JPH0244496Y2 - - Google Patents

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JPH0244496Y2
JPH0244496Y2 JP8272085U JP8272085U JPH0244496Y2 JP H0244496 Y2 JPH0244496 Y2 JP H0244496Y2 JP 8272085 U JP8272085 U JP 8272085U JP 8272085 U JP8272085 U JP 8272085U JP H0244496 Y2 JPH0244496 Y2 JP H0244496Y2
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JP
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core
pins
winding
pin
coil bobbin
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JP8272085U
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JPS61199027U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ほぼ直交する2方向にそれぞれ複数
のピンを突設して異なる向きに実装可能としたピ
ン付きコイルボビン関する。
[従来の技術] スイツチング電源用のトランスやチヨークコイ
ル等は、巻線を施したコイルボビンにE−E型コ
アあるいはE−I型コア等を装着して製作され
る。通常電子機器は印刷配線基板を用いて組み立
てられるから、前記のようなトランスやチヨーク
コイル等もピンを植設したボビンを用い、巻線端
末を前記ピンに絡げて半田付けし、該ピンを印刷
配線基板のリード挿入穴に挿入し半田付け固定す
るように構成される。
E−E型コアあるいはE−I型コア等は、それ
らを組み合わせた時に偏平な構造となるから、基
板に対する取り付け方向はコアを縦置きする場合
と横置きする場合の2種類生じる。
従来技術では、第4図に示すように、ボビン1
0は通常巻芯部12とその両端に一体的に形成さ
れたフランジ部14とを備えている。巻芯部12
に巻線16を施した後、E型コア18の中央脚部
がボビンの中心孔を貫通する如く挿入し、I型コ
ア20を前記E型コアの端面に当接するように組
み合わせる。そして縦置き型の場合には同図Aに
示すように一方のフランジ部14から巻芯軸方向
に複数のピン22を突設したボビンを用い、また
横置き型の場合には同図Bに示すように両方のフ
ランジ部14から巻芯部軸方向に対してほぼ直角
な方向に複数のピン22が突出した構造のボビン
を用いている。
同図Aに示す縦置き型の場合には印刷配線基板
に占める割合が小さいので基板面積を小さくでき
る利点があり、同図Bに示す横置き型の場合には
印刷配線基板からの高さを薄くできるので装置を
薄型化する場合に適している。
[考案が解決しようとする問題点] 縦置き型および横置き型それぞれに利点がある
から、トランスやチヨークコイルを製造する際に
それを組み込む電子機器の使用状況に応じて2種
類のコイルボビンを必要な個数だけ予め用意して
おかなければならない。外側に取り付けるコアの
形状によつてコイルボビンの寸法も変えなければ
ならないから、コア形状やコア寸法が異なるもの
に付いてそれぞれ2種類のコイルボビンが必要と
なり、コストが上昇するばかりでなく部品管理の
面でもかなり煩瑣なものとなる。
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、縦置きする場合にも横置きする場合に
も対応できるような共用型のピン付きコイルボビ
ンを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記のような目的を達成することのできる本考
案は、筒状をなすコイル巻芯部の両端にそれぞれ
フランジ部が一体的に形成されたコイルボビンに
おいて、その一方のフランジ部から巻芯軸(巻芯
部の中心軸)方向に対してほぼ平行外向きに複数
のピンを突設すると共に、両フランジ部の端部か
ら巻芯軸方向に対してほぼ直角な方向にも複数の
ピンを突設した構造をなす縦置き横置き共用型の
ピン付きコイルボビンである。
[作用] 上記のように構成すると、印刷配線基板への取
り付け方向に応じてピンを選択すれば、コアを装
着した巻線部品を縦置き式にでも横置き式にでも
自由に基板に取り付けることができる。印刷配線
基板への実装に際して使用しないピンはニツパー
等を用いて切除すればよい。
また本考案にかかるピン付きボビンは、複数本
のピンがほぼ直交する向きに突設されているか
ら、2枚の印刷配線基板を直角に組み合わせる際
の結合部材としての機能をもたせることも可能で
ある。
[実施例] 第1図は本考案にかかるピン付きコイルボビン
の一実施例を示す斜視図である。同図に示すよう
に、このコイルボビンは角筒状をなすコイル巻芯
部30の両端にそれぞれ第1のフランジ部32と
第2のフランジ部34とが一体的に形成された基
本構造を有する。そして第1のフランジ部32は
断面ほぼコの字型形状をなし、その端部から巻芯
軸方向X−Xにほぼ平行外向きに4本のピン36
が突出する如く植設されている。また第2のフラ
ンジ部34は断面ほぼL字型形状をなし、前記第
1のフランジ部32と第2のフランジ部34の端
部から巻芯軸方向X−Xに対してほぼ直角な方向
にも4本のピン38が突出する如く植設されてい
る。
なお、この実施例では、第1のフランジ部32
の片側で近接して設けられているピン36,38
はL字型形状をなす一体型のものを用いている
(第2図A,Bの破線で示す部分参照)。また巻芯
部30からピン36,38の基部に至るフランジ
部32,34には巻線端末を収納しうるような細
溝37が形成されている。
巻芯部30の形状やフランジ部32,34の形
状は巻線に必要な断面積や使用するコアの形状に
応じて適宜変更してよい。この実施例に示すコイ
ルボビンはE−I型コアを用いるに好適な構造と
なつている。
使用に際しては第2図A,Bに示すように、巻
芯部30に必要な本数の線材を必要回数だけ巻き
付けて巻線39を形成し、巻線端部を細溝37内
に収めて引出し所定のピン36もしくは38に絡
げ半田付けする。その後E型コア40をその中央
脚部が巻芯部30の中央貫通孔内に挿入される如
く配置し、その端面をI型コア42に当接させて
両者を固定すれば良い。細い巻線端末は細溝37
内に収められているから十分保護される。要すれ
ば更に樹脂等で覆い固めるようにしてもよい。
コア40,42を横置き式に印刷配線基板44
に実装するには、第2図Aに示すように、第1の
フランジ部32と第2のフランジ部34に形成さ
れているピン38を用いて前記基板44のリード
挿入穴46に挿入し半田付け固定する。またコア
40,42を縦置きする場合には、第2図Bに示
すように、第1のフランジ部32に植設されてい
るピン36を利用して、それを印刷配線基板44
のリード挿入穴46内に挿入し、半田付け固定す
る。いずれの場合にも使用していないピンはその
根元からニツパー等で切断除去する。
本考案のコイルボビンは、第3図に示すように
互いに直交する2枚の印刷配線基板44を結合す
るのにも利用できる。その場合ピン36とピン3
8をそれぞれ対応する印刷配線基板44のリード
挿入穴46内に挿入し半田付け固定する。ピンは
必要なものについてのみ巻線端末を接続しておけ
ばよい。ピンの一部をL字型形状としておくと、
それを利用して2枚の基板の電気的接続を行うこ
とができ好都合である。
以上本考案の好ましい一実施例について詳述し
たが、本考案は係る構成のみに限定されるもので
はなく、コアの形状や巻線本数、使用条件等に応
じて巻芯部やフランジ部の形状を適宜変更するこ
とができる。本考案に係るコイルボビンは、E−
I型コアのみならずE−E型コアやU−I型、U
−U型コア等を使用する場合にも十分適用でき
る。
[考案の効果] 本考案は上記のように一方のフランジ部から巻
芯軸方向にほぼ平行外向きに突設したピンと両フ
ランジ部の端部から巻芯軸方向に対してほぼ直角
な方向に突設したピンとを備えているから、同一
形状で縦置き式の場合にも横置き式の場合ににも
対応でき、巻線部品の製作に際してボビンを選択
する必要が無く、部品種類が半減するためコスト
が低下し部品管理も容易となる等の優れた実用的
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るピン付きコイルボビンの
一実施例を示す斜視図、第2図A,Bはそれぞれ
その使用状態の一例を示す説明図、第3図は本考
案に係るピン付きコイルボビンの他の使用状態を
示す説明図、第4図A,Bはそれぞれ従来技術を
示す説明図である。 30……巻芯部、32……第1のフランジ部、
34……第2のフランジ部、36,38……ピ
ン、40……E型コア、42……I型コア、44
……印刷配線基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状をなすコイル巻芯部の両端にそれぞれフラ
    ンジ部が一体的に形成され、その一方のフランジ
    部から巻芯軸方向に対してほぼ平行外向きに複数
    のピンを突設すると共に、両フランジ部の端部か
    ら巻芯軸方向に対してほぼ直角な方向にも複数の
    ピンを突設したピン付きコイルボビン。
JP8272085U 1985-06-01 1985-06-01 Expired JPH0244496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272085U JPH0244496Y2 (ja) 1985-06-01 1985-06-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272085U JPH0244496Y2 (ja) 1985-06-01 1985-06-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61199027U JPS61199027U (ja) 1986-12-12
JPH0244496Y2 true JPH0244496Y2 (ja) 1990-11-27

Family

ID=30630687

Family Applications (1)

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JP8272085U Expired JPH0244496Y2 (ja) 1985-06-01 1985-06-01

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JP (1) JPH0244496Y2 (ja)

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JPS61199027U (ja) 1986-12-12

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