JP2003321912A - 階段およびその施工方法 - Google Patents

階段およびその施工方法

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JP2003321912A
JP2003321912A JP2002229112A JP2002229112A JP2003321912A JP 2003321912 A JP2003321912 A JP 2003321912A JP 2002229112 A JP2002229112 A JP 2002229112A JP 2002229112 A JP2002229112 A JP 2002229112A JP 2003321912 A JP2003321912 A JP 2003321912A
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Japan
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plate
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stairs
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JP2002229112A
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English (en)
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Masayoshi Nezawa
政良 根沢
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段鳴りを防止し、かつ、外観が良好な階段
を提供すること。 【解決手段】階段は、水平方向に配置され、上面が踏み
面とされる段板3と、段板3に対して垂直に配置される
蹴込板4とを有する。各段板3は、その下方の階段手前
側に設置された段板受け材5により支持されている。段
板3の下面階段手前側には、段板3の幅方向に沿って凹
部31が形成されている。蹴込板4はその上端部が段板
受け材5の上端部に固定されており、段板3の凹部31
には、蹴込板4の上端部及び段板受け材5の上端部が収
納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段およびその施
工方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来から、住宅等の建物において、各階層
を結ぶ階段が用いられている。このような階段は、段板
と蹴込板を有しており、段板の裏面側に形成された凹部
に蹴込板の上端部を嵌め込むことにより形成されている
(特開2001−20485号公報参照)。また、図1
0に示すように、必要に応じて、段板100を支持する
段板受け材5を段板100の裏面側に設け、段板100
を補強している。段板受け材5を設けた場合には、この
段板受け材5に蹴込板101をその表面側からビス打ち
することで固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】段板受け材を設けず、
段板の裏面側に形成された凹部に蹴込板の上端部を嵌め
込むだけでは、踏み面に人等の荷重がかかると、段板が
撓み、蹴込板の上端部に圧縮荷重がかかって階段鳴りが
生じるという問題がある。一方、図10に示すように段
板受け材5を設ける場合には、蹴込板101の表面側か
らビス打ちすることにより、蹴込板101を段板受け材
5に固定しているため、ビスNが蹴込板101の表面に
露出し、外観があまりよくないという問題がある。
【0004】本発明の目的は階段鳴りを防止し、かつ、
外観が良好な階段およびその施工方法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は以下
の構成を採用して前記目的を達成しようとするものであ
る。具体的には、請求項1記載の発明は、水平方向に配
置され、上面が踏み面とされる段板3と、この段板の下
方に前記段板に対して垂直に設置される蹴込板4とを有
する階段1であって、前記段板は、その下方の階段手前
側に段板の幅方向に沿って配置される段板受け材5によ
って支持されており、前記段板受け材の上面及び前記蹴
込板の上端面は、前記段板の下面よりも上方に位置する
ことを特徴とする。
【0006】この構成の本発明では、段板受け材が段板
の幅方向に沿って設けられているため、段板の支持強度
を向上させることができる。従って、段板に人等の荷重
が作用した場合でも、段板が撓まず、階段鳴りを防止す
ることが可能となる。また、蹴込板の上端面及び段板受
け材の上面が、この段板受け材の上部に設置される段板
の下面よりも上方に位置するため、少なくとも段板受け
材の上端部及び蹴込板の上端部は露出することがない。
従って、例えば、蹴込板の表面側からビス打ちして、段
板受け材の上端部に蹴込板の上端部を固定した場合であ
っても、ビスが段板に隠れ、露出しないので、外観が良
好な階段を形成することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
階段において、前記蹴込板は、この蹴込板の裏面上端部
に当接する前記段板受け材に固定され、前記段板の下面
の階段手前側には前記段板の幅方向に沿った凹部31が
形成されており、前記凹部には、前記段板受け材及びこ
の受け部材に固定された前記蹴込板の上端部が収納され
ることを特徴とする。
【0008】ここで、段板受け材は、その上端部のみが
段板の凹部に収納されてもよく、段板受け材全体が凹部
に収納されていてもよい。段板受け材の上端部のみが凹
部に収納される場合には、この段板受け材の上端部に蹴
込板を固定するための固定部材、例えば、ビスや釘を取
り付ければよい。
【0009】この構成の発明では、段板受け材に固定さ
れた蹴込板の上端部及び段板受け材は段板の凹部に収納
されるので、蹴込板の表面側の上端部にビス打ちをする
ことで、蹴込板を段板に固定してもこのビスは露出する
ことがない。従って、外観のよい階段とすることができ
る。また、蹴込板は段板受け材に固定されているため、
段板受け材により裏面側から補強されることとなり、蹴
込板の強度も確保することができる。さらに、蹴込板を
段板に固定し、これらを一体的に凹部に収納しているの
で、凹部を段板に一箇所形成するだけでよく、蹴込板用
と段板受け材用の凹部を別々に形成して、別々に収納す
る場合に比べて段板の施工が容易となる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の階段において、前記段板と前記段板受け材との
間には、緩衝材35が設けられていることを特徴とす
る。この構成の発明では、人等が通ることによって段板
に衝撃が加わっても、この衝撃を緩衝材で緩和でき、階
段鳴りをさらに確実に防止することが可能となる。ま
た、緩衝材を段板受け材の上面に予め取り付けておけ
ば、段板受け材を取り付けるだけで、緩衝材を段板と段
板受け材との間に確実に介在させることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の階段において、前記段板は、その下
方の階段奥側から前記段板受け材を貫通する係止部材N
で前記段板受け材に固定されていることを特徴とする。
この構成の発明では、釘やビス等の係止部材を段板表面
に露出させずに段板を段板受け材に固定できるから、階
段の外観を損ねることがない。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の階段において、前記段板よりも一段下
に配置される他の段板3を有し、前記他の段板は、その
後端面34を前記蹴込板の表面下部に当接させて前記蹴
込板に取り付けられており、前記蹴込板の前記他の段板
との当接面をのぞく表面には化粧シート41が貼り付け
られていることを特徴とする。この構成の発明では、蹴
込板の他の段板との当接面には化粧シートが貼り付けら
れていないため、他の段板の後端面との接着性を向上さ
せることができる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
階段において、前記他の段板は接着剤により前記蹴込板
に取り付けられ、前記他の段板の後端面または前記蹴込
板の前記当接面には溝部33が形成されていることを特
徴とする。他の段板の後端面または蹴込板に溝部が形成
されていない場合には、接着剤を少しでも多く塗布して
しまうと、他の段板の踏み面側に接着剤がはみ出してし
まう虞がある(図10参照)。この場合、接着剤の塗布
量を正確なものとする必要があり、また、はみ出してし
まった場合には、接着剤をふき取るという作業が必要と
なってしまう。
【0014】これに対し、本発明では他の段板の後端面
または蹴込板の当接面に溝部を形成することで、他の段
板と、蹴込板とを接着剤で固定する際に、接着剤を多く
塗布した場合であっても、溝部に接着剤が収納されるの
で、接着剤のはみ出しを防止することができる。従っ
て、階段の施工にかかる手間を省くことができる。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項6記載の階
段において、前記他の段板の後端面には接着剤塗布面3
2が形成されており、前記溝部は前記接着剤塗布面より
も段板踏み面側に形成されていることを特徴とする。こ
の構成の発明では、接着剤を多めに塗布した場合であっ
ても、接着剤が接着面よりも上方に形成された溝部に収
納されるので、接着剤の他の段板の踏み面へのはみ出し
を確実に防止することができる。従って、階段の外観を
良好なものとすることができる。また、溝部を蹴込板に
形成する場合には、溝部の深さ寸法が制限されてしまう
が、段板の後端面に形成することで、充分な深さ寸法を
有する溝部を形成することができ、より確実に接着剤の
はみ出しを防止することができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1から7
のいずれかに記載の階段において、前記段板、前記蹴込
板、及び前記段板受け材の少なくとも一端側を支持する
ささら桁2を備え、このささら桁は、長尺材20が各階
層間に斜めに架け渡されて、その上辺に略水平な辺およ
び略垂直な辺を有する山形の突起21が複数連続して設
けられることにより形成され、この突起の略水平な辺
は、前記段板を下面から支持する段板支持部23とさ
れ、略垂直な辺は、前記蹴込板を裏面から支持する蹴込
板支持部24とされ、前記突起の頂部にはそれぞれ四角
形状の切り欠き22が形成され、前記突起の切り欠かれ
た辺は、前記段板受け部材を下面から支持する段板受け
材支持部25とされていることを特徴とする。この構成
の発明では、段板及び段板受け材を下面から支持すると
ともに、蹴込板を裏面から支持するささら桁を設けたの
で、段板、蹴込板、段板受け材を確実に支持して、階段
の剛性を高めることができる。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の階段の施工方法であって、予め前記蹴込板に前記段板
受け材を取り付けておき、前記ささら桁に前記蹴込板を
取り付けた後、前記段板を取り付けることを特徴とす
る。この構成の発明では、段板受け材と蹴込板とを簡単
にささら桁に取り付けることができるから、施工能率を
向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1には、本実施形態の階段1が示
されている。この階段1は図示しないが建物内部の各階
層をつなぐ直線状の階段である。階段1は、階段1の斜
面にそって(図示略)に設けられた一対の階段側桁2
(ささら桁)と、このささら桁2間に上下に間隔をあけ
て水平に配置された複数枚の段板3と、各段板3間に垂
直に配置される蹴込板4とを有する。段板3と蹴込板4
の階段幅方向の端部には巾木6が取り付けられている。
この巾木6は、段板3と蹴込板4の階段幅方向の両端部
に取り付けられるものであるが、図1では、図面を見や
すくするために図面手前側の巾木を略している。
【0019】図2及び図3には階段1の一部が示されて
いる。ここでは、複数枚ある段板3のうち、二段目の段
板3及び一段目の段板3を示す。各段板3は、その上面
を踏み面とし、各段板3の下方の階段手前側に設置され
た段板受け材5により支持されている。段板受け材5
は、段板3の幅方向に沿って配置されており、その両端
部はささら桁2に固定されている(図1参照)。
【0020】ささら桁2は、段板3及び段板受け材5の
下面に当接するとともに、蹴込板4の裏面に当接し、段
板3、蹴込板4及び段板受け材5の両端部を支持してい
る。すなわち、ささら桁2には、図4に示すように、長
尺材20が各階層間に斜めに架け渡されて、その上辺に
略水平な辺および略垂直な辺を有する山形の突起21が
複数連続して設けられることにより形成されている。突
起21の略水平な辺は、段板3を下面から支持する段板
支持部23とされ、略垂直な辺は、蹴込板4を裏面から
支持する蹴込板支持部24とされている。突起21の頂
部にはそれぞれ四角形状の切り欠き22が形成され、突
起21の切り欠かれた辺は、段板受け部材5を下面から
支持する段板受け材支持部25とされている。
【0021】図1及び図2に戻って、各段板3の下面階
段手前側には、段板3の幅方向に沿って凹部31が形成
されている。段板3の後端面34には、接着剤塗布面3
2と、この接着剤塗布面32よりも段板踏み面側に位置
する溝部33とが形成されている。接着剤塗布面32に
塗布した接着剤により、各段板3は、この段板3よりも
一段上の段板3との間に配置される蹴込板4に固定され
る。
【0022】二段目の段板3と一段目の他の段板3との
間に配置される蹴込板4は、二段目の段板3を支持する
段板受け材5に取り付けられている。蹴込板4は、蹴込
板4の上端部を段板受け材5の上端部にビス打ちして固
定される。
【0023】この蹴込板4の上端部は、段板受け材5の
上端部とともに二段目の段板3の凹部31内に収納され
ている。従って、段板受け材5の上面及び蹴込板4の上
端面は、二段目の段板3の下面よりも上方に位置するこ
ととなる。また、この蹴込板4の表面側の下端部には、
一段目の段板3がその後端面34を当接して取り付けら
れている。蹴込板4の表面のうち一段目の段板3との当
接面をのぞく部分には化粧シート41が貼り付けられて
いる。
【0024】なお、前述した一段目及び二段目の段板3
以外の段板3も同様の構造となっているが、最上段の段
板3の後端面34には蹴込板4は取り付けられず、最上
段の段板3は上階の床面と連続するものとなるので、溝
部33は形成されていなくてもよい。また、一段目の段
板3及び二段目の段板3との間に配置される蹴込板4以
外の蹴込板4も同様の構造となっている。ただし、最下
段を下階部分の床面とする場合、一段目の段板3と床面
との間に配置される蹴込板4は、下端部が下階床面材に
のみ込まれるので、前記のような段板3の後端面34と
の接着を考慮する必要がない。従って、表面全面に化粧
シートが貼り付けられていてもよい。
【0025】図5に巾木6を示す。巾木6は全体形状が
L字形に形成され、段板3と接する第一部分61と、蹴
込板4と当接する第二部分62とを備える。第一部分6
1は段板3の階段幅方向端縁に沿って配置され、第二部
分62は蹴込板4の階段幅方向端縁に沿って配置され
る。第二部分62には、第1部分61の下端面に連続し
て段板3の奥行き方向端縁を覆う切込み621が形成さ
れている。
【0026】次に、このような階段の施工方法について
説明する。まず、予め、一対のささら桁2を設置し、こ
のささら桁2間に少なくとも一段目の段板3を支持する
段板受け材5及び二段目の段板3を支持する段板受け材
5を取り付けておく。
【0027】次に、各段板受け材5に蹴込板4を取り付
ける。各蹴込板4は、その上端部を表面側からビス打ち
することで段板受け材5に固定される。ビスNを打つ位
置としては、ビスNが各蹴込板4の上部に配置される段
板3の凹部31内に収納されるような位置であればよ
く、例えば、蹴込板4の上端縁から5mmの範囲内にビス
打ちする。
【0028】ついで、一段目の段板3を設置する。具体
的には、一段目の段板3の接着剤塗布面32に接着剤を
塗布して、一段目の段板3と二段目の段板3との間に配
置される蹴込板4の下端部に接着させる。この際、一段
目の段板3の凹部31内に、床面と一段目の段板3との
間に配置される蹴込板4の上端部及び段板受け材5の上
端部を収納する。一段目の段板3と、この段板3と二段
目の段板3との間に配置される蹴込板4との接着強度が
足りないと思われる場合には、接着剤による接着に加
え、釘打ち等を行って接着強度を高めてもよい。
【0029】さらに、三段目の段板3を支持する段板受
け材5を取り付け、この段板受け材5に二段目の段板3
と三段目の段板3の間に配置される蹴込板4を取り付け
る。次に、一段目の段板3と同様の方法で、二段目の段
板3を設置する。最後に、各段板3及び蹴込板4に巾木
6を取り付ける。このような作業を繰り返すことにより
階段1が形成される。
【0030】従って、本実施の形態によれば、以下の効
果を奏することができる。各段板3の下面には段板受け
材5が設置されており、この段板受け材5により段板3
が支持されているため、ささら桁2及び蹴込板4のみに
段板3を支持させる場合に比べ、段板3の支持強度を向
上させることができる。従って、段板3に人等の荷重が
作用した場合でも、段板3が撓まず階段鳴りを防止する
ことが可能となる。また、蹴込板4は段板受け材5に固
定されているため、段板受け材5により裏面側から補強
されることとなるため、蹴込板4の強度も向上させるこ
とができる。
【0031】段板3には凹部31が形成されており、こ
の凹部31に蹴込板4の上端部及び段板受け材5の上端
部が収納されるため、蹴込板4と段板受け材5とを固定
するためのビスNが露出しない。従って、階段1の外観
を良好なものとすることができる。また、凹部31に蹴
込板4の上端部と段板受け材5の上端部とを一体的に収
納させているので、凹部31を段板3に一箇所形成する
だけでよく、蹴込板4の上端部と段板受け材5の上端部
とを別々に収納させる場合に比べ、段板3の施工が容易
となる。
【0032】さらに、蹴込板4の段板3との当接面には
化粧シート41が貼り付けられていないため、蹴込板4
の当接面と段板3との接着性を向上させることができ
る。従って、階段1全体の強度を高めることが可能とな
る。
【0033】また、段板3の後端面34には溝部33が
形成されているので、接着剤塗布面32に接着剤を多く
塗布した場合であっても、接着剤が後端面34からはみ
出すことが無く、階段1の外観を良好なものとすること
ができる。
【0034】溝部33を段板3の後端面34の中央部に
形成し、その両側を接着剤塗布面としてもよい。ただ
し、この場合、溝部33よりも段板踏み面側の接着剤塗
布面に塗布した接着剤が、段板踏み面にはみ出してしま
う可能性がある。これに対し、本実施形態では、溝部3
3は接着剤塗布面32よりも踏み面側に形成されている
ので、接着剤塗布面32に塗布した余分な接着剤は溝部
33に収納され、確実に接着剤のはみ出しを防ぐことが
できる。
【0035】巾木6を設けたため、段板3の階段幅方向
端部をささら桁2にビス止めした場合であっても、ビス
が露出せず、階段1の外観を良好なものとすることがで
きる。
【0036】段板3及び段板受け材5を下面から支持す
るとともに、蹴込板4を裏面から支持するささら桁2を
設けたので、段板3、蹴込板4、段板受け材5を確実に
支持して、階段の剛性を高めることができる。
【0037】なお、本発明は前述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施形態では、階段1は直線状に延びる階段であっ
たが、廻り階段としてもよく、階段の形状は、設置場所
に応じて適宜決めればよい。廻り階段とする場合は図6
に示すような構造が考えられる。この廻り階段1’は直
線部10と廻り込み部11とから構成されており、下階
からの直線部10と、上階への直線部10との境界は手
すり壁7で区画されている。直線部10は前述した階段
1と同様の構造とする。廻り込み部11は手すり壁7の
端部から放射状に架設されている三角段板3’を有し、
この三角段板3’は、手すり壁7の端部に設けられた受
け部71と、壁面8に固定された外側受け材81により
支持される。
【0038】また、前記実施形態では、段板3の凹部3
1に、蹴込板4の上端部及び段板受け材5の上端部を直
接嵌め込んだが、図7に示すように、段板3と段板受け
材5との間に緩衝材35を設けてもよい。このようにす
れば、上述した効果に加え、以下のような効果がある。
人等が通ることによって段板3に衝撃が加わっても、こ
の衝撃を緩衝材35で緩和でき、階段鳴りをさらに確実
に防止することが可能となる。
【0039】また、前記実施形態では、ささら桁2に段
板受け材5を取り付けた後、蹴込板4を取り付けたが、
図8に示すように、予め蹴込板4に段板受け材5を取り
付けておいてもよい。この場合、階段の施工方法は次の
ようになる。まず、予め蹴込板4に段板受け材5を取り
付けて蹴込部材41を複数形成しておく。次に、ささら
桁2の蹴込板支持部24に蹴込部材41の蹴込板4を当
てながら、段板受け材支持部25に蹴込部材41の段板
受け材5を載置して、蹴込部材41の位置決めを行う。
その後、この蹴込部材41をささら桁2に固定する。続
いて、最下段から最上段に向かって順番に、段板支持部
23上に段板3を載置して固定していく。
【0040】このようにすれば、上述した効果に加え、
以下のような効果がある。段板受け材5と蹴込板4とを
簡単にささら桁2に取り付けることができるから、施工
能率を向上できる。さらに、図示しないが、緩衝材35
を段板受け材5の上面に予め取り付けておけば、蹴込部
材41を取り付けるだけで、緩衝材35を段板3と段板
受け材5との間に確実に介在させることができる。
【0041】また、前記実施形態では、段板3の凹部3
1に蹴込板4の上端部及び段板受け材5の上端部を収納
したが、さらに、図9に示すように、段板3の下方の階
段奥側から段板受け材5を貫通する係止部材としてのビ
スNで段板受け材5に固定してもよい。このようにすれ
ば、上述した効果に加え、以下のような効果がある。ビ
スNを段板3表面に露出させずに段板3を段板受け材5
に固定できるから、階段1の外観を損ねることがない。
【0042】また、前記実施形態では、溝部33は接着
剤塗布面32よりも段板踏み面側に形成されているとし
たが、後端面34の中央部分に溝部を形成し、その両側
を接着剤塗布面として接着剤を塗布してもよい。ただ
し、溝部よりも段板踏み面側にある接着剤塗布面に塗布
する接着剤の量が多い場合には、段板踏み面に接着剤が
はみ出す可能性がある。前記実施形態では段板3の後端
面34に溝部33を形成したが、蹴込板の段板3の後端
面との当接面に溝部を形成してもよい。
【0043】さらに、前記実施形態では、段板3の後端
面34には溝部33が形成されているものとしたが、溝
部33は形成されていなくてもよい。接着剤を使用せ
ず、釘打ちのみで段板3と蹴込板4とを固定させる場合
には、溝部33は不要である。この場合、溝部33を形
成する手間を省くことができるので、階段1の施工に手
間がかからない。
【0044】蹴込板4の段板3の後端面34との当接面
には化粧シート41が貼り付けられていないとしたが、
化粧シートが蹴込板4の表面の全面に貼り付けられてい
てもよい。ただし、蹴込板4の当接面に化粧シート41
が貼り付けられていない場合に比べ、蹴込板4と段板3
の接着強度が低下する可能性もあるので、必要に応じ
て、釘打ち等をする必要がある。
【0045】また、前記実施形態では、蹴込板4の上端
部を段板受け材5に固定し、これらを一体的に段板3の
凹部31に嵌め込んでいたが、蹴込板4の上面及び段板
受け材5の上面が、段板3の下面よりも上方に位置して
いればよく、蹴込板に二箇所凹部を形成し、この凹部そ
れぞれに、蹴込板の上端面、段板受け材を収納させても
よい。ただし、この場合、凹部を二箇所形成することと
なるので、段板3の成形に手間がかかる。
【0046】
【発明の効果】このような請求項1記載の発明によれ
ば、段板受け材が段板の幅方向に沿って設けられている
ため、段板の支持強度を向上させることができる。従っ
て、段板に人等の荷重が作用した場合でも、段板が撓ま
ず階段鳴りを防止することが可能となる。また、蹴込板
の上端面及び段板受け材の上面が、この段板受け材の上
部に設置される段板の下面よりも上方に位置するため、
少なくとも段板受け材の上端部及び蹴込板の上端部は露
出することがない。従って、例えば、蹴込板の表面側か
らビス打ちすることにより、段板受け材の上端部に蹴込
板の上端部を固定した場合であっても、ビスが段板に隠
れ、露出しないので、外観が良好な階段を形成すること
ができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、段板受け材
に固定された蹴込板の上端部及び段板受け材は段板の凹
部に収納されるので、蹴込板の表面側の上端部にビス打
ちをすることで、蹴込板を段板に固定してもこのビスが
露出することがない。従って、外観のよい階段とするこ
とができる。また、蹴込板は段板受け材に固定されてい
るため、段板受け材により裏面側から補強されることと
なり、蹴込板の強度も確保することができる。さらに、
蹴込板を段板に固定し、これらを一体的に凹部に収納し
ているので、凹部を段板に一箇所形成するだけでよく、
蹴込板用と段板受け材用の凹部を別々に形成し、別々に
収納する場合に比べて段板の施工が容易となる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、人等が通る
ことによって段板に衝撃が加わっても、この衝撃を緩衝
材で緩和でき、階段鳴りをさらに確実に防止することが
可能となる。また、緩衝材を段板受け材の上面に予め取
り付けておけば、段板受け材を取り付けるだけで、緩衝
材を段板と段板受け材との間に確実に介在させることが
できる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、釘やビス等
の係止部材を段板表面に露出させずに段板を段板受け材
に固定できるから、階段の外観を損ねることがない。
【0050】請求項5記載の発明によれば、蹴込板の他
の段板との当接面には化粧シートが貼り付けられていな
いため、他の段板の後端面との接着性を向上させること
ができる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、段板の後端
面または蹴込板の当接面に溝部を形成することで、他の
段板と、蹴込板とを接着剤で固定する場合、接着剤を多
少多く塗布した場合であっても、溝部に接着剤が収納さ
れるので、接着剤のはみ出しを防止することができる。
従って、階段の施工にかかる手間を省くことができる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、接着剤を多
めに塗布した場合であっても、接着面よりも上方に形成
された接着剤が溝部に収納されるので、接着剤の他の段
板の踏み面へのはみ出しを確実に防止することができ
る。従って、階段の外観を良好なものとすることができ
る。
【0053】請求項8記載の発明によれば、段板及び段
板受け材を下面から支持するとともに、蹴込板を裏面か
ら支持するささら桁を設けたので、段板、蹴込板、段板
受け材を確実に支持して、階段の剛性を高めることがで
きる。
【0054】請求項9記載の発明によれば、段板受け材
が取り付けられた蹴込板を簡単にささら桁に取り付ける
ことができるから、施工能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる階段を示す斜視図で
ある。
【図2】前記階段の要部を示す断面図である。
【図3】図2の階段の分解図である。
【図4】前記階段のささら桁を示す斜視図である。
【図5】前記階段の巾木を示す図である。
【図6】本発明の階段の第1の変形例を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の階段の第2の変形例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の階段の第3の変形例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の階段の第4の変形例を示す断面図であ
る。
【図10】従来の階段の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 階段 2 ささら桁 3 段板 4 蹴込板 5 段板受け材 20 長尺材 21 山形の突起 22 四角形状の切り欠き 23 段板支持部 24 蹴込板支持部 25 段板受け材支持部 31 凹部 32 接着剤塗布面 33 溝部 34 後端面 35 緩衝材 41 化粧シート N 係止部材としてのビス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に配置され、上面が踏み面とさ
    れる段板と、この段板の下方に前記段板に対して垂直に
    設置される蹴込板とを有する階段であって、前記段板
    は、その下方の階段手前側に段板の幅方向に沿って配置
    される段板受け材によって支持されており、 前記段板受け材の上面及び前記蹴込板の上端面は、前記
    段板の下面よりも上方に位置することを特徴とする階
    段。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の階段において、 前記蹴込板は、この蹴込板の裏面上端部に当接する前記
    段板受け材に固定され、 前記段板の下面の階段手前側には前記段板の幅方向に沿
    った凹部が形成されており、 前記凹部には、前記段板受け材及びこの受け部材に固定
    された前記蹴込板の上端部が収納されることを特徴とす
    る階段。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の階段におい
    て、 前記段板と前記段板受け材との間には、緩衝材が設けら
    れていることを特徴とする階段。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の階段
    において、 前記段板は、その下方の階段奥側から前記段板受け材を
    貫通する係止部材で前記段板受け材に固定されているこ
    とを特徴とする階段。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の階段
    において、 前記段板よりも一段下に配置される他の段板を有し、 前記他の段板は、その後端面を前記蹴込板の表面下部に
    当接させて前記蹴込板に取り付けられており、 前記蹴込板の前記他の段板との当接面をのぞく表面には
    化粧シートが貼り付けられていることを特徴とする階
    段。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の階段において、 前記他の段板は接着剤により前記蹴込板に取り付けら
    れ、 前記他の段板の後端面または前記蹴込板の前記当接面に
    は溝部が形成されていることを特徴とする階段。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の階段において、 前記他の段板の後端面には接着剤塗布面及び前記溝部が
    形成されており、 前記溝部は前記接着剤塗布面よりも段板踏み面側に形成
    されていることを特徴とする階段。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の階段
    において、 前記段板、前記蹴込板、及び前記段板受け材の少なくと
    も一端側を支持するささら桁を備え、 このささら桁は、長尺材が各階層間に斜めに架け渡され
    て、その上辺に略水平な辺および略垂直な辺を有する山
    形の突起が複数連続して設けられることにより形成さ
    れ、この突起の略水平な辺は、前記段板を下面から支持
    する段板支持部とされ、略垂直な辺は、前記蹴込板を裏
    面から支持する蹴込板支持部とされ、 前記突起の頂部にはそれぞれ四角形状の切り欠きが形成
    され、前記突起の切り欠かれた辺は、前記段板受け部材
    を下面から支持する段板受け材支持部とされていること
    を特徴とする階段。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の階段の施工方法であっ
    て、 予め前記蹴込板に前記段板受け材を取り付けておき、前
    記ささら桁に前記蹴込板を取り付けた後、前記段板を取
    り付けることを特徴とする階段の施工方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016089415A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デイエムウッドラボ 高遮音階段
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