JPH03204957A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH03204957A
JPH03204957A JP22791390A JP22791390A JPH03204957A JP H03204957 A JPH03204957 A JP H03204957A JP 22791390 A JP22791390 A JP 22791390A JP 22791390 A JP22791390 A JP 22791390A JP H03204957 A JPH03204957 A JP H03204957A
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直 柴田
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清 閏井
Misao Miyata
宮田 操
Masahiko Kawamura
河村 匡彦
Noboru Amano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は、半導体装置、特に集積回路装置に係わり、所
望の論理機能をもつ論理集積回路を容易に実現するため
の集積回路の構成方法に関するものである。
[従来技術とその問題点] 1984年米国ベル研究所のショックレー博士らによる
トランジスタの発明以来、半導体素子の進展はめざまし
くこれを用いた電子回路は、従来の真空管を用いた回路
を置きかえ装置の小形、軽量、低価格化と高性能化をも
たらした。
やがて、主としてシリコン半導体結晶上に、複数個の半
導体素子を搭載する集積回路が登場すると、電子回路は
さらに小型化され、価格/性能化は著しく向上した。集
積度を上げれば、電子回路システムの性能、信頼性は増
大し逆に価格が低下するという現象を作り出した。電子
システムにとって半導体集積回路は不可欠のものとなり
、既存の個別素子による回路は次々に集積回路(IC)
におきかえられていった。製造プロセス技術の進歩は、
集積回路の規模にして1チップ当り数ゲートル10ゲー
トのSS[、IOゲート〜100ゲートのMS I,数
100ゲート〜1000ゲートのLSI といった1C
を実現させていった。
こうしたLSI レベルのICを製造できるプロセス技
術を背景として、既存回路のおきかえというパターンを
脱するICが次に登場した。マイクロプロセッサの出現
である。これは、従来のコンピュータ機能を1つの半導
体チップ上に集積したもので、ソフトウェアの変更で多
種多様機能を実現させることができる。家庭用電気製品
をはじめとして、考えうるあらゆる電子装置に組み込ま
れて、そのインテリジェント化が促進された、とどまる
所を知らぬプロセス技術は、8ビツト、16ビツト更に
は32ビツトのシングルチップのマイクロコンピュータ
を実現していった。
ソフトウェアの変更だけで機能を変えられるマイクロプ
ロセッサ(マイクロプロコンピュータ)は、その意味で
汎用のICであるが、同じプロセス技術を背景として専
用のICも次々に開発されていった。いずれの場合にお
いても、その集積度は数IflQGゲート/チップ以上
のレベルにまで達している。従来の電子システムが1つ
のチップ上に実現できるようになっているわけで、今や
[集積回路(Integrated Circuitc
l Jに変わって[集積システム(Integrate
d Sy自ems) Jという概念で表現する方が適切
なレベルとなっている。
「集積システム」とも呼ばれるべきICを設計するのが
、極めて大変であることは容易に推察できるところであ
る。実際専用ICを製造するには、次のような作業過程
を経て行なわれる。まず所望のシステム概念からシステ
ムとしての使用を決める。
次に、これに基づいて、システムの倫理設計を行なう。
続いて、この論理設計が正しいか否かシミュレーション
を行なう。この時、個別の素子や、SSI,MSl  
レベルのICを用いブレッドボードと呼ばれる、最終形
態と同様のハードウェアを作って検証する事もあり、計
算機上で論理シミュレータによって検証する手法もある
。以上により論理設計が正しく行なわれている事が確認
されると、実際にICを製造するためのマスクのパター
ン設計が行なわれる。マスクが出来上ると、これを用い
てICの製造が行なわれ、最終製品が完成する。設計段
階においてはCAD(Camputer AidedD
esign)と呼ばれる計算機を用いた計算手法が随所
に取り入られているが、マスク作製までの設計コストは
、ICの集積度が増すにつれ、急激に上昇し、また、設
計期間も長くなる。このため、高集積度の専用ICを作
れるのは、そのICの使用個数が多く、それによりIC
1個当りの設計コストを小さくできるものに限られてく
る。一般に高集積のICはどその適用領域は狭く、使用
頻度が低いため大量生産向きではない。1チツプマイク
ロプロセツサはソフトウェアにより、適用範囲の拡大を
行なったもので、チップとしてのICは、極めて大量生
産向きとなっている点で例外と言えるが逆に、ソフトウ
ェアによる機能変更という特徴が、ICとして所望の機
能を実行するスピードが遅いという致命的欠点を持って
いる。
設計コストや開発期間の増大は、高集積1cの実現にと
って障害であり、それに代替するマイクロプロセッサは
スピードが遅いという欠点を持つ事を考えると、高速性
能を必要とする論理回路をIC化できるのは極めて限ら
れた電子システムだけとなる。すなわち、大量に需要が
見込まれる製品のみ、専用IC(カスタムIC)による
実現が可能であった。
こうしたカスタムICの欠点を補なうため、近年ゲート
アレイと呼ばれるセミ・カスタムICが続々とIC市場
に現われ、カスタムIC化することがコスト的に困難な
、比較的少量の生産で済むようなICの実現のために使
われている。このゲートアレイは基本論理ゲートをあら
かじめ半導体ウェーハ上に規則的に(通常アレイ状に)
形成しておき(これは、大量生産できる)、後の配線方
法の変更だけで、所望の論理機能を有するICを実現す
るものである。従ってマスク設計に当っては、配線用マ
スクのみを新規に作ればよく、その分設針コストは安く
なり又、製造に要する時間も注文者から見れば、配線工
程だけを行なうのであるから短い。
つまり所望のIcを実現するための開発コストが安く、
又、製品納期も短くなるという特徴を有している。この
ために、カスタムIC手法ではコスト的に実現できなか
った小量生産規模の論理ICの実現が可能となっている
。欠点は、やはり自由度が増すだけ、Icの動作スピー
ド、集積度がカスタムICに比べて劣るということであ
る。
Icとしての性能という点からは、カスタムIcが最も
優れていることは言うまでもない。従って一方では、I
Cの設計、製造のコスト及び時間を短縮する努力も行な
われている。このための手法は、主として設計に関して
は、CAD、製造については自動化及びウェーハの大口
径化、そして検査についてはテスタの高速化等既存手法
の高度化によって行なわれている。ICが高集積化する
ほど製造に比べ、設計のためのコスト、期間の占める比
率が高くなりその意味で、CAD技術は大規模カスタム
ICの実現のための死命を制するものとなってきている
。今や人手だけでICを設計することが不可能である。
大規模LSIの設計に用いられるCADシステムは、も
はやそれ自体大型計算機を必要とする大きなシステムと
化し、今後更に集積度が増すにつれ更に高速で処理能力
の大きい計算機が必要であると見込まれている。
このような状況下においても、やはりカスタムICを作
るにはそのICが相当の大量生産とならなければならな
いとう制限が存在することになるであろう。
以上のような、大規模の集積回路の設計製造にかかわる
問題点のために、システム設計者は容易にシステム中の
回路をIC化する事ができない。すなわち、設計コスト
のために、小規模生産のシステムのためには、IC化は
できない。又、仮に大量生産の見込みが立つにしろ、開
発期間が長い事により、後からの設計変更、手直しが事
実上不可能であることを覚悟せねばならず、IC化をリ
スキーなものとしている。
そこで、5S1.MSI  レベルの汎用ICをプリン
ト基板に実装するという方法が、小規模のシステムの回
路を実現する手法として、現在最も一般的にとられてい
る。これならば、1品種最低1個から作ることができる
。品種当りの個数が増えてIC化できるレベルに達すれ
ば、ゲート・アレイ、又はカスタムICとして展開すれ
ば良いのである。しかし、この方法は、回路の機能当り
の容積が大きくなることや、消費電力が大きいことなど
から電子システムが極めて大型になってしまうという欠
点をもつ。
一方、従来よりPLA(P+og+am+nable 
Logic^rra7)と称されるものがある。(例え
ばIBM journal 01research a
nd development、yol、I9. No
、2. March975 P、98〜109)。これ
は第1図に示す如く膨大な配線マトリックスの各交点に
ダイオードを配したORアレイを基本とする。(I)は
インバータを示す。この配線マトリックス中でOR,A
NDといった基本的論理を形成し、これを組み上げて行
く。しかしながらPLAは、配線長が非常に長くなると
いう欠点を有する。従ってその浮遊容量と経由するスイ
ッチの抵抗によるCR時定数によって動作速度が遅い。
特に、電流路に等電位で付随する余分な配線の容量がこ
れを大幅に助長する。これは基本ロジック段階で既に存
在する。従って高機能のものは作り得ない。また、上記
ORアレイにおいては、ある出力ノードに対して各入力
論理信号がダイオードに順方向に電流を流すことにより
実現させる。
少なくとも1つの入力論理が“1“となると、ダイオー
ドに順方向電流が流れて出力ノードは“1”となる。つ
まり、ダイオードを通して入力布線を結線するだけで、
その結線部に入力論理のOR演算結果が出力される。あ
る入力論理が“1”であっても、“0″である入力論理
のノードにはダイオードの逆方向特性により出力ノード
から入力ノードへの電流の逆流はないので影響を与えな
い。すなわち、PLAでは電流が流れる事が必須条件で
ある。従って前記長大な配線により発熱が大きく、又、
配線を太くしなければならないので配線密度も大きくで
きない。従って論理機能を高集積に搭載することはでき
ない。
又、結線が電気的にプログラマブルなハイブリッド集積
回路が提案されている(特表昭58−5000961 しかし、この方式では搭載したチップと基板とがワイヤ
ボンディング等によって行なわれ、従って接続部に多大
な面積を見込まねばならず、電気的にプログラマブルで
はあっても高集積の集積回路を得ることはできない。し
かもチップ間は2つのスイッチを介して行なわれ、任意
の結線に対して夫々下地基板の一辺の長さを有するパッ
ドライン2本、ネットライン2本が必ず等電位で付随さ
れ従って、スイッチの抵抗及び配線の浮遊容量による信
号遅延が著しく大きいという問題を有している。そして
、パッドライン、ネットライン相方共信号線として用い
られるので動作中に配線の変更を行なう事が不可能であ
った。即ち、実機テストを行なう上での使い勝手が利か
ないという不便性を有していた。これは高機能の集積回
路を迅速に組み上げるには極めて重要である。
微細加工技術の進歩により技術的には1チツプに数10
万トランジスタ以上の回路を組み込むことができるよう
になったし、これからも、集積度は更に進展すると見込
まれる。このような状況においては、この数10万以上
のトランジスタに何をさせるのか、つまりどのようなI
Cを作るかを決めるのは極めて困難になりつつある。し
かも、その条件としては大量に生産するものでなくては
ならないということがある。当然種々のシステム設計者
のアイディアをIC上で実現する試行錯誤が重要なプロ
セスとなる。しかし、開発コストの大きさ、開発期間の
長さ、つまりはターンアラウンドタイムの長さは、これ
に立ちはだかる大きな障害である。又、大量個数比るI
Cのアイディアはそれほど出てくるものでもない。つま
りは、大量生産に向くメモリ及びマイクロプロセッサI
C等以外に、微細加工技術の恩恵を受けるICがないの
である。しかも、その一方で、IC化したくととも個数
が少ないために、プリント基板上で実現している電子シ
ステムが数限りなく存在するのである。
[発明の目的コ 本発明は、このような従来のLSI システム実現手法
の行きづまり、つまり、IC化したいが資金、時間の条
件のため実質的に不可能になってしまうという状況に鑑
みなされたものでシステム設計者、回路設計者がフィー
ルドにて瞬時に自分の所望するLSI レベルの回路を
Ic化するための手法、及びその土台となり実現の基板
となる1チツプ集積回路を提供する事を目的とする。
又、本発明は、高動作速度、高歩留りの接続が電気的プ
ログラマブル可能な集積回路を提供する事を目的とする
[発明の概要] 本発明の半導体集積回路においては、基板自体に論理機
能を有する複数の回路ブロックが作り込まれる。後述す
る好ましい実施例においては1つのチップ上に274個
もの回路ブロックが作り込まれる。これは81基板に集
積回路を形成する様な通常の方法(専用IC又は配線部
のゲートアレイ)によって達成されるものである。前記
複数の回路ブロックからなる回路ブロック領域は後述す
る4インプツトNANDゲート、インバータ、8ビツト
レジスタ等の論理機能素子の集合から構成される。論理
機能素子はインバータ、AND 、 01lSIIAN
D等基本ゲートの同種又は異種の組み合わせにより構成
されるものである。例撫ばフリップフロップ、シフトレ
ジスタ、カウンタ、ALtl 、さらにはCPII等の
論理回路も基本ゲートの組み合わせにより実現し得る論
理機能素子である。勿論、回路ブロックはこの他に単一
の基本ゲートを含んでいてもよい。
この様に本発明では論理機能素子は専用ICやゲートア
レイの手法により構成されPLAと異なり不用な配線部
分は予め除去され高速の素子が準備される。そして各回
路ブロックは夫々信号の入力部及び信号の出力部を有し
ている。そして回路ブロックは1個以上の論理機能素子
を含む領域であり、信号の入出力が相互に行なわれる領
域は夫々複数の回路ブロックを構成する。回路ブロック
領域に隣接して前記基板上に配線領域が形成されている
これは例えば絶縁膜を介した多層配線技術によって達成
されるものである。かかる配線領域には、前記各回路ブ
ロックの信号入力部に接続された信号入力用配線群、及
び各回路ブロックの信号出力部に接続された前記信号入
力用配線群と交わる信号出力用配線群から構成されてい
る。そして、前記各回路ブロックの入出力部は、その回
路プロ・ツクに隣接する配線領域において前記信号入力
部は前記信号入力用配線に、前記信号出力部は前記信号
出力用配線に接続される。例えば回路プロ・ツクの配列
方向に平行に配設された配線群に対しては、T字を構成
する如く接続される。前記信号入力用配線群と前記信号
出力用配線群との各交点にはスイッチ素子が設けられて
いる。そして、前記各スイッチ素子のON、 OFF状
態が制御されることにより前記回路ブロック間の信号の
入出力関係が決定され集積回路が構築されるものとなっ
ている。
尚、本発明において論理機能とは、通常用いられている
様にある入力に対して出力のノでターン例えば、“1”
又は“0”が一義的に決定される関係を指すものがこれ
に含まれる。フリップフロップ、シフトレジスタ、カウ
ンタ、ALtl 、さらにはCPUといった組み合わせ
回路、順序回路と呼ばれるものもこれに含まれる。
(以下余白) [発明の効果] 本発明半導体集積回路は、そのハードウェアが製造され
たあとに、所望する論理機能が決定される。すなわち、
論理設計者は、完成された(商品として手に入る)当事
導体集積回路の内部に組み込まれたSSIやMSI規模
の機能回路ブロックの相互配線を、スイッチ素子のON
、 OFFをソフトウェア的に書込み指定することによ
り決定できる。つまり、この書込みに要する時間待ちだ
けで、いわば即座に所望の論理機能を半導体チップ上に
実現する事ができる。論理機能を変更したければスイッ
チ素子のON、 OFF状態を変更して結線状態を変え
てやればよい。スイッチ素子が書替え可能であれば、同
一チップ上で、即座に変更できるし、たとえ書替え不能
な夕、イブでも、もう1つチップを用意すれば即座に所
望の機能を有するチップが実現できることに変わりはな
い。
以上のように本発明によれば所望の論理機能を有する半
導体集積回路を瞬時に実現することができる。搭載され
るSSI、MSI規模の機能回路ブロックは後述の実施
例に示すように100個以上にすることができ、ゲート
数にしてIOkゲート以上のものを用意することができ
る。これは現在カスタムLSIセミカスタムLSI (
ゲートアレイ)として製造の対象となっている集積回路
の規模に匹敵する。
しかも所望のチップを得るための待ち時間は、桁違いに
短かい。すなわち、半導体集積回路の開発時間を極めて
短縮することが可能となる。
又、本発明半導体集積回路は、そのハードウェアは大量
生産するが、その機能はソフトウェア的に決定できるた
め唯1個のチップを作ることも可能である、従来の方法
によっていては、半導体集積回路は大量生産することに
よりのみコスト的に実現可能であったが、本発明により
、少量多品種の極限を追求することが可能となる。
従って本発明半導体集積回路を用いれば、論理システム
の開発スピードが極めて速くなるし、考えうる論理シス
テムをほとんど全てIC化することが可能となり、電子
システムの一品生産に貢献し、来るべき高度情報化社会
の構成機器の製造を容易ならしめる。
マイクロコンピュータチップがソフトウェア的に所望論
理動作を実現するのに対し、本発明半導体回路は、結線
情報を書込む時点では、ソフトウェア的に論理機能を決
定するが、決定されたあとは、ハードウェアで所望論理
動作を行なうというのがその特長である。そのため動作
スピードは基本的にマイクロコンピュータチップより速
い、すなわち、本発明半導体回路はマイクロコンピュー
タチップのようにソフトウェア的に論理機能を決定でき
る特長を有しつつ、動作時には、ハードウェア的に論理
動作を行なえるという、全く新しい概念のIcである。
このことにより従来の電子システム開発手法を一変する
のであり、その改善に果す役割は極めて大きい。
本発明によれば、回路ブロックの入出力部間の信号入出
力が電気的にプログラム可能な半導体集積回路が最小の
スイッチ数及び最短の配線長でかつ1チツプで実現し得
る。
即ち本発明によれば、第1に、安価で高密度に実装され
た、回路ブロック間の入出力関係が電気的にプログラム
可能な集積回路チップを提供し得る。第2に、高動作速
度の回路ブロック間の入出力関係が電気的にプログラム
可能な半導体集積回路チップを提供する事ができる。本
発明の代表的な例では、1280000個又は、+82
8[10個のスイッチ素子を1チツプ上に有する。勿論
全てのスイッチ素子が使用されるわけではないが、広大
なフィールドを用いて回路ブロック間の入出力関係を電
気的にプログラムするタイプではスイッチ素子の抵抗及
び配線の浮遊容量により生ずる信号伝達の遅延は多数の
回路ブロックから半導体集積回路を組み上げるには重大
な問題である。本発明によれば基本的に1つのスイッチ
で、代表的な例では配線マトリクスの1辺の長さを!と
すれば2.51で駆動し得る。従ってこの両者により本
発明によれば高速化が達成され、既存のカスタムIC,
セミカスタムICにスピードの上でも対抗し得る。第3
に、上記の様に膨大なスイッチ素子数が半減するという
事は製品の歩留りの上でも大きく貢献すると共に、高集
積化の上でも効果大である。即ちスイッチ素子の形成は
配線幅に更に余裕を見込まねばならない。この様にスイ
ッチ素子が最小で済むという事は高集積化に有効である
[発明の実施例] 次に、本発明を実施例に従って詳細に説明する。
第2図(a)は本発明半導体集積回路チップの一実施例
の構成を示すものである。11は25[10μX 80
00μの大きさを有しており、SSI又はMSI規模の
機能回路ブロックが組込まれている領域である。1つの
機能回路ブロックは約50ゲート相当のものである。各
ブロックからは出力信号線平均4本、入力信号線平均8
本がスイッチマトリックス領域12に向けて出ている。
領域12の大きさは5600μ×8000μでスイッチ
数は1600X 11GG = L 28M個である。
ブロックの総数は274である。従って、10にゲート
レベル以上の論理機能を潜在的に育している。
又、右方にはY−デコーダ13.上方にはX−デコーダ
+4.が形成され周囲には幅200μの170バツフア
・電源線領域15.幅100μのパッド領域16゜幅1
00μのスクライブ領域17が設けられ、全体は101
0mmX1Oの大きさのSiチップに形成されている。
ブロックの構成は次のようになっている。■4インプッ
トNANDゲートを2つもつブロックが15個、■2イ
ンプットNANDゲートを4つもつブロックカ月4個、
■8インプットNANDゲートを1つもつブロックが1
個、■4つのインバータをもつブロックが100個、■
8ビットレジスタのブロックが19個、■2つのDタイ
プフリップフロップをもつブロックが19個、■4イン
プットのANDゲートを2つもつブロックが17個。
■2対1データセレクタを4つもつブロックが13個、
■4ビットバイナリカウンタを2つもつブロックが11
個、 @l 2−4ラインデコーダを2つもつブロック
が7個、Q  a−gラインデコーダをもつブロックが
3個、(I)4−+セレクタを2つもつブロックが5個
、08刊セレクタを2つもつブロックが4個、08ビッ
ト直列人カー並列出力シフトレジスタをもつブロックが
3個、08ビット並列入カー直列出力シフトレジスタを
もつブロックが3個、08ビット直列入カー直列出力シ
フトレジスタをもつブロックが2個。
0単安定マルチバイブレータを2つもつブロックが4個
、02インプツトORゲートを4つもつブロックが4個
、02インプツトNORゲートを4つもつブロックが3
個、  @ AND−ORインバータを2つもつブロッ
クが3個、064ビットRAMのブロックが3個、02
インプツトεXCLUS IVE−ORゲートを4つも
つブロックが2個。
04ビツトコンパレータのブロックが3個。
@J−にフリップフロップを2つもつブロックが4個、
09ビツトの偶/奇パリティジェネレータ/チエッカの
ブロックが3個、04ビツトバイナリ全加算器のブロッ
クが2個、02インプツトマルチプレクサを4つもつブ
ロックが5個。
03−Rラッチを4つもつブロックが2個、OALυの
ブロックが1個、08ビツトアドレサブルラツチのブロ
ックが1個、0ルツクアヘツドキヤリジエネレータのブ
ロックが1個という構成である。以上、■〜0の多数個
又は1個のCMOS構成の論理機能素子がCMOS構成
の論理回路ブロックを構成し、これらは領域11に設け
られている。
以下の、数値の計算では200ブロツクとして計算され
ている。
各ブロックの入力線数、出力線数は、ブロックの論理機
能によって異なるが、平均的ケースの場合に入力8本、
出力4本という構成である、例えば、2インプツトNA
NDを4つもつブロックはこれに対応している。こうし
た代表的ブロックの入力、出力線のブロック外への出て
いき方は具体的には第2図(b)に示すようになってい
る。すなわち、MSI機能回路ブロック18の大きさは
、2500μ横×4Gμ縦であり、間口である40μか
ら入力19、出力線20が出ている。入力線2ライン、
出力線1ラインを1つのユニット21とし、4ユニツト
から入力/出力が構成されている。第2図(e)は第2
図(i)で破線で囲まれた領域を拡大した図である。1
点鎖線で囲まれた領域はDタイプフリップフロップ22
を2個持つ回路ブロックを示す。図では1つの回路ブロ
ックを示すが、勿論上下にも詰め込まれている。この様
にブロック内の同種の論理機能素子は空間的に規則的に
配置し得る。110バツフア・電源線領域と機能回路ブ
ロック領域の間には同期クロック又はシステムクロック
として用いられるクロック信号ライン領域が設けられて
クロック信号ライン23が走る。クロック信号ライン領
域I10バッファ・電源線領域に含めてみなすこともで
きる。何れにしても両領域は2[10μの幅に収められ
る。24m 、 24bは夫々制御信号用のパッドに接
続された出力パッドに接続された出力バッファ及び入力
バッファである。又、25はDタイプフリップフロップ
の出力に接続されたシステムクロック23によって動作
するC2MO3からなるバッファである。以下のブロッ
クの出力部にも全てこれが設けられている。第3図は、
これら入力、出力線が第2図(1)の12で示されるス
イッチマトリックス部分でどのように配線されているか
を示す図であリ、入力線は横方向にのびており、出力線
は基本的には縦方向に走っており、回路ブロックとつな
がるために、必要部分で横方向に走り、縦方向に走るラ
インと丁字形に接続している。横方向に走る入力線群3
4と縦方向に走る出力線群35の交点にはON状態又は
OFF状態を持つ得るスイッチが配され、このスイッチ
がONの時交叉する入力線と出力線が電気的に接続され
、OFFの時は電気的に絶縁されるようになっている。
第3図で、スイッチ31だけがONとなっていれば、3
2の出力信号は、スイッチ31を通して、33の入力線
へと伝達される。2つの回路ブロック間の信号の入出力
は配線マトリックスを介してのみ行なわれる。このよう
にONとすべき信号のスイッチを選択することにより、
任意の出力線を任意の入力線に電気的に接続できる。
第4図は、スイッチ部のレイアウト図である。スイッチ
はフローティングゲートとコントロールゲートを有する
MOS型FETを使用している。41は1つのユニット
を示し、2人力+1出力の構成で2スイツチが含まれて
いる。大きさはlOμ×7μである。42は出力線で4
3の出力線に接続されている。
ゲート(I N Po17 Si)、 46はコントロ
ールライン(Yデコーダ、  2 nd Po17 S
i)、 47はコントロールライン(Xデコーダ、  
3 rd Po17 Si)、48は拡散層。
タクトホールである。42.44は前記Po17 Si
層上に形成された1stAIであり43は2ndAIで
あり50bは50m上にまで延在されて42と43とが
直接接続されるでも構わない。又、42は43とのみコ
ンタクトホール50g位置で接続されて良い。右下のス
ケールは1μmを示す。第5図は、このFETの断面図
を模式的に示したものである。51はP型Si基板に形
成されたn+ソース、52はn+ドレインであり53は
フローティングゲートである。54は第1コントロール
ゲートである。これらのゲートはそれぞれ第1層、第2
層、第3層のポリシリコンにより形成される。56はト
ンネル酸化膜であり厚さ約100へのS 5i02膜で
ある。各々のゲートは5i02により分離されている。
57は基板であり、フローティングゲート53の電位に
よりその 5102膜近くのチャンネルを流れる電流が
制御される。
第6図は、第5図をさらに簡略化した図であり、第1コ
ントロールゲート64とフローティングゲート63の間
にCaなる容量、第2コントロールゲート65とフロー
ティングゲート63の間にcbなる容量、そしてフロー
ティングゲート63と基板67の間にCcなる容量があ
ることを示す図である。通常はCaCb Ca+Cb中
Ccなる関係にあるが必らずしもこの条件が成立する必
要はない。この図を使ってこのFETスイッチの動作例
を次に説明する。
いま、第1コントロールゲート54.64および第2コ
ントロールゲート55.65を20.基板57.61を
oVに設定する。Ca、 Cb、 Ccの容量関係によ
りフローティングゲート53.63の電位は約10  
となる。
フローティング53と基板57は100への 5i02
膜を介して近接しているので、両者の間に10  の電
位差があることで、この S 102膜Uにトンネル電
流が流れる。すなわち、基板57からフローティングゲ
ート53に電子が注入される。このあと第1コントロー
ルゲート54と第2コントロール55の両方又はどちら
か一方が20.又はOになっても注入された電子のため
にフローティングゲートはマイナスに帯電し、FETの
閾値電圧VTI+が約10vとなってFETはOFF状
態を接続する。つまり、基板電位が01であれば第1.
第2コントロールゲートの電位にかかわらず、FETは
OFFである。このことはFETスイッチに’OFF’
書き込みが行なわれた事を意味する。また第1.第2コ
ントロールゲートの少なくともどちらか一方が0 であ
ればトンネル電流は流れず、FETスイッチの状態が反
転することはない。次に’ ON’書き込みのための動
作を説明する。第1コントロールゲート54.64及び
第イッチマトリックス領域12はPN接合分離でアイソ
レーションが達成され得る。又、絶縁基板上に成長され
たSi層の様なSO8基板であれば両者の境界領域をエ
アアイソレーション或いは、境界に絶縁膜を埋込んで絶
縁分離して11.12共P基板として使用し得る。上記
20’の設定によりフローティングゲートの電位はCm
、 Cb、 Ccの容量関係により、約10’となり 
5102膜Uにトンネル電流が流れフローティングゲー
トから基板へ向けて電子が放出される。第1コントロー
ルゲート54と第2コントロールゲート55の両方又は
どちらか一方が20  、又はOvになっても放出され
た電子のためにフローティングゲートはプラスに帯電し
FETのVTHが約−107となってFETはON状態
を接続する。また第1、第2コントロールのゲートの少
なくともどちらか一方が20vであればトンネル電流は
流れずFETスイッチの状態が反転すればことはない。
′ON′時にコントロールゲート54.64.55.6
5を不電位にして基板を0 のままとしても等価である
こうして′ON′又は’OFF’状態を書き込んだあと
基板を0 としておき、第1コントロールゲート電位V
cG  第2コントロールゲート電位vCG2を例えば
lOマを越えない値に設定しておけば、FETスイッチ
が’ON” OFF’状態をそこなう恐れはない。
このためには、VCG  = VCG、、 =Oでもよ
い。
VCG  = VCG2=回路の電源電圧(〜5 )に
おいてもよい。この場合はフローティングゲートの電位
が引き上げられFETスイッチのON状態での抵抗値は
vcc  = vcc2=o’の場合に比べて十分小さ
くできるので、後述するスイッチ部の抵抗による信号伝
搬遅延を小さくすることができる。
この実施例ではフローティングゲート下のトンネルox
ideがソースからドレインの全面にわたって形成され
ている場合を述べたが第7図(a) (b)(c) (
d)のように一部分だけが薄くなっていてもよい。この
場合チップのYieldが向上する。又、第8図のよう
にソースからドレインにつながる一部のみが薄いトンネ
ルowideとなっていてもよい。
このようにトンネルoxide部の面積を小さ(するこ
とは、単に薄膜形成のYieldを向上させるだけでな
く、基板とフローティングゲートとの容量結合を小さく
し、それだけコントロールゲートとフローティングゲー
トの容量結合を相対的に大きくする結果となり、FET
スイッチセルのW「自e/e口Ie特性を向上させる。
入力線と出力線がこのFETスイッチとどのように接続
されるかを示したのが第9図である。91゜92はFE
Tのソース、ドレイン、93はフローティングゲート、
94は第1コントロールゲートで95のコントロールラ
インを通じて第2図(al の13で示されるYデコー
ダに接続されている。96は第2コントロールゲートで
97のコントロールラインを通じて第1図の14で示さ
れるXデコーダに接続されている。機能回路ブロックの
入力線98は91に、出力線99は92に接続されてい
る。
以上の例において、機能回路ブロックの構成を限定して
きたが、一般にはこれは任意の構成をとることができる
。全体として、どのような種類の論理機能をもたすこと
を目的とするかで、構成機能回路ブロックの内容は異な
る。ある場合は、メモリが多い方がよいし、またある場
合はALUが多い方が使い易いといった具合である。た
だ、搭載できる機能回路ブロックの総論環ゲート数と、
総入力線数、出力線数には制限がある。半導体集積回路
製作の際のレイアウトルールとして1μルールを採用し
、チップサイズを10=×10mとすると、総論環ゲー
ト数10000.50ゲート規模のMSIが機能回路ブ
ロックを構成するとし、前述の例のように1つのブロッ
クの入力線数を8.出力線数を4とすると、総入力線数
は、+600.総出力線数は800本となり(200ブ
ロツク換算)、これらの入出力線のあらゆる接続を可能
とするためのスイッチマトリックス中には160Qx 
800 = 1280[100個のFETスイッチが必
要となり第1図で示すようにスイチマトリクスの寸法は
5.5mmX8mmとなり一方機能回路ブロック群の占
める面積は2.5mmX8mmとすればよいことが経験
的に確かめられた。Xデコーダ部の寸法は5.6■X1
mm、Yデコーダ部の寸法は、0.9wX8mmであり
その外側に幅200μのI10バッファ回路及び電源線
領域15がありさらに外側に幅100μのパッド領域1
6最外周部には幅100μのスクライブ領域17を置く
ことにより、本発明の一実施例レイアウトが完成する。
いかなる出力線も、いかなる入力線に接続できるように
するためには上記例では、1280000個のスイッチ
を必要とした。この様子を模式的に第10図に示す。○
印はスイッチを示す。
以上の例では異種の機能回路ブロックがチップ上にレイ
アウトされた。これに対し条11図(a) は分割ブロ
ック方式と呼ぶべきものを示す。即ち全体としての機能
回路ブロックの種類、数は第2図(a)で説明した構成
のまま領域11に配置されていりNAND、 INVE
RTER,L、ジスタ、Dタイプフリップフロップ、A
ND、データセレクタ、カウンタ、ラインデコーダ等の
■〜0の論理機能回路ブロックは領域11を8つの回路
ブロック領域に分け、これらに均等に分散配置した。ブ
ロック分割は次の様に行なわれた。即ち、4インプツト
NANDゲート、インバータ、8ビツトレジスタ等論理
機能単位(LOGICFtlNCTION)を構成して
いる論理機能素子をそのブロック数が多いものから順に
第1〜第8ブロツクの方向に分割されて行った。そして
分配は論理機能回路ブロック数の多いものから3ブロツ
ク目毎に行なわれた。例えばブロックを19個を有する
ものは、第1ブロツクから始まるとすると第1ブロツク
、第4ブロツク、第7ブロツク、第2ブロツク、第5ブ
ロツク・・・の順である。各分割ブロック内では、その
分割ブロックに付設されるスイッチマトリックスを用い
て種々の論理機能素子が組み合わされ回路が組まれる。
勿論、不足している論理機能素子は他のブロックから持
って来るが、その数は論理機能素子の種類毎に回路ブロ
ックを構成した場合に比べて遥かに少なくて済む。
即ち、任意の機能素子の入力部、出力部に対して他の全
機能素子の出力部、入力部との全交点にスイッチを設け
た、従前の方式に比べてスイッチ数は大幅に減少する。
分割ブロックにより形成された小回路乃至中目路間は第
11図(1) 112 、113 。
114のスイッチマトリックス領域で接続されてチップ
上に所望の回路が実現される。出力線は同じ分割ブロッ
クの入力線と接続する必要はないから分割ブロック相互
間の結線を可能とするための114スイツチマトリツク
ス数は(7X In) X (8X 5)個となる。結
局分割ブロック内部のスイッチマトリックスを含め必要
な総スイッチ数は ((100+IO) X (200+5l−10X 5
1 X 8+ 1(8−1) X 101X (8X 
5) = +82800個となる。スイッチこ個数は第
1の実施例の1280000個に比べl/7にすること
ができる。
第1I図(b)は第1I図(a)の1つのMSISロブ
ク111!部分を示したものである。1つの破線領域に
はIN OUT端子夫々1つのみを示した。破線領域に
よって論理機能素子の種類が異なっている。1llaで
示す回路ブロックは、破線領域内、破線領域間で付設し
たスイッチ、マトリックスで結線される。
かくして本実施例によれば、論理機能を有する複数の回
路ブロックに対して同一の論理機能素子が振り分けられ
て回路ブロック内が異種の論理機能素子の集合によって
構成され各回路ブロックに第1のスイッチマトリックス
を付設し、各回路ブロックに亘って第2のスイッチマト
リクスを付設する事により最小のスイッチ数で電気的に
プログラム可能な半導体集積回路が得られ、高速化、高
歩留りに寄与する。又、配線長が最短になる事も高速化
に寄与する。即ち、ブロック間接続に要するスイッチ数
3という増大はこれによって吸収し得る。最小2つのス
イッチ素子を要する技術にこれを適用した場合にはさら
に多くの即ち6つのスイッチが要求される。しかし全体
としてのスイッチ数の削減は達成されるであろう。尚、
第11図(b)において、破線で区割した領域の夫々は
付設したスイッチマトリックスから見れば回路ブロック
である。しかし、フィールド114のスイッチマトリッ
クスから見れば全体として回路ブロックである。
分割方式は、■、■、■〜■のみに施してもよい。
この場合、分配は8ブロツクとすれば、第1ブロツク第
2ブロツク・・・の順に為される。
ところで後述するうように、機能回路ブロック間の信号
伝達遅延時間は、信号ラインの容量及びスイッチのON
抵抗が大きい程遅くなる。遅延時間を小さくするには、
FETスイッチの抵抗を小さくしなくてはならない。1
78分割の例では、分割ブロックの外に出る信号は機能
回路ブロックから出たあと、112の部分のスイッチ、
114の部分のスイッチ、+13の部分のスイッチと計
3個のスイッチを通過する。第1の実施例や本例の分割
ブロック内部だけの結線例では通過スイッチ数が1であ
るのに比べて個数が多く、これを打開するためには、1
12 、113 、114の部分のスイッチのON抵抗
を下げてやればよい。具体的には、例えば、これらのF
ETスイッチのゲート幅を3倍にしてやれば、ON抵抗
は1/3となり3個通過しても第1の実施例と同程度の
ON抵抗の影響におさえることができる。
第11図の100 X200のスイッチマトリクスは分
割ブロック内の結線に用いられる。この領域自体は密で
ある。従って領域112 、113及び114のスイッ
チの普通時のコンダクタンスは10[I X200の領
域のそれに比べて大とするのがこの方法の場合−船釣で
ある。例えば上記チャネル幅を3倍とする。そして、こ
の様にすれば分割ブロック内、分割ブロック間の信号伝
達遅延の差が小となり、つり合いが取り得る。
以上の実施例により、機能回路ブロック相互間の結線を
いかに行なうかが説明された。次に、このチップが1つ
のLSIとして動作するために必要なのは、いかにして
チップ外部との信号の受は渡しを行なうかである。それ
には、外部との接点であるパッド群を1つの機能回路ブ
ロックとみなして、信号の入出力を行なえばよい、第1
2図にそのための構成例を示す。一般の出力線と同様に
入力線は横方向に走り(例えば121 、122 ) 
、出力線は縦方向に走る(例えば123 、124 >
。入力線は図示される様に回路ブロック11に一端が接
続されない。即ちパッドへの入力線は専用に付加された
ものである。パッドへの入力線は内部のMSI/SSI
機能回路ブロック群11からの出力線とのすべての交叉
点でスイッチ125a、 125b等を介して接続され
ている。ただしパッドからの出力線、例えば123とパ
ッドへの入力線、例えば122との交叉点、例えば12
6にはスイッチは存在しない。これはパッド同志の間で
直接入出力動作を行なう必要がないためである。もし特
別の要請でそのような動作を必要とするならその交叉点
つまり、例えば126にFETスイッチを設けてやれば
よい。
一方、本実施例でパッドは入力用、出力用どちらにも使
うことができる。例えば、パッド127へチップの外部
から信号を入力した場合は、入力、(ッファ128を通
してパッドからの出力線123へ信号が出ていく。又、
パッド127からチップの外部へ信号を出力したい時は
パッド+27−の入力線121から出力バッファ129
→パツド127を通して信号は外部へ出ていく。これは
1つのパッドが信号の入出方何れにも使える事を意味す
る。このようにパッドは入力用にも出力用にも使えるよ
うになっているが、どちらかに決定してよいなら、一方
の機能を削除することで、構成を簡単化し、スイッチ数
を節約してもよい。例えば、図中127で示されるパッ
ドの入力線+21に接続されるスイッチ、バッファ12
9が削除される。
さて、出力専用のパッドは特別な目的のために使えるこ
とを例として示しておきたい。第13図i)は、そのた
めの説明図である。1301は機能回路ブロック群であ
る。FETスイッチ1302をONとすると出力信号B
 (+303)が出力バッファ1304を通してパッド
1305に伝えられてここをモニタすれば出力信号波形
を測定できる。また、FETスイッチ1306をONと
すれば出力信号C(+307)が出力バッファ1308
を通してパッド1309に伝えられる。これを外部に取
り出せば、信号Cのモニタができる。パッドにつながる
1302.1306のようなFETスイッチはON、 
OFF制御が外部から行なえるので、実際に機能回路ブ
ロック1301とそれに連なるスイッチ群131[1を
動作させながら、任意の回路Modeを1311のスイ
ッチ群により選択しながらモニタできる。ちょうどボー
ド回路において、ボード上のIcのビンにオシロスコー
プ又はロジックアナライザのプローブを当ててその電位
の値及び時間変化を観測することと同じ事をIC内部の
回路中のModeに対して実行することができる。もし
論理動作上問題があり、機能回路ブロック間の結線変更
したければ、+310のスイッチ群の状態を書き換えて
、これを行ない、再び1311のスイッチ群のスイッチ
を選択的にONとして任意Modeの波形観測が行なえ
る。これはチップ自身が実際のシステム環境で動作状態
で行なえる。つまり実機テスト、および論理デバッグが
行なえる。これらの点が本発明の回路の本領の一つであ
る。
なお、論理レベルのモニタだけでなく、実際の例えば、
13+2ライン上の信号波形の詳細を知りたいのであれ
ば、Ill[14や1308の出力バッファとしては、
FETのソースフォロワ形式でパッドに信号を出してや
るのがよい。高入力インピーダンス、低出力インピーダ
ンス回路だからである。もし実際のライン上の信号波形
が整形されてモニタするのでもよく、例えば、論理レベ
ルのモニタを行なえればよいのなら、出力バッファとし
て2段インバータ回路のようなものを用いてもよい。第
13図(b)(C)は第13図(a)の細部を示す。第
13図(b)はソースフォロア形式を示し、第13図(
C)は2段インバータの場合を示す。第13図(C)は
偶数のインバータ段であれば反転がない事を示す。第1
2図や第13図において用意できるパッドの数に特に原
理的な制限はない。あるとすれば、チップ上に空間的に
どのくらいパッドが置けるかという事だけである。第2
図(a)のようなチップレイアウトの場合、パッドの大
きさを100μ×100μ、パッド間隔を100μとす
ると、空間的には400個程度のパッド配置が可能であ
る。デコーダ系、電源系、クロック等、共通信号系用の
パッドを差し引いても、300個程度のパッドを信号の
入出力用に割当てられる。実際にはチップのパッケージ
技術の制限で、バット数はリミットされる。実施例にお
いては、信号入出力用パッド200個、信号モニタ用パ
ッド16個とした。
半導体集積回路の性能として重要なものに、動作速度が
ある。本発明半導体集積回路の場合、各機能回路ブロッ
ク内部のマスク レイアウトは、極めて高密度に実現さ
れその動作速度は、最も高速のICとされるカスタムI
C並みの性能を実現できる。動作速度の面から、設計上
留意すべきは、信号がスイッチマトリクスを経由して伝
達される、各機能回路ブロック相互間の信号伝達遅延で
ある。
各機能回路ブロックから出て又機能回路ブロックへ入る
場合の信号伝達遅延の機構は、第14図のように考える
ことができる。1401は信号を出力する機能回路ブロ
ックであり+402は出力するためのCMOS構成のバ
ッファである。1403は出力線の縦方向の出力線14
04に接続される横方向に走る部分である。1405.
 1406はスイッチ素子部を示すもので、1405は
、そのスイッチ動作を示し、1406はその内部抵抗R
を示す。1407は信号が入るべき機能回路ブロック+
408につながる入力線である。C1゜C2,C3は各
々!403.1404.14[17と接地線トノ間に存
在する容量である。この容量は2種類あり、その1つは
配線のラインと接地間の浮遊容量であり、もう1つは配
線上に接続されている。FETスイッチのソース又はド
レイン電極と基板(接地)間にある接合容量である。配
線幅1μとした時の浮遊容量は100fF/mmと概略
見積れる。また、接合容量の方はスイッチ1個当り3F
Eと概略見積れる。第2図(1)のようなレイアウトを
考えると、配線1403の平均配線長は5.6 wa/
 2 =2.6 mmであり、配線1404の長さは8
mm、配線1407の長さは5.6mmである。配線1
404につながれているFETスイッチの数は1600
個であり、配線1407につながるFETスイッチ数は
800個である。、これより各容量の見積りを行なうと
、 C、= 2.6 m X 100IP/mm O,26
PFC2= 8 rms X 100fF/nm +l
fi[lo X 3 FF= 5.6 PFCa = 
5.6 wa X IO[11F/+111+800x
 3 FF= 2.96 PFとなる。
さて、出力信号がLowから)IighからLOWへ変
化する場合、信号レベルの遷移中は1402のドライバ
は低電流源とみなすことができる。これはFETの1M
特性が飽和特性をもつことから言えるわけである。Fa
n−out =Nの場合の等価回路を示すと第15図の
ように考えることができる。但し1408の入力容量は
C3に比べ十分小さいので無視して考える。解析上必要
ならC3に含めて考えればよい。
151はIの定電流源、152は機能回路ブロック14
08の入力端を示し、■はその電圧である。初期値とし
て、I=io、V=0を考え、時刻t=oでI=0から
1=10とステップ状に変化する場合を考える。■の時
間変化をラプラス変換法によって解析すると 1 (S)は5tep関数のプラズマ変換だから1 (
S) = +t。
であり プラズマ逆変換をすると を得る。ここで第2図(為)のようなレイアウトを考え
た時の具体数値 Co = C+ + C2= 5.86pF中6PFC
3= 2.96PF=: 3 PF を考え第1O図に示すレイアウトをもつFETスイッチ
のオン抵抗をR=1にΩと見積れば、N=3のとき +−−−二重−1)  ■ 1.2XIO と表現できる。ただしtの単位は秒、IOの単位は[A
) 、 V C+1 (7)単位it[V]’t’ある
ところで現在行なわれているMSIやSSI レベルの
ICをプリント板上に搭載して、論理システムを作りあ
げる技術は、本発明半導体回路チップによって置換えが
実現できるが、その際その有効性を論理回路の動作の点
で維持するためには、動作スピードは少なくとも同等で
あることが必須条件である。各MSI、SSIのレベル
(本発明回路の場合機能回路ブロック)の動作速度(演
算速度)は同種のロジックファミリで比較(例えば、C
MOS同志で比較)すればほぼ両者とも同じである。問
題となるのは、プリント板の場合の布線遅延と本発明半
導体集積回路の場合のスイッチマトリックス部の通過時
間の比較である。通常、高速ロジ・ツクとして知られる
ショットキHLロジックと本発明回路を比較すると、布
線遅延はTTLの場合21sec程度以下を考えること
ができるので、本発明回路の場合も、平均として、スイ
ッチマトリックス部における遅延時間を2Hecとする
のが妥当と考えられる。
Fxn−oat数は通常LSI中で3と考えるのが標準
であるので遅延時間解析するのに、■式を用いればよい
。第14図の電源電圧VDD=5Vを考え、l(igh
レベル、Lowレベルの閾値を25Vと考えると■式%
式%) Vであることが条件となる。■式よりそのための条件は io≧37(m^) である。これより1402のようなバッファに用いられ
るFETのON時の飽和電流は37mA以上でなくては
ならないことがわかる。このために用いられる1402
のようなバッファはドライバと呼称できるものでなくて
はならない。通常の論理ゲート程度のドライブ能力では
、不可能である。即ち、論理機能回路ブロック内に形成
された回路構成用の論理機能単位に用いられるFET 
(電解効果 トランジスタ)よりゲート幅を大きくした
即ち、ドライブ能力の大きいFETを用いる必要がある
。ゲート長1μ、ゲート幅lOμのFET ドレイン飽
和電流1〜5rtrA程度であるから、37mA以上の
ドライブ能力を得るためには、ゲート幅74〜370μ
以上にする必要があることがわかる。第1の実施例で、
第2図(a)のレイアウトを採用した時、各機能回路ブ
ロックの出力バッフ7部のFETのゲート幅を100μ
としたら、平均負荷条件(Fan−oat・3等)で次
段への信号伝送遅延時間を2n+ec以下にすることが
可能であった。また各機能回路ブロックの間口は40μ
でありそこに、平均4個の出力バッファを用意する必要
があるわけで、そこにゲート幅74〜370μ以上のF
ETを実現するためには、ゲート幅の方向は、出力線の
出ていく方向でなくてはならない。その様子を第16図
に示す。161は機能回路ブロック、162は出力バッ
ファの負荷FET (It−チャネルMOS)のドレイ
ンで電源VDDが接続されている。163は出力バッフ
ァの負荷FETのソース及びドライバFET(n−チャ
ネルMO3)のドレインでここから出力信号が取り出さ
れる。164は出力バッファのドライバFETのソース
で接地ラインに接続されている。
165は出力ラインで出力バッファを構成するFETの
ゲート幅方向に取り出されていることを示している。
消費電力も集積回路を評価するパラメータとして重要で
ある。本発明集積回路の場合、その使用方法にもよるが
、すべての機能回路ブロックを使用することは少ない。
通常は、使用されていないブロックが存在し、このブロ
ックの消費電力をおさえる事が低消費電力化のために重
要である。基本ロジックにCMO8を採用すれば、ロジ
ックが、論理レベルの遷移時にのみ電力を消費すること
を考えると、使用されないブロックの消費電力をおさえ
る事が可能である。この場合、使用しない全論理ゲート
の入力の論理レベルをHighかLowに固定しておけ
ばよい。機能回路ブロックが、例えばシステムクロック
により動作するダイナミックシフトレジスタのような回
路ブロックや、02MO3のように外部からの同期クロ
ックや、システムクロック信号のようなりロック信号で
動作するタイプのものであれば、使用しない場合このク
ロック信号が伝わらないようにできるようにしておかな
ければならない。第17図は、その一方法を示すもので
ある。171 、172は機能回路ブロックであり、1
73 、174は各々のクロック信号ラインである。
175 、176は、第2図(8)スイッチマトリクス
中のFETスイッチと同様のFETスイッチで一方が1
73 、174 、他方がクロック信号源17?につな
がるクロック信号供給ライン178に接続されている。
クロック信号供給ライン178は第2図(a)のI10
バッファ・電源線領域15と回路ブロック領域11との
間に更に領域をとって設けられる。又、タック信号源は
第2図(a)の左上隅の矩形の領域に収められる。17
5 、176等のFETスイッチは通常ONとしクロッ
ク信号177が機能回路ブロック171゜172等に供
給されるようになっているが、もし使用しない機能回路
ブロックがある場合には、それに対応するFETスイッ
チをOFFとしておく。即ち、クロックは上記スイッチ
を設けなければ空ブロックに入力してしまう。こうする
ことにより、使用しない機能回路ブロック中の全論理ゲ
ートは、「静」状態となり、電力消費はほとんどない。
このとき、さらに縦方向に走る線179を用意し、これ
を電源(VDDI に接続するか接地し、使用しないブ
ロック又はゲートに入るクロック信号線との交点のスイ
ッチ(1710,1711)をONとし、そのクロック
信号線のレベルをHigh、 Lowどちらかに強制し
ておくとなおよい。機能回路ブロック中には、ALtl
のように、全体で1つ論理動作をするものもあるが、4
インプツトNANDゲートを2つもつブロックのように
いくつかの独立して動く論理ゲートもある。従って機能
回路ブロックの1部だけを使用することもあり、この場
合、論理ゲート単位でクロック信号供給制御用のFET
スイッチを設ける方が好ましい。
次に第18図は、使用しない入力ゲートの処置方法を説
明するためのものである。使い方によっては、論理ゲー
トの一部を使いたい場合がある。
例えば、4インプツトNANDゲートを2インプツトN
ANDゲートとして使いたい場合がある。4インプツト
NANDゲートの入力端子をA、B、C,Dとすると、
A、B端子だけを使って2インプツトNANDゲートと
して動作させたい場合があるわけである。
この場合は、C端子をHighレベル、D端子を旧gh
レベルに固定しておけばよい。第18図においては、縦
方向に走る出力線群+81と平行に、VDD電位ライン
(’High’  レベルとして使用) 182 、接
地電位ライン(″Low’レベルとして使用)183を
設は入力線との交叉点にFETスイッチ184を配し、
このスイッチの制御により、入力ラインに旧gh又はL
owレベルを固定的に与えることができるようにしおく
方法を示している。このように使用しない入力信号を必
ず、どちらかのレベル(上記例は旧ghLowの内部音
)に固定させておくことは、その論理ゲートがノイズに
よって誤動作したり、破壊されたりする危険を防止する
ためにも効果がある。
例えば、スイッチマトリクス領域12で使用しない入力
線に近接して平行に走る他の入力信号線の電位は結合容
量によって当該信号線ノイズを発生し得る。つまり’D
ONT CARE’ 端子もどちらかのレベルに固定し
ておいた方がよく、そのためにも第18図のような構成
が有効に働く。’DONT CARE’ とは使用しな
い入力端子を影響のない“1”か“0”に固定しておく
ことを言う。DONT CAREとよばれるのは8ビツ
トカウンタを4ビツトとして使う時のように“1”0“
どちらかでもよい場合を示す。何れにしてもクロック信
号が第17図の様にブロックの外側から定常的に供給さ
れるように設計されたタイプでは、第17図と第18図
に示した手段を併用する事が好ましい。もちろん に示した手段を併用する事が好ましい。もちろん使用し
ていない論理ゲートに対しても、第17図のような、ク
ロック信号を与えない手段と、入力ゲートもどちらかの
レベルに固定しておくことが好ましく。そのためにも第
18図の構成が役に立つ。
第19図は、可逆的スイッチ素子の例を示す。
191は出力線、192は入力線である。これらはFE
T素子193を介して接続されている。FET素子はエ
ンハンスメントモードタイプのMOSFETでそのゲー
トがHighの時’ ON’ 、 Lowの時’OFF
’となるものである。193に近接して1ビツトメモリ
194が置かれており、そのメモリ内容により、193
のゲート電位が決定されるようになっている。すなわち
、例えば、メモリ内容が1なら193のゲート電位が)
1ighとなり193のスイッチがONとなり、0なら
ゲート電位がLowとなり、スイッチがOFFとなるよ
うになっている。193にはMOSFETの例を示した
が基本的には、194のビットメモリの内容により1、
ON、 OFFが制御できるものであれば、同様の機能
を果すことができる。例えば接合型FETやショットキ
型FETでもよい。195の1ビツトメモリの内容は、
195のコントロールラインにより変えることができる
ようになっている。これらのスイッチは、電位伝送型で
ある。これらのスイッチは、信号は両方向性であり、出
力線から入力線へ信号を伝送できるのはもちろん必要が
あれば、入力線から出力線への信号伝送も可能である。
この両方向性の特性は後述するように、スイッチマトリ
クスに実際のチップ製造の時間層となる欠陥スイッチの
救済を可能ならしめるように本発明回路を構成するため
に役立つ。−力木発明回路の使用状態では平均F■−a
uL3とするとOIIしているスイッチに比べてOFF
 しているスイッチが多い。つまり書込み時間が長くな
る。これに対し、第20図に示す素子ははじめOFF状
態で書込み時にONとできる非可逆スイッチで、これを
本発明の配線マトリクスの交差部に用いれば書込み時間
を短くすることができる。
第20図はこの素子の断面図である。基本的には、ゲー
ト・ソース間電圧=0の状態でピンチオフしているMO
SFETにおいて、ゲートφソース間を短縮させた構造
となっている。201のp型基板上にnソース・ドレイ
ン間には酸化膜204を介してゲート電極205がある
。n+ソース上にはソース電極206が、又n+ドレイ
ン上には、ドレイン電極207がある。ゲート電極20
5とソース電極206とは、短絡用金属208により等
電位に保たれている。
ゲート電極205とドレイン電極207とは近接される
。今、ドレイン電極207にプラスVDボルト印加をあ
る電圧以上にするとドレイン・ソース間に電流が流れは
じめる。これが203が光電位になることで電位が20
2から201へ注入され、これは203に流れ込む状態
が生じこれがさらに増幅されるメカニズムで起こる。こ
の現象にともなって、さらにVDを上げてVDTにする
と、電極205と電極207が、おそらくは金属のエレ
クトロマイグレーション効果による移動により短絡する
。このあとVDをOvとしても物理的に205と207
が短絡しているので207と2[16間の抵抗が極めて
小さくなりスイッチとしてON状態にすることができる
。206 、 20?の2端子を信号入出力配線群の交
差部のスイッチに使うと最初は出力線と入力線がOFF
状態だが、端部に高電圧VDTを印加することにより、
出力線と入力線を短絡状態、つまり、ON状態にするこ
とができる。VDTの電圧を下げ、安定的に等スイッチ
をON状態にせしめる目的のためには、第21図のよう
な凸形電極構造を採用するとよい。第24図は、電極、
215はドレイン電極である。214 と215−の一
部は216と217の部分に凸部を持って互いに近接し
対向している。ドレイン・ソース間に電圧を印加すると
、この対向部2+8に電界集中が起こりこの部分に、エ
レクトロンマイグレーションが起こりやすくなり、短絡
が生じる。この凸部は、第21図では1ケ所だが、何ケ
所か設けて、対向部の数を増やしても同様の効果を期待
できる。
以上種々のスイッチ例を説明し、その利点について述べ
てきたが、本発明回路において、結線の変更が可能であ
ること、つまりは、スイッチの書換えが可能であること
は、その適用範囲を広げるものである。その意味で、以
下では第5図のFETスイッチを使用したチップにつき
話を進める。もちろん、第19図でも書換えは可能だが
、スイッチ部にメモリが必要なために、所要面積が大き
いので出力線数、入力線数を多くとれないこと、第19
図の193 FETの閾値に比べてかなり小さく、その
ため同し素子形状では、ON抵抗が、第5図FETより
かなり大きくなることから最も多くの応用範囲をもつの
は第5図FETを有する回路であるからこれを例に以下
の具体例を示すわけである。第22図に示すのは、欠陥
スイッチ素子があっても、スイッチマトリックスの動作
を保証するための救済方法の一例である。本発明回路の
スイッチ素子数は、+[10に−IM個以上におよび、
そのうち1個でも不良があるために、チップ全体が使用
不能になるのではチップの製造歩留りが極めて小さくな
り、チップの価格が高騰してしまう。第22図において
、2201m 、 2201bは機能回路ブo−7りで
ある。22028 、 2202bは入力線、2203
s 、 22(13bは出力線である。この4本及び両
者間のスイッチを除いて図面に示された配線及びスイッ
チは第10図の構成に本スイッチ救済の為に新たに付加
されたものである。今、スイッチに欠陥があった場合の
その救済方法を具体例で示す。22(131の出力信号
を2202bの入力線に接続したい場合通常は2211
41〜2204dのFETのスイッチをONとし、さら
に、2205cのスイッチを0N(22θ5の他のスイ
ッチは0FF)として行なう、ところが2205cのス
イッチが不良だったとする。不良モードには2種あり、
常にON’となるタイプと常に’OFF’ となるタイ
プである。常にON’なら、今このスイッチをONにし
たいのだから結果的には幸いにして機能を果たせる。し
かし、常に’ OFF″だと所望の機能を果たせない。
この時は、2204スイツチより機能回路ブロック側に
あって、縦方向に走る線で入力線、出力線の交叉点すべ
てにスイッチをもつ線2206を設け、2204bをO
FF 2207bと2207eをONとすればよい。又
、2206以外にも、2207のようにスイッチ220
4より機能回路ブロック側にあって、縦方向に走り入力
線との交叉点にだけ2208a 、 22Q8bを有し
、ある場所2209からT字型に横方向に走り、出力線
との交叉点にスイッチ2210a 、 2210bをも
つ線を用意し、スイッチ22101 、22Q8bをO
Nする方法によっても救済できる。2207は2206
に比ベスイッチ素子形成のマスクレイアウトを2205
のスイッチと同様にできる利点を有す。2206方式の
場合、入力線、出力線の密度が高いと、パターンルール
上の制限で不可能になる場合もある。一方、2205の
スイッチが常にONだと困る場合について考える。上記
22031aはOFF していなければならないので困
る。この時2204b 、 2204c 、 220S
cをONとして、22031 →以上の例において22
06や2207のような線を何本か用意しておくと、1
個以上の2205部分のスイッチ不良に対処できる。も
ちろん22N、 2207方式のどちらか一方のみ採用
してもよいし、又、双方混用してもよいことは言うまで
もない。いずれの場合においても2204および220
7および2206のスイッチが全て完全でなくてはなら
ない。
以上の実施例におて、出力線は縦方向、入力線は横方向
に走っていた。しかし、これは逆でも構わない。その例
を第23図に示す。231a、 231bは機能回路ブ
ロックである。232は入力線群、233は出力線群で
ある。一般に論理回路において、入力線より出力線数の
方が少ないので、縦方向に走る本数の方が多くなる、一
方、機能回路ブロックの寸法は横方向に長いので、この
ままでは横長のチップになってしまう。リングラフィ装
置によって最大チップ辺長さが規定されると、この方式
では、搭載ゲート数が少な(なるという結果にもなる。
しかし、ここで指摘すべき重要なことは、入力線群もT
字型にする方法があるということである。
これは第24図のようなチップレイアウトに生かされる
。第24図は機能回路ブロックの配置法により、より多
くのブロックを搭載する方法を示したものである。機能
回路ブロックはチップの左側241工及びチップの下側
242に置かれている。左側のブロックから出る出力線
は、はじめ2431のように横方向に走り、あるところ
でT字型に曲り、243bのように縦方向に走る。そし
て左側のブロックから出る入力線は横方向に244のよ
うに走る。一方、下側のブロックから出る出力線は、2
45のように縦方向に走る。そして下側のブロックから
出る入力線は、はじめ246aのように縦方向に走るが
、あるところでT字型に曲がり、246bのように横方
向に走る。縦方向に走る出力線群と横方向に走る入力線
群の交叉点にスイッチを存在させ両者を接続することを
可能にする入力線をT字型にしてもよい。
このようにすることで機能ブロック搭載数を増やすこと
ができるし、又、逆に機能ブロック搭載数を同じにして
、1つの機能ブロック当りのスイッチマトリックスへ向
けての間口を2倍にできてその分細長い機能ブロックで
なくなり、機能ブロック内の素子レイアウトを容易にす
る効果がある。
第25図はこの方式で行なったチップレイアウトである
。チップサイズは、第2図(a)  と同じ10m×1
0mmである。2501はスクライブ用領域、25[1
2はパッド用領域、2503はiloおよび電源線領域
である。
2504はサイズ7−×1.8画の機能回路ブロック用
領域であり、機能回路ブロック群を為し、第24図のよ
うに入力線、出力線が出ている。この中には6.25に
ゲート相当の論理ゲートが入っている。
2505も機能回路ブロック用領域であり、機能回路ブ
ロックが群を為し、6.25mmX1mのサイズである
。この中には3.75にゲート相当の論理ゲートが入っ
ている。このブロックからは第24図のように入力線、
出力線が出ている。2506はスイッチマトリックス部
で、第5図のような書替え可能なフローティングゲート
形式のMO3FETスイッチにより構成されている。2
507はこのスイッチを制御するためのX−デコーダで
あり、250gはY−デコーダである。本チップには朋
および2510の領域に、大容量スタティックRAMが
搭載(以下基板に作り込む意味で用いる)されている。
それぞれ128にビ・ソトのRAMであり合計で256
にビットの容量をもっている。2511は2509のS
RAMのデータ入出力、および制御用ラインの取り出し
用領域で、2509より取り出されるこれらのラインを
2506のスイッチマトリックスに導入し、任意の機能
回路ブロックからアクセスできるようにするためのもの
である。サイズは1mX0.Ia+となっている。25
12も同様に251OのSRAMのライン取り出し用領
域で、25O’jと同しようにして2510のSRAM
を使えるようにするためのものである。一方、2513
にもSRAMが搭載されている。容量は64k ビット
であり、2509.2510゜2513合計で320に
ビットのSRAMが本チップ内に搭載されていることに
なる。即はARAMの■Uのデータ線、制御線をスイッ
チマトリックス2506に導くための領域である。25
15はスイッチFETの制御に必要な20v電源を作る
回路や、チップ全体のためのクロック信号発生回路が搭
載されている。これらは必須なわけではなく、チップ外
部から供給することも可能だが、ある方がユーザにとっ
ては便利である。これら2509.2510.■112
515内の回路は互いにどの位置にあってもよく、本例
に示した位置に限るというわけではない。又、SRAM
のかわりに例えば、マイクロプロセッサを置くこともで
きる。例えば、2510領域に8ビツトマイクロプロセ
ツサを搭載してもよい。要するに2509.2510゜
2513、2515の領域はスイッチマトリックス部2
506に大量の入出力線を出すことはないが、入出力線
数が、機能回路ブロックとしての容量に比べて、少ない
ような回路、例えば、大容量メモリやマイクロプロセッ
サを搭載するのに適した領域なのである。しかも、その
入出力線は凹、川λという領域を通じ、他の機能回路ブ
ロックとスイッチマトリックス部で接続可能である。
次に、25119ニ128  kビットSRAM、  
2513i:64k ヒツトSRAM、 2510に8
ビツトマイクロプロセツサ、2515に電源及びクロッ
ク信号発生回路を搭載した時のユニークな使用法を説明
する。スイッチマトリックス部の結線は、スイッチのO
Nにより行なわれこれを行なうには、第9図のXコント
ロールライン97.Yコントロールライン95を制御す
る。800本のXコントロールラインから、1本を選ぶ
ためにX・デコーダがあり1600本のYコントロール
ラインから1本を選ぶためにY・デコーダがある。
その選択のための情報は、外部からパッドを通して各デ
コーダに入る。X・デコードをするに必要な情報は、2
9<800 <210だから10ビツト、Y・デコード
をするに必要な情報は、210< 1600<211だ
から11ビツトであるから、そのために各々10パツド
、11パツド必要である。この合計21パツドからそれ
ぞれ信号線をデコーダのみならずスイッチマトリックス
の入力線群に引き込んでおく。
さらに8ビツトずつ組みにして、それぞれ入力線データ
がラッチされるようにして、3本のラッチ制御線を用い
て、21パツドのデータを設定できるようにしておく。
このようにしておくと、2510の8ビツトマイクロプ
ロセツサにより、X、Yデコーダを制御することが可能
である。つまり8ビツトマイクロプロセツサはスイッチ
マトリックスの結線状態を任意に設定し変更することが
できるようになるのである。このような機能の使い方と
し。
て、チップの自己テストが可能となる。テスト用プログ
ラムを最初外部から2509.2513にあるSRJM
に書き込み、これを2510のマイクロプロセッサに実
行させるわけである。2504および2505の機能回
路ブロックの論理ゲートのTeijingも可能である
し、2506マトリツクス中のスイッチの良否判断を行
なう事もできる。テストデータはStiAM中に一時保
管しておき、必要に応じて、後から外部へ知らすること
もできる。第25図のような超LSIチップのセルフテ
ストが可能なのである。一方、例えば、SRAMの一部
を書き換え可能又は書き換え不可能なROMに置きかえ
、テストデータを書き込んでおくこともできる。製造テ
ストの段階でこのようにしておくと、あとでこのチップ
を、フィールドで使う時、それに対応する策を行なうこ
とができる。
その対策とは、スイッチマトリックスのスイッチが不良
の場合は第22図で示したようなバイパス方式を実行す
るとか、或いは機能回路ブロックの一部が動作不良の時
は、そのブロック又は、その中の不良論理ゲート部を使
用しないといったことを実行できる。このことは、本チ
ップのメーカやユーザが、本チップを商品として売買す
る際の適正な価格設定のために助けとなる。つまり完全
であることが望ましいが、不良個所の内容がROMに収
められた形で、出荷されるので、その程度を判断し一定
の基準に従って、すべてが動作するチップの価格から減
額して売買することが可能となるであろう。ちょうど野
菜の「きゅうり」がその曲り具合によって価格を設定す
るように、本チップの完全度の度合によって価格を設定
することも可能となるわけである。これはメーカにとっ
てもユーザにとっても好ましいことである。もう1つの
ユニークな使い方を説明する。まずSRAM又はROM
の中にスイッチマトリックスの結線情報を書き込んでお
く。この情報はONとすべきスイッチの情報があればよ
い。スイッチは全部で、第2図(a)や第25図のよう
な構成の時は、1.28M個、第11図のような構成例
では、182.8に個であり、これらは、各々21ビツ
ト、18ビツトの情報でスイッチを特定できる。2  
<1.21!xl(1<2  、であり217く20 
    6  21 1.821tX1[1<218であるからである。第2
図(a)、第25図のような1.8M個のスイッチ構成
では、前述のようにONとなるスイッチ数は全論理ゲー
トを使用し、平均Fan−out数を3とした時でも5
0.4にビットのメモリがあれば、結線情報を蓄えられ
るわけであり、第25図上に搭載する2513部の64
にビットSRAMで十分これが行なえる。2509の1
28にビットSRAMも使えばさらに2種類、合計3種
種、の全く異なる結線除法をチップ内に格納できる。こ
れと2510部のマイクロプロセッサのX・Yデコーダ
制御の機能を用いると、必要に応じてチップ全体の論理
機能をチップ自身の手で変えることができる。しかも、
それにより実現する機能はハードウェア的に固定したも
のと同等で、マイクロコンピュータによるソフトウェア
的に機能変更するのとは全く異なり、その動作スピード
等の動作特性は専用ICそれに近いものである。その意
味で、本発明集積回路は、従来のIcとは概念を全く異
にする、新規の集積回路である。
以上の説明において、基本素子はCMO3構成とされた
。第26図は、誤動作を防止する別の方法である。そし
て上記した他の方法と併用し得る。即ち機能回路ブロッ
ク又は、論理ゲートへの電源供給ラインにスイッチを設
けておき、使用しない場合にはこのスイッチをOFFに
することが有効である。
第26図は電源供給ラインを示している。261は電源
線、262はパッドを示している。263は機能回路ブ
ロック11を横切って橋渡しされる場合の例である。2
64g、 264bはスイッチ素子であり、263が用
いられるタイプでは 図からスイッチ264Bのみ取り
除かれる。即ちチップ外周に沿う電源線261はそのま
ま残される。
さて、本発明集積回路の利点を生かすためのパッケージ
の構造があるので説明する。第27図は本発明集積回路
をパッケージ化した時のその外観の一例である。271
はパッケージ本体であり2728。
272bはパッケージから下向きに出ているピン群であ
る。これらのピン群は通常のIC動作に必要なものであ
りIcの動作のための入出力信号、制御信号、電源系が
含まれる。ピンの出方は、図のようにパッケージの側壁
から出ることもあるし、パッケージの下面から直接下方
に出ることもある。このパッケージの新規な点は、ピン
群273のようにパッケージの上方に出るものがある点
である。これらのピン群は結線情報入力のためのもので
ある。すなわち、X・デコーダ、Yφデコーダ制御用の
入力データはこの上方に出たピンにより行なわれる。
これにより、パッケージをボード上に差し込んだままで
、自由にチップ中の結線変更ができる。さらに上方に出
たピンには内部信号モニタ用パッドパッドにつながって
いるものもある。これをオシロスコープやロジックアナ
ライザにつなぎ、結線変更を行ないながらチップの論理
動作の確認テストが行なえると同時に実際に使用される
べきボード上で実際の動作状態でのテストが可能となる
のである。このことにより論理設計者の論理図デバッグ
は極めて容易になり、論理開発の効率は飛躍的に向上す
る。
以上の例では機能回路ブロックはチップの辺に沿って設
けられた。第28図は第11図の(a)で示した分割ブ
ロック方式を用い、チップ上に均一に論理機能を有する
回路ブロックを分散させた例で、そのうちの4ブロツク
を示す。各ブロックは第11図(a)と同じもので対応
箇所には同一番号を付す。
以上本発明半導体回路を用いることにより所望の論理機
能をもつICを、論理設計者、システム設計者がフィー
ルドで直ちに個数1個から得ることができ、電子システ
ムのIC化に寄与する効果は革命的に大きいといえる。
また、本発明集積回路上に実現された論理機能は、その
結線情報を基にして、直ちに通常のカスタムLSIやゲ
ートアレイLSIに展開し、それにより量産化すること
が可能であり、多種多様のICを必要とする。来るべき
知識情報化社会推進に果す役割は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例技術を説明する回路図、第2図(a)は
本発明半導体集積回路チップの一実施例のレイアウト構
成を示す平面図、第2図(b)は各機能回路ブロックの
入力、出力線のブロック外への出ていき方の一方を示す
平面図、第2図(c)は−部を拡大した平面図、第3図
は、入力、出力線がスイッチマトリックス部分で、どの
ように配線されているかを示す図であり、信号の伝達の
され方の一例を示す平面図、第4図は、スイッチ部のレ
イアウト図、第5図は、スイッチ素子として使うFET
の構造を示す断面図、第6図は、第5図を簡略化した容
量についての等価回路図、第7図(−)〜(dl は、
第5図のFETにおけるトンネル酸化膜の形状を説明す
る断面図及び平面図、第8図は、第5図のFETにおけ
るトンネル酸化膜の形状を説明する平面図、第9図は、
第5図のFETスイッチが本発明半導体集積回路中でど
のように接続されるかを示す回路図、第1θ図はスイッ
チマトリックスの構成例を、模式的に示した平面図、第
11図(a)は、スイッチマトリクスの別の構成の一例
(分割方式)を示す平面図、第1I図(b)はその拡大
図、第12図は、本発明半導体集積回路チップの外部と
の入出力を行なうパッドの構成と、スイッチマトリクス
への配線方法を示す平面図、第13図(a)は、本発明
半導体集積回路の任意の回路Modeをモニタする方式
を説明する平面図、第13図(b)、 (C)はそのた
めのパッド構成を示す回路図、第14図は、本発明半導
体集積回路のスイッチマトリックス部における信号伝達
遅延時間を評価するためのモデルを示す回路図、第15
図は、Fan−oulを考慮した、スイッチマトリック
ス部の信号伝達遅延時間を解析するための等価回路図、
第16図は、各機能回路ブロックの出力線をドライブす
る出力バッファ回路のレイアウト法を述べる平面図、第
17図は、電力消費をおさえるために、各機能回路ブロ
ック又は論理ゲートに入力するクロック信号をOFFと
する方法を示す平面図、第18図は、使用しない機能回
路ブロック又は論理ゲートの入力線をLow又はHig
hレベルに固定する方法を示す平面図、第19図は、可
逆的スイッチ素子の例を示す回路図、第20図は、非可
逆スイッチ素子の構造を示す図で、はじめOFFで指示
するONとなる素子の断面図、第21図は、第20図の
スイッチ素子を安定的に動作させるために工夫した素子
形状を示す平面図、第22図は、欠陥スイッチ素子があ
っても、これを咲け、本発明回路を正常に動作させるた
めの方法を示す平面図、第23図は、入力線群、出力線
群の走る方向を変えても本発明回路が実現できる事を示
す平面図、第24図は、第23図のような考え方のもと
で機能回路ブロックの置く位置の説明をする平面図、第
25図は、第24図の方法を用いて、チップ全体のレイ
アウトを行なった一例を示す平面図、第26図は電源線
を示す平面図、第27図は、本発明チップをパッケージ
化した時、本発明チップの利点をりき出すための、パッ
ケージ構造を示す斜視図、第28図は、本発明の他のレ
イアウトの例を示す平面図である。 第  1  図

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板に作り込まれた、それ自体論理機能を有し、
    かつ信号の入力部及び信号の出力部を有する複数の回路
    ブロックと、この複数の回路ブロックからなる回路ブロ
    ック領域に隣接し、前記基板上に形成された配線領域と
    を備え、前記回路ブロック領域は複数種の論理機能素子
    の集合から構成され、前記配線領域は互いに交わる信号
    入力用配線群及び信号出力用配線群から構成され、前記
    信号入力用配線群は各回路ブロックの信号入力部に夫々
    接続され、前記信号出力用配線群は各回路ブロックの信
    号の出力部に夫々接続され、かつこれら接続はその回路
    ブロックが隣接する前記配線領域において行なわれ、前
    記信号入力用配線群と前記信号出力用配線群との交差部
    には夫々スイッチ素子が設けられ、このスイッチ素子の
    ON、OFF状態を制御することにより各回路ブロック
    間の信号の入出力関係が決定され所望の集積回路が構築
    される事を特徴とする半導体集積回路。
  2. (2)回路ブロックの配列に沿う配線と接続用配線とは
    T字を構成する如く為されている事を特徴とする前記特
    許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  3. (3)パッドに接続する入力線及び又は出力線が配線領
    域に付加され、かつ配線群との交差部にスイッチ素子が
    介在されている事を特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項記載の半導体集積回路。
  4. (4)1つのパッドが入出力用相方に使用可能とされた
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第3項記載の半導体
    集積回路。
  5. (5)パッドに接続する入力線、出力線にバッファが設
    けられている事を特徴とする前記特許請求の範囲第3項
    記載の半導体集積回路。
  6. (6)信号モニタ用パッドには、パッドに出力する線の
    みが接続されている事を特徴とする前記特許請求の範囲
    第3項記載の半導体集積回路。
  7. (7)信号入力用配線群と信号出力用配線群とが互いに
    直交する事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
    の半導体集積回路。
  8. (8)信号モニタ用の出力バッファはFETのソースフ
    ォロア形式である事を特徴とする前記特許請求の範囲第
    5項記載の半導体集積回路。
  9. (9)回路ブロック内にドライバFETが設けられ、ゲ
    ート幅方向が信号出力線の出て行く方向に設定された事
    を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集
    積回路。
  10. (10)各回路ブロックはCMOS構成とされた事を特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回
    路。
  11. (11)スイッチ素子は電位接続型のスイッチである事
    を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集
    積回路。
  12. (12)スイッチ素子として制御端子を有するスイッチ
    素子が設けられた事を特徴とする前記特許請求の範囲第
    1項記載の半導体集積回路。
  13. (13)スイッチ素子はE^2PROM構成である事を
    特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積
    回路。
  14. (14)スイッチ素子はフローティングゲートを有し、
    チャネル中部又は拡散層隣接領域で薄くされたゲート絶
    縁膜を有する事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項
    記載の半導体集積回路。
  15. (15)スイッチ素子はフローティングゲートを有し、
    該ゲート下にチャネルの一部であってゲート長方向に横
    切るゲート絶縁膜の薄い領域を有する事を特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  16. (16)スイッチ素子として1ビットメモリとMOSF
    ETの組み合わせが用いられる事を特徴とする前記特許
    請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  17. (17)回路ブロックと、互いに交差する配線群との間
    にスイッチ素子を設け、それより回路ブロック側に信号
    入出力用配線と交わる配線を設けると共に各交差部にス
    イッチ素子を設け、前記配線から前記互いに交差する配
    線領域に伸びる配線の配線群との交差部にスイッチ素子
    を設けた欠陥スイッチ救済手段を有する事を特徴とする
    前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  18. (18)回路ブロックは基板の辺に沿って設けられ、対
    向辺及び他の1つの辺に沿ってXYデコーダが設けられ
    、内部に配線領域が設けられた事を特徴とする前記特許
    請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  19. (19)回路ブロックは基板の2辺に沿うL字状に設け
    られ、他の2辺に沿ってXYデコーダが設けられ、内部
    に配線領域が設けられた事を特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項記載の半導体集積回路。
  20. (20)回路ブロックは基板の主面内に分散配置された
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体
    集積回路。
  21. (21)信号の入力部及び信号の出力部をそれぞれ1個
    以上有する論理機能をもつ回路ブロックを、少なくとも
    2個以上具備し、前記回路ブロックの入力部は、入力用
    導体配線に接続され、前記回路ブロックの出力部は、出
    力用導体配線に接続され、少なくとも1個以上の出力用
    導体配線が、それぞれ、少なくとも1個以上の入力用導
    体配線とスイッチ素子を介して接続され、当スイッチ素
    子のON又はOFF状態は外部からの信号により決定さ
    れるようにした半導体集積回路において前記回路ブロッ
    クの中に、NANDゲート、インバータ、レジスタ、フ
    リップフロップ、ANDゲート、データセレクタ、カウ
    ンタ、ラインデコーダ、マルチバイブレータ、ORゲー
    ト、NORゲート、コンパレータ、加算器、マルチプレ
    クサ、ラッチ、キャリジェネレータの一部又はすべて含
    まれている事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記
    載の半導体集積回路。
  22. (22)基板にRAM又はROMの少なくとも何れか一
    方が設けられた事を特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項記載の半導体集積回路。
  23. (23)マイクロプロセッサが設けられた事を特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  24. (24)基板の四隅の少なくとも一つに設けられた事を
    特徴とする前記特許請求の範囲第22項又は第23項記
    載の半導体集積回路。
  25. (25)マイクロプロセッサ及びRAM又はROMによ
    りセルフテストが行なわれる事を特徴とする前記特許請
    求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  26. (26)テストデータがSRAM中にストアされ、その
    情報は任意に外部へ取り出し可能とされた事を特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  27. (27)テストデータが基板のPROMに書き込まれる
    事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体
    集積回路。
  28. (28)欠陥部位が記憶される様にした事を特徴とする
    前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。
  29. (29)マイクロプロセッサによりXYデコーダが制御
    される事を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
    半導体集積回路。
  30. (30)テスト手順がメモリに格納された後セルフテス
    トが行なわれる事を特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項記載の半導体装置。
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