JP2787592B2 - ビーズインダクタ及びその製造方法 - Google Patents
ビーズインダクタ及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2787592B2 JP2787592B2 JP13530089A JP13530089A JP2787592B2 JP 2787592 B2 JP2787592 B2 JP 2787592B2 JP 13530089 A JP13530089 A JP 13530089A JP 13530089 A JP13530089 A JP 13530089A JP 2787592 B2 JP2787592 B2 JP 2787592B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- magnetic core
- bead inductor
- bent portion
- tape
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、電子機器を構成する信号線等に重畳する、
電磁ノイズを除去するために用いるインダクタンス素子
であるビーズインダクタ及びその製造方法に関するもの
である。
電磁ノイズを除去するために用いるインダクタンス素子
であるビーズインダクタ及びその製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 従来この種のビーズインダクタは、信号が導通するリ
ード線をU字形に成型する工程と、磁性コアにリード線
を通す工程と、磁性コアにリード線を固定する工程と、
リード線を装着した磁性コアを包装するテーピングの工
程等により、工程毎に自動組み立てを行い、製造されて
いる。しかし、夫々の工程が切りはなされて組み立て作
業が行われており、工程間は別途に搬送する必要がある
という問題があった。
ード線をU字形に成型する工程と、磁性コアにリード線
を通す工程と、磁性コアにリード線を固定する工程と、
リード線を装着した磁性コアを包装するテーピングの工
程等により、工程毎に自動組み立てを行い、製造されて
いる。しかし、夫々の工程が切りはなされて組み立て作
業が行われており、工程間は別途に搬送する必要がある
という問題があった。
[考案が解決しようとする課題] 本発明は、予め包装用のテープに長さの異なる2つの
リード線を装着固定し、リード線に磁性コアを挿入し、
長いリード線の先端を折り曲げ、リード線の各々の先端
を半田付けし、磁性コアとリード線の一部を樹脂接着す
るという工程で、一貫して包装用のテープを用い、搬送
しながら組み立て作業を行うよう構成したもので、各工
程間において特別な搬送を必要とせず、従って組み立て
の効率がよく、安価なビーズインダクタ及びその製造方
法を提供することを目的とする。
リード線を装着固定し、リード線に磁性コアを挿入し、
長いリード線の先端を折り曲げ、リード線の各々の先端
を半田付けし、磁性コアとリード線の一部を樹脂接着す
るという工程で、一貫して包装用のテープを用い、搬送
しながら組み立て作業を行うよう構成したもので、各工
程間において特別な搬送を必要とせず、従って組み立て
の効率がよく、安価なビーズインダクタ及びその製造方
法を提供することを目的とする。
ロ.考案の構成 [課題を解決するための手段] 本発明は、ビーズインダクタの端子となる長さの異な
る2本のリード線を、電子部品の自動供給用及び包装用
となるテープに予めテーピングしておき、リード線を通
す2本の貫通穴を設けた高い比透磁率特性を持つ磁性コ
アを前記リード線に通し、その後、長いリード線の先端
部を短いリード線に接触させるように折り曲げ整形し、
それぞれのリード線の先端の接点を半田付けし、リード
線を互いに導通させ、リード線の折り曲げ部に前記磁性
コアを接触させて接着剤にて磁性コアとリード線とを固
定した状態で連続的に組み立てを行うものである。
る2本のリード線を、電子部品の自動供給用及び包装用
となるテープに予めテーピングしておき、リード線を通
す2本の貫通穴を設けた高い比透磁率特性を持つ磁性コ
アを前記リード線に通し、その後、長いリード線の先端
部を短いリード線に接触させるように折り曲げ整形し、
それぞれのリード線の先端の接点を半田付けし、リード
線を互いに導通させ、リード線の折り曲げ部に前記磁性
コアを接触させて接着剤にて磁性コアとリード線とを固
定した状態で連続的に組み立てを行うものである。
即ち、本発明は、2本のリード線が、磁性コアの2つ
の貫通穴のそれぞれに通され、リード線に折り曲げ部が
形成されて、それぞれのリード線の先端が接続され、前
記折り曲げ部と前記磁気コアの端面とが固定されている
ことを特徴とするビーズインダクタである。
の貫通穴のそれぞれに通され、リード線に折り曲げ部が
形成されて、それぞれのリード線の先端が接続され、前
記折り曲げ部と前記磁気コアの端面とが固定されている
ことを特徴とするビーズインダクタである。
又、本発明は、長さの異なる2本のリード線をテープ
に予め固定し、前記リード線に、磁性コアの2つの貫通
穴を通し、長いリード線の先端を短いリード線の先端に
接触させるように整形して、折り曲げ部を形成した後、
前記リード線のそれぞれの先端を接続し、互いに導通さ
せ、前記折り曲げ部と前記磁性コアの端面とを固定した
状態で連続的に組み立てることを特徴とするビーズイン
ダクタの製造方法である。
に予め固定し、前記リード線に、磁性コアの2つの貫通
穴を通し、長いリード線の先端を短いリード線の先端に
接触させるように整形して、折り曲げ部を形成した後、
前記リード線のそれぞれの先端を接続し、互いに導通さ
せ、前記折り曲げ部と前記磁性コアの端面とを固定した
状態で連続的に組み立てることを特徴とするビーズイン
ダクタの製造方法である。
[作用] 部品包装用のテープによりリード線を固定し、テープ
を用い搬送しながら組み立てるため、従来の製造方法に
比べて、部品の組み立てが容易となる。
を用い搬送しながら組み立てるため、従来の製造方法に
比べて、部品の組み立てが容易となる。
[実施例] 第1図は、本発明によるビーズインダクタの製造工程
を示す斜視図であり、第2図は、本発明のビーズインダ
クタの斜視図である。
を示す斜視図であり、第2図は、本発明のビーズインダ
クタの斜視図である。
第1図に示すように、本発明のビーズインダクタの製
造は、次のように行われる。まず、電子部品包装用のテ
ープ台紙1上に、後に磁性コアの端面で接続するために
折り曲げ分だけ長くした長いリード線4、短いリード線
5の2本を一対として等間隔に供給する。リード線4,5
は粘着テープ2によりテープ台紙1上に固定され、又、
送りガイド穴3により、テープ台紙1は矢印15の方向に
リード線4,5の取付けピッチと同じ量だけ間欠送りされ
る。
造は、次のように行われる。まず、電子部品包装用のテ
ープ台紙1上に、後に磁性コアの端面で接続するために
折り曲げ分だけ長くした長いリード線4、短いリード線
5の2本を一対として等間隔に供給する。リード線4,5
は粘着テープ2によりテープ台紙1上に固定され、又、
送りガイド穴3により、テープ台紙1は矢印15の方向に
リード線4,5の取付けピッチと同じ量だけ間欠送りされ
る。
テープ台紙1、粘着テープ2に固定されたリード線4,
5に、貫通穴7を設けた磁性コア6が矢印16の方向に挿
通される。次いで、長いリード線4の先端を短いリード
線5の方向に折り曲げ整形し、折り曲げ部8を形成す
る。そして、リード線4の先端とリード線5の先端の接
点を半田こて9により半田10付けし、2つのリード線を
接続し、導通させる。半田付けが完了したならば、磁性
コア6の端面を折り曲げ部8に接触させてディスペンサ
12により樹脂接着剤13を磁性コア6、及び折り曲げ部8
に塗布し、磁性コア6をリード線4,5に固定する。
5に、貫通穴7を設けた磁性コア6が矢印16の方向に挿
通される。次いで、長いリード線4の先端を短いリード
線5の方向に折り曲げ整形し、折り曲げ部8を形成す
る。そして、リード線4の先端とリード線5の先端の接
点を半田こて9により半田10付けし、2つのリード線を
接続し、導通させる。半田付けが完了したならば、磁性
コア6の端面を折り曲げ部8に接触させてディスペンサ
12により樹脂接着剤13を磁性コア6、及び折り曲げ部8
に塗布し、磁性コア6をリード線4,5に固定する。
以上の工程により、図2に示すようなビーズインダク
タが得られる。
タが得られる。
ハ.考案の効果 [考案の効果] 以上説明したように本発明は、電子部品包装用のテー
プを組み立て時の部品の搬送に用い、テープ上で一貫し
て組み立てるようにするもので、2分割したリード線を
予めテーピングしておき、磁性コアの貫通穴を挿入し、
リード線の一端を折り曲げ半田付けを行い、リード線と
磁性コアを樹脂接着する工程を連続してテープを用い能
率良く工程を進める故、一組み立て工程毎に余分な搬送
装置や運搬等の必要がなく、安価にビーズインダクタを
製造できる。又、工程の最初からテーピングされている
ため、接着が完了した時点で、テーピングのまま包装も
可能となる。
プを組み立て時の部品の搬送に用い、テープ上で一貫し
て組み立てるようにするもので、2分割したリード線を
予めテーピングしておき、磁性コアの貫通穴を挿入し、
リード線の一端を折り曲げ半田付けを行い、リード線と
磁性コアを樹脂接着する工程を連続してテープを用い能
率良く工程を進める故、一組み立て工程毎に余分な搬送
装置や運搬等の必要がなく、安価にビーズインダクタを
製造できる。又、工程の最初からテーピングされている
ため、接着が完了した時点で、テーピングのまま包装も
可能となる。
第1図は、本発明によるビーズインダクタの製造工程を
示す斜視図。 第2図は、本発明により製造されたビーズインダクタの
形状を示した斜視図。 1……テープの台紙、2……粘着テープ、3……送りガ
イド穴、4,5……リード線、6……磁性コア、7……貫
通穴、8……折り曲げ部、9……半田こて、10……半
田、11……半田付け部、12……ディスペンサ、13……接
着剤、14……接着部、15,16……矢印
示す斜視図。 第2図は、本発明により製造されたビーズインダクタの
形状を示した斜視図。 1……テープの台紙、2……粘着テープ、3……送りガ
イド穴、4,5……リード線、6……磁性コア、7……貫
通穴、8……折り曲げ部、9……半田こて、10……半
田、11……半田付け部、12……ディスペンサ、13……接
着剤、14……接着部、15,16……矢印
Claims (2)
- 【請求項1】2本のリード線が、磁性コアの2つの貫通
穴のそれぞれに通され、リード線に折り曲げ部が形成さ
れて、それぞれのリード線の先端が接続され、前記折り
曲げ部と前記磁気コアの端面とが固定されていることを
特徴とするビーズインダクタ。 - 【請求項2】長さの異なる2本のリード線をテープに予
め固定し、前記リード線に、磁性コアの2つの貫通穴を
通し、長いリード線の先端を短いリード線の先端に接触
させるように整形して、折り曲げ部を形成した後、前記
リード線のそれぞれの先端を接続し、互いに導通させ、
前記折り曲げ部と前記磁性コアの端面とを固定した状態
で連続的に組み立てることを特徴とするビーズインダク
タの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13530089A JP2787592B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | ビーズインダクタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13530089A JP2787592B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | ビーズインダクタ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH031512A JPH031512A (ja) | 1991-01-08 |
JP2787592B2 true JP2787592B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=15148483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13530089A Expired - Lifetime JP2787592B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | ビーズインダクタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787592B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2726203B2 (ja) * | 1992-09-14 | 1998-03-11 | ローム株式会社 | チップ型可変抵抗器の製造方法 |
US7303069B2 (en) * | 2005-05-25 | 2007-12-04 | Illinois Tool Works, Inc. | Pre-moistened fiber optic component cleaning tool with integrated platen |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP13530089A patent/JP2787592B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH031512A (ja) | 1991-01-08 |
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