JP2005251970A - 面実装型インダクタおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 組み立ての際の端子処理が簡単で工数が低減され、かつはんだによる寸法の超過を防止した、面実装型インダクタおよびその製造方法を得る。
【解決手段】 プレート状の磁性体コア11とポット状の磁性体コア1とが組み合わされた磁性体コアと、巻線4と、インダクタ用端子2a,2bとで構成される面実装型インダクタであって、前記インダクタ用端子は、前記プレート状の磁性体コア11あるいは、前記ポット状の磁性体コア1のいずれかに配置され、インダクタ用端子2a,2bは、先端が折り曲げられた、コの字型の形状であって、該コの字型形状の基部には、窓6a,6bが開けられており、前記巻線4の引き出しワイヤを、前記窓6a,6bを貫通させコの字型形状の基部にはんだ接続した面実装型インダクタとする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として携帯端末、電源機器などに使用されるのに好適な、低背型の面実装型インダクタおよびその製造方法に関する。
従来のインダクタあるいはトランスは、磁性材と巻線と、ボビンとで構成されており、前記ボビンには、端子が配置され、前記巻線の引き出し線が、前記端子に巻かれて、はんだ処理される構成が一般的である。
特許文献1には、インダクダのボビンの端子に巻線の引き出し部が接続された構造が記載されている。
図3は、従来のインダクタ用端子の斜視図である。図3のインダクタ用端子21aは、コの字型形状であって、プレート状磁性体コアの側面に差し込まれ、固定されている。ここで、巻線からの取り出しワイヤー51aが、はんだ7aによって、コの字型形状の上面に固定される。
従来の面実装型インダクタは、以下の問題点があった。第1の問題点は、巻線からの引き出しワイヤと、端子とを接続する時、引き出しワイヤが浮き上がるという問題点である。また、第2の問題点は、引き出しワイヤの位置が定まらないという問題点である。また、第3の問題点は、引き出しワイヤと端子との接続に用いるはんだの量にばらつきが生じ、これによって、高さ寸法がばらつくという問題点がある。また、第4の問題点は、引き出しワイヤと端子との接続の作業がやりにくいという問題点である。
従って、本発明の目的は、組み立ての際の端子処理が簡単で工数が低減され、かつはんだによる寸法の超過を防止した、面実装型インダクタおよびインダクタ用端子ならびにその製造方法を提供することである。
本発明は、プレート状磁性体コアとポット状磁性体コア、あるいは第1のポット状磁性体コアと第2のポット状磁性体コアとが組み合わされた磁性体コアと、巻線と、インダクタ用端子とで構成された面実装型インダクタにおいて、前記インダクタ用端子は、前記プレート状磁性体コア、あるいは前記ポット状磁性体コアのいずれかに配置され、前記インダクタ用端子は、先端が折り曲げられたコの字型の形状であって、該コの字型形状の基部には、窓が開けられており、前記巻線の引き出しワイヤが、前記窓を貫通し、前記基部と引き出しワイヤとがはんだ処理された面実装型インダクタである。
また、本発明は、プレート状磁性体コアとポット状磁性体コア、あるいは第1のポット状磁性体コアと第2のポット状磁性体コアとを組み合わせた磁性体コアと、巻線と、インダクタ用端子とで形成する面実装型インダクタの製造方法において、前記インダクタ用端子を、先端が折り曲げられた、コの字型の形状とし、コの字型形状の基部に、窓を開け、前記先端部に凹状の切り欠きを設け、前記巻線の引き出しワイヤをあらかじめ、インダクタ用端子の前記窓に通してから、前記インダクタ用端子を、前記プレート状磁性体コア、あるいは前記ポット状磁性体コアのいずれかに配置し、前記先端の凹状の切り欠きによって、引き出しワイヤを仮固定し、ついでコの字型形状の基部と引き出しワイヤとをはんだ処理する面実装型インダクタの製造方法である。
本発明によれば、インダクタ用端子によって、(1)ワイヤの位置決めが出来き、また、上面部をくぐらせることで、ワイヤ押さえの作用が有る、(2)側面ではんだ付け出来る窓が設置されているので、はんだ付けが容易であり、又はんだを上面に盛り上がらせないようにできる、(3)インダクタ用端子の折り曲げられた先端部によって、接着なしでインダクタ用端子をコアに取り付けられる、低背型の面実装型インダクタを実現できる。
従って、本発明は、組み立ての際の端子処理が簡単で工数が低減され、かつはんだによる寸法の超過を防止した、面実装型インダクタおよびその製造方法を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態による面実装型インダクタの斜視図である。図1の面実装型インダクタは、ポット状磁性体コア1と、プレート状磁性体コア11と、巻線4(図1(a)ではプレート状磁性体コア11の下側になり、見えない)とインダクタ用端子2a、2bとで構成されるインダクタであって、インダクタ用端子2a、2bは、前記磁性材料の、ポット状磁性体コア1の両側に配置されている。
図2は、本発明の実施の形態によるインダクタ用端子の斜視図である。本発明のインダクタ用端子2aは、先端が折り曲げられたコの字型の形状であって、コの字型形状の基部に窓6aが開けられたインダクタ用端子である。先端の折り曲げられた部分に凹状の切り欠きが形成されている。前記インダクタ用端子2aは、前記磁性材料での、プレート状磁性体コアに配置されており、前記巻線の引き出しワイヤ5aが、前記先端部の凹状切り欠き8を通して、引き出しワイヤ5aが仮固定されており、前記窓6aを貫通し、コの字型形状の基部と引き出しワイヤとがはんだ処理されている。
図2にて、寸法Aは、先端部の凹状切り欠き8の深さであり、また、寸法Bは、引き出しワイヤの外径である。ここで、寸法Aは、引き出しワイヤの外径である寸法Bよりも、大きく設定すると良い。このような寸法にすることにより、引き出しワイヤ5aを痛めずに、前記先端部の凹状切り欠き8内で仮固定できる。インダクタ用端子の折り曲げられた先端部によって、端子の弾性を効果的に利用でき、接着なしでインダクタ用端子をコアに取り付けることができる。
図1の本発明の面実装型インダクタの製造方法は、以下のごとくである。巻線の引き出しワイヤ5aを、インダクタ用端子の窓6a,6bを貫通させてから、前記インダクタ用端子2a,2bをポット状磁性体コア1に配置する。前記先端部の凹状の切り欠き8によって、引き出しワイヤ5aが仮固定される。ついでコの字型形状の基部と引き出しワイヤ5aとをコの字型形状の基部の窓6a,6bの側面ではんだ処理する。側面ではんだ付け出来る窓6a,6bが設置されているので、はんだ付けが容易であり、又はんだが上面に盛り上がらせないようにできる。
次に、プレート状磁性体コア11を組み合わせて磁性体コアとして面実装型インダクタが完成する。図1の例では、インダクタ用端子2a,2bをポット状磁性体コア1に配置したが、インダクタ用端子2a,2bをプレート状磁性体コア11に配置しても良い。
又、はんだ処理を側面から行うことが可能なので、磁性体コアを組み付けた後にはんだ処理することもできる。なお、窓部の上面からはんだ処理を行うことも可能であり、完成品では引き出し線が完全に窓を貫通して外部に出ていなくとも良い。強度的には外部まで貫通している方が良いが、寸法の関係で余分な引き出し線を切断、あるいははんだとともに削ることが必要な場合もある。
なお、図1の例では、プレート状磁性体コア11とポット状磁性体コア1とを組み合わせたが、この他の例として、第1のポット状磁性体コアと第2のポット状磁性体コアとの組み合わせでも、同様の効果が得られる。
1 ポット状磁性体コア
11 プレート状磁性体コア
2a,2b,21a 端子
4 巻線
5a,51a (巻線からの)引き出しワイヤー
6a,6b 窓
7a,71a はんだ
8 先端部の凹状切り欠き
11 プレート状磁性体コア
2a,2b,21a 端子
4 巻線
5a,51a (巻線からの)引き出しワイヤー
6a,6b 窓
7a,71a はんだ
8 先端部の凹状切り欠き
Claims (3)
- プレート状磁性体コアとポット状磁性体コア、あるいは第1のポット状磁性体コアと第2のポット状磁性体コアとが組み合わされた磁性体コアと、巻線と、インダクタ用端子とで構成された面実装型インダクタであって、前記インダクタ用端子は、前記プレート状磁性体コア、あるいは前記ポット状磁性体コアのいずれかに配置され、前記インダクタ用端子は、先端が折り曲げられたコの字型の形状であって、該コの字型形状の基部には、窓が開けられており、前記巻線の引き出しワイヤが、前記窓を貫通し、ついで前記基部と引き出しワイヤとがはんだ処理されたことを特徴とする面実装型インダクタ。
- 前記先端部に凹状の切り欠きが設けられ、前記引き出しワイヤが前記凹状の切り欠きに通されていることを特徴とする請求項1記載の面実装型インダクタ。
- プレート状磁性体コアとポット状磁性体コアとを組み合わせて磁性体コアとし、あるいは第1のポット状磁性体コアと第2のポット状磁性体コアとを組み合わせて磁性体コアとし、巻線と、インダクタ用端子とで形成する面実装型インダクタの製造方法であって、前記インダクタ用端子を、先端が折り曲げられた、コの字型の形状とし、コの字型形状の基部に、窓を開け、前記先端に凹状の切り欠きを形成し、前記巻線の引き出しワイヤをあらかじめ、インダクタ用端子の窓に通してから、前記インダクタ用端子を、前記プレート状磁性体コア、あるいは前記ポット状磁性体コアのいずれかに配置し、前記先端の凹状の切り欠きによって、引き出しワイヤを仮固定し、ついでコの字型形状の基部と引き出しワイヤとをはんだ処理することを特徴とする面実装型インダクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004060194A JP2005251970A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | 面実装型インダクタおよびその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012138640A (ja) * | 2012-04-23 | 2012-07-19 | Fdk Corp | チョークコイル |
CN111906404A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-10 | 中国电子科技集团公司第十四研究所 | 一种双面加热感应线圈及其制作方法 |
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2004
- 2004-03-04 JP JP2004060194A patent/JP2005251970A/ja active Pending
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CN111906404B (zh) * | 2020-08-07 | 2022-03-01 | 中国电子科技集团公司第十四研究所 | 一种双面加热感应线圈及其制作方法 |
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