JPH0544374U - 応力の低減を図つた溶接構造物継手 - Google Patents

応力の低減を図つた溶接構造物継手

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JPH0544374U
JPH0544374U JP10377391U JP10377391U JPH0544374U JP H0544374 U JPH0544374 U JP H0544374U JP 10377391 U JP10377391 U JP 10377391U JP 10377391 U JP10377391 U JP 10377391U JP H0544374 U JPH0544374 U JP H0544374U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接の脚を長くすることなく、また、板厚を
増やさず、しかも補強板を設けることなく応力の低減を
図ったもの。 【構成】 平板状の第1部材1に、少なくとも屈曲した
2面を有する第2部材2を屈曲した2面2a,2bで接
触させた構造物の溶接において、第2部材2の接触面
に、屈曲の交点Oからそれぞれ適宜長さで、小幅の第1
切り欠き3を設け、第1切り欠き3に隣合って凹形の第
2切り欠き4を設けて、第1部材1との接触部を突片5
に形成すると共に、溶接ビ−ド6の止端部の位置7を突
片5の端部より5mm以上離れて、かつ第2切り欠き4
深さL内としたもの。 【効果】 溶接の際の高応力部の低減が可能となり、従
来のように溶接の脚を長くしたり、板厚を厚くしたりす
ることがなく、また、補強板を設けることがないから製
造原価も上昇しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は溶接構造物の継手に係り、特に応力の低減を図った溶接構造物継手に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば図4に示すパワ−ショベルの上部旋回体の上部に設けた作業 機を支えるレボフレ−ム11のように、2枚以上の板材12,13より構成され る溶接構造物においては、図4のP部の詳細を図5に示すように板材を連結する 溶接部Qに高応力が発生する。この場合の応力を低減するには、通常溶接の脚を 長くするか、板厚を増やすか、あるいは、補強板を当てる等の対策がなされてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような対策を行うと応力は低下するものの重量の増加による 運動性能が低下し、また、製造原価も高くなると云う欠点があった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、溶接の脚を長くすることなく、また、板厚を増やさず、 しかも補強板を設けることなく応力の低減を図った溶接構造物継手を提供して従 来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案は、平板状の第1部材に、 少なくとも屈曲した2面を有する第2部材を屈曲した2面で接触させた構造物の 溶接において、該第2部材の接触面に、屈曲の交点からそれぞれ適宜長さで、小 幅の第1切り欠きを設け、該第1切り欠きに隣合って凹形の第2切り欠きを設け て、第1部材との接触部を突片に形成すると共に、溶接ビ−ドの止端部の位置を 該突片の端部より5mm以上離れて、かつ該第2切り欠き深さ内としたことを特 徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成により、溶接により従来高応力部となる部分は溶接されていないから 応力集中は起こらず、したがって全体として応力を低減することができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案にかかる応力の低減を図った溶接構造物継手の一実施例の斜視図 、図2は図1の平面図である。
【0008】 本考案は、平板状の第1部材1に、少なくとも屈曲した2面を有する第2部材 2を屈曲した2面2a,2bで接触させた構造物の溶接において、該第2部材2 の接触面に、屈曲の交点Oからそれぞれ適宜長さで、小幅の第1切り欠き3を設 け、該第1切り欠き3に隣合って凹形の第2切り欠き4を設けて、第1部材1と の接触部を突片5に形成すると共に、溶接ビ−ド6の止端部の位置7を該突片5 の端部より5mm以上離れて、かつ該第2切り欠き4深さL内としたものである 。
【0009】 前記第2部材2の2面2a,2bはそれぞれ第1部材1に接触するように取り 付けられており、2面2a,2bの交点Oから接触面に沿ってそれぞれ適宜長さ に、かつ小幅の第1切り欠き3が設けられている。第1切り欠き3に隣合って凹 形の適宜深さの第2切り欠き4が設けられ、これにより第1部材1との接触面と の間には突片5が形成される。この場合、溶接ビ−ド6の止端部の位置7は突片 5の端部5aから5mm以上で、しかも第2切り欠き4の深さL内にあるように なっている。
【0010】 図3は本考案の溶接継手をレボフレ−ムメインビームに適用した場合を示し、 図6に示した従来と比較して、高応力部8がなくなるから応力を低減できること になる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、平板状の第1部材に、少なくとも屈曲した2面 を有する第2部材を屈曲した2面で接触させた構造物の溶接において、該第2部 材の接触面に、屈曲の交点からそれぞれ適宜長さで、小幅の第1切り欠きを設け 、該第1切り欠きに隣合って凹形の第2切り欠きを設けて、第1部材との接触部 を突片に形成すると共に、溶接ビ−ドの止端部の位置を該突片の端部より5mm 以上離れて、かつ該第2切り欠き深さ内としたから、溶接の際の高応力部の低減 が可能となり、従来のように溶接の脚を長くしたり、板厚を厚くしたりすること がなく、また、補強板を設けることがなくて済み、したがって製造原価も上昇し ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる応力の低減を図った溶接構造物
継手の一実施例を示す斜視による説明図である。
【図2】図1の平面の説明図である。
【図3】本考案のパワ−ショベルのレボフレ−ムメイン
ビーム溶接の適用例の斜視による説明図である。
【図4】従来のパワ−ショベルにおけるレボフレ−ムの
メインビ−ムの溶接の一例を示す斜視による説明図であ
る。
【図5】図4のP部の詳細を示す説明図である。
【図6】従来のパワ−ショベルのレボフレ−ムメインビ
ーム溶接の斜視による説明図である。
【符号の説明】
1 第1部材 2 第2部材 3 第1切り欠き 4 第2 〃 5 突片 6 溶接ビ−ド 7 止端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の第1部材に、少なくとも屈曲し
    た2面を有する第2部材を屈曲した2面で接触させた構
    造物の溶接において、該第2部材の接触面に、屈曲の交
    点からそれぞれ適宜長さで、小幅の第1切り欠きを設
    け、該第1切り欠きに隣合って凹形の第2切り欠きを設
    けて、第1部材との接触部を突片に形成すると共に、溶
    接ビ−ドの止端部の位置を該突片の端部より5mm以上
    離れて、かつ該第2切り欠き深さ内としたことを特徴と
    する応力の低減を図った溶接構造物継手。
JP10377391U 1991-11-22 1991-11-22 応力の低減を図った溶接構造物継手 Expired - Lifetime JP2544741Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120194A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Komatsu Ltd 部品支持具、部品支持構造および建設機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120194A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Komatsu Ltd 部品支持具、部品支持構造および建設機械
JP4704888B2 (ja) * 2005-10-28 2011-06-22 株式会社小松製作所 部品支持具、部品支持構造および建設機械

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