JPH078706Y2 - 階段における段板と蹴込み板との結合構造 - Google Patents

階段における段板と蹴込み板との結合構造

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JPH078706Y2
JPH078706Y2 JP1990061923U JP6192390U JPH078706Y2 JP H078706 Y2 JPH078706 Y2 JP H078706Y2 JP 1990061923 U JP1990061923 U JP 1990061923U JP 6192390 U JP6192390 U JP 6192390U JP H078706 Y2 JPH078706 Y2 JP H078706Y2
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JP
Japan
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plate
riser
step plate
groove
end portion
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JP1990061923U
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JPH0420538U (ja
Inventor
隆 坪内
Original Assignee
河合製巧株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は家屋等の建造物の各階を結ぶ通路を形成する
階段に係り、特に階段を形成するために予め用意される
部品としての木製段板及び蹴込み板にあってそれらの結
合構造に関するものである。
[従来の技術] 従来の階段においては、例えば、各段板の前側下面に形
成された溝に蹴込み板の上端部が嵌め込まれているとと
もに、各段板の後端部が各蹴込み板の前面下端部に接着
されている。各蹴込み板の前面全体には塗装が施されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前述した段板と蹴込み板との結合構造におい
ては、段板の溝と蹴込み板の上端部とが直接接触してい
るので、木材間で軋む音鳴りを生ずるおそれがあった。
又、段板と溝と蹴込み板の上端部とが直接嵌合接触する
構成であるため、両者間における設計上の許容誤差が小
さく、段板と蹴込み板との製作作業が煩雑になると共
に、いずれか一方の僅かの反りによっても組付け作業が
困難になるという問題があった。
この考案は、段板の溝内に蹴込み板の上端部を嵌め込む
階段の構成において、段板と蹴込み板とを容易に製作し
得ると共に、組付け作業も簡単にでき、かつ組付け後に
おける音鳴りを確実に防止し得ることを目的としてい
る。
考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、この考案は各段板の前側下
面に設けられた溝に対し当該段板の下段に位置する蹴込
み板の上端部を嵌め込むようにした階段における段板と
蹴込み板との結合構造において、前記蹴込み板の上端部
には前記段板の溝内に嵌合する断面コ字形状の弾性緩衝
部材を嵌着し、同弾性緩衝部材を介して蹴込み板の上端
部を前記段板の溝内に嵌め込んだことを要旨としてい
る。
〔作用〕
即ち、段板の溝内に蹴込み板の上端部を嵌め込む際には
弾性緩衝部材及び蹴込み板の上端部が共に段板の溝内に
嵌め込まれる。従って、段板の溝と蹴込み板の上端部と
が直接接触することはなくなり、又、段板の溝と蹴込み
板の上端部との間には弾性緩衝部材が介在する分だけ設
計上の許容誤差が確保される。
[実施例] 以下、本考案を木製の階段に具体化した一実施例を図面
に従って説明する。
各段板1はその両側において両力桁上縁2間で水平に支
持されている。各蹴込み板3はその両側において両力桁
前側縁4間で垂直に支持されている。各段板1の両側及
び各蹴込み板3の両側は各幅木5により各力桁上縁2及
び各力桁前側縁4に対し挾持されている。
各段板1の前側下面には溝6が各蹴込み板3に沿って延
設されている。各蹴込み板3の上端部3aには断面コ字形
状の弾性緩衝部材7(例えば軟質ゴム)が嵌着され、こ
の弾性緩衝部材7及び上端部3aが段板1の溝6に嵌め込
まれている。従って、段板1の溝6と蹴込み板3の上端
部3aとの間に弾性緩衝部材7が介在し、それらが直接接
触することはなくなる。
外側となる各蹴込み板の前面はその下端部で段板1に沿
う未塗装部8aと、この未塗装部8aから上端部3aにわたる
塗装部8bとに区画されている。各段板1の後端部1aは各
蹴込み板3の前面下端部にある未塗装部8aに対し塗装部
8bとの境界線に沿って接着され、塗装部8bのみが外側に
露出する。
特に、本実施例においては、段板1の溝6とこの溝6に
嵌め込んだ蹴込み板3の上端部3aとの間に弾性緩衝部材
7があるため、それらが直接接触せず、木材間の軋み音
がなくなるとともに、弾性緩衝部材7が吸音効果を発揮
する。従って、階段の音鳴りを防止することができる。
又、段板1の溝6と蹴込み板3の上端部3aとの間には弾
性緩衝部材7が介在する分だけ設計上の許容誤差を取る
ことができるので、溝6を有する段板1と前記溝6に対
応する上端部3aを備えた蹴込み板3の製作作業を容易に
行なうことができ、更には段板1に対する蹴込み板3の
組付け作業を簡単に行なうことができる。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば段板の溝内に蹴込
み板の上端部が嵌め込まれる構成において、段板の溝内
面と蹴込み板の上端部外面との間には弾性緩衝部材が介
在するので、その弾性緩衝部材の弾性作用に基づいて段
板の溝と蹴込み板の上端部との間には設計上の許容誤差
が確保され、段板と蹴込み板との製作作業及びそれらの
組付け作業を容易かつ簡単に行えると共に、組付け後に
おいては段板と蹴込み板との間の軋む音が弾性緩衝部材
により吸収され、音鳴り防止を確実に図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る階段を示す部分縦断面図、第2
図は段板及び蹴込み板を示す部分分解斜視図、第3図は
同じく部分組立斜視図である。 1……段板、1a……後端部、3……蹴込み板、3a……上
端部、6……溝、7……弾性緩衝部材、8a……未塗装
部、8b……塗装部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各段板(1)の前側下面に設けられた溝
    (6)に対し当該段板(1)の下段に位置する蹴込み板
    (3)の上端部(3a)を嵌め込んだ階段における段板と
    蹴込み板との結合構造において、 前記蹴込み板(3)の上端部(3a)には前記溝(6)内
    に嵌合する断面コ字形状の弾性緩衝部材(7)を嵌着
    し、同弾性緩衝部材(7)を介して蹴込み板(3)の上
    端部(3a)を前記段板(1)の溝(6)内に嵌め込んだ
    ことを特徴とする階段における段板と蹴込み板との結合
    構造。
JP1990061923U 1990-06-11 1990-06-11 階段における段板と蹴込み板との結合構造 Expired - Lifetime JPH078706Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4712720U (ja) * 1971-03-11 1972-10-14
JPS58189451A (ja) * 1982-04-28 1983-11-05 朝日特殊合板株式会所 化粧貼り階段の施工方法
JPS59140629U (ja) * 1983-03-11 1984-09-20 北辰産業株式会社 踏板緩衝装置

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JPH0420538U (ja) 1992-02-20

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