JP3060404B2 - 目地形成部材及び目地形成方法 - Google Patents

目地形成部材及び目地形成方法

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JP3060404B2
JP3060404B2 JP8056193A JP5619396A JP3060404B2 JP 3060404 B2 JP3060404 B2 JP 3060404B2 JP 8056193 A JP8056193 A JP 8056193A JP 5619396 A JP5619396 A JP 5619396A JP 3060404 B2 JP3060404 B2 JP 3060404B2
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光雄 奥村
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株式会社エービーシー商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面や床面等の表
面に目地模様を形成するための目地形成部材及び目地形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】吹付塗材を用いてレンガやタイル貼り調
の仕上がり感を出すために、目地形成部材が用いられて
いる。従来からある目地形成部材には図8(A)に示す
如く、発泡材を帯状に形成してなる型部材101の裏面
に粘着剤を介して剥離紙102を貼着し、表面にも剥離
紙103を貼着することによって三層構造としたものが
ある(実公平4−15484号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この目地形成部材を用
いた施工作業は図8及び図9に示す要領で行われる。先
ず、施工壁面104を下地調整した後に、剥離紙102
を剥がして型部材101を施工壁面104上の所望位置
に貼着する(図8(A))。次いで、同図(B)のよう
に吹付塗材105を施工壁面104の全面に一様に吹き
付ける。そして吹付塗材105が未乾燥の間に剥離紙1
03を剥がし(図9(A))、続いて吹付塗材105が
十分に乾燥した後に型部材101を除去することによっ
て、目地106を形成するものである(同図(B))。
【0004】吹付塗材105は型部材101を含めて施
工壁面104の全面を一様に被覆するようにして吹付け
るので、剥離紙102上に吹付塗材105の厚みがある
程度形成される。このため、剥離紙102を剥がした際
にその両側に沿った部分が持ち上がることから、吹付塗
材105の乾燥後に目地106の両側にバリ107が形
成されてしまい、仕上がりの美観を損なうという欠点が
あった。
【0005】そこで、本発明者は従来の目地形成部材及
び目地形成方法の欠点を解消することを目的として鋭意
検討を重ねた結果、施工後の目地の両側にバリが形成さ
れることなく、美観を良好なものとなしえる目地形成部
材及び目地形成方法を完成するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は目地溝を形成する形状の柔軟性を有する型部材
の表面に二枚の被覆紙をそれぞれ粘着剤を介して剥離可
能に積層すると共に、上記型部材の裏面に粘着剤を塗着
し、この裏面に剥離紙を剥離可能に貼着した構成を有す
る目地形成部材を特徴とする。
【0007】この目地形成部材は型部材の表面に被覆紙
を二重に積層して貼着したため、仕上面形成材の塗布作
業を二度に分けて行える。このため、仕上面形成材の表
面と剥離紙の表面の高さを略均一にしやすいものとな
り、また仕上面形成材の表面と目地縁部とをきれいに仕
上げることを容易ならしめることができる。
【0008】また本発明は、目地形成部材を貼着した被
施工面に仕上面形成材を塗布するときに、上記目地形成
部材の表面が塗布後の仕上面形成材の表面から露出する
ようにして仕上面形成材を塗布する第一塗布工程と、未
乾燥状態の上記仕上面形成材の表面を上記目地形成部材
に沿って金鏝で均したうえ、上記目地形成部材の表面外
側に貼着された被覆紙を剥離する工程と、仕上面形成材
を被施工面の全体に渡り目地形成部材の表面が被覆でき
る程度に薄く塗布する仕上面形成材の第二塗布工程と上
記仕上面形成材が未乾燥状態で、上記目地形成部材の表
面下側に貼着された被覆紙を剥離する工程と、仕上面形
成材が乾燥した後に目地形成部材を除去する工程とを含
む目地形成方法を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る目地形成部材
及び目地形成方法の好適な実施の形態について、図面を
用いて説明する。
【0010】本発明の目地形成部材1は、発泡ポリエチ
レンを帯状その他の任意形状に形成してなる型部材2の
表面に、表面形状と同様に型取りした被覆紙3及び被覆
紙4の二枚の被覆紙を、その裏側に塗着した粘着剤を介
して順次貼着し、裏面に裏面形状と同様に型取りした剥
離紙5を、型部材2の裏面に塗着した粘着剤を介して貼
着することによって全体を四層構造としたもので、図1
にはその一部分を図示してある。
【0011】この型部材2は被施工面に目地模様を形成
するためのもので、形成しようとする目地形状に対応す
る形状とすることができるが、適宜長さを有した長尺材
とするのが好ましい。
【0012】また型部材2の材質は発泡ポリエチレンの
ほか、ポリプロピレン、ポリスチロール、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル等の発泡体や、発泡体でない柔軟性
に富むプラスチックやゴムを使用しても良い。
【0013】被覆紙3、4及び剥離紙5はいずれも合成
紙等で非吸水性の素材、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル
等の合成樹脂性のフィルムを用いることができる。被覆
紙3、4の厚みを厚くすると、被覆紙3、4を剥離した
後に剥離後の目地形成部材1と後述の吹付塗材7の表面
との段差が大きくなり、仕上がりの美観を損なう不都合
を生じる。したがって、被覆紙3、4はあまり厚くしな
い方が好ましい。
【0014】次に、この目地形成部材1を用いた目地形
成方法について説明する。先ず、被施工面となる施工下
地6を平滑にする補修処理(下地調整)した後、防水塗
料(図示せず)をスプレー等により均一に塗布する。防
水塗料が乾燥した後に、剥離紙5を剥がして型部材2の
裏面を下地6の所望位置に貼着する。
【0015】次に、仕上面を形成するために吹付塗材7
を下地6の全面に渡って吹付ける。この吹付塗材7は、
仕上面形成材として、例えばアクリル系樹脂エマルジョ
ンを主成分とするスキン系等のものを用いることができ
る。吹付塗材7は図3に示す如く、表面の被覆紙4を被
覆せずに吹付け後においても吹付塗材7の表面を被覆紙
4の表面に近い高さとし、被覆紙4が吹付塗材7の表面
から露出している程度に吹付ける。
【0016】そして、吹付塗材7が乾燥する前に被覆紙
4を含めてその両側部分(作業完了後に目地縁部となる
部分)を被覆紙4に沿って金鏝(図示せず)でしごいて
吹付塗材7を均し、或いは余分な吹付塗材7をかき落と
し、作業完了後に目地縁部となる部分がきれいに仕上が
るようにする。
【0017】続いて、吹付塗材7が未乾燥のうち(吹付
け直後〜約1時間経過位)、被覆紙4を剥がして被覆紙
3を露出させ、浅い溝8を形成する(図4)。その後、
再び吹付塗材7を吹き付ける。この時、吹付塗材7は被
覆紙3を被覆して溝8が埋まる程度に極うすい量だけ吹
付け、あまり多くの吹付塗材7が被覆紙3の表面上に残
らないようにする(図5)。
【0018】次いで、図6に示すように、この時の吹付
塗材7が未乾燥のうちに被覆紙3を剥がし、吹付塗材7
を十分乾燥させた後に型部材2を除去する。すると、図
7に示す如く、型部材2を除去した部分に目地模様9が
形成される。
【0019】こうして形成された目地模様9はバリが形
成されることなく、稜線が明瞭で外観が美麗なものに仕
上がっている。すなわち、吹付塗材7の吹付け作業を二
段階に分け、1回目の吹付け作業の際に吹付塗材7の表
面が被覆紙4の表面と略一致するようにし、次いで金鏝
を使って吹付塗材7を均したために目地模様9の両側に
バリを形成する原因となる吹付塗材7がなくなるからで
あり、しかも、2回目には吹付塗材7を極薄く吹付けた
ことで、目地模様9の周辺の厚みを均一にすることがで
きるからである。
【0020】なお上述した型部材2は任意の形状とする
ことができるので、種々の模様を形成することができる
のはいうまでもない。また、被施工面は壁面や道路の路
面、天井、床、階段等の建造物の内外面等とすることが
できる。仕上面形成材には、上述のように吹付塗材を用
いるほかに施工場所、或いは被施工面の用途に応じてセ
メント、その他の塗材や、スプレーガン、鏝、ローラー
等を用いて施工可能な塗材を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目地形成部材の一部を示す部分斜視図
である。
【図2】本発明の目地形成方法の一工程を示し、目地形
成部材を下地に貼着した状態を示す部分斜視図である。
【図3】図2の後続過程を示しており、一回目の吹付塗
材の吹付け状態を示す部分斜視図である。
【図4】図3の後続過程を示しており、上側の被覆紙を
剥離した状態を示す部分斜視図である。
【図5】図4の後続過程を示しており、二回目の吹付塗
材を吹付けた状態を示す部分斜視図である。
【図6】図5の後続過程を示しており、下側の被覆紙を
剥離した状態を示す部分斜視図である。
【図7】図6の後続過程を示し、型部材を剥離した状態
を示す部分斜視図である。
【図8】従来の目地形成方法の一工程を示し、(A) は目
地形成部材を下地に貼着した状態、(B) は吹付塗材の吹
付け後を示す部分斜視図である。
【図9】図8の後続過程を示し、(A) は被覆紙を剥離し
た後の状態、(B) は目地形成部材を除去した状態を示す
部分斜視図である。
【符号の説明】
1 目地形成部材 2 型部材 3,4 被覆紙 5 剥離紙 6 下地 7 吹付塗材 9 目地模様

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地溝を形成する形状の柔軟性を有する
    型部材の表面に二枚の被覆紙をそれぞれ粘着剤を介して
    剥離可能に積層すると共に、上記型部材の裏面に粘着剤
    を塗着し、この裏面に剥離紙を剥離可能に貼着した構成
    を有する目地形成部材。
  2. 【請求項2】 目地形成部材を貼着した被施工面に仕上
    面形成材を塗布するときに、上記目地形成部材の表面が
    塗布後の仕上面形成材の表面から露出するようにして仕
    上面形成材を塗布する第一塗布工程と、 未乾燥状態の上記仕上面形成材の表面を上記目地形成部
    材に沿って金鏝で均した上、上記目地形成部材の表面外
    側に貼着された被覆紙を剥離する工程と、 仕上面形成材を被施工面の全体に渡り目地形成部材の表
    面が被覆できる程度に薄く塗布する仕上面形成材の第二
    塗布工程と、 上記仕上面形成材が未乾燥状態で、上記目地形成部材の
    表面下側に貼着された被覆紙を剥離する工程と、 上記仕上面形成材が乾燥した後に目地形成部材を除去す
    る工程と、を含む目地形成方法。
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