JPH0555513U - 小型巻線部品 - Google Patents
小型巻線部品Info
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- JPH0555513U JPH0555513U JP11180291U JP11180291U JPH0555513U JP H0555513 U JPH0555513 U JP H0555513U JP 11180291 U JP11180291 U JP 11180291U JP 11180291 U JP11180291 U JP 11180291U JP H0555513 U JPH0555513 U JP H0555513U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】小型巻線部品において、連続した製造工程で巻
線の接続作業が行える端子部の構造を提供する。 【構成】基板7に対向する面に開口部6aを有する樹脂
製ケ−ス6にコア4を収納し、接着剤8等で固着する。
該コア4の巻線5を巻線からげ部2bにからげ、半田付
けする。端子部2aの一端の巻線からげ部2bは、該樹
脂製ケ−ス6の開口部側から突出する。端子2の他端
は、ケース6の他の面から突出する。
線の接続作業が行える端子部の構造を提供する。 【構成】基板7に対向する面に開口部6aを有する樹脂
製ケ−ス6にコア4を収納し、接着剤8等で固着する。
該コア4の巻線5を巻線からげ部2bにからげ、半田付
けする。端子部2aの一端の巻線からげ部2bは、該樹
脂製ケ−ス6の開口部側から突出する。端子2の他端
は、ケース6の他の面から突出する。
Description
【0001】
本考案は、電子機器に使用されるトランスやインダクタ等の小型巻線部品に係 り、とくに巻線接続用端子部の構造に関する。
【0002】
図6は従来の小型パルストランス1の一例を製造途中の工程で示す斜視図であ る。図6において、2は連続して打ち抜き加工で成形され矢印W方向に送られる 金属製リ−ドフレ−ムであり、両側部2g、2g間を架橋部2eで等間隔に接続 し、架橋部2e間に複数本の板状端子部2aが形成され、このリ−ドフレ−ム2 の該端子部2aには、インサ−ト成形により、樹脂製ベ−ス3が一体成形されて いる。
【0003】 しかし、このような構造では、端子部2aの巻線からげ部がリードフレーム2 の両側部2gで閉じられているため、リードフレーム2にベース3を一体化した ままでは巻線5の巻線からげ部へのからげ作業ができない。このため、2点鎖線 Xで示す部分で端子部2aを切断し、ベース3をリ−ドフレ−ム2の両側部2g から切り離した後、巻線5を施したトロイダルコア4をベース3上に配置し、巻 線5を端子部2aの巻線からげ部にからげて半田付けしていた。そのため、その 後の工程は、複数個のトランスがリードフレームで一体化された部品連としての 取り扱いができず、量産性が悪く、製造が能率良く行えないという問題点があっ た。
【0004】 本考案は、上記の問題点に鑑み、リードフレームにベース等を一体化したまま で連続した製造工程で巻線の端子へのからげ作業ができる構造の小型巻線部品を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するため、巻線を巻装したコアを、一面が開口した 樹脂製ケ−スに収納し、該ケ−スの開口部側から端子の巻線からげ部を突出させ 、かつ基板に半田付けされる端子の基部を前記ケ−スの開口面以外の面から突出 させたことを特徴とする。
【0006】
本考案は、上記構造を有するので、樹脂製ケースをリ−ドフレ−ムに付けたま まで、かつケースの開口面を上にした状態で、作業者が巻線の端子へのからげ部 を目視しながら連続して端子への巻線からげ作業を行える。
【0007】
図1(A)は本考案による小型トランスの一実施例(表面実装型)の一部断面 側面図、同(B)は平面図である。図1(A)、(B)に示すように、本考案に よる小型トランスは、基板7に対向する面に開口部6aを有する樹脂製ケ−ス6 に、巻線を巻装したトロイダルコア4を収納して接着剤8で固着し、該トロイダ ルコア4の巻線5を巻線からげ部2bにからげ、半田付け(10)する構造とし ている。また端子2aの中間部を該樹脂製ケ−ス6に埋設し、端子2aの一端の 巻線からげ部2bは、該樹脂製ケ−ス6の開口部6a側から基板7に向けて垂直 に突出し、他端の基部2cはケ−ス6の側面から突出し、その基部2cより先端 までの部分は、前記巻線からげ部2bの外側に位置する垂下部2hと、該垂下部 2hから内方に曲成して形成された半田付け部2iとからなる。
【0008】 図2(A)は本考案によるピンタイプの小型トランスの実施例の一部断面側面 図、同(B)は平面図である。図2(A)、(B)において、ピンタイプは、前 述の実施例(表面実装型)に対して、基部2cを基板7に半田付けする部分の構 造のみが異なり、図示のように基板7に設けた穴7aに垂下部2hを通した後で 巻線からげ部2bと反対面側で基板7と半田付け(10)するものである。
【0009】 上述の実施例の製造は、初めに、図3(A)とその拡大図である図3(B)に 示すように、金属製リ−ドフレ−ム2を打ち抜き加工する。プレス打抜き加工で 端子部2aをプレス送り方向Wに連続して成形する。ここで、図3(A)、(B )のA部は打ち抜き部、2aは端子部、2dは複数本の端子部2aの先端の向き を揃えるための連結部であり、この連結部2dは必ずしも必要ではない。2fは 巻線からげ穴、9はプレス送り用のロケ−ト穴である。
【0010】 次に、図4(A)に示すように、端子部2aの端部をプレス曲げ加工で紙面に 垂直に曲成し、図4(A)のE−E断面図である図4(B)に示すようにL字形 に形成する。そして、図4(A)、(B)の2点鎖線で示すように、樹脂製のケ −ス6を端子部2aと一体に成形する。図5(A)は前記リ−ドフレ−ム2の端 子部2aをインサ−ト成形により樹脂製のケ−ス6を一体成形した状態を示す平 面図、同(B)は図5(A)のY矢視図、同(C)は図5(A)の一部断面した 側面図である。図5(B)に示すように、ケ−ス6の開口部6a側に端子部2a の一端部を突出し、一点鎖線Zの位置で先端の連結部2dを切り離すことにより 、巻線からげ穴2fの上側が開口し巻線からげ部2bを形成する。
【0011】 このように巻線からげ部2bをケ−ス6の開口部6a側に突出させ形成するこ とにより、図5(C)に示すように、次の工程でケ−ス6にトロイダルコア4を 収納し、接着剤8等で固着した後、リ−ドフレ−ム2に該ケ−ス6を一体化した まま連続した製造工程中に、トロイダルコア4の巻線5を巻線からげ部2bにか らげ、半田槽に浸漬することにより半田付けすることができる。またリ−ドフレ −ム2に該ケ−ス6を接続しているので半田付けの自動化も可能である。
【0012】 なお、ケース6にコア4を固定する手段としては、粘着テープや樹脂モールド 構造を採用してもよい。また、ケース6に収容するコア4としてはトロイダルコ ア以外にドラムコア等他のコアを用いても良い。
【0013】
本考案によれば、コア収納ケ−スの開口部側より端子の一端側の巻線からげ部 を突出させており、該コアに施した巻線と前記巻線からげ部とがリ−ドフレ−ム に対して同じ方向に出ているので、ケ−スをリ−ドフレ−ムに接続したままリ− ドフレ−ムの加工工程から連続して、かつ作業者が接続部を目視しながら該巻線 を巻線からげ部にからげ、半田槽に浸漬することにより半田付けすることができ るため、巻線の接続作業を連続的に効率良く行うことができる。また半田付けの 自動化も可能になるため、さらに効率の良い巻線の接続作業が可能となる。
【図1】(A)は本考案による小型トランスの一実施例
(表面実装型)を示す一部断面にした側面図、(B)は
その平面図である。
(表面実装型)を示す一部断面にした側面図、(B)は
その平面図である。
【図2】(A)は本考案によるピンタイプの小型トラン
スの実施例を示す側面図、(B)はその平面図である。
スの実施例を示す側面図、(B)はその平面図である。
【図3】(A)は本考案による小型トランスの製造工程
途中のリ−ドフレ−ム平面図、(B)は(A)の一部拡
大図である。
途中のリ−ドフレ−ム平面図、(B)は(A)の一部拡
大図である。
【図4】(A)は本考案による小型トランスの製造工程
途中のリ−ドフレ−ム平面図、(B)は(A)のE−E
断面図である。
途中のリ−ドフレ−ム平面図、(B)は(A)のE−E
断面図である。
【図5】(A)は本考案による小型トランスのケ−ス成
形時の平面図、(B)は側面図、(C)は(A)のY矢
視図である。
形時の平面図、(B)は側面図、(C)は(A)のY矢
視図である。
【図6】従来の小型パルストランスの一例の製造工程途
中の状態を示す斜視図である。
中の状態を示す斜視図である。
1 トランス 2 リ−ドフレ−ム 2a 端子部 2b 巻線からげ部 2c 基部 2h 垂下部 2i 半田付け部 4 トロイダルコア 5 巻線 6 ケ−ス 7 基板 7a 穴 8 接着剤 9 ロケ−ト穴
Claims (1)
- 【請求項1】巻線を巻装したコアを、一面が開口した樹
脂製ケ−スに収納し、該ケ−スの開口部側から端子の巻
線からげ部を突出させ、かつ基板に半田付けされる端子
の基部を前記ケ−スの開口面以外の面から突出させたこ
とを特徴とする小型巻線部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11180291U JPH0555513U (ja) | 1991-12-21 | 1991-12-21 | 小型巻線部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11180291U JPH0555513U (ja) | 1991-12-21 | 1991-12-21 | 小型巻線部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555513U true JPH0555513U (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=14570531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11180291U Withdrawn JPH0555513U (ja) | 1991-12-21 | 1991-12-21 | 小型巻線部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0555513U (ja) |
-
1991
- 1991-12-21 JP JP11180291U patent/JPH0555513U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |