JPH10227119A - 造作材および階段用踏板 - Google Patents

造作材および階段用踏板

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JPH10227119A
JPH10227119A JP9033563A JP3356397A JPH10227119A JP H10227119 A JPH10227119 A JP H10227119A JP 9033563 A JP9033563 A JP 9033563A JP 3356397 A JP3356397 A JP 3356397A JP H10227119 A JPH10227119 A JP H10227119A
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JP
Japan
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tread
resin
slip
stair
stairs
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Withdrawn
Application number
JP9033563A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Sugita
潔司 椙田
Shigeaki Yamatomi
繁明 山冨
Yoshihisa Katayama
吉久 片山
Wataru Takahashi
渡 高橋
Katsuhiro Nishikawa
勝博 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能性、デザイン性に優れ、かつ、製造容易
な階段用踏板等の造作材を得る。 【解決手段】 基材2表面の端縁に沿う部分に、樹脂R
の成形塗装により突出部5を一体とする機能部3が一体
に形成されてなる造作材、さらには、踏板材2表面の端
縁に沿う部分に、樹脂Rの成形塗装により滑り止めのた
めの突出部5を一体とする滑り止め部3が一体に形成さ
れてなる階段用踏板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、階段用踏板等の
造作材に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、一般に階段用踏板に滑り止め
機能を持たすことが行われている。この滑り止め機能
は、例えば、樹脂製の滑り止め部材を階段用踏板表面の
端縁に沿って取り付けたり、また、一般の床板等と同様
に階段用踏板表面に微細粒子等が添加された滑り止め用
の塗料を塗布するようにして付加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、別個の
樹脂製の滑り止め部材を取り付ける場合は、その取り付
けに手間がかかるとともに、また、滑り止め部材が別個
に取り付けられるものであるので、どうしても違和感が
あって階段用踏板の意匠性が損なわれた。
【0004】また、階段用踏板表面に滑り止め用の塗料
が単に塗布される構成では、階段用踏板としては十分な
滑り止め効果が得られないという問題点があった。
【0005】この発明は、このような問題点を解消する
ようになされたものであって、滑り止め機能が容易、か
つ、有効に形成される階段用踏板等の造作材を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、造作材を、基材表面の端縁に
沿う部分に、樹脂の成形塗装により突出部を一体とする
機能部が一体に形成されてなる構成とした。
【0007】上記構成によれば、機能部が強固に、しか
も違和感なく基材に形成された造作材が得られる。
【0008】請求項1の発明において、前記造作材は、
階段用踏板材、上框材、巾木材、家具用材として用いら
れる(請求項2の発明)。
【0009】請求項3の発明では、階段用踏板を、踏板
材表面の端縁に沿う部分に、樹脂の成形塗装により滑り
止めのための突出部を一体とする滑り止め部が一体に形
成された構成とした。
【0010】上記構成によれば、滑り止め部が強固に、
しかも違和感なく形成された階段用踏板が得られる。こ
れにより、滑り止め機能が良好で、意匠性に優れる階段
用踏板が得られる。
【0011】請求項3の発明において、前記突出部が前
記滑り止め部のその他の部分より軟らかい材料で形成さ
れる構成とされることで(請求項4の発明)、歩行感の
良い階段用踏板が得られる。
【0012】請求項3の発明において、前記滑り止め部
の一部が蓄光顔料を含む樹脂により形成されている構成
とされることで(請求項5の発明)、その部分が夜間に
光って歩行に安全な階段用踏板が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の造作材としての
階段用踏板の切欠断面斜視図である。
【0014】1は階段用踏板であり、踏板材2の一方側
の長手方向の端縁に沿う部分に、樹脂の成形塗装により
滑り止め部3が一体に形成されている。
【0015】滑り止め部3は、階段用踏板1の表面に位
置する水平部3aと、その水平部3aの端縁より折れ曲
がり下方に延び出す垂直部3bとからなり、その垂直部
3bは階段用踏板1の前端面の上側に沿うように位置す
る。そして、水平部3a面には3本の突出部としての突
状5が一体に突出形成され、さらに、水平部3aと垂直
部3bとの折れ曲がり位置には膨出部分7が一体に突出
形成されている。
【0016】踏板材2は、合板等の基材8の上面及び前
端面に化粧材9が貼着されて構成されている。
【0017】図2、図3を参照して滑り止め部3の成形
塗装による形成方法を説明する。図2は踏板基材10の
平面図、図3は成形塗装時の側面図である。
【0018】踏板基材10は長尺で、この踏板基材10
から滑り止め部3形成後にaで示すそれぞれの位置で切
断されることで、4個の階段用踏板が2が得られる。樹
脂の成形塗装は、図2に示すように、滑り止め部3が形
成される位置以外にはマスク13が付設されて行われ
る。
【0019】滑り止め部3形成用の樹脂としては、ウレ
タンアクリレート樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等を原
料とする着色透明の紫外線硬化型樹脂、可視光効果型樹
脂、赤外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、熱硬化型樹
脂が使用され、その特性は粘度が1360PS、チクソ
係数8.7程度のものが使用される。
【0020】そして、踏板基材10のマスク13で覆わ
れない部分それぞれに上記樹脂Rが厚めに塗布され、図
3に示すような側面形状の成形塗装治具15が用いられ
て樹脂の成形塗装が行われる。すなわち、成形塗装治具
15が、図3に示すように踏板基材10に当てがわれた
状態において、図2の矢印方向に、踏板基材10の一端
側から他端側に移動されることで、その成形塗装治具1
5に樹脂が押し付けられるようにして成形塗装が行われ
る。
【0021】この際、上記のように樹脂として粘度が1
360PS、チクソ係数8.7程度のものが使用される
ことで、成形塗装治具15が離れた状態においても樹脂
は型くずれを起こしにくく、そのままの形態において硬
化処理されることで、所望の形態、すなわち、突状5、
膨出部分7が一体に突出形成された滑り止め部3が形成
される。上記のようにして滑り止め部3が形成されたの
ち、踏板基材10は上記したようにa位置それぞれで裁
断され、これにより、図1に示すような階段用踏板1が
得られる。
【0022】上記の成形塗装作業は、成形塗装治具15
を手作業で動かすことにより行ってもよく、また、機械
により自動的に行うようにしてもよい。
【0023】上記のようにして、3本の突状5が一体に
突出形成された滑り止め部3が設けられて滑り止め機能
を有する階段用踏板1が得られる。
【0024】とくに、滑り止め部3が成形塗装により形
成されることで、滑り止め部3が踏板材2に強固に、し
かも、違和感のない状態に設けられた階段用踏板1が得
られる。
【0025】また、摩耗しやすい段鼻に相当する位置
が、膨出部分7が備えられて肉厚に形成されたことで耐
久性に優れる階段用踏板1が得られる。
【0026】また、樹脂として着色透明のものが用いら
れたことで、滑り止め部3においてその肉厚が厚くなる
突状5、膨出部分7の部分が他の部分よりも色濃くてデ
ザイン性に優れる階段用踏板1が得られる。なお、踏板
材3の表面意匠を生かす場合は、樹脂として無色透明の
ものを用いてもよい。
【0027】以下、他の実施形態の説明を行う。
【0028】図4は階段用踏板1の他の実施形態を示
し、この実施形態では2度の塗装によって滑り止め部3
を形成している。すなわち、先にベース部分を塗装して
形成し、その上部にさらに3本の突状5、膨出部分7を
成形塗装して形成している。それぞれの塗装は異なる形
態の成形塗装治具15が用いられて行われる。
【0029】そして、突条5、膨出部分7を形成する樹
脂R1として滑り止め部のベース部分を形成する樹脂R
2よりも軟らかく弾力性に富むものを用いている。この
場合、ベース部分は強固で、突条5、膨出部分7が弾力
変形して踏み心地の良い階段用踏板3が得られる。
【0030】図5は階段用踏板3のさらに他の実施形態
を示し、この実施形態でも2度の塗装によって滑り止め
部3を形成している。すなわち、先に3本の突状5、膨
出部分7が形成される位置に蓄光顔料を含む樹脂R3で
成形塗装し、それらを覆うように透明性の樹脂R4で塗
装している。
【0031】上記のようにして、3本の突状5、膨出部
分7が夜間において光り、それにより位置が確認できて
歩行が安全に行える階段用踏板3が得られる。
【0032】図6は図5に示すものの変形例を示し、こ
のものでは樹脂R5よりなる突状5、膨出部分7の先端
を樹脂R6面より突出させて位置させ、これにより、そ
れらの部分がさらに夜間において目立つ構成としてい
る。
【0033】上記説明した階段用踏板3は、単独で上框
材としても使用できる。
【0034】図7、図8は階段用踏板以外についての実
施形態を示し、30は巾木材、31は家具用扉材であ
る。それぞれにおいて、樹脂の成形塗装による突出部4
0を持つ機能部41は装飾部となってデザイン機能を発
揮する。とくに、家具用扉材31では、機能部40は全
周において材の端面すべてを覆う構成とされることで、
いわゆる材の端面を化粧するモール部として機能する。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、機能性、デザイン性に優れ、かつ、製造容
易に得られる階段用踏板等の造作材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の階段用踏板の切欠断面斜視図
【図2】この発明の階段用踏板の製造説明のための踏板
基材の平面図
【図3】この発明の階段用踏板の製造説明のための階段
用踏板の側面図
【図4】この発明の階段用踏板の他の実施形態を示す側
面図
【図5】この発明の階段用踏板のさらに他の実施形態を
示す側面図
【図6】この発明の階段用踏板のさらに他の実施形態を
示す側面図
【図7】この発明の造作材としての他の実施形態である
巾木の一部切欠斜視図
【図8】この発明の造作材としてのさらに他の実施形態
である家具用扉材の一部切欠斜視図
【符号の説明】
1 階段用踏板 2 踏板材(基材) 3 滑り止め部(機能部) 5 突条(突出部) R 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 吉久 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 高橋 渡 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 西川 勝博 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面の端縁に沿う部分に、樹脂の成
    形塗装により突出部を一体とする機能部が一体に形成さ
    れてなることを特徴とする造作材。
  2. 【請求項2】 階段用踏板材、上框材、巾木材、家具用
    材として用いられる請求項1記載の造作材。
  3. 【請求項3】 踏板材表面の端縁に沿う部分に、樹脂の
    成形塗装により滑り止めのための突出部を一体とする滑
    り止め部が一体に形成されてなることを特徴とする階段
    用踏板。
  4. 【請求項4】 前記突出部が前記滑り止め部のその他の
    部分より軟らかい材料で形成されていることを特徴とす
    る請求項3記載の階段用踏板。
  5. 【請求項5】 前記滑り止め部の一部が蓄光顔料を含む
    樹脂により形成されていることを特徴とする請求項3記
    載の階段用踏板。
JP9033563A 1997-02-18 1997-02-18 造作材および階段用踏板 Withdrawn JPH10227119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109531785A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 日照市国丰远大住宅工业有限公司 楼梯模具防滑条安装定位装置及安装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109531785A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 日照市国丰远大住宅工业有限公司 楼梯模具防滑条安装定位装置及安装方法
CN109531785B (zh) * 2019-01-15 2024-04-02 日照市国丰远大住宅工业有限公司 楼梯模具防滑条安装定位装置及安装方法

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