JPH085592Y2 - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

Info

Publication number
JPH085592Y2
JPH085592Y2 JP1990024288U JP2428890U JPH085592Y2 JP H085592 Y2 JPH085592 Y2 JP H085592Y2 JP 1990024288 U JP1990024288 U JP 1990024288U JP 2428890 U JP2428890 U JP 2428890U JP H085592 Y2 JPH085592 Y2 JP H085592Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground plate
terminal
noise filter
ferrite bead
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990024288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03113896U (ja
Inventor
晃次 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP1990024288U priority Critical patent/JPH085592Y2/ja
Publication of JPH03113896U publication Critical patent/JPH03113896U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085592Y2 publication Critical patent/JPH085592Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パソコン装置等に用いる基板実装型の、電
磁ノイズ防止用のノイズフィルタに関する。
〔従来の技術〕
パソコン装置等の電源の二次側直流電源回路に、高周
波電磁輻射ノイズの発生を防止するために、従来、第3
図に下方からの外観図で示すノイズフィルタが設置され
ていた。
この従来のノイズフィルタは、耐熱性の良い樹脂製の
直方体の筐体1を用い構成部品が組込まれ作られてい
る。筐体1は、その矩形底面の四隅にスタンドオフのた
めの突起2が設けられ、底面の長辺縁には突起2間を繋
いで位置決め板3が一体に設けられており、筐体の短辺
側の両側面の中央部には縦溝4が形成され、筐体1に
は、四隅に対応する正方形の位置に上下に貫通する貫通
孔(図示しない)と、対角線方向の2個の貫通孔には貫
通孔と同心に筐体表面に円形の凹部(図示しない)が形
成されている。
アース板5は、筐体1の底面の突起2の内側に嵌入出
来る八角形状のもので、筐体1の貫通孔に対応し、4個
の透孔6が形成され、この透孔6には貫通型コンデンサ
7の小径部がはめ込まれる。アース板端子8は、筐体1
の底面の長辺の長さより僅かに小さい幅寸法の導電板
を、打ち抜き加工などにより、下部に3本脚、上部に2
本の腕のある 形に成形したものであり、上部の2本の腕は先端に係止
爪を有している。アース板5の透孔6に貫通型コンデン
サ7をはめ込み、筐体1の底面に位置決め板3に当接し
てアース板5を配置し、アース板端子8の2本腕を底面
側から縦溝4に通して係止爪を筐体1の表面に係合し、
筐体1にアース板端子8を組みつける。アース板端子8
はアース板5を所定位置に保持する。筐体1の表面の前
記した円形凹部にフェライトビーズコア9(破線で1個
だけ示す)をそれぞれ収納し、形のリード端子10(1
個を破線で示す)をアース板端子8で区分された2個ず
つの貫通型コンデンサ7(及びフェライトビーズコア
9)に上から通す。このように組み立てた後、アース板
5及びそれより下部(突起2を含む)を半田槽に浸漬し
て、アース板5と貫通型コンデンサ7とのアース接続、
アース板5とアース板端子8との接合、及び貫通型コン
デンサ7と貫通導体のリード端子10との接続を同時に行
っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のノイズフィルタは、単価の高い耐熱性樹脂材の
筐体を使用するので、製造原価が高いという問題があ
り、又樹脂製の筐体を使用するために設置面積と容積が
大きくなるという問題があった。
この考案の目的は、従来よりフィルタ性能がよく、小
型で、安価なノイズフィルタを提供することにある。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、アース板端子と、アース板と、4個の貫通
型コンデンサと、4個のフェライトビーズコアと、2個
の形のリード端子とからなり、前記アース板に前記貫
通型コンデンサと前記フェライトビーズコアとを、密着
するように透孔を形成して取付け、前記リード端子を前
記コンデンサとフェライトビーズコアの中央孔に挿通さ
せ、前記アース板にアースして接続するノイズフィルタ
において、方形のアース板を四等分する中心線上に各々
切り欠きとスタンドオフとを設け、前記アース板の辺長
よりわずかに大きいアース板端子の基部に基板に対して
上方へ突出した、切り欠きに嵌合する突片を設け、該突
片と逆方向へ垂設する少なくとも3個以上の脚部を設け
て、前記切り欠きと前記突片とを嵌着固定してなること
を特徴とするノイズフィルタである。
〔作用〕
本考案によれば、アース板に四角形の板を用い、この
アース板を四等分するように2本の直交する中心線を引
き、その中心線上に切り欠き、すなわちアース板厚の方
向に孔をあける。孔は切り欠きでもよく、貫通孔でもよ
い。この切り欠きはアース板端子を取り付ける取付け孔
である。アース板端子は板状の基部をプリント基板に対
して平行に設けて、その基部の長手方向に対して直交す
るように脚部と突片とを設けている。また、アース板の
切り欠きを有する中心線と直交する他の中心線の両端部
にスタンドオフを設ける。
前記アース板の前記切り欠きにアース板端子の突片を
嵌入固定し、脚部はプリント基板に装着されアースとな
る。前記スタンドオフはプリント基板とのある距離を保
つために必要な構成である。
このような構成を採用することにより、強固に固定出
来、しかも密着するようにビーズコアとコンデンサを取
り付けられるので小型化され、特性も向上する組み立て
やすいノイズフィルタを提供できる 〔実施例〕 本考案によるノイズフィルタの一実施例について、第
1図に外装仕上げ前の状態の外観斜視図を、第2図に分
解斜視図を示す。
アース板11は正方形で、一方の対向辺縁の中央部にス
タンドオフ片12が一体に突設されており、他方の対向辺
縁の中央部と板の真ん中に切り欠き13と角孔14が形成さ
れ、板の対角線上の4ヶ所に貫通型コンデンサを実装す
る透孔15が形成されている。
アース板端子16は、黄銅などの帯状体を一定間隔をお
いて所要の形状寸法に成形した所謂リードフレームから
切離した固体である。アース板端子16は、アース板11の
辺長より若干長い基部に3個の脚と、合計3個の上方へ
の突片17、突片18を備えたものである。突片17、突片18
はアース板11の厚さより充分に大きい高さ寸法である。
アース板11とアース板端子16は、突片17、突片18をそれ
ぞれ切り欠き13、角孔14にアース板11の底面側から嵌挿
し、第1図に示すように、突片17、突片18(突片17の1
個だけを図示)をアース板11に加圧締めを行い組み合せ
られる。
貫通型コンデンサ19は、貫通導体のない鋲状のもので
ある。貫通型コンデンサ19はその小径部をアース板11の
透孔15に上方からそれぞれ嵌め通し、高温半田でアース
板11とアース接続して固定される。
フェライトビーズコア20は、貫通型コンデンサ19の大
径部と同じかそれ以下の外径で、貫通型コンデンサ19の
中央孔と同程度の内径を持つものである。
リード端子21は、燐青銅などの弾性(復元性)のある
材料で作った形の成形品であり、その断面形状は矩形
で、且つ貫通型コンデンサ19及びフェライトビーズコア
20の中央孔に挿通出来る寸法である。
第1図に示すように、アース板11に固定した貫通型コ
ンデンサ19の上に、フェライトビーズコア20をほぼ同心
にそれぞれ載せ、アース板端子16の片側に(スタンドオ
フ片12のある辺に沿って)ある貫通型コンデンサ19と、
フェライトビーズコア20の連通体の2個ずつに、リード
端子21を上から通し、その閉端部をビーズコア20の端面
に当接する。尚、貫通型コンデンサ19の中央孔がフェラ
イトビーズコア20のものよりも大きい場合は、フェライ
トビーズコア20を正しく同心にして載せ、瞬間接着剤な
どで貫通型コンデンサ19に仮止めすることが望ましい。
このようにすれば、フェライトビーズコア20が基準とな
り、単にリード端子21を挿通すれば、リード端子21の自
由端が所要の配列に引き出しできる。
リード端子21を挿通した組立品を、アース板11の底面
以下を低温半田槽に浸漬して、リード端子21を貫通導体
として貫通型コンデンサ19に接続すると同時にアース板
11とアース板端子16を接合する。最終工程として、組立
品のアース板11より上部を絶縁樹脂、例えばフェノール
樹脂塗液に浸漬して樹脂塗膜で外装する。
このような構造のノイズフィルタであるから、従来の
筐体を用いた第3図に示すノイズフィルタと比べると、
実容積では約50%、設置面積では約80%に小形に出来
る。しかも、減衰特性が、第4図の特性図に実線で示し
たように、20MHz以上の帯域で破線で示す従来の特性値
に比べてフィルタとしての挿入損はより5dB以上改良さ
れている。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 本考案によるノイズフィルタは、リード端子当たり2
個の貫通コンデンサと2個のビーズコアを設け、筐体を
省いて代わりに塗膜で外装する構造であるから、リード
線端子当たり2個の貫通コンデンサと1個のビーズコア
を設けてしかも筐体を用い外装した従来のノイズフィル
タよりも、製造原価を低減でき、小型化でき、フィルタ
特性が向上する、などの効果を得るノイズフィルタとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるノイズフィルタの、一実施例の
中間の組立品を示す外観斜視図。 第2図は、本考案によるノイズフィルタの分解斜視図。 第3図は、従来のノイズフィルタを示す外観図。 第4図は、ノイズフィルタの特性図。 1……筐体、2……突起、3……位置決め板、4……縦
溝、5,11……アース板、6,15……透孔、7,19……貫通型
コンデンサ、8,16……アース板端子、9,20……フェライ
トビーズコア、10,21……リード端子、12……スタンド
オフ片、13……切り欠き、14……角孔、17,18……突
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アース板端子と、アース板と、4個の貫通
    型コンデンサと、4個のフェライトビーズコアと、2個
    の形のリード端子とからなり、前記アース板に前記貫
    通型コンデンサと前記フェライトビーズコアとを、密着
    するように透孔を形成して取付け、前記リード端子を前
    記コンデンサとフェライトビーズコアの中央孔に挿通さ
    せ、前記アース板にアースして接続するノイズフィルタ
    において、方形のアース板を四等分する中心線上に各々
    切り欠きとスタンドオフとを設け、前記アース板の辺長
    よりわずかに大きいアース板端子の基部に基板に対して
    上方へ突出した、切り欠きに嵌合する突片を設け、該突
    片と逆方向へ垂設する少なくとも3個以上の脚部を設け
    て、前記切り欠きと前記突片とを嵌着固定してなること
    を特徴とするノイズフィルタ。
JP1990024288U 1990-03-09 1990-03-09 ノイズフィルタ Expired - Fee Related JPH085592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990024288U JPH085592Y2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 ノイズフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990024288U JPH085592Y2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 ノイズフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03113896U JPH03113896U (ja) 1991-11-21
JPH085592Y2 true JPH085592Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31527258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990024288U Expired - Fee Related JPH085592Y2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 ノイズフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085592Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415205A (en) * 1987-07-08 1989-01-19 Kawasaki Steel Co Method for rolling continuously seamless steel tube

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03113896U (ja) 1991-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5282759A (en) Modular jack
JPH03116674A (ja) 電気フイルタコネクタ
JPH0515361U (ja) フイルタコネクタ及びフイルタコネクタ用遮蔽板
JPH0821505B2 (ja) 電子デバイスおよびその製造方法
US4310870A (en) Chassis captivation arrangement for an electronic device
JPH085592Y2 (ja) ノイズフィルタ
US5896077A (en) Terminal for surface mountable electronic device
JPH0134374Y2 (ja)
JP2552821Y2 (ja) 基板型ノイズフィルタ
JP2575302Y2 (ja) 基板型ノイズフィルタ
JPH07201581A (ja) ノイズフィルタ
JP3512758B2 (ja) 小型トランス
JPH0631111U (ja) 基板型ノイズフィルタ
JP2553752Y2 (ja) ノイズフィルタ
JP2967222B2 (ja) モジュラージャック及びその製造方法
JPS639126Y2 (ja)
JPH0527790Y2 (ja)
JPH0134331Y2 (ja)
JPH0113376Y2 (ja)
JPH0747850Y2 (ja) トランス用カバー
JPS6127149Y2 (ja)
JPH0553165U (ja) カードエッジ型コネクタ
JPH0429546Y2 (ja)
JP2795331B2 (ja) モジュラージャック
JPS6011615Y2 (ja) フライバツクトランス

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees