JPH0556136A - データバツクアツプ装置 - Google Patents

データバツクアツプ装置

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JPH0556136A
JPH0556136A JP3210611A JP21061191A JPH0556136A JP H0556136 A JPH0556136 A JP H0556136A JP 3210611 A JP3210611 A JP 3210611A JP 21061191 A JP21061191 A JP 21061191A JP H0556136 A JPH0556136 A JP H0556136A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリバックアップ機能を有する留守番電
話機において、商用電源の停電が長時間にわたってしま
った場合等内部電池が揮発性メモリの情報保持に必要な
電力さえ供給できないときでも、メモリの記憶情報を保
持することができ商用電源が復旧した場合には停電前と
同じように使用できる電話機を得る。 【構成】 バッテリバックアップ動作開始時にメモリ１
１の記憶内容をＤＴＭＦジェネレータ１３によりアナロ
グ信号に変換してテープ記録再生回路１２に記録する。
また、商用電源回復時にはテープ記録再生回路１２から
読み出したデータをＤＴＭＦレシーバ１４によりデジタ
ル信号に変換してメモリ１１に書き戻すことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はデータバックアップ装
置、特にバッテリバックアップ機能を有するデータバッ
クアップ装置において、商用電源停電時に内部電池が消
耗した場合でもメモリの記憶情報の消失を防止するデー
タバックアップ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に、従来のバッテリバックアップ機
能を有する留守番電話機のブロック図を示す。図におい
て、従来のバッテリバックアップ機能を有する留守番電
話機は、電話機システム全体を制御するＣＰＵ１０と、
短縮ダイヤル機能等の各種機能をサポートするために短
縮ダイヤル番号等の情報を記憶する揮発性メモリ１１
と、留守番電話機能動作時に予め録音されていた応答メ
ッセージを再生し、本留守番電話機にかかってきた用件
メッセージを磁気テープなどの記録媒体に記録するテー
プ記録再生回路１２と、ＣＰＵから送出されたデジタル
信号をＤＴＭＦ信号に変換するＤＴＭＦジェネレータ１
３と、テープ記録再生回路１２に記録された連絡メッセ
ージを再生する場合ＣＰＵ１０の制御によりテープ記録
再生回路１２から読み出された連絡メッセージをアナロ
グ信号からデジタル信号に変換するＤＴＭＦレシーバ１
４と、商用電源の停電を検出する停電検出回路１５と、
通常は商用電源によりシステムの各装置に電源を供給す
ると共に、前記停電検出回路１５により商用電源の停電
が検出された場合は後述の内部電池に電源を切り換える
電源部１６と、商用電源停電時においてシステムの各装
置の動作継続を一定時間保証するための内部電池１７と
から構成されている。なお、図２において、電源部１６
を介して内部電池１７の電源が供給される電源供給線を
一点鎖線で示す。
【０００３】次に、上記の通り構成される従来のバッテ
リバックアップ機能付き留守番電話機の動作について説
明する。なお、従来の留守番電話機の電話機としての機
能動作は、通常の電話機と同様であるので説明を省略す
る。
【０００４】まず、上記留守番電話機においては、通常
は商用電源によりシステムの各装置に電源が供給されて
いる。従って、この状態では内部電池１７は使用されな
い。ところで、留守番電話機能動作中に他の電話機から
発呼されて、本電話機に連絡メッセージが入力される
と、ＣＰＵ１０は入力された連絡メッセージをテープ記
録再生回路１２に記録する必要がある。いわゆる、電話
録音である。この場合の具体的な動作は、まず一般加入
電話網から電話回線を介してＣＰＵ１０に入力される連
絡メッセージを、ＣＰＵ１０はＤＴＭＦジェネレータ１
３に出力する。ＤＴＭＦジェネレータ１３は入力された
連絡メッセージをデジタル信号からアナログ信号に変換
しテープ記録再生回路１２に出力する。次に、テープ記
録再生回路１２は入力された連絡メッセージを磁気テー
プに記録する。この様に、留守番電話機能動作中に他の
電話機から本電話機に順次入力される連絡メッセージ
は、その都度テープ記録再生回路１２により磁気テープ
記録媒体に入力順に記録されていく。
【０００５】上記留守番電話機能動作中の処理は、テー
プ記録再生回路１２の記録媒体が終端まで記録済みとな
るか、あるいは留守番電話機能の停止が指示されるまで
繰り返される。
【０００６】そして、テープ記録再生回路１２により磁
気テープなどの記録媒体に記録された連絡メッセージ
は、本留守番電話機の操作者が連絡メッセージの再生を
指示することにより、以下の通りテープ記録再生回路１
２により読み出される。すなわち、まずＣＰＵ１０はテ
ープ記録再生回路１２に対して記録媒体のリワインド
（巻戻し）を指示し、次に記録媒体のリワインド動作が
完了するとテープ記録再生回路１２とＤＴＭＦレシーバ
１４に連絡メッセージの読み出しを指示する。テープ記
録再生回路１２はＣＰＵ１０からの読み出し指示を受信
すると、磁気テープなどの記録媒体に記録された連絡メ
ッセージを読み出しＤＴＭＦレシーバ１４に出力する。
ＤＴＭＦレシーバ１４は同様にＣＰＵ１０からの読み出
し指示を受信すると、テープ記録再生回路１２から入力
される連絡メッセージをアナログ信号からデジタル信号
に変換してＣＰＵ１０に出力する。ＣＰＵ１０は図示さ
れないマイクを通して連絡メッセージを音声として発生
させる。
【０００７】次に、商用電源の停電状態が発生した場合
は停電検出回路１５により商用電源の停電が検出され、
停電検出回路１５から電源部１６に停電検出信号が送信
される。電源部１６は停電検出信号を受信すると、シス
テムの各装置に供給する電源を商用電源から内部電池１
７に切り換えて、バッテリバックアップ動作を開始す
る。バッテリバックアップ中の本留守番電話機の動作は
上記商用電源供給時の動作となんら異なるところはな
い。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】従来の留守番電話機の
動作は上述の通りであるが、バックアップ用の内部電池
の能力は内部電池のコスト・パーフォマンスを考慮する
と長時間のバックアップを行うことができないものにな
らざるを得ない。もっともこの様な内部電池は、例え
ば、商用電源の瞬断や短時間のバッテリバックアップを
目的としているものが多く、長時間のバッテリバックア
ップが行えないということ自体は大きな問題ではない。
【０００９】しかし、商用電源の停電が長時間にわたっ
てしまった場合、バッテリバックアップ中連絡メッセー
ジの入力が連続した場合、あるいは、放電等により内部
電池の寿命が尽き欠けている場合などでは、短縮ダイヤ
ル機能等の各種機能をサポートするための短縮ダイヤル
番号等の重要な情報を記憶する揮発性メモリのバックア
ップに必要な電力さえ供給できないことがある。このよ
うな場合には揮発性メモリに記憶された重要な情報が全
て消滅してしまうことになるので、停電回復後に、短縮
ダイヤル番号が認識できず短縮ダイヤル機能が使用でき
なかったり、暗証番号なども消滅してしまうのでリモー
トコントロール機能が使用できないといった問題が発生
していた。そして、商用電源復旧後に短縮ダイヤル番号
を記憶させたり、暗証番号を記憶しなおす必要があり、
操作が煩わしいという問題もあった。
【００１０】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、商用電源の停電が長時間にわたっ
てしまった場合、バッテリバックアップ中連絡メッセー
ジの入力が連続した場合、あるいは、放電等により内部
電池の寿命が尽き欠けている場合など、重要な情報を記
憶する揮発性メモリのバックアップに必要な電力さえ供
給できない事態が発生したときにも、メモリの記憶情報
を保持することができ、商用電源が復旧した場合には停
電前と同じように使用できるデータバックアップ装置を
得ることを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わるデータバックアップ装置は、バッテ
リバックアップ機能動作開始時に揮発性メモリの記憶内
容を媒体記録装置の記録媒体に記録する手段を備えたこ
とを特徴とする。
【００１２】また、本発明に係わるメモリバックアップ
装置は、バッテリバックアップ機能動作開始時に揮発性
メモリの記憶内容を符号化する手段と、商用電源回復時
に媒体記録装置から読み出された前記データを復号化し
揮発性メモリに記憶させる手段とを備えたことを特徴と
する。
【００１３】
【作用】従って、本発明のメモリバックアップ装置によ
れば、商用電源の停電によりバッテリバックアップ機能
動作が開始された場合、直ちに揮発性メモリの記憶内容
が前記アナログ信号変換手段により符号化されて能率よ
く媒体記録装置の記録媒体に記録されると共に、商用電
源が回復された場合は媒体記録装置から読み出された連
絡メッセージが前記デジタル信号変換手段により復号化
され、停電発生以前と同じようにメモリに記憶されるこ
とになる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図１は、本発明のメモリバックアップ装置を備えた
留守番電話機のブロック図である。
【００１５】図１において、本発明の留守番電話機は、
電話機システム全体を制御するＣＰＵ１０と、短縮ダイ
ヤル機能等の各種機能をサポートするために短縮ダイヤ
ル番号等の情報を記憶する揮発性メモリ１１と、留守番
電話機能動作時に本留守番電話機にかかってきた連絡メ
ッセージを磁気テープなどの記録媒体に記録するテープ
記録再生回路１２と、揮発性メモリ１１に収納されてい
た情報をテープ記録再生回路１２に記録するために揮発
性メモリ１１から出力された情報をデジタル信号からア
ナログ信号に変換するＤＴＭＦジェネレータ１３と、テ
ープ記録再生回路１２に記録された情報を再生する場合
ＣＰＵ１０の制御によりテープ記録再生回路１２から読
み出された上記情報をアナログ信号からデジタル信号に
変換するＤＴＭＦレシーバ１４と、商用電源の停電を検
出する停電検出回路１５と、通常は商用電源によりシス
テムの各装置に電源を供給すると共に、前記停電検出回
路１５により商用電源の停電が検出された場合は後述の
内部電池に電源を切り換える電源部１６と、商用電源停
電時においてシステムの各装置の動作継続を一定時間保
証するための内部電池１７とから構成され（以上の構成
は従来の留守番電話機と同様である）。
【００１６】次に、上記の通り構成される本発明のバッ
テリバックアップ機能付き留守番電話機の動作について
説明する。なお、本発明の留守番電話機の通常機能は従
来の電話機と同様であり、留守番電話機能における動作
も従来の留守番電話機と同様であるので説明を省略す
る。以下、本発明の留守番電話機の停電状態の発生によ
るバッテリバックアップ動作について説明する。
【００１７】まず、本発明の留守番電話機では、停電検
出回路１５が商用電源の停電を検出すると、ＣＰＵ１０
及び電源部１６に対して停電検出信号を送信する。電源
部１６は停電検出回路１５からの停電検出信号を受信す
ると各装置に供給する電源を内部電池１７に切り換え
る。また、ＣＰＵ１０は同様に停電検出回路１５からの
停電検出信号を受信すると、直ちに揮発性メモリ１１に
記憶されたデータを読み出し、ＤＴＭＦジェネレータ１
３に出力する。
【００１８】ＤＴＭＦジェネレータ１３はＣＰＵ１０よ
り入力された揮発性メモリ１１の記憶データを、デジタ
ル信号からアナログ信号に変換しテープ記録再生回路１
２の記録媒体に出力する。この動作は揮発性メモリ１１
に記憶された全てのデータがテープ記録再生回路１２の
記録媒体に全て記録されるまで続けられる。なお、揮発
性メモリ１１の記憶データのテープ記録再生回路１２の
記録媒体への退避動作が完了した後の、本発明の留守番
電話機のバッテリバックアップ動作は従来の留守番電話
機のバッテリバックアップ動作と同様である。
【００１９】次に、バッテリバックアップ動作中に停電
状態が解消され商用電源が回復した場合の本発明の留守
番電話機の動作は以下の通りである。すなわち、停電時
と同様にまず、停電検出回路１５が商用電源の供給を検
出し、ＣＰＵ１０及び電源部１６に対して停電終了信号
を送信する。電源部１６は停電検出回路１５からの停電
終了信号を受信すると、各装置に供給する電源を内部電
池１７から商用電源に切り換える。また、ＣＰＵ１０は
同様に停電検出回路１５からの停電終了信号を受信する
と、直ちにテープ記録再生回路１２とＤＴＭＦレシーバ
１４に対してテープ記録再生回路１２の記録媒体に記録
されたデータの読み出しを指示する。テープ記録再生回
路１２はＣＰＵ１０からの読み出し指示を受信し、磁気
テープなどの記録媒体に記録されたデータを読み出す。
ＤＴＭＦレシーバ１４は、同様にＣＰＵ１０からの読み
出し指示を受信し、テープ記録再生回路１２から入力さ
れるデータをアナログ信号からデジタル信号に変換する
と共に、そのデータをＣＰＵ１０に出力する。そして、
ＣＰＵ１０はテープ記録再生回路１２から読み出された
揮発性メモリ１１の記憶内容を揮発性メモリ１１に書き
戻す。
【００２０】このように、本発明の留守番電話機では、
商用電源の停電状態の発生によるバッテリバックアップ
動作開始後、直ちに揮発性メモリ１１の記憶データをテ
ープ記録再生回路１２の記録媒体に記録する。また、停
電状態が解消され商用電源が回復した後は、テープ記録
再生回路１２から読み出される記録データを揮発性メモ
リ１１に書き戻す。従って、商用電源の停電が長時間に
わたってしまった場合、バッテリバックアップ中連絡メ
ッセージの入力が連続した場合、あるいは、放電等によ
り内部電池の寿命が尽き欠けている場合など、従来の留
守番電話機であれば揮発性メモリ１１のバックアップに
必要な電力さえ供給できず揮発性メモリ１１に記憶され
た記憶情報が全て消滅してしまうことになる場合であっ
ても、本発明の留守番電話機では、揮発性メモリ１１に
は停電状態の発生以前とまったく同じデータが復元され
ることになる。従って、本発明の留守番電話機では商用
電源回復後はあたかも停電がなかったと同じように使用
することができ、またそのため、商用電源回復後に短縮
ダイヤル機能が使用できなかったり、リモートコントロ
ール機能が使用できないといった問題は発生しない。
【００２１】なお、上記実施例では停電状態の発生によ
るバッテリバックアップ動作開始時に揮発性メモリ１１
の記憶データをテープ記録再生回路１２の記録媒体に記
録する際、デジタル信号からアナログ信号への変換をＤ
ＴＭＦジェネレータ１３が行うとして説明し、また、停
電状態が解消され商用電源が回復した後に、テープ記録
再生回路１２から読み出される記録データを揮発性メモ
リ１１に書き戻す際、アナログ信号からデジタル信号へ
の変換をＤＴＭＦレシーバ１４が行うとして説明した
が、その他の方法によることも可能である。例えば、符
号化回路２１により符号化された揮発性メモリ１１の記
憶内容をデジタル信号からアナログ信号に変換するＤ／
Ａ変換回路２３をＣＰＵ１０内に構成し、またテープ記
録再生回路１２から読み出したデータを復号化回路２２
で復号化する前に、ＣＰＵ１０内にアナログ信号からデ
ジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路２４を構成するこ
とによって行うことなどが考えられる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータバ
ックアップ装置によれば、商用電源の停電状態の発生に
よるバッテリバックアップ動作開始後、直ちに揮発性メ
モリの記憶データを媒体記録装置の記録媒体に記録し、
停電状態が解消され商用電源が回復した後は、媒体記録
装置から読み出される記録データを揮発性メモリに書き
戻すように構成したので、商用電源の停電が長時間にわ
たってしまった場合や、バッテリバックアップ中連絡メ
ッセージの入力が連続した場合でも、商用電源回復後は
あたかも停電がなかったと同じように使用することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すバッテリバックアップ
機能を有する留守番電話機のブロック図である。
【図２】従来のバッテリバックアップ機能を有する留守
番電話機のブロック図である。
【符号の説明】
１０ ＣＰＵ １１ 揮発性メモリ １２ テープ記録再生回路 １３ ＤＴＭＦジェネレータ １４ ＤＴＭＦレシーバ １５ 停電検出回路 １６ 電源部 １７ 内部電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 装置全体を制御するＣＰＵと、情報を記
    憶する揮発性メモリと、停電時に前記揮発性メモリの記
    憶内容を記録する媒体記録装置と、商用電源の停電時に
    システムの各装置の動作継続を一定時間保証するための
    内部電池とを有し、停電時に前記揮発性メモリの内容を
    読み出し、前記媒体記録装置に格納する手段を備えたこ
    とを特徴とするデータバックアップ装置。
  2. 【請求項２】 請求項１記載のデータバックアップ装置
    であって留守番電話機に備えられ、前記ＣＰＵが電話機
    を制御するＣＰＵであり、揮発性メモリが短縮ダイヤ
    ル，暗証番号を含む留守番電話機の各種機能を実現する
    に必要な情報を記録するメモリであり、前記媒体記録装
    置が留守番対応時に使用される磁気記録装置であること
    を特徴とするデータバックアップ装置。
  3. 【請求項３】 請求項１または２記載のデータバックア
    ップ装置において、 揮発性メモリの記憶内容を媒体記録装置に記録する際に
    揮発性メモリのデータを符号化する手段と、媒体記録装
    置に記録された前記データを復号化して読み出す手段と
    を備えたことを特徴とするデータバックアップ装置。
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