JP2653144B2 - 階段用踏板 - Google Patents

階段用踏板

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JP2653144B2
JP2653144B2 JP63326888A JP32688888A JP2653144B2 JP 2653144 B2 JP2653144 B2 JP 2653144B2 JP 63326888 A JP63326888 A JP 63326888A JP 32688888 A JP32688888 A JP 32688888A JP 2653144 B2 JP2653144 B2 JP 2653144B2
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coating
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俊雄 中西
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に、屋内用として使用され、表面にノン
スリップ機能を付与した階段用踏板に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来から、第6図に示す如く、踏板本体1の表面2
に、その前端部において、滑り止め部材3を取り付ける
ことによって、ノンスリップ機能を付与した階段用踏板
は知られている。しかしながら、この場合、施工時に別
途、前端部に別部材である滑り止め部材3を取り付ける
ものであるため、施工が面倒であると共に、段差が発生
して、外観的にも違和感を有するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来の技術における欠点を解消するた
めに発明されたものであり、すなわち、その課題は、ノ
ンスリップ機能が効果的に発揮され、しかも、通常の階
段用踏板と同様に簡単に施工できると共に、段差がなく
て、外観的にも違和感のない階段用踏板を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、踏板本体の表
面に、軟質の合成樹脂に軟質の微細粒子を添加してなる
塗料を塗布して塗膜層を形成し、該塗膜層の上面に、軟
質の微細粒子に沿うように軟質の合成樹脂が被覆された
多数の凹凸を現出させてなる階段用踏板となしたもので
ある。
〔作 用〕
本発明にあっては、踏板本体の表面に、合成樹脂に多
数の微細粒子を添加してなる塗膜層を形成してなるが故
に、塗膜層の上面は、微細粒子による多数の凹凸が存在
した状態となり、ノンスリップ機能が効果的に発揮さ
れ、しかも、別部材を取り付けるものでないため、通常
の階段用踏板と同様に簡単に施工できると共に、段差が
ほとんど発生せず、外観的にも違和感のないものであ
る。
特に、この場合、塗膜層の上面に、軟質の微細粒子に
沿うように軟質の合成樹脂が被覆された多数の凹凸を現
出させているので、軟質の微細粒子が変形容易で、手、
足等で押さえた際にソフトな感触を得ることができると
共に、塗膜層の上面に外力が加わっても軟質の微細粒子
がその変形によって同外力を吸収して、同微細粒子を被
覆する軟質の合成樹脂の磨耗が防止され、ノンスリップ
機能が長期にわたって持続されるものである。又、微細
粒子を添加してなる塗料を塗布して塗膜層が形成される
ものであるため、微細粒子を散布する等の別途作業を必
要とせず、しかも、同微細粒子は軟質であるため、塗料
内で異物感が生じることなくスムーズに塗装を行うこと
ができて、生産性が向上されるものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図、第2図に示す階段用踏板は、本発明の一実施
例で、踏板本体1の表面2に、軟質の合成樹脂に軟質の
微細粒子4を添加してなる塗料を塗布して塗膜層5を形
成し、該塗膜層5の上面に、軟質の微細粒子4に沿うよ
うに軟質の合成樹脂が被覆された多数の凹凸を現出させ
てなるものである。該実施例において、塗膜層5は、踏
板本体1の表面2の前端部において、両側部分を除く略
全長部分に、部分的に設けられるものであって、軟質の
合成樹脂に略球状の微細粒子4を添加してなる塗料〔軟
質ウレタン塗料(ショア硬度40)に粒径20μのウレタン
ビーズを10%添加したもの〕が塗布されることによって
形成されるものである。この場合、通常の塗装が踏板本
体1の表面2全面に施された後に、第3図に示す如く、
必要部分のみ開口するようにマスキング(マスキングシ
ート6をセットする)した状態で、まず下地塗装7が施
され(施されなくても差支えはない)、その後に、塗膜
層5を形成する塗料がフローコーターによって塗布(15
0g/m2程度の塗布量)されるものである。該塗膜層5の
上面は、微細粒子4に沿うように軟質の合成樹脂が被覆
された多数の凹凸が存在した状態となり、凹凸形状と軟
質合成樹脂の摩擦抵抗による相乗的なノンスリップ機能
〔該実施例におけるノンスリップ機能としては、滑り抵
抗係数0,4(最大系0,35〜0,45)が得られた〕が発揮さ
れると共にざらつきもなく、しかも微細粒子4が略球状
であるため、肌触り感が滑らかであると共に、塗料に添
加されて塗装される際の問題も発生し難くて、フローコ
ーターによる塗布作業もスムーズになされ、生産性も向
上されるものである。又、該実施例においては、微細粒
子4として、軟質のウレタンビーズを採用しているた
め、該微細粒子4が変形容易であり、手、足等で押えた
際にソフトな感触が得られると共に、塗膜層5の上面に
外力が加わっても前記微細粒子4がその変形によって該
外力を吸収して、該微細粒子4を被覆する軟質合成樹脂
の摩耗が防止されるものであり、ノンスリップ機能が長
期にわたって持続されるものである。
なお、本発明においては、塗膜層5を形成する合成樹
脂として、ショア硬度20〜60程度の軟質のものが使用さ
れれば最適であり、又、微細粒子4としては、ウレタン
ビーズの他、塩化ビニル樹脂ビーズ等の軟質のものが使
用されるものであり、その粒径は、5〜50μ(好ましく
は10〜20μ)のものが使用されれば良いものであるが、
できるだけ真球に近いもの程好ましいものであり、その
添加量は、5〜30%(好ましくは10〜20%)であれば良
いものである。又、本発明においては、第4図に示す実
施例の如く、塗膜層5が、踏板本体1の表面2の前端部
付近において、全長に亘って帯状に、部分的に設けられ
るものであっても良く、該実施例においては、第5図に
示す如く、通常の塗装が踏板本体1の表面2全面に施さ
れた後に、直上に塗膜層5を形成する塗料がロールコー
ターによって塗布されるものであり、又、塗膜層5が、
踏板本体1の表面2全面に亘って設けられるものであっ
ても良いものである。又、本発明においては、微細粒子
4として、サンディング後の軟質の塗料硬化物(切削
粉)を再利用しても良く、この場合は、塗膜層5を形成
する合成樹脂と微細粒子4とを、同組成とすることがで
き、透明感が向上され、深みのある外観が得られるもの
である。又、本発明の階段用踏板は、框或いは、塗膜層
5が、踏板本体1の表面2全面に亘って設けられる場合
には、床材としても、作用可能なものである。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明の階段用踏板においては、踏板本
体の表面に、合成樹脂に多数の微細粒子を添加してなる
塗膜層を形成してなるが故に、塗膜層の上面は、微細粒
子による多数の凹凸が存在した状態となり、ノンスリッ
プ機能が効果的に発揮され、しかも、別部材を取り付け
るものでないため、通常の階段用踏板と同様に簡単に施
工できると共に、段差なく自然な仕上がりとなり、外観
的にも違和感のないものである。
特に、軟質の微細粒子が変形容易でソフトな感触を得
ることができると共に、塗膜層の上面に外力が加わって
も軟質の微細粒子がその変形によって同外力を吸収し
て、同微細粒子を被覆する軟質の合成樹脂の磨耗が防止
され、ノンスリップ機能が長期にわたって持続されるも
のであり、又、散布等の別途作業を必要とせず、しかも
微細粒子が軟質で塗料内で異物感を生じることなくスム
ーズに塗装を行うことができて、生産性が向上されるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同実
施例の要部拡大断面図、第3図は同実施例の製造過程を
示す斜視図、第4図は別の実施例を示す斜視図、第5図
は同実施例の要部拡大断面図、第6図は本発明の従来例
を示す要部断面図である。 図において、1は踏板本体、2は表面、3は滑り止め部
材、4は微細粒子、5は塗膜層、6はマスキングシー
ト、7は下地塗装である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】踏板本体の表面に、軟質の合成樹脂に軟質
    の微細粒子を添加してなる塗料を塗布して塗膜層を形成
    し、該塗膜層の上面に、軟質の微細粒子に沿うように軟
    質の合成樹脂が被覆された多数の凹凸を現出させてなる
    階段用踏板。
JP63326888A 1988-12-23 1988-12-23 階段用踏板 Expired - Lifetime JP2653144B2 (ja)

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