JP4442414B2 - 見切り材及びその階段への取付構造 - Google Patents

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本願発明は、階段に取り付けられる見切り材とその取付構造に関する。
従来から、住宅などにおける階段の取付構造としては、踏板と踏込板の横方向の端部に、一対のササラ加工を施した階段巾板により化粧を行うことが一般的であった。しかしながら、一枚の板材をササラ加工するのはきわめて難しく、熟練を要した。
この問題を解決するため、図3に示すごとく、特開平08−21054号公報には、略L字の板材を二分割した階段巾木20を、踏板17と蹴込板21で形成される見切り部分に接着剤を用いて貼り付けて化粧する方法が開示されている。しかしながら、この方法は階段巾木20を接着剤を用いて固定するため位置決めが行いにくく、又、階段巾木20から接着剤がはみ出ないように接着剤の塗布量や塗布面積などについて配慮する必要があった。一方、この階段巾木20を接着剤を用いず、位置決めをした後に固定具15で固定すると、固定具15が表側から見えてしまうために見栄えが劣ってしまうこととなった。
特開平08−21054号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、階段の見切り部分に取り付けられる見切り材であって、見切り材を取り付けるための釘が目立たず、容易に見切り部分に取り付けることができる見切り材を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、断面略L字で外側が面材の交差する見切り部分に当接して固定具で固定される長尺の見切り材本体と、見切り材本体の内側に係合され見切り材本体を被装する化粧部材と、を有してなる見切り材であって、見切り材本体の内側の立面及び平面にそれぞれ断面のこぎり歯形状の被係合部を長手方向に延設し、化粧部材の見切り材本体の内側の立面及び平面に対向する面に見切り材本体の被係合部に係合する断面のこぎり歯形状の係合部を長手方向に延設するとともに、見切り材本体と化粧部材との間に接着剤を介在させて被係合部と係合部とを係合させることを特徴とする見切り材を用いている。
本願発明の見切り材においては、見切り材本体を固定具で固定するため位置決めがしやすく、又、見切り材本体を化粧部材が被装するために固定具が外部から見えなくなるので見栄えがよい。又、見切り材本体と化粧部材とは接着剤を介在させて被係合部と係合部とを係合させているため、施工が容易で、化粧部材が見切り材本体から外れにくい。
図1は、本願の請求項1及び2の発明に対応した実施形態である見切り材を示している。この実施形態の見切り材は、図1に示す如く、断面略L字で外側が面材の交差する見切り部分に当接して固定具で固定される長尺の見切り材本体1と、見切り材本体1の内側に係合され見切り材本体1を被装する化粧部材2と、を有してなる見切り材であって、見切り材本体1の内側の立面3及び平面4にそれぞれ断面のこぎり歯形状の被係合部5を長手方向に延設し、化粧部材2の見切り材本体の内側の立面3及び平面4に対向する面に見切り材本体1の被係合部5に係合する断面のこぎり歯形状の係合部6を長手方向に延設するとともに、見切り材本体1と化粧部材2との間に接着剤を介在させて被係合部5と係合部6とを係合させる。
又、化粧部材2は、見切り部分を構成する面材に対向させる隠し面7を備えている。
以下、この実施形態の見切り材を、より具体的詳細に説明する。この実施形態の見切り材では、それぞれ長尺で合成樹脂製の見切り材本体1と化粧部材2から構成される。見切り材本体1は断面略L字であり、外側が面材の交差する見切り部分に当接され、固定具で固定される。又、見切り材本体1の内側の立面3及び平面4にはそれぞれ、断面のこぎり歯形状の被係合部5が長手方向に延設されている。この場合、被係合部5は内側の立面3及び平面4の中央よりもL字コーナー側に配置されており、被係合部5として、それぞれ断面略三角形の凸部8を連続して3つ設けている。又、立面3及び平面4に設けた凸部8のL字コーナー側の面はそれぞれ、凸部8が設けられた面に対して略垂直に形成されている。
化粧部材2は、見切り材本体1の内側に係合され見切り材本体1を被装する。化粧部材2の見切り材本体1の内側の立面3及び平面4に対向する面にそれぞれ、係合部6を長手方向に延設している。係合部6は、被係合部5に対応させて、断面略三角形の凹部9を連続して3つ設けており、立面3及び平面4に設けた凹部9のL字コーナー側の面はそれぞれ、凹部9が設けられた面に対して略垂直に形成されている。
見切り材本体1と化粧部材2とは、見切り材本体1と化粧部材2との間に接着剤を介在させて被係合部5と係合部6とを係合させると、断面略三角形の長尺形状となり、被係合部5の凸部8と係合部6の凹部9の略垂直な面が互いに引っかかることで固定される。この場合、化粧部材4の端部には、隠し面7に対して垂直な切り欠き部10が設けられている(図1(b))。
従って、この実施形態の見切り材においては、化粧部材2が見切り材本体1を被装するため、見切り材本体1を固定するために用いた固定具が、外から見えなくなる。又、見切り材本体1と化粧部材2にそれぞれ、被係合部5と係合部6とを設けて係合させているため、接着剤を塗布して押着することで、見切り材本体1と化粧部材2とが係合され、その間に接着剤が硬化することで固定されるため、施工が容易である。
又、化粧部材2に隠し面7を設けているために、見切り材本体1と化粧部材2とを接着したときの接着剤のはみ出た部分が見えなくなるため、接着剤の塗布量に気を配らなくても、見栄えよく仕上がる。
次に、前述見切り材の階段への取付構造を説明する。図2は、本願の請求項3の発明に対応した実施形態である見切り材の階段への取付構造を示している。この実施形態の見切り材の階段への取付構造は、図2に階段の踏板部分に関して拡大して示す如く、請求項1又は2記載の見切り材の階段への取付構造であって、見切り材本体1を該見切り材1の外面を階段11と壁面12もしくは階段11と側板13により形成される見切り部分14に当接し、固定具15で固定し、接着剤を見切り材本体1及び化粧部材2の少なくともどちらか一方に塗布し、化粧部材2が見切り材本体1を被装するように設けている。
以下、この実施形態の見切り材の階段への取付構造を、より具体的詳細に説明する。まず、階段11の踏板17と壁面12で形成される見切り部分に、前述見切り材を取り付けた場合を説明する。この実施形態の見切り材の取付構造では、合成樹脂製で長尺に成形された見切り材本体1及び化粧部部材2を、見切り部分の長さに合わせて切断する。壁面12に設けた桁16に踏板17を上載し、壁面12と踏板17で形成される見切り部分に、見切り材本体1を当接する。該見切り材本体1の内側の立面3及び平面4の被係合部5よりL字コーナーとは反対側、すなわち外側に固定具15を用いて固定する。この場合、固定具15として釘を用い、長手方向に一定の間隔をあけて打ち込んでいる。
続いて、接着剤を見切り材本体1の内側の立面3と平面4及び上端面18と前端面19とそれに対向する化粧部材2の面に塗布し、見切り材本体1と化粧部材2を被係合部5と係合部6を対向して配置して、X方向に押し込み係合させる。
なお、見切り材本体1を固定する固定具15は釘に限らず、ねじやステープラー針のように、建築用の固定具15として一般的なものを用いればよい。又、この実施例では、見切り材本体1及び化粧部材2の双方に接着剤を塗布しているが、接着強度が十分であれば、接着剤はどちらか一方側だけに塗布しても、又、いずれか一面のみに塗布してもよい。ただし、化粧部材2の隠し面7には接着剤を塗布しない。
なお、蹴込板と壁面12で形成される見切り部分についても、階段11の踏板17と壁面12で形成される見切り部分と同様に見切り材を取り付ける。
従って、この実施形態の見切り材の階段への取付構造においては、見切り材本体1を固定具15を用いて固定するため、見切り材本体1の位置を合わせた後に固定でき、見切り材を正確な位置に設置できる。又、見切り材本体1全体を化粧部材2が被装するために固定具15が外部から見えなくなるので見栄えを損なうことがない。又、見切り材本体1と化粧部材2とは接着剤を介在させて被係合部5と係合部6とを係合させているため、見切り材本体1と化粧部材2とが接着剤で接着されるとともに被係合部5と係合部6で係合され、化粧部材2が見切り材本体1から浮き上がることなくしっかりと固定される。従って、接着剤が硬化するまで見切り材本体1と化粧部材1とがずれないように、固定しておく必要がない。
又、化粧部材2に隠し面7を設けているために、見切り材本体1と化粧部材2とを接着したときの接着剤のはみ出た部分が外から見えず、見栄えがよい。従って、見切り材を施工するときに、見切り材近傍の壁面などをマスキングしたり、はみ出してしまった接着剤をふき取ったりする必要もなく、施工が容易で、かつ、見栄えよく仕上がる。
又、見切り材の階段への施工時には、施工現場で見切り材本体1と化粧部材2を踏板17の巾及び蹴込板19の高さに合わせて切断し取り付けるため、階段11の形状に合わせて個別に見切り材を設計しなくてもよく、あらゆる階段の見切り材として対応でき、又、見切り材の取り付けに高度な技術を要しない。
本願発明の実施形態である見切り材を示し、(a)は見切り材本体及び化粧部材の断面図、(b)は見切り材本体と化粧部材とを係合したときの断面図である。 本願発明の実施形態である見切り材の階段への取付構造を示す要部断面図である。 従来例である階段巾木の階段への取付構造を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 見切り材本体
2 化粧部材
3 立面
4 平面
5 被係合部
6 係合部
7 隠し面
8 凸部
9 凹部
10 切り欠き部
11 階段
12 壁面
13 側板
14 見切り部分
15 固定具
16 桁
17 踏板
18 上端面
19 前端面
20 階段巾木
21 蹴込板

Claims (3)

  1. 断面略L字で外側が面材の交差する見切り部分に当接して固定具で固定される長尺の見切り材本体と、見切り材本体の内側に係合され見切り材本体を被装する化粧部材と、を有してなる見切り材であって、見切り材本体の内側の立面及び平面にそれぞれ断面のこぎり歯形状の被係合部を長手方向に延設し、化粧部材の見切り材本体の内側の立面及び平面に対向する面に見切り材本体の被係合部に係合する断面のこぎり歯形状の係合部を長手方向に延設するとともに、見切り材本体と化粧部材との間に接着剤を介在させて被係合部と係合部とを係合させることを特徴とする見切り材。
  2. 化粧部材は、見切り部分を構成する面材に対向させる隠し面を備えたことを特徴とする請求項1記載の見切り材。
  3. 請求項1又は2記載の見切り材の階段への取付構造であって、見切り材本体を該見切り材の外面を階段と壁面もしくは階段と側板により形成される見切り部分に当接し、固定具で固定し、接着剤を見切り材本体及び化粧部材の少なくともどちらか一方に塗布し、化粧部材が見切り材本体を被装するように設けたことを特徴とする見切り材の階段への取付構造。
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