JPH0576880B2 - - Google Patents

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JPH0576880B2
JPH0576880B2 JP62126314A JP12631487A JPH0576880B2 JP H0576880 B2 JPH0576880 B2 JP H0576880B2 JP 62126314 A JP62126314 A JP 62126314A JP 12631487 A JP12631487 A JP 12631487A JP H0576880 B2 JPH0576880 B2 JP H0576880B2
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fiber
fibers
doll
hair
weight
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Masaaki Yokoe
Hiroshi Yokoyama
Yoshihiro Mizumoto
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41GARTIFICIAL FLOWERS; WIGS; MASKS; FEATHERS
    • A41G3/00Wigs
    • A41G3/0083Filaments for making wigs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/36Details; Accessories
    • A63H3/44Dolls' hair or wigs; Eyelashes; Eyebrows
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/28Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from copolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/40Modacrylic fibres, i.e. containing 35 to 85% acrylonitrile

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は人形頭髪用繊維に関する。さらに詳し
くは、アクリロニトリルを30〜80重量%含有し、
塩化ビニルおよび塩化ビニリデンの少なくとの1
種を70〜20重量%含有するアクリル系重合体から
なる合成繊維であつて、単糸繊度が10〜100dで
あり、かつ、マルチフイラメントであることを特
徴とする人形頭髪用繊維に関する。またさらに詳
しくは、難燃性に優れ、ベタツキ感が無く自然な
感触を有し、合成繊維特有のギラギラした光沢が
なく自然な落ちついた光沢を有し、また、カール
の保持性が良好でスタイルのまとまりが良好であ
り、しかも嵩高性の著しく改良されたより自然な
毛髪に近い人形頭髪用繊維に関する。 [従来の技術] 一般に、人形頭髪用繊維は塩化ビニル素材でで
きた人形頭部に人形頭部植毛用ミシンを用いて連
続的に植毛される。この限定された植毛過程を経
るが故に人形頭髪用繊維としては、総繊度が200
〜2000dのマルチフイラメントの形態をなした繊
維束のみがカール加工糸またはストレート糸の状
態で人形頭部に植毛使用できる。 従来より、人形頭髪用繊維として塩化ビニリデ
ン系、塩化ビニル系、ナイロンおよびポリプロピ
レンのごとき合成繊維が使用されている。 周知のように、これらの合成繊維は、溶融押し
出し紡糸方法または溶融紡糸方法によつてマルチ
フイラメントとしてスプールに取り巻き製造され
たものである。人形頭髪用繊維として使用される
合成繊維がすべて溶融押し出し紡糸方法または溶
融紡糸方法で製造されている理由は、マルチフイ
ラメントが比較的容易に製造しやすいためであ
る。ところが、これら合成繊維は円型孔のノズル
より溶融押し出し紡糸方法または溶融紡糸方法に
よつて製造されるために種々欠点を有している。 第2a図および第2b図はそれぞれ前記従来の
合成繊維の断面および側面形状の倍率500倍の走
査型電子顕微鏡写真の一例を示す。 すなわち、繊維の断面は円型でかつ表面は溶融
紡糸繊維に特徴的な極めて平滑な表面構造を有し
ている。また、第1表に記載する如くこの断面形
状および表面は素材によつて基本的に差がないの
が従来の人形頭髪用繊維である。 一方、最近においては人形頭髪用繊維にも、か
つらに匹敵する品質の多様化が求められている。
つまり前述したように単にストレートな繊維を植
毛するのではなく、種々のカール径にカール加工
された繊維が人形用頭部に植毛されるようになつ
ており、またヘアースタイルも種々工夫されてい
る。 それに伴ない、人形頭髪用繊維に対して、その
触感、カール保持性、嵩高性、光沢などの改善が
要求されている。 さらに近年、玩具業界においては安全性の向上
のために人形頭髪用繊維に対して難燃性も要求さ
れている。 しかしながら、ヘアースタイルの多様化に伴な
う前記要求にもかかわらず人形頭髪用繊維は従来
ほとんど改良がなされていないのが実情である。 すなわち、これら人形頭髪用繊維は溶融紡糸に
最も一般的な円形断面と平滑な表面を有している
がために、繊維が互いに細密充填状態に収束して
スダレ状になりやすく嵩高性が低下し、頭部の地
肌が見えやすくなるという欠点がある。さらに人
毛のごときスケールがなく繊維表面が極めて平滑
であるため、手でさわつたときにベタツキを感じ
たりヌメリ感が強かつたりして自然の頭髪には程
遠い風合であるうえ、光の反射が一方向で合成繊
維特有のギラギラした光沢があるなどの欠点もあ
る。加えてほとんどの人形頭髪用繊維においてカ
ールの保持性が充分でなく、かつ嵩高性も低いの
で人形頭部に植毛する繊維の量をいきおい増やさ
ざるをえないという欠点もある。 第1表にこれら人形頭髪用繊維の特性をまとめ
る。
【表】 (注) 表中において、○は良好、△はやや
不良、×は不良を表わす。
塩化ビニリデン系繊維および塩化ビニル系繊維
は難燃性であるために広く使用されるようになつ
ている。しかし、塩化ビニリデン系繊維は繊維の
比重が最も大きく繊維自体も腰がなくカール保持
性が良くない。嵩高性についてはこれら人形頭髪
用繊維の中で最も小さい部類に属する。また、塩
化ビニル系繊維のカール保持性および嵩高性は塩
化ビニリデン系繊維に比べ少し良好ではあるが充
分でない。 これら両者は塩素含有量が高いため繊維の比重
が他の素材に比較して大きくなつておりこれも嵩
高性低下の1つの理由になつている。 ナイロン繊維は水でカールが延びやすいのが最
大の欠点である。ポリプロピレンは最も比重が軽
く嵩高性良好であるが、ナイロン、ポリプロピレ
ンは周知のように難燃性を有しない。 このように、従来の人形頭髪用繊維は素材によ
つて若干の差異はあるものの基本的には前記した
欠点、すなわちベタツキを感じたりヌメリ感が強
かつたりする欠点、ギラギラした光沢があるとい
う欠点、カール保持性が充分でないという欠点お
よびスダレ状になりやすく人形頭部の地肌が見え
やすく嵩高性が低いために人形頭部に植毛する繊
維の量をいきおい増やさざるをえないという欠点
を有しており、人形のヘアースタイルが多様化し
市場からの品質改良要請が強いにもかかわらず、
旧態然とした品質のまま変化をとげてないのが現
状である。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的はこのような実情に鑑みアクリロ
ニトリルを30〜80重量%含有し塩化ビニルおよび
塩化ビニリデンの少なくとも1種を70〜20重量%
含有するアクリロニトリル系重合体からなるアク
リル系繊維であつて難燃性に優れ、ベタツキ感が
なく自然な感触を有し、合成繊維特有のギラギラ
した光沢がなく自然な落ちついた光沢を有し、ま
た、カールの保持性が良好でかつスタイルのまと
まりが良好であり、しかも嵩高性の著しく改良さ
れたより自然な毛髪に近い人形頭髪用繊維を提供
することにある。 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、アクリロ
ニトリルを30〜80重量%含有し塩化ビニルおよび
塩化ビニリデンの少なくとも1種を70〜20重量%
含有するアクリル系重合体を湿式紡糸または乾式
紡糸してえた合成繊維であつて、単糸繊度が10〜
100dであり、かつ、マルチフイラメントである
ものが驚くべきことには従来の人形頭髪用繊維に
なかつた極めて優れた特性を有することを見出し
本発明に到達した。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明の人形頭髪用繊維はアクリロ
ニトリルを30〜80重量%含有し塩化ビニルおよび
塩化ビニリデンの少なくとも1種を70〜20重量%
含有するアクリロニトリル系重合体からなる合成
繊維であつて、単糸繊度が10〜100dであり、か
つ、マルチフイラメントであることを特徴とする
人形頭髪用繊維である。さらに詳しくは、難燃性
に優れ、ベタツキ感がなく自然な光沢と良好なカ
ール保持性とスタイルまとまりの良さ、しかも卓
越した嵩高性を有する人形頭髪用繊維である。 [実施例] 本発明に使用するアクリロニトリル系重合体
は、アクリロニトリル単独重合体と塩化ビニルお
よび/または塩化ビニリデン系重合体の混合重合
体でもアクリロニトリルと塩化ビニルおよび/ま
たは塩化ビニリデンとの共重合体であつても良
い。もちろん、アクリロニトリル、塩化ビニル、
塩化ビニリデン以外にこれらと共重合可能なビニ
ル系モノマーを共重合せしめた共重合体であつて
もよい。 アクリロニトリル系重合体の組成は前記したよ
うにアクリロニトリルが30〜80重量%で塩化ビニ
ルおよび塩化ビニリデンの少なくとも1種が70〜
20重量%であり、より好適にはアクリロニトリル
が40〜70重量%で塩化ビニルおよび塩化ビニリデ
ンの少なくとも1種が60〜30%の組成が規定され
る。塩化ビニルおよび塩化ビニリデンの少なくと
も1種の含量は難燃性を維持するために20重量%
以下であつてはならない。一方、良好なカールと
嵩高性を保つためにアクリロニトリルの含量は30
重量%以上でなければならない。 前記したように嵩高性におよぼす1つの要因と
して繊維の比重があるが、嵩高性を保つためにも
アクリロニトリルは少なくとも30重量%以上とし
比重を1.5以下におさめるのが望ましい。 また、繊維の配向性を高めカールの保持性を良
くするためにもアクリロニトリルの含量は30重量
%以上でなければならない。 本発明の人形頭髪用繊維にかかわる繊維断面お
よび側面形状の倍率500倍の走査型電子顕微鏡写
真の一例をそれぞれ第1a図および第1b図に示
す。繊維表面には軸方向に沿つて、高さ5μ以下
の不規則な形の微細な凹凸を有する。凹凸の高さ
は電子顕微鏡写真に示される繊維の綾線における
凹凸状態から測定される。 かかる表面の凹凸によつて光が不規則な方向に
反射するため、合成繊維特有のギラギラした光沢
が消去され、自然な光沢がえられる。また、この
凹凸によつてベタツキ感が除去され自然な感触が
えられる。加えて繊維が互いに収束する傾向がな
くなるため良好な嵩高性を示す。さらに繊維間の
からみが良くなるためスタイルのきまりも改善さ
れる。 本発明のアクリル系繊維からなる人形頭髪用繊
維はカール保持性の改良、繊維比重の低下、表面
凹凸による収束性の低下とあいまつて、たとえば
従来の塩化ビニリデン系の繊維からなる人形頭髪
用繊維に比較して1個の人形用頭部に植毛する繊
維の重量を30〜50%削減できる程驚くべき嵩高性
の改善を示すものであつた。 本発明に規定する凹凸の高さは0.1μ以下である
と実質的に平滑表面と同等であり触感および光沢
の改良がえられない。凹凸の高さが5μをこえる
とガサツキ感が過大になり櫛の通りがわるくなり
人形の髪形をととのえる工程の生産性がわるくな
る。 本発明の人形頭髪用繊維は植毛用ミシンにて人
形頭部に植毛されるためマルチフイラメントであ
る必要がある。 また単糸繊度は10〜100dの太さであり、人形
頭髪用繊維として使用するためには、総繊度は
200〜2000dの範囲が好ましい。 過去本発明の人形頭髪用繊維と類似の成分を有
するアクリル系繊維がかつらに使用されている
が、かつらは、数10万dのトウが適当長に切断さ
れた繊維束をミシンにかけ、みの毛を製造するこ
とがその製造の基本となつており、人形頭髪とし
て使用する合成繊維とは全く形態の異なるもので
あることは言うまでもない。 さらに本発明の人形頭髪用繊維の断面形状は馬
蹄形、繭型、L字型、Y字型および円型などの不
規則な形状の断面の中から選ばれた少なくとも1
種で構成された断面が使用されるが、とくに好ま
しくは2種以上混合したものが好ましい。かかる
不規則な断面形状の繊維が混合することによつて
嵩高性や触感の一層の向上が期待できる。 本発明の人形頭髪用繊維は種々の方法によつて
作りうるが湿式紡糸方法であつても乾式紡糸方法
であつてもよい。すなわち、アクリロニトリル系
重合体を通常の湿式紡糸することによつてもえら
れる。その際、繊維表面の凹凸状態は凝固浴の溶
剤濃度や凝固浴の温度を適当な条件に設定するこ
とによつて調節が可能である。もちろん、凹凸状
態を付与せんがために凝固浴の条件以外に酢酸セ
ルロースのごとき有機系の艷消し剤を適当量添加
してもえられる。紡糸のための溶剤はジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトン、
ジメチルスルホキサイドのいずれも使用できる。 もちろん乾式紡糸でも製造可能であるが、乾式
紡糸では凝固過程における溶剤の拡散が一方向で
あるため、湿式紡糸のような良好な表面状態がえ
られない。したがつて、酢酸セルロースのごとき
艷消し剤を添加するのが望ましい。 実施例 1 アクリロニトリル50重量%、塩化ビニル49重量
%およびメタリルスルホン酸ソーダ1.0重量%か
らなるアクリロニトリル系共重合体をアセトンに
溶解し紡糸原液となし紡糸速度20m/minにて0.3
mmφ×24孔の紡糸ノズルよりアセトン濃度20%の
アセトン−水系凝固浴に紡出した。ついで常法に
従い水洗、乾燥、延伸熱処理を施し720d/24fの
マルチフイラメントをスプールに巻き取つた。 えられた繊維の表面には軸方向に沿つて多数の
凹凸が存在しその凹凸の高さは約1μ以下であつ
た。 実施例 2 実施例1と同じアクリロニトリル系共重合体を
ジメチルホルムアミド中に溶解し紡糸原液となし
紡糸速度20m/minにて0.3mmφ×24孔の紡糸ノズ
ルよりジメチルホルムアミド濃度が30%である25
℃のジメチルホルムアミド−水系凝固浴に紡出し
た。ついで常法に従い水洗、乾燥、延伸熱処理を
施し720d/24fのマルチフイラメントをスプール
に巻き取つた。 実施例 3 アクリロニトリル59重量%、塩化ビニリデン40
重量%およびメタリルスルホン酸ソーダ1.0重量
%からなるアクリロニトリル系共重合体をジメチ
ルホルムアミドに溶解し紡糸原液となし紡糸速度
20m/minにて0.4mmφ×24孔の紡糸方ノズルより
ジメチルホルムアミドの濃度が60%であるジメチ
ルホルムアミド−水系の凝固浴中に紡出した。つ
いで常法に従い水洗、乾燥、延伸熱処理を施し
720d/24fのマルチフイラメントをスプールに巻
き取つた。 えられた繊維の表面には軸方向に沿つて深さが
1μ以下の筋状の凹凸を有していた。 実施例1,2および3でえた合成繊維をカーリ
ングマシンにかけ13mmφカールを付与した。 比較例 1および2 現在人形頭髪用繊維として使用されている塩化
ビニリデン系および塩化ビニル系繊維をそれぞれ
比較例1および比較例2とし、実施例1、2およ
び3と同様に13mmφカールを付与した。 つぎにカール加工した実施例1〜3および比較
例1,2の繊維を人形頭部植毛用ミシンを使つて
人形頭部に植毛し品質特性を評価した。結果は第
2表に示すとおりである。
【表】 りの植毛量を示し、○は良好、△はやや
不良、×は不良を示す。
第2表に示すように本発明の人形頭髪用繊維は
従来の塩化ビニリデン系の繊維に比べ植毛量を40
〜50削減できるという驚くべき嵩高性の増加効果
を示した。 加えて、第2表の如く本発明の人形頭髪用繊維
はギラギラした光沢がなく自然な落ち着いた光沢
を示し、かつ触感のベタツキ感やヌメリ感が改良
され自然な感触を有するものであつた。さらにカ
ールの保持性が良くスタイルのまとまりも良好で
あつた。 [効果] 本発明の人形頭髪用繊維によつて、難燃性に優
れ、ベタツキ感がなく自然に感触を有し、合成繊
維独特のギラギラした光沢がなく自然な落ちつい
た光沢を有し、また、カールの保持性が良好でか
つスタイルのまとまりが良好であり、しかも嵩高
性が著しく改良されたより自然な毛髪に近い人形
頭髪がえられる。 さらに、本発明の人形頭髪用繊維を用いること
により従来の塩化ビニリデン系の繊維に比べ、同
程度の嵩高性をうるのに必要な植毛量が40〜50%
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明の人形頭髪用繊維にかかわる
繊維の断面形状の一例を示す走査型電子顕微鏡写
真、第1b図は第1a図の繊維の側面形状の一例
を示す走査型電子顕微鏡写真、第2a図は従来の
人形頭髪用繊維の断面形状の一例を示す走査型電
子顕微鏡写真、第2b図は第2a図の繊維の側面
形状の一例を示す走査型電子顕微鏡写真であり、
いずれも形状の特徴を図面で表わすことが困難で
あるので写真を使用している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリロニトリルを30〜80重量%含有し塩化
    ビニルおよび塩化ビニリデンの少なくとも1種を
    70〜20重量%含有するアクリロニトリル系重合体
    からなる合成繊維であつて、単糸繊度が10〜
    100dであり、かつ、マルチフイラメントである
    ことを特徴とする人形頭髪用繊維。 2 前記合成繊維の表面に繊維軸方向に沿つた高
    さ5μ以下の不規則な形状の微細な凹凸を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の人
    形頭髪用繊維。 3 前記合成繊維の断面形状が馬蹄形、繭型、L
    字型、Y字型および円型の中から任意に選択され
    た少なくとも1種で構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の人形頭髪用繊
    維。
JP62126314A 1987-05-23 1987-05-23 人形頭髪用繊維 Granted JPS63290595A (ja)

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