JPH06212774A - 床 材 - Google Patents

床 材

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JPH06212774A
JPH06212774A JP19746393A JP19746393A JPH06212774A JP H06212774 A JPH06212774 A JP H06212774A JP 19746393 A JP19746393 A JP 19746393A JP 19746393 A JP19746393 A JP 19746393A JP H06212774 A JPH06212774 A JP H06212774A
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JP
Japan
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matrix
thermoplastic
chips
alumina
visually distinct
Prior art date
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Application number
JP19746393A
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English (en)
Inventor
Geoffrey Cleverdon
ジェオフレイ・クレヴァードン
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ARUTORO Ltd
Altro Ltd
Original Assignee
ARUTORO Ltd
Altro Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N7/00Flexible sheet materials not otherwise provided for, e.g. textile threads, filaments, yarns or tow, glued on macromolecular material
    • D06N7/0005Floor covering on textile basis comprising a fibrous substrate being coated with at least one layer of a polymer on the top surface
    • D06N7/0039Floor covering on textile basis comprising a fibrous substrate being coated with at least one layer of a polymer on the top surface characterised by the physical or chemical aspects of the layers
    • D06N7/0052Compounding ingredients, e.g. rigid elements
    • D06N7/0055Particulate material such as cork, rubber particles, reclaimed resin particles, magnetic particles, metal particles, glass beads
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • D06N7/0005Floor covering on textile basis comprising a fibrous substrate being coated with at least one layer of a polymer on the top surface
    • D06N7/0028Floor covering on textile basis comprising a fibrous substrate being coated with at least one layer of a polymer on the top surface characterised by colour effects, e.g. craquelé, reducing gloss
    • D06N7/0031Floor covering on textile basis comprising a fibrous substrate being coated with at least one layer of a polymer on the top surface characterised by colour effects, e.g. craquelé, reducing gloss mixture of two or more dyes, pigments, brighteners in the same layer

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された滑り抵抗特性を有する安全な床材
を提供する。 【構成】 多色床材は、熱可塑性材料のマトリックス
(44)とマトリックス(44)に埋設された熱可塑性
材料の複数の視覚的に明瞭なチップ(46)からなるこ
とが開示される。アルミナ粒子(50)は、マトリック
ス(44)及びチップ(46)の双方にわたって分散さ
れる。長期耐用滑り抵抗を有する床材が、単純な及び高
信頼性の態様で達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床材に関する。詳細には
改良された滑り抵抗特性を有する安全な床材に関する。
さらに詳細には安全な多色床材に関する。
【0002】
【従来の技術】床材は、熱可塑性材料のマトリックスと
そこに埋込まれた視覚的に明瞭な熱可塑性材料のチップ
とからなるものが知られている。用語「チップ」は、こ
こで使用する際に、フレーク、ストリップ、球体、断
片、破片、粒体、粒状物等を含む一様形と非一様形との
双方の部片を含むことを意味する。一つの顔料又はその
混合物が、熱可塑性チップ及び/又はマトリックス材料
中に含まれていて、その結果、多色模様を生成する。
【0003】安全な床材は、粒状研磨剤が熱可塑性材料
のマトリックス中に分散されているものが知られてい
る。例えば、英国特許明細書GB1231005(Welwyn Plas
tics(1955) Limited)は、0.075mmから1.0mmの
寸法を有するアルミナのような研磨剤の粗粒子を含む床
材について記述していて、その床材は、研磨剤をポリ塩
化ビニル(PVC)ペーストと混合して、その混合物を
支持材料のシートにコーティングして、コーティングさ
れたシートを硬化することによって形成される。硬化
後、その材料は、粗粒子が表皮を貫通することを可能に
するよう型押しローラーによってエンボス加工され得
る。一旦これが行われると、極めて硬質なアルミナが十
分に露出され、改良された滑り止め特性及び改良された
硬質な耐摩耗性を有するフローリングが与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱可塑性材料の表面に
のみ研磨剤粗粒子を配置することの欠点は、床材が上部
面の損失によって摩耗するにつれて、露出された研磨剤
粗粒子がより少ない新たな面が露出され、滑り止め特性
の損失を招くことである。
【0005】英国特許明細書GB2152843-B(Welwyn Pl
astics (1955) Limited)においては、研磨剤粗粒子に
加えて、着色された石英粒子からなり、多色模様を提供
する床材が記述されている。硬化の前に、炭化珪素の粒
子が熱可塑性マトリックスの上部表面に付加され、それ
により踏み面がまだ脆い間に研磨材料がそこに高い割合
で供給され、熱可塑性材料の表皮を通り抜けることにな
る。その結果、支持材料に対するコーティングがもたら
され、これは床材の有効寿命にわたりその滑り抵抗特性
を保持する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、長期耐用
滑り抵抗を有する多色床材を、単純で信頼性の高い態様
で達成可能であることを見い出した。
【0007】しかして、本発明の第一の側面によると、
熱可塑性材料のマトリックスと、そのマトリックスに埋
め込まれた視覚的に明瞭な複数の熱可塑性材料のチップ
とから成り、マトリックスとチップの双方にわたり分散
されるアルミナ粒子によって特徴付けられる床材が提供
される。
【0008】用語「熱可塑性材料」は、加熱と続く冷却
とによって、形状保持状態に硬化される何らかのプラス
チック材料を意味する。好適にはこの材料は、ポリ塩化
ビニル、ポリオレフィン樹脂、それらの混合物及び他の
合成樹脂の混合物、及び天然ゴムのような天然材料を含
む混合物である。熱可塑性材料は好適には、150℃か
ら200℃の間に軟化温度を有する。好適には、マトリ
ックスに使用される熱可塑性材料は、チップに使用され
るものと同一であり、それはさらに均質な混合物を提供
するという利点を有する。適当な可塑剤は、フタレー
ト、アジぺート及びホスフェートを含む。
【0009】マトリックスは通常、シート形状の支持材
料上にコーティングされ、強度及び寸法安定性を有する
フローリングを提供する。支持材料には、目の粗い麻
布、綿織物フェルト、紙、金属箔、ガラス繊維織物又は
合成メッシュ材料のような、種々の可撓性多孔質シート
材料が用いられ得る。不織ポリエステルシートの使用が
好ましく、それは引裂抵抗を増加するようガラス繊維で
補強される。支持材料の適当な厚さは0.1〜1.0mm
であり、シートの重量は20〜200g/m2 である。支
持材料は、製品が目的とする用途において必要とされる
場合には、発泡材料を含有し得る。一般に、マトリック
スは支持材料の一方の側にのみコーティングされるが、
支持材料をマトリックス材料に埋め込むことも可能であ
る。
【0010】生成物全体の適当な厚さは、支持材料の存
在、非存在にかかわらず、1.0〜5.0mm、望ましく
は2.0から4.5mmである。
【0011】マトリックスとチップ間の視覚的な区別を
保証するために、顔料がどちらか一方又は双方に含まれ
得る。所望とする色によって、適当な顔料の混合物が用
いられ得る。単一色のマトリックスと多様な他の色のチ
ップ混合物を用いることが好ましく、それによって多色
模様が達成される。少なくとも一つの顔料がチップに含
まれさえすれば、マトリックスに顔料を含まないことも
可能であり、それによって実質的に透明な外観を有する
マトリックスが提供される。
【0012】顔料は、有機材料又は無機材料であり得る
が、好ましくは熱及び光に安定であり、相互に、及びマ
トリックスとチップの熱可塑性材料に相溶性のものであ
る。用いられる顔料の量は、関連する熱可塑性材料の1
重量%にまで達し得る。チップの他に、他の粒状材料を
マトリックス中に分散させることもできる。例えば、着
色した石英を添加して多色模様を増すことができ、また
炭化珪素を添加して、その高反射性の故に、床材の表面
に魅力的な仕上げを与えることができる。
【0013】本発明の床材に使用されるアルミナは、好
適にはα−Al23であり、これはコランダムとして天
然に産出する。アルミナはその純粋型において無色であ
るが、天然源から取り出す場合に存在している種々の着
色した不純物があっても不利ではない。理想的には、ア
ルミナは0.1mm〜2.0mmの範囲内に見いだされる平
均粒径を有し、最適には0.4mm〜0.7mm、例えば約
0.6mmである。
【0014】理論に拘束されるのを望むものではない
が、本発明による床材においてアルミナが固有の利点を
有するのは、比較的低いコスト、硬度、脆性、結晶型及
び適合性の組合せによるものであると考えられる。
【0015】マトリックス及びチップ中に存在するアル
ミナの量は、熱可塑性材料とアルミナとの重量比が10
0:1〜1:1であり、望ましくは重量で6:1〜3:
1であるのが望ましく、本発明者らはマトリックス中と
チップ中に、同レベルの量のアルミナを使用するのが好
適であることを見い出した。
【0016】本発明による床材における視覚的に明瞭な
チップの量及びその寸法は、部分的には所望する多色模
様に依存するが、本発明者らは、1.5:1〜20:1
のマトリックスとチップとの重量比と、1.0mm〜1
0.0mmの平均チップ寸法が好適であることを見い出し
た。チップは通常、非一様な形である。
【0017】本発明の第二の側面によると、床材を形成
する方法が提供され、それは、(i)熱可塑性ペーストの
層を形成し、(ii)視覚的に明瞭な熱可塑性材料のチップ
を熱可塑性ペースト層の上に散布し、及び(iii)熱可塑
性ペースト層を硬化する、という一連の段階からなり、
熱可塑性ペーストと視覚的に明瞭なチップとの双方が内
部に分散されたアルミナ粒子を備えることを特徴とす
る。
【0018】本発明の一実施例において、チップは次の
ように作成される。第一の混合段階において、熱可塑性
ペーストは熱可塑性材料、可塑剤、顔料及び他の任意の
構成成分を含んで調製され得る。アルミナは別個の段階
においてこのペーストと共に混合することが有用であ
る。研磨剤であるアルミナは、成分の極めて均質な混合
物が形成されるような条件の元に操作されなければなら
ない第一のミキサーに過剰の摩耗を生じさせがちである
一方で、沈降を回避するようペースト中へと十分完全に
攪拌されるだけでよいからである。
【0019】ペースト混合物は、後で床材のマトリック
スを支持するのに用いられるものと同一の、又は異なる
適当な基材上にコーティングすることにより、硬化に必
要とされる層へと形成される。あるいはまた、該層は押
出又はカレンダーがけによって形成され得る。
【0020】アルミナを含んでいる熱可塑性ペーストの
層は続いて、例えば150℃〜200℃の温度のオーブ
ンを通過することによって硬化される。5分位まで、例
えば2〜3分に及ぶ加熱時間が適当である。硬化された
シートは、次に所望の寸法及び形のチップが形成される
粗砕機を通る。チップは後の使用のために蓄積される。
【0021】顔料の性質及び量と、粗砕機のスクリーン
プレートのメッシュ寸法を変化させ、該工程を何回も繰
り返すことによって、多様な外観のチップを生成するこ
とが可能である。それらは、個別に蓄積され、又は直ち
に共に混合されて複合混合物を形成し得る。
【0022】チップを形成する別の方法として、アルミ
ナを含んでいる熱可塑性ペーストを、回転スクリーン印
刷シリンダにより、支持表面上の分離した表面領域に塗
布することができ、その塗布されたペーストは支持表面
を加熱源に隣接して通過させることによって硬化され
る。そのように形成されたチップは、支持面から取り除
くことができる。
【0023】工程の次なる繰り返しにおいて、アルミナ
含有熱可塑性ペーストは、床材のマトリックスを形成す
るのに用いられる。この場合にも、それは適当な基材に
コーティングされ得る。硬化オーブンへと通される前
に、チップの所望の複合混合物がペーストの上部表面上
に散布される。オーブンを通過後、チップをマトリック
ス中へと押し込み、生成物を実質的に平坦な踏面の状態
にする一対の圧力ロールの間へと、生成物を冷却前に通
過させる事が望ましい。冷却後、生成物は所望に応じ
て、例えばロール又はタイルの形態にて蓄積される。
【0024】本発明の好適な実施例においては、マトリ
ックスは連続したコーティングによって組み立てられ、
各コーティングは硬化され、生成物は次のコーティング
が塗布される前に冷却される。理想的には、チップは各
コーティングに付加されるが、同じ形、寸法及び色のチ
ップを各コーティングに付加することは重要ではない。
多様なデザイン模様が、異なるコーティングに異なるチ
ップを塗布することによって達成される。
【0025】
【実施例】本発明は、単に例示として、添付の図面を参
照してさらに記述される。
【0026】図1に概略的に示される装置において、ポ
リ塩化ビニル粉末(PVCと表示)、顔料及び可塑剤
(ADDと表示)はミキサー10中で十分に混合され
て、かくして形成されたプラチゾル又はペーストは、第
二のミキサー12へと通され、そこにおいて細かい粒径
のアルミナ(Al23とラベル付け)がその中に分散さ
れる。ミキサー12から排出されるペーストの適当な構
成は(重量で)、
【0027】
【表1】
【0028】である。
【0029】アルミナ含有ペーストは続いて、二つの選
択可能な経路の内一つを経る。第一の経路によると、顔
料は、ソース14から供給される支持材料13のウェブ
上にコーティングされ、コーティングロール16及びド
クターブレード18を経由する。コーティングされた支
持材料は温度175℃のオーブン20に2.5分通され
てポリ塩化ビニルが硬化され、冷却後、着色アルミナ含
有シート生成物は粗砕機22に通されて、5mmの平均寸
法を有するチップに粉砕される。チップは続いて、チッ
プの寸法、形及び顔料の色に応じて、複数の蓄積場所2
4a、b、c等の一つに通される。ミキサー10に供給
される成分中の顔料を変化させることによって、又は顔
料を省略することによって、及び粗砕機22の設定の変
更によって、異なる色、形及び寸法の一連のチップが生
成され24に蓄積される。
【0030】ミキサー10に供給される成分は、顔料を
変更することによって又は顔料を省略することによって
再度変更されるが、今度はミキサー12のアウトプット
は主コーティングラインのインプットへと供給され、そ
こでポリ塩化ビニルペーストは、ソース26から供給さ
れる支持材料25のウェブ上にコーティングされ、コー
ティングローラ28及びドクターブレード30を経由す
る。主コーティングラインにおいて、散布アプリケータ
32がコーティングローラ28とオーブン34の間に配
置されている。散布アプリケータ32には、所望の視覚
的効果に応じて選択されたチップが、一つ以上の蓄積場
所24a、b、c等からミキサー36を経由して供給さ
れる。これらのチップは支持材料上の未硬化ポリ塩化ビ
ニルの表面上に散布され、その中に埋設されることにな
る。コーティングされた支持材料は次に、オーブン34
に175℃の温度で2.5分間通され、そこでマトリッ
クスのポリ塩化ビニルが硬化される。冷却の前に、生成
物は、一対のローラ37、38の間を通され、チップが
ポリ塩化ビニルの内部に押し込まれ、ほぼ平坦な上部表
面が達成される。生成物が40で冷却されて蓄積用ロー
ル42に巻き上げられる前に、図示しない複数のエンボ
スローラが次にくることもある。
【0031】前記方法によって生成された生成物は、図
2に概略的に示される断面を有する。
【0032】図2は硬化されたポリ塩化ビニルのマトリ
ックス44を支持している支持材料25を示していて、
そこには同様の硬化ポリ塩化ビニルの多数のチップ46
が埋設されている。マトリックス44及び/又はチップ
46は、着色され、もしそうでなければ互いに視覚的に
区分されるように構成されている。マトリックスとチッ
プの双方に全体にわたり分散されているのは、アルミナ
の粒子50である。炭化珪素又は着色石英のような他の
材料により形成された他の離散粒子48もまた、マトリ
ックス44の表面近くに存在するか、あるいはマトリッ
クス44全体の中に分散される。
【0033】生成物は使い古されるにつれて、上部表面
の幾分かが失われ、本来は内部の材料であったものが漸
次露出される。アルミナ粒子をマトリックス44及びチ
ップ46の双方全体にわたり分散させた結果、いくらか
のアルミナ粒子は常に表面に存在している。このアルミ
ナ粒子は脆く、フロアーカバリング上が歩行されるにつ
れて粉砕され、硬質であることからマトリックス又は表
面が露出されたいずれかのチップのどちらかの熱可塑性
材料に入り込み、上部面に微視的くぼみを生じさせる。
この効果が、本生成物の滑り抵抗特性の原因となると考
えられる。
【0034】マトリックス及びチップの双方にアルミナ
粒子が存在することは、チップとマトリックスとの比が
たとえ何であってもこの滑り抵抗の利点が達成され、そ
れによって設計者に多色模様の選択における自由を大い
に与え、濡れた条件の下でも、またフローリングの摩耗
耐用期間にわたり、滑り抵抗を維持することが保証され
るということを意味する。
【0035】滑り抵抗の測定に関して、英国規格81
2、パート114:1989が、Transport and Road R
esearch Laboratory 設計による摩擦試験機を使用して
適用され得る。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように、熱可塑性材料の
マトリックスとそのマトリックスに埋め込まれた熱可塑
性材料による複数の視覚的に明瞭なチップとの双方に研
磨剤であるアルミナ粒子が分散されているため、床材が
摩耗されても常時アルミナ粒子が表面に露出されてい
て、滑り抵抗性が損失されることがない。また成分中の
顔料の構成やチップとマトリックスとの重量比等を変更
することによって、任意の多彩模様の床材を実現でき
る。よって高信頼性の長期耐用滑り抵抗を有する多彩模
様の床材が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による床材を形成するのに有用な装置の
概略図である。
【図2】本発明による生成物の断面図である。
【符号の説明】
10 第一のミキサー 12 第二のミキサー 25 支持材料 44 マトリックス 46 チップ 48 粒子 50 アルミナ粒子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性材料のマトリックス(44)とマ
    トリックス(44)に埋設された熱可塑性材料の複数の
    視覚的に明瞭なチップ(46)とからなり、アルミナ粒
    子(50)が、マトリックス(44)及びチップ(4
    6)の双方全体にわたって分散されていることを特徴と
    する床材。
  2. 【請求項2】マトリックス(44)材料がポリ塩化ビニ
    ル(PVC)からなる、請求項1の床材。
  3. 【請求項3】マトリックス(44)材料に顔料が含まれ
    る、請求項1又は2のいずれかの床材。
  4. 【請求項4】熱可塑性チップ(46)に顔料が含まれ
    る、請求項1から3のいずれかの床材。
  5. 【請求項5】さらに支持材料(25)を含む、請求項1
    から4のいずれかの床材。
  6. 【請求項6】さらにマトリックス(44)中全体に分散
    される付加的粒子材料(48)を含む、請求項1から5
    のいずれかの床材。
  7. 【請求項7】マトリックス(44)と、視覚的に明瞭な
    チップ(46)との重量比が1.5:1から20:1で
    ある、請求項1から6のいずれかの床材。
  8. 【請求項8】マトリックス(44)中のアルミナの量
    が、マトリックス(44)の熱可塑性材料とアルミナと
    の重量比が100:1〜1:1となる量である、請求項
    1から7のいずれかの床材。
  9. 【請求項9】チップ(46)中のアルミナの量が、チッ
    プ(46)の熱可塑性材料とアルミナとの重量比が10
    0:1〜1:1となる量である、請求項1から8のいず
    れかの床材。
  10. 【請求項10】チップ(46)が1.0mm〜10.0mm
    の平均寸法を有する、請求項1から9のいずれかの床
    材。
  11. 【請求項11】アルミナ(50)が0.2mm〜2mmの粒
    子寸法を有する、請求項1から10のいずれかの床材。
  12. 【請求項12】(i)熱可塑性ペーストの層を形成し、 (ii)熱可塑性材料の視覚的に明瞭なチップを熱可塑性ペ
    ースト層の上に散布し、及び、 (iii)熱可塑性ペースト層を硬化する、という連続した
    段階からなり、 熱可塑性ペーストと視覚的に明瞭なチップとの双方がそ
    れらの内部に分散されたアルミナ粒子を備えることを特
    徴とする、請求項1の床材を形成する方法。
  13. 【請求項13】熱可塑性ペーストが、熱可塑性材料と可
    塑剤とを第一のミキサーで混合して、そのアウトプット
    をアルミナ粒子が添加される第二のミキサーへ通すこと
    によって形成される、請求項12の方法。
  14. 【請求項14】視覚的に明瞭なチップが、熱可塑性ペー
    ストの層を形成し、その内部にアルミナ粒子を分散さ
    せ、熱可塑性ペーストを硬化し、かくして形成された生
    成物を粉砕する、連続した段階からなる工程によって形
    成される、請求項12又は13の方法。
  15. 【請求項15】視覚的に明瞭なチップを形成する工程が
    異なる条件の元で複数回繰り返され、その生成物が相互
    に混合されて異なる外観のチップの混合物が供給され
    る、請求項14の方法。
  16. 【請求項16】熱可塑性ペースト層の硬化後に、視覚的
    に明瞭なチップが熱可塑性ペースト層の中に押し込まれ
    る、請求項12から15のいずれかの方法。
JP19746393A 1992-08-12 1993-08-09 床 材 Pending JPH06212774A (ja)

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GB9217232.9 1992-08-12
GB929217232A GB9217232D0 (en) 1992-08-12 1992-08-12 Floor covering

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