JP3080086U - 構造用鋼材 - Google Patents

構造用鋼材

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steel pipe
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structural steel
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真治 森
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株式会社エムテック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結部となる別鋼材を必要とすることなく、
ボルト接合あるいは高力ボルト接合等による接合を可能
とした、構造用鋼材を提供する。 【解決手段】 構造用鋼材1の連結部3は、角形鋼管2
の端部を圧潰することにより、一体に形成されている。
このため別鋼材を必要とせず、また、溶接等の作業も必
要としないことから、製造コストを削減するとともに、
速やかに作製することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築施工において、鉄骨工事等に用いられる構造用鋼材に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
通常、鉄骨工事においては、構造用鋼材が用いられ、主要なものとしては、H 形鋼、角形鋼管等が挙げられる。構造用鋼材の一般的な接合方法としては、ボル トあるいは高力ボルトによる接合や溶接が用いられている。構造用鋼材を、ボル トによる接合(以下、ボルト接合と称す)あるいは高力ボルトによる接合(以下 、高力ボルト接合と称す)をする場合、ボルトあるいは高力ボルトを挿通させる 為の孔を、構造用鋼材に設ける必要がある。
【0003】 例えば、角形鋼管を、ボルト接合あるいは高力ボルト接合を可能にする方法と しては、ボルトあるいは高力ボルトを挿通させる為の孔を有する別鋼材を用意し 、別鋼材を連結部として、角形鋼管の少なくとも一端側に溶接することによって 、ボルト接合あるいは高力ボルト接合を可能とする方法がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法では、角形鋼管の他に、連結部となる別鋼材が必要であっ た。このため、別鋼材代が材料費として加わり、全体的にコストが高くなってい た。
【0005】 また、角形鋼管と別鋼材とを溶接する作業には、熟練を要し、さらに、角形鋼 管と別鋼材とを溶接する時間も必要であることから、人件費もかかっていた。
【0006】 そこで、本考案は、別鋼材等にかかる材料費と、溶接等の作業に要する労働時 間とを削減し、ボルト接合あるいは高力ボルト接合等による接合を可能とした、 構造用鋼材の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案にかかる構造用鋼材は、周縁形状が四角形の角形鋼管と、該角 形鋼管の少なくとも一端側に設けられ、前記角形鋼管を他の部材に連結する為の 連結部とを備え、前記連結部を、前記角形鋼管の端部に圧潰形成された平板状の 一体形成部材とするものである。
【0008】 したがって、請求項1の考案の構造用鋼材は、角形鋼管と、連結部とが一体形 成される為、従来必要とされていた連結部となる別鋼材が不要になり、さらに、 角形鋼管と連結部との溶接作業も不要になる。
【0009】 請求項2の考案にかかる構造用鋼材は、請求項1に記載の構造用鋼材において 、前記連結部は、前記角形鋼管の左右側面が、圧潰方向の中心部分を折曲部とし て内方に折り曲げた状態で圧潰されているものである。
【0010】 したがって、請求項2の考案の構造用鋼材は、請求項1の考案の構造用鋼材の 作用に加え、角形鋼管の左右側面を、内方に折り曲げた状態で圧潰されている為 、構造用鋼材の強度が増加する。しかも、構造用鋼材の左右の横幅は、圧潰する 前と何ら変わりがない。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態である構造用鋼材について、図1乃至図4に基づき 説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施形態である構造用鋼材の構成を示す斜視図であり、図2 は構造用鋼材について、角形鋼管の端部を圧潰する前の状態を、図1に書き加え たものである。図3は、本考案の一実施形態である構造用鋼材の側面図である。 図4は、連結部3の製造工程の構成を示す説明図である。
【0013】 構造用鋼材1は、図1及び図3に示すように、角形鋼管2と、角形鋼管2を他 の部材(例えば、角形鋼管柱等)に連結する為の連結部3とを備えている。角形 鋼管2と連結部3とは、一体的に形成されている。
【0014】 角形鋼管2は、周縁形状が四角形であり、上面部2a、側面部2b及び底面部 2cから筒状に構成されている。側面部2bは、圧潰方向の中心部分を折曲部と して内方に折り曲げた状態で圧潰される為、側面部2bの高さhは、上面部2a の横幅w以下でなければならず、特に、高さhと横幅wとの長さが等しい場合に は、連結部3全体にわたって四層構造とすることができる。連結部3には、ボル トあるいは高力ボルトを挿通する為の孔4が設けてある。
【0015】 連結部3は、図2に示すように、圧潰される前は、上面部3a、側面部3b及 び底面部3cから構成されている。
【0016】 次に、連結部3の製造工程を、図4に基づいて説明する。まず、角形鋼管2の 端部を、圧潰装置の台座7の上に載せる。このとき、上面部3aの上方には、上 下方向に摺動可能な圧潰部材6が位置し、側面部3bの左右両側には、水平方向 に移動可能な折曲部材5が位置している(図4(a)参照)。
【0017】 なお、台座7は、圧潰する鋼材を置く為のものであり、折曲部材5の先端部5 aが、鋼材の左右両側面の中心部分に位置するように、高さの調節が可能となっ ている。
【0018】 その後、折曲部材5が、側面部3bに横圧をかけると、折曲部材5の先端部5 aは、側面部3bの中心部分3b’を折曲部として、内方に折り曲げる(図4( b)参照)。
【0019】 折曲部材5により側面部3bに折曲形状が付与されると、折曲部材5は元の位 置まで戻り、次に、圧潰部材6が、連結部3の上面部3aを押圧する。側面部3 bは折曲部材5により折曲形状が付与されているので、折曲部材5が元の位置に 戻っても、圧潰部材6が押圧し続けることにより、折曲加工は何ら問題なく施さ れる。したがって、側面部3bは中心部分3b’を折曲部として内方に折り曲げ られ、圧潰部材6と台座7とによって、連結部3の上面部3aと底面部3cとは 平板状に圧潰され、連結部3が形成される(図4(c)参照)。
【0020】 連結部3が平板状に圧潰形成された後、ボルトあるいは高力ボルトを挿通させ る為の孔4が穿設される。
【0021】 このように、上記実施形態の構造用鋼材1では、連結部3を角形鋼管2の端部 を圧潰して形成する為、一体形成部材とすることができる。このため、別鋼材を 必要とせず、溶接等の作業も必要としないことから、製造コストが削減できる。 また連結部3は、側面部3bを内方に折り曲げた状態で圧潰されている為、構造 用鋼材1の強度は増加している。引張試験及び圧縮試験を行った結果、従来より も引張強度を約25〜30%増加させることができ、圧縮強度を約60〜90% 増加させることができた。また、構造用鋼材1の横幅も変化しない為、従来と同 様に、運搬や施工においても問題なく使用できる。
【0022】 ところで、本考案の一実施形態としての構造用鋼材1では、角形鋼管2の両端 部に連結部3を形成するものを示したが、角形鋼管2の一端にのみ形成してもよ い。
【0023】 また、本考案の実施形態の説明では、角形鋼管2の両端部の連結部3が各々同 一向きに圧潰形成されるものを示したが、両端部の連結部3が各々直交する関係 となるように圧潰形成されるものであっても構わない。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案の構造用鋼材は、角形鋼管と連結部とを一体形 成できる為、余分な材料費がかからず、また、角形鋼管と連結部とを溶接する人 手と手間も省ける為、全体的にかなりコストを削減することができる。さらに、 構造用鋼材の強度も増加させることができる。
【0025】 請求項2の考案の構造用鋼材は、請求項1の考案の構造用鋼材の効果に加えて 、連結部が内方に折り曲げた状態で圧潰されている為、左右の横幅は変化しない 。したがって、構造用鋼材を工場から運搬する際にも整列させることができ、さ らに、建築施工においても、鉄骨工事に本考案の構造用鋼材を使用した場合、後 の他工事には、何の支障も及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態である構造用鋼材の構成を
示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施形態である構造用鋼材につい
て、角形鋼管の端部を圧潰する前の状態を、図1に書き
加えたものである。
【図3】本考案の一実施形態である構造用鋼材の側面図
である。
【図4】連結部の製造工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 構造用鋼材 2 角形鋼管 3 連結部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁形状が四角形の角形鋼管と、 該角形鋼管の少なくとも一端側に設けられ、前記角形鋼
    管を他の部材に連結する為の連結部とを備える構造用鋼
    材において、 前記連結部を、前記角形鋼管の端部に圧潰形成された平
    板状の一体形成部材とすることを特徴とする構造用鋼
    材。
  2. 【請求項2】 前記連結部は、前記角形鋼管の左右側面
    が、圧潰方向の中心部分を折曲部として内方に折り曲げ
    た状態で圧潰されていることを特徴とする請求項1に記
    載の構造用鋼材。
JP2001001159U 2001-03-07 2001-03-07 構造用鋼材 Expired - Lifetime JP3080086U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018164941A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 Toto株式会社 吊り架台の製造方法
JP2018165471A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 Toto株式会社 吊り架台

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