JPH10168647A - 異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法 - Google Patents

異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法

Info

Publication number
JPH10168647A
JPH10168647A JP8332477A JP33247796A JPH10168647A JP H10168647 A JPH10168647 A JP H10168647A JP 8332477 A JP8332477 A JP 8332477A JP 33247796 A JP33247796 A JP 33247796A JP H10168647 A JPH10168647 A JP H10168647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
cross
circles
section
sectional shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8332477A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kubo
勇治 久保
Hiroshi Yokoyama
浩 横山
Ikuro Okino
育郎 沖野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP8332477A priority Critical patent/JPH10168647A/ja
Publication of JPH10168647A publication Critical patent/JPH10168647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 艶消し剤を添加せずとも適度に艶が消え、且
つ嵩高性等の良好な人工毛髪用異形断面繊維を提供す
る。 【解決手段】 断面が、2個又はそれ以上の円又は偏平
円1が部分的に重ね合うか、又は2個又はそれ以上の円
又は偏平円1が互いに接し、且つ周縁部に少なくとも1
つの凸部及び/又は凹部2を有する形状の異形断面織維
で、且つ重ね合わせるか、又は接した2つの円又は偏平
円1の短軸の長さAと長軸の長さBの比が1/1.1〜
1/4の範囲である人工毛髪用異形断面織維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異形断面繊維に関
するものであり、更に詳しくはウィッグ、ブレード、エ
クステンションヘアー等の頭髪装飾用等の人工毛髪用繊
維として用いられる、人毛に似た艶、色相、風合、嵩高
性を有する異形断面繊維、及びこの異形断面繊維を用い
た人工毛髪用繊維、並びに前記異形断面繊維の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、毛髪用に使用される合成繊維と
しては、アクリロニトリル系繊維、塩化ビニル繊維、塩
化ビニリデン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、
ポリオレフィン繊維等がある。従来から、これらの繊維
を用いて、ウィッグ、ブレード、エクステンションヘア
ー等の人工毛髪用商品に加工する場合には、それぞれの
商品性に適合する繊維の断面形状が研究され改良が重ね
られてきた。例えば、実公昭48−6940号、特公昭
62−56241号等では、円又は偏平円を2個、又は
3個を部分的に重ね合わせるか、接線でつないだ断面形
状の繊維が開示されている。このような断面形状の繊維
を用いると、一般的な円形に近い断面形状の繊維よりも
人毛に近い色相、風合が得られる。しかしながら、この
ような断面形状の繊維であっても、艶や嵩高性等の点で
は本当に人毛に近いとは言い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、艶消し剤を添加せずとも適度に艶が消え、且つ嵩高
性も良好で、人工毛髪用として使用した場合に、より人
毛に近い繊維を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、断面が、2
個以上の円又は偏平円が部分的に重ね合わさるか、又は
2個以上の円又は偏平円が互いに接した形状であって、
且つ前記円又は扁平円の周縁部に少なくとも1つの凸部
及び/又は凹部を有する形状である異形断面繊維、より
好ましくは、前記2個以上の円又は扁平円が部分的に重
ね合わさるか又は互いに接した断面形状の短軸の長さと
長軸の長さの比が1/1.1〜1/4の範囲である異形
断面繊維が、艶消し剤を添加せずとも適度に艶が消え、
且つ嵩高性等も良好で、人工毛髪用繊維として好ましい
ものであることを見い出し本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】前記異形断面繊維の断面形状にお
ける、部分的に重ね合わさるか、又は互いに接している
円又は扁平円の周縁部に形成される凸部及や凹部の形状
としては、□形、○形、半円形、又は△形等であっても
良いが、これらの中でも、□形、又は半円形は、ノズル
孔製作時の加工の容易さ、紡糸工程での糸切れが少ない
等の加工性で好ましい。この凸部及び/又は凹部の数は
その形状の大きさによって決まるものであり、前記繊維
の断面形状における円又は扁平円の周縁部に少なくとも
1つは形成されていることが必要である。さらに、人工
毛髪用繊維としてより好ましい艶とするためには、前記
凸部及び/又は凹部の数は4以上が好ましい。一方、凸
部及び/又は凹部の数が20を超えると、ノズル孔製作
時の加工が困難となるうえに、ノズルの耐久性にも問題
が生ずるおそれがある。このようなことから、前記凸部
及び/又は凹部の数は、4〜20の範囲とすることがよ
り好ましい。
【0006】更に、このように円又は扁平円が直線上に
並んだ断面形状の短軸の長さと長軸の長さの比は、あま
り高くすると人毛に近い色相、風合が得られなくなり、
あまり低くすると風合が硬くなるという問題がある。こ
のような理由から短軸の長さと長軸の長さの比は1/
1.1〜1/4の範囲であることが好ましく、より好ま
しくは1/1.5〜1/2.5の範囲である。尚、本発
明で前記短軸の長さと長軸の長さの比とは、例えば図2
5(a)、(b)に示すような複数(n個)の円又は偏
平円(図中符号1)が部分的に重なり合った本発明の異
形断面繊維の断面形状における円又は扁平円の連結方向
に直交する方向の軸(短軸)方向の長さ(但し、図中、
符号2で示す凸や凹の部分を除く、A1 〜An で示す長
さ。)のうちの最大のもの(Amax )と、円の連結方向
にそった軸(長軸)の長さ(但し、図中、符号2で示す
凸や凹の部分を除く、Bで示す長さ。)との比、即ち
(Ama x )/(B)をいう。尚、前記異形断面繊維の断
面形状における、部分的に重ね合わせるか又は互いに接
した2個以上の円又は偏平円は、直線上に並んだ状態で
あることが好ましい。又、前記断面形状は左右で対称で
あることが好ましい。
【0007】上記のような本発明に係る異形断面繊維を
人工毛髪用として使用する場合の繊度は30〜100デ
ニールの範囲とすることが好ましい。これは、人毛の繊
度に合わせたものであり、このような繊度の異形断面繊
維を人工毛髪用繊維として使用することで、より人毛に
近いものとすることができる。更に、この異形断面繊維
と人毛とを、任意の割合でブレンドすることによって毛
髪用商品としての自由なスタイルを作ることが出来る。
しかし、ブレンドに際しては、本発明に係る異形断面繊
維のブレンド割合が高すぎると風合が硬くなり、一方、
異形断面繊維のブレンド割合が低すぎると自由なスタイ
ルを作ることが出来なくなる。このような理由から、ブ
レンド比は異形断面繊維を10〜50重量%、人毛を5
0〜90重量%の範囲とすることが好ましい。
【0008】又、本発明に係る異形断面繊維は、前記、
人毛の他に、従来から用いられている他の人工毛髪用繊
維、例えば、円形、楕円形、繭形、リボン形、4つ葉
形、星形等の一般の断面形状を有するアクリロニトリル
糸合成繊維ともブレンドして、毛髪用商品として、人毛
だけでは得られない自由なスタイル、風合、嵩高性等を
得ることが出来る。この場合にも、本発明に係る異形断
面繊維のブレンド割合が高すぎると風合が硬くなり、
又、ブレンド割合が低すぎると自由なスタイルを作るこ
とが出来なくなる。このような理由から、ブレンド比
は、本発明の異形断面繊維を10〜50重量%、他の人
工毛髪用アクリロニトリル系合成繊維を50〜90重量
%にすることが好ましい。
【0009】本発明の異形断面繊維を構成する合成繊維
としては、アクリロニトリル系繊維、塩化ビニル繊維、
塩化ビニリデン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊
維、ポリオレフィン系繊維等、特に限定されるものでは
ないが、艶消し剤を添加せずとも適度に艶が消え、且つ
嵩高性もあり、人毛等とブレンドした場合に、より人毛
に近い色相、風合が得られ、しかも、スタイルを自由に
作れるといった、本発明の目的とする毛髪商品を得るた
めには、ヤング率の比較的小さい塩化ビニル繊維、塩化
ビニリデン繊維等が、捲縮を付与したりする加工性に適
していることから好ましい。
【0010】ところで、人毛は、人によって個人差はあ
るが、平均繊度が異なり、又、繊度のバラツキもある。
そこで、従来の人工毛髪用合成繊維は、人毛商品に似せ
るために、繊度の異なる合成繊維を各種、準備し、それ
らをミックスし、ブレンドしていた。しかし、この方法
では、織度の異なる合成繊維を各種、準備しなければな
らないことと、微妙なブレンド比を調整しなければなら
ない等の加工技術上の問題がある。そこで、本発明者ら
は、この人工毛髪用繊維の繊度のバラツキに関して検討
した結果、人工毛髪用の異形断面繊維を製造するに際
し、紡糸ノズル孔の配列を2列孔以上にすることによっ
て、該ノズルを用いて紡糸した時の繊度のバラツキが1
0〜30%になることを見い出した。つまり、このよう
なノズルを用いて製造した場合には、人毛に近い適度な
繊度のバラツキを有する異形断面繊維を得ることができ
るのである。前記の場合、紡糸ノズル孔の配列数を、あ
まり多くすると、紡糸工程での糸切れなどの加工性の点
で問題が生ずることから、紡糸ノズル孔の配列数は5列
孔以下が好ましく、より好ましくは3列孔が良い。
【0011】本発明の異形断面繊維を製造するにあたっ
て用いる紡糸ノズルは、紡糸方法やポリマーの種類によ
って適宜選択すればよいが、例えば、溶融紡糸や乾式紡
糸法を用いる場合は、本発明の目的とする繊維の断面形
状にほぼ近い孔形状の紡糸ノズルを用いることで容易に
得られる。又、湿式紡糸による場合も同様であるが、こ
の湿式紡糸の場合には、紡糸ノズルの孔形状と繊維の断
面形状を一致させるには、紡糸凝固浴条件、例えば、凝
固浴温度や、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアル
デヒド、アセトンなどの溶媒と水との混合液濃度、紡糸
ドラフト等を調整することで、紡糸ノズルの孔形状に近
い断面形状を有する、本発明の目的とする繊維の断面形
状にほぼ近い形状の繊維が得られる。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0013】樹脂材料として、ポリ塩化ビニル(重合
度:1000)と後塩素化ビニル(塩素化度:68%)
を85/15の割合で混合したものを準備した。この樹
脂に、錫を主体とする熱安定剤と、滑剤、顔料等を適宜
配合し、75リットルヘンシェルミキサーでブレンドし
た。これを、130℃に昇温した後、水冷にて60℃迄
冷却し、配合物を取り出した。この配合物を50m/m
φ押出し機にてぺレットにした。押出し機の温度条件
は、バレル温度150℃〜170℃、ダイス温度170
℃である。
【0014】次に、上記のようにして得られた樹脂ペレ
ットを、35m/mφ押出し機(L/D=23、圧縮比
=3.2)を用い、図1〜図24に示す、周縁部に凹凸
をつけた本発明のノズル孔形状と、凹凸のついていない
比較用としてのノズル孔形状を有する、各種のノズルを
用いて紡糸して、単繊維の繊度が245デニールのフィ
ラメントを得た。ここで、図1〜8図、及び図17〜2
4に示すものは本発明に係るノズル孔形状及び繊維の断
面形状であり、図9〜16に示すものは比較用のノズル
孔形状及び繊維の断面形状である。又、この場合の押出
し機の温度条件は、バレル温度165℃〜195℃、タ
ーンヘッド温度180℃、ダイ温度175℃、ノズル温
度175℃である。このようにして得られたフィラメン
トを、95℃の熱水浴中で3.5倍に延伸した後、15
0℃の熱風処理下で20%緩和処理して56デニールの
繊維製品を得た。
【0015】次に、上記のようにして得られた繊維製品
を使って、下記表1に示す割合でブレンドして婦人用の
かつらを作成して評価を行った。評価方法は、かつらに
した時の艶(金属光沢のようにキラキラ光らない人毛に
似た艶)、嵩高性、自然さ(人毛に似たドライな触感、
風合、染色した時の鮮明な色調)、櫛通り(櫛を通すと
繊維と繊維がからんで櫛が通りにくくなる)、アレンジ
性(櫛などで種々のスタイルに変えられる性質)につい
て官能評価を行った。その結果を表2に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表1、表2から明らかなように、本発明の
異形断面繊維を用いたかつらは、艶と嵩高性に優れてい
ることが分かる。又、人毛とブレンドした場合、人毛の
嵩高性よりも優れ、一般的な人工毛髪用繊維である断面
繭形のアクリロニトリル系繊維とブレンドした場合、
艶、嵩高性に優れていることが分かる。又、上記の繊維
製造に際しては、紡糸ノズル孔の配列を3列とすること
によって、繊度のバラツキを人毛に近くすることが出
来、人毛に近い人工毛髪用繊維が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図2】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図3】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図4】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図5】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図6】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図7】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図8】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いたノ
ズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図9】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状及
び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図10】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図11】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図12】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図13】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図14】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図15】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図16】 比較用の繊維の製造に用いたノズル孔形状
及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図17】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図18】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図19】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図20】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図21】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図22】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図23】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図24】 本発明に係る異形断面繊維の製造に用いた
ノズル孔形状及び得られた繊維の断面形状の説明図。
【図25】 (a)、(b)は、本発明に係る異形断面
繊維の断面形状における短軸の長さ(A)と長軸の長さ
(B)を示す繊維断面の説明図。
【符号の説明】
1 繊維断面形状における円又は扁平円、 2 繊維断
面形状における凸部又は凹部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が、2個以上の円又は偏平円が部分
    的に重ね合わさるか、又は2個以上の円又は扁平円が互
    いに接した形状であって、且つ前記円又は扁平円の周縁
    部に少なくとも1つの凸部及び/又は凹部を有する形状
    である異形断面繊維。
  2. 【請求項2】 前記2個以上の円又は扁平円が部分的に
    重ね合わさるか又は互いに接した断面形状の短軸の長さ
    と長軸の長さの比が1/1.1〜1/4の範囲である請
    求項1記載の異形断面繊維。
  3. 【請求項3】 前記2個以上の円又は扁平円が直線上に
    並んだ状態で部分的に重ね合わさるか又は互いに接して
    いる請求項1記載の異形断面繊維。
  4. 【請求項4】 断面が上下、左右に対称である請求項1
    記載の異形断面繊維。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の繊維で
    あってその繊度が30〜100デニールの異形断面繊維
    を10〜50重量%と、人毛を50〜90重量%の割合
    でブレンドしてなる人工毛髪用繊維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の繊維で
    あってその繊度が30〜100デニールの異形断面繊維
    を10〜50重量%と、他の人工毛髪用繊維を50〜9
    0重量%の割合でブレンドしてなる人工毛髪用繊維。
  7. 【請求項7】 前記他の人工毛髪用繊維が、円形、楕円
    形、繭形、リボン形、4つ葉形、星形等の一般の断面形
    状を有するアクリロニトリル系合成繊維である請求項6
    記載の人工毛髪用繊維。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4のいずれかに記載の異形断
    面繊維を製造する方法であって、紡糸ノズル孔が2列孔
    以上配列されたノズルを用いて紡糸することを特徴とす
    る異形断面繊維の製造方法。
  9. 【請求項9】 繊度のバラツキが10〜30%である請
    求項8記載の異形断面繊維の製造方法。
JP8332477A 1996-12-12 1996-12-12 異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法 Pending JPH10168647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8332477A JPH10168647A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8332477A JPH10168647A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10168647A true JPH10168647A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18255405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8332477A Pending JPH10168647A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10168647A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010247A1 (ja) * 2003-07-25 2005-02-03 Kaneka Corporation 難燃性ポリエステル系人工毛髪用繊維
WO2005033384A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 人工毛髪用ポリ塩化ビニル繊維、その製造方法、及び、その製造装置
JP2007119958A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kaneka Corp 人工頭髪用繊維
WO2008035712A1 (fr) * 2006-09-21 2008-03-27 Kaneka Corporation Fibre pour cheveux postiches améliorée en termes de capacité de mise en plis et accessoires pour cheveux réalisés en utilisant la fibre
WO2008111353A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 繊維束、及び繊維束の製造方法
JP2009018846A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk 人工毛髪用繊維の梱包方法
US7951315B2 (en) 2003-10-03 2011-05-31 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Polyvinyl chloride fiber for artificial hair, manufacturing and apparatus of the same
JP2011246846A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Denki Kagaku Kogyo Kk 毛髪用繊維束
WO2018179803A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 株式会社カネカ 人工毛髪用芯鞘複合繊維及びそれを含む頭飾製品
KR102197602B1 (ko) * 2019-09-04 2020-12-31 주식회사 케이앤케이 이형 단면을 갖는 필라멘트 제조용 방사구금 및 이에 의해 제조된 필라멘트
CN112261897A (zh) * 2018-06-12 2021-01-22 花王株式会社 擦拭片材

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010247A1 (ja) * 2003-07-25 2005-02-03 Kaneka Corporation 難燃性ポリエステル系人工毛髪用繊維
WO2005033384A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 人工毛髪用ポリ塩化ビニル繊維、その製造方法、及び、その製造装置
US7951315B2 (en) 2003-10-03 2011-05-31 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Polyvinyl chloride fiber for artificial hair, manufacturing and apparatus of the same
JP2007119958A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kaneka Corp 人工頭髪用繊維
US7906209B2 (en) 2006-09-21 2011-03-15 Kaneka Corporation Fiber for artificial hair with improved processability and hair accessory using the same
WO2008035712A1 (fr) * 2006-09-21 2008-03-27 Kaneka Corporation Fibre pour cheveux postiches améliorée en termes de capacité de mise en plis et accessoires pour cheveux réalisés en utilisant la fibre
JP5176960B2 (ja) * 2006-09-21 2013-04-03 株式会社カネカ 加工性の改良された人工毛髪用繊維及びそれを用いた頭髪装飾品
WO2008111353A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 繊維束、及び繊維束の製造方法
JP2009018846A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk 人工毛髪用繊維の梱包方法
JP2011246846A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Denki Kagaku Kogyo Kk 毛髪用繊維束
WO2018179803A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 株式会社カネカ 人工毛髪用芯鞘複合繊維及びそれを含む頭飾製品
CN110418584A (zh) * 2017-03-30 2019-11-05 株式会社钟化 人工毛发用芯鞘复合纤维及包含其的头饰制品
JPWO2018179803A1 (ja) * 2017-03-30 2020-02-06 株式会社カネカ 人工毛髪用芯鞘複合繊維及びそれを含む頭飾製品
CN112261897A (zh) * 2018-06-12 2021-01-22 花王株式会社 擦拭片材
KR102197602B1 (ko) * 2019-09-04 2020-12-31 주식회사 케이앤케이 이형 단면을 갖는 필라멘트 제조용 방사구금 및 이에 의해 제조된 필라멘트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101427739B1 (ko) 가공성이 개량된 인공 모발용 섬유 및 그것을 사용한 두발 장식품
EP0355749B1 (en) Polyvinyl chloride fibers for artificial hair and production of the same
JPS63290595A (ja) 人形頭髪用繊維
JPH10168647A (ja) 異形断面繊維、並びに異形断面繊維の製造方法
CN109306561A (zh) 一种高弹性超柔细旦涤纶长丝的生产工艺
JP5978306B2 (ja) 人工毛髪及びそれを用いたかつら
JP5122133B2 (ja) 人工頭髪繊維束及びそれからなる頭飾製品
WO2012043348A1 (ja) 人形毛髪用合成繊維
EP0740000B1 (en) Use of a modified cross-section fiber for artificial hair
JP2008285772A (ja) 人工毛髪およびそれからなる頭飾製品
JP2008002041A (ja) 人工毛髪用繊維およびその製造方法
JP2005120533A (ja) ポリエステル系人工毛髪用繊維
JP4857469B2 (ja) 人工毛髪
JPH0124886B2 (ja)
JP2002227028A (ja) アクリル系人工毛髪繊維およびそれからなる頭飾製品
JP4854272B2 (ja) 人工頭髪用繊維
JP4935050B2 (ja) 人工頭髪用繊維
JP4722881B2 (ja) 合成繊維束、及び合成繊維束の製造方法
JPS6240442B2 (ja)
JP2002227020A (ja) 人工毛髪繊維及びそれからなる頭飾製品
JPS6018323B2 (ja) かつらの製造法
JPH0390611A (ja) 異型断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた異型断面繊維の製造方法
JPS60224810A (ja) ポリエステルスパンライク糸の製造方法
JPH0614994B2 (ja) 人形頭髪に用いる合成繊維