JPH0749776Y2 - スタンドオフ高さ調節台付きコイルボビン - Google Patents

スタンドオフ高さ調節台付きコイルボビン

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JPH0749776Y2
JPH0749776Y2 JP854090U JP854090U JPH0749776Y2 JP H0749776 Y2 JPH0749776 Y2 JP H0749776Y2 JP 854090 U JP854090 U JP 854090U JP 854090 U JP854090 U JP 854090U JP H0749776 Y2 JPH0749776 Y2 JP H0749776Y2
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JP
Japan
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coil bobbin
standoff
bobbin
coil
stand
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俊夫 中野目
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子機器に使用するトランスやインダクタ等
に使用するピン端子付きボビンの構造に関係する。
〔従来の技術〕
従来、トランスやインダクの製造に於て、コイル用ボビ
ンの巻枠に巻線を施し、終端をピン端子にからげ巻線
し、更に半田処理しコアと組合せ作成していた。ピン端
子にからげ半田処理を行う場合、通常ボビンのスタンド
オフよりはみ出さない様に加工している。しかし、1本
のピンに複数の線材がからげられたり、又線径の太い巻
線を施した場合、第5図のWで示すようにスタンドオフ
3の先端より出てしまい基板に実装した場合傾いたり、
第6図に示すように基板上面にからげ部が密着するた
め、基板ユニットを自動半田装置で半田処理を行った際
に、からげ部の半田が吸いとられ、半田付け不良となる
等の問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のように同じ大きさのコアを使用するトランスやイ
ンダクタでもコイルの巻線仕様により、数種類のスタン
ドオフ高さのコイルボビンを準備する必要があり、各種
の金型の費用や部品の管理のためコスト高となる欠点が
あった。又一つの仕様で無理をして使えば、必要以上に
スタンドオフ高さを大きくし占積効果を低下させたり、
実装不良を発生させる等の問題があった。
然るに、本考案は前述の問題点を解決し、1つの金型の
コイルボビンで各種のコイル仕様に合わせて使用でき、
又不要な空間を作ることなく効率的に、且つ安定した実
装のできる構造のピン端子付きコイルボビン、即ちスタ
ンドオフ高さ調節台付きコイルボビンを提供するもので
ある。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、ピン端子付きコイルボビンに予め設けてある
スタンドオフに嵌合する凹部を上面に持ち下面に所定の
高さの新しいスタンドオフとして機能を果たす脚部を備
えたスタンドオフ高さ調節台を組合せて使用する構造の
コイルボビンである。
即ち、巻枠に巻線を施し、コアと組合せ、トランスやイ
ンダクタ等を構成するピン端子付きコイルボビンに於
て、コイルボビンに一体に成形されたスタンドオフと嵌
合する凹部を上面に持ち、その反対側の面に、前記コイ
ルボビンと組み合せられたとき、基板と該コイルボビン
の間にあって所定の高さでスタンドオフの機能を果たす
脚部を備えた構造のスタンドオフ高さ調節台を組合せ使
用する構造のスタンドオフ高さ調節台付きコイルボビン
を提供する。
〔作用〕
ピン端子に終端処理するコイル用線材の本数や太さによ
らず、最も低いスタンドオフの高さで準備された金型に
より製作された一種類のコイルボビンで、ピン端子への
からげ高さの異なるコイルを用いるトランスやインダク
タが、スタンドオフ高さに対応した数種類の組付け部品
であるスタンドオフ高さ調節台を使用することにより一
種類のコイルボビンで無駄なスペースをとることなく、
又、個別の金型費用をかけることなく一種類のコイルボ
ビンで汎用性を持たせ製造できる。
〔実施例〕
以下図面を用いて実施例について説明する。
第1図は、本考案の一実施例のスタンドオフ高さ調節台
付きコイルボビンを用いて組立てたトランスを基板に組
付けた状態の正面図である。
第2図は、第1図に示す本考案の実施例のスタンドオフ
高さ調節台付きコイルボビンに使用するスタンドオフ高
さ調節台の外観斜視図である。
第3図は第2図に示すスタンドオフ高さ調節台をコイル
ボビンに組付ける工程を説明する説明図。
第4図は本考案の実施例のスタンドオフ高さ調節台と組
合せた構造のコイルボビンにより組立てられたトランス
を基板に取り付けた状態のピン端子近傍を拡大した一部
断面正面図である。
本実施例では外形寸法が40mm×17mm×11mmのE型フェラ
イトコア2個を組付けてトランスを構成するコイルボビ
ンについて説明する。第3図のコイルボビン9及びスタ
ンドオフ高さ調節台1はフェノール系絶縁樹脂でモール
ド成形されている。コイルボビンはφ0.8mm×16mmのピ
ン端子8が組付けられ、スタンドオフ3の高さは2.8mm
である。コイルの仕様によりφ0.1mmからφ1.0mmの銅線
が用いられる。φ0.4mm程度の仕様の1個のコイルの終
端の場合、スタンドオフの高さより十分低く加工できる
が、φ0.4mmの2個以上の終端やφ1.0mmの太い線の終端
では第6図に示すようにスタンドオフ3の高さよりはみ
出してしまう。
本考案では第2図及び第3図に示すように、上面にコイ
ルボビンのスタンドオフが嵌合する凹部6を設け(本例
では貫通孔となっている)、下面方向に所定の高さを持
つ脚部7を備えたスタンドオフ高さ調節台1を、高さが
8mmと12mmの2種類をフェノール系絶縁樹脂にて成形し
準拠した。φ1mmの銅線を終端した場合、コイルボビン
9低面より約4.5mmないし6.5mmのからげ半田部4が必要
となった。
本実施例では脚部の高さが8mmのスタンドオフ高さ調節
台1を第3図のようにコイルボビン9に組付け、第1図
のように基板5に装着した結果、実装後の不良は発生す
ることなく使用できた。
又他の例では1つのピン端子にφ0.6mmの銅線を2個を
終端した場合、6.5mmから10.5mmのからげ半田部4が必
要となり、脚部7の高さが12mmのスタンドオフ高さ調節
台1を前例と同様に組合せ使用した所、実装後の不良は
発生しなかった。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 本考案のスタンドオフ高さ調節台付きコイルボビンを使
用することにより1種類のコイルボビンで線径や終端コ
イル数の異なる仕様のトランスやインダクタを構成でき
経済的にトランス、インダクタ等を生産でき、又実装後
の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例のスタンドオフ高さ調節台
付きコイルボビンを用いて組立てたトランスを基板に組
付けた状態の正面図。 第2図は、第1図に示す本考案の実施例のスタンドオフ
高さ調節台付きコイルボビンに用いるスタンドオフ高さ
調節台の外観斜視図。 第3図は、第2図に示すスタンドオフ高さ調節台をコイ
ルボビンに組付ける工程を説明する説明図。 第4図は、本考案の実施例のスタンドオフ高さ調節台と
組合せた構造のコイルボビンにより組立てられたトラン
スを基板に組付けた状態のピン端子近傍を拡大した一部
断面正面図。 第5図は、従来のコイルボビンを用いて組立てたコイル
で、からげ半田部がスタンドオフより出っ張った状態で
トランスを構成し、基板に組付けた状態の正面図。 第6図は従来のコイルボビンでスタンドオフの先端よ
り、ピンのからげ部が出っ張って加工されたトランスを
基板に取り付けた状態のピン端子近傍の一部断面正面
図。 1……スタンドオフの高さ調節台、2……トランス、3
……スタンドオフ、4……からげ半田部、5……基板、
6……凹部、7……脚部、8……ピン端子、9……コイ
ルボビン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻枠に巻線を施し、コアと組合せ、トラン
    スやインダクタ等を構成するピン端子付きコイルボビン
    に於て、コイルボビンに一体に成形されたスタンドオフ
    と嵌合する凹部を上面に持ち、その反対側の面に、前記
    コイルボビンと組み合せられたとき、基板と該コイルボ
    ビンの間にあって所定の高さでスタンドオフの機能を果
    たす脚部を備えた構造のスタンドオフ高さ調節台を組合
    せ使用する構造のスタンドオフ高さ調節台付きコイルボ
    ビン。
JP854090U 1990-01-30 1990-01-30 スタンドオフ高さ調節台付きコイルボビン Expired - Fee Related JPH0749776Y2 (ja)

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JPH0399416U JPH0399416U (ja) 1991-10-17
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