【0030】
電源電圧用端子(VD)34とグラウンド電圧用端子(VS)35は、それぞれ電源電圧用端子コア31とグラウンド電圧用端子コア32を通過するように、或いはそれぞれ電源電圧用端子コア31とグラウンド電圧用端子コア32を包含するように発生される。電源電圧用端子34とグラウンド電圧用端子35が発生される方向は、端子のくしの歯形状の部分が電源配線40及び41に直交する方向とされる。電源配線40と電源電圧用端子34との間はコンタクト42により接続され、グラウンド側電源配線41とグラウンド電圧用端子35との間はコンタクト43により接続される。
【0031】
図6の左側に示される0°回転の位置関係で配置されるマクロ10においては、電源配線40と電源電圧用端子34との間のコンタクト42は5つあり、またグラウンド側電源配線41とグラウンド電圧用端子35との間のコンタクト43も5つある。また図6の右側に示される90°回転の位置関係で配置されるマクロ10においては、電源配線40と電源電圧用端子34との間のコンタクト42は3つであり、またグラウンド側電源配線41とグラウンド電圧用端子35との間のコンタクト43も3つである。従って、0°回転の位置関係で配置されるマクロ10だけでなく、90°回転の位置関係で配置されるマクロ10においても、充分な量の電源を供給することができる。
【0032】
上記のようにして本発明においては、あるマクロについて、電源配線に対して回転角0°で配置される場合には、マクロ内の最上層において回転角90°の方向に電源端子が延展するように電源端子パターンを発生し、電源配線に対して回転角90°で配置される場合には、マクロ内の最上層において回転角90°の方向に電源端子が延展するように電源端子パターンを発生する。この際、電源端子パターンを発生させる基礎として電源電圧用端子コアとグラウンド電圧用端子コアとを用いることで、容易に電源端子のレイアウトを決定してパターンを発生することができる。このようにして、配置の回転角に応じて電源端子のパターンを発生することにより、電源端子の延展方向を配置の回転角に応じて変化させ、適切な電源配線とのコンタクトを提供することが可能となる。
【0033】
図7は、従来の半導体装置設計方法により設計され製造された半導体装置の一例を示す図である。また図8は、本発明による半導体装置設計方法により設計され製造された半導体装置の一例を示す図である。
【0034】
図7の半導体装置は、半導体チップ51、内部レイアウトが同一な複数のマクロ52、マクロ52内の電源電圧用端子53及びグラウンド電圧用端子54、電源電圧パッド55、グラウンド電圧パッド56、電源電圧配線57、及びグラウンド電圧配線58を含む。
【0035】
内部レイアウトが同一である複数のマクロ52は、図1に示される従来の設計方法で設計されるマクロであるので、最上層の電源供給用の配線である電源端子のレイアウトも含めて全てのレイアウトが互いに同一となっている。図7の左側に示される0°回転の位置関係で配置されるマクロ52においては、電源配線とマクロ内電源端子とは直交する関係にある。この結果、電源配線57と電源電圧用端子53との間のコンタクトは5つあり、またグラウンド側電源配線58とグラウンド電圧用端子54との間のコンタクトも5つある。
【0036】
それに対して、図7の右側に示される90°回転の位置関係で配置されるマクロ52においては、電源配線とマクロ内電源端子とは平行する関係にある。従って、電源配線57と電源電圧用端子53との間のコンタクトは1つしかなく、またグラウンド側電源配線58とグラウンド電圧用端子54との間のコンタクトも1つしかない。従って、90°回転の位置関係で配置されるマクロ10においては、電源供給が充分でなくなるという問題が生じる。
【0037】
図8の半導体装置は、半導体チップ61、内部レイアウトが同一な複数のマクロ62、マクロ62内の電源電圧用端子63及びグラウンド電圧用端子64、電源電圧パッド65、グラウンド電圧パッド66、電源電圧配線67、及びグラウンド電圧配線68を含む。
【0038】
内部レイアウトが同一である複数のマクロ62は、図4に示される本発明による設計方法で設計されるマクロであるので、最上層の電源供給用の配線である電源端子のレイアウトを除いたレイアウトが互いに同一となっている。マクロ62が半導体チップ61に配置される際に、電源配線67及び68に対する相対的な回転位置に応じて、マクロ62内の電源端子パターンが発生される。
【0039】
図8の左側に示される0°回転の位置関係で配置されるマクロ62においては、電源配線とマクロ内電源端子とは直交する関係にある。この結果、電源配線67と電源電圧用端子63との間のコンタクトは5つあり、またグラウンド側電源配線68とグラウンド電圧用端子64との間のコンタクトも5つある。
【0040】
また図8の右側に示される90°回転の位置関係で配置されるマクロ62においても、電源配線とマクロ内電源端子とは直交する関係にある。従って、電源配線67と電源電圧用端子63との間のコンタクトは4つあり、またグラウンド側電源配線68とグラウンド電圧用端子64との間のコンタクトも4つある。
【0041】
従って、0°回転の位置関係で配置されるマクロ62と90°回転の位置関係で配置されるマクロ62との両方において、充分な電源を供給することができる。このように本発明の設計方法で設計され製造された半導体チップは、電源端子のレイアウトを除いたレイアウトが互いに同一のマクロにおいて、電源配線に対する相対的な角度の相違に応じてパターンが異なるようにマクロ内の電源端子レイアウトが設定されていることを特徴とする。
【0042】
図9は、本発明による半導体装置設計方法(電源端子パターン生成方法)を実行する装置の構成を示す図である。
【0043】
図9に示されるように、本発明による半導体装置設計方法を実行する装置は、例えばパーソナルコンピュータやエンジニアリングワークステーション等のコンピュータにより実現される。図9の装置は、コンピュータ510と、コンピュータ510に接続されるディスプレイ装置520、通信装置523、及び入力装置よりなる。入力装置は、例えばキーボード521及びマウス522を含む。コンピュータ510は、CPU511、RAM512、ROM513、ハードディスク等の二次記憶装置514、可換媒体記憶装置515、及びインターフェース516を含む。
【0044】
キーボード521及びマウス522は、ユーザとのインターフェースを提供するものであり、コンピュータ510を操作するための各種コマンドや要求されたデータに対するユーザ応答等が入力される。ディスプレイ装置520は、コンピュータ510で処理された結果等を表示すると共に、コンピュータ510を操作する際にユーザとの対話を可能にするために様々なデータ表示を行う。通信装置523は、遠隔地との通信を行なうためのものであり、例えばモデムやネットワークインターフェース等よりなる。
【0045】
本発明による半導体装置設計方法は、コンピュータ510が実行可能なコンピュータプログラムとして提供される。このコンピュータプログラムは、可換媒体記憶装置515に装着可能な記憶媒体Mに記憶されており、記憶媒体Mから可換媒体記憶装置515を介して、RAM512或いは二次記憶装置514にロードされる。或いは、このコンピュータプログラムは、遠隔地にある記憶媒体(図示せず)に記憶されており、この記憶媒体から通信装置523及びインターフェース516を介して、RAM512或いは二次記憶装置514にロードされる。
【0046】
キーボード521及び/又はマウス522を介してユーザからプログラム実行指示があると、CPU511は、記憶媒体M、遠隔地記憶媒体、或いは二次記憶装置514からプログラムをRAM512にロードする。CPU511は、RAM512の空き記憶空間をワークエリアとして使用して、RAM512にロードされたプログラムを実行し、適宜ユーザと対話しながら処理を進める。なおROM513は、コンピュータ510の基本動作を制御するための制御プログラムが格納されている。
【0047】
このようにして上記コンピュータプログラムを実行することで、上記実施例で説明されたような半導体装置設計方法(電源端子パターン生成方法)を実行することができる。
【0048】
なお上記実施例の説明において電源端子パターンとしては、櫛の歯型のものを例として示したが、電源端子パターンの形状は櫛の歯型に限られず任意の形状であってよい。例えば、図10にマクロ10Aとして示すように、長方形の形状の電源端子パターン71及び72を複数個形成する構成としても良い。この場合例えば、電源配線に対するマクロ配置の相対的な角度の相違に応じて、長方形の長い辺の方向が異なるように電源端子パターンを発生するように構成してよい。
【0049】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
【0050】
なお本発明は以下を含むものである。
(付記1)a)マクロの内部のレイアウトを決定し、
b)該マクロの最上層において電源供給用の電源端子を位置決めする基礎となる端子コアのレイアウトを決定し、
c)チップ内での該マクロの配置情報に応じて該端子コアに基づいて該電源端子のパターンを生成する
各段階を含むことを特徴とする半導体装置における電源端子パターン生成方法。
(付記2)該段階c)は、該電源端子が該端子コアの位置を含むように該電源端子のパターンを生成することを特徴とする付記1記載の電源端子パターン生成方法。
(付記3)該段階c)は、該マクロに電源を供給する電源配線の延展方向を基準として、該延展方向に0度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンを生成し、該延展方向に90度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンとは異なる第2の電源端子のパターンを生成することを特徴とする付記1記載の電源端子パターン生成方法。
(付記4)該段階c)は、該第1の電源端子のパターンの主な延展方向が該電源配線の該延展方向と直交するように該第1の電源端子のパターンを生成し、該第2の電源端子のパターンの主な延展方向が該電源配線の該延展方向と直交するように該第2の電源端子のパターンを生成することを特徴とする付記3記載の電源端子パターン生成方法。
(付記5)該電源端子のパターンは櫛の歯型の形状を有することを特徴とする付記1記載の電源端子パターン生成方法。
(付記6)該電源端子のパターンは複数の長方形からなる形状を有することを特徴とする付記1記載の電源端子パターン生成方法。
(付記7)所定の方向に延展する第1の電源配線に接続され該所定の方向に第1の角度の回転位置で設けられる第1のマクロと、
該所定の方向に延展し該第1の電源配線と同一或いは異なる第2の電源配線に接続され該所定の方向に該第1の角度とは異なる第2の角度の回転位置で設けられる第2のマクロ
を含み、該第1のマクロは、
最上層において該第1の電源配線に接続される第1の電源端子パターンと、
該第1の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第1の回路
を含み、該第2のマクロは、
最上層において該第2の電源配線に接続される第2の電源端子パターンと、
該第2の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第2の回路
を含み、該第1の電源端子パターンと該第2の電源端子パターンとが異なり、該第1の回路と該第2の回路とが同一であることを特徴とする半導体装置。
(付記8)該第1の電源端子パターンの主な延展方向が該第1の電源配線の該延展方向と直交し、該第2の電源端子パターンの主な延展方向が該第2の電源配線の該延展方向と直交することを特徴とする付記7記載の半導体装置。
(付記9)該第1及び第2の電源端子のパターンは櫛型の形状を有することを特徴とする付記7記載の半導体装置。
(付記10)該第1及び第2の電源端子のパターンは複数の長方形からなる形状を有することを特徴とする付記7記載の半導体装置。
(付記11)該第1の角度は0°であり該第2の角度は90°であることを特徴とする付記7記載の半導体装置。
【発明の効果】
本発明による電源端子パターン生成方法においては、位置決めする基礎となる端子コアのレイアウトを決定しておき、その後マクロの配置情報に応じて電源端子のパターンを生成するので、電源配線に対して回転角0°で配置される場合には、回転角90°の方向に電源端子が延展するように電源端子パターンを発生し、電源配線に対して回転角90°で配置される場合にも、回転角90°の方向に電源端子が延展するように電源端子パターンを発生することができる。
【0051】
このようにして、配置の回転角に応じて電源端子のパターンを発生することにより、電源端子の延展方向を配置の回転角に応じて変化させ、適切な電源配線とのコンタクトを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置のマクロに関する設計方法について示す図である。
【図2】(a)はマクロの内部構成の一例を示す図であり、(b)は(a)のマクロの最上層に設けられる電源端子のレイアウトを示す図である。
【図3】配置されたマクロと電源配線との接続を示す図である。
【図4】本発明による半導体装置のマクロに関する設計方法について示す図である。
【図5】図2(a)のマクロの最上層に設けられる端子コアのレイアウトを示す図である。
【図6】配置されたマクロと電源配線との接続を示す図である。
【図7】従来の半導体装置設計方法により設計され製造された半導体装置の一例を示す図である。
【図8】本発明による半導体装置設計方法により設計され製造された半導体装置の一例を示す図である。
【図9】本発明による半導体装置設計方法を実行する装置の構成を示す図である。
【図10】マクロの電源端子パターンの別の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 マクロ
31 電源電圧用端子コア
32 グラウンド電圧用端子コア
34 電源電圧用端子(VD)
35 グラウンド電圧用端子(VS)
40、41 電源配線
42、43 コンタクト
51 半導体チップ
52 マクロ
53 電源電圧用端子
54 グラウンド電圧用端子
55 電源電圧パッド
56 グラウンド電圧パッド
57 電源電圧配線
58 グラウンド電圧配線

Claims (9)

  1. a)マクロの内部のレイアウトを決定し、
    b)該マクロの最上層において電源供給用の電源端子を位置決めする基礎となる端子コアのレイアウトを決定し、
    c)チップ内での該マクロの配置情報に応じて該端子コアに基づいて該電源端子のパターンを生成し、
    前記電源端子パターンは前記マクロに電源を供給する電源配線とは異なる層に設けられ、該電源配線にコンタクトされる
    各段階を含み、
    該段階c)は、該マクロに電源を供給する電源配線の延展方向を基準として、該延展方向に0度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンを生成し、該延展方向に90度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンとは異なる第2の電源端子のパターンを生成する
    ことを特徴とする半導体装置における電源端子パターン生成方法。
  2. 該段階c)は、該電源端子が該端子コアの位置を含むように該電源端子のパターンを生成することを特徴とする請求項1記載の電源端子パターン生成方法。
  3. a)マクロの内部のレイアウトを決定し、
    b)該マクロの最上層において電源供給用の電源端子を位置決めする基礎となる端子コアのレイアウトを決定し、
    c)チップ内での該マクロの配置情報に応じて該端子コアに基づいて該電源端子のパターンを生成する
    各段階を含み、
    該段階c)は、該マクロに電源を供給する電源配線の延展方向を基準として、該延展方向に0度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンを生成し、該延展方向に90度の回転位置で該マクロを配置する場合には第1の電源端子のパターンとは異なる第2の電源端子のパターンを生成し、
    該段階c)は、該第1の電源端子のパターンの主な延展方向が該電源配線の該延展方向と直交するように該第1の電源端子のパターンを生成し、該第2の電源端子のパターンの主な延展方向が該電源配線の該延展方向と直交するように該第2の電源端子のパターンを生成することを特徴とする電源端子パターン生成方法。
  4. 該電源端子のパターンは櫛の歯型の形状を有することを特徴とする請求項1記載の電源端子パターン生成方法。
  5. 該電源端子のパターンは複数の長方形からなる形状を有することを特徴とする請求項1記載の電源端子パターン生成方法。
  6. 所定の方向に延展する第1の電源配線に接続され該所定の方向に第1の角度の回転位置で設けられる第1のマクロと、
    該所定の方向に延展し該第1の電源配線と同一或いは異なる第2の電源配線に接続され該所定の方向に該第1の角度とは異なる第2の角度の回転位置で設けられる第2のマクロを含み、該第1のマクロは、
    異なる層の該第1の電源配線にコンタクトを介して接続されるマクロ最上層に設けた第1の電源端子パターンと、
    該第1の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第1の回路
    を含み、該第2のマクロは、
    異なる層の該第2の電源配線にコンタクトを介して接続されるマクロ最上層に設けた第2の電源端子パターンと、
    該第2の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第2の回路
    を含み、該第1の電源端子パターンと該第2の電源端子パターンとが異なり、該第1の回路と該第2の回路とが同一であることを特徴とする半導体装置。
  7. 所定の方向に延展する第1の電源配線に接続され該所定の方向に第1の角度の回転位置で設けられる第1のマクロと、
    該所定の方向に延展し該第1の電源配線と同一或いは異なる第2の電源配線に接続され該所定の方向に該第1の角度とは異なる第2の角度の回転位置で設けられる第2のマクロを含み、該第1のマクロは、
    最上層において該第1の電源配線に接続される第1の電源端子パターンと、
    該第1の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第1の回路
    を含み、該第2のマクロは、
    最上層において該第2の電源配線に接続される第2の電源端子パターンと、
    該第2の電源端子パターンを除いた全ての内部回路である第2の回路
    を含み、該第1の電源端子パターンと該第2の電源端子パターンとが異なり、該第1の回路と該第2の回路とが同一であり、
    該第1の電源端子パターンの主な延展方向が該第1の電源配線の該延展方向と直交し、該第2の電源端子パターンの主な延展方向が該第2の電源配線の該延展方向と直交することを特徴とする半導体装置。
  8. 該第1及び第2の電源端子のパターンは櫛型の形状を有することを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  9. 該第1及び第2の電源端子のパターンは複数の長方形からなる形状を有することを特徴とする請求項記載の半導体装置。
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