JPH04176954A - ノンスリップ床材及びその製造方法 - Google Patents
ノンスリップ床材及びその製造方法Info
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- JPH04176954A JPH04176954A JP30561190A JP30561190A JPH04176954A JP H04176954 A JPH04176954 A JP H04176954A JP 30561190 A JP30561190 A JP 30561190A JP 30561190 A JP30561190 A JP 30561190A JP H04176954 A JPH04176954 A JP H04176954A
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Landscapes
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はノンスリップ床材及びその製造方法に関し、更
に詳しくは塩化ビニル系樹脂以外の樹脂にも応用可能で
且つスリップ防止性及び意匠効果に優れた床材の提供を
目的とする。
に詳しくは塩化ビニル系樹脂以外の樹脂にも応用可能で
且つスリップ防止性及び意匠効果に優れた床材の提供を
目的とする。
(従来の技術及びその問題点)
従来、住宅の床、各種ビルの室内の床、電車やバス等の
乗り物の床、駅のプラットホーム等、人が歩行する場所
には安全性、装飾等の目的で塩化ビニル系樹脂製の床材
が広(使用されているが、表面平滑な床材は滑り易(、
その為に種々のスリップ防止処理が為されている。
乗り物の床、駅のプラットホーム等、人が歩行する場所
には安全性、装飾等の目的で塩化ビニル系樹脂製の床材
が広(使用されているが、表面平滑な床材は滑り易(、
その為に種々のスリップ防止処理が為されている。
代表的なスリップ防止処理としては、床表面に凹凸を付
与する方法と微細な無機粒子を床表面に付着させる方法
とが知られている。
与する方法と微細な無機粒子を床表面に付着させる方法
とが知られている。
無機粒子を付着させる従来技術としては、例えば、
(イ)特開昭57−143058号公報、(ロ)特開昭
60−52681号公報、(ハ)特開昭61−688号
公報等が知られている。
60−52681号公報、(ハ)特開昭61−688号
公報等が知られている。
しかしながら、上記(イ)及び(ロ)に記載の方法では
、基材シート上に所定のパターンに無機粒子を固着させ
、床材表面に不定形の無機粒子からなる凹凸状の突起物
によりノンスリップ効果を発揮させているが、無機粒子
の鋭角な凹凸状の為に靴底の摩耗が激しく靴が摩耗し易
いこと、突起部分が汚れ易いこと、歩行性が悪く、特に
老人や子供がつまずいて転倒した場合、突起部で怪我を
する危険性があること、更には突起部の粒子が取れ易く
、取れるとノンスリップ効果が無くなり耐久性に劣ると
いう問題がある。
、基材シート上に所定のパターンに無機粒子を固着させ
、床材表面に不定形の無機粒子からなる凹凸状の突起物
によりノンスリップ効果を発揮させているが、無機粒子
の鋭角な凹凸状の為に靴底の摩耗が激しく靴が摩耗し易
いこと、突起部分が汚れ易いこと、歩行性が悪く、特に
老人や子供がつまずいて転倒した場合、突起部で怪我を
する危険性があること、更には突起部の粒子が取れ易く
、取れるとノンスリップ効果が無くなり耐久性に劣ると
いう問題がある。
又、前記(ハ)に記載の方法では、ペーストゾル層に無
機粒子を埋設及び固化しているので、粒子の脱落は少な
(、耐久性は有するが、工程的にパターンの形成が容易
ではないこと、及び今後、環境問題から脱塩化ビニル樹
脂化が進んだ場合、他の樹脂ではプラスチゾル化するこ
とが困難である為、床材が製造不能になる等の問題点が
ある。
機粒子を埋設及び固化しているので、粒子の脱落は少な
(、耐久性は有するが、工程的にパターンの形成が容易
ではないこと、及び今後、環境問題から脱塩化ビニル樹
脂化が進んだ場合、他の樹脂ではプラスチゾル化するこ
とが困難である為、床材が製造不能になる等の問題点が
ある。
従って、本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決し
、塩化ビニル系樹脂は勿論、塩化ビニル系樹脂以外の樹
脂にも応用可能で且つスリップ防止性及び意匠効果に優
れた床材を提供することである。
、塩化ビニル系樹脂は勿論、塩化ビニル系樹脂以外の樹
脂にも応用可能で且つスリップ防止性及び意匠効果に優
れた床材を提供することである。
(問題点を解決する為の手段)
上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材シートの表面に開孔シートが積層
され、上記開孔部中にはスリップ防止用粒子が接着固定
され且つ全面に硬化樹脂薄膜が形成されていることを特
徴とするノンスリップ床材及びその製造方法である。
され、上記開孔部中にはスリップ防止用粒子が接着固定
され且つ全面に硬化樹脂薄膜が形成されていることを特
徴とするノンスリップ床材及びその製造方法である。
(作 用)
スリップ防止用粒子が開孔シートの開孔部中に充填及び
固着されているので、床材の表面からの突出が少なく、
従って粒子の脱落がなく耐久性に優れている。
固着されているので、床材の表面からの突出が少なく、
従って粒子の脱落がなく耐久性に優れている。
又、同様な理由で、歩行時に粒子充填部に靴の引っ掛か
りが少なく、ノンスリップ性を有しながら歩行性が良好
である。
りが少なく、ノンスリップ性を有しながら歩行性が良好
である。
更に粒子を着色したり開孔シートの開孔部を好ましい形
状或は組み合わせにデザインすることにより高い意匠性
を付与することが出来る。
状或は組み合わせにデザインすることにより高い意匠性
を付与することが出来る。
(実施例)
次に好ましい実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
する。
する。
本発明の床材は第1図にその断面を図解的に示す様に、
基材シート1の表面に接着剤2により開孔シート(パン
チングシート)3が積層され、上記シート3の開孔部4
中にはスリップ防止用粒子5接着固定され、且つ全面に
硬化樹脂薄膜6が形成されていることを特徴としている
。
基材シート1の表面に接着剤2により開孔シート(パン
チングシート)3が積層され、上記シート3の開孔部4
中にはスリップ防止用粒子5接着固定され、且つ全面に
硬化樹脂薄膜6が形成されていることを特徴としている
。
上記本発明の床材に使用する基材シートとしては、塩化
ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリレート共重合体等の熱可塑性樹脂、ポリブタ
ジェン、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体等の合
成ゴム、ポリオレフィン系、ポリウレタン系等の熱可塑
性エラストマーに各種の添加剤を混合し、カレンダー加
工や押出加工等でシート状に成形したものであり、特に
好ましいものは塩化ビニル系樹脂からなるシートである
。これらの基材シートの厚みは従来技術の床材の基材シ
ートと同様でよ(、例えば、約2.6〜1.4mm程度
の厚みが好ましい。
ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリレート共重合体等の熱可塑性樹脂、ポリブタ
ジェン、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体等の合
成ゴム、ポリオレフィン系、ポリウレタン系等の熱可塑
性エラストマーに各種の添加剤を混合し、カレンダー加
工や押出加工等でシート状に成形したものであり、特に
好ましいものは塩化ビニル系樹脂からなるシートである
。これらの基材シートの厚みは従来技術の床材の基材シ
ートと同様でよ(、例えば、約2.6〜1.4mm程度
の厚みが好ましい。
上記基材シートの構成はシート単体でもよいが、使用時
の寸法安定性を考慮して、該シート上にガラスクロス等
の織物を積層してもよい。
の寸法安定性を考慮して、該シート上にガラスクロス等
の織物を積層してもよい。
上記基材シート上に積層する開孔シートは、塩化ビニル
系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリレート共重合体等の熱可塑性樹脂、ポリブタジェン
、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体等の合成ゴム
、ポリオレフィン系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラ
ストマーに各種の添加剤を混合し、カレンダー加工や押
出加工等でシート状に成形したものであり、特に好まし
いものは塩化ビニル系樹脂からなるシートである。かか
るシートの厚みは、例えば、約0.4〜Q、6mm程度
が好ましい。
系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリレート共重合体等の熱可塑性樹脂、ポリブタジェン
、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体等の合成ゴム
、ポリオレフィン系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラ
ストマーに各種の添加剤を混合し、カレンダー加工や押
出加工等でシート状に成形したものであり、特に好まし
いものは塩化ビニル系樹脂からなるシートである。かか
るシートの厚みは、例えば、約0.4〜Q、6mm程度
が好ましい。
これらのシートは好ましくは着色或は印刷によって化粧
されたものであり、該シートに形成する開孔部は通常の
パンチング加工によって設けることが出来る。その開孔
部の形状は円形に限定されず、任意の形状でよ(、これ
らの形状及びそれらの組み合わせによって優れた意匠効
果が奏される。しかしながら、開孔部が余りに小さすぎ
るとスリップ防止効果が不十分となり、一方、大きすぎ
ると意匠効果及び製造工程上好ましくないので、開孔部
のサイズは直径で5〜50mm、更には9〜15mm程
度が好ましい。更に開孔部の面積は開孔シートの7〜4
0%程度が意匠上好ましい範囲である。
されたものであり、該シートに形成する開孔部は通常の
パンチング加工によって設けることが出来る。その開孔
部の形状は円形に限定されず、任意の形状でよ(、これ
らの形状及びそれらの組み合わせによって優れた意匠効
果が奏される。しかしながら、開孔部が余りに小さすぎ
るとスリップ防止効果が不十分となり、一方、大きすぎ
ると意匠効果及び製造工程上好ましくないので、開孔部
のサイズは直径で5〜50mm、更には9〜15mm程
度が好ましい。更に開孔部の面積は開孔シートの7〜4
0%程度が意匠上好ましい範囲である。
上記基材シートと開孔シートの積層に使用する接着剤は
、基材シートと開孔シートの材質を考慮して接着性の良
好な接着剤を選択する。例えば、基材シート及び開孔シ
ートが共に塩化ビニル系樹脂からなる場合には、塩化ビ
ニル系樹脂のプラスチゾルが有効であり、その他の熱可
塑性樹脂、合成ゴム或は熱可塑性エラストマーからなる
基材シート又は開孔シートを使用する場合には、ウレタ
ン系の硬化性液状接着剤が好ましい。これらの接着剤の
使用量は、該接着剤を基材シートに塗布し、その上に開
孔シートを重ねた時に接着剤が流動し、開孔シートの開
孔部に集まるが、この際、開孔部に集まった接着剤が開
孔シートの表面よりも高くならない範囲が好ましい。従
って接着剤の塗布量は開孔シートの厚みによって変化し
一律に規定出来ないが、開孔シートの厚みが前記範囲で
ある場合、150〜500g/rd程度が一般的である
。
、基材シートと開孔シートの材質を考慮して接着性の良
好な接着剤を選択する。例えば、基材シート及び開孔シ
ートが共に塩化ビニル系樹脂からなる場合には、塩化ビ
ニル系樹脂のプラスチゾルが有効であり、その他の熱可
塑性樹脂、合成ゴム或は熱可塑性エラストマーからなる
基材シート又は開孔シートを使用する場合には、ウレタ
ン系の硬化性液状接着剤が好ましい。これらの接着剤の
使用量は、該接着剤を基材シートに塗布し、その上に開
孔シートを重ねた時に接着剤が流動し、開孔シートの開
孔部に集まるが、この際、開孔部に集まった接着剤が開
孔シートの表面よりも高くならない範囲が好ましい。従
って接着剤の塗布量は開孔シートの厚みによって変化し
一律に規定出来ないが、開孔シートの厚みが前記範囲で
ある場合、150〜500g/rd程度が一般的である
。
上記積層物の開孔シートの開孔部に充填及び固着させる
スリップ防止粒子としては、着色ケイ砂、着色石英、カ
ーボランダム、ホワイトアルミナ、セラミック、天然ゴ
ム、合成ゴム等の粒子が挙げられるが、これらの中では
粒径0.2〜Q、6mm、比重2〜3、モース硬度6以
上の無機粒子が好ましい。
スリップ防止粒子としては、着色ケイ砂、着色石英、カ
ーボランダム、ホワイトアルミナ、セラミック、天然ゴ
ム、合成ゴム等の粒子が挙げられるが、これらの中では
粒径0.2〜Q、6mm、比重2〜3、モース硬度6以
上の無機粒子が好ましい。
又、表面全体に形成する硬化樹脂薄膜は、熱硬化性、常
温硬化性、紫外線硬化性樹脂等からなる樹脂塗料から形
成するが、好ましいのは加熱工程が不要で強靭な耐摩耗
性薄膜が形成される紫外線硬化性樹脂塗料である。かか
る紫外線硬化性樹脂塗料は各種のグレードのものが市場
から入手出来、いずれも本発明で使用することが出来る
。これらの硬化性樹脂薄膜の厚みは5〜20μm程度が
好ましい範囲である。膜厚が薄すぎると表面保護効果が
少な(、一方、厚すぎるとシート表面に露出した粒子間
の微細凹凸面がなくなりスリップ防止性には好ましくは
ない。この様な適当な厚みの薄膜を形成することによっ
て、ノンスリップ性を損なうことな(、得られる床材に
優れた粒子の脱落防止性、耐摩耗性、耐汚染性、耐シガ
レット性等の表面特性を付与することが出来る。
温硬化性、紫外線硬化性樹脂等からなる樹脂塗料から形
成するが、好ましいのは加熱工程が不要で強靭な耐摩耗
性薄膜が形成される紫外線硬化性樹脂塗料である。かか
る紫外線硬化性樹脂塗料は各種のグレードのものが市場
から入手出来、いずれも本発明で使用することが出来る
。これらの硬化性樹脂薄膜の厚みは5〜20μm程度が
好ましい範囲である。膜厚が薄すぎると表面保護効果が
少な(、一方、厚すぎるとシート表面に露出した粒子間
の微細凹凸面がなくなりスリップ防止性には好ましくは
ない。この様な適当な厚みの薄膜を形成することによっ
て、ノンスリップ性を損なうことな(、得られる床材に
優れた粒子の脱落防止性、耐摩耗性、耐汚染性、耐シガ
レット性等の表面特性を付与することが出来る。
次に本発明の製造方法を図解的に説明する第2図を参照
して本発明のノンスリップ床材の製造方法を説明する。
して本発明のノンスリップ床材の製造方法を説明する。
先ず、厚みが1.2〜2.0mmの塩化ビニル樹脂製基
材シート1上に、粘度が4,000〜6.0OOcps
に調合された塩化ビニル樹脂製プラスチゾル2をナイフ
コーターやロールコータ−等の塗工機7で塗膜厚が0.
2〜0.3mmになる様に塗布した後に、厚みが0.4
〜0.5mmで孔径が9〜15mmの開孔部を任意のパ
ターンにパンチング加工し、且つ印刷模様を施した塩化
ビニル樹脂製パンチングシート3を圧着ロール8で圧着
しながら基材シート1に積層する。
材シート1上に、粘度が4,000〜6.0OOcps
に調合された塩化ビニル樹脂製プラスチゾル2をナイフ
コーターやロールコータ−等の塗工機7で塗膜厚が0.
2〜0.3mmになる様に塗布した後に、厚みが0.4
〜0.5mmで孔径が9〜15mmの開孔部を任意のパ
ターンにパンチング加工し、且つ印刷模様を施した塩化
ビニル樹脂製パンチングシート3を圧着ロール8で圧着
しながら基材シート1に積層する。
接着剤塗布面にパンチングシート3を圧着積層した時に
、該シート3の非開孔部のゾル2が開孔部4に寄り集ま
った。次に粒子5をパンチングシート3の表面に散布し
、加熱オーブン9を通してプラスチゾル2をゲル化させ
、基材シート1とパンチングシート3とを接着させると
共に、パンチングシート3の開孔部4に沈積した粒子5
を固着させた。
、該シート3の非開孔部のゾル2が開孔部4に寄り集ま
った。次に粒子5をパンチングシート3の表面に散布し
、加熱オーブン9を通してプラスチゾル2をゲル化させ
、基材シート1とパンチングシート3とを接着させると
共に、パンチングシート3の開孔部4に沈積した粒子5
を固着させた。
次に反転ロール10でシートを反転させながら、シート
表面の非固着粒子を払い落とし、シート表面を他のロー
ルでしごいてシート表面を平滑にした後、シート表面に
エポキシ系の紫外線硬化性透明塗料11をロールコータ
−12等で10〜20μmの厚みに塗布し、紫外線照射
炉13に通して紫外線を照射して硬化させて本発明の床
材である製品14を得た。
表面の非固着粒子を払い落とし、シート表面を他のロー
ルでしごいてシート表面を平滑にした後、シート表面に
エポキシ系の紫外線硬化性透明塗料11をロールコータ
−12等で10〜20μmの厚みに塗布し、紫外線照射
炉13に通して紫外線を照射して硬化させて本発明の床
材である製品14を得た。
(効 果)
以上の如き本発明によれば、スリップ防止用粒子が開孔
シートの開孔部中に充填及び固着されているので、床材
の表面からの突出が少な(、従って粒子の脱落がなく、
耐久性に優れている。
シートの開孔部中に充填及び固着されているので、床材
の表面からの突出が少な(、従って粒子の脱落がなく、
耐久性に優れている。
又、同様な理由で、歩行時に粒子充填部に靴の引っ掛か
りが少な(、ノンスリップ性を有しながら歩行性が良好
である。
りが少な(、ノンスリップ性を有しながら歩行性が良好
である。
更に粒子を着色したり開孔シートの開孔部を好ましい形
状或は組み合わせにデザインすることにより高い意匠性
を付与することが出来る。
状或は組み合わせにデザインすることにより高い意匠性
を付与することが出来る。
更に表面の薄い硬化樹脂薄膜を形成することによって、
ノンスリップ性を失うことなく、優れた粒子の脱落防止
性、耐摩耗性、耐汚染性、耐シガレット性等を与えるこ
とが出来る。
ノンスリップ性を失うことなく、優れた粒子の脱落防止
性、耐摩耗性、耐汚染性、耐シガレット性等を与えるこ
とが出来る。
第1図は本発明の床材の断面を図解的に示す図であり、
第2図は本発明の製造方法を図解的に示す図である。 1;基材シート 2:接着剤 3:開孔シート 4:開孔部
第2図は本発明の製造方法を図解的に示す図である。 1;基材シート 2:接着剤 3:開孔シート 4:開孔部
Claims (4)
- (1)基材シートの表面に開孔シートが積層され、上記
開孔部中にはスリップ防止用粒子が接着固定され且つ全
面に硬化樹脂薄膜が形成されていることを特徴とするノ
ンスリップ床材。 - (2)スリップ防止用粒子用接着剤と、基材シートと開
孔シートとの積層用接着剤とが同一接着剤からなる請求
項1に記載のノンスリップ床材。 - (3)硬化樹脂薄膜が紫外線硬化性樹脂からなる請求項
1に記載のノンスリップ床材。 - (4)基材シートの表面に接着剤により開孔シートを積
層し、上記開孔部中にスリップ防止用粒子を散布及び接
着固定し、且つ全面に硬化樹脂薄膜を形成することを特
徴とするノンスリップ床材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30561190A JPH0678684B2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | ノンスリップ床材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30561190A JPH0678684B2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | ノンスリップ床材及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04176954A true JPH04176954A (ja) | 1992-06-24 |
JPH0678684B2 JPH0678684B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=17947228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30561190A Expired - Lifetime JPH0678684B2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | ノンスリップ床材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678684B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05171781A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-09 | Nikka Sangyo Kk | すべり止め床材の製造方法 |
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-
1990
- 1990-11-10 JP JP30561190A patent/JPH0678684B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2020138942A3 (ko) * | 2018-12-28 | 2020-08-13 | 마구야오 | 메자닌 바닥 보강 구조, 메자닌 바닥 보강 공법 및 화물 운반 시스템 |
KR20200083126A (ko) * | 2019-05-24 | 2020-07-08 | 신세계건설(주) | 메자닌 바닥 보강 구조, 메자닌 바닥 보강 공법 및 화물 운반 시스템 |
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Publication number | Publication date |
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