JP2575302Y2 - 基板型ノイズフィルタ - Google Patents

基板型ノイズフィルタ

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JP2575302Y2
JP2575302Y2 JP1992046634U JP4663492U JP2575302Y2 JP 2575302 Y2 JP2575302 Y2 JP 2575302Y2 JP 1992046634 U JP1992046634 U JP 1992046634U JP 4663492 U JP4663492 U JP 4663492U JP 2575302 Y2 JP2575302 Y2 JP 2575302Y2
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JP
Japan
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noise filter
insulating
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terminal block
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JP1992046634U
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JPH069105U (ja
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進 松岡
孝哉 早川
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノイズフィルタに関
し、特に、コイルを搭載した絶縁台及びコイルと接続さ
れる板端子を持つ絶縁端子板をプリント配線基板に搭載
した基板型ノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板型ノイズフィルタは、空調
装置などの大型家電装置などに実装される電子部品で、
図3を参照して、許容設置面積を小さくするために、プ
リント配線基板(以下基板と呼ぶ)11に絶縁台12、
一対の絶縁端子板13及び複数個の小型の回路素子14
を搭載している。絶縁台12は略長方形の平坦部を備え
ており、平坦部の四隅に縦長溝12−1を持つ角脚部1
2aがそれぞれ垂直に伸びている。絶縁台12にはトロ
イダルコアに2本の巻線をそれぞれ巻回し4つの巻線端
部を持つトロイダルコモンモードチョークコイル(以
下、コイルと呼ぶ)15が搭載されている。一対の絶縁
端子板13は基板11の両方の短辺の近傍にそれぞれ取
り付けられており、各絶縁端子板13にはラインやアー
スに接続するための貫通孔を持つ3枚の板端子13aが
短辺に沿って貫着される。板端子13aの貫着される方
の端部(下端部)は楔形突片(図示せず)になってい
る。複数個の小型の回路素子14は、コンデンサ14
a、14b、サージアブソーバ14c等で基板11の中
央部に装着されている。
【0003】基板型ノイズフィルタの従来例の組み立て
手順を述べる。まず、基板11に複数個の小型の回路素
子14をそれぞれ装着して各リード線の端部を基板11
の裏面で折り曲げる。一方、コイル15は4つの巻線端
部をそれぞれ所定の長さだけトロイダルコアの中心の軸
方向に平行に引き延ばし、4つの巻線端部には予備半田
付けを予め施しておく。
【0004】次に、コイル15を絶縁台12の上の1対
の突片12bの間に位置決めして載せる。予備半田付け
された巻線端部の各々は角脚部12aの縦長溝12−1
の各々に収納し、巻線端部は角脚部12aの下脚部の
端から突出させる。コイル15はこの状態を保ちなが
ら、基板11のはとめ孔(図示せず)に巻線端部をそれ
ぞれ挿通して基板11の裏面で折り曲げる。絶縁端子板
13は板端子13aの楔形突片を基板11のはとめに挿
通して咬止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板型ノイズフィルタは、コイルを絶縁台に搭載する取
り付け作業を行うには、基板1の裏面側でコイルの巻線
端部を掴んで絶縁端子板の楔形突片に取り付けている。
この取り付け作業は、工数が多くかかるだけでなく、基
板にしっかりと固定できないという欠点がある。
【0006】そこで、本考案の技術的課題は、コイルの
取り付け作業の工数が少なく、基板にしっかりと固定で
きる基板型ノイズフィルタを得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、基板上
の中央部に、ノイズフィルタを構成するための回路素子
を装着すると共に、矩形の台板の両側に、前記回路素子
を覆うことができる長さの脚部を設けた絶縁台を装着
し、該台板上にはノイズフィルタを構成するためのコイ
ルを配置した基板型ノイズフィルタであって、前記絶縁
台は、前記台板に設けられた前記脚部に、外部接続用板
端子を実装するための絶縁端子台が一体に構成されて成
り、前記絶縁端子台部は、下側の中央部に小脚を備えて
いることにより該小脚によってその両側の端部が前記基
板から離れるように、前記基板上に取り付けられ、前記
絶縁端子台部はまた、前記外部接続用板端子を実装する
ための細長い貫通孔を有して、該貫通孔に挿通された前
記外部接続用板端子が更に前記基板に挿入されるように
構成されており、しかも前記貫通孔を前記絶縁端子台部
の前記端部寄りに形成して前記外部接続用板端子の一部
が前記基板と前記絶縁端子台部の前記端部との間で露出
するようにし、前記絶縁台は更に、前記台板の縁に前記
コイルの巻線端部を引き出すための溝を有し、該溝に前
記巻線端部を添わせて、該巻線端部を前記露出している
前記外部接続用板端子に接続するようにしたことを特徴
とする基板型ノイズフィルタが得られる。
【0008】
【作用】絶縁台は脚部を有する台板と絶縁端子台部と
一体に構成されているので、絶縁台は絶縁端子台部の小
脚で基板にしっかりと固定されて取り付けられる。しか
も、コイルを絶縁台の台板に搭載しコイルの巻線を絶縁
端子台部に実装した外部接続用板端子に接続する場合、
コイルの巻線端部は台板の4隅の溝に添わせて引き出し
絶縁端子台部の端部の下側で露出している外部接続用板
端子に半田付けを行うことにより基板の上面で容易に作
業を行える。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例による基板型ノイズフィル
タを図面を用いて説明する。
【0010】図1及び図2を参照して、この基板型ノイ
ズフィルタは、プリント配線基板(以下、基板と呼ぶ)
21に脚付絶縁台22及び複数個の小型の回路素子14
を搭載している。従来例と異なる点は、脚付絶縁台22
及びアース用板端子31である。
【0011】脚付絶縁台22は略長方形の平坦な台板
平坦部として備えている。平坦部は長辺側の4隅に溝
2−1を持ち、平坦部の短辺側の両側から板形脚部22
aがそれぞれ垂直に伸びている。平坦部の短辺側の中央
に突片22bがそれぞれ設けられ、中央にはコイル15
の位置決め用突片22cが設けられている。
【0012】板形脚部22aは一対の案山子形のライン
用板端子23を装着する絶縁端子台部22a−1を備え
ている。絶縁端子台部22a−1には一対の細長孔22
a−1aが両側の端部寄りに設けられており、この孔は
一対のライン用板端子23を挿入するための孔である。
絶縁端子台部22a−1は下部の中央部脚22a−
1cを備え、小脚22a−1cによってはめ込み或いは
接着により基板21に取り付けられている。その結果、
小脚22a−1cの両側には、ライン用板端子23を実
装した時にその一部が露出する空間が形成される。ラ
ン用板端子23は、先端に一本足23a、側部に片腕2
3bを備えている。
【0013】本考案の一実施例による基板型ノイズフィ
ルタの組み立て手順を述べる。まず、基板21に複数個
の小型の回路素子14をそれぞれ装着して各リード線の
端部を基板21の裏面で折り曲げる。また、アース用板
端子31は、板形脚部22aの近傍で基板21の隅に直
に圧挿する。
【0014】一方、コイル15は4つの巻線端部をそれ
ぞれ所定の長さだけトロイダルコアの中心の軸方向に平
行に引き延ばし、4つの巻線端部には予備半田付けを予
め施しておく。
【0015】次に、コイル15を脚付絶縁台22の平坦
部の1対の突片22bの間で位置決め用突片22cに合
うように位置決めして載せる。予備半田付けされた巻線
端部の各々は溝22−1を介して下方に導出する。コイ
ル15は、巻線端部をそれぞれ板形脚部22aの内面に
接しながら、絶縁端子台部22a−1の両端部の下側の
空間で折り曲げる。
【0016】その後、ライン用板端子23を細長孔22
a−1aにそれぞれ挿入する。この場合、ライン用板端
子23の一本足23aが基板21のはとめに挿通される
と同時に、ライン用板端子23の側部の片腕23bは
縁端子台部22a−1の両端部の下側の空間に露出す
る。この空間において片腕23bの先端に上述したコイ
ル15の巻線端部をそれぞれ絡げてから片腕23bの先
端に半田付けする。また、ライン用板端子23の一本足
23aはその先端が基板21の下に突き出ているから、
その先端を僅かに曲げる。
【0017】最後に、基板21裏面に浸漬半田付けを施
すことにより、本考案の基板型ノイズフィルタが得られ
る。
【0018】上述した脚付絶縁台22は、平坦部が絶縁
端子台部22a−1と一体であるから、従来の絶縁端子
台部と別個のものより少ない樹脂量で成形でき、従来よ
りも安価な基板型ノイズフィルタが得られる。
【0019】
【考案の効果】以上示したように、本考案によれば、脚
付絶縁台を絶縁端子台部と一体に構成しているから、従
来の絶縁端子台部と別個のものより少ない樹脂量で成形
でき、従来よりも安価な基板型ノイズフィルタが得られ
る。その上、従来のコイルの巻線調節用の基板上のはと
めが不要になるばかりか、基板のコイル用配線の電流容
量を考慮する必要が無くなったため、従来より、設計及
び製造が容易になった。更に、絶縁台はコイルの巻線材
の引き出し用の溝を備え、この溝に添わせて巻線材を導
出してコイルの巻線端部を基板の上面側でライン用板端
子に半田付け接続できるので、巻線材の引き出し作業及
び接続作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による基板型ノイズフィルタ
の斜視図である。
【図2】図1の要部の分解斜視図である。
【図3】基板型ノイズフィルタの従来例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 基板 12 絶縁台 12−1 縦長溝 12a 角脚部 13 絶縁端子板 14 複数個の小型の回路素子 15 コイル 21 基板 22 脚付絶縁台 22a 板形脚部 22a−1 絶縁端子台部 22a−1c 小脚 22b 板形脚部 23 ライン用板端子 31 アース用板端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 15/00 D (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 27/29 H01F 37/00 H03H 7/09

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の中央部に、ノイズフィルタを構
    成するための回路素子を装着すると共に、矩形の台板の
    両側に、前記回路素子を覆うことができる長さの脚部を
    設けた絶縁台を装着し、該台板上にはノイズフィルタを
    構成するためのコイルを配置した基板型ノイズフィルタ
    であって、前記絶縁台は、前記台板に設けられた前記脚
    部に、外部接続用板端子を実装するための絶縁端子台が
    一体に構成されて成り、前記絶縁端子台部は、下側の中
    央部に小脚を備えていることにより該小脚によってその
    両側の端部が前記基板から離れるように、前記基板上に
    取り付けられ、前記絶縁端子台部はまた、前記外部接続
    用板端子を実装するための細長い貫通孔を有して、該貫
    通孔に挿通された前記外部接続用板端子が更に前記基板
    に挿入されるように構成されており、しかも前記貫通孔
    を前記絶縁端子台部の前記端部寄りに形成して前記外部
    接続用板端子の一部が前記基板と前記絶縁端子台部の前
    記端部との間で露出するようにし、前記絶縁台は更に、
    前記台板の縁に前記コイルの巻線端部を引き出すための
    溝を有し、該溝に前記巻線端部を添わせて、該巻線端部
    を前記露出している前記外部接続用板端子に接続するよ
    うにしたことを特徴とする基板型ノイズフィルタ。
JP1992046634U 1992-07-03 1992-07-03 基板型ノイズフィルタ Expired - Lifetime JP2575302Y2 (ja)

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