JPH0525218Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525218Y2
JPH0525218Y2 JP19929087U JP19929087U JPH0525218Y2 JP H0525218 Y2 JPH0525218 Y2 JP H0525218Y2 JP 19929087 U JP19929087 U JP 19929087U JP 19929087 U JP19929087 U JP 19929087U JP H0525218 Y2 JPH0525218 Y2 JP H0525218Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
printed wiring
secondary winding
wiring board
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19929087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01100414U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19929087U priority Critical patent/JPH0525218Y2/ja
Publication of JPH01100414U publication Critical patent/JPH01100414U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0525218Y2 publication Critical patent/JPH0525218Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 トランス特に印刷配線板に搭載するトランスに
関し、 一次側に大きな電流を流すことができ、小形
で、トランスの実装作業が容易で低コストのトラ
ンスを、提供することを目的とし、 外周に二次巻線を巻回する中空体、及び該中空
体の両端部に角形フランジを設けたボビンと、該
二次巻線の端末が付根に巻着し、先端が印刷配線
板に配設した一対のスルーホールに挿着するよ
う、該角形フランジの下面に植立したピンと、中
脚が該中空体の中空孔に挿入され、残部が該ボビ
ンを囲んで、磁気回路を構成する一対のE形磁心
と、該二次巻線を抱持するよう良導電性金属板よ
り構成した逆U字形で、挟持板部材の先端縁のそ
れぞれに、他の一対のスルーホールに挿着する端
子部を有する一次巻線金具とを備えた構成とす
る。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、トランス特に印刷配線板に搭載する
トランスに関する。
印刷配線板上に設けるDC/DCコンバータ等に
は、スイツチングトランジスタが使用されるが、
このスイツチングトランジスタに流れる電流を検
出するために、トランス(電流検出用トランスと
言う)を用いている。
トランスの一次側をスイツチングトランジスタ
に接続し、トランスの二次側で検出した電圧値、
或いは電流値が、所定値以上になつた場合には、
例えば垂下回路によりトランスの一次側に流れる
電流、即ちスイツチングトランジスタに流れる電
流を減少させ、スイツチングトランジスタを保護
している。
上記の電流検出用トランスのように、印刷配線
板に搭載するトランスには、一次側の電流値が大
きく、且つ一次巻線が1ターンのものがある。
このように、印刷配線板に搭載するトランスに
は、小形で低コストのことは勿論のこと、印刷配
線板への搭載が容易なことが要望されている。
〔従来の技術〕
第3図に従来例の分離した形の斜視図である。
合成樹脂をモールド成形してなるボビン30は、
軸心に中空孔32を有する角筒形の中空体31
と、中空体31の両端部に対向して設けた一対の
角形フランジ33とより構成してある。
一方の角形フランジ33の下端面には、一対の
ピン35−1を、他方の角形フランジ33の下端
面には、一対のピン35−2をそれぞれ設けてあ
る。
中空体31の外周面に、細い絶縁電線を所望の
数十ターン巻回して二次巻線20とし、その両端
末を選択したピン35−1、或いはピン35−2
の付根に巻着し、半田付けして接続してある。
したがつて、二次巻線20を巻着するピンは、
4本のピンの内選択した2本のみであり、残りの
2本は、トランスを印刷配線板5に固着するのみ
の機能を有するダミーのピンである。
印刷配線板5には、それぞれのピン35−1,
35−2を挿入・半田付けするスルーホール51
−1,51−2を設けてある。そして、選択した
所望のスルーホール51−1,51−2は、印刷
配線板5の裏面に設けた二次側パターンに接続し
ている。
一対のE形の磁心15−1,15−2は同形で
あつて、それぞれの中脚16を中空体31の中空
孔32に反対方向から嵌入し、外側脚17をボビ
ン30の外側にして、ボビン30を囲むように装
着する。そしてそれぞれの脚の端面を当接させた
状態で、磁心15−1,15−2の外周に例えば
接着テープ(図示せず)を巻回して、一対の磁心
15−1,15−2を固定している。
3は線径が太い一次巻線であつて、二次巻線2
0の上層に1〜2ターン巻回して、その両端末を
それぞれ、対応するスルーホール7に挿入して、
印刷配線板5の裏面に設けた一次側パターンに接
続している。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら上記従来のトランスは、一次巻線
の線径が太いために、一次巻線の巻線作業が困難
であるという問題点があつた。
また、一次巻線の線径が太いために、二次巻線
に密着して重層することができず、一次巻線の外
形が大きくなり、それに伴いボビンのフランジ、
及び磁心が大きくなつて、トランスの小形化が阻
止されるという問題点があつた。
本考案はこのような点に鑑みて創作されたもの
で、一次巻線に大きい電流を流すことができ、小
形で、実装作業が容易なトランスを、提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために本考案は、第1
図に例示したように、ボビン30を、外周に二次
巻線20を巻回する中空体31と、中空体31の
両端部に角形フランジ33を設けた構成とする。
そして、それぞれの角形フランジ33の下端面
に、垂直に突出するように一対のピン35を植立
する。ピン35の付根に二次巻線20の端末を巻
着・接続し、ピン35の先端を印刷配線板5に配
設した一対のスルーホール(二次側パターンに接
続したスルーホール)51のそれぞれに挿着す
る。
一対のE形磁心15−1,15−2のそれぞれ
の中脚を中空体31の中空孔32に挿入し、残部
がボビン30を囲むように装着して、トランスの
磁気回路を構成する。
良導電性金属板より構成した逆U字形で、挟持
板部材26Bの先端縁のそれぞれに、他の一対の
スルーホール(一次側パターンに接続したスルー
ホール)53に挿着する端子部27を有する一次
巻線金具25を用いて、一次巻線金具25が二次
巻線20を抱持するように、一次巻線金具25を
印刷配線板5に装着する。
〔作用〕
上記本考案によれば、二次巻線20を印刷配線
板5に設けた二次側パターンに接続するには、角
形フランジ33に植立したピン35を、印刷配線
板5に配設したスルーホール51,52に挿入す
れば良く、接続作業が極めて容易である。
また、断面積の大きい良導電性金属板よりなる
逆U字形の一次巻線金具25が、中空体31に巻
回した二次巻線20を抱持しており、且つ印刷配
線板5に形成した一次側パターンにより、端子部
27を介して一次電流が巻線本体板31に供給さ
れるよう構成されている。したがつて、一次巻線
金具25に、大電流を流すことができ、巻数が1
ターンの一次巻線としての機能を備えている。
さらに、一次巻線金具25は逆U形であるの
で、二次巻線20の上層に、特別に巻回する必要
がないばかりでなく、印刷配線板5に装着するこ
とが極めて容易である。
〔実施例〕
以下図を参照しながら、本考案を具体的に説明
する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。
第1図は本考案の一実施例の分離した形の斜視
図、第2図は本考案の一実施例の断面図である。
第1図、第2図において、絶縁材料、例えば合
成樹脂をモールド成形してなるボビン30は、軸
心に中空孔32を有する角筒形の中空体31と、
中空体31の両端部に対向して設けた一対の角形
フランジ33とより構成してある。
なお角形フランジ33は、外側にL形にして下
端面を大きくし、安定性を良くするとともに、こ
の下端面に導電性金属(例えば黄銅等)よりなる
ピンを植立、例えばインサート成形し易いように
構成してある。
一方の角形フランジ33の下端面には、一対の
ピン35−1を、他方の角形フランジ33の下端
面には、一対のピン35−2をそれぞれ設け、さ
らに角形フランジ33の下端面には、それぞれの
ピン35−1,35−2に通ずる溝34を設けて
ある。
中空体31の外周面に、細い絶縁電線を所望の
数十ターン巻回して二次巻線20とし、その両端
末を溝34に引き込み選択したピン35−1、或
いはピン35−2の付根に巻着し、半田付けして
接続してある。
したがつて、二次巻線20を巻着するピンは、
4本のピンの内選択した2本のみであり、残りの
2本は、トランスを印刷配線板5に固着するのみ
機能を有するダミーのピンである。
印刷配線板5には、それぞれのピン35−1,
35−2を挿入・半田付けするスルーホール51
−1,51−2を設けてある。そして、選択した
所望のスルーホール51−1,51−2は、印刷
配線板5の裏面に設けた二次側パターンに接続さ
れている。
一対のB形の磁心15−1,15−2は同形で
あつて、それぞれの中脚16を中空体31の中空
孔32に反対方向から嵌入し、外側脚17をボビ
ン30の外側にして、ボビン30を囲むように装
着する。そしてそれぞれの脚の端面を当接させた
状態で、磁心15−1,15−2の外周に例えば
接着テープ(図示せず)を巻回して、一対の磁心
15−1,15−2を固定している。
25は、良導電性金属板(例えば黄銅、銅、青
銅、アルミニウム等)よりなる逆U字形に形成さ
れた一次巻線金具である。
一次巻線金具25は、幅が一対の角形フランジ
33の間隔よりもわずかに小さい金属板を、二次
巻線20を抱持するようにU形に折り曲げてあ
り、二次巻線20の上面に密着する押え板部材2
6Aの両側に、二次巻線20の側面を挟持する一
対の挟持板部材26Bを備えている。
それぞれの挟持板部材26Bの先端縁、即ち印
刷配線板5に接する端面の一方の角には、一対の
スルーホール53に挿入・半田付けする端子部2
7を設けてある。
なお、スルーホール53は印刷配線板5の裏面
に設けた一次側パターンに接続されている。
なお、一次巻線金具25を二次巻線20に抱持
するように装着した後に、一次巻線金具25の外
側に、第2図に示すように接着テープ28等を巻
回して、一次巻線金具25が二次巻線20から脱
落しないようにしている。
上述のように組み立てたトランスは、ピン35
−1,35−2を対応するスルーホール51−
1,51−2に、端子部27をスルーホール53
に、それぞれ位置合わせし、一次巻線金具25の
押え板部材26A等を押してスルーホールに挿入
する。
そして、他の搭載部品を半田付けする際に、同
時に印刷配線板5の裏面を、例えば溶融半田槽に
デイツプして、端子部27とスルーホール53、
ピン35−1,35−2をスルーホール51−
1,51−2とをそれぞれ半田付けしている。
断面積の大きい良導電性金属板よりなる逆U字
形の一次巻線金具25が、中空体31に巻回した
二次巻線20を抱持しており、且つ印刷配線板5
に形成した一次側パターンより、端子部27を介
して一次電流が巻線本体板31に供給されるよう
構成されているので、一次巻線金具25に、大電
流を流すことができ、巻数が1ターンの一次巻線
としての機能を備えている。
また本考案のトランスは、上述のように構成さ
れているので、例えば自動巻線機を用いれば、所
望のターン数の二次巻線20をボビン30に巻回
することが極めて容易である。一次巻線金具25
は逆U形であるので、二次巻線20の上層に、特
別に巻回する必要がない。
さらに、二次巻線20、一次巻線金具25を印
刷配線板5のパターンに接続することは、前述の
如くに極めて容易で、トランスを印刷配線板5に
実装する作業が容易である。また一次巻線金具2
5は、板厚が薄く、かつ二次巻線20に密着する
ように重層するのでトランスが小形である。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案は、トランスを押着
する押え金具の機能と、一次巻線の機能を備えた
一次巻線金具を具備したトランスであつて、一次
側に大きな電流を流すことができ、小形で、且つ
トランスの実装作業が容易である等、実用上で優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分離した形の斜視
図、第2図は本考案の一実施例の断面図、第3図
は従来例の分離した形の斜視図である。 図において、3は一次巻線、5は印刷配線板、
7,51−1,51−2,53はスルーホール、
15−1,15−2は磁心、20は二次巻線、2
5は一次巻線金具、26Aは押え板部材、26B
は挟持板部材、27は端子部、30はボビン、3
1は中空体、32は中空孔、33は角形フラン
ジ、35,35−1,35−2はピンをそれぞれ
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周に二次巻線20を巻回する中空体31、及
    び該中空体31の両端部に角形フランジ33を設
    けたボビン30と、 該二次巻線20の端末が付根に巻着し、先端が
    印刷配線板5に配設した一対のスルーホールに挿
    着するよう、該角形フランジ33の下面に植立し
    たピン35と、 中脚が該中空体31の中空孔に挿入され、残部
    が該ボビン30を囲んで、磁気回路を構成する一
    対のE形磁心15−1,15−2と、 該二次巻線20を抱持するよう良導電性金属板
    より構成した逆U字形で、挟持板部材26Bの先
    端縁のそれぞれに、他の一対のスルーホールに挿
    着する端子部27を有する一次巻線金具25と
    を、備えたことを特徴とするトランス。
JP19929087U 1987-12-24 1987-12-24 Expired - Lifetime JPH0525218Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19929087U JPH0525218Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19929087U JPH0525218Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01100414U JPH01100414U (ja) 1989-07-05
JPH0525218Y2 true JPH0525218Y2 (ja) 1993-06-25

Family

ID=31489747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19929087U Expired - Lifetime JPH0525218Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0525218Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01100414U (ja) 1989-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0210705A (ja) 線輪部品
JPH0525218Y2 (ja)
JPH0314024Y2 (ja)
JPH0244496Y2 (ja)
JP3647133B2 (ja) インダクタンス素子
JPH0452973Y2 (ja)
JPH04245607A (ja) トランス
JPH0624994Y2 (ja) 高周波トランス
KR200151873Y1 (ko) 트로이덜형 초크 코일
JP2509590Y2 (ja) コイルボビン
JPH01187909A (ja) トランス
JPH0644089Y2 (ja) 面実装用コモンモードチョークコイル
JPH0479305A (ja) インダクタンス素子
JP3634495B2 (ja) トランス
JPH0512974Y2 (ja)
JPH0749776Y2 (ja) スタンドオフ高さ調節台付きコイルボビン
JP2518250Y2 (ja) コンバータトランス
JPH0590921U (ja) コイル部品
JPS6223063Y2 (ja)
JPS60150606A (ja) 変成器の構造
JPH0610650Y2 (ja) 面実装型チョークコイル
JPH06251962A (ja) 偏平形変成器
JPH0217460Y2 (ja)
JPH0346492Y2 (ja)
JPH021845Y2 (ja)